JP2013150735A - ミキサー食製造機 - Google Patents

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Abstract

【課題】目的量よりも大きい容量のミキサーを用いる場合であっても、粘流体が上方へ移動せずミキサーカッター付近に留まり対象物を混合可能なミキサーカッターを提供することを目的とする。
【解決手段】 ミキサー容器(1)の底部(10)に設けられるミキサーカッター(2)であって、前記ミキサーカッター(2)は、回転軸(3)と軸支持部(4)とブレード部(5)とを有しており、前記回転軸(3)には、前記ブレード部(5)のブレード中心(50)を固定する、ブレード固定部(30)が設けられており、前記ブレード固定部(30)が存在する略水平平面(H)を境界として、ブレード固定部上側領域(HU)とブレード固定部下側領域(HD)とが設定されており、前記ブレード部(5)は、前記略水平平面(H)と固定部下側領域(HD)のみを移動すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、食品や飲料などを混合するミキサーに設けられるミキサーカッターとこのミキサーカッターを設置したミキサー食製造機に関するものである。
従来、ミキサーは、食材、食材と液体の混合物、かき氷などを作るのに利用されている。一般的にミキサーは、ミキサー容器と、ミキサー容器低部に設けるミキサーカッターとを少なくとも持つものである。本来、ミキサーの利用方法は、最適な容量のミキサー容器を設定して、使用することが想定されていたものである。
しかしながら、容量の異なるミキサー容器やミキサー本体を常備しておくことは困難であった。その結果、目的量に対して容量の大きいミキサーを利用すると作成した粘流体が勢いで上方へ移動し混合が困難となった。すなわち、ブレード固定部上側領域の刃が粘流体を上方に巻き上げてしまい、破壊混合を行なわなければいけない食材の固体が残ってしまうものであった。(例えば特許文献1)
特開2003ー14956号公報
そこでこの発明は、目的量よりも大きい容量のミキサーを用いる場合であっても、粘流体が上方へ移動せずミキサーカッター付近に留まり対象物を混合可能なミキサーカッターを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本件発明は以下の手段を用いた。
(請求項1記載の発明)
請求項1記載の発明は、ミキサー容器の底部に設けられるミキサーカッターであって、前記ミキサーカッターは、回転軸と軸支持部とブレード部とを有しており、前記回転軸には、前記ブレード部のブレード中心を固定する、ブレード固定部が設けられており、前記ブレード固定部が存在する略水平平面を境界として、ブレード固定部上側領域とブレード固定部下側領域とが設定されており、前記ブレード部は、前記略水平平面と固定部下側領域のみを移動することを特徴とする。
(請求項2記載の発明)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明従属するものであり、前記軸支持部の外側は、円錐台形状に形成されており、前記ブレード部は、水平刃と下反角付刃とを有しており、前記水平刃は略水平に設けられ、前記下反角付刃は、前記円錐台形状に沿う形状であると共に間隔を空けて設けられていることを特徴とする。
(請求項3記載の発明)
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明に従属するものであり、円錐台形状とした軸支持部の高さを、20mm〜40mmとしたことを特徴とする。
(請求項4記載の発明)
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明に従属するものであり、前記軸支持部外側の表面と下反角付刃の先端との間隔を1.5mm〜5.5mmとし、軸支持部の頂上からブレード中心までの高さを4mm〜7mmとしたことを特徴とする。
(請求項5記載の発明)
請求項5記載の発明は、請求項4記載のミキサーカッターを設けたミキサー食製造機であって、ミキサーカッターの回転速度を毎分15000〜25000回転としたことを特徴とする。
(請求項6記載の発明)
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明に従属するものであり、前記軸支持部(4)の内部(41)には、前記回転軸(3)用のベアリング(31)を設けると共に、空間(42)を設け、前記回転軸(3)からの熱を断熱させることを特徴とする。
(請求項1記載の発明の効果)
請求項1記載の発明は、従来技術のようにブレード固定部上側領域にブレード部の刃が存在せず、ブレード部は固定部下側領域のみを移動する。したがって、ミキサー容器内の粘流体を巻き上げる力が小さく、ミキサー容器より少ない容量であっても食材や流体の破壊混合することができるものである。
(請求項2記載の発明の効果)
請求項2記載の発明は、前記軸支持部の外側が円錐台形状に形成され、下反角付刃がそれに沿う形状である。これによって局部的に流体の挙動が乱れる現象は発生せず、吹き溜まりのような渦により混合が妨げられないものである。
(請求項3記載の発明の効果)
円錐台形状とした軸支持部とすると、ミキサー底部に存在する物体が下反角付刃の切断混合位置に移動し、少量の対象物(食物、飲料など)でも均一な破壊混合が可能となる。
(請求項4記載の発明の効果)
軸支持部の外側表面と下反角付刃との間隔は、請求項4記載の数値に設定するのが好ましい。
このように設定すると、回転時に下反角付刃の先端付近の滞留する食材が少なくなる、また、支持部の頂点と刃の取付け部との空間は処理物が堆積しにくくなり、混合しやすく使用後の洗浄もしやすくなる。
(請求項5記載の発明の効果)
介護や乳児の育児においては、ミキサーで食品を予め粉砕し、消化を良くすることが多い。
例えば、全粥は、澱粉質の経時変化が大きく、粒があり不均一な食物である。このことから重度の嚥下障害者には適していない。これに対して、ミキサーを用いて作成された粥(通称ミキサー粥)は、粘りがなく乳児や病人や老人が飲み込み易く、近年注目されている。このような事情から、ミキサー食製造機が開発されている。請求項5記載のミキサーカッターを用いた請求項5記載のミキサー食製造機は、前述のミキサー粥などを提供するのに最適である。
(請求項6記載の発明の効果)
請求項6記載の発明は、回転軸の熱によりベアリングが焦げる問題を空間の冷却作用により解消し、ブレード部の高速回転を可能とすることができる。
図1は、ミキサー本体の全体図である。 図2は、ミキサー本体の分解斜視図である。 図3は、ミキサーカッターの全体斜視図である。 図4は、回転軸と軸支持部の部分断面図である。 図5は、ミキサーカッター側面の部分断面図である。 図6は、ミキサーカッター正面の部分断面図である。 図7は、ブレード部の(a)上面図(b)側面図(c)正面図である。 図8は、この発明を実施するための意匠形態の意匠図面である。
以下にこの発明のミキサーカッター及び前記ミキサーカッターを設けたミキサー食製造機を実施例として示す各図と共に説明する。
〔1.ミキサー本体Mについて〕
この発明に記載のミキサー(mixer)とは、英語ではブレンダー(blender)と呼ばれる装置であり、ジュースやスープやかき氷等を作る時に、果物や野菜や氷等を非常に細かく砕く為の装置である。したがって、米国等において英語でいうミキサー(泡だて器またはハンドミキサー)とは全く異なるものである。
図1はミキサー本体Mの全体図であり、図2はミキサー本体Mの分解斜視図である。
ミキサー本体Mは、図1および図2に示すように、ミキサー容器1と、ミキサー容器底部10と、容器下部11と、動力部カバー12と、スイッチ類13と、容器蓋14と、覗き蓋15と、ゴムパッキン16からなる。
ミキサー本体Mの内部には、図2に示すように、ミキサー容器底部10と容器下部11にかけて、ミキサーカッター2が収納されている。ミキサーカッター2は、ナット20と、ブレード部5と、軸支持部4と、ダイナリップシール21と、回転軸3と、複数のベアリング31と、カップリング22とによって構成されている。
上述した構成により、ミキサー本体Mは、スイッチ類13を操作することによって、ブレード部5を回転させ、果物や野菜や氷や粥などを粉砕し、粘流動体を作成するものである。
特に、粥やご飯または米をミキサー本体で粉砕し、作成した流動食(ミキサー粥)は、乳児の離乳食用や、病人や老人の食事用として用いられている。
ミキサー容器1の容量は、1000cc〜2000ccとするのが好ましい。
〔2.ミキサーカッター2について〕
図3はミキサーカッター2の全体斜視図である。図4は回転軸3と軸支持部4の部分断面図である。図5はミキサーカッター2側面の部分断面図である。図6はミキサーカッター2正面の部分断面図である。
ミキサーカッター2は、図2〜図6に示すように、ミキサー容器底部10に設けられ、軸支持部4と、軸支持部4の中心を貫通する回転軸3と、回転軸3に貫通されたブレード部5中心50を組み合わせたものである。
ナット20が回転軸3に螺着されており、ブレード部5は回転軸3によって回転するものである。回転軸3はカップリング22に接続されたモーターなどの動力によって回転するものである。
〔3.回転軸3について〕
回転軸3は真っ直ぐな軸であり、図4に示すように、ブレード部5を取り付けるためのブレード固定部30と、ナット20に対し雄部材として螺着されるナット締結部32と、カップリング22に対して雄部材として螺着されるカップリング締結部33を有する。
そして、回転軸3の周囲には、粘流体の侵入を防ぐダイナリップシール21、軸支持部4との摩擦を軽減させるベアリング31が設けられている。ベアリング31は、2つ設けるのが好ましい。
ダイナリップシール21はオイルシールであり、ダイナリップシール21の外周にはシールリング23が設けられている。シールリング23には、PTFEシールリング(ポリテトラフルオロエチレンシールリング)、PTFE被覆シールリングを用いるのが好ましい。このようなPTFE系シールリングを用いると良い。PTFEはテフロン(登録商標)として知られており、PTFEを用いるとシールリング23の摩擦を小さくすることができ、長期間利用可能なミキサーとなる。
〔4.略水平面Hについて〕
ミキサー本体1を水平な台に置くと、回転軸3は垂直な状態となる。この時、回転軸3のブレード固定部30のある位置を基準として、略水平面Hを設定する。この発明における略水平とは、水平面に水平刃6のフラッピングによる上下動の幅を含ませた概念である。
この略水平面Hは、図4に示すように、ブレード固定部上側領域Huとブレード固定部下側領域Hdとの境界面となるものである。
ブレード固定部上側領域Huはミキサー容器2の中心付近で終了し、ブレード固定部下側領域Hdは、後述する軸支持部4のフランジ部43付近で終了する。
〔5.軸支持部4について〕
軸支持部4は、図2に示すように、ミキサー容器底部2にフランジ部43によって設置されるものである。軸支持部4の外側40は、図4に示すように稜線の傾斜角は65°の円錐台形状に形成されている。図4に示す軸支持部4の高さT4を、20mm〜40mmとするのが好ましい。前述の比率であると、ミキサー容器1内に入れる食物等が少ない場合であっても、ムラのない破壊混合が可能となる。
軸支持部4の内部41は、図4に示すように、空間42が形成されている。空間42はフランジ部43を通過し、下側に空気が流れる態様であると共に、ベアリング31を囲む態様で形成されている。
この空間42によって、回転軸3およびベアリング31から発生した熱は、放出される。熱放出を可能な形状としたことによって、回転軸3の回転数を、毎分15000〜25000回転の高速回転に設定することができる。
〔6.ブレード部5について〕
図7はブレード部5の(a)上面図(b)側面図(c)正面図である。
ブレード部5は、図7に示すようにブレード部中心50に長孔を有している。
この長孔は前述のナット締結部32を通過するものであり、ブレード部中心50はナット20によってブレード固定部30の位置に固定される。図4に示す軸支持部4の頂上からブレード中心50までの高さT30を4mm〜7mmとするのが好ましい。
前記ブレード部5は、図5〜図7に示すように、水平刃6と下反角付刃7とを有しており、水平刃6は略水平に設けられ、下反角付刃7は円錐台形状の軸支持部4に沿う形状である。
軸支持部4外側40の表面と下反角付刃7の先端との間隔Lは、1.5mm〜5.5mmとするのが好ましい。間隔Lが前述のような値であると、軸支持部4の外側40周辺と下反角付刃7の先端付近の平行距離が狭くなり、ブレード部5の回転時に滞留する食材が少なくなる。
また、高さT30が前述の値であると、軸支持部3の上面とブレード固定部30との空間に、破壊混合の対象物が堆積しにくくなり、使用後に使用者が洗浄しやすくなる。
〔7.各部品の材質および寸法について〕
図1〜図6に基づき、部品の材質および寸法について説明する。
回転軸3には、全長38.5mm、直径8mmのSUS630ステンレス鋼材(表面硬度HRC40以上)を用いた。直径8の公差は+0.002、−0.001、表面粗さはRa0.2とすることにより安定した回転を可能にしており、結果としてダイナリップシールの摩耗を減らし、長期間利用可能にしている。ブレード固定部30の溝幅は、1.5mmとした。
軸支持部4には、SUS630ステンレス鋼材を用いた。フランジ部43は厚さ5mm、外径67.5mmとした。円錐台底面の外径は、48.5mmとした。円錐台上面の外径は30mmとし、角部にテーパー加工を施した。円錐台上面に設けられた、回転軸3が挿通する孔は、外径12mmとした。空間42は、内径26mmとし、最大外径40.5mmを徐々に縮径させた。
カップリング22およびベアリング31は、外径22のものを用いた。
ベアリング31は内外輪がステンレス鋼材で内径8mm、厚み7mmとした。シール形状は両側接触ゴムシール型とし、潤滑剤は食品衛生法に対応したグリスを使用した。
図7(a)〜(c)に基づき、部品の材質および寸法について説明する。
ブレード部5は、焼き入れ硬度HRC40〜45のSUS420J2ステンレス鋼材を用い、厚さは1.5mmとし、刃60および刃70の刃先角は35°とした。水平刃6は全長58mmとし、折り曲げられている下反角付刃7は全長78mmとした。
ブレード部中心50の長孔は、6mm×5mmとし、短辺を弧状とした。
図7(b)に示す下反角付刃7の曲げ角度θを115°とし、Rを6.5とした。
この発明は、介護施設などにおいて1〜3人の介護者に対するミキサー食を製造するのに、非常に適している。すなわち、栄養を厳重に管理しなければならない一人分ミキサー食も、同時に複数人分を用意しなければならない数人分も、このミキサーカッターを用いたミキサーであれば、一台で製造することができる。
その他、一般家庭用においても、米、ひじき、野菜などのミキサー食を製造するのに利用できる。
1 ミキサー容器(1)
10 底部10
2 ミキサーカッター
3 回転軸
30 ブレード固定部
31 ベアリング
4 軸支持部
40 外側
41 内部
42 空間
5 ブレード部
50 ブレード中心
6 水平刃
7 下反角付刃
H 略水平平面
HU ブレード固定部上側領域
HD ブレード固定部下側領域
L 間隔
T4 軸支持部の高さ
T30 軸支持部の頂上からブレード中心までの高さ
上記目的を達成するために本件発明は以下の手段を用いた。
(請求項1記載の発明)
請求項1記載の発明は、ミキサー容器の底部に、ミキサーカッターを設け、ミキサーカッターの回転速度を毎分15000〜25000回転としたミキサー食製造機であって、前記ミキサーカッターは、回転軸と軸支持部とブレード部とを有しており、前記回転軸には、前記ブレード部のブレード中心を固定する、ブレード固定部が設けられており、前記ブレード固定部が存在する略水平平面を境界として、ブレード固定部上側領域とブレード固定部下側領域とが設定されており、前記軸支持部の外側は、円錐台形状に形成されており、円錐台形状とした軸支持部の高さを、20mm〜40mmとし、前記軸支持部の内部には、前記回転軸用のベアリングを設けると共に、空間を設け、前記回転軸からの熱を断熱させるものとし、前記ブレード部は、前記略水平平面と固定部下側領域のみを移動する、水平刃と下反角付刃とを有しており、前記水平刃は、略水平に設けられ、前記下反角付刃は、前記円錐台形状に沿う形状であると共に間隔を空けて設けられたことを特徴とする。
(請求項2記載の発明)
請求項2記載の発明は、請求項1記載のミキサー食製造機であって、前記軸支持部外側の表面と下反角付刃の先端との間隔を1.5mm〜5.5mmとし、軸支持部の頂上からブレード中心までの高さを4mm〜7mmとしたことを特徴とする。
(請求項1記載の発明の効果)
請求項1記載の発明は、従来技術のようにブレード固定部上側領域にブレード部の刃が存在せず、ブレード部は固定部下側領域のみを移動する。したがって、ミキサー容器内の粘流体を巻き上げる力が小さく、ミキサー容器より少ない容量であっても食材や流体の破壊混合することができるものである。
さらに、この発明は、前記軸支持部の外側が円錐台形状に形成され、下反角付刃がそれに沿う形状である。これによって局部的に流体の挙動が乱れる現象は発生せず、吹き溜まりのような渦により混合が妨げられないものである。
円錐台形状とした軸支持部とすると、ミキサー底部に存在する物体が下反角付刃の切断混合位置に移動し、少量の対象物(食物、飲料など)でも均一な破壊混合が可能となる。
介護や乳児の育児においては、ミキサーで食品を予め粉砕し、消化を良くすることが多い。
例えば、全粥は、澱粉質の経時変化が大きく、粒があり不均一な食物である。このことから重度の嚥下障害者には適していない。これに対して、ミキサーを用いて作成された粥(通称ミキサー粥)は、粘りがなく乳児や病人や老人が飲み込み易く、近年注目されている。このような事情から、ミキサー食製造機が開発されている。このミキサーカッターを用いたミキサー食製造機は、前述のミキサー粥などを提供するのに最適である。
さらに、このミキサー食製造機は、回転軸の熱によりベアリングが焦げる問題を空間の冷却作用により解消し、ブレード部の高速回転を可能とすることができる。
(請求項2記載の発明の効果)
軸支持部の外側表面と下反角付刃との間隔は、請求項2記載の数値に設定するのが好ましい。
このように設定すると、回転時に下反角付刃の先端付近の滞留する食材が少なくなる、また、支持部の頂点と刃の取付け部との空間は処理物が堆積しにくくなり、混合しやすく使用後の洗浄もしやすくなる。
(請求項1記載の発明)
請求項1記載の発明は、ミキサー容器の底部に、ミキサーカッターを設け、ミキサーカッターの回転速度を毎分15000〜25000回転とし粥やご飯または米をミキサー本体で粉砕しミキサー粥とするミキサー食製造機であって、前記ミキサーカッターは、回転軸と軸支持部とブレード部とを有しており、前記回転軸には、前記ブレード部のブレード中心を固定する、ブレード固定部が設けられており、前記ブレード固定部が存在する略水平平面を境界として、ブレード固定部上側領域とブレード固定部下側領域とが設定されており、前記軸支持部の外側は、円錐台形状に形成されており、円錐台形状とした軸支持部の高さを、20mm〜40mmとし、前記軸支持部の内部には、前記回転軸用のベアリングを設けると共に、空間を設け、前記回転軸からの熱を断熱させるものとし、前記ブレード部は、前記略水平平面と固定部下側領域のみを移動する、水平刃と下反角付刃とを有しており、前記水平刃は、略水平に設けられ、前記下反角付刃は、前記円錐台形状に沿う形状であると共に間隔を空けて設けられ、前記下反角付刃の先端は、フランジ部近傍を移動するものとしたことを特徴とする。

Claims (6)

  1. ミキサー容器(1)の底部(10)に設けられるミキサーカッター(2)であって、
    前記ミキサーカッター(2)は、回転軸(3)と軸支持部(4)とブレード部(5)とを有しており、
    前記回転軸(3)には、前記ブレード部(5)のブレード中心(50)を固定する、ブレード固定部(30)が設けられており、
    前記ブレード固定部(30)が存在する略水平平面(H)を境界として、ブレード固定部上側領域(HU)とブレード固定部下側領域(HD)とが設定されており、
    前記ブレード部(5)は、前記略水平平面(H)と固定部下側領域(HD)のみを移動する
    ことを特徴とするミキサーカッター。
  2. 前記軸支持部(4)の外側(40)は円錐台形状に形成されており、
    前記ブレード部(5)は、水平刃(6)と下反角付刃(7)とを有しており、
    前記水平刃(6)は、略水平に設けられ、
    前記下反角付刃(7)は、
    前記円錐台形状に沿う形状であると共に間隔(L)を空けて設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のミキサーカッター。
  3. 円錐台形状とした軸支持部(4)の高さ(T4)を、
    20mm〜40mmとした
    ことを特徴とする請求項2記載のミキサーカッター。
  4. 前記軸支持部(4)外側(40)の表面と下反角付刃(7)の先端との
    間隔(L)を1.5mm〜5.5mmとし、
    軸支持部(4)の頂上からブレード中心(50)までの高さ(T30)を
    4mm〜7mmとした
    ことを特徴とする請求項3記載のミキサーカッター。
  5. 請求項4記載のミキサーカッターを設けたミキサー食製造機であって、
    ミキサーカッターの回転速度を毎分15000〜25000回転とした
    ことを特徴とするミキサー食製造機。
  6. 前記軸支持部(4)の内部(41)には、
    前記回転軸(3)用のベアリング(31)を設けると共に、空間(42)を設け、
    前記回転軸(3)からの熱を断熱させる
    ことを特徴とする請求項5記載のミキサー食製造機。
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