JPH02229324A - 基礎施工方法及び基礎杭 - Google Patents
基礎施工方法及び基礎杭Info
- Publication number
- JPH02229324A JPH02229324A JP5083489A JP5083489A JPH02229324A JP H02229324 A JPH02229324 A JP H02229324A JP 5083489 A JP5083489 A JP 5083489A JP 5083489 A JP5083489 A JP 5083489A JP H02229324 A JPH02229324 A JP H02229324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- drainage
- foundation
- foundation pile
- pile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 28
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims abstract description 17
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 15
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 4
- 238000007596 consolidation process Methods 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 230000009972 noncorrosive effect Effects 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Foundations (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は建築物や土木構造物等の構築物の基礎に関し、
更に詳細には，帯水砂地盤等の液状化を防止し、また，
軟らかい粘性土地盤等において杭に作用する負の摩擦力
を除去できる基礎施工方法とその基礎杭に関する． （従来の技術） 埋立地のような帯水砂地盤等の軟弱地盤上に建築物や土
木構造物等の構築物を構築する場合，その構造物の規模
や形状を考慮し、例えば下記の■〜■のような方法で，
地盤改良を行なったり，地盤の液状化防止対策を講じて
いる． ■サンドバックドレーン等による地盤改良法■シ一トパ
イル（鋼矢板）等で地盤の形状を拘束し、盛土と上記工
法を併用して地盤の圧密作用による地盤改良法 ■グラベルドレーン（砕石抗）等で排水路を設ける方法 また、構築物を支持するため基礎杭な打設するが，軟ら
かい粘性上地盤等の軟弱地盤では圧密作用で地盤の沈下
に伴って基礎杭を共に引き込もうとする負の摩擦力が基
礎杭に作用する．そして、この負の摩擦力は構築物の基
礎に不測の沈下を生じさせたり，構築物に不同沈下を生
じさせる原因となっている． そこで、軟らかい粘性土地盤等で用いられる基礎杭には
予めアスファルト等の摩擦切断材を塗布するような対策
が講じられている． （発明が解決しようとする課題） しかしながら上述の従来の方法では次のような問題があ
る． ■施工機械が必要で、また，施工時間が長くかかる． ■工事費が増加する． ■地盤改良後に基礎杭な打設するため，先に行なった地
盤改良が不確実になる． また、基礎杭の摩擦力を低下させるため摩擦切断材を塗
布する対策が講じられているが、この塗布工程は煩雑で
あるという問題があった．本発明は前記事情に鑑み案出
されたものであって，本発明の目的は，地震時に発生す
る帯水砂地盤等の液状化を防止でき，更には、軟らかい
粘性土地盤等において基礎杭に作用する負の摩擦力を除
去することができ、工期の短縮化及び工事費の削減化を
図れる基礎施工方法及び基礎杭を提供するにある． （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するための本発明の構成を実施例に対応
する第１図乃至第６図を参照して説明する． 本発明に係る基礎施工方法は、軟弱地盤３上に構築物ｌ
を構築するに際して，少なくとも軟弱地盤３に対応する
部分から排水溝１７が上方に延出形成された基礎杭７を
，該軟弱地盤３を貫通させて堅固な支持地盤５まで打設
し、この基礎杭７の上に構築物ｌを構築し、前記構築物
ｌの下側で基礎杭７の上部に位置する部分に、水が水平
方向に移動できる排水透水層９を設け，前記排水透水層
９の水を該排水透水層９の外側に案内する排水路１１を
設けたことを特徴とする． また，本発明に係る基礎杭は、構築物ｌの基礎下部から
軟弱地盤３を貫通して堅固な支持地盤５まで打設される
基礎杭７であって，基礎杭７における軟弱地盤３を貫通
する部分とその上方部分の外周面には、基礎杭７の長手
方向に沿って排水溝１７が形成されていることを特徴と
する．（作用） 本発明に係る基礎施工方法によれば，地震時に基礎杭周
辺の帯水砂地盤３等の軟弱地盤の水圧が上昇すると、圧
力水は排水満１７内を押し上げられ排水透水層９，排水
路１１を通って外部に排出されるので，帯水砂地盤３等
の軟弱地盤の水圧を低下させ、液状化を防止して地盤を
安定させることができる． また，本発明に係る基礎杭７によれば，地震時に基礎杭
周辺の帯水砂地盤３等の軟弱地盤の水圧が上昇すると、
排水溝１７により圧力水を押し上げることができるので
，帯水砂地盤３等の軟弱地盤の水圧を低下させ、液状化
を防止して地盤を安定させることができる． また、基礎杭７の外周面を，地盤に対する摩擦係数が小
さく、且つ地盤から排水溝１７側に水のみを透過させる
保護層ｌ５で覆えば，排水溝１７内の砂泥による詰まり
を防止して圧力水の上方への移動をより円滑に行なわせ
ることができる．また，軟らかい粘性土地盤等の軟弱地
盤において地震時や圧密時に基礎杭に作用する負の摩擦
力を除去できる． （実施例） 以下、本発明に係る方法及び基礎杭の実施例を添付図面
に従って説明する． 第１図は構築物及びその基礎部分の断面図、第２図は同
・拡大断面図を示す． １は構築物で，構築物ｌは地表面Ｇ近くの軟弱な帯水砂
地盤３を貫き堅固な支持地盤５まで打ち込まれた基礎杭
７上に構築する． ９は排水透水層で，排水透水層９は構築物ｌの下部と基
礎杭７の上部との間に設け，砕石等により水が水平方向
に移動できるように構成する．１１は徘水ドレンで，排
水ドレンｌ１は構築物ｌの外側で排水透水層９と地表面
Ｇ間にわたって複数形成する． 基礎杭７は第３図乃至第６図に示すように杭本体ｌ３と
、杭本体ｌ３の外周を被覆する保護層ｌ５からなる． 杭本体ｌ３は断面が環状を呈し内部に空間部１３Ａを有
する．杭本体ｌ３は実施例ではコンクリート製であるが
、鋼管等を用いて構成してもよい． ｌ７は杭本体１３の外周面に形成した排水溝である．徘
水溝１７は杭本体ｌ３の周方向に間隔をおいて複数設け
，排水溝１７は少なくとも帯水砂地盤３中に位置する部
分から排水透水層９に位置する部分まで基礎杭７の長手
方向に沿って延出形成する． 保護層ｌ５は杭本体ｌ３の外周を被覆する透水性シ一ト
２ｌと，この透水性シ一ト２ｌの外周を被覆する低摩擦
性シ一ト２３で構成する．透水性シー｝２１は水を透過
させるが砂泥の透過を阻止するもので，透水性シ一ト２
ｌとしては例えば，不蝕性の高分子系不織布や天然繊維
シート等を用いる． 低摩擦性シ一ト２３は摩擦係数が小さいシート材に水を
透過させるための多数の孔２５を穿設して構成する．低
摩擦性シ一ト２３としては，例えば，ポリエチレンフィ
ルムや塩化ビニールシ一ト等の高分子系シート等を用い
る． ２７は杭本体ｌ３の上端に設けられたキャップで、キャ
ップ２７は基礎杭７の打設時に排水溝１７等の破損を防
止するためのものである．以上の構成において，地震時
に基礎杭７周辺の帯水砂地盤３の水圧が上昇すると、圧
力水は低摩擦性シ一ト２３及び透水性シ一ト２ｌから排
水満１７に至り，押し上げられ排水透水層９、排水ドレ
ン１１を通って外部に排出されるので，帯水砂地盤３の
水圧を低下させ，地盤の液状化を防止して地盤を安定さ
せることができる． また，透水性シ一ト２１で排水満１７内での砂泥による
詰まりを防止できるので、圧力水の上方への移動をより
円滑に行なわせることができ，更に，低摩擦性シ一ト２
３により透水性シ一ト２１を保護することができる． また．低摩擦性シ一ト２３は滑りが良く摩擦係数が小さ
いので、軟らかい粘性土地盤等において地震時や圧密時
に基礎杭７に作用する負の摩擦力を除去することができ
る． 従って本実施例によれば、単に基礎杭７を打設するとい
う基礎杭の施工のみで、グラベルトレーンの機能と摩擦
力を除去する機能とが同時に発揮できる状態となり、地
震時に発生する地盤の液状化と構築物の不同沈下を防止
できる．また，地盤改良等のための磯械設備が不要とな
り、工期の短縮化及び工事費の低減化を図ることができ
る．また，仮に地盤改良を行なったとしても、単に基礎
杭７を打設するのみであるので、地層を乱す虞がない． 尚、実施例においては、杭本体ｌ３の外周を保護層ｌ５
で被覆した場合について説明したが、保護層１５を用い
ない場合であっても同様な効果を奏することが可能であ
り．また，排水溝ｌ７の構成は任意であり．要するに、
圧力水が基礎杭７に沿って上方に移動できる構成であれ
ばよい．（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明に係る基礎施工方
法と基礎杭によれば，夫々地震時に発生する帯水砂地盤
等の軟弱地盤の液状化を防止でき、更には，軟らかい粘
性土地盤等の軟弱地盤において基礎杭に作用する負の摩
擦力を除去することができ、工期の短縮化及び工事費の
削減化な図れる．
更に詳細には，帯水砂地盤等の液状化を防止し、また，
軟らかい粘性土地盤等において杭に作用する負の摩擦力
を除去できる基礎施工方法とその基礎杭に関する． （従来の技術） 埋立地のような帯水砂地盤等の軟弱地盤上に建築物や土
木構造物等の構築物を構築する場合，その構造物の規模
や形状を考慮し、例えば下記の■〜■のような方法で，
地盤改良を行なったり，地盤の液状化防止対策を講じて
いる． ■サンドバックドレーン等による地盤改良法■シ一トパ
イル（鋼矢板）等で地盤の形状を拘束し、盛土と上記工
法を併用して地盤の圧密作用による地盤改良法 ■グラベルドレーン（砕石抗）等で排水路を設ける方法 また、構築物を支持するため基礎杭な打設するが，軟ら
かい粘性上地盤等の軟弱地盤では圧密作用で地盤の沈下
に伴って基礎杭を共に引き込もうとする負の摩擦力が基
礎杭に作用する．そして、この負の摩擦力は構築物の基
礎に不測の沈下を生じさせたり，構築物に不同沈下を生
じさせる原因となっている． そこで、軟らかい粘性土地盤等で用いられる基礎杭には
予めアスファルト等の摩擦切断材を塗布するような対策
が講じられている． （発明が解決しようとする課題） しかしながら上述の従来の方法では次のような問題があ
る． ■施工機械が必要で、また，施工時間が長くかかる． ■工事費が増加する． ■地盤改良後に基礎杭な打設するため，先に行なった地
盤改良が不確実になる． また、基礎杭の摩擦力を低下させるため摩擦切断材を塗
布する対策が講じられているが、この塗布工程は煩雑で
あるという問題があった．本発明は前記事情に鑑み案出
されたものであって，本発明の目的は，地震時に発生す
る帯水砂地盤等の液状化を防止でき，更には、軟らかい
粘性土地盤等において基礎杭に作用する負の摩擦力を除
去することができ、工期の短縮化及び工事費の削減化を
図れる基礎施工方法及び基礎杭を提供するにある． （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するための本発明の構成を実施例に対応
する第１図乃至第６図を参照して説明する． 本発明に係る基礎施工方法は、軟弱地盤３上に構築物ｌ
を構築するに際して，少なくとも軟弱地盤３に対応する
部分から排水溝１７が上方に延出形成された基礎杭７を
，該軟弱地盤３を貫通させて堅固な支持地盤５まで打設
し、この基礎杭７の上に構築物ｌを構築し、前記構築物
ｌの下側で基礎杭７の上部に位置する部分に、水が水平
方向に移動できる排水透水層９を設け，前記排水透水層
９の水を該排水透水層９の外側に案内する排水路１１を
設けたことを特徴とする． また，本発明に係る基礎杭は、構築物ｌの基礎下部から
軟弱地盤３を貫通して堅固な支持地盤５まで打設される
基礎杭７であって，基礎杭７における軟弱地盤３を貫通
する部分とその上方部分の外周面には、基礎杭７の長手
方向に沿って排水溝１７が形成されていることを特徴と
する．（作用） 本発明に係る基礎施工方法によれば，地震時に基礎杭周
辺の帯水砂地盤３等の軟弱地盤の水圧が上昇すると、圧
力水は排水満１７内を押し上げられ排水透水層９，排水
路１１を通って外部に排出されるので，帯水砂地盤３等
の軟弱地盤の水圧を低下させ、液状化を防止して地盤を
安定させることができる． また，本発明に係る基礎杭７によれば，地震時に基礎杭
周辺の帯水砂地盤３等の軟弱地盤の水圧が上昇すると、
排水溝１７により圧力水を押し上げることができるので
，帯水砂地盤３等の軟弱地盤の水圧を低下させ、液状化
を防止して地盤を安定させることができる． また、基礎杭７の外周面を，地盤に対する摩擦係数が小
さく、且つ地盤から排水溝１７側に水のみを透過させる
保護層ｌ５で覆えば，排水溝１７内の砂泥による詰まり
を防止して圧力水の上方への移動をより円滑に行なわせ
ることができる．また，軟らかい粘性土地盤等の軟弱地
盤において地震時や圧密時に基礎杭に作用する負の摩擦
力を除去できる． （実施例） 以下、本発明に係る方法及び基礎杭の実施例を添付図面
に従って説明する． 第１図は構築物及びその基礎部分の断面図、第２図は同
・拡大断面図を示す． １は構築物で，構築物ｌは地表面Ｇ近くの軟弱な帯水砂
地盤３を貫き堅固な支持地盤５まで打ち込まれた基礎杭
７上に構築する． ９は排水透水層で，排水透水層９は構築物ｌの下部と基
礎杭７の上部との間に設け，砕石等により水が水平方向
に移動できるように構成する．１１は徘水ドレンで，排
水ドレンｌ１は構築物ｌの外側で排水透水層９と地表面
Ｇ間にわたって複数形成する． 基礎杭７は第３図乃至第６図に示すように杭本体ｌ３と
、杭本体ｌ３の外周を被覆する保護層ｌ５からなる． 杭本体ｌ３は断面が環状を呈し内部に空間部１３Ａを有
する．杭本体ｌ３は実施例ではコンクリート製であるが
、鋼管等を用いて構成してもよい． ｌ７は杭本体１３の外周面に形成した排水溝である．徘
水溝１７は杭本体ｌ３の周方向に間隔をおいて複数設け
，排水溝１７は少なくとも帯水砂地盤３中に位置する部
分から排水透水層９に位置する部分まで基礎杭７の長手
方向に沿って延出形成する． 保護層ｌ５は杭本体ｌ３の外周を被覆する透水性シ一ト
２ｌと，この透水性シ一ト２ｌの外周を被覆する低摩擦
性シ一ト２３で構成する．透水性シー｝２１は水を透過
させるが砂泥の透過を阻止するもので，透水性シ一ト２
ｌとしては例えば，不蝕性の高分子系不織布や天然繊維
シート等を用いる． 低摩擦性シ一ト２３は摩擦係数が小さいシート材に水を
透過させるための多数の孔２５を穿設して構成する．低
摩擦性シ一ト２３としては，例えば，ポリエチレンフィ
ルムや塩化ビニールシ一ト等の高分子系シート等を用い
る． ２７は杭本体ｌ３の上端に設けられたキャップで、キャ
ップ２７は基礎杭７の打設時に排水溝１７等の破損を防
止するためのものである．以上の構成において，地震時
に基礎杭７周辺の帯水砂地盤３の水圧が上昇すると、圧
力水は低摩擦性シ一ト２３及び透水性シ一ト２ｌから排
水満１７に至り，押し上げられ排水透水層９、排水ドレ
ン１１を通って外部に排出されるので，帯水砂地盤３の
水圧を低下させ，地盤の液状化を防止して地盤を安定さ
せることができる． また，透水性シ一ト２１で排水満１７内での砂泥による
詰まりを防止できるので、圧力水の上方への移動をより
円滑に行なわせることができ，更に，低摩擦性シ一ト２
３により透水性シ一ト２１を保護することができる． また．低摩擦性シ一ト２３は滑りが良く摩擦係数が小さ
いので、軟らかい粘性土地盤等において地震時や圧密時
に基礎杭７に作用する負の摩擦力を除去することができ
る． 従って本実施例によれば、単に基礎杭７を打設するとい
う基礎杭の施工のみで、グラベルトレーンの機能と摩擦
力を除去する機能とが同時に発揮できる状態となり、地
震時に発生する地盤の液状化と構築物の不同沈下を防止
できる．また，地盤改良等のための磯械設備が不要とな
り、工期の短縮化及び工事費の低減化を図ることができ
る．また，仮に地盤改良を行なったとしても、単に基礎
杭７を打設するのみであるので、地層を乱す虞がない． 尚、実施例においては、杭本体ｌ３の外周を保護層ｌ５
で被覆した場合について説明したが、保護層１５を用い
ない場合であっても同様な効果を奏することが可能であ
り．また，排水溝ｌ７の構成は任意であり．要するに、
圧力水が基礎杭７に沿って上方に移動できる構成であれ
ばよい．（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明に係る基礎施工方
法と基礎杭によれば，夫々地震時に発生する帯水砂地盤
等の軟弱地盤の液状化を防止でき、更には，軟らかい粘
性土地盤等の軟弱地盤において基礎杭に作用する負の摩
擦力を除去することができ、工期の短縮化及び工事費の
削減化な図れる．
第１図は構築物及び基礎部分の断面図，第２図は同・拡
大断面図．第３図は透水性シート及び低摩擦性シートを
一部破断した状態の基礎杭の正面図、第４図は基礎杭の
平面図，第５図は透水性シート及び低摩擦性シートを一
部破断した状態の基礎杭の拡大正面図、第６図は第５図
のＶｌ − Ｖｌ線断面図である． 尚，図中１は構築物，３は帯水砂地盤，５は支持地盤、
７は基礎杭，９は排水透水層、１１は排水ドレン．１３
は杭本体．１５は保護層．１７は排水溝．２１は透水性
シート、２３は低摩擦性シートである．
大断面図．第３図は透水性シート及び低摩擦性シートを
一部破断した状態の基礎杭の正面図、第４図は基礎杭の
平面図，第５図は透水性シート及び低摩擦性シートを一
部破断した状態の基礎杭の拡大正面図、第６図は第５図
のＶｌ − Ｖｌ線断面図である． 尚，図中１は構築物，３は帯水砂地盤，５は支持地盤、
７は基礎杭，９は排水透水層、１１は排水ドレン．１３
は杭本体．１５は保護層．１７は排水溝．２１は透水性
シート、２３は低摩擦性シートである．
Claims (4)
- （１）軟弱地盤上に構築物を構築するに際して、少なく
とも軟弱地盤に対応する部分から排水溝が上方に延出形
成された基礎杭を、該軟弱地盤を貫通させて堅固な支持
地盤まで打設し、 この基礎杭の上に構築物を構築し、 前記構築物の下側で基礎杭の上部に位置する部分に、水
が水平方向に移動できる排水透水層を設け、 前記排水透水層の水を該排水透水層の外側に案内する排
水路を設けた、 ことを特徴とする基礎施工方法。 - （２）前記基礎杭の外周面は、地盤に対する摩擦係数が
小さく、且つ地盤から前記排水溝側に水のみを透過させ
る保護層で覆われている請求項１記載の基礎施工方法。 - （３）構築物の基礎下部から軟弱地盤を貫通して堅固な
支持地盤まで打設される基礎杭であって、基礎杭におけ
る軟弱地盤を貫通する部分とその上方部分の外周面には
、基礎杭の長手方向に沿って排水溝が形成されている、 ことを特徴とする基礎杭。 - （４）前記基礎杭の外周面は、地盤に対する摩擦係数が
小さく、且つ地盤から前記排水溝側に水のみを透過させ
る保護層で覆われている請求項３記載の基礎杭。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1050834A JPH086337B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 基礎施工方法及び基礎杭 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1050834A JPH086337B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 基礎施工方法及び基礎杭 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02229324A true JPH02229324A (ja) | 1990-09-12 |
| JPH086337B2 JPH086337B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=12869782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1050834A Expired - Fee Related JPH086337B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 基礎施工方法及び基礎杭 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086337B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013147806A (ja) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Ohbayashi Corp | 地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する構造及び方法 |
| JP2017095894A (ja) * | 2015-11-19 | 2017-06-01 | 株式会社サムシング | 地山の排水材設置工法 |
| CN113550357A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-10-26 | 南京明辉建设有限公司 | 一种地下室防水疏水结构及其施工方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61146910A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-04 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 砂地盤の液状化防止工法 |
| JPS62260915A (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-13 | Tokyu Constr Co Ltd | 基礎地盤の耐震補強小杭 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP1050834A patent/JPH086337B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61146910A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-04 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 砂地盤の液状化防止工法 |
| JPS62260915A (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-13 | Tokyu Constr Co Ltd | 基礎地盤の耐震補強小杭 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013147806A (ja) * | 2012-01-17 | 2013-08-01 | Ohbayashi Corp | 地盤沈下により発生する建物と周囲の地盤との段差を抑制する構造及び方法 |
| JP2017095894A (ja) * | 2015-11-19 | 2017-06-01 | 株式会社サムシング | 地山の排水材設置工法 |
| CN113550357A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-10-26 | 南京明辉建设有限公司 | 一种地下室防水疏水结构及其施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH086337B2 (ja) | 1996-01-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105804007A (zh) | 一种基于滩涂软基的加筋土岸墙结构 | |
| JP4575800B2 (ja) | 堤防の補強構造および補強工法 | |
| JP6854479B2 (ja) | 地下構造物の液状化対策構造物 | |
| CN101748735A (zh) | 软土地区减少桩偏斜的基坑开挖方法 | |
| JPH02229324A (ja) | 基礎施工方法及び基礎杭 | |
| CN113494074B (zh) | 一种具备液化土持力层地区的建筑地基处理方法 | |
| KR100414435B1 (ko) | 배수성 무지보 구체식 연약지반 터파기공법 | |
| JP7183819B2 (ja) | 堤体の浸透破壊抑止構造 | |
| JP3364636B2 (ja) | 雨水浸透防止による地滑り対策工法 | |
| CN207700204U (zh) | 一种用于边坡防治的盲沟结构 | |
| JP2003071401A (ja) | 管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法 | |
| JPH03281826A (ja) | 粘性土地盤における掘削工法 | |
| JP2612763B2 (ja) | 構造物の基礎構造 | |
| JPH08302661A (ja) | 噴砂防止マット工法 | |
| JPH07156992A (ja) | 地下貯留施設 | |
| JP2668922B2 (ja) | 掘割道路の耐震構造 | |
| CN116427438A (zh) | 一种二元地质结构公路边坡的综合防护方法 | |
| JPH01226921A (ja) | 護岸構造物の耐震補強工法 | |
| CN207176697U (zh) | 一种支墩型连续墙基坑支护结构 | |
| JP2524537B2 (ja) | 地中構造物の基礎構造 | |
| JP2524536B2 (ja) | 地中構造物の基礎構造 | |
| JPS63142115A (ja) | 地盤の液状化防止工法 | |
| SU1463857A1 (ru) | Способ строительства бестраншейного дренажа | |
| Chen | Stabilization of a failed slope with reinforced soil wall | |
| KR20230131585A (ko) | 폐기물 매립장의 사면 안정화 조성 구조 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |