JP2013147806A - 地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する構造及び方法 - Google Patents

地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する構造及び方法 Download PDF

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【課題】簡易な施工によって、地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を効果的に抑制する。
【解決手段】地盤沈下により発生する建物1と周囲の地盤2との段差を抑制する段差抑制構造10であって、建物1の周囲の地盤内に敷設され、端部が建物1の地下部分に接続され、沈下する地盤2から受ける面内方向の引張力に耐える引張強度と、地盤の変形に追従する柔軟性とを有する面状の補強材12と、建物1の周囲の地盤2内に砕石を敷き詰めることにより構築され、地下水を透過し、砂を止める透水砂止層14とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する構造及び方法に関する。
軟弱地盤に建てられた構造物が、支持層に達する基礎杭で支持されている場合において、液状化により建物の周囲の地盤が沈下すると、建物は沈下し難いのに対してその周囲の地盤は沈下し易いことから、両者の沈下量に差が生じ、建物とその周囲の地盤とに段差が生じる。これにより、建物の出入口での往来が困難になる等、通行障害が発生する。そのため、建物とその周囲の地盤との沈下量の差を抑制するための基礎構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の基礎構造は、建物の周囲の地盤に、複数の柱状地盤改良体を構築してそれらの頭部を地盤改良体により接続し、建物からの距離が長くなる程、柱状地盤改良体が短くなるようにしたものである。当該基礎構造は、建物側から距離が長くなる程、地盤の沈下量が大きくなるようにすることで、建物と周囲の地盤との段差の発生を抑制しようとするものである。
特許第3638073号公報
特許文献1に記載の基礎構造では、地盤の深部まで柱状の地盤改良体を構築するという大掛かりな施工が必要であるため、施工コストが増大であり、工期が長くなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な施工によって、地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を効果的に抑制することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る段差抑制構造は、地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する段差抑制構造であって、建物の周囲の地盤内に敷設され、端部が建物の地下部分に接続され、沈下する地盤から受ける面内方向の引張力に耐える引張強度と、地盤の変形に追従する柔軟性とを有する面状の補強材と、建物の周囲の地盤内に構築され、地下水を透過し、砂を止める透水砂止層とを備える。
前記段差抑制構造において、前記補強材は、前記透水砂止層内に埋設され、透水性を有してもよい。
また、前記段差抑制構造は、前記透水砂止層内に構築され、前記補強材の一部が埋設されたコンクリートブロックを備えてもよい。
また、前記段差抑制構造は、前記透水砂止層から排水する排水部を備えてもよい。
また、前記段差抑制構造において、前記透水砂止層は、粒状材料を敷き詰めることにより構築されてもよい。
また、本発明に係る段差抑制方法は、地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する段差抑制方法であって、建物の周囲の地盤内に、沈下する地盤から受ける面内方向の引張力に耐える引張強度と、地盤の変形に追従する柔軟性とを有する面状の補強材を敷設し、その端部を建物の地下部分に接続し、建物の周囲の地盤内に、地下水を透過し、砂を止める水砂止層を構築する。
本発明によれば、簡易な施工によって、地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する構造の概略を示す立面図である。 段差抑制構造の概略を示す立面図である。 図2の3−3断面図である。 図2の4−4断面図である。 建物の周囲の地盤が液状化により沈下した状態を示す立面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 図8の9−9断面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 図10の11−11断面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 図12の13−13断面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 図14の15−15断面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 図16の17−17断面図である。 他の実施形態に係る段差抑制構造の概略を示す立面図である。 図18の19−19断面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る地盤沈下により発生する建物1と周囲の地盤2との段差を抑制する構造(以下、段差抑制構造という)10の概略を示す立面図である。この図に示すように、建物1は、基礎スラブ3と支持層まで打設された基礎杭4とからなる基礎に支持されており、この基礎の周囲の地盤2に段差抑制構造10が構築されている。
図2は、段差抑制構造10の概略を示す立面図であり、図3は、図2の3−3断面図であり、図4は、図2の4−4断面図である。これらの図に示すように、段差抑制構造10は、基礎スラブ3の周囲に深さ方向に間隔を空けて敷設された複数の面状の補強材12と、複数の補強材12のうちの下側の補強材12が埋設されるように構築された透水砂止層14と、透水砂止層14に設置された排水パイプ16とを備えている。
複数の補強材12は、水を透過する透水性、地盤の変形に追従する柔軟性、及び、沈下する地盤から受ける面内方向の引張荷重に耐え得る引張強度を有する面状の材料からなり、例えば、ジオテキスタイル等の補強盛土工で使用される網状の織物やパンチングメタルや金網や不織布等が挙げられる。
補強材12の端部は基礎スラブ3に埋設されることで接合されている。また、上側の補強材12間には、現地盤の土砂が敷き詰められている。また、補強材12の建物1からの長さは2〜5mである。
透水砂止層14は、砕石、コンクリートガラ、水砕スラグ、汚泥再生粒状土(再生材)、石炭灰等の粒状材料を敷き詰めてなる層であり、透水性と、砂を止める性質とを有し、粒子間には高い摩擦抵抗が生じる。この透水砂止層14は、補強材12が埋設された範囲の全域に形成されており、その厚さは、例えば、数枚の補強材12を埋設できるように設定されている。
排水パイプ16は、塩化ビニル等の樹脂製の有孔管や網状の管等であり、透水砂止層14に埋設されている。また、排水パイプ16は、基礎スラブ3に沿って配されて、その一端は下水道等に接続されており、この排水パイプ16を通じて透水砂止層14から下水道等に地下水が排出される。
図5は、建物1の周囲の地盤2が液状化により沈下した状態を示す立面図である。この図に示すように、建物1の周囲の地盤2が液状化により沈下した場合、建物1は、支持層まで打設されている基礎杭4により支持されて沈下しないため、建物1とその周囲の地盤2とに沈下量の差が生じる。
ここで、一端部が基礎スラブ3に接続された複数の補強材12が、基礎スラブ2の周囲の地盤2に埋設されていることにより、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性が高められている。特に、下側の補強材12は、現地盤の土砂と比して粒子間の摩擦係数が高い砕石等の粒状材料からなる透水砂止層14に埋設されているため、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性がより一層高められている。
また、一端部が基礎スラブ3に接続された補強材12が、地盤の変形に追従可能な柔軟性と、沈下する地盤2からの面内方向の引張荷重に耐え得る引張強度とを有するため、補強材12の根元部が破断したり、伸びたりすることがない。
従って、建物1の周囲の地盤2が液状化により沈下した際には、建物1と周囲の地盤2との沈下量の差が、建物1側から離れるにつれて徐々に大きくなり、これにより、建物1と周囲の地盤2との段差を抑制する(滑らかにする)ことができ、建物1の出入口での通行障害を防止できる。
また、建物1の周囲の地盤2に透水砂止層14が形成され、該透水砂止層14に埋設された補強材12が透水性を有することにより、液状化が発生した地盤2の間隙水圧を低下させることができる。特に、透水砂止層14に埋設した排水パイプ16を通じて透水砂止層14内の地下水を排出するため、間隙水圧を低下させる効果が高い。さらに、透水砂止層14がその下方の地盤から地下水と共に上昇する砂を止めて墳砂を抑制する。従って、建物1の周囲の地盤2の沈下を抑制できることにより、建物1と周囲の地盤2との沈下量の差を抑制でき、建物1と周囲の地盤2との間に発生する段差をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態に係る段差抑制構造10は、基礎スラブ3の周囲を掘削し、砕石等の粒状材料を敷き詰めることにより透水砂止層14を形成すると共にその中に面状の補強材12を埋設し、透水砂止層14の上に補強材12の敷設と現地盤の土砂の埋め戻しとを繰返すという簡易な工事で構築することができる。従って、地盤の深部まで柱状の地盤改良体を構築して段差抑制構造とする場合に比して、段差抑制構造10の施工コストを低減でき、工期を短縮することができる。
図6は、他の実施形態に係る段差抑制構造100の概略を示す立面図である。この図に示すように、段差抑制構造100では、複数の補強材112の基礎スラブ3からの長さが、上側から下側にかけて次第に長くなっている。また、透水砂止層114の基礎スラブ3からの長さは、最下段の補強材112の基礎スラブ3からの長さと同等であり、透水砂止層114には、最下段の補強材112の基端から先端までの全体が埋設されている。
図7は、他の実施形態に係る段差抑制構造200の概略を示す立面図である。この図に示すように、段差抑制構造200では、複数の補強材212の基礎スラブ3からの長さが、上側から下側にかけて次第に短くなっている。また、透水砂止層214の基礎スラブ3からの長さは、下から2段目の補強材212の基礎スラブ3からの長さと同等であり、透水砂止層214には、最下段及び下から2段目の補強材212の基端から先端までの全体が埋設されている。
図8は、他の実施形態に係る段差抑制構造300の概略を示す立面図であり、図9は、図8の9−9断面図である。これらの図に示すように、段差抑制構造300では、複数の補強材12が基礎スラブ3の高さ方向の中央部に配され、その全数が透水砂止層14に埋設されている。また、その全ての補強材12の先端の位置にはコンクリートを打設することでコンクリートブロック318が構築されており、全ての補強材12の先端がコンクリートブロック318に埋設されている。
即ち、本実施形態に係る段差抑制構造300では、補強材12を砕石等の粒子間の摩擦係数が高い粒状材料からなる透水砂止層14に埋設するのみならず、補強材12の先端をコンクリートブロック318に埋設することにより、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性をより一層高めている。これにより、建物1と周囲の地盤2との間に発生する段差をより効果的に抑制することができる。
図10は、他の実施形態に係る段差抑制構造400の概略を示す立面図であり、図11は、図10の11−11断面図である。これらの図に示すように、段差抑制構造400では、透水砂止層14の上に地盤改良体420が構築され、全ての補強材12が埋設されている。また、その全ての補強材12の先端の位置にはコンクリートを打設することでコンクリートブロック318が構築されており、全ての補強材12の先端がコンクリートブロック318に埋設されている。
即ち、本実施形態に係る段差抑制構造400では、補強材12を地盤改良体420及び透水砂止層14に埋設し、さらに、補強材12の先端をコンクリートブロック318に埋設することにより、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性をより一層高めている。これにより、建物1と周囲の地盤2との間に発生する段差をより効果的に抑制することができる。
図12は、他の実施形態に係る段差抑制構造500の概略を示す立面図であり、図13は、図12の13−13断面図である。これらの図に示すように、段差抑制構造500では、建物1の周囲の地盤2の上に砕石等の粒状材料を敷き詰めることにより透水砂止層514を構築すると共に、透水砂止層514の深さに、基礎スラブ3の壁面に沿って複数列のコンクリートブロック518を構築する。そして、透水砂止層514及びコンクリートブロック518の上に盛土層522を構築する。
即ち、本実施形態に係る段差抑制構造500では、補強材12を砕石等の粒子間の摩擦係数が高い粒状材料からなる透水砂止層514に埋設すると共に、補強材12の中間部をコンクリートブロック518に埋設することにより、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性をより一層高めている。これにより、建物1と周囲の地盤2との間に発生する段差をより効果的に抑制することができる。なお、透水砂止層514に排水パイプを設けて透水砂止層514内に地下水が溜まらないようにすることで、間隙水圧を効果的に低下させることができる。
図14は、他の実施形態に係る段差抑制構造600の概略を示す立面図であり、図15は、図14の15−15断面図である。これらの図に示すように、段差抑制構造600では、建物1の周囲の地盤2の上に砕石等の粒状材料を敷き詰めることにより透水砂止層514を構築すると共に、透水砂止層514の深さに、複数列複数行の直方体形状のコンクリートブロック618を構築する。そして、透水砂止層514及びコンクリートブロック618の上に地盤改良体624を構築し、その上に盛土層622を構築する。
即ち、本実施形態に係る段差抑制構造600では、補強材12を砕石等の粒子間の摩擦係数が高い粒状材料からなる透水砂止層514に埋設すると共に、補強材12の中間部をコンクリートブロック618に埋設し、さらに、透水砂止層514及びコンクリートブロック618の上に地盤改良体624を構築することにより、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性をより一層高めている。これにより、建物1と周囲の地盤2との間に発生する段差をより効果的に抑制することができる。
図16は、他の実施形態に係る段差抑制構造700の概略を示す立面図であり、図17は、図16の17−17断面図である。これらの図に示すように、段差抑制構造700では、建物1の周囲の地盤2の上に砕石等の粒状材料を敷き詰めることにより透水砂止層514を構築すると共に、透水砂止層514の深さに、基礎スラブ3の壁面に沿って複数列のコンクリートブロック718を構築する。そして、透水砂止層514及びコンクリートブロック518の上に盛土層522を構築する。
ここで、コンクリートブロック718は、上段、下段と交互に高さが変わるように構築されており、上段のコンクリートブロック718は、透水砂止層514とその上の盛土層522とに跨るように構築され、下段のコンクリートブロック718は、透水砂止層514とその下の地盤とに跨るように構築されている。
即ち、本実施形態に係る段差抑制構造700では、補強材12を砕石等の粒子間の摩擦係数が高い粒状材料からなる透水砂止層514に埋設すると共に、補強材12の中間部を上下段のコンクリートブロック718に埋設することにより、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性をより一層高めている。これにより、建物1と周囲の地盤2との間に発生する段差をより効果的に抑制することができる。
図18は、他の実施形態に係る段差抑制構造800の概略を示す立面図であり、図19は、図18の19−19断面図である。これらの図に示すように、段差抑制構造800では、建物1の周囲の地盤2の上に砕石等の粒状材料を敷き詰めることにより透水砂止層514を構築すると共に、透水砂止層514の深さに、複数列複数行の直方体形状のコンクリートブロック818を構築する。そして、透水砂止層514及びコンクリートブロック818の上に盛土層622を構築する。
ここで、コンクリートブロック818は、上段、下段と交互に高さが変わるように構築されており、上段のコンクリートブロック818は、透水砂止層514とその上の盛土層622とに跨るように構築され、下段のコンクリートブロック818は、透水砂止層514とその下の地盤とに跨るように構築されている。
即ち、本実施形態に係る段差抑制構造800では、補強材12を砕石等の粒子間の摩擦係数が高い粒状材料からなる透水砂止層514に埋設すると共に、補強材12の中間部を上下段のコンクリートブロック818に埋設することにより、基礎スラブ3とその周囲の地盤2との一体性をより一層高めている。これにより、建物1と周囲の地盤2との間に発生する段差をより効果的に抑制することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、上記実施形態では、粒状材料を敷き詰めることにより、透水砂止層を構築したが、板状又はブロック状の透水性と砂を止める性能とを有する材料を積層したり敷き詰めたりすることにより、透水砂止層を構築してもよい。
1 建物、2 地盤、3 基礎スラブ(地下部分)、4 基礎杭、10 段差抑制構造、12 補強材、14 透水砂止層、16 排水パイプ(排水部)、100 段差抑制構造、112 補強材、114 透水砂止層、200 段差抑制構造、212 補強材、214 透水砂止層、300 段差抑制構造、318 コンクリートブロック、400 段差抑制構造、420 地盤改良体、500 段差抑制構造、514 透水砂止層、518 コンクリートブロック、522 盛土層、600 段差抑制構造、618 コンクリートブロック、622 盛土層、624 地盤改良体、700 段差抑制構造、718 コンクリートブロック、800 段差抑制構造、818 コンクリートブロック

Claims (6)

  1. 地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する段差抑制構造であって、
    建物の周囲の地盤内に敷設され、端部が建物の地下部分に接続され、沈下する地盤から受ける面内方向の引張力に耐える引張強度と、地盤の変形に追従する柔軟性とを有する面状の補強材と、
    建物の周囲の地盤内に構築され、地下水を透過し、砂を止める透水砂止層と、
    を備える段差抑制構造。
  2. 前記補強材は、前記透水砂止層内に埋設され、透水性を有する請求項1に記載の段差抑制構造。
  3. 前記透水砂止層内に構築され、前記補強材の一部が埋設されたコンクリートブロックを備える請求項2に記載の段差抑制構造。
  4. 前記透水砂止層から排水する排水部を備える請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の段差抑制構造。
  5. 前記透水砂止層は、粒状材料を敷き詰めることにより構築されている請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の段差抑制構造。
  6. 地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する段差抑制方法であって、
    建物の周囲の地盤内に、沈下する地盤から受ける面内方向の引張力に耐える引張強度と、地盤の変形に追従する柔軟性とを有する面状の補強材を敷設し、その端部を建物の地下部分に接続し、
    建物の周囲の地盤内に、地下水を透過し、砂を止める水砂止層を構築する段差抑制方法。
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