JP6819935B2 - シート搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート搬送装置、及び画像形成装置に関するものである。
定着装置と排紙ローラとの間に中継搬送ローラを設けたシート搬送装置(シート搬送機構)を備えた画像形成装置が従来から知られている。このようなシート搬送機構を備えることで、定着後のシートの挙動を安定させた状態で、排紙ローラによりシートを装置外に搬送することができる。
特許文献1には、次のようなシート搬送機構を備えた画像形成装置(フルカラー複写機)が記載されている。
特許文献1に記載の画像形成装置は、定着装置と排紙ローラ(排紙ローラ対)との間に設けた中継搬送ローラを備えている。また、中継搬送ローラと再給紙装置(再給紙用のローラ)との間に再給紙中継ローラを配設し、定着装置のシート搬送方向下流側でジャムが生じたシートを取り出す開閉部(開閉カバー)を備えている。
シートを再給紙装置へ搬送するシート搬送機構には、定着装置から搬送されてきたシートを案内するために、画像形成装置本体側に固定された固定ガイド部(ガイド板)と揺動可能な揺動ガイド部(揺動ガイド板)とを備えている。また、開閉部を開く動作に連動させて揺動ガイド部を揺動させ、固定ガイド部と揺動ガイド部との間のシート搬送経路の開閉部側を開くように構成している。
このように構成することで、定着装置と再給紙装置(再給紙用のローラ)の間シート搬送経路でジャムが生じたシートを取り出せる。
しかし、揺動ガイド部を揺動させ、固定ガイド部と揺動ガイド部との間のシート搬送経路の開閉部側を開く構成では、定着装置と中継搬送ローラとの間や中継搬送ローラと排紙ローラとの間でジャムが生じたシートを容易に取り出すことはできなかった。
上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、搬送ローラと排紙ローラとの間に中継搬送ローラを備えるシート搬送装置において、前記中継搬送ローラに当接して第一ニップ部を形成する第一従動ローラを有し、前記中継搬送ローラおよび前記第一従動ローラを、装置本体に対して開閉可能な開閉部に揺動可能に設けられた揺動部材に保持し、前記開閉部を開いたときに前記第一ニップ部のニップ圧を維持することを特徴とする。
本発明によれば、シートの搬送経路にジャムが生じたシートを容易に取り出すことができるシート搬送装置、および画像形成装置を提供できる。
一実施形態に係るプリンタの概略構成図。 感光体とその周囲の構成とを拡大して示す拡大説明図。 定着と排紙反転路の構成説明図。 排紙時に生じたジャムのジャム処理時の用紙Pの位置についての説明図。 反転時に生じたジャムのジャム処理時の用紙Pの位置についての説明図。
以下、本発明を適用した排紙反転路を有するシート搬送装置を備えた画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、プリンタ100という)の一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタ100の基本的な構成について、図を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100の概略構成図、図2は、図1の感光体1とその周囲の構成とを拡大して示す拡大説明図である。
図1に示すように、プリンタ100は、潜像担持体としての感光体1や、本体筐体90に対して着脱可能に構成されたシート収容手段としての給紙カセット21を備えている。給紙カセット21の内部には、複数のシート材としての用紙Pを底板24上に積載して収容している。
給紙カセット21内の用紙Pは、給送ローラ22の回転駆動によって給紙カセット21内から送り出されて、給送ローラ22と分離ローラ23との間の分離ニップを経た後に給紙路20内に至る。その後、給紙路搬送ローラ対25の搬送ニップに挟み込まれて、給紙路20内を搬送方向の上流側から下流側に向けて搬送される。給紙路20の末端付近には、レジストローラ対11が配設されている。用紙Pは、このレジストローラ対11のレジストニップに用紙Pの先端を突き当てた状態で、給紙路搬送ローラ対25が停止し、用紙Pの搬送が一時中止される。その突き当ての際、用紙Pのスキューが補正される。
その後、レジストローラ対11は、用紙Pを後述する転写ニップで感光体1の表面のトナー像に重ね合わせ得るタイミングで回転駆動を開始して、用紙Pを転写ニップに向けて送り出す。このとき、用紙Pは給紙路搬送ローラ対25にも挟まれており、給紙路搬送ローラ対25がレジストローラ対11と同時に回転駆動を開始して、一時中止していた用紙Pの搬送を再開する。
また、プリンタ100の本体筐体90は、手差しトレイ27、手差し給送ローラ28、分離パッド29からなる手差し給紙部26を保持している。この手差し給紙部26の手差しトレイ27に手差しされた用紙Pは、手差し給送ローラ28の回転駆動によって手差しトレイ27から送り出される。そして、手差し給送ローラ28と分離パッド29との当接による分離ニップを経た後に、給紙路20におけるレジストローラ対11よりも上流側の領域に進入する。その後、給紙カセット21から送り出された用紙Pと同様に、レジストローラ対11を経た後に、転写ニップに送られる。
図2の拡大説明図に示すように、図2図中、時計回りに回転駆動されるドラム状の感光体1の周囲には、回収スクリュウ3、クリーニングブレード2、帯電ローラ4、潜像書込装置7、現像装置8、転写ローラ10が配設されている。
表面に導電性ゴムローラ部を有する帯電ローラ4は、感光体1に接触しながら回転して帯電ニップを形成している。この帯電ローラ4には、電源から出力される帯電バイアスが印加されている。これにより、帯電ニップにおいて、感光体1の表面と帯電ローラ4の表面との間の微小な隙間で放電が発生することで、感光体1の表面が一様に帯電させられる。
潜像書込装置7は、LEDアレイを有しており、感光体1の一様帯電した表面に対してLED光による光照射を行う。感光体1の一様帯電した地肌部のうち、この光照射によって光照射を受けた領域は、電位を減衰させる。これにより、感光体1の表面に静電潜像が形成される。
静電潜像は、感光体1の回転駆動にともなって、現像装置8に対向する現像領域で可視像(トナー像)となる。
現像装置8は、循環搬送部や現像部を有している。循環搬送部には、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を収容している。循環搬送部は、現像ローラ8aに現像剤を供給する第一スクリュウ8bや、第一スクリュウ8bの直下に位置し、現像ローラ8aから現像剤を回収する第二スクリュウ8cを有している。また、第二スクリュウ8cから第一スクリュウ8bへの現像剤の受け渡しを行うための傾斜スクリュウ8dも有している。
現像ローラ8a、第一スクリュウ8b、及び第二スクリュウ8cは、互いに平行な姿勢で配設されている。これに対し、傾斜スクリュウ8dは、それらから傾いた姿勢で配設されている。
第一スクリュウ8bは、その回転駆動にともなって現像剤を図2の紙面に直交する方向における奥側から手前側に向けて搬送する。このとき、対向配設された現像ローラ8aに一部の現像剤を供給する。
そして、第一スクリュウ8bによって図2の紙面に直交する方向における手前側の端部付近まで搬送された現像剤は、第二スクリュウ8cの上に落とされる。
第二スクリュウ8cは、現像ローラ8aから使用済みの現像剤を受け取りながら、受け取った現像剤を、その回転駆動にともなって図2の紙面に直交する方向における奥側から手前側に向けて搬送する。
第二スクリュウ8cによって図2の紙面に直交する方向における手前側の端部付近まで搬送された現像剤は、傾斜スクリュウ8dに受け渡される。
そして、傾斜スクリュウ8dに受け渡された現像剤は、傾斜スクリュウ8dの回転駆動にともなって、図2の紙面に直交する方向における手前側から奥側に向けて搬送された後、同方向における奥側の端部付近で、第一スクリュウ8bに受け渡される。
現像部の現像ローラ8aは、筒状の非磁性部材からなる回転可能な現像スリーブと、現像スリーブに連れ回らないようにスリーブ内に配置されたマグネットローラとを有している。
そして、第一スクリュウ8bによって現像スリーブの表面に供給されている現像剤の一部をマグネットローラの発する磁力によって現像スリーブの表面で担持する。
現像スリーブの表面に担持された現像剤は、現像スリーブの表面を移動しながら、スリーブとドクターグレードとの対向位置を通過するときに、その層厚が規制される。その後、層厚が規制された現像剤は、感光体1に対向する現像領域で、感光体1の表面に摺擦しながら現像スリーブの表面を移動する。
現像スリーブには、現像剤中のトナーや感光体1の地肌部電位と同極性の現像バイアスが印加されている。この現像バイアスの絶対値は、潜像電位の絶対値よりも大きく、且つ、地肌部電位の絶対値よりも小さくなっている。このため、現像領域においては、感光体1の静電潜像と現像スリーブとの間にトナーをスリーブ側から潜像側に静電移動させる現像ポテンシャル(電位差)が作用する。
この一方で、感光体1の地肌部と現像スリーブとの間には、トナーを地肌部側からスリーブ側に静電移動させる地肌ポテンシャル(電位差)が作用する。これにより、現像領域では、感光体1の静電潜像にトナーが付着して静電潜像が現像される。
現像領域を通過した現像剤は、現像スリーブの回転にともなって、現像スリーブと第二スクリュウ8cとの対向領域に進入する。この対向領域では、マグネットローラに設けられた複数の磁極のうち、同極性の2つの磁極によって反発磁界が形成されている。
対向領域に進入した現像剤は、反発磁界の作用によって現像スリーブ表面から離脱して、第二スクリュウ8cに回収される。
第二スクリュウ8cに回収された現像剤は、傾斜スクリュウ8dへ搬送される。回収された現像剤は現像領域で現像に寄与していることからトナー濃度が低下している。
また、現像装置8には、傾斜スクリュウ8dによって搬送される現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサーが設けられている。
図1に示す制御部80は、上記トナー濃度センサーによる検知結果に基づいて、必要に応じて、傾斜スクリュウ8dによって搬送される現像剤にトナーをトナーカートリッジ9から補給するための補給動作信号を出力する。
図1、図2に示すように、現像装置8の上方には、トナーカートリッジ9が配置されている。
このトナーカートリッジ9は、その内部に収容しているトナーを、回転軸部材9aに固定されたアジテータ9bによってトナー補給部材9c側に送り出している。そして、トナー補給部材9cが制御部80から出力される補給動作信号に応じて回転駆動されることで、回転駆動量に応じた量のトナーを現像装置8の傾斜スクリュウ8dに補給する。
現像装置8によって感光体1上に形成されたトナー像は、感光体1の回転にともなって、感光体1と、転写手段としての転写ローラ10とが当接する転写ニップに進入する。転写ローラ10には、感光体1の潜像電位とは逆極性の転写バイアスが印加されており、これにより、転写ニップ内には転写電界が形成されている。
上述したように、レジストローラ対11は、用紙Pを転写ニップ内で感光体1上のトナー像に重ね合わせうるタイミングで転写ニップに向けて送り出す。そして、転写ニップでトナー像に密着された用紙Pには、転写電界やニップ圧の作用により、感光体1上のトナー像が転写される。
転写ニップを通過した後の感光体1の表面には、用紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは感光体1に当接しているクリーニングブレード2によって感光体1の表面から掻き落とされた後、回収スクリュウ3の回転により、ユニットケーシングの外に向けて送られる。ユニットケーシングから排出された転写残トナーは、廃トナーボトルに送られる。
クリーニングブレード2によってクリーニングされた感光体1の表面は、除電手段によって除電された後、帯電ローラ4によって再び一様に帯電される。
感光体1の表面に当接している帯電ローラ4には、トナー添加剤や、クリーニングブレード2で除去し切れなかったトナーなどの異物が付着する。この異物は、帯電ローラ4に当接しているクリーニングローラ5に転移した後、クリーニングローラ5に当接しているスクレーパー6によってクリーニングローラ5の表面から掻き落とされる。掻き落とされた異物は、スクレーパー6より下方にある回収スクリュウ3の上に落下する。
感光体1と転写ローラ10とが当接する転写ニップを通過した用紙Pは、図1に示す定着装置44に送られる。
定着装置44は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ44aと、これに向けて押圧される加圧ローラ44bとの当接によって定着ニップを形成している。
定着ニップに挟み込まれた用紙Pの表面には、加熱や加圧の作用によってトナー像が定着され下流に搬送される。
図1において、本実施形態のプリンタ100は、定着装置44の用紙搬送方向下流には、用紙Pをシート排紙方向である本体筐体90の外側、かつ、本体筐体90の上部のスタック部91へ搬送する排紙路55と、用紙Pを反転(スイッチバック)して、反転再送路60へ搬送する反転路56とからなる排紙反転路50が配置されている。排紙路55は、第一排紙路55a、第二排紙路55b、第三排紙路55cを有している。反転路56は、第一反転路56a、第二反転路56b、第三反転路56cを有している。また、第二排紙路55bと第三排紙路55cとの間に切換爪54が回動可能に設けられている。
図1において、本実施形態のプリンタ100は、用紙Pの片面だけに画像を形成する片面モードと、用紙Pの両面に画像を形成する両面モードとを切り替えて実行することができる。
片面モードで用紙Pの片面に画像形成している場合や、両面モードで既に用紙Pの両面に画像を形成している場合、定着装置44の用紙搬送方向下流側の第一排紙路55a、第二排紙路55b、及び第三排紙路55cからなる排紙路55内を搬送する。そして、用紙Pを本体筐体90から排出する方向に回転する排紙ローラ53aと、この排紙ローラ53aに対向する排紙コロ53bとの間を通して、シート排紙方向である本体筐体90の外側、かつ、本体筐体90の上部のスタック部91上に排紙する。
このとき、第二排紙路55bと第三排紙路55cとの間に設けた切換爪54を、用紙Pが、第三排紙路55cへ導かれる方向に回動させ、第三排紙路55cの経路の入口を開放し、第一反転路56aの経路の入口を封鎖する。
一方、両面モードで、用紙Pの片面にのみ画像を形成している場合、用紙Pは、定着装置44の用紙搬送方向下流側の第一排紙路55a、第二排紙路55bへと搬送される。
このとき、切換爪54を、用紙Pが第一反転路56aへと導かれる方向に回動させておき、第一反転路56aの経路入口を開放し第三排紙路55cの経路入口を閉鎖する。切換爪54により第一反転路56aへ導かれた用紙Pは、本体筐体90から排出するシート排紙方向に回転する排紙ローラ53aと、この排紙ローラ53aに対向する反転コロ53cとの間に通される。排紙ローラ53aは、少なくとも、用紙Pの後端が切換爪54を通過するまで用紙Pを、シート排紙方向に回転し、用紙Pの先端側を本体筐体90からスタック部91側に一時的に排紙する。そして、用紙Pの後端が排紙ローラ53aと反転コロ53cとの間から抜ける前に、排紙ローラ53aを前記シート排出方向とは逆方向のシート反転方向に逆回転させて用紙Pをスイッチバックさせる。
用紙Pの後端が切換爪54を通過してから排紙ローラ53aが逆回転するまでの間に、切換爪54を、用紙Pが第二反転路56bに導かれる方向に回動させ、第二反転路56bの経路出口を開放し、第二排紙路55bの経路出口を閉鎖する。
スイッチバックされた用紙Pは、第一反転路56a、第二反転路56b、及び第三反転路56cに搬送されて、反転再送路60へと搬送される。このように両面モードでは第一反転路56a、第二反転路56b、及び第三反転路56cからなる反転のために用いる反転路56を用いる。
図3は、定着装置44から搬送される用紙Pの排紙反転路50の構成説明図であり、図3(a)が、後ドア51を閉じた状態での説明図、図3(b)が、後ドア51を開いた状態での説明図である。なお開閉カバーは、説明上、後面の後ドア51としているが、装置構成により側面や前面に設けてもよい。
図3(b)に示すように、開閉カバーである後ドア51は、本体筐体90の下部に設けらた支持軸51aに回転自在に取り付けられており、揺動部材たる揺動前ガイド板57および後ガイド板58を有している。
図3(a)に示すように、排紙ローラ53aは排紙と反転とで兼用して使用するローラである。排紙路55に着目すると、排紙ローラ53aは、排紙路55の一部である第三排紙路55cの用紙搬送方向下流側に配置されており、用紙Pを排紙するときに使用する排紙コロ53bがこの排紙ローラ53aに当接して排紙ニップ部53dを形成している。
一方、反転路56に着目すると、排紙ローラ53aは、反転路56の一部である第一反転路56aのスタック部91側に配置されている。また、用紙Pを反転するときに使用する従動コロである反転コロ53cがこの排紙ローラ53aに当接して反転ニップ部53eを形成している。これら、排紙ローラ53a、排紙コロ53b、及び反転コロ53cにより、排紙反転ローラ部53が構成されている。
また、図3(a)に示すように、定着装置44の用紙Pを搬送しながら用紙Pにトナーを定着する搬送ローラとしての定着ローラ44aから排紙ローラ53aまでの排紙路55および排紙ローラ53aから反転再送路60まで反転路56の間に2つの経路の搬送を兼用する中継搬送ローラ52aが定着ローラ44aの直後に設けられている。なお、上述の定着ローラ44a、中継搬送ローラ52a、排紙ローラ53aはローラ対により用紙Pを搬送する搬送ローラである。
中継搬送ローラ52aには、定着ローラ44aから排紙ローラ53aに向かう搬送方向Aに用紙Pを搬送するときに使用する従動コロである第一従動ローラとしての排紙中継コロ52bが当接しており、排紙中継ニップ部52dを形成している。定着装置44を抜けた直後の用紙Pを、排紙中継ニップ部52dに通して、中継搬送ローラ52aにより用紙Pを図3(a)の搬送方向Aに搬送することで、用紙Pの搬送性を安定させている。用紙Pの搬送が安定することにより、定着装置44の定着性を安定させることができ、良好な定着画像を得ることができる。
また、中継搬送ローラ52aには、排紙ローラ53aから反転再送路60(図1参照)に向かう搬送方向Bに用紙Pを搬送するときに使用する従動コロである第二従動ローラとしての反転中継コロ52cが当接しており、反転中継ニップ部52eを形成している。
これら、中継搬送ローラ52a、排紙中継コロ52b、及び反転中継コロ52cにより、中継搬送ローラ部52が構成されている。
図3(b)のように、中継搬送ローラ52aは開閉カバーである後ドア51に揺動可能に取り付けられた揺動前ガイド板57によって保持されており、排紙中継コロ52bも同様に揺動前ガイド板57に保持されている。
定着装置44を抜けた直後の用紙Pを経時に亘り安定的に搬送するには、排紙中継ニップ部52dのニップ圧を経時で一定に維持する必要がある。そのため、本実施形態においては、排紙中継コロ52bと中継搬送ローラ52aとを、後ドア51を開いても排紙中継ニップ部52dのニップ圧が維持されるように、揺動前ガイド板57に保持している。排紙中継コロ52bと、中継搬送ローラ52aとを、同一の部材(揺動前ガイド板57)に保持することにより、排紙中継コロ52bを保持する部材と、中継搬送ローラ52aを保持する部材とを互いに異なる部材に保持する場合に比べて、部材間のガタなどが生じることがない。また、後ドア51を開いても排紙中継ニップ部52dのニップ圧が維持されるように、揺動前ガイド板57に保持することにより、ニップ圧が変動するように保持された場合に比べて、排紙中継コロ52bと中継搬送ローラ52aとの間の軸心間距離が変動することがない。これにより、排紙中継ニップ部52dのニップ圧を経時で一定に維持することができる。よって、定着装置44を抜けた直後の用紙Pを、経時に亘り、排紙中継コロ52bと中継搬送ローラ52aとにより安定的に搬送することができる。
一方、反転路56においては、排紙路55とは異なり、多少、用紙Pの搬送性が乱れても、定着工程などの画像形成工程に影響を与えることがない。従って、反転中継ニップ部52eは、排紙中継ニップ部52dとは異なりニップ圧を経時に亘り一定に維持する必要がない。そのため、反転中継コロ52cは、中継搬送ローラ52aが保持されている揺動前ガイド板57ではなく、後ドア51に固定された後ガイド板58によって保持した。そして、後ドア51が開いたときに、揺動前ガイド板57が揺動して、反転中継ニップ部52eのニップ圧が減じられ弱まるように構成し、排紙路55に詰まった用紙Pを除去しやすいようにしている。
本実施形態においては、後ドア51の開閉に連動した反転中継ニップ部52eのニップ圧の変更は、次のような構成で実現している。すなわち、後ドア51を閉じたときは、図3(a)のように、揺動前ガイド板57と後ガイド板58とを定着装置44で位置決めする。この位置決め時において、揺動前ガイド板57が、定着装置44の位置決め部により後ガイド板58側へ押し込まれることにより、反転中継ニップ部52eのニップ圧が、用紙Pを搬送可能なニップ圧に高められる。そして、後ドア51を開いて、揺動前ガイド板57と後ガイド板58との位置決めが解除されると、揺動前ガイド板57が後ガイド板58に対して揺動し、反転中継ニップ部52eのニップ圧が減じられる。すなわち、本実施形態においては、定着装置44の揺動前ガイド板57と、後ガイド板58とを位置決めする位置決め部が、反転中継ニップ部52eのニップ圧変更手段として機能する。反転中継ニップ部52eのニップ圧変更する手段としては、定着装置44の位置決め部に限らず、後ドア51が閉じられたとき、揺動前ガイド板57の少なくとも中継搬送ローラ52a保持側を、後ガイド板58へ規定量押し込む構成であればよい。また、後ガイド板58を、揺動前ガイド板57で位置決めしてもよい。
なお、定着装置44は本体筐体90から着脱できる着脱ユニットで、本体筐体90に位置決めされている。
次に、図3(b)を用いて開閉カバーである後ドア51を開いた状態について説明する。
図3(b)に示すように、ジャム処理のために開閉カバーである後ドア51を回動して開くと、揺動前ガイド板57や後ガイド板58とともに中継搬送ローラ部52も回動する。このため、本体筐体90側において、図3(b)図中の楕円で囲った付近、つまり、定着装置44から排紙反転ローラ部53への搬送経路である排紙路55や反転路56の第一反転路56aは大きく開放される。また、反転再送路60の経路入口も開放される。
これにより、定着装置44、排紙路55、反転路56の第一反転路56aおよび反転再送路60で詰まったジャム紙を容易に発見でき、容易にジャム処理が可能である。
また、開閉カバーである後ドア51を開いたことにより、後ドア51側において、反転路56の第二反転路56bおよび第三反転路56cが、開放される。また、後ガイド板58と揺動前ガイド板57との圧力(揺動前ガイド板57を後ガイド板58へ押し込む力)が開放される。これにより、反転中継ニップ部52eのニップ圧も弱まり反転路56(第二排紙路55b及び第三排紙路55c)で詰まったジャム紙においても容易にジャム処理できる。
よって、排紙路55でジャムが生じたジャム紙の取り出しに加え、反転路56でジャムが生じたジャム紙も容易に取り出すことができる排紙反転路50を提供できる。
また、本実施形態の排紙反転路50を適用可能な画像形成装置としては、図1に示したプリンタ100の他に、定着装置が簡便に取り外し不能なプリンタや複合機、通紙可能な最大用紙幅がA4紙以下の小紙対応のもののようにジャム取り出し空間が狭いプリンタや複合機等において、特に優れた効果を奏する。
要するに、定着ローラ44aと排紙ローラ53aの間の、定着出口ローラ対である中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52bを揺動前ガイド板57に保持させ、揺動前ガイド板57は開閉カバー(開閉部)である後ドア51に揺動可能に設けられている。これにより、定着装置44の用紙搬送方向下流側で生じた用紙Pのジャム処理時に後ドア51を開けるとジャム紙を容易に発見でき、定着装置44を取り外すことなくジャム処理ができる。
また、定着出口ローラ対である中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52bを後ドア51の揺動前ガイド板57(図3参照)に保持させ、反転中継コロ52cを後ドア51の後ガイド板58に保持させている。これにより、後ドア51を開いたときに両面入口ローラ対である中継搬送ローラ52aと反転中継コロ52cが脱圧される。このため反転路56ではジャム紙に強い圧が掛かることなく中継搬送ローラ52aから用紙Pを除去できる。
更に、詳細に排紙反転路50の各搬送路におけるジャム処理時の用紙Pの位置について、図を用いて説明する。
図4は、排紙時に生じたジャムのジャム処理時の用紙Pの位置についての説明図であり、図4(a)が、後ドア51を閉じた状態での説明図、図4(b)が、後ドア51を開いた状態での説明図である。
図4(a)に示すように、排紙時にジャムが発生した状態では、排紙路55中の用紙Pは、定着ローラ44aと加圧ローラ44b、中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52b、及び排紙ローラ53aと排紙コロ53bの間に用紙Pが保持(挟持)されている。なお、用紙搬送方向の長さが短い用紙Pの場合は、これら3つのローラ対の内、少なくとも2つのローラ対で保持(挟持)されている場合もある。
そして、本実施形態のプリンタ100(排紙反転路50)では、図4(b)に示すように、ジャム処理のときに開閉カバーである後ドア51を開けると、排紙路55が開放される。
本実施形態では、定着装置44を抜けた直後の用紙を経時にわたり安定的に搬送するために、排紙中継コロ52bと中継搬送ローラ52aとを揺動前ガイド板57に保持している。そのため、後ドア51を開けても、排紙中継ニップ部52dのニップ圧が用紙搬送可能なニップ圧に維持される。したがって、本実施形態においては、排紙路55中の用紙Pは中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52bに保持(狭持)された状態で、後ドア51が開かれていくことになる。中継搬送ローラ52aおよび排紙中継コロ52bは、後ドア51側に設けられているため、後ドア51が回動して開かれていくと、排紙中継ニップ部52dと、定着ローラ44aと加圧ローラ44bとで形成される定着ニップ部44cとの距離が広がっていく。このとき、定着ニップ部44cのニップ圧が高いと、排紙路55中の用紙Pの、定着ニップ部44cから排紙中継ニップ部52dまでの領域が引っ張られ、最終的には、破断するおそれがある。
そのため、本実施形態では、ジャムが発生したときは、加圧ローラ44bと定着ローラ44aとの軸心間距離を広げて、定着ニップ部44cのニップ圧を、排紙中継ニップ部52dのニップ圧よりも弱くする。具体的には、定着ニップ部44cのニップ圧を、排紙中継ニップ部52dのニップ圧よりも弱く、かつ、用紙Pの剛性(強度)よりも弱くする。これにより、後ドア51が回動して開かれていくとき、排紙中継ニップ部52dのニップ圧で排紙路55中の用紙Pの排紙中継ニップ部52dよりも用紙搬送方向上流側が引っ張られると、排紙路55中の用紙Pの定着ローラ44aと加圧ローラ44bとにより保持(狭持)された部分が、用紙搬送方向へ移動する。そして、最終的には、用紙Pの後端が、定着ニップ部44cから抜け出る。これにより、排紙路55中の用紙Pの、定着ニップ部44cから排紙中継ニップ部52dまでの領域が破断することがない。なお、排紙中継ニップ部52dのニップ圧を、定着ニップ部44cのニップ圧を低減させずとも定着ニップ部44cのニップ圧よりも高く設定してもよい。
また、後ドア51が回動して開かれていくと、排紙中継ニップ部52dと、排紙ローラ53aと排紙コロ53bとで形成される排紙ニップ部53dとの距離が広がっていき、排紙路55中の用紙Pの排紙中継ニップ部52dから排紙ニップ部53dの間が引っ張られる。そのため、排紙中継ニップ部52dのニップ圧、排紙ニップ部53dのニップ圧いずれも強いと、用紙Pの排紙中継ニップ部52dから排紙ニップ部53dまでの領域で、用紙Pが破断するおそれがある。そのため、本実施形態においては、排紙中継ニップ部52dのニップ圧を排紙ニップ部53dのニップ圧よりも弱め、かつ、用紙Pの剛性(強度)よりも弱くしている。これにより、後ドア51が回動して開かれていくとき、排紙ニップ部53dのニップ圧で排紙路55中の用紙Pの排紙中継ニップ部52dよりも用紙搬送方向下流側が引っ張られると、排紙路55中の用紙Pの中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52bとにより保持(狭持)された部分が、用紙搬送方向へ移動する。そして、最終的には、用紙Pの後端が、排紙中継ニップ部52dから抜け出る。これにより、排紙路55中の用紙Pの、排紙中継ニップ部52dから排紙ニップ部53dまでの領域で破断することがない。
本実施形態においては、定着ニップ部44cのニップ圧<排紙中継ニップ部52dのニップ圧<排紙ニップ部53dのニップ圧となっている。よって、後ドア51が完全に開くと、図4(b)に示すように、排紙路55中の用紙Pは、先端側が排紙ローラ53aと排紙コロ53bとに保持された状態となって露出する。よって、排紙路55中の用紙Pを、容易に除去することができる。
また、後ドア51が開かれると、排紙路55中の用紙Pは、排紙中継ニップ部52dから抜けるが、後ドア51が完全に開かれるまでの途中段階においては、排紙路55中の用紙Pは中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52bに保持(狭持)された状態で、後ドア51が回動して開かれていく。上述したように、中継搬送ローラ52aおよび排紙中継コロ52bは、後ドア51側に設けられているため、後ドア51が回動して開かれていくと、排紙中継ニップ部52dの位置が刻々と変化し、排紙路55中の用紙Pの湾曲状態が刻々と変化する。本実施形態においては、中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52bは、後ドア51に対して揺動可能に設けられた揺動前ガイド板57に設けられている。そのため、排紙路55中の用紙Pの湾曲状態に応じて、揺動前ガイド板57が揺動し、排紙中継ニップ部52dを用紙Pが抜け出す方向を、湾曲状態に応じて変化させることができる。これにより、排紙路55中の用紙Pが、中継搬送ローラ52aと排紙中継コロ52bとに保持(狭持)された状態で、後ドア51が回動して開かれても、排紙路55中の用紙Pの湾曲状態をスムーズに変化させることができ、用紙Pなどに負荷が加わるのを抑制することができる。
図5は、反転時に生じたジャムのジャム処理時の用紙Pの位置についての説明図であり、図5(a)が、後ドア51を閉じた状態での説明図、図5(b)が、後ドア51を開いた状態での説明図である。
図5(a)に示すように、反転時は、排紙反転ローラ部53の排紙ローラ53aと反転コロ53cの反転ニップ部53e、中継搬送ローラ52aと反転中継コロ52cの反転中継ニップ部52eとの間に反転路56中の用紙Pが保持されている。
そして、本実施形態のプリンタ100(排紙反転路50)では、図5(b)に示すように、ジャム処理のときに開閉カバーである後ドア51を開けると、揺動前ガイド板57の後ガイド板58への加圧が無くなる。その結果、反転中継ニップ部52eのニップ圧が減少しシート保持力が減少、もしくは無くなる。これにより、後ドア51が回動して開かれていくと、反転路56中の用紙Pは、反転路56の第三反転路56c、第二反転路56bから抜き出る。そして、図5(b)に示すように、後ドア51が完全に開いた状態では、先端側が排紙ローラ53aと反転コロ53cとに保持された状態となって露出する。よって、反転路56中の用紙Pも、容易に除去することができる。
以上、本実施形態について、図面を参照しながら説明してきたが、具体的な構成は、上述した本実施形態の排紙反転路50を備えた構成に限られるものではなく、要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等を行っても良い。
例えば、排紙ローラと反転ローラとを別に設けた構成でも、同様な効果を奏することができる。
また、本実施形態の排紙反転路50を備えた単色対応のプリンタ100を例に説明したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、タンデム方式のカラー対応のプリンタや複写機等の画像形成装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
定着ローラ44aなどの搬送ローラと排紙ローラ53aなどの排紙ローラとの間に中継搬送ローラ52aなどの中継搬送ローラ52aを備える排紙反転路50などのシート搬送装置において、前記中継搬送ローラに当接して排紙中継ニップ部52dなどの第一ニップ部を形成する排紙中継コロ52bなどの第一従動ローラを有し、前記中継搬送ローラおよび前記第一従動ローラを、装置本体に対して開閉可能な後ドア51などの開閉部に揺動可能に設けられた揺動前ガイド板57などの揺動部材に保持し、開閉カバーを開いたときに前記第一ニップ部のニップ圧を維持することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、次のような効果を奏することができる。
搬送ローラと排紙ローラとの間に設けた中継搬送ローラを、開閉部に設けられた揺動部材で保持しており、ジャム処理時に開閉部を開けると、揺動部材、中継搬送ローラおよび第一従動ローラがもとあった位置から移動する。このため、少なくとも中継搬送ローラおよび第一従動ローラが近接していた搬送ローラと、中継搬送ローラおよび第一従動ローラを保持した揺動部材の入口及び出口を露出させることができる。このように露出させることができるので、搬送ローラと中継搬送ローラとの間、中継搬送ローラと排紙ローラとの間でジャムが生じたシートを容易に除去することができる。
加えて、開閉カバーを開いたときに第一ニップ部のニップ圧が維持されるように、前記中継搬送ローラおよび前記第一従動ローラは、揺動部材に保持されている。これにより、ガタなどが生じることがなく、経時に亘り第一ニップ部のニップ圧を維持することができる。これにより、経時に亘り、中継搬送ローラと第一従動ローラとで安定してシートを搬送することができる。
また、開閉部を開けたときも、第一ニップ部のニップ圧が維持される。その結果、ジャムが生じたシートは、中継搬送ローラと第一従動ローラとに狭持された状態で開閉部が開けられていくことになる。また、通常、ジャムの生じたシートは、排紙ローラとこの排紙ローラに当接する排紙コロ、搬送ローラとこの搬送ローラに従動コロにも狭持されている。従って、シートが中継搬送ローラと第一従動ローラとに狭持された状態で開閉部が開けられていくと、シートの湾曲状態が変化していく。しかし、態様Aでは、中継搬送ローラおよび前記第一従動ローラは、開閉部に対して揺動可能に設けられた揺動部材に保持されているため、シートの湾曲状態に応じて揺動部材が揺動し、ジャムが生じたシートに負荷が加わるのを抑制することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記開閉部に保持され、前記中継搬送ローラに当接して反転中継ニップ部52eなどの第二ニップ部を形成する反転中継コロ52cなどの第二従動ローラを備え、前記排紙ローラは、装置外側へシートを搬送するシート排紙方向と、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送するシート反転方向とに回転でき、前記排紙ローラから前記シート反転方向に搬送したシートを前記中継搬送ローラと前記第二従動ローラとで挟持搬送することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、第二従動ローラが開閉部に保持されているので、ジャム処理時に開閉部を開けると、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送する反転路56などのシート搬送経路が開放されて、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送するシート搬送経路内でジャムしたシートを容易に取り除くことができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記開閉部に保持され、前記中継搬送ローラに当接して第二ニップ部を形成する第二従動ローラを備え、前記開閉部を開いたときの前記第二ニップ部のニップ圧を、前記開閉部が閉じているときの前記第二ニップ部のニップ圧よりも弱いことを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、中継搬送ローラとシート反転路との間でジャムが生じたシートに強い圧が掛かることなくシートを取り出すことができる。
(態様D)
(態様C)において、前記排紙ローラは、装置外側へシートを搬送するシート排紙方向と、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送するシート反転方向とに回転でき、前記排紙ローラから前記シート反転方向に搬送したシートを前記中継搬送ローラと前記第二従動ローラとで挟持搬送することを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、第二従動ローラが開閉部に保持されているので、ジャム処理時に開閉部を開けると、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送する反転路56などのシート搬送経路が開放されて、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送するシート搬送経路内でジャムしたシートを容易に取り除くことができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様D)いずれかにおいて、前記排紙ローラに当接して排紙ニップ部53dなどの排紙ニップ部を形成する排紙コロ53bなどの排紙コロを有し、前記第一ニップ部のニップ圧は、前記排紙ニップ部のニップ圧より弱いことを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、シートは排紙ローラと排紙コロとに保持された状態で開閉部が開放され、シートを簡単に除去することができる。
(態様F)
定着ローラ44aなどの搬送ローラと排紙ローラ53aなどの排紙ローラとの間に中継搬送ローラ52aなどの中継搬送ローラを備える排紙反転路50などのシート搬送装置において、前記中継搬送ローラに当接して排紙中継ニップ部52dなどの第一ニップ部を形成する排紙中継コロ52bなどの第一従動ローラと、前記排紙ローラに当接して排紙ニップ部53dなどの排紙ニップ部を形成する排紙コロ53bなどの排紙コロとを有し、前記第一ニップ部のニップ圧は、前記排紙ニップ部のニップ圧より弱いことを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、ジャムしたシートを容易に取り除くことができる。
(態様F)
排紙反転路50などのシート搬送装置を備えるプリンタ100などの画像形成装置において、前記シート搬送装置として、(態様A)乃至(態様E)いずれかのシート搬送装置を備えることを特徴とする。
これによれば、本実施形態で説明したように、(態様A)乃至(態様E)のいずれかのシート搬送装置と同様な効果を奏することができる画像形成装置を提供できる。
44 定着装置
50 排紙反転路
51 後ドア(開閉カバー)
52 中継搬送ローラ部
52a 中継搬送ローラ
52b 排紙中継コロ
52c 反転中継コロ
52d 排紙中継ニップ部
52e 反転中継ニップ部
53 排紙反転ローラ部
53a 排紙ローラ
53b 排紙コロ
53c 反転コロ
53d 排紙ニップ部
53e 反転ニップ部
55 排紙路
55a 第一排紙路
55b 第二排紙路
55c 第三排紙路
56 反転路
56a 第一反転路
56b 第二反転路
56c 第三反転路
57 揺動前ガイド板
100 プリンタ
P 用紙
特開平08−146690号公報

Claims (7)

  1. 搬送ローラと排紙ローラとの間に中継搬送ローラを備えるシート搬送装置において、
    前記中継搬送ローラに当接して第一ニップ部を形成する第一従動ローラを有し、
    前記中継搬送ローラおよび前記第一従動ローラを、装置本体に対して開閉可能な開閉部に揺動可能に設けられた揺動部材に保持し、
    前記開閉部を開いたときに前記第一ニップ部のニップ圧を維持することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1に記載のシート搬送装置において、
    前記開閉部に保持され、前記中継搬送ローラに当接して第二ニップ部を形成する第二従動ローラを備え、
    前記排紙ローラは、装置外側へシートを搬送するシート排紙方向と、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送するシート反転方向とに回転でき、
    前記排紙ローラから前記シート反転方向に搬送したシートを前記中継搬送ローラと前記第二従動ローラとで挟持搬送することを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1に記載のシート搬送装置において、
    前記開閉部に保持され、前記中継搬送ローラに当接して第二ニップ部を形成する第二従動ローラを備え、
    前記開閉部を開いたときの前記第二ニップ部のニップ圧を、前記開閉部が閉じているときの前記第二ニップ部のニップ圧よりも弱いことを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項3に記載のシート搬送装置において、
    前記排紙ローラは、装置外側へシートを搬送するシート排紙方向と、前記シート排紙方向とは逆方向へシートを搬送するシート反転方向とに回転でき、
    前記排紙ローラから前記シート反転方向に搬送したシートを前記中継搬送ローラと前記第二従動ローラとで挟持搬送することを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載のシート搬送装置において、
    前記排紙ローラに当接して排紙ニップ部を形成する排紙コロを有し、
    前記第一ニップ部のニップ圧は、前記排紙ニップ部のニップ圧より弱いことを特徴とするシート搬送装置。
  6. 搬送ローラと排紙ローラとの間に中継搬送ローラを備えるシート搬送装置において、
    前記中継搬送ローラに当接して第一ニップ部を形成する第一従動ローラと、
    前記排紙ローラに当接して排紙ニップ部を形成する排紙コロとを有し、
    前記第一ニップ部のニップ圧は、前記排紙ニップ部のニップ圧より弱いことを特徴とするシート搬送装置。
  7. シート搬送装置を備える画像形成装置において、
    前記シート搬送装置として、請求項1乃至6のいずれか一に記載のシート搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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