JP2013147723A - 超電導線材の製造装置及び製造方法 - Google Patents

超電導線材の製造装置及び製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013147723A
JP2013147723A JP2012011226A JP2012011226A JP2013147723A JP 2013147723 A JP2013147723 A JP 2013147723A JP 2012011226 A JP2012011226 A JP 2012011226A JP 2012011226 A JP2012011226 A JP 2012011226A JP 2013147723 A JP2013147723 A JP 2013147723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
substrate
layer
chambers
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012011226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5622755B2 (ja
Inventor
Daiki Iino
大輝 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012011226A priority Critical patent/JP5622755B2/ja
Priority to US13/747,855 priority patent/US20140024535A1/en
Publication of JP2013147723A publication Critical patent/JP2013147723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5622755B2 publication Critical patent/JP5622755B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B12/00Superconductive or hyperconductive conductors, cables, or transmission lines
    • H01B12/02Superconductive or hyperconductive conductors, cables, or transmission lines characterised by their form
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/01Manufacture or treatment
    • H10N60/0268Manufacture or treatment of devices comprising copper oxide
    • H10N60/0296Processes for depositing or forming copper oxide superconductor layers
    • H10N60/0576Processes for depositing or forming copper oxide superconductor layers characterised by the substrate
    • H10N60/0632Intermediate layers, e.g. for growth control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

【課題】優れた超電導性を有する超電導線材を製造する製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態に係る超電導線材の製造装置1は、直列に接続された第1乃至第3チャンバ11,12,13と、第1乃至第3チャンバ11,12,13を排気する排気装置と、基板が第1乃至第3チャンバをこの順に通過するように基板を搬送する搬送装置14と、基板上に第1チャンバ11内で金属層を形成する第1成膜装置と、第2チャンバ12に酸化性ガスを供給して金属層の表面を酸化させる第1ガス供給装置と、表面を酸化させた金属層上に第3チャンバ内で酸化物層を形成する第2成膜装置とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、超電導線材の製造装置及び製造方法に関する。
超電導体は、絶対零度近くの極低温で電気抵抗が消失するという性質を有するため、例えば、送電線及び電磁石への応用が期待されている。
優れた性能を有する超電導層を得るためには、超電導層において、結晶格子の方位が一致するように結晶粒を配向させること、すなわち、超電導線材の配向化が必要である。配向化によって、大きな超電導電流を流すことができる。
超電導線材の配向化のためには、例えば、一方の主面が特定の格子面で構成された金属基板、例えば、一方の主面が(200)面で構成されたニッケル基板を準備し、その上に、基板と格子整合するように中間層を堆積させ、更に、この中間層の上に中間層と格子整合するように超電導層を形成するという方法が採用されている。
この方法では、中間層を形成するのに先立ち、ニッケル基板の表面に形成された自然酸化膜を還元により除去することがある。自然酸化膜を除去した基板上に酸化物を堆積させてバリア層として機能する酸化物層を形成し、さらに、その上に酸化物中間層を堆積させる。
特開2010−163679号公報
本発明は、優れた超電導性を有する超電導線材を製造可能な製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
第1の実施形態に係る超電導線材の製造装置は、直列に接続された第1乃至第3チャンバと、第1乃至第3チャンバを排気する排気装置と、基板が第1乃至第3チャンバをこの順に通過するように基板を搬送する搬送装置と、基板上に第1チャンバ内で金属層を形成する第1成膜装置と、第2チャンバに酸化性ガスを供給して金属層の表面を酸化させる第1ガス供給装置と、表面を酸化させた金属層上に第3チャンバ内で酸化物層を形成する第2成膜装置とを含んでいる。
第2の実施形態に係る超電導線材の製造方法は、真空中で基板上に金属層を形成する工程と、真空を維持したまま金属層に酸化性ガスを供給して、その表面を酸化させることにより、金属酸化物層を形成する工程と、真空を維持したまま金属酸化物層上に酸化物を堆積させて、酸化物層を形成する工程と、酸化物層上に超電導層を形成する工程とを含んでいる。
実施形態に係る超電導線材の製造装置の一例を模式的に示す断面図。 超電導線材の一例を模式的に示す断面図。 実施形態に係る超電導線材の中間層のX線結晶回折測定により得られた各々の格子面のピーク強度比と酸素暴露時間との関係を示すグラフ。
以下、実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る超電導線材の製造装置1を模式的に示す断面図である。図2は、超電導線材の一例を模式的に示す断面図である。
図2に示す超電導線材2は、基板21と、金属層22と、金属酸化物層23と、中間層24と、超電導層25とをこの順で積層した構造を有している。図1に示す製造装置1によれば、例えば、図2に示すような超電導線材2を得ることができる。
図1に示す製造装置1は、チャンバ群10を含んでいる。チャンバ群10は、気密構造を有している。
チャンバ群10は、第1チャンバ11と第2チャンバ12と第3チャンバ13とを含んでいる。第1チャンバ11、第2チャンバ12及び第3チャンバ13は直列に接続されている。具体的には、第1チャンバ11と第2チャンバ12とは、連結部43を介して接続されている。そして、第2チャンバ12と第3チャンバ13とは、連結部44を介して接続されている。
チャンバ群10は、更に、巻き出し室18aと、巻き取り室18bとを含んでいる。巻き出し室18aは、連結部42を介して第1チャンバ11に接続されている。巻き取り室18bは、連結部45を介して第3チャンバ13に接続されている。
製造装置1は、更に、搬送装置を含んでいる。搬送装置は、基板21が第1乃至第3チャンバをこの順に通過するように基板21を搬送する。
搬送装置は、リール14a及び14bと、モータ(図示せず)とを含んでいる。リール14a及び14bは、それぞれ、巻出し室18a及び巻取り室18bに設置されている。
リール14aは、図示しない回転軸、例えばモータの回転軸に着脱可能に取り付けられている。リール14aは、基板21、ここでは長尺の基板21を繰り出す。
リール14bは、図示しない回転軸、例えばモータの回転軸に着脱可能に取り付けられている。リール14bは、処理後の基板21を巻き取る。
リール14a,14bは、搬送装置の構成要素でなくてもよい。また、搬送装置は、更に、チャンバ群10内に設置され、搬送中の基板21の撓みを防ぐガイドローラ(図示せず)を備えていてもよい。
製造装置1は、更に第1成膜装置を含んでいる。第1成膜装置は、第1チャンバ11内で、基板21上に金属層22を形成する。具体的には、第1成膜装置は、気相堆積によって、基板21上に金属層22を成膜する気相堆積装置である。気相堆積の方法は、例えば、スパッタ法、蒸着法、金属有機物堆積(metal organic deposition(MOD))法、化学気相堆積(chemical vapor deposition(CVD))法及びパルスレーザー堆積(pulsed laser deposition(PLD))法である。例えば、金属層22がスパッタ法により成膜される場合、第1成膜装置は、第1チャンバ11内に設置された印加電極(図示せず)、ヒータ26及びターゲット27を含んでいる。
製造装置1は、更に第2成膜装置を含んでいる。第2成膜装置は、第3チャンバ13内で、金属酸化物層23上に中間層24を形成する。具体的には、第2成膜装置は、気相堆積によって中間層24を成膜する気相堆積装置である。気相堆積の方法は、例えば、スパッタ法、蒸着法、MOD法、CVD法及びPLD法である。例えば、中間層24がスパッタ法により成膜される場合、第2成膜装置は、第3チャンバ13内に設置された印加電極(図示せず)、ヒータ29及びターゲット30を含んでいる。
製造装置1は、更に第1ガス供給装置を含んでいる。第1ガス供給装置は、第2チャンバ12に酸化性ガスを供給して、金属層22の表面を酸化し、金属酸化物層23を形成する。第1ガス供給装置は、好ましくは、第1チャンバから第3チャンバへ向けてガスの流れが生じるように酸化性ガスを供給する。
第1ガス供給装置は、タンク15と第1及び第2流路とを含んでいる。
タンク15は、酸化性ガスを収容している。酸化性ガスは、例えば、酸素、オゾン、二酸化窒素又はそれらの混合物である。酸化性ガスは、不活性ガスを更に含んでいてもよい。不活性ガスとしては、例えば、アルゴン、ヘリウム、ネオン、クリプトン、キセノン、ラドン又はそれらの混合物を使用することができる。
第1流路は、第1供給ライン46と、これに取り付けられたバルブ35及びマスフローコントローラ(Mass Flow Controler(MFC))36とを含んでいる。
第1供給ライン46は、一端がタンク15に、他端が第2チャンバ12に接続されている。第1供給ライン46は、タンク15から第2チャンバ12へと酸化性ガスを供給する。
バルブ35は、タンク15から第2チャンバ12への酸化性ガスの供給/非供給を切り替える。バルブ35には後述するコントローラ20が接続されており、その開閉動作はコントローラ20によって制御される。
MFC36は、第1供給ライン46における酸化性ガスの流量を所望の値に調整する。MFC36には、コントローラ20が接続されている。MFC36によって調整される流量の目標値は、コントローラ20によって制御される。
第2流路は、第2供給ライン47と、これに取り付けられたバルブ39及びMFC40とを含んでいる。
第2供給ライン46は、一端がタンク15に、他端が第3チャンバ13に接続されている。第2供給ライン47は、タンク15から第3チャンバ12へと酸化性ガスを供給する。
バルブ40は、タンク15から第3チャンバ13への酸化性ガスの供給/非供給を切り替える。バルブ39にはコントローラ20が接続されており、その開閉動作はコントローラ20によって制御される。
MFC40は、第2供給ライン47における酸化性ガスの流量を所望の値に調整する。MFC40には、コントローラ20が接続されている。MFC40によって調整される流量の目標値は、コントローラ20によって制御される。
なお、第2流路は省略することができる。
製造装置1は、更に第2ガス供給装置を含んでいる。第2ガス供給装置は、第1乃至第3チャンバに不活性ガスを供給する。好ましくは、第2ガス供給装置は、第1チャンバから第3チャンバへ向けてガスの流れが生じるように不活性ガスを供給する。なお、製造装置1は、第2ガス供給装置を含んでいなくてもよい。
第2ガス供給装置は、タンク16と第3乃至第5流路とを含んでいる。
タンク16は、不活性ガスを収容している。不活性ガスとしては、例えば、アルゴン、ヘリウム、ネオン、クリプトン、キセノン、ラドン又はそれらの混合物を使用することができる。
第3流路は、第3供給ライン48と、これに取り付けられたバルブ31及びMFC32とを含んでいる。
第3供給ライン48は、一端がタンク16に、他端が第1チャンバ11に接続されている。第3供給ライン48は、タンク16から第1チャンバ11へと不活性ガスを供給する。
バルブ31は、タンク16から第1チャンバ11への不活性ガスの供給/非供給を切り替える。バルブ31にはコントローラ20が接続されており、その開閉動作はコントローラ20によって制御される。
MFC32は、第3供給ライン48における不活性ガスの流量を所望の値に調整する。MFC32には、コントローラ20が接続されている。MFC32によって調整される流量の目標値は、コントローラ20によって制御される。
第4流路は、第4供給ライン49と、これに取り付けられたバルブ33及びMFC34とを含んでいる。
第4供給ライン49は、一端がタンク16に、他端が第2チャンバ12に接続されている。第4供給ライン49は、タンク16から第2チャンバ12へと不活性ガスを供給する。
バルブ33は、タンク16から第2チャンバ12への不活性ガスの供給/非供給を切り替える。バルブ33にはコントローラ20が接続されており、その開閉動作はコントローラ20によって制御される。
MFC34は、第4供給ライン49における不活性ガスの流量を所望の値に調整する。MFC34には、コントローラ20が接続されている。MFC34によって調整される流量の目標値は、コントローラ20によって制御される。
第5流路は、第5供給ライン50と、これに取り付けられたバルブ37及びMFC38とを含んでいる。
第5供給ライン50は、一端がタンク16に、他端が第3チャンバ13に接続されている。第5供給ライン50は、タンク16から第3チャンバ13へと不活性ガスを供給する。
バルブ37は、タンク16から第3チャンバ13への不活性ガスの供給/非供給を切り替える。バルブ37にはコントローラ20が接続されており、その開閉動作はコントローラ20によって制御される。
MFC38は、第5供給ライン50における不活性ガスの流量を所望の値に調整する。MFC38には、コントローラ20が接続されている。MFC38によって調整される流量の目標値は、コントローラ20によって制御される。
なお、第4及び第5流路は、省略することができる。
製造装置1は、更に排気装置を備えている。排気装置は、チャンバ群を排気する。
排気装置は、第6流路とポンプ19とを含んでいる。
第6流路は、排出ライン17と、これに取り付けられたバルブ41とを含んでいる。
ポンプ19は、例えば、クライオポンプ、ターボ分子ポンプ、イオンポンプ、油拡散ポンプ又はそれらの組み合わせである。排出ライン17は、一端がポンプ19に、他端が第3チャンバ13に接続されている。ポンプ19を駆動力すると、排出ライン17を介して、第3チャンバ13からガスが排出される。
バルブ41は、第3チャンバ13からのガスの排出/非排出を切り替える。バルブ41にはコントローラ20が接続されており、その開閉動作はコントローラ20によって制御される。
製造装置1は、更にセンサ51乃至53を含んでいる。センサ51乃至53は、ここでは、圧力センサである。
センサ51乃至53は、それぞれ、チャンバ11乃至13内に設置されている。センサ51乃至53は、コントローラ20に接続されており、それぞれ、チャンバ11乃至13内のガスの圧力を検出して、検出信号をコントローラ20に出力する。
センサ51乃至53は、省略することができる。また、圧力センサの代わりに、流量計を設置してもよい。流量計は、例えば連結部43及び44に設置する。
製造装置1は、更に、上記のコントローラ20を含んでいる。
コントローラ20は、例えば、センサ51乃至53の出力を利用したフィードバック制御を行う。
コントローラ20は、センサ51の出力に基づいて、MFC32によって調整される流量の目標値を制御する。一例によれば、コントローラ20は、センサ51の出力から得られる実測圧力と設定圧力との差の絶対値が最小になるように、MFC32によって調整される前記目標値を変化させる。更に、コントローラ20は、センサ52の出力に基づいて、MFC34及び36によって調整される流量の目標値を制御する。一例によれば、コントローラ20は、センサ52の出力から得られる実測圧力と設定圧力との差の絶対値が最小になるように、MFC34によって調整される前記目標値及びMFC36によって調整される前記目標値を変化させる。更に、コントローラ20は、センサ53の出力に基づいて、MFC37及び39によって調整される流量の目標値を制御する。一例によれば、コントローラ20は、センサ53の出力から得られる実測圧力と設定圧力との差の絶対値が最小になるように、MFC38によって調整される前記目標値及びMFC40によって調整される前記目標値を変化させる。
なお、圧力センサの代わりに流量計を使用する場合は、流量計の出力から得られる実測流量と設定流量との差の絶対値が最小になるように、MFC32、34及び38の各々によって調整される流量の目標値を制御する。また、例えば、オペレータが手動で流量を制御する場合、コントローラ20は省略することができる。
この製造装置1を用いた超電導線材の製造は、例えば、以下の方法により行う。
まず、リール14aにロール状に巻かれた長尺の基板21を用意する。基板21の材料としては、例えば、ニッケル、銅、鉄及びアルミニウムからなる群より選択される少なくとも1つの金属又はその合金が使用される。以下の説明では、基板21は、一方の主面が(200)面で構成されたニッケル基板であるとする。
次に、リール14aを、巻き出し室18aに設置された回転軸に取り付け、リール14aから基板21を繰り出す。そして、繰り出した基板21の一端を、巻き取り室18bに設置された回転軸に固定する。
次に、コントローラ20による制御のもと、第1及び第2ガス供給装置を作動させ、チャンバ12及び13に酸化性ガスを供給し、チャンバ11乃至13に不活性ガスを供給する。更に、コントローラ20による制御のもと、排気装置を作動させて、チャンバ11乃至13を排気する。
第1及び第2ガス供給装置並びに排気装置は、チャンバ群10における圧力を第1チャンバから第3チャンバへガスの流れが生じるように調節する。具体的には、これらの装置は、チャンバ11,12,13内の圧力Pa,Pb,Pcが、いずれも0.1乃至10Paの範囲内となり、且つそれら圧力の関係がPa>Pb>Pcとなるように調節する。このように圧力を調節すると、酸化性ガスが、第2チャンバ12から第1チャンバ11に流入して金属層22を酸化させることがない。
続いて、搬送装置を作動させて、リール14aから基板21を繰り出すとともに、基板21をリール14bに巻き取る。
リール14aから繰り出された基板21は、まず、第1チャンバ11へと搬送され、そこで、ヒータ26によって加熱される。ヒータ26は、基板21を、例えば、100乃至800℃、典型的には、300乃至600℃に加熱する。また、第2ガス供給装置は、コントローラ20の制御のもと、第1チャンバ11内のガスの圧力が、0.1乃至10Pa、好ましくは、0.4乃至0.6Paとなるように、第1チャンバ11に不活性ガスを供給する。
加熱された基板21上には、第1成膜装置によって金属層22が形成される。例えば、第1成膜装置がスパッタ法を利用して金属層22を成膜する場合、第1チャンバ11に供給された不活性ガスを、印加電極によってイオン化するとともにターゲット27に衝突させる。これによって、ターゲット27からはじきだされた金属原子は、ヒータ26によって加熱された基板21上に堆積する。このようにして、基板21と格子整合した金属層22が形成される。
ターゲット27は、金属層22の材料を含んでいる。金属層22の材料は、例えば、ニッケル、銅、タングステンからなる群より選択される少なくとも1つの金属又はその合金である。金属層22の材料は、好ましくは、ニッケルを含んだ合金であって、その結晶が面心立方構造を有する合金である。ここでは、一例として、金属層22の材料はニッケルであるとする。
金属層22は、金属酸化物層23の材料である。金属層22の材料は、基板21の材料と同じであってもよく、異なっていてもよい。
金属層22は、例えば、10乃至5000nm、典型的には、500乃至1000nmの膜厚に形成する。
金属層22が形成された後、基板21は、搬送装置によって、第2チャンバ12へと搬送される。
搬送装置によって第2チャンバ12に搬送された基板21は、ヒータ28によって加熱される。ヒータ28は、基板21を、例えば、100乃至800℃、典型的には、300乃至600℃に加熱する。第1ガス供給装置は、コントローラ20の制御のもと、第2チャンバ12における酸化性ガスの分圧が、例えば、10−3乃至10−2Pa、好ましくは、2.4×10−3乃至8×10−3Paとなるように、第2チャンバ12に酸化性ガスを供給する。また、第2ガス供給装置は、コントローラ20の制御のもと、第2チャンバ12内のガスの圧力が、0.1乃至10Pa、好ましくは、0.4乃至0.6Paとなるように、第2チャンバ12に不活性ガスを供給する。
第2チャンバ12に供給された酸化性ガスは、金属層22の表面を酸化して金属酸化層23を形成する。例えば、金属層22がニッケル層である場合、金属酸化層23として酸化ニッケル層が形成される。
金属酸化物層23は、金属層22と中間層24が直接接触して、中間層24中の酸素が金属層22の酸化に寄与して、金属層22の酸化及び中間層24の酸素欠損が生じることを抑制する。また、金属酸化物層23において、金属層22の成分と酸素とが固溶体を形成している。これによって、金属酸化物層23は、金属層22の格子定数を中間層24の格子定数に近づける役割を果たす。金属酸化物層23は、例えば、1乃至10nm、典型的には、4乃至6nmの膜厚に形成する。
ここで、酸素分圧が低すぎると、必要な厚さの酸化物層23を得るために時間がかかる。また、酸素分圧が高すぎると、金属層22の表面が過剰に酸化され、中間層24における結晶格子の方位を十分に制御することができず、超電導層25の配向化が難しい。
第2チャンバ12における基板21の処理時間は、例えば、15分乃至60分であり、好ましくは、15分乃至45分である。ここで、処理時間とは、搬送装置によって搬送された基板21が第2チャンバ12に入ってから、第2チャンバ12を出るまでの時間をいう。
金属酸化物層23は、酸化性ガスの流量、基板21の搬送速度及び基板21の加熱温度を調節することにより、例えば、膜厚1乃至10nm、典型的には、10nm未満に形成される。金属酸化物層23が厚くなり過ぎると、上述の通り、その上に形成される中間層24の配向化が難しくなる。一方、金属酸化物層23が薄すぎると、金属酸化物層23がもたらす効果が小さい。
金属酸化物層23が形成された基板21は、搬送装置によって、第3チャンバ13へと搬送される。
搬送装置によって第3チャンバ13に搬送された基板21は、ヒータ29によって加熱される。ヒータ29は、基板21、金属層22及び金属酸化物層23を、例えば、100乃至800℃、典型的には、300乃至600℃に加熱する。第1ガス供給装置は、コントローラ20の制御のもと、第3チャンバ13における酸化性ガスの分圧が、例えば、1.5×10−3乃至1.5×10−2Pa、好ましくは、6×10−3乃至9×10−3Paとなるように、第3チャンバ13に酸化性ガスを供給する。また、第2ガス供給装置は、コントローラ20の制御のもと、第3チャンバ13内のガスの圧力が、0.1乃至1Pa、好ましくは、0.4乃至0.6Paとなるように、第3チャンバ13に不活性ガスを供給する。
加熱された金属酸化物23上には、第2成膜装置によって中間層24が形成される。例えば、第2成膜装置がスパッタ法を利用して中間層24を成膜する場合、第3チャンバ13に供給された不活性ガスを、印加電極によってイオン化するとともにターゲット27に衝突させる。これによって、ターゲット30からはじきだされた酸化物分子は、ヒータ29によって加熱された金属酸化物層23上に堆積する。このようにして、金属層22及び/又は金属酸化物層23と格子整合した中間層24が形成される。
ターゲット30は、中間層24の材料を含んでいる。中間層24の材料は、例えば、SrRuO、SrTiO、LaMnO、(La,Sr)MnO、LaNiO、Eu、CeO、Gd、LaZr、LaAlO、Y、GdZr、YNbO、Yb及びYttria Stabilized Zirconia(YSZ)である。
中間層24の材料は、好ましくは、金属層12の材料として使用される金属と格子定数及び結晶構造が同じか又は類似している金属酸化物である。例えば、金属層22の材料としてニッケルが使用される場合、中間層24の材料としては、ニッケルの格子定数に近い格子定数を有し、且つ同じ面心立方構造を有する金属酸化物、例えば、CeO、YSZ又はYを使用することが好ましい。
中間層24は、超電導層25の配向化を促進する役割を果たす。ここでは、一例として、中間層24は、上面が(200)面で構成された酸化セリウム層であるとする。
中間層24は、例えば、20乃至1000nm、典型的には、50乃至100nmの膜厚に形成する。
中間層24が形成された後、基板21は、搬送装置によって、巻き取り室18bに設置されたリール14bに巻き取られる。
その後、基板21が巻かれたリール14bを巻き取り室18bから取り出し、中間層24上に超電導層25を形成する。超電導層25は、例えば、PLD法、スパッタ法、蒸着又はTFA-MOD法によって形成する。超電導層25は、例えば、YBaCu−δ又はBiSrCaCu10からなる。
以上のようにして、超電導線材2を得る。
なお、超電導層25を真空中で成膜する場合、第3チャンバ13と巻き取り室18bとの間に更なるチャンバを設け、この更なるチャンバにおいて超電導層25を成膜してもよい。
第1チャンバ11における金属層22の形成に先立って、基板21のエッチングを行ってもよい。この場合、例えば、第1チャンバ11と巻き出し室18aとの間に、エッチング用チャンバを設け、このエッチング用チャンバにおいて基板21のエッチングを行う。エッチングは、好ましくは、ドライエッチングである。エッチングの方法は、例えば、逆スパッタリングである。
また、ここにおいて、中間層24に加え、1以上の更なる中間層を形成してもよい。1以上の更なる中間層は、中間層24の上に形成される。この場合、1以上の第4チャンバと1以上の第3成膜装置とを設け、この1以上の第4チャンバにおいて、1以上の第3成膜装置によって更なる中間層がそれぞれ形成される。第4チャンバは、第3チャンバに直列に接続され、第3チャンバ13と巻き取り室18bとの間に設置される。第4チャンバの数と第3成膜装置の数は、形成される更なる中間層の数に応じて選択することができる。更なる中間層の材料は、中間層24の材料として使用され得る材料から選択されるが、中間層24に使用されている材料とは異なる材料であることが好ましい。更なる中間層は、中間層24と同様の方法によって形成される。
従来使用されていた方法では、金属基板、例えば、ニッケル基板の表面に自然酸化膜が形成されるため、この自然酸化膜を水素還元することが必要であった。この方法では、水素還元後の自然酸化膜の状態について再現性を得ることが難しく、このため、中間層を金属基板と再現性よく格子整合させることも困難であった。
実施形態に係る製造装置1によれば、チャンバ群10において、真空を維持したまま、基板21を連続的に処理することができる。このため、金属層22の表面に自然酸化膜が形成されないため、還元性ガスによる還元処理が不要になる。これにより、還元ガスがチャンバ群10の下流に流入して、酸化物中間層中に還元ガスが混入するという問題がなくなり、純度の高い中間層24を成膜することができる。また、製造装置1において、金属層22は、第1成膜装置によって基板21上に金属を堆積させることにより形成され、その後、第1ガス供給装置によって金属層22上に金属酸化物層23が形成される。よって、基板21上に形成された金属層22の表面は、第1ガス供給装置による処理を受けるまでは、酸化を受けず、且つ水やカーボンなどの不純物の付着も起こらない。したがって、第1ガス供給装置による金属層22の酸化処理を再現性よく行うことができる。このような構成により、金属酸化物層23を再現性よく得ることができ、その上に形成される中間層24及び中間層24の上に更に形成される超電導層25についても再現性よく格子整合させることができる。特に、優れた性能を有する高温超伝導線材の製造においては、高温超電導層の結晶方位を3次元的に揃えること、具体的には、2軸配向化が必要であるが、製造装置1によれば、高温超電導層の2軸配向化を達成することができる。このように、再現性よく超伝導線材を製造することができるため、製造装置1によれば、歩留りを向上させることができる。
更に、第1及び/又は第2ガス供給装置が、第1チャンバ11から第3チャンバ13へ向けてガスの流れが生じるように酸化性ガス及び/又は不活性ガスを供給する場合、酸化性ガスが、第2チャンバ12から第1チャンバ11に流入し、流入した酸化性ガスによって金属層22が酸化されることを防ぐことができる。
また、金属酸化物層23は、第1ガス供給装置から供給される酸化性ガスが金属層22の表面を酸化することにより形成されるため、金属酸化物層23の膜厚を制御することができる。例えば、金属酸化物層23が堆積によって金属層22上に形成される場合、金属層22を被覆するためには、一定の膜厚が必要となり、膜厚の制御が難しい。しかし、製造装置1によれば、酸化性ガスの流量並びに基板21の搬送速度及び加熱温度を変化させることによって、金属表面の酸化の程度を自由に制御することができ、それ故、金属酸化物層23の膜厚を制御することも可能である。
更に、一般的に、堆積によって金属酸化物層23を金属層22上に形成する場合、膜厚の制御が難しいため、結晶粒の方位を揃えることが難しいと考えられる。製造装置1において、金属酸化物層23は、配向化された金属層21表面の酸化によって形成され、極めて狭い範囲でその膜厚の制御が可能であるため、結晶粒の方位を揃えることがより容易であると考えられる。よって、金属酸化物層23上に形成される酸化物中間層24も、配向化されやすくなる。
以上説明したように、実施形態に係る製造装置によれば、配向化された超電導線材用の下地が製造されるため、優れた超電導性を有する超電導線材が得られることが期待される。
(実施例1)
一方の主面が(200)面によって構成されている銅からなる基板21を準備した。
上述の製造装置1を使用して、超電導線材を製造した。製造装置1の各チャンバでの処理内容及びその条件は以下の通りである。
1.第1チャンバ11での処理
下記条件下、基板11の上に、膜厚1000nmのニッケルの層22を、スパッタ法によって形成した。
アルゴン分圧:0.45Pa
基板温度:300℃
2.第2チャンバ12での処理
下記条件下、第1チャンバ11で形成されたニッケルの薄膜の表面を酸化し、膜厚4.5nmのニッケル酸化物層23を形成した。
酸素分圧:3.6×10−3Pa
基板温度:300℃
酸素暴露時間:15分
3.第3チャンバ13での処理
下記条件下、第2チャンバ12で形成されたニッケル酸化物層23の上に、スパッタ法によって、膜厚75nmのCeOからなる中間層24を形成した。
アルゴン分圧:0.45Pa
酸素分圧:7.5×10−3Pa
基板温度:300℃
(実施例2乃至4)
実施例2乃至4では、第2チャンバ12内での、酸化暴露時間を、それぞれ、15分、30分、60分としたこと以外は、実施例1と同様にして基板1を処理した。
(比較例)
第2チャンバ12内での、酸化暴露時間を0分としたこと以外は、実施例1と同様にして基板1を処理した。
<評価>
実施例1乃至4及び比較例1で得られた各試料について、X線回折装置(D8−DISCOVER、Bruker AXS社製)を使用してX線回折スペクトルを得た。
得られたスペクトルに基づき、CeOの(200)ピーク強度比(%)を算出した。(200)ピーク強度比(%)は、以下式に基づいて得た。
(200)ピーク強度比(%)=(200)ピーク強度/[(200)ピーク強度+(100)ピーク強度]
結果を図3に示す。図3は、酸素暴露時間とCeOを構成する格子面の各々のピーク強度比の関係を示すグラフである。
図3から、酸素分圧3.6×10−3Paにおいて、酸素暴露時間が30分以下の場合、暴露時間を長くすることによって、CeO層における(200)面のピーク強度比を向上させることができるが、暴露時間が30分を超えた場合、その強度比は低下することがわかる。
1…製造装置、2…超電導線材、11…第1チャンバ、12…第2チャンバ、13…第3チャンバ、14…搬送装置、14a,14b…リール、15,16…タンク、17…排出ライン、18a…巻き出し室、18b…巻き取り室、19…ポンプ、20…コントローラ、21…基板、22…金属層、23…金属酸化物層、24…中間層、25…超電導層、26,28,29…ヒータ、27,30…ターゲット、31,33,35,37,39,41…バルブ、32,34,36,38,40…MFC、42,43,44,45…連結部、46…第1供給ライン、47…第2供給ライン、48…第3供給ライン、49…第4供給ライン、50…第5供給ライン、51,52,53…センサ

Claims (8)

  1. 直列に接続された第1乃至第3チャンバと、
    前記第1乃至第3チャンバを排気する排気装置と、
    基板が前記第1乃至第3チャンバをこの順に通過するように前記基板を搬送する搬送装置と、
    前記基板上に前記第1チャンバ内で金属層を形成する第1成膜装置と、
    前記第2チャンバに酸化性ガスを供給して前記金属層の表面を酸化させる第1ガス供給装置と、
    表面を酸化させた前記金属層上に前記第3チャンバ内で酸化物層を形成する第2成膜装置と
    を具備した超電導線材の製造装置。
  2. 前記第1乃至第3チャンバに不活性ガスを供給する第2ガス供給装置を更に具備し、前記排気装置は前記第3チャンバに接続され、前記第1及び第2ガス供給装置は、前記第1チャンバから前記第3チャンバへ向けてガスの流れが生じるように前記酸化性ガス及び前記不活性ガスをそれぞれ供給する請求項1に記載の製造装置。
  3. 前記第1チャンバから前記第3チャンバへ向けてガスの流れが生じるように前記第1及び第2ガス供給装置の動作を制御する制御装置を更に具備した請求項2に記載の製造装置。
  4. 前記基板は長尺物であり、前記搬送装置は、前記第1乃至第3チャンバの各々において前記長尺物をその長さ方向に搬送する請求項2又は3に記載の製造装置。
  5. 前記第1及び第2成膜装置は気相堆積装置である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の製造装置。
  6. 前記第3チャンバに直列に接続された1以上の第4チャンバと、
    前記酸化物層上に、前記1以上の第4チャンバ内で1以上の更なる酸化物層をそれぞれ形成する1以上の第3成膜装置と
    を更に具備した請求項1に記載の製造装置。
  7. 真空中で基板上に金属層を形成する工程と、
    真空を維持したまま前記金属層に酸化性ガスを供給して、その表面を酸化させることにより、金属酸化物層を形成する工程と、
    真空を維持したまま前記金属酸化物層上に1以上の酸化物を堆積させて、1以上の酸化物層を形成する工程と、
    前記1以上の酸化物層上に超電導層を形成する工程とを含んだ超電導線材の製造方法。
  8. 前記酸化物層を形成する工程は、複数の酸化物層を形成することを含んでいる請求項7に記載の超電導線材の製造方法。
JP2012011226A 2012-01-23 2012-01-23 超電導線材の製造装置及び製造方法 Expired - Fee Related JP5622755B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012011226A JP5622755B2 (ja) 2012-01-23 2012-01-23 超電導線材の製造装置及び製造方法
US13/747,855 US20140024535A1 (en) 2012-01-23 2013-01-23 Superconducting wire rod manufacturing apparatus, and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012011226A JP5622755B2 (ja) 2012-01-23 2012-01-23 超電導線材の製造装置及び製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013147723A true JP2013147723A (ja) 2013-08-01
JP5622755B2 JP5622755B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=49045517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012011226A Expired - Fee Related JP5622755B2 (ja) 2012-01-23 2012-01-23 超電導線材の製造装置及び製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20140024535A1 (ja)
JP (1) JP5622755B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107419A (ja) * 1987-10-21 1989-04-25 Hitachi Ltd 超伝導体
JPH05139705A (ja) * 1991-11-20 1993-06-08 Hitachi Ltd 超電導膜の形成方法
JPH06192827A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Canon Inc 堆積膜及びその形成方法
JPH11243234A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Murata Mfg Co Ltd 超伝導素子、及びその製造方法
JP2010225458A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 薄膜超電導線材及びその製造方法
JP2011146234A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Fujikura Ltd 酸化物超電導膜の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5776254A (en) * 1994-12-28 1998-07-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus for forming thin film by chemical vapor deposition
JP4497660B2 (ja) * 2000-06-01 2010-07-07 キヤノン株式会社 光起電力素子の製造方法
US6878207B2 (en) * 2003-02-19 2005-04-12 Energy Conversion Devices, Inc. Gas gate for isolating regions of differing gaseous pressure
US20060033678A1 (en) * 2004-01-26 2006-02-16 Applied Materials, Inc. Integrated electroless deposition system

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107419A (ja) * 1987-10-21 1989-04-25 Hitachi Ltd 超伝導体
JPH05139705A (ja) * 1991-11-20 1993-06-08 Hitachi Ltd 超電導膜の形成方法
JPH06192827A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Canon Inc 堆積膜及びその形成方法
JPH11243234A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Murata Mfg Co Ltd 超伝導素子、及びその製造方法
JP2010225458A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 薄膜超電導線材及びその製造方法
JP2011146234A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Fujikura Ltd 酸化物超電導膜の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5622755B2 (ja) 2014-11-12
US20140024535A1 (en) 2014-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4041672B2 (ja) 接合高温超伝導性被覆テープ
EP1525627B1 (en) Method and apparatus for depositing superconductor material on a tape substrate
EP0387456B1 (en) Method for vapor-phase growth of an oxide thin film
JP5744198B2 (ja) 基板上に超電導層を形成するための方法及び装置
US20050127133A1 (en) High-throughput ex-situ method for rare-earth-barium-copper-oxide (REBCO) film growth
US7521082B2 (en) Coated high temperature superconducting tapes, articles, and processes for forming same
US8062028B2 (en) Heat treatment apparatus for oxide superconducting wire
JP5622755B2 (ja) 超電導線材の製造装置及び製造方法
JP2012204189A (ja) 超電導線材の製造方法
US20120318196A1 (en) System for forming superconductor material on a tape substrate
JP2009048817A (ja) 酸化物超電導線材の熱処理装置
EP1990810A1 (en) Process for producing superconducting thin-film material, superconducting equipment and superconducting thin-film material
JP3822077B2 (ja) 酸化物超電導体テープ線材の製造方法と酸化物超電導体テープ線材
JP3771143B2 (ja) 酸化物超電導導体の製造方法
JP2010238634A (ja) 酸化物超電導線材とその製造方法及びそれに用いる基板の製造装置
JP4034052B2 (ja) 酸化物超電導導体の製造方法
JP2012022882A (ja) 酸化物超電導導体用基材及びその製造方法と酸化物超電導導体及びその製造方法
JP5804936B2 (ja) 超電導線の製造方法
JP3771142B2 (ja) 酸化物超電導導体及びその製造方法
Lee et al. R&D of RABiTS-based coated conductors: Conversion of ex situ YBCO superconductor using a novel pulsed electron-beam deposited precursor
JP7266326B2 (ja) 超電導線の製造方法
WO2013114588A1 (ja) 超電導線材の製造方法及び超電導線材
JP5764404B2 (ja) 超電導線の製造方法
JP2010123516A (ja) 酸化物超電導導体用基材の製造方法と酸化物超電導導体の製造方法及び酸化物超電導導体用キャップ層の形成装置
JP2013025892A (ja) テープ状酸化物超電導線材の製造方法及び熱処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140922

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees