JP2013148708A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クリーニング装置11は、像担持体2の表面に当接又は近接して配置される先端部121を有すると共に像担持体2の表面に付着したトナーを掻き落とす掻き落とし部材120と、自由端部131が掻き落とし部材120の先端部121側の部分に当接又は近接する位置である受止位置と、自由端部131が掻き落とし部材120の先端部121側の部分から離れる位置である離間位置とに移動可能なトナー受止部130と、トナー受止部130が受止位置又は離間位置に位置するように、トナー受止部130を回転又は回動可能に支持する支持部140と、トナー受止部130が受止位置に位置するように所定の付勢力で付勢する付勢部141と、を備える。
【選択図】図2
Description
クリーニングブレードを備えるクリーニング装置においては、クリーニングブレードの先端部と感光体ドラムの表面との間には、潤滑剤としてのトナーが必要である。クリーニングブレードの先端部に潤滑剤としてのトナーが供給されないと、クリーニングブレードの先端部への負荷が増大して、クリーニングブレードの先端部の破損につながる可能性があるためである。
また、本発明は、前記クリーニング装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明によれば、前記クリーニング装置を備える画像形成装置を提供することができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態のプリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。
以下の説明において、プリンター1の前側に立ったユーザから見て、左右方向を矢印XのX方向とし、前後(奥行き)方向を矢印YのY方向(図2参照)とし、上下方向(垂直方向)を矢印ZのZ方向とする。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザースキャナーユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラー37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びクリーニング装置11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラー8及び対向ローラー18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
クリーニング装置11a、11b、11c、11dの詳細については後述する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容するケース体としての給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置される給送部としてのカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラー対81とからなる重送防止機構を備える。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻し搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
クリーニングブレード120は、図2及び図3に示すように、先端部121を有する。先端部121は、感光体ドラム2における1次転写ニップN1よりも感光体ドラム2の回転方向の下流側において、感光体ドラム2の表面に当接又は近接して配置される。
クリーニングブレード120の後端部122(クリーニングブレード120の先端部121と反対側の部分)は、取り付け板123によってハウジング110に取り付けられる。
クリーニングブレード120は、例えば、ポリウレタンゴム等により構成されている。
トナー受止部130は、例えば、金属(例えば、SUS(ステンレス鋼))や、ABS樹脂等で構成されている。
これにより、トナー受止部130は、コイルバネ部材141の所定の付勢力を超えた所定以上の重さのトナーを受け止めたときに、受止位置(図2参照)から離間位置(図3参照)に移動するように支持部140を中心に回動する。
また、トナー受止部130は、トナー受止部130が受止位置(図2参照)から離間位置(図3参照)に移動した場合にトナー受止部130に受け止められたトナーが落下することで、コイルバネ部材141の付勢力により、離間位置(図3参照)から受止位置(図2参照)に戻るように移動される。
給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラー対81によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、中間ローラー対82により、レジストローラー対80に搬送される。
レジストローラー対80においては、用紙Tのスキュー補正や、トナー画像とのタイミング調整が行われる。
その後、用紙Tは、中間転写ベルト7と2次転写ローラー8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーが溶融し、トナーが用紙Tに定着される。
このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。
図2に示すように、中間転写ベルト7による1次転写後の感光体ドラム2の表面には、残留したトナーが付着している。この状態で、感光体ドラム2が第1回転軸J1を中心に回転することにより、感光体ドラム2の表面に付着したトナーは、感光体ドラム2とクリーニングブレード120とが対向する部分に搬送される。
クリーニングブレード120により感光体ドラム2の表面から掻き落とされたトナーは、トナー受止部130に受け止められる。
このトナー受止部130の受止位置(図2参照)から離間位置(図3参照)への移動、及び、離間位置(図3参照)から受止位置(図2参照)に戻る移動は、クリーニング装置11の動作中において、繰り返し継続して行われる。
本実施形態においては、クリーニング装置11は、感光体ドラム2の表面に当接又は近接して配置される先端部121を有し、感光体ドラム2の表面に付着したトナーを掻き落とすクリーニングブレード120と、クリーニングブレード120により感光体ドラム2の表面から掻き落とされたトナーを受け止めるトナー受止部130であって、自由端部131を有し、自由端部131がクリーニングブレード120の先端部121側の部分に当接又は近接する位置である受止位置(図2参照)と、自由端部131がクリーニングブレード120の先端部121側の部分から離れる位置である離間位置(図3参照)とに移動可能なトナー受止部130と、トナー受止部130における自由端部131と反対の端部側に設けられ、トナー受止部130が受止位置(図2参照)又は離間位置(図3参照)に位置するように、トナー受止部130を回動可能に支持する支持部140と、トナー受止部130が受止位置(図2参照)に位置するように所定の付勢力で付勢するコイルバネ部材141と、を備え、トナー受止部130は、コイルバネ部材141の所定の付勢力を超えた所定以上の重さのトナーを受け止めたときに、受止位置(図2参照)から離間位置(図3参照)に移動するように支持部140を中心に回動する。
また、トナー受止部130は、コイルバネ部材141の所定の付勢力を超えた所定以上の重さのトナーを受け止めたときに、受止位置(図2参照)から離間位置(図3参照)に移動するように支持部140を中心に回動して、トナー受止部130に溜まったトナーを落下させる。これにより、また、トナー受止部130に溜まったトナーは、所定以上の重さになったときに廃棄される。これにより、古いトナーが廃棄されるため、クリーニングブレード120の先端部121にトナーが長時間滞留することを低減することができる。
また、クリーニングブレード120の先端部121にトナーが長時間滞留することを低減することができるため、クリーニングブレード120により掻き落とされたトナーが過度に帯電する現象であるチャージアップ現象を低減することができる。これにより、感光体ドラムの表面への放電(リーク現象)の発生を低減することができ、感光体ドラムの表面に損傷が生じることを低減することができる。
次に、第2実施形態のクリーニング装置11Aについて、図面を参照しながら説明する。なお、第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。図4は、第2実施形態のプリンター1におけるクリーニング装置11Aの各構成要素を説明するための断面図である。
図4に示すように、第2実施形態のクリーニング装置11Aは、第1実施形態と比べて、主として、クリーニング回転体としてのクリーニングローラー160が設けられている点が異なる。
クリーニングローラー160は、円筒形状の部材からなり、感光体ドラム2の表面からトナーや放電生成物を除去するローラーである。クリーニングローラー160は、クリーニングブレード120の先端部121よりも感光体ドラム2の回転方向の上流側に、感光体ドラム2の表面に摺接して配置される。
本実施形態においては、第1回転軸J1に平行な第2回転軸J2を中心に回転可能であって、クリーニングブレード120の先端部121よりも感光体ドラム2の回転方向の上流側に、感光体ドラム2の表面に摺接して配置されるクリーニングローラー160であって、トナー受止部130に受け止められたトナーに接触可能に配置されるクリーニングローラー160を更に備える。
そのため、トナー受止部130に受け止められて溜まったトナーは、クリーニングローラー160の表面に接触する。これにより、クリーニングローラー160の表面には、トナーが保持されて、トナー層が形成される。従って、クリーニングローラー160における感光体ドラムの表面を研磨する研磨力を高めることができる。その結果、感光体ドラム2の表面に付着した残留トナーや放電生成物等を効果的に除去することができる。
次に、第3実施形態のクリーニング装置11Bについて、図面を参照しながら説明する。なお、第3実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。図5は、第3実施形態のプリンター1におけるクリーニング装置11Bの各構成要素を説明するための断面図であって、トナー受止部130aが受止位置に位置する場合を示す図である。図6は、第3実施形態のプリンター1における主に板バネ部材142aから142dの構成を説明する図である。図7は、第3実施形態のプリンター1におけるクリーニング装置11Bの各構成要素を説明するための断面図であって、トナー受止部130aが離間位置に位置する場合を示す図である。
支持部140Aは、複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dそれぞれが受止位置(図5参照)又は離間位置(図7参照)に位置するように、複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dそれぞれを回転可能に支持している。
複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dは、Y方向において、感光体ドラム2よりも長く形成される。
ここで、図7に示すように、所定のトナー受止部130aのトナー受止部130bは、支持部140Aを中心に回転する際に、感光体ドラム2の表面に接触して、感光体ドラム2の表面のトナーを掻き落とすと共に、クリーニングブレード120の先端部121の近傍に溜まった古いトナーを下方側に掃き出して廃棄する。
続けて、複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dそれぞれが板バネ部材142aの所定の付勢力を超えた所定以上の重さのトナーを受け止めたときに、受止位置から離間位置に順次移動するように、支持部140Aを中心に、図5から図7に示す矢印方向に回転する。複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dそれぞれは、支持部140Aを中心に回転する動作が繰り返し継続して行われる。
繰り返し継続して行われる各トナー受止部130a,130b,130c,130dの動作については、前述の所定のトナー受止部130aの動作と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態においては、トナー受止部130a,130b,130c,130dを複数備え、複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dそれぞれは、支持部140Aから放射状に延びるように配置され、支持部140Aは、複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dそれぞれが受止位置(図5参照)又は離間位置(図7参照)に位置するように、複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dそれぞれを回転可能に支持しており、複数のトナー受止部130a,130b,130c,130dのうちの所定のトナー受止部130a,130b,130c,130dが受止位置(図5参照)から離間位置(図7参照)に移動した場合に、所定のトナー受止部130a,130b,130c,130dとは異なるトナー受止部130a,130b,130c,130dが受止位置(図5参照)に位置するように、支持部140Aを中心に回転する。
例えば、前記第1実施形態では、トナー受止部を1つのトナー受止部130で構成し、前記第3実施形態では、トナー受止部を4つのトナー受止部130a,130b,130c,130dで構成したが、これに制限されない、トナー受止部を、2つ、3つ又は5つ以上で構成してもよい。
本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、プリンターのほか、コピー機、ファクシミリ、又はこれらの複合機等であってもよい。
Claims (6)
- 第1回転軸を中心に回転可能な像担持体の表面を清掃するクリーニング装置であって、
前記像担持体の表面に当接又は近接して配置される先端部を有し、前記像担持体の表面に付着したトナーを掻き落とす掻き落とし部材と、
前記掻き落とし部材により前記像担持体の表面から掻き落とされたトナーを受け止める1又は複数のトナー受止部であって、自由端部を有し、該自由端部が前記掻き落とし部材の先端部側の部分に当接又は近接する位置である受止位置と、該自由端部が前記掻き落とし部材の先端部側の部分から離れる位置である離間位置とに移動可能な1又は複数のトナー受止部と、
前記トナー受止部における前記自由端部と反対の端部側に設けられ、前記トナー受止部が前記受止位置又は前記離間位置に位置するように、前記トナー受止部を回転又は回動可能に支持する支持部と、
前記トナー受止部が前記受止位置に位置するように所定の付勢力で付勢する付勢部と、を備え、
前記トナー受止部は、前記付勢部の所定の付勢力を超えた所定以上の重さのトナーを受け止めたときに、前記受止位置から前記離間位置に移動するように前記支持部を中心に回転又は回動する
クリーニング装置。 - 前記支持部は、前記トナー受止部が前記受止位置又は前記離間位置に位置するように、前記トナー受止部を回動可能に支持しており、
前記付勢部は、前記トナー受止部が前記受止位置に位置するように、前記トナー受止部を所定の付勢力で付勢しており、
前記トナー受止部が前記受止位置から前記離間位置に移動した場合に前記トナー受止部に受け止められたトナーが落下することで、前記トナー受止部は、前記付勢部の付勢力により、前記離間位置から前記受止位置に戻るように移動される
請求項1に記載のクリーニング装置。 - 前記第1回転軸に平行な第2回転軸を中心に回転可能であって、前記掻き落とし部材の先端部よりも前記像担持体の回転方向の上流側に前記像担持体の表面に摺接して配置されるクリーニング回転体であって、前記トナー受止部に受け止められたトナーに接触可能に配置されるクリーニング回転体を更に備える
請求項1又は2に記載のクリーニング装置。 - 前記トナー受止部を複数備え、
前記複数のトナー受止部それぞれは、前記支持部から放射状に延びるように配置され、
前記支持部は、前記複数のトナー受止部それぞれが前記受止位置又は前記離間位置に位置するように、前記複数のトナー受止部それぞれを回転可能に支持しており、
前記複数のトナー受止部のうちの所定の前記トナー受止部が前記受止位置から前記離間位置に移動した場合に、前記所定のトナー受止部とは異なるトナー受止部が前記受止位置に位置するように、前記支持部を中心に回転する
請求項1に記載のクリーニング装置。 - 前記複数のトナー受止部の前記自由端部それぞれは、
該複数の自由端部それぞれの先端に配置されるブラシ部であって、前記像担持体の表面に接触して前記像担持体の表面に付着したトナーを除去するブラシ部を有する
請求項4に記載のクリーニング装置。 - 表面に静電潜像が形成される1又は複数の像担持体と、
請求項1から5のいずれかに記載のクリーニング装置と、を備える
画像形成装置。
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