JP2007303302A - 圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システム - Google Patents

圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切換時の燃焼騒音やトルク変動の発生を好適に抑制することを課題とする。
【解決手段】本発明は、上記した課題を解決するために、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切換時に、気筒内の酸素濃度を推定又は測定し、その酸素濃度に応じてパイロット噴射量および/またはメイン噴射時期を最適化することにより、燃料の過早着火及び失火による燃焼騒音の発生やトルク変動の発生を抑制するようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量が大きく異なる2つの運転モードを切換可能な圧縮着火式内燃機関の燃焼制御技術に関する。
車両などに搭載される内燃機関として、予混合燃焼運転モードと拡散燃焼運転モードを切り換え可能な圧縮着火式内燃機関が知られている。内燃機関が予混合燃焼運転される場合は、気筒内の燃料が所望の着火時期(例えば、圧縮上死点近傍)よりも早く着火(過早着火)し易いため、拡散燃焼運転時に比して多量のEGRガスを気筒内へ導入する必要がある。
但し、拡散燃焼運転と予混合燃焼運転との切り換え時には、運転モードの切換動作に対してEGRガス量の変化が追従できないため、燃焼騒音やトルク変動の発生し易いという問題があった。
これに対し、従来では、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切換時に気筒内へ実際に吸入される空気量と目標空気量との偏差に応じて燃料噴射時期や燃料噴射量を調整する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−124732号公報 特開2005−233107号公報 特開2003−27997号公報
ところで、気筒内に吸入される空気量及びEGRガス量を急速に変化させる場合に発生する燃焼騒音やトルク変動は、気筒内の空気量より寧ろ気筒内の酸素濃度に因ることが解った。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切換時のように気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量を急速に変化させる必要がある時の燃焼騒音やトルク変動の発生を好適に抑制することにある。
本発明は、上記した課題を解決するために、気筒内に吸入される空気量及びEGRガス量が異なる2つの運転モードを燃料噴射パラメータの変更により切り換える圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システムにおいて、運転モードの切換時に気筒内の酸素濃度を取得する取得手段と、取得手段により取得された酸素濃度に基づいて燃料噴射パラメータを変更する制御手段と、を備えるようにした。
内燃機関の運転モードが切り換えられる時には、燃料噴射パラメータの変更に加えて気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量を変更する必要がある。但し、気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量の変化は、燃料噴射パラメータの変化に追従することができない。
このため、気筒内へ実際に吸入される空気量及びEGRガス量に対して燃料噴射パラメータが不適当になる場合がある。このような場合には、燃料の着火時期や燃焼速度が急速
に変化して燃焼騒音やトルク変動を誘発する可能性がある。
これに対し、運転モード切換時に気筒内へ実際に吸入される空気量および/またはEGRガス量に基づいて燃料噴射パラメータの変更を行う方法が考えられる。しかしながら、本願発明者が鋭意の実験及び検証を行った結果、運転モード切換時における燃焼騒音やトルク変動の発生は、気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量よりも気筒内の酸素濃度との相関が高いことが解った。
そこで、本発明に係る圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システムは、運転モード切換時に気筒内の酸素濃度(以下、「筒内酸素濃度」と称する)を取得し、取得された筒内酸素濃度に応じて燃料噴射パラメータの変更を行うようにした。
このような圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システムによれば、燃焼騒音やトルク変動との相関が高い筒内酸素濃度に基づいて燃料噴射パラメータが最適化されるため、燃焼騒音やトルク変動の発生を抑制することが可能となる。
本発明は、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードを切換可能な圧縮着火式内燃機関に好適である。
拡散燃焼運転モードにおいて気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量と予混合燃焼運転モードにおいて気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量とは大きく相違する。従って、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切換時には、筒内酸素濃度が一方の運転モードに適した濃度から他方の運転モードに適した濃度へ変化するまでに応答遅れが生じる。
そこで、上記した応答遅れ期間における燃料噴射パラメータが筒内酸素濃度に応じて決定されると、燃料の着火時期や燃焼速度の急速な変化が抑制されるため、燃焼騒音やトルク変動が発生し難くなる。
尚、拡散燃焼運転モードの燃料噴射パターンとしては、圧縮上死点近傍におけるメイン噴射とメイン噴射より早期のパイロット噴射とを組み合わせたパターンが一般的である。一方、予混合燃焼運転時の燃料噴射パターンとしては、圧縮上死点より早期にメイン噴射を行うパターンが一般的である。
上記したような拡散燃焼運転モードの燃料噴射パターンと予混合燃焼運転モードの燃料噴射パターンとでは、燃料噴射回数(パイロット噴射の有無)とメイン噴射の噴射時期(メイン噴射時期)が異なる。そこで、上記応答遅れ期間において筒内酸素濃度に基づいて変更される燃料噴射パラメータとしては、パイロット噴射量とメイン噴射時期が好適である。
パイロット噴射量とメイン噴射時期の変更方法としては、上記した応答遅れ期間において筒内酸素濃度が所定濃度以下である時はパイロット噴射量を零にするとともにメイン噴射時期を筒内酸素濃度に応じて変更し、筒内酸素濃度が所定濃度より高い時はメイン噴射時期を固定するとともにパイロット噴射量を筒内酸素濃度に応じて増減させる方法を例示することができる。
前記した所定濃度は、パイロット噴射された燃料(以下、「パイロット燃料」と称する)が失火しない最低の筒内酸素濃度に相当する。すなわち、筒内酸素濃度がパイロット燃料の着火可能な範囲にある時はメイン噴射時期を固定しつつパイロット噴射量を筒内酸素濃度に比例して増減させ、筒内酸素濃度がパイロット燃料の着火不可能な範囲にある時は
パイロット噴射量を零(パイロット噴射を停止)に固定しつつメイン噴射時期を筒内酸素濃度に比例して進角又は遅角させる。
このような方法によれば、上記した応答遅れ期間においてパイロット噴射量とメイン噴射時期が筒内酸素濃度の変化に応じて徐変されるため、燃料の着火時期や燃焼速度が急速に変化し難くなる。その結果、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切換時における燃焼騒音やトルク変動の発生を抑制することが可能になる。
尚、筒内酸素濃度がパイロット燃料の着火可能な範囲にある時に、パイロット噴射量とメイン噴射時期の双方を筒内酸素濃度に応じて同時に変更する方法も考えられるが、その際にパイロット噴射終了時期とメイン噴射開始時期の間隔(所謂「パイロットインターバル」)が変化してしまうと、噴射圧力の変動或いは脈動によりパイロット噴射量やメイン噴射量のばらつき等が発生する可能性があるため望ましいとは言えない。
また、パイロット噴射量のみが増減されると総燃料噴射量(メイン噴射量とパイロット噴射量の総和)が変化して内燃機関のトルクが目標値から逸脱する可能性があるため、パイロット噴射量の増減分がメイン噴射量に加算されるようにしてもよい。
本発明によれば、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切り換え時のように気筒内へ吸入される空気量及びEGRガス量を急速に変化させる必要がある時に、燃焼騒音やトルク変動の発生を好適に抑制することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図1〜図8に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、予混合燃焼運転モードと拡散燃焼運転モードを適宜切り換え可能な圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)である。
内燃機関1は、各気筒2内へ直接燃料を噴射可能な燃料噴射弁3と、各気筒2内へ空気を導く吸気通路4とを備えている。吸気通路4の途中には、ターボチャージャ5のコンプレッサハウジング50とインタークーラ6が配置されている。
コンプレッサハウジング50により過給された吸気は、インタークーラ6で冷却された後に各気筒2内へ導かれるようになっている。各気筒2内へ導かれた吸気は、燃料噴射弁3から噴射された燃料とともに気筒2内で着火及び燃焼される。
各気筒2内で燃焼されたガス(既燃ガス)は、排気通路7へ排出される。排気通路7へ排出された排気は、排気通路7の途中に配置されたタービンハウジング51及び排気浄化装置8を経由して大気中へ放出される。
前記の排気浄化装置8としては、酸化能とNOx吸蔵能を有する吸蔵還元型NOx触媒、酸化能とPM捕集能を有するパティキュレートフィルタ、吸蔵還元型NOx触媒が担持されたパティキュレートフィルタ、或いは吸蔵還元型NOx触媒とパティキュレートフィルタが直列に配置されたもの等を例示することができる。
前記した吸気通路4のインタークーラ6より下流の部位と排気通路7のタービンハウジング51より上流の部位は、EGR通路9により相互に接続されている。EGR通路9の途中には、該EGR通路9を流れる排気(以下、「EGRガス」と称する)の流量を調節
するEGR弁10と、該EGR通路9を流れるEGRガスを冷却するためのEGRクーラ11が配置されている。
また、吸気通路4においてインタークーラ6より下流且つEGR通路9の接続部より上流の部位には吸気絞り弁12が配置されている。
上記した燃料噴射弁3、EGR弁10、及び、吸気絞り弁12は、ECU13によって電気的に制御される。ECU13は、吸気通路4に配置されたエアフローメータ14の測定値、排気浄化装置8より下流の排気通路7に配置された空燃比センサ(A/Fセンサ)15の測定値、内燃機関1に取り付けられたクランクポジションセンサ16の測定値、及びアクセルポジションセンサ17の測定値などに基づいて、燃料噴射弁3、EGR弁10、及び吸気絞り弁12を制御する。
例えば、ECU13は、内燃機関1の負荷(アクセルポジションセンサ17の出力信号(アクセル開度))Accp及び機関回転数Neから定まる機関運転状態に応じて内燃機関1の運転モードを切り換える。
図2は、機関運転状態と運転モードとの関係を規定したマップである。ECU13は、機関運転状態が図2の予混合燃焼運転領域にある時は、内燃機関1を予混合燃焼運転モードで運転させる。一方、機関運転状態が図2の拡散燃焼運転領域にある時は、ECU13は内燃機関1を拡散燃焼運転モードで運転させる。
予混合燃焼運転モードと拡散燃焼運転モードとの切り換えは、燃料噴射パラメータを変更することによって行われる。その際の燃料噴射パラメータとしては、パイロット噴射量とメイン噴射時期とを例示することができる。
内燃機関1が予混合燃焼運転モードで運転させられる場合には、ECU13は、図3に示すように、パイロット噴射量を零に設定(パイロット噴射を停止)するとともにメイン噴射時期を圧縮上死点より早い時期(圧縮行程の初期又は中期)に設定する。
一方、内燃機関1が拡散燃焼運転モードで運転させられる場合には、ECU13は、図4に示すように、パイロット噴射量を零より多い量に設定(パイロット噴射を実行)するとともにメイン噴射時期を圧縮上死点近傍に設定する。
ところで、内燃機関1が予混合燃焼運転モードで運転される場合は、燃料噴射弁3からメイン噴射された燃料が予混合気を形成する前に過早着火する可能性があった。これに対し、従来では予混合燃焼運転モード時に気筒2内へ吸入されるEGRガス量を拡散燃焼運転モード時に比して十分に多くすることにより、燃料の過早着火を抑制している。
しかしながら、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードが切り換えられる場合は、上記の燃料噴射パラメータ(パイロット噴射量及びメイン噴射時期)を即座に変更することは可能であるが、気筒2内へ吸入されるEGRガス量や空気量を即座に変更することはできない。
このため、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードの切換時には、気筒2内に吸入される空気量やEGRガス量に対して燃料噴射パラメータが不適当になる場合がある。このような場合には、燃料の着火時期や燃焼速度が急変して燃焼騒音やトルク変動を誘発する可能性がある。
これに対し、本願発明者が鋭意の実験及び検証を行った結果、拡散燃焼運転モードと予
混合燃焼運転モードの切換時における燃料の着火時期及び燃焼速度は、気筒2内の酸素濃度(筒内酸素濃度)が大きく影響することが解った。そこで、本実施例では、拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードとの切換が行われる過渡時に筒内酸素濃度を取得し、取得された筒内酸素濃度に応じて燃料噴射パラメータを変更するようにした。
以下、本実施例における燃焼制御方法について具体的に述べる。
(拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切換)
先ず、内燃機関1の運転モードが拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへ切り換えられる場合の燃料噴射パラメータの変更方法について述べる。
内燃機関1の運転モードが拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへ切り換えられる場合は、パイロット噴射量を零(パイロット噴射を停止)にするとともにメイン噴射時期を大幅に進角させる必要がある。
しかしながら、筒内酸素濃度が十分に低下していない時にパイロット噴射量が零とされ(パイロット噴射停止)且つメイン噴射時期が予混合燃焼運転モード用の目標噴射時期に進角させられると、燃料の着火時期が早まるとともに着火後の燃焼速度が上昇するため、燃焼騒音やトルク変動が発生し易くなる。
このため、内燃機関1の運転モードが拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへ切り換えられる場合には、筒内酸素濃度の変化に応じて燃料噴射パラメータが変更されることが好ましい。
筒内酸素濃度を求める方法としては、吸入空気量、過給圧、吸気温度、EGRガスの輸送遅れ等から推定演算する方法、インテークマニフォルド又は吸気ポートに取り付けられた酸素濃度センサにより直接測定する方法を例示することができる。
燃料噴射パラメータの変更方法としては、(1)パイロット噴射を直ちに停止するとともにメイン噴射時期を筒内酸素濃度が低下するほど進角させる方法、(2)筒内酸素濃度が低下するほどパイロット噴射量を減少させると同時にメイン噴射時期を進角させる方法等が考えられる。
上記した(1)の方法では、パイロット噴射量が急変することにより、メイン噴射された燃料の着火時期や燃焼速度も急変する可能性がある。上記した(2)の方法では、筒内酸素濃度が十分に低下していない時にメイン噴射時期が進角することにより、メイン噴射された燃料が過早着火する可能性がある。更に、上記した(2)の方法では、パイロットインターバルが変化する場合があり、そのような場合にはパイロット噴射及びメイン噴射の噴射圧や噴射量が不安定になる可能性もある。
従って、パイロット噴射量の大幅な変更、筒内酸素濃度が高い時のメイン噴射時期の変更、パイロット噴射量とメイン噴射時期の同時変更は、好ましいとは言えない。
そこで、ECU13は、筒内酸素濃度がある程度低下するまではメイン噴射時期を変更せずにパイロット噴射量のみを変更し、筒内酸素濃度がある程度低下した後はパイロット噴射を停止させてメイン噴射時期のみを変更するようにした。
以下、拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切換時における燃焼噴射パラメータの変更手順について図5に沿って説明する。図5は、拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切換時における燃料噴射パラメータの変更手順を示すタイミングチ
ャートである。
内燃機関1の運転状態(アクセル開度Accp及び機関回転数Ne)が前述した図2の拡散燃焼運転領域から予混合燃焼運転へ移行すると、ECU13は、気筒2内に吸入されるEGRガス量を所望量まで増加させるべくEGR弁10の開度を増加させる。すなわち、ECU13は、EGR弁10の開度を拡散燃焼運転モード用の目標開度Oegrdから予混合燃焼運転モード用の目標開度Oegrhへ変更する。
EGR弁10の開度が拡散燃焼運転モード用の目標開度Oegrdから予混合燃焼運転モード用の目標開度Oegrhへ切り換えられた時(図5中のt1)から筒内酸素濃度が変化し始めるまで(図5中のt2)には応答遅れが生じる。
筒内酸素濃度が拡散燃焼運転モード用の目標濃度roxcdから低下し始めると(図5中のt2)、ECU13は、メイン噴射時期を拡散燃焼運転モード用の目標噴射時期Mdに固定しつつパイロット噴射量の減量補正を開始する。
その際の補正量は、筒内酸素濃度が低くなるほどパイロット噴射量が少なくなるように定められる。詳細には、ECU13は、現時点の筒内酸素濃度と予混合燃焼運転モード用の目標筒内酸素濃度roxchとの差△O2を演算し、前記差△O2が小さくなるほど補正量を多くする(言い換えれば、前記差△O2が大きくなるほど補正量を少なくする)。
また、パイロット噴射量の減量補正により総燃料噴射量(パイロット噴射量とメイン噴射量との和)が減少すると、内燃機関1の発生トルクが減少するため、パイロット噴射量の減量分をメイン噴射量に加算する。
その後、筒内酸素濃度が所定濃度Aroxc以下に低下すると(図5中のt3)、ECU13は、パイロット噴射を停止(パイロット噴射量=0)するとともに、メイン噴射時期を拡散燃焼運転時の目標噴射時期Mdから予混合燃焼運転時の目標噴射時期Mhへ徐々に進角させる。
その際の進角量は、筒内酸素濃度が低くなるほど多くされる。詳細には、ECU13は、現時点の筒内酸素濃度と予混合燃焼運転モード用の目標筒内酸素濃度roxchとの差O2が小さくなるほど進角量を多くする(言い換えれば、前記差O2が大きくなるほど進角量を少なくする)。
上記した所定濃度Aroxcは、パイロット噴射された燃料が失火しない最低の筒内酸素濃度であり、予め実験的に求められている。
筒内酸素濃度が予混合燃焼運転モード用の目標濃度roxchまで低下すると(図5中のt4)、ECU13は、メイン噴射時期の進角を停止させるとともに、メイン噴射時期を予混合燃焼運転モード用の目標噴射時期Mhに制御する。
以上述べた手順により拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切り換えが行われると、筒内酸素濃度の変化に応じて燃料噴射パラメータが変更されるため、燃料の着火時期や燃焼速度の急速な変動が抑制される。その結果、内燃機関1の燃焼騒音やトルク変動が発生し難くなる。
尚、上記した図5の例では、筒内酸素濃度が所定濃度Aroxc以下となった時点(図5中のt3)においてパイロット噴射が停止されるとともにメイン噴射時期の進角処理が開始されているが、筒内酸素濃度が所定濃度Aroxc以下となる前にパイロット噴射量
が一定量Qplmax以下へ減少した時は、その時点でパイロット噴射が停止されるようにしてもよい。
その際の一定量Qplmaxは、内燃機関1が拡散燃焼運転モードで運転されている時のパイロット噴射量に比して十分に少ない量であって、該一定量Qplmax以下のパイロット噴射が一時に停止されてもトルク変動が発生し得ない量である。
(予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへの切換)
次に、内燃機関1の運転モードが予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへ切り換えられる場合の燃料噴射パラメータの変更方法について述べる。
内燃機関1の運転モードが予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへ切り換えられる場合は、パイロット噴射量を増加(パイロット噴射を開始)させるとともにメイン噴射時期を大幅に遅角させる必要がある。
しかしながら、筒内酸素濃度が十分に上昇していない時にパイロット噴射が開始され且つメイン噴射時期が拡散燃焼運転モード用の目標噴射時期へ遅角させられると、パイロット噴射された燃料及びメイン噴射された燃料が失火することにより、内燃機関1のトルクが急激に低下する可能性がある。
このため、内燃機関1の運転モードが予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへ切り換えられる場合も、筒内酸素濃度の変化に応じて燃料噴射パラメータが変更されることが好ましい。
ところで、筒内酸素濃度が低い時にパイロット噴射が開始されても、パイロット噴射された燃料が失火し易いため、内燃機関1のトルク低下を回避することは難しい。
そこで、ECU13は、筒内酸素濃度がある程度上昇するまではパイロット噴射を開始せずにメイン噴射時期のみを変更し、筒内酸素濃度がある程度上昇した後はメイン噴射時期を拡散燃焼運転モード用の目標噴射時期に固定してパイロット噴射量のみを変更するようにした。すなわち、ECU13は、拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切換時と逆の手順により燃料噴射パラメータを変更する。
以下、予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへの切換時における燃焼噴射パラメータの変更手順について図6に沿って説明する。図6は、予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへの切換時における燃料噴射パラメータの変更手順を示すタイミングチャートである。
内燃機関1の運転状態(アクセル開度Accp及び機関回転数Ne)が前述した図2の予混合燃焼運転から拡散燃焼運転へ移行すると、ECU13は、気筒2内に吸入されるEGRガス量を所望量まで減少させるべくEGR弁10の開度を増加させる。すなわち、ECU13は、EGR弁10の開度を予混合燃焼運転モード用の開度Oegrhから拡散燃焼運転モード用の開度Oegrdへ変更する。
EGR弁10の開度が予混合燃焼運転モード用の開度Oegrhから拡散燃焼運転モード用の開度Oegrdへ切り換えられた時点(図6中のt5)から筒内酸素濃度が変化し始めるまで(図6中のt6)には応答遅れが生じる。
筒内酸素濃度が予混合燃焼運転roxchから上昇し始めると(図6中のt6)、ECU13は、パイロット噴射量を零(パイロット噴射を停止)に維持しつつメイン噴射時期
を予混合燃焼運転モード用の目標噴射時期Mhから徐々に遅角させる。
その際の遅角量は、筒内酸素濃度が低くなるほどメイン噴射時期が早くなるように定められる。詳細には、ECU13は、現時点の筒内酸素濃度と拡散燃焼運転モード用の目標筒内酸素濃度roxcdとの差O2が小さくなるほど遅角量を多くする(言い換えれば、前記差O2が大きくなるほど遅角量を小さくする)。
その後、筒内酸素濃度が所定濃度Aroxcより高くなると(図6中のt7)、ECU13は、メイン噴射時期を拡散燃焼運転モード用の目標噴射時期Mdに変更するとともに、パイロット噴射を開始する。パイロット噴射開始時のパイロット噴射量は前述した一定量Qplmaxと同量に設定されることが好ましい。
続いて、ECU13は、メイン噴射時期を拡散燃焼運転モード用の目標噴射時期Mdに固定しつつパイロット噴射量を増量補正する。その際の補正量は、筒内酸素濃度が高くなるほどパイロット噴射量が多くなるように定められる。詳細には、ECU13は、現時点の筒内酸素濃度と拡散燃焼運転モード用の目標筒内酸素濃度roxcdとの差O2が小さくなるほど補正量を多くする(言い換えれば、前記差△O2が大きくなるほど補正量を少なくする)。
尚、パイロット噴射量の増量補正により総燃料噴射量(パイロット噴射量とメイン噴射量との和)が増加すると、内燃機関1の発生トルクが増加するため、パイロット噴射量の増量分をメイン噴射量から減算する。
筒内酸素濃度が拡散燃焼運転モード用の目標筒内酸素濃度roxcdまで上昇すると(図6中のt8)、ECU13は、パイロット噴射量の増量補正を停止させる。
以上述べた手順により予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへの切り換えが行われると、筒内酸素濃度の変化に応じて燃料噴射パラメータが変更されるため、燃料の失火が抑制される。その結果、内燃機関1のトルク変動(トルクの低下)が発生し難くなる。
次に、本実施例における燃料噴射パラメータの変更方法について図7、図8に沿って説明する。図7及び図8は、内燃機関1の燃焼制御ルーチンを示すフローチャートである。この燃焼制御ルーチンは、予めECU13のROMに記憶されているルーチンであり、ECU13によって所定期間毎に繰り返し実行される。
先ず、図7において、ECU13は先ずS101で内燃機関1の運転モードが拡散燃焼運転モードであるか否かを判別する。
前記S101において肯定判定された場合は、ECU13は、S102へ進み、運転モード切換条件が成立している否かを判別する。すなわち、ECU13は、アクセル開度Accp及び機関回転数Neが前述した図2の拡散燃焼運転領域から予混合燃焼運転領域へ移行したか否かを判別する。
前記S102において否定判定された場合は、ECU13は本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、前記S102において肯定判定された場合は、ECU13はS103へ進む。
前記S103では、ECU13は、EGR弁10の開度を予混合燃焼運転モード用の目標開度Oegrhへ変更する。
S104では、ECU13は、現状の筒内酸素濃度roxcを推定演算又は検出する。続いて、ECU13は、S105において予混合燃焼運転モード時の目標筒内酸素濃度roxchを演算する。
S106では、ECU13は、前記S104で算出又は検出された筒内酸素濃度roxcと前記S105で算出された目標筒内酸素濃度roxchとが等しいか否かを判別する。
前記S106において否定判定された場合(roxc≠roxch)は、ECU13は、筒内酸素濃度roxcが目標筒内酸素濃度roxchより高いとみなして、S109へ進む。
S109では、ECU13は、前記筒内酸素濃度roxcと前記目標筒内酸素濃度roxchの差△O2(=roxc−roxch)を演算する。
S110では、ECU13は、前記S109で算出された差O2に基づいて補正値f(△O2)を演算する。ECU13は、拡散燃焼運転モード時の目標パイロット噴射量Qpldから前記補正値f(O2)を減算することにより、パイロット噴射量Qplを求める。
尚、前記した補正値f(△O2)は、前記差O2が小さくなるほど(筒内酸素濃度roxcが低くなるほど)、パイロット噴射量Qplが少なくなるように定められる。言い換えれば、前記補正値f(O2)は、前記差△O2が小さくなるほど大きな値になるように定められる。
S111では、ECU13は、前記S110で算出されたパイロット噴射量Qplが所定量Qplmaxより多いか否かを判別する。S111において肯定判定された場合(Qpl>Qplmax)は、ECU13はS112へ進む。
S112では、ECU13は、前記S104で算出又は検出された筒内酸素濃度roxcが所定濃度Aroxcより高いか否かを判別する。S112において肯定判定された場合は、ECU13は、S113へ進む。
S113では、ECU13は、前記S110で算出されたパイロット噴射量Qplに従ってパイロット噴射を実行する。
S114では、ECU13は、拡散燃焼運転モード時の目標噴射時期Mdを現時点のメイン噴射時期Minjに設定してメイン噴射を行う。ECU13は、S114の処理を実行し終えると、前述したS104以降の処理を繰り返し実行する。
S104以降の処理が繰り返し実行されると、筒内酸素濃度roxcが徐々に低下するとともにパイロット噴射量Qplが徐々に減少し、前述したS111とS112の何れかにおいて否定判定されることになる。
前記S111又は前記S112において否定判定された場合(Qpl≦Qplmax又はroxc≦Aroxc)は、ECU13は、S115へ進み、パイロット噴射量を零(パイロット噴射停止)に設定する。
続いて、ECU13は、S116においてメイン噴射時期の進角補正を行う。具体的に
は、ECU13は、前記S109において算出された差△O2に基づいて補正値g(O2)を演算する。ECU13は、拡散燃焼運転モード時の目標噴射時期Md(単位はATDC)から前記補正値g(O2)を減算してメイン噴射時期Minjを算出し、算出されたメイン噴射時期Minjに従ってメイン噴射を行う。
尚、前記した補正値g(O2)は、前記差O2が小さくなるほど(筒内酸素濃度roxcが低くなるほど)、メイン噴射時期Minjが進角するように定められる。言い換えれば、前記補正値g(O2)は、前記差△O2が小さくなるほど大きな値になるように定められる。
その後、筒内酸素濃度roxcが更に低下して予混合燃焼運転モード時の目標筒内酸素濃度roxchに到達すると、ECU13は前記S106において肯定判定(roxc=roxch)する。
前記S106において肯定判定されると、ECU13は、S107へ進み、パイロット噴射量Qplを零(パイロット噴射停止)に設定する。次いで、ECU13は、S108において予混合燃焼運転モード時の目標噴射時期Mhをメイン噴射時期Minjに設定してメイン噴射を行う。
また、前記S101において否定判定された場合は、ECU13は、図8のS201へ進む。S201では、ECU13は、運転モード切換条件が成立している否かを判別する。すなわち、ECU13は、アクセル開度Accp及び機関回転数Neが前述した図2の予混合燃焼運転領域から拡散燃焼運転領域へ移行したか否かを判別する。
前記S201において否定判定された場合は、ECU13は本ルーチンの実行を一旦終了する。一方、前記S201において肯定判定された場合は、ECU13はS202へ進む。
前記S202では、ECU13は、EGR弁10の開度を拡散燃焼運転モード用の目標開度Oegrdへ変更する。
S203では、ECU13は、現状の筒内酸素濃度roxcを推定演算又は検出する。続いて、ECU13は、S204において拡散燃焼運転モード時の目標筒内酸素濃度roxcdを演算する。
S205では、ECU13は、前記S203で算出又は検出された筒内酸素濃度roxcと前記S204で算出された目標筒内酸素濃度roxcdとが等しいか否かを判別する。
前記S205において否定判定された場合(roxc≠roxcd)は、ECU13は、筒内酸素濃度roxcが目標筒内酸素濃度roxcdより低いとみなして、S208へ進む。
S208では、ECU13は、前記筒内酸素濃度roxcと前記目標筒内酸素濃度roxcdの差△O2(=roxcd−roxc)を演算する。
S209では、前記S203で算出又は検出された筒内酸素濃度roxcが所定濃度Aroxc以下であるか否かを判別する。
前記S209において肯定判定された場合(roxc≦Aroxc)は、ECU13は
、S210へ進み、パイロット噴射量を零(パイロット噴射停止)に設定する。
続いて、ECU13は、S211においてメイン噴射時期の遅角補正を行う。具体的には、ECU13は、前記S208で算出された差△O2に基づいて補正値g(O2)を演算する。ECU13は、予混合燃焼運転モード時の目標噴射時期Mh(単位はATDC)に前記補正値g(O2)を加算してメイン噴射時期Minjを算出し、算出されたメイン噴射時期Minjに従ってメイン噴射を行う。
尚、前記した補正値g(O2)は、前述したように、前記差△O2が小さくなるほど大きな値になるように設定されている。
ECU13は、前記S211の処理を実行し終えると、前述したS203以降の処理を繰り返し実行する。S203以降の処理が繰り返し実行されると、筒内酸素濃度roxcが徐々に上昇するとともにメイン噴射時期Minjが徐々に遅くなり、前述したS209において否定判定されることになる。
前記S209で否定判定された場合(roxc>Aroxc)は、ECU13は、S212へ進み、パイロット噴射を開始する。具体的には、ECU13は、前記S208で算出された差△O2に基づいて補正値h(O2)を演算する。ECU13は、拡散燃焼運転モード時の目標パイロット噴射量Qplから前記補正値h(O2)を減算することにより、パイロット噴射量Qplを求める。
前記した補正値h(△O2)は、前記差O2が小さくなるほど(筒内酸素濃度roxcが高くなるほど)、パイロット噴射量Qplが多くなるように定められる。言い換えれば、前記補正値h(O2)は、前記差△O2が小さくなるほど小さな値になるように定められる。
尚、パイロット噴射が開始される時のパイロット噴射量の初期値は、所定量Qplmaxと同量に設定されることが好ましい。これは、パイロット噴射が開始されることによる内燃機関1のトルク変動を抑制するためである。
S213では、ECU13は、前記S212で算出されたパイロット噴射量Qplに従ってパイロット噴射を実行する。
S214では、ECU13は、拡散燃焼運転モード時の目標噴射時期Mdを現時点のメイン噴射時期Minjに設定してメイン噴射を行う。
その後、筒内酸素濃度roxcが更に上昇して拡散燃焼運転モード時の目標筒内酸素濃度roxcdに到達すると、ECU13は前記S205において肯定判定(roxc=
roxcd)する。
前記S205において肯定判定されると、ECU13は、S206へ進み、拡散燃焼運転モード時の目標パイロット噴射量Qpldをパイロット噴射量Qplに設定してパイロット噴射を行う。
S207では、ECU13は、拡散燃焼運転モード時の目標噴射時期Mdをメイン噴射時期Minjに設定してメイン噴射を行う。
以上述べたようにECU13が図7及び図8の燃焼制御ルーチンを実行することにより、本発明に係る取得手段及び制御手段が実現される。その結果、内燃機関1の運転モード
が切り換えられる時は、筒内酸素濃度に応じて燃料噴射パラメータが最適化される。
従って、本実施例の圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システムによれば、予混合燃焼運転モードと拡散燃焼運転モードの切換時に燃焼騒音やトルク変動の発生が抑制される。
尚、本実施例では、拡散燃焼運転モード時にパイロット噴射が1回のみ行われる例について述べたが、パイロット噴射が複数回行われる場合であっても各回のパイロット噴射量を筒内酸素濃度に応じて増減させることにより、本実施例と同様の効果を得ることができる。
また、拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切換時は、筒内酸素濃度roxcに応じた燃料噴射パラメータの変更とともに、筒内酸素濃度roxcの低下に比例してコモンレールの圧力を下げる、筒内酸素濃度roxcの低下に比例してターボチャージャ5の過給圧を上昇させる(例えば、可変容量型ターボチャージャのノズル開度を絞る)、或いは筒内酸素濃度roxcの低下に比例して冷却水温度を低下させる(例えば、サーモスタットバルブの開度を大きくする)等の処理が行われるようにしてもよい。
このような方法によれば、拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切換時における燃焼騒音の発生やトルク変動の発生を一層抑制し易くなる。
一方、予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへの切換時には、筒内酸素濃度roxcに応じた燃料噴射パラメータの変更とともに、筒内酸素濃度roxcの上昇に比例してコモンレールの圧力を上昇させる等の処理が行われるようにしてもよい。
このような方法によれば、予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへの切換時における燃料の失火を一層抑制し易くなり、以て内燃機関1のトルク低下を抑制することも一層容易となる。
本発明を適用する内燃機関の概略構成を示す図である。 内燃機関の予混合燃焼運転領域と拡散燃焼運転領域を示す図である。 予混合燃焼運転時の燃料噴射方法を示すタイミングチャートである。 拡散燃焼運転時の燃料噴射方法を示すタイミングチャートである。 拡散燃焼運転モードから予混合燃焼運転モードへの切換時における燃料噴射パラメータの変更手順を示すタイミングチャートである。 予混合燃焼運転モードから拡散燃焼運転モードへの切換時における燃料噴射パラメータの変更手順を示すタイミングチャートである。 運転モード切換時の燃焼制御ルーチンを示す第1のフローチャートである。 運転モード切換時の燃焼制御ルーチンを示す第2のフローチャートである。
符号の説明
1・・・・・内燃機関
2・・・・・気筒
3・・・・・燃料噴射弁
9・・・・・EGR通路
10・・・・EGR弁
13・・・・ECU
16・・・・クランクポジションセンサ
17・・・・アクセルポジションセンサ

Claims (3)

  1. 気筒内に吸入される空気量及びEGRガス量が異なる2つの運転モードを燃料噴射パラメータの変更により切り換える圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システムにおいて、
    前記運転モードの切換時に気筒内の酸素濃度を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された酸素濃度に基づいて燃料噴射パラメータを変更する制御手段と、
    を備えることを特徴とする圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システム。
  2. 請求項1において、前記2つの運転モードは拡散燃焼運転モードと予混合燃焼運転モードであり、
    前記燃料噴射パラメータは、パイロット噴射量及びメイン噴射時期であることを特徴とする圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システム。
  3. 請求項2において、前記制御手段は、前記2つの運転モードの切換時に、前記取得手段により取得された酸素濃度が所定濃度以下となる期間ではパイロット噴射量を零にするとともにメイン噴射時期を前記酸素濃度に応じて変更し、前記取得手段により取得された酸素濃度が前記所定濃度より高くなる期間ではメイン噴射時期を固定するとともにパイロット噴射量を前記酸素濃度に応じて増減させることを特徴とする圧縮着火式内燃機関の燃焼制御システム。
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