JP2013148034A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGR改質によって燃費を向上させる。
【解決手段】内燃機関1の制御装置であって、排気の一部を吸気通路4に還流させる還流通路61と、改質燃料を噴射する改質燃料噴射器63と、排気と改質燃料との改質用混合気を改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質触媒641と、改質触媒641の出口温度を検出する出口温度検出手段66と、内燃機関1の運転状態に応じて改質触媒641に改質用混合気を供給して改質ガスを生成させるEGR改質手段(S10)と、を備え、排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低い場合は、改質触媒641の出口温度がその改質触媒641の活性化温度以上のときに、改質触媒641に改質用混合気を供給して改質ガスを生成させる。
【選択図】図2

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。
従来の内燃機関の制御装置は、排気と改質用燃料との混合気を改質触媒によって改質して水素含有ガスを生成し、生成した水素含有ガスを吸気通路に還流させていた(特許文献1参照)。
特開2006−37879号公報
改質触媒上で行われる改質反応は吸熱反応であり、反応が進行するにつれて改質触媒の温度は低下する。したがって、排気温度が改質触媒の活性化温度未満になったときは、改質触媒の出口側の温度よりも入口側の温度の方が、早く低下する傾向にある。
そのため、前述した従来の内燃機関の制御装置では、改質触媒上で活性化温度を維持している部分があっても、温度を検出した部分の温度が活性化温度未満となっていた場合は、改質が可能であるにもかかわらず改質を中止していた。また、近年のエンジン開発においては排気温度の低温化が進んでおり、排気温度が改質触媒の活性化温度以上になる運転領域も狭くなってきている。
したがって、前述した従来の内燃機関の制御装置のように、改質が可能であるにもかかわらず改質を中止していては、改質ガスを吸気通路に還流させることによる燃費向上効果を十分に得ることができないという問題が生じるようになった。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、改質触媒において改質が可能かどうかを的確に判断することで改質ガスを還流させることができる領域を拡大し、燃費を向上させることを目的とする。
本発明は、排気の一部を吸気通路に還流させる還流通路と、還流通路に設けられて改質燃料を噴射する改質燃料噴射器と、還流通路に設けられて排気と改質燃料との改質用混合気を改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質触媒と、改質触媒の出口温度を検出する出口温度検出手段と、内燃機関の運転状態に応じて前記改質触媒に改質用混合気を供給して改質ガスを生成させるEGR改質手段と、を備える内燃機関の制御装置である。そして、排気温度が改質触媒の活性化温度よりも低い場合は、改質触媒の出口温度がその改質触媒の活性化温度以上のときに、改質触媒に改質用混合気を供給して改質ガスを生成させるようにEGR改質手段を構成する。
本発明によれば、排気温度が過渡的に改質触媒の活性化温度よりも低くなった場合であっても、改質触媒内で相対的に温度低下の遅い出口側の温度が活性化温度未満になるまでは、改質触媒に改質用混合気を供給して改質ガスを生成することとした。そのため、排気温度が活性化温度未満となる運転領域が増大したとしても、改質触媒において改質が可能かどうかを的確に判断することができ、改質ガスを吸気通路に還流させることによる燃費向上効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態による火花点火式内燃機関の概略構成図である。 本発明の第1実施形態によるEGR改質制御について説明するフローチャートである。 改質触媒温度と改質ガス中の水素濃度との関係を、EGRガス中の酸素濃度に応じて示した図である。 本発明の第2実施形態による火花点火式内燃機関の概略構成図である。 本発明の第2実施形態によるEGR改質制御について説明するフローチャートである。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による火花点火式内燃機関(以下「エンジン」という。)1の概略構成図である。
エンジン1は、シリンダブロック2と、シリンダヘッド3と、吸気通路4と、排気通路5と、排気再循環(Exhaust Gas Recirculation;以下「EGR」という)装置6と、コントローラ7と、を備える。
シリンダブロック2は、シリンダ部2aとクランクケース部2bとを備える。
シリンダ部2aには、複数のシリンダ21が形成される。シリンダ21の内部には、燃焼圧力を受けてシリンダ21の内部を往復運動するピストン22が収められる。
クランクケース部2bは、シリンダ部2aの下方に形成される。クランクケース部2bは、クランクシャフト23を回転自在に支持する。クランクシャフト23は、ピストン22の往復運動をコンロッド24を介して回転運動に変換する。
シリンダヘッド3は、シリンダブロック2の上面に取り付けられ、シリンダ21及びピストン22とともに燃焼室31の一部を形成する。
シリンダヘッド3には、吸気通路4に接続され燃焼室31の頂壁に開口する吸気ポート32と、排気通路5に接続され燃焼室31の頂壁に開口する排気ポート33と、が形成され、燃焼室31の頂壁中央に臨むように点火栓34が設けられる。また、シリンダヘッド3には、燃焼室31と吸気ポート32との開口を開閉する吸気弁35と、燃焼室31と排気ポート33との開口を開閉する排気弁36と、が設けられる。さらに、シリンダヘッド3には、吸気弁35を開閉駆動する吸気カムシャフト37と、排気弁36を開閉駆動する排気カムシャフト38と、が設けられる。
吸気通路4には、上流から順に、エアクリーナ41と、エアフローメータ42と、電子制御式のスロットル弁43と、吸気コレクタ44と、燃料噴射弁45と、が設けられる。
エアクリーナ41は、吸気中に含まれる砂などの異物を除去する。
エアフローメータ42は、吸気の流量(以下「吸気量」という。)を検出する。
スロットル弁43は、吸気通路4の通路断面積を変化させることで、吸気コレクタ44に流入する吸気量を調整する。スロットル弁43は、スロットルアクチュエータ46によって開閉駆動され、スロットルセンサ47によってその開度(以下「スロットル開度」という。)が検出される。
吸気コレクタ44は、流入してきた空気を各シリンダ21に均等に分配する。
燃料噴射弁45は、エンジン1の運転状態に応じて吸気ポート32に向けて燃料を噴射する。
排気通路5には、排気中の炭化水素や窒素酸化物などの有害物質を取り除く三元触媒51が設けられる。
EGR装置6は、EGR通路61と、EGR弁62と、改質用燃料噴射弁63と、改質器64と、改質器入口温度センサ65と、改質器出口温度センサ66と、EGRクーラ67と、を備える
EGR通路61は、排気通路5と吸気通路4の吸気コレクタ44とを連通し、排気通路5を流れる排気の一部を圧力差によって吸気コレクタ44に戻すための通路である。以下、EGR通路61に流入した排気のことを「EGRガス」という。
EGR弁62は、EGR通路61に設けられる。EGR弁62は、連続的又は段階的に開度を調整することができる電磁弁であり、その開度はコントローラ7によって制御される。EGR弁62の開度を制御することで、EGRガスの流量が調節される。
改質用燃料噴射弁63は、EGR弁62よりも下流のEGR通路61に設けられ、EGRガスに改質用燃料を噴射する。これにより、EGRガスと改質用燃料との混合気(以下「改質用混合気」という。)が形成される。改質用燃料は、燃料噴射弁45から噴射される燃料と同じものである。
改質器64は、内部にロジウム系の改質触媒641を担持しており、改質用燃料噴射弁63よりも下流のEGR通路61に設けられる。改質器64は、改質用混合気が通過したときは、改質触媒641によってその改質混合気を水素含有ガス(以下「改質ガス」という。)に改質して排出する。一方で改質器64は、EGRガスが通過したときは、そのままEGRガスとして排出する。
改質器入口温度センサ65は、改質器64の入口側(EGR通路61の上流側)の改質触媒641の温度(以下「入口触媒温度」という。)を検出する。
改質器出口温度センサ66は、改質器64の出口側(EGR通路61の下流側)の改質触媒641の温度(以下「出口触媒温度」という。)を検出する。
EGRクーラ67は、改質器64よりも下流のEGR通路61に設けられる。EGRクーラ67は、改質器64から排出された改質ガス又はEGRガスを冷却する。
コントローラ7は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ7には、前述したエアフローメータ42やスロットルセンサ47、改質器入口温度センサ65、改質器出口温度センサ66の他にも、エンジン回転速度を検出する回転速度センサ71やアクセルペダルの踏み込み量(エンジン負荷)を検出するアクセルストロークセンサ72、エンジン1の冷却水温を検出する水温センサ73などのエンジン1の運転状態を検出する種々のセンサ類からの信号が入力される。
コントローラ7は、改質器入口温度センサ65又は改質器出口温度センサ66の検出値に基づいて、改質触媒641の温度が活性化温度以上になっていると判定したときは、エンジン1の運転状態に応じてEGR弁62の開度を制御すると共に、改質用燃料噴射弁63の燃料噴射量を制御して、EGR改質を実施する。一方でコントローラ7は、改質器64の改質触媒641の温度が活性化温度未満であると判定したときは、改質用燃料噴射弁63から改質用燃料を噴射することなく、エンジン1の運転状態に応じてEGR弁62の開度を制御して、通常のEGRを実施する。以下、この本実施形態によるEGR改質制御について説明する。
図2は、本実施形態によるEGR改質制御について説明するフローチャートである。コントローラ7は、本ルーチンをエンジン1の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実行する。
ステップS1において、コントローラ7は、エンジン1の冷却水温に基づいて、エンジン1の暖機が完了したか否かを判定する。具体的には、エンジン1の冷却水温が所定温度以上であれば、エンジン1の暖機が完了したと判定する。コントローラ7は、エンジン1の暖機が完了していればステップS2の処理を実行する。一方で、エンジン1の暖機が完了していない暖機中であればステップS4の処理を実行する。
ステップS2において、コントローラ7は、エンジン1の運転状態、すなわちエンジン回転速度とエンジン負荷とに応じて排気温度を算出する。排気温度は、エンジン回転速度が高くなるほど、また、エンジン負荷が高くなるほど高くなる。
ステップS3において、コントローラ7は、排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低いか否かを判定する。コントローラ7は、排気温度が改質触媒641の活性化温度以上であれば、ステップS4の処理を実行する。一方で、排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低ければ、ステップS5の処理を実行する。
ステップS4において、コントローラ7は、改質器入口温度センサ65で検出した入口触媒温度を改質触媒温度として設定する。
ステップS5において、コントローラ7は、改質器出口温度センサ66で検出した出口触媒温度を改質触媒温度として設定する。
ステップS6において、コントローラ7は、改質触媒温度が改質触媒641の活性化温度以上か否かを判定する。コントローラ7は、改質触媒温度が改質触媒641の活性化温度未満であれば、通常のEGRを実施するべく、ステップS7の処理を実行する。一方で、改質触媒温度が改質触媒641の活性化温度以上であれば、EGR改質を実施するべく、ステップS9の処理を実行する。
ステップS7において、コントローラ7は、予め実験等によって作成しておいたEGRマップを参照し、エンジン1の運転状態、すなわちエンジン回転速度とエンジン負荷とに応じて、吸気中に占めるEGRガスの割合(以下「EGR率」という。)の目標値(以下「目標EGR率」という。)を算出する。
ステップS8において、コントローラ7は、目標EGR率となるように、EGR弁62の開度を制御する。
ステップS9において、コントローラ7は、予め実験等によって作成しておいたEGR改質マップを参照し、エンジン1の運転状態、すなわちエンジン回転速度とエンジン負荷とに応じて、吸気中に占める改質ガスの割合(以下「改質ガス率」という。)の目標値(以下「目標改質ガス率」という。)を算出する。EGR改質マップは、所望のエンジン出力を得るにあたって、燃料噴射弁45及び改質用燃料噴射弁63の燃料噴射量が最小となるように作成されたマップである。
ステップS10において、コントローラ7は、目標改質ガス率となるように、EGR弁62の開度を制御すると共に、改質用燃料噴射弁63の燃料噴射量を制御する。
以上説明した本実施形態によれば、エンジン1の暖機が完了する前は、入口触媒温度を改質触媒641として設定し(図2;S1でNo,S4)、入口触媒温度が活性化温度に到達するまでは通常のEGRを実施し(図2;S6でNo,S7,S8)、入口触媒温度が活性化温度以上になったらEGR改質を実施することとした(図2;S6でYes,S9,S10)。
エンジン1の暖機中は、通常のEGRによってEGRガスが改質器64を通過することで、改質触媒641の温度が常温(外気温)から徐々に上昇していく。このとき、改質触媒641の温度は入口側から上昇していくが、改質触媒全体が暖まるまでには改質触媒641の熱容量に応じた時間がかかる。つまり、エンジン1の暖機中においては、入口触媒温度は活性化温度に到達しているものの、出口触媒温度がまだ活性化温度に到達していない状態になることがある。
したがって、エンジン1の暖機中に出口触媒温度を改質触媒温度として設定すると、EGR改質を実施するまでに必要な時間が長くなる。
これに対し、本実施形態のように、エンジン1の暖機中に入口触媒温度を改質触媒温度として設定することでEGR改質を実施するまでに必要な時間を短くし、より早い段階からEGR改質を実施することができる。
また、本実施形態によれば、排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低いときは(図2;S1でYes,S2,S3でYes)、出口触媒温度を改質触媒温度として設定し、出口触媒温度が活性化温度以上であればEGR改質を実施することとした(図2;S5,S6でYes,S9,S10)。
排気温度は、エンジン1の運転状態に応じて逐次変化し、エンジン回転速度が高くなるほど、また、エンジン負荷が高くなるほど高くなる。したがって、排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも高くなっている運転状態から、過渡的に排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低くなる運転状態へと移ることがある。
このような過渡時において、改質触媒641の温度は排気温度の低下に伴ってすぐに低下するのではなく、改質触媒641の熱容量に応じて徐々に低下していく。また、燃焼室31でストイキ燃焼させた場合であっても、実際の排気(EGRガス)には微量の酸素が含まれている。そのため、EGRガス中に含まれる未燃焼の炭化水素や一酸化炭素が酸素と反応し、酸化反応した量に応じて改質触媒641の温度を上昇させている。
したがって、過渡時において排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低くなった場合であっても、改質触媒自体の温度は活性化温度よりも高い状態になっていることがある。
そこで本実施形態では、排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低くなったときは、出口触媒温度を改質触媒温度として設定し、出口触媒温度が活性化温度以上であればEGR改質を実施することとしたのである。
これは、改質反応は吸熱反応であるため、反応が進行するほど改質触媒641の温度は低下する。したがって、入口触媒温度と改質触媒温度として設定してしまうと、この吸熱反応により温度低下を顕著に検出してしまうからである。つまり、吸熱反応によって入口触媒温度が活性化温度よりも低くなった場合であっても、出口触媒温度はまだ活性化温度よりも高く、改質器64の出口側の改質触媒641で改質反応が可能な場合があるためである。
過渡時において排気温度が改質触媒温度よりも低くなったときに、出口触媒温度を改質触媒温度して設定することで、EGR改質の実施可能時間をより長く確保することできる。
このように、本実施形態によれば、エンジン1の暖機中は早期にEGR改質を実施でき、エンジン1の暖気後は、排気温度が改質触媒641の活性化温度よりも低くなった場合でも、EGR改質の実施可能時間を長く確保することできる。したがって、1トリップ中において、EGR改質を実施できる時間を長くすることができる。
EGR改質を実施することで、改質ガスを吸気コレクタ44に還流させて吸気コレクタ44内の負圧を低減でき、ポンプロスの低減効果が得られると共に、改質ガス中の水素による燃焼改善効果が得られる。その結果、燃料噴射弁45及び改質用燃料噴射弁63から噴射される全体の燃料噴射量を抑制しつつ、所望のエンジン出力を得ることができる。よって、1トリップ中におけるEGR改質の実施時間を長くすることで、燃費を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態によるEGR改質制御について説明する。本実施形態によるEGR改質制御は、EGRガス中の酸素濃度に応じて改質触媒641の活性化温度を補正する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下の実施形態では、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。
図3は、改質触媒温度と改質ガス中の水素濃度との関係を、EGRガス中の酸素濃度に応じて示した図である。
図3に示すように、EGRガス中に酸素が含まれている場合は、含まれていないときと比べて、改質触媒641の温度が通常の活性化温度(約600℃)よりも低い状態から、改質用混合気を改質ガス(水素含有ガス)に改質できていることが分かる。改質触媒641がロジウム系触媒の場合、EGRガス中の酸素濃度が1%で、活性化温度を100℃程度下げることができる。
したがって、本実施形態では、EGR通路61に酸素センサ68を設け、酸素センサ68の検出値に応じて改質触媒641の活性化温度を補正することとした。
図4は、本実施形態によるエンジン1の概略構成図である。
図4に示すように、本実施形態によるエンジン1は、EGR弁62と改質用燃料噴射弁63との間のEGR通路61に、EGRガスの酸素濃度を検出する酸素センサ68を備える。
図5は、本実施形態によるEGR改質制御について説明するフローチャートである。コントローラ7は、本ルーチンをエンジン1の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実行する。
ステップS21において、コントローラ7は、酸素センサ68で検出したEGRガスの酸素濃度に基づいて、改質触媒641の補正活性化温度を算出する。補正活性化温度は、EGRガス中の酸素濃度が高いときほど低くなる。
ステップS22において、コントローラ7は、改質触媒温度が補正活性化温度以上かを判定する。
以上説明した本実施形態によれば、EGRガス中の酸素濃度に応じて改質触媒641の活性化温度が低くなるように補正することができるので、EGR改質を実施できる運転領域をより増大することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、上記実施形態では火花点火式内燃機関を例に説明したが、これに限られるものではなく、圧縮着火式内燃機関でも良い。
また、上記実施形態では、改質器入口温度センサ65及び改質器出口温度センサ66によって入口触媒温度と出口触媒温度とを直接検出していたが、推定することによって検出しても良い。入口触媒温度と出口触媒温度とを推定することで、温度センサ分のコストを抑えることができる。
入口触媒温度及び出口触媒温度の温度は、エンジン回転速度及びエンジン負荷によって変化する排気温度と、EGR及びEGR改質の実施・停止時間と、に応じて変化するので、それらを考慮したマップ等から推定することができる。具体的には、排気温度が高くなれば入口触媒温度及び出口触媒温度の温度は上昇する。また、EGR及びEGR改質の実施時間が長いほど、入口触媒温度及び出口触媒温度の温度は上昇する。さらに、EGR及びEGR改質の停止時間が長いほど、入口触媒温度及び出口触媒温度の温度は低下する。
また、前述したように、入口触媒温度及び出口触媒温度の温度は、EGRガス中に含まれる未燃焼の炭化水素や一酸化炭素と酸素との酸化反応に応じて上昇する。したがって、EGRガス中の酸素濃度も考慮することで、さらに精度良く推定することができる。
また、目的に応じて改質器入口温度センサ65及び改質器出口温度センサ66の一方のみを取り付けることにしても良い。
1 エンジン(内燃機関)
4 吸気通路
61 EGR通路(還流通路)
63 改質用燃料噴射弁(改質燃料噴射器)
65 改質器入口温度センサ(入口温度検出手段)
66 改質器出口温度センサ(出口温度検出手段)
68 酸素センサ(酸素濃度検出手段)
641 改質触媒
S3,S4,S5,S6,S10 EGR改質手段

Claims (5)

  1. 内燃機関の制御装置であって、
    排気の一部を吸気通路に還流させる還流通路と、
    前記還流通路に設けられ、改質燃料を噴射する改質燃料噴射器と、
    前記還流通路に設けられ、排気と改質燃料との改質用混合気を改質して水素を含有する改質ガスを生成する改質触媒と、
    前記改質触媒の出口温度を検出する出口温度検出手段と、
    前記内燃機関の運転状態に応じて前記改質触媒に改質用混合気を供給して改質ガスを生成させるEGR改質手段と、
    を備え、
    前記EGR改質手段は、
    排気温度が前記改質触媒の活性化温度よりも低い場合は、前記改質触媒の出口温度がその改質触媒の活性化温度以上のときに、前記改質触媒に改質用混合気を供給して改質ガスを生成させる、
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記改質触媒の入口温度を検出する入口温度検出手段を備え、
    前記EGR改質手段は、
    前記内燃機関の暖機時には、前記改質触媒の入口温度がその改質触媒の活性化温度以上になったときに、前記改質触媒に改質用混合気を供給して改質ガスを生成させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、
    前記前記EGR改質手段は、
    排気中の酸素濃度が高いときほど、前記改質触媒の活性化温度が低くなるように補正する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記出口温度検出手段は、
    前記内燃機関の回転速度、前記内燃機関の負荷、及び、排気の一部を吸気通路に還流させている時間に応じて、前記改質触媒の出口温度を推定することで検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を備え、
    前記出口温度検出手段は、
    前記内燃機関の回転速度、前記内燃機関の負荷、排気の一部を吸気通路に還流させている時間、及び、排気中の酸素濃度に応じて、前記改質触媒の出口温度を推定することで検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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