JP4962464B2 - 圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法及び燃料噴射制御システム - Google Patents

圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法及び燃料噴射制御システム Download PDF

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Description

本発明は、圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータを補正するための補正ゲインを適合する方法、及び、圧縮着火式内燃機関の燃料噴射システムに関する。
圧縮着火式内燃機関(以下、単に内燃機関と称する)においては、NOxの排出量の低減等を目的として、排気系を流れる排気の一部をEGRガスとして吸気系に導入する、所謂EGR装置を備えたものが知られている。このようなEGR装置を備えた内燃機関では、吸気系に導入されるEGRガス量が内燃機関の運転状態に応じて制御される。
しかしながら、気筒内のEGRガス量を変化させるときの応答遅れ期間は、内燃機関の吸入空気量や燃料噴射量を変化させるときの応答遅れ期間より長い。そのため、内燃機関の運転状態が過渡運転となると、EGRガス量の変化の応答遅れに起因して、気筒内の酸素濃度が所望の値(即ち、定常運転時の値)からずれる場合がある。このような場合、内燃機関のトルクや燃焼騒音が要求値を満たさなくなる虞がある。
そこで、内燃機関の運転状態が過渡運転となった際には、内燃機関における主燃料噴射時期、副燃料噴射量及び/又は副燃料噴射と主燃料噴射との間隔の長さ(以下、噴射インターバルと称する)を補正することで、内燃機関のトルクや燃焼騒音を要求値に制御する場合がある。主燃料噴射時期は、一燃焼サイクル中における主燃料噴射の実行時期であり、副燃料噴射量は、一燃焼サイクル中において主燃料噴射に先立って行われる副燃料噴射による燃料噴射量である。
尚、特許文献1には、ディーゼルエンジンにおいて、排気浄化装置の活性化や再生のために空気過剰率を減少制御するときに、目標主噴射時期を進角補正し、目標副噴射量を増量補正し、目標噴射圧を増圧補正する技術が開示されている。
特開2003−129890号公報 特開2004−263680号公報 特開2004−124935号公報
EGRガスが吸気系に導入される内燃機関において、過渡運転時に該内燃機関のトルクや燃焼騒音を要求値に制御すべく主燃料噴射時期、副燃料噴射量、噴射インターバル等の燃料噴射パラメータを補正する場合、その補正ゲインを予め求めておく必要がある。
本発明は、燃料噴射パラメータを過渡運転時に補正するための補正ゲインをより効率的に適合することが可能な技術を提供することを目的とする。
第一の発明に係る圧縮着火内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法は、
排気系を流れる排気の一部がEGRガスとして吸気系に導入され、
気筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁によって一燃焼サイクル中に主燃料噴射と該主燃料噴射に先立って実行される副燃料噴射とが行われる圧縮着火式内燃機関において、過渡運転中に燃料噴射パラメータを補正するための補正ゲインを適合する方法であって、
副燃料噴射による燃料噴射量である副燃料噴射量をQsとし、一燃焼サイクル中におけ
る主燃料噴射の実行時期である主燃料噴射時期をtmとし、一燃焼サイクル中における副燃料噴射と主燃料噴射との間隔の長さである噴射インターバルをΔintとし、
過渡運転時においてQs及びΔintを補正することなくtmを補正することで所望の燃焼が得られる回転数領域の境界となる機関回転数を境界回転数として設定する設定工程と、
該設定工程で設定された前記境界回転数より高い機関回転数に対しては、過渡運転中においてtmを補正するための補正ゲインのみを適合する適合工程と、を有することを特徴とする。
内燃機関における主燃料噴射時期tm、副燃料噴射量Qs及び/又は噴射インターバルΔintを制御することで、主燃料噴射後の燃焼における熱発生率のピーク発生時期Xや該熱発生率のピークの高さYを制御することができる。これにより、内燃機関のトルクや燃焼騒音を要求値に制御することが出来る。
ここで、機関回転数が高い場合、機関回転数が低い場合に比べて副燃料噴射と主燃料噴射との時間的な間隔が短いため、副燃料噴射によって噴射された燃料が燃焼までの間に空気と混合され難い。また、定常運転時において、機関回転数が高い領域では、副燃料噴射によって噴射された燃料が燃焼することで生じる発熱量(以下、副燃料発熱量と称する)が、機関回転数が低い領域に比べて十分に確保されている。これらにより、機関回転数が高い場合、機関回転数が低い場合に比べてQsやΔintの変化の燃焼への寄与率が低い。つまり、機関回転数がある程度高くなると、QsやΔintを変化させても、XやYの値が変化し難くなる。
一方、機関回転数が高い場合であっても、主燃料噴射時期tmの変化の燃焼への寄与率は高い。そのため、過渡運転時に所望の燃焼(即ち、トルクや燃焼騒音が要求地を満たす燃焼)を得るべく燃料噴射パラメータを制御する場合、機関回転数がある程度高い領域ではQs及びΔintを補正することなく主燃料噴射時期tmを補正することでより効率的に所望の燃焼が得ることが出来る。
本発明では、過渡運転時においてQs及びΔintを補正することなくtmを補正することで所望の燃焼が得られる回転数領域の境界となる機関回転数が境界回転数として設定される。ここで、境界回転数を、該境界回転数より高い領域では機関負荷に関わらずQs及びΔintを補正することなくtmを補正することで所望の燃焼が得られるが、該境界回転数以下の領域では機関負荷によってはそれが困難となる値としてもよい。
そして、適合工程において、境界回転数より高い機関回転数に対しては、過渡運転中においてtmを補正するための補正ゲインのみが適合される。つまり、境界回転数より高い機関回転数に対しては、過渡運転中にQsを補正するための補正ゲイン及び過渡運転中にΔintを補正するための補正ゲインの適合は行われない。
これにより、過渡運転時において所望の燃焼を得るべく燃料噴射パラメータを補正するための補正ゲインをより効率的に適合することが出来る。
本発明では、設定工程において、定常運転時の混合気の空燃比に基づいて境界回転数を設定してもよい。
機関回転数が同一であっても混合気の空燃比が異なるとQs及びΔintの変化の燃焼への寄与率が変化する。そのため、定常運転時の混合気の空燃比に基づいて境界回転数を設定することで、境界回転数をより好適な値に設定することが出来る。
本発明では、
前記設定工程において、
前記境界回転数をneborderとし、
副燃料噴射及び主燃料噴射を実行したときのXの目標値からの変動クランク角度幅の許容可能な上限値をΔaxとし、
副燃料発熱量が増加するほど主燃料噴射によって噴射された燃料が着火するときの着火遅れ期間がより短くなる領域内で定常運転時のQsが適合されている場合において、定常運転時における前記気筒内の酸素濃度の変動量の最大値分該酸素濃度が変動したときの、主燃料噴射によって噴射された燃料が着火するときの着火遅れ期間の変化時間の長さをΔtdmmaxとしたときに、
neborder=Δax/(6×Δtdmmax)
となる値に前記境界回転数を設定してもよい。
ここで、Δaxは、許容可能な内燃機関のトルク変動の最大値に基づいて定められる値である。
上記式によって算出される境界回転数は、定常運転時において、気筒内の酸素濃度の変動に伴って主燃料着火遅れ期間が変動するとXの目標値からの変動幅が許容範囲を越える可能性がある機関回転数の閾値である。このような境界回転数より高い回転数領域では、気筒内の酸素濃度の変動に対する燃焼のロバスト性を高めるために、副燃料発熱量が変化してもXの変化は抑制される程度の量に定常運転時のQsが適合されている可能性が高い。そのため、上記式によって算出される境界回転数は、過渡運転時においてQs及びΔintを補正することなくtmを補正することで所望の燃焼が得られる回転数領域の境界となる。
また、定常運転時の混合気の空燃比が高いほどΔtdmmaxは小さくなる。そのため、上記式によれば、定常運転時の混合気の空燃比が高いほど境界回転数は高くなる。
本発明においては、適合工程において、境界回転数より高い機関回転数に対してtmを補正するための補正ゲインのみを適合するときは、過渡運転時においてXの値が目標値となるように該補正ゲインを適合してもよい。
この場合、適合工程において適合されたtmを補正するための補正ゲインによって、過渡運転時であって機関回転数が境界回転数より高いときにQs及びΔintを補正することなくtmを補正して副燃料噴射及び主燃料噴射を実行した場合のYの値を推定する推定工程と、該推定工程で推定されたYの値が目標値以下であるか否かを判別する判別工程と、をさらに有してもよい。そして、判別工程において否定判定された場合は、定常運転時におけるQs、tm及びΔintのうち少なくともいずれかの適合をやり直してもよい。
定常運転時におけるQs、tm及びΔintのうち少なくともいずれかの適合をやり直すことで、過渡適合工程において境界回転数より高い機関回転数に対して適合されたtmを補正するための補正ゲインによって過渡運転時のtmを補正したときに、Yの値が目標値以下となるようにすることが出来る。
第二の発明に係る圧縮着火式内燃機関の燃料噴射制御システムは、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法における適合工程で求められたtmを補正するための補正ゲインを機関回転数と対応させて記憶する適合値記憶手段と、
前記圧縮着火式内燃機関の運転状態が過渡運転であって機関回転数が前記境界回転数より高いときに、機関回転数に応じて、Qs及びΔintを補正することなく過渡適合値記憶手段に記憶された補正ゲインによってtmを補正する補正手段と、を備えたことを特徴
とする。
本発明によれば、過渡運転であって機関回転数が境界回転数より高いときにおいても、内燃機関のトルクや燃焼騒音を要求値に制御することが出来る。
本発明によれば、EGRガスが吸気系に導入される内燃機関の運転状態が過渡運転状態となったときに該内燃機関のトルクや燃焼騒音を要求値に制御すべく燃料噴射パラメータを補正するための補正ゲインをより効率的に適合することが出来る。
以下、本発明に係る圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータの補正ゲイン適合方法及び燃料噴射制御システムの具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。本実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に記載がない限りは発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
(内燃機関及びその吸排気系の概略構成)
図1は、本実施例に係る圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータの補正ゲイン適合方法が適用される内燃機関及びその吸排気系の概略構成を示す図である。
内燃機関1は4つの気筒2を有する車両駆動用の4サイクルディーゼルエンジンである。内燃機関1の気筒2内にはピストン3が摺動自在に設けられている。気筒2には該気筒2内の燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁10が設けられている。
また、気筒2には吸気ポート4と排気ポート5とが接続されている。吸気ポート4および排気ポート5の燃焼室への開口部は、それぞれ吸気弁6および排気弁7によって開閉される。吸気ポート4および排気ポート5は、それぞれ吸気通路8および排気通路9に接続されている。吸気通路8には、吸入空気量を検出するエアフローメータ11および吸入空気量を制御するスロットル弁12が設けられている。
内燃機関1には、排気通路9を流れる排気の一部をEGRガスとして吸気通路8に導入するEGR装置13が採用されている。EGR装置13はEGR通路14及びEGR弁15を有している。EGR通路14の一端は排気通路9に接続されており、その他端はスロットル弁12より下流側の吸気通路8に接続されている。EGR弁15はEGR通路14に設けられている。EGR弁15の開度が制御されることで、吸気通路8に導入されるEGRガスの流量、即ち、気筒2内に流入するEGRガス量が制御される。
内燃機関1には電子制御ユニット(ECU)20が併設されている。該ECU20には、エアフローメータ11、クランクポジションセンサ16及びアクセル開度センサ17が電気的に接続されている。各センサの出力信号がECU20に入力される。ECU20は、クランクポジションセンサ16の検出値に基づいて内燃機関1の機関回転数を算出し、アクセル開度センサ17の検出値に基づいて内燃機関1の機関負荷を検出する。
また、ECU20には、燃料噴射弁10、スロットル弁12及びEGR弁15が電気的に接続されている。ECU20によってこれらが制御される。
本実施例に係る内燃機関1においては、燃料噴射弁10によって、一燃焼サイクル中に主燃料噴射及び副燃料噴射が行われる。副燃料噴射は、主燃料噴射よりも早い時期に実行される燃料噴射である。
(定常適合)
本実施例においては、内燃機関1のトルク及び燃焼騒音が要求値を満たすように、定常運転時における副燃料噴射量Qs及び主燃料噴射時期tmを機関回転数に応じて予め実験によって適合する。そして、その値をECU20に記憶させておく。
本実施例では、内燃機関1のトルク及び燃焼騒音が要求値を満たすような、主燃料噴射後の燃焼における熱発生率のピーク発生時期X及び該熱発生率のピークの高さYの目標値が予め定められている。そして、定常運転時におけるQs及びtmの値をX及びYの値がそれぞれの目標値となるように機関回転数に応じて適合する。
このとき、定常運転時における気筒2内の酸素濃度の変動に対する燃焼のロバスト性を高めるために、機関回転数が高い場合のQsは、機関回転数が低い場合に比べてより多い量に適合される。
(過渡運転時の補正)
内燃機関1の運転状態が過渡運転となると、主燃料噴射時期、副燃料噴射時期、主燃料噴射量、副燃料噴射量、吸入空気量及びEGRガス量が機関負荷等の変化に応じて変更されるが、気筒2内のEGRガス量の変化の応答遅れ期間は他の値の応答遅れ期間に比べて長い。気筒2内のEGRガス量の変化が遅れると、気筒2内の酸素濃度が目標値(即ち、定常運転時の値)からずれた値となる。そのため、気筒2内における燃料の燃焼時期が所望の時期からずれる。その結果、内燃機関1のトルク及び燃焼騒音が要求値を満たさなくなる虞がある。
そこで、過渡運転時は、Qs及び/又はtmを気筒2内の実際の酸素濃度に応じた値となるように補正して各燃料噴射を実行する。尚、補正後においても主燃料噴射量とQsとの和は補正前(即ち、定常運転時の量)と同一とする。そのため、Qsの補正値が定まれば主燃料噴射量の補正値も定まる。また、補正後においても副燃料噴射時期とtmとの間隔は補正前(即ち、定常運転時の間隔)と同一とする。そのため、tmの補正値が定まれば副燃料噴射時期の補正値も定まる。
(過渡適合)
本実施例においては、過渡運転時においてQs及び/又はtmを補正するための補正ゲインを機関回転数に応じて予め実験によって適合する。以下、本実施例に係る過渡運転時においてQs及び/又はtmを補正するための補正ゲインの適合方法について図2〜6に基づいて説明する。
図2は、副燃料発熱量Qhsと主燃料噴射によって噴射された燃料が着火するときの着火遅れ期間(以下、主燃料着火遅れ期間と称する。)tdとの関係を示す図である。図2において、縦軸は主燃料着火遅れ期間tdmを表し、横軸は副燃料発熱量Qhsを表している。
また、内燃機関の種類や使用地域等に応じて混合気の空燃比は異なった値に設定されるが、混合気の空燃比に応じて副燃料発熱量Qhsと主燃料着火遅れ期間tdmとの関係が変化する。図2において、L1は混合気の空燃比が比較的高い場合を表しており、L2は混合気の空燃比が比較的低い場合を表している。
図2に示すように、L1、L2いずれの場合も、副燃料発熱量Qhsがある程度の量となるまでは、その量が増加するほど、主燃料着火遅れ期間tdmがより短くなる。この領域を領域Aとする。しかし、副燃料発熱量Qhsがある程度の量より多くなると、その量
が変化したときの主燃料着火遅れ期間tdmの変化量が非常に小さくなる。この領域を領域Bとする。領域Aと領域Bとの閾値となる副燃料発熱量Qhsは実験等に基づいて求めることが出来る。尚、図2に示すとおり、このような閾値となる副燃料発熱量Qhsは混合気の空燃比に応じて変化する。
内燃機関1の運転中は、定常運転時であっても吸入空気量やEGRガス量が目標値から変動する。これらの値が変動することで気筒2内の酸素濃度が変化すると、副燃料発熱量Qhsが変化する。図2において、ΔOは気筒2内の酸素濃度の変動量を表している。また、図2において、Δtdmは、気筒2内の酸素濃度がΔO分変動したときの主燃料着火遅れ期間tdmの変化量を表している。
図2に示すように、例えば、気筒2内の酸素濃度が低下することにより副燃料発熱量Qhsが減少した場合、その変化が領域A内での変化であれば、それに伴い主燃料着火遅れ期間tdmが長くなる。そして、このときの主燃料着火遅れ期間tdmの変化時間は、もともとの混合気の空燃比(即ち、設定値)が低いほど大きくなる。主燃料着火遅れ期間tdmが変化するとXの値が変化することになる。一方、副燃料発熱量Qhsの変化が領域B内での変化であれば、それに伴う主燃料着火遅れ期間tdmの変化は非常に小さい。つまり、気筒2内の酸素濃度に変化が生じる前の副燃料発熱量Qhsが領域B内に属する量であれば、気筒2内の酸素濃度の変動に対する燃焼のロバスト性が高い。
尚、図2に示すとおり、領域A内において、気筒2内の酸素濃度が低下することにより副燃料発熱量Qhsが減少した場合の主燃料着火遅れ期間の変化量Δtdmは、気筒2内の混合気の空燃比が高いほど小さくなる(L1の場合の方が、L2の場合に比べてΔtdmが小さい)。
ここで、上述したように、定常運転時におけるQsは、気筒2内の酸素濃度の変動に対する燃焼のロバスト性を高めるために、機関回転数が低い場合に比べて機関回転数が高い場合の方がより多い量に適合されている。つまり、定常運転時におけるQsは、ある程度高い機関回転数に対しては図2における領域B内で適合されている可能性が高い。
このように定常運転時におけるQsが領域B内で適合されている場合、過渡運転時にQsを補正しても、主燃料着火遅れ期間tdmの変化量が非常に小さいため、Xの値の変化が非常に小さい。そこで、本実施例では、過渡運転時における機関回転数が、定常運転時におけるQsが領域B内で適合されていると考えられる領域に属する場合、Qsを補正することなくtmを補正するものとする。一方、過渡運転時における機関回転数が、定常運転時におけるQsが領域A内で適合されていると考えられる領域に属する場合、Qs及びtmを補正するものとする。
そして、本実施例では、定常運転時におけるQsが領域B内で適合されていると考えられる機関回転数に対しては、過渡運転時においてtmを補正するための補正ゲインのみを適合する。一方、定常運転時におけるQsが領域A内で適合されていると考えられる機関回転数に対しては、過渡運転時においてQsを補正するための補正ゲイン及びtmを補正するための補正ゲインの両方を適合する。
(境界回転数の設定方法)
本実施例においては、過渡運転時においてtmを補正するための補正ゲインのみを適合する場合と、過渡運転時においてQsを補正するための補正ゲイン及びtmを補正するための補正ゲインの両方を適合する場合との閾値となる機関回転数(以下、境界回転数と称する)を以下のように設定する。
図3は、許容可能なXの目標値からの変動クランク角度の上限値(以下、単に許容変動クランク角度の上限値と称する)Δaxと機関回転数Neとの関係を示す図である。図3において、縦軸は許容変動クランク角度の上限値Δaxを表しており、横軸は機関回転数Neを表している。図4は、許容可能なXの目標値からの変動時間の上限値(以下、単に許容変動時間の上限値と称する)Δtxと機関回転数Neとの関係を示す図である。図4において、縦軸は許容変動時間の上限値Δtxを表しており、横軸は機関回転数Neを表している。
許容変動クランク角度の上限値Δaxは、許容可能な内燃機関1のトルク変動の最大値に基づいて定められる値である。図3に示すように、許容変動クランク角度の上限値Δaxは機関回転数によらず一定である。
一定のクランク角度を時間に換算すると、機関回転数が高くなるほどその値は短くなる。そのため、許容変動クランク角度の上限値Δaxを時間に換算し、許容変動時間の上限値Δtxとすると、図4に示すように、その値は機関回転数に応じて短くなる。許容変動時間の上限値Δtxを式で表すと下記式(1)のようになる。
Figure 0004962464
定常運転時における気筒2内の酸素濃度の変動量の最大値をΔOmaxとする。ΔOmaxは実験等に基づいて予め求めることが出来る。そして、図2に示す領域A内において、定常運転時における気筒2内の酸素濃度がΔOmax分変動したときの主燃料着火遅れ期間の変化時間をΔtdmmaxとする。
そして、図4において、許容変動時間の上限値Δtx=Δtdmmaxとなる機関回転数を求める。この機関回転数をneborderとする。neborderは上記式(1)に基づき下記式(2)のように表される。
neborder=Δax/(6×Δtdmmax)・・・式(2)
ここで、Δtdmaxは、気筒2内の混合気の空燃比の設定値が高いほど小さい値となる。従って、上記式(2)によって算出されるneborderは気筒2内の混合気の空燃比の設定値が高いほど高い値となる。
このように求められるneborderは、つまり、定常運転時における気筒2内の酸素濃度の変動に伴って主燃料着火遅れ期間tdmが変動するとXの目標値からの変動幅が許容範囲を越える可能性がある機関回転数の閾値である。従って、neborberより高い機関回転数に対しては、定常運転時におけるQsがよりロバスト性の高い範囲、即ち図2の領域B内で適合されている可能性が高い。
そこで、内燃機関1の定常運転時の混合気の空燃比の設定値に基づいて上記式(2)によってneborberを算出する。そして、このneborberを境界回転数として設定する。
以下、本実施例に係る境界回転数を設定するときの手順を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、各ステップの処理は、人間により手動で実施してもよく、また、装置によって全て自動で行ってもよい。本実施例においては、当該フローを実行する工程
が、本発明に係る設定工程に相当する。
先ず、ステップS101において、容変動クランク角度の上限値Δaxが取得される。
次に、ステップS102において、定常運転時における気筒2内の酸素濃度の変動量の最大値ΔOmaxが取得される。
次に、ステップS103において、ステップS102で取得されたΔOmaxと定常運転時における気筒2内の混合気の空燃比の設定値とに基づいて、図2に示す領域A内において、定常運転時における気筒2内の酸素濃度がΔOmax分変動したときの主燃料着火遅れ期間の変化時間Δtdmmaxが導出される。ここでは、図2に示すようなマップからΔtdmmaxが導出されてもよい。
次に、ステップS104において、ステップS101で取得されたΔaxとステップS103において導出されたΔtdmmaxを上記式(2)に代入することでneborderが算出される。
次に、ステップS105において、ステップS104で算出されたneborderが境界回転数として設定される。
(過渡適合の手順)
次に、本実施例に係る、過渡運転時にQsを補正するための補正ゲイン及び/又はtmを補正するための補正ゲインを適合するときの手順について説明する。図6は、本実施例に係る、過渡運転時にQsを補正するための補正ゲイン及び/又はtmを補正するための補正ゲインを適合するときの手順を示すフローチャートである。尚、本フローチャートにおける各ステップの処理は、気筒2内の酸素濃度が過渡運転時の酸素濃度に調整された状態の下で実施される。各ステップの処理は、人間により手動で実施してもよく、また、装置によって全て自動で行ってもよい。
先ず、ステップS201において、機関回転数Neが検出される。
次に、ステップS202において、ステップS201で検出された機関回転数Neが境界回転数(即ち、neborder)より高いか否かが判別される。尚、境界回転数は上述した方法により予め設定されている。ステップS202において、肯定判定された場合、次にステップS203の処理が行われ、否定判定された場合、次にステップS207の処理が行われる。
ステップS207においては、過渡運転時においてX及びYの値がそれぞれの目標値となるようにQs及びtmを補正するためのそれぞれの補正ゲインα、βの適合が実施される。ここでは、補正ゲインα、βを従来の方法により適合してもよい。また、補正ゲインα、βを算出するために、Qs及び/又はtmを補正して燃料噴射を実行し且つそのときのX及びYの値を計測することを、Qs及び/又はtmの補正量の値を変更しつつ複数回行ってもよい。この場合、各X及びYの値とそれらに対応するQsの補正量ΔQsの値及びtmの補正量Δtmの値とを用いて重回帰分析又は二次応答曲面解析を行うことで補正ゲインα、βを算出する。
一方、ステップS203においては、tmを補正することで、Xの値がXの目標値Xtに制御される。
次に、ステップS204において、この時点のYの値が計測される。ここで計測される
Yの値は、過渡運転時であって機関回転数が境界回転数より高いときにQsを補正することなくtmを補正して副燃料噴射及び主燃料噴射を実行した場合のYの値の推定値である。
次に、ステップS205において、ステップS204において計測されたYの値がYの目標値Yt以下である否かが判別される。ステップS205において、肯定判定された場合、次にステップS206の処理が行われ、否定判定された場合、次にステップS208の処理が行われる。
S206においては、現時点の機関回転数Neに対するtmの補正ゲインβが、このときのtmの補正ゲイン(即ち、Xの値がXtとなるtmの補正ゲイン)に確定される。
一方、ステップS208においては、今回の適合が行われている機関回転数(ステップS201で検出された機関回転数)に対する定常運転時におけるQs及びtmの適合がやり直される。この場合、定常運転時におけるQs及びtmの適合がやり直された後、再度、本フローが実行される。
このように定常運転時におけるQs及びtmの適合をやり直すことにより、再度、本フローにおけるステップS203〜S205の処理が行われた際に、ステップS205において肯定判定されるようにすることが出来る。
尚、本実施例においては、上記フローにおけるステップS203及びS206の処理を実施する工程が本発明に係る適合工程に相当する。また、本実施例においては、上記フローにおけるステップS204の処理を実施する工程が本発明に係る推定工程に相当し、ステップS205の処理を実施する工程が本発明に係る判別工程に相当する。
過渡運転時においてQs及びtmを補正するためのそれぞれの補正ゲインα、βの両方を適合するよりも、tmを補正するための補正ゲインβのみを適合する方がより簡易である。本実施例では、過渡運転時におけるXの制御にtmの補正がQsの補正に比べて有効性が非常に高い場合、即ち、機関回転数が境界回転数より高い場合は、Qsの補正は行わずにtmを補正する。そして、このような機関回転数に対しては、tmを補正するための補正ゲインβのみを適合する。
従って、本実施例によれば、過渡運転時においてQs及び/又はtmを補正するための補正ゲインをより効率的に適合することが出来る。
(変形例)
本実施例においては、過渡運転時に、所望の燃焼を得るべく、一燃焼サイクル中における副燃料噴射と主燃料噴射との間隔の長さである噴射インターバルΔintを補正してもよい。この場合、機関回転数が境界回転数より高いときは、Qsと同様、Δintを補正してもXの値の変化が非常に小さい。そこで、本変形例においては、過渡運転時における機関回転数が境界回転数以下の場合、Qs及びtmに加えて、又はQsに代えて、Δintを補正する。一方、過渡運転時における機関回転数が境界回転数より高い場合、Qs及びΔintのいずれも補正せずにtmを補正する。
そして、本変形例においては、過渡運転時に燃料噴射パラメータを補正するための補正ゲインを適合するときに、境界回転数以下の機関回転数に対しては、tmを補正するための補正ゲインと、過渡運転時においてQsを補正するための補正ゲイン及び/又はΔintを補正するための補正ゲインとを適合する。一方、境界回転数より高い機関回転数に対しては、tmを補正するための補正ゲインのみを適合する。
これにより、過渡運転時において、Qs及びtmに加えて、又はQsに代えて、Δintを補正する場合であっても、これらを補正するための補正ゲインをより効率的に適合することが出来る。
<実施例2>
本実施例においては、図1に示す内燃機関1、EGR装置13及びECU20が車両に搭載されている。ECU20には、実施例1に係る方法で求められた過渡運転時にQsを補正するための補正ゲインと過渡運転時にtmを補正するための補正ゲインとが、機関回転数と対応して予め記憶されている。尚、本実施例においては、ECU20が本発明に係る適合値記憶手段に相当する。
そして、内燃機関1の運転状態が過渡運転となった場合、ECU20が、機関回転数に応じて、記憶された補正ゲインによってQs及び/又はtmを補正する。つまり、機関回転数が境界回転数以下のときは、Qs及びtmを記憶されたそれぞれの補正ゲインα、βによって補正する。一方、機関回転数が境界回転数より高いときは、Qsを補正することなく、記憶された補正ゲインによってtmを補正する。尚、本実施例においては、このときのECU20が、本発明に係る補正手段に相当する。
本実施例によれば、過渡運転時においても、内燃機関1のトルクや燃焼騒音を要求値に制御することが出来る。
尚、実施例1の変形例のように、過渡運転時において、Qs及びtmに加えて、又はQsに代えて、Δintを補正する場合は、実施例1の変形例に係る方法で適合された過渡運転時にΔintを補正するための補正ゲインが機関回転数と対応して予め記憶されている。そして、過渡運転時の機関回転数が境界回転数以下のときは、Qs及びtmに加えて、又はQsに代えて、記憶された補正ゲインによってΔintを補正する。
本実施例においては、内燃機関1に、気筒2内の圧力を検出する圧力センサを設けてもよい。この場合、内燃機関1が車両に搭載された状態であっても、圧力センサの検出値に基づいてX及びYの値を導出することが出来る。
そこで、ある機関回転数が一定時間継続される時に、内燃機関1が車両に搭載された状態で、実施例1に係る方法により、過渡運転時において燃料噴射パラメータを補正するための補正ゲインの適合を行ってもよい。
実施例に係る圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータの補正ゲイン適合方法が適用される内燃機関及びその吸排気系の該略構成を示す図。 副燃料噴射によって噴射された燃料が燃焼することで生じる発熱量と主燃料噴射によって噴射された燃料が着火するときの着火遅れ期間との関係を示す図。 許容可能な主燃料噴射後の燃焼における熱発生率のピーク発生時期の目標値からの変動クランク角度の上限値と機関回転数との関係を示す図。 許容可能な主燃料噴射後の燃焼における熱発生率のピーク発生時期の目標値からの変動時間の上限値と機関回転数との関係を示す図。 実施例1に係る、境界回転数を設定するときの手順を示すフローチャート。 実施例1に係る、過渡運転時にQsを補正するための補正ゲイン及び/又はtmを補正するための補正ゲインを適合するときの手順を示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・気筒
3・・・ピストン
4・・・吸気ポート
5・・・排気ポート
8・・・吸気通路
9・・・排気通路
10・・燃料噴射弁
11・・エアフローメータ
12・・スロットル弁
13・・EGR装置
14・・EGR通路
15・・EGR弁
16・・クランクポジションセンサ
17・・アクセル開度センサ
20・・ECU

Claims (6)

  1. 排気系を流れる排気の一部がEGRガスとして吸気系に導入され、
    気筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁によって一燃焼サイクル中に主燃料噴射と該主燃料噴射に先立って実行される副燃料噴射とが行われる圧縮着火式内燃機関において、過渡運転中に燃料噴射パラメータを補正するための補正ゲインを適合する方法であって、
    副燃料噴射による燃料噴射量である副燃料噴射量をQsとし、一燃焼サイクル中における主燃料噴射の実行時期である主燃料噴射時期をtmとし、一燃焼サイクル中における副燃料噴射と主燃料噴射との間隔の長さである噴射インターバルをΔintとし、
    過渡運転時においてQs及びΔintを補正することなくtmを補正することで所望の燃焼が得られる回転数領域の境界となる機関回転数を境界回転数として設定する設定工程と、
    該設定工程で設定された前記境界回転数より高い機関回転数に対しては、過渡運転中においてtmを補正するための補正ゲインのみを適合する適合工程と、を有することを特徴とする圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法。
  2. 前記設定工程において、定常運転時の混合気の空燃比に基づいて前記境界回転数を設定することを特徴とする請求項1に記載の圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法。
  3. 前記設定工程において、
    前記境界回転数をneborderとし、
    副燃料噴射及び主燃料噴射を実行したときの主燃料噴射後の燃焼における熱発生率のピーク発生時期の目標値からの変動クランク角度幅の許容可能な上限値をΔaxとし、
    副燃料噴射によって噴射された燃料が燃焼することで生じる発熱量が増加するほど主燃料噴射によって噴射された燃料が着火するときの着火遅れ期間がより短くなる領域内で定常運転時のQsが適合されている場合において、定常運転時における前記気筒内の酸素濃度の変動量の最大値分該酸素濃度が変動したときの、主燃料噴射によって噴射された燃料が着火するときの着火遅れ期間の変化時間の長さをΔtdmmaxとしたときに、
    neborder=Δax/(6×Δtdmmax)
    となる値に前記境界回転数を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法。
  4. 副燃料噴射及び主燃料噴射を実行したときの主燃料噴射後の燃焼における熱発生率のピーク発生時期をXとし、該熱発生率のピークの高さをYとし、
    前記適合工程において、前記境界回転数より高い機関回転数に対してtmを補正するための補正ゲインのみを適合するときは、過渡運転時においてXの値が目標値となるように該補正ゲインを適合し、且つ、
    前記適合工程において適合されたtmを補正するための補正ゲインによって過渡運転時であって機関回転数が前記境界回転数より高いときにQs及びΔintを補正することなくtmを補正して副燃料噴射及び主燃料噴射を実行した場合のYの値を推定する推定工程と、
    該推定工程で推定されたYの値が目標値以下であるか否かを判別する判別工程と、をさらに有し、
    該判別工程において否定判定された場合、定常運転時におけるQs、tm及びΔintのうち少なくともいずれかの適合をやり直すことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法。
  5. 前記適合工程において、前記設定工程で設定された前記境界回転数以下の機関回転数に対しては、tmを補正するための補正ゲインに加え、Qsを補正するための補正ゲイン及
    びΔintを補正するための補正ゲインのうち少なくともいずれかを適合することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧縮着火式内燃機関の燃料噴射パラメータ適合方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法における適合工程で求められたtmを補正するための補正ゲインを機関回転数と対応させて記憶する適合値記憶手段と、
    前記圧縮着火式内燃機関の運転状態が過渡運転であって機関回転数が前記境界回転数より高いときに、機関回転数に応じて、Qs及びΔintを補正することなく過渡適合値記憶手段に記憶された補正ゲインによってtmを補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする圧縮着火式内燃機関の燃料噴射制御システム。
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