JP2013147270A - 粉体貯蔵ホッパー - Google Patents

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Naoki Konishi
直樹 小西
Takahiro Nawata
隆博 縄田
Kazumasa Harada
和正 原田
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Abstract

【課題】ホッパー下部の縮径部における粉体の堆積や閉塞を防止し、設備費の軽減及びメンテナンスフリーが可能な、粉体貯蔵ホッパーを提供する。
【解決手段】粉体貯蔵ホッパー1は、上部が貯蔵部1aであり、下部が、下方に向って小径となる縮径部となっている。この縮径部は、交互に設置された、下方ほど小径となるテーパ部2,4,6と、円筒部3,5とを有する。各テーパ部2,4,6の最上部の直径と最下部の直径の比は1.1〜1.8である。
【選択図】図2

Description

本発明は、合成樹脂、セメント、食品、微粉炭、処理灰などの粉体を貯蔵するためのホッパーに関するものであり、詳しくは排出部の粉体の滞留を防止するよう構成された粉体貯蔵ホッパーに関する。
一般に、合成樹脂、セメント、食品、微粉炭、処理灰などの粉体を貯蔵する貯蔵槽等に粉体貯蔵ホッパーが設けられている。従来の粉体貯蔵ホッパーにあっては、図4,5に示すように、貯蔵された粉体がホッパー壁面付近に堆積するアーチングブリッジ(図4)やラットホール現象(図5)が生じ、排出不能な状態に陥ることがある。
この様な現象を防止するには、コーン部の角度を鋭角にする、排出口付近にインナーコーンを設置する、又は、ノッカーやブローディスクなどを設置し強制的に粉体を排出するなどの手段が講じられている。
例えば、特許文献1,2には、ホッパー内面に網やプレートを設けておき、この網等を振動させることによって、ホッパー内部の粉体等に振動を加える技術が開示されている。
また、特許文献3には、ホッパー内面に棒状体を立設しておき、この棒状体を振動させることによって、ホッパー内面に固着した粉体等に振動を加える技術が開示されている。
実開昭62−115395号 特開平7−41082号 実開昭57−29591号
しかしながら、上述した従来のホッパーでは、粉体特性、即ち、安息角、崩壊角、壁摩擦係数などにより、粉体の閉塞や堆積を完全に防止することは困難である。また、強制的に排出するような設備を設置するには、設備費の増加やメンテナンスなどの作業負荷の増大等の問題がある。更には、作動条件の不備、即ち、粉体を排出していない状態で作動させた場合、粉体が振動により、粉体同士が密となり固結を招く、或いは、偏析(分級)などを招き、品質のバラツキの可能性がある。
本発明は、このような問題点を解決し、ホッパー下部の縮径部における粉体の堆積や閉塞を防止し、設備費の軽減及びメンテナンスフリーが可能な、粉体貯蔵ホッパーを提供することを目的とする。
本発明の粉体貯蔵ホッパーは、粉体を貯蔵するホッパーであって、内面の下部が下方へ向って小径となる縮径部を有した粉体貯蔵ホッパーにおいて、該縮径部は、交互に設けられた、下方ほど小径のテーパ部と、円筒部とを有することを特徴とするものである。
前記テーパ部は2段以上設けられていることが好ましい。
前記テーパ部の高さと円筒部の高さの比が0.4〜5であることが好ましい。
前記テーパ部の最上部の直径と最下部の直径の比が1.1〜1.8であることが好ましい。
本発明の粉体貯蔵ホッパーは、ホッパー本体と、該ホッパー内の少なくとも下部に設けられ、該粉体貯蔵ホッパーの内面を構成するインナーホッパーとを備えており、該インナーホッパーに前記縮径部が設けられていてもよい。
本発明の粉体貯蔵ホッパーでは、下部の縮径部にテーパ部と円筒部を交互に配置することにより、粉体圧が円筒部で解放され、テーパ部にかかる粉体圧が分散される。これにより、ホッパー下部における粉体の堆積や閉塞が防止される。
実施の形態に係る粉体貯蔵ホッパーの側面図である。 図1の粉体貯蔵ホッパーの縦断面図である。 別の実施の形態に係る粉体貯蔵ホッパーの縦断面図である。 従来例を示す縦断面図である。 従来例を示す縦断面図である。 比較例を示す縦断面図である。
以下、図1,2を参照して実施の形態に係る粉体貯蔵ホッパー1について説明する。
粉体貯蔵ホッパー1は、上部が貯蔵部1aであり、該貯蔵部1aに引き続く下部が、下方に向って小径となる縮径部1bとなっている。この縮径部1bは、交互に設置された、下方ほど小径となるテーパ部2,4,6と、上下方向において等径の円筒部3,5とを有する。図示の通り、上側から下側に向ってテーパ部2、円筒部3、テーパ部4、円筒部5、テーパ部6が設けられ、テーパ部6の下端に円筒形の排出口7が連なっている。貯蔵部1aは、水平断面形状が円形でもよく、角形(三角形、四角形又はそれ以上の多角形)でもよく、楕円形などでもよい。
テーパ部2,4,6及び円筒部3,5は、いずれも水平断面形状が円形である。各テーパ部2,4,6の最上部の直径と最下部の直径の比は1.1〜1.8特に1.1〜1.5とりわけ1.2〜1.4であることが好ましい。即ち、この実施の形態では、図2に示す各部分の直径D,D,D,Dの比D/D、D/D及びD/Dが上記範囲にあることが好ましい。この直径比が1.1よりも小さいと、ホッパー全体がほぼ円筒型となり、粉体を排出する為の付帯設備を設置するか、または貯蔵部1aの上下方向寸法を小さくする必要が生じ、好ましくない。また、上記の直径比が1.8よりも大きいと粉体の排出が困難となることがある。
各テーパ部2,4の高さH,Hとその下側の円筒部3,5の高さH,Hの比H/H,H/Hは0.4〜5特に0.7〜2.5とりわけ1〜1.7であることが好ましい。この高さ比が、0.4よりも小さい場合、各テーパ部2,4に掛かる粉体圧を解放するには不十分である。また、高さ比が5よりも大きいと、ホッパー全体の上下方向寸法を大きくする必要が生じ、設置スペースが徒に大きくなり、好ましくない。
図1,2の実施の形態ではテーパ部2,4,6が設けられ、それらの間に円筒部3,5が合計2段設けられているが、段数はこれに限定されない。テーパ部は2段以上であればよく、特に3段以上が好ましい。また、テーパ部は実用的には4段以下であることが好ましい。5段以上では、縮径部1bの上下方向高さが過度に大きくなるおそれがある。
図1,2では粉体貯蔵ホッパー1を構成するシェル(外殻)そのものが上記テーパ部2,4,6及び円筒部3,5を有した形状となっているが、ホッパー本体内にインナーホッパーを設置した粉体貯蔵ホッパーにあっては、このインナーホッパーにテーパ部及び円筒部を設けた構成としてもよい。
図3はかかる粉体貯蔵ホッパーの一例を示すものである。この粉体貯蔵ホッパー9は、ホッパー本体10と、該ホッパー本体10内に設置されたインナーホッパー20とを備えている。ホッパー本体10は、上部が上下方向に等径の筒部11となっており、該筒部11に連なる下部が錐形部12となっており、該錐形部12の下端に排出口13が連なっている。貯蔵部11の上下方向の途中から縮径部12の下端にかけてホッパー本体10内にインナーホッパー20が設けられている。
インナーホッパー20は、最上部がテーパ部21となっており、以下、下側に順次に円筒部22、テーパ部23、円筒部24、テーパ部25が設けられている。テーパ部25の下端が錐形部12の下端(排出口13の上端)に連なっている。各テーパ部21,23,25の最上部の直径と最下部の直径との比、テーパ部21,23,25と円筒部22,25の高さの比、及びテーパ部の段数の好ましい範囲は図1,2の実施の形態と同様である。
このように構成された粉体貯蔵ホッパー1,9に対して粉体が空気又は窒素搬送ラインやコンベヤなどにより供給され、貯蔵される。なお、図示は省略するが、粉体貯蔵ホッパー1,9には、微粉捕集及び圧抜きを行うためのダストコレクター又はサイクロン等が設置されている。粉体貯蔵ホッパー1,9の下部に、テーパ部と円筒部とが交互に設けられているので、テーパ部に加えられる粉体圧が円筒部で解放され、粉体圧が分散されるため、ホッパー下部における粉体の堆積や閉塞が防止される。
以下、実施例及び比較例について説明する。
[実施例1〜6、比較例1〜4]
実施例1〜6、比較例1〜4は、図1,2に示す構成のものであり、下端の排出口にはダンパーを設けてある。また、縮径部にノッカーを設置してある。
各部分の寸法H〜H、D〜Dは表1の通りである(単位mm)。テーパ部の最上部の直径と最下部の直径の比(直径比)、及びテーパ部高さH,H,Hと円筒部高さH,Hとの比(高さ比)を併せて表1に示す。
平均粒径470μm、安息角65°の粉体A(UMG ABS株式会社 E700N)を各ホッパーに自然落下にて400L(m)供給した後、ダンパーを開放し、排出時間を測定した。結果を表1に示す。
[比較例5,6]
比較例5,6では、図4に示す従来型のホッパー30(下端部の排出口にダンパーを設けてある。)に上記粉体Aを350L(m)供給し、ダンパーを開けて排出時間を測定した。なお、各ホッパーのコーン部にノッカーを設置してある。ダンパーを開けても排出しないときにはノッカーを作動させた。各ホッパーの寸法と排出結果及びノッカー作動回数を表2に示す。
[比較例7]
比較例7では、図6に示す2段テーパー型のホッパー1A(下端部にダンパーを設けてある。)に上記粉体Aを300L(m)供給し、ダンパーを開けて排出時間を測定した。なお、ホッパーのコーン部にノッカーを設置してある。ダンパーを開けても排出しないときにはノッカーを作動させた。ホッパーの寸法と排出結果及びノッカー作動回数を表3に示す。
[比較例8,9,10]
比較例5〜7において粉体Aの代わりに平均粒径340μm、安息角35°の粉体B(UMG ABS株式会社 B201N)を各ホッパーに供給し、同様の実験を行った。結果を表2,3に示す。
Figure 2013147270
Figure 2013147270
Figure 2013147270
[考察]
表1〜3の通り、実施例1〜6によると、粉体Aをノッカー使用なしに全量排出することができる。これに対し、比較例1,2,4〜7では、粉体Aを排出できなかった。比較例3では、粉体Aが排出されたが、排出口が大きすぎるため、粉体が排出口周囲に飛散した。
1,1A,9,30 粉体貯蔵ホッパー
1a 貯蔵部
1b 縮径部
2,4,6,21,23,25 テーパ部
3,5,22,24 円筒部
7,13 排出口
10 ホッパー本体
20 インナーホッパー

Claims (5)

  1. 粉体を貯蔵するホッパーであって、内面の下部が下方へ向って小径となる縮径部を有した粉体貯蔵ホッパーにおいて、該縮径部は、交互に設けられた、下方ほど小径のテーパ部と、円筒部とを有することを特徴とする粉体貯蔵ホッパー。
  2. 請求項1において、前記テーパ部が2段以上設けられていることを特徴とする粉体貯蔵ホッパー。
  3. 請求項1又は2において、前記テーパ部の高さとその下側の円筒部の高さの比が0.4〜5であることを特徴とする粉体貯蔵ホッパー。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記テーパ部は、その最上部の直径と最下部の直径の比が1.1〜1.8であることを特徴とする粉体貯蔵ホッパー。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、該粉体貯蔵ホッパーは、ホッパー本体と、該ホッパー内の少なくとも下部に設けられ、該粉体貯蔵ホッパーの内面を構成するインナーホッパーとを備えており、
    該インナーホッパーに前記縮径部が設けられていることを特徴とする粉体貯蔵ホッパー。
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