JP2013146937A - 色変換テーブル作成方法 - Google Patents

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徹 藤田
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Abstract

【課題】形成対象物が変更されて記録媒体の延伸率が変化した場合であっても、記録媒体に塗布すべき色成分量についての情報を簡便に取得できる技術を提供する。
【解決手段】色成分量を領域によって変化させた画像が形成された、所定の延伸率で延伸自在な記録媒体を準備する準備工程と、画像の各領域の色を測定する測色処理を、異なる延伸率の記録媒体について実行する測色工程と、測色工程での結果から、異なる延伸率それぞれについて目標の色を実現する色成分量を示す色変換テーブルを作成するテーブル作成工程とを備える。
【選択図】図8

Description

この発明は、目標の色を実現する色成分量を示す色変換テーブルを作成する方法に関する。
従来、フィルム等の記録媒体に対して画像を印刷した後に、この記録媒体を型によって延伸して成形することで、表面に画像が描写された立体的な成形物を得る技術が知られている。ただし、このような技術では、記録媒体の延伸に伴って、記録媒体に印刷された画像の濃度が低下してしまうことが問題となっていた。そこで、特許文献1では、成形前のフィルムにおける画像と成形後の延伸されたフィルムにおける画像の間での濃度変化を示す濃度変化関数が求められる。そして、この濃度変化関数に基づいて成形前の記録媒体に印刷する画像の濃度が補正されることで、延伸に伴う画像濃度の変化が補償されて、成形後のフィルムに所望濃度の画像が形成される。
特開2005−199625号公報
このように、成形前の記録媒体に印刷する画像濃度を補正することで、成形後の記録媒体における画像濃度を適切に制御できる。特に記録媒体の成形前後での画像の濃度変化は画像の色に影響するが、上述のように成形前の記録媒体に印刷する画像濃度を補正することで、延伸に伴う画像の色の変化を補償して、成形後の記録媒体における画像の色を目標色に適切に合わせられる。具体的には、画像の色成分量を調整することで、延伸に伴う画像の色の変化を補償して、成形後の記録媒体に目標色の画像を形成することができる。
ただし、上記の技術を用いて、成形後の記録媒体に目標色の画像を形成するためには、記録媒体の成形前後での濃度変化を示す濃度変化関数を求める必要がある。これに対して、成形対象物の形状が異なれば、成形によって記録媒体が延伸される程度(延伸率)も当然異なり、記録媒体に塗布すべき色成分量も異なる。そのため上記技術によれば、成形対象物が変更されるたびに、濃度変化関数を求め直す必要があり、記録媒体に塗布すべき色成分量について情報を得るために、多くの作業が必要になるといった問題があった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、形成対象物が変更されて記録媒体の延伸率が変化した場合であっても、記録媒体に塗布すべき色成分量についての情報を簡便に取得できる技術を提供することを目的とする。
この発明にかかる色変換テーブルの作成方法は、上記目的を達成するために、色成分量を領域によって変化させた画像が形成された、所定の延伸率で延伸自在な記録媒体を準備する準備工程と、画像の各領域の色を測定する測色処理を、異なる延伸率の記録媒体について実行する測色工程と、測色工程での結果から、異なる延伸率それぞれについて目標の色を実現する色成分量を示す色変換テーブルを作成するテーブル作成工程とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明(色変換テーブルの作成方法)では、色成分量を領域によって変化させた画像が形成された記録媒体が準備される(準備工程)。そして、画像の各領域の色を測定する測色処理が、異なる延伸率の記録媒体について実行される(測色工程)。したがって、このように測色工程で得られた情報に基づいて、異なる延伸率それぞれについて目標の色を実現する色成分量を示す色変換テーブルを作成することができる(テーブル作成工程)。その結果、形成対象物が変更されて記録媒体の延伸率が変化した場合であっても、変化後の延伸率に対応する色変換テーブルを参照することで、記録媒体に塗布すべき色成分量についての情報を簡便に取得することができる。
この際、準備工程では、複数の記録媒体が準備され、測色工程では、互いに異なる延伸率の当該複数の記録媒体それぞれに対して測色処理が実行されるように色変換テーブル作成方法を構成しても良い。あるいは、準備工程では、一の記録媒体が準備され、測色工程では、一の記録媒体の延伸率を変化させつつ測色処理が実行されるように色変換テーブル作成方法を構成しても良い。
また、準備工程では、複数の色成分のうち変化対象色成分を領域によって変化させて画像を形成するように色変換テーブル作成方法を構成しても良い。このような構成は、変化対象色成分の量を、記録媒体の延伸率の変化に対してどのように補正すれば良いかを効率的に知ることができ、色変換テーブル作成の効率化に有利となる。
ところで、記録媒体の延伸率が大きい場合には、記録媒体の延伸に伴う画像の色が大きく変化する。このように大きな色の変化を補償するためには、記録媒体に塗布する色成分量を大幅に増やす必要がある。しかしながら、記録媒体に対して一回に塗布できる色成分量は有限であり最大値が存在する。このような場合には、色成分の塗布を複数回行って、複数の層を塗り重ねることで、記録媒体に塗布する色成分を十分に増大させることができる。そこで、このような色成分の塗り重ねを行う構成に対しても適応可能であるように、次のようにして色変換テーブルを作成することが好適となる。
すなわち、一回で塗布される変化対象色成分の最大量に対して、変化対象色成分の量が0〜100%の間で変化する範囲を第1範囲とするとともに100%で一様な第2範囲としたとき、画像は、複数の層を塗り重ねて形成され、互いに積層する2つの層のうち、少なくとも下側の層は第1範囲および第2範囲で構成されており、上側の層は下側の層の第1範囲を外して第2範囲の上に形成されているように色変換テーブル作成方法を構成しても良い。この構成では、単層から複数層の間で層数を段階的に変化させた画像が形成される。そして、このような段階的な層構造を有する画像に対する測色処理が異なる延伸率の記録媒体について実行されることで、異なる延伸率それぞれについて色変換テーブルが作成される。その結果、色成分の塗り重ねを行う上述のような構成に対しても適応可能な色変換テーブルを作成することが可能となっている。
加飾成形システムの一例を示す模式図。 形状補償処理の一例を概念的に示した模式図。 色補償処理の一例を示すフローチャート。 グリッドの一部を拡大して示した模式図。 面積変化率の算出結果の一例を表として示した図。 色補償変換LUTの一例を示す図。 色補償変換LUTを作成する色補償変換LUT作成システムを示した図。 色補償変換LUTの作成方法の一例を示すフローチャート。 色補償変換LUTの作成方法において印刷されるテスト画像を示す図。 テスト画像の変形例を示す模式図。
図1は、加飾成形システムの一例を示す模式図である。この加飾成形システム1は、ポリフィルム等の樹脂で構成された延伸自在なシートSに対して、画像印刷と立体成形とをこの順で施して、表面に画像の印刷された立体物を得るものである。概略的には、加飾成形システム1は、シートSをロール状に巻いたロールRを支持する回転軸10と、ロールRから引き出したシートSの表面に画像印刷を行うプリンター20と、プリンター20の画像印刷を受けたシートSに立体成形を行う成形装置40とを具備する。
プリンター20は、印刷ヘッド21に設けられたノズル22からインクを吐出することでシートSの表面に画像を印刷する。このノズル22は、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)、ブラック(k)、オレンジ(o)、パープル(p)の各色に対応して設けられている。そして、プリンター20には各色のインクを個別に収容するカートリッジ23が着脱自在に取り付けられており、各ノズル22はカートリッジ23から供給された対応する色のインクをインクジェット方式で吐出する。なお、インクジェットの方式は、ピエゾ方式およびサーマル方式のいずれであっても良い。
また、プリンター20には、印刷ヘッド21を搭載したキャリッジ24と、キャリッジ24の移動をシートSの幅方向に相当するX軸方向へ案内するキャリッジ軸25と、X軸方向に回転移動することでキャリッジ24をX軸方向へ移動させるキャリッジベルト26とが設けられている。したがって、印刷ヘッド21は、キャリッジ24に伴ってX軸方向へ移動しつつ、ノズル22からインクを吐出することができる。さらに、プリンター20には、ロールRから引き出されたシートSに裏面から接触するローラー27と、ローラー27を回転駆動するモーター28とが設けられている。したがって、モーター28からの駆動力を受けてローラー27が回転すると、シートSがY軸方向(搬送方向)に搬送される。
そして、ローラー27がシートSをY軸方向に間欠搬送するとともに、印刷ヘッド21がX軸方向に移動しつつ間欠停止中のシートSの表面へインクを塗布することで、シートSの表面に画像が印刷される。ちなみに、印刷ヘッド21がシートS表面に1度に塗布できる単位面積あたりのインクの量は有限であり、そのためシートS表面に1度に塗布できる色成分量は有限となる。そこで、この実施形態の印刷ヘッド21は、1度の塗布では色成分量が足りずに十分な色調を得られない場合には、インクの塗布を複数回行って、インクの層を塗り重ねることで色成分量を増大させる。この際、紫外線の照射によって硬化するUV(ultraviolet)インクを用いて、インクを一層塗るたびに紫外線を照射してインクを硬化させるように構成しておけば、インクの層の塗り重ねを適切に実行することができる。
ちなみに、このような画像印刷におけるローラー27や印刷ヘッド21等のプリンター20各部の動作は、プリンター20に搭載されたプリンターコントローラー30により制御される。このプリンターコントローラー30は、演算処理を担うCPU(Central Processing Unit)31と、各種の処理プログラムやデータを書き換え可能に記憶するフラッシュメモリー32と、データを一時的に記憶・保存するRAM(Random Access Memory)33とを備える。
成形装置40は、シートSの表面側に配置された上型部41と、シートSの裏面側に配置された下型部42とが設けられている。上型部41および下型部42それぞれに対しては、複数種類の異なる金型が取り換え可能になっている。そして、上型部41にセットされた金型と下型部42にセットされた金型とで、プリンター20により画像の印刷されたシートSを挟み込んで立体成形することで、表面に画像の印刷された立体物が得られる。なお、成形装置40による成形の方式は、加熱成形方式および加圧成形方式のいずれであっても良い。また、加飾成形システム1では、Y軸方向におけるプリンター20と成形装置40の間に切断機45が設けられており、シートSは成形前あるいは成形後に切断機45によって所定長さに切断される。
加飾成形システム1は、上述の画像印刷や立体成形等の動作を制御するためのPC(Personal computer)50を備える。このPC50は、各種の指令が作業者より入力されるキーボードやマウスといった入力機器51と、プリンター20の動作状態等に関する情報を作業者に表示するディスプレイ52とを備える。また、このPC50は、制御を統括するメインコントローラー60を備える。このメインコントローラー60は、演算処理を担うCPU(Central Processing Unit)61と、各種の処理プログラムやデータを書き換え可能に記憶するフラッシュメモリー62と、データを一時的に記憶・保存するRAM(Random Access Memory)63とを備える。さらに、PC50は、各種のアプリケーションプログラムやデータを記憶する大容量メモリーとしてのHDD(Hard disk drive)70と、プリンター20等の外部装置とのデータ等の入出力を行うI/F(interface)80と、各部60、70、80等の間を電気的に接続するバス85とを備える。
HDD70には、図示しないアプリケーションプログラムの他、印刷ドライバー71や変形画像処理プログラム90が格納されている。印刷ドライバー71は、アプリケーションプログラムから受けた印刷ジョブを、プリンター20で処理可能なデータに変換してプリンター20へ出力するプログラムである。具体的には、印刷ドライバー71は、変形画像処理プログラム90において後述のように補正された画像データを変換して、プリンター20へ出力する。
変形画像処理プログラム90は、立体成形に伴うシートSの変形に起因してシートS表面の印刷画像に発生する形状ずれや色ずれを補正するために用いられるプログラムである。概略的には、この変形画像処理プログラム90は、複数の四角形を二次元的に配列した構成を具備するグリッドをシートS表面に仮想的に設けるとともに、シートSの成形前後それぞれにおけるグリッドの各格子点の位置情報に基づいて、印刷画像の形状ずれや色ずれを補正するものである。この変形画像処理プログラム90は、データ入力部91、算出部92、3D絵柄編集部93、形状補償部94、色補償部95およびデータ出力部97のそれぞれをモジュールとして組み込んだ構成を備えている。そして、メインコントローラー60が変形画像処理プログラム90を実行することで、変形画像処理プログラム90の各部91、92、93、94、95、97の後述する機能が実現される。
データ入力部91は、シートSの成形前後におけるグリッドの各格子点の位置情報を入力したり、シートSに印刷される画像の情報を入力したりといった機能を担う。算出部92は、データ入力部91により入力された成形前後におけるグリッドの各格子点の位置情報に基づいて、各格子点での歪み方向や歪み量を算出したり、グリッドを構成する各四角形の面積変化を算出したりする機能を担う。3D絵柄編集部93は、データ入力部91により入力された成形前後におけるグリッドの各格子点の位置情報に基づいて、成形前のシートS表面の印刷画像を編集したり、成形後のシートS表面の印刷画像を編集したりする機能を担う。
形状補償部94は、シートSの成形に伴う印刷画像の形状変化を補償するように画像データを補正して、成形前のシートS表面に印刷する画像の形状を補正する機能を担っており、この形状補償によって成形後のシートS表面に所望の形状の画像が現れることとなる。色補償部95は、シートSの成形に伴う印刷画像の色変化を補償するように画像データを補正して、成形前のシートS表面への画像印刷時に塗布される画像の色成分量を補正する機能を担っており、この色補償によって成形後のシートS表面に所望の色の画像が現れることとなる。なお、色補償部95での色補償では、後に詳述する色補償変換LUT(ルックアップテーブル)96が用いられる。データ出力部97は、形状補償および色補償が施された補正後の画像データを印刷ドライバー71や図示しないアプリケーションプログラムに出力する機能を担う。
そして、上述のような構成を具備する加飾成形システム1では、シートSの成形に伴う形状変化や色変化を補償するために、形状補償処理や色補償処理が実行される。続いては、これら形状補償処理および色補償処理の詳細について、順番に説明する。
図2は、形状補償処理の一例を概念的に示した模式図である。この形状補償処理では、メインコントローラー60のCPU61によって、複数の四角形(正方形)を二次元的に配列した構成を具備するグリッドGの画像が、形成前のシートS表面に仮想的に形成される(図2(a))。なお、図示の都合上、グリッドGの格子点は実際よりも少ない(間引いた)状態で示されており、格子点の間隔はプリンター20のドットの形成間隔よりも広く示されている。次に、目的の製品の形状に合わせてシートSを仮想的に変形する変形操作が実行される。そして、変形前後それぞれにおけるグリッドGの各格子点の位置情報(三次元座標)から、変形後の各格子点について三次元座標位置、歪み方向および歪み量が算出される。こうして算出された結果に基づいて、成形後における立体物の三次元モデルが作成されて、ディスプレイ52に表示される(図2(b))。
続いて、作業者の入力操作によって三次元モデル上での絵柄の位置が指定されると、この指定された位置に絵柄としての印刷対象の画像が配置される(図2(c))。さらに、作業者の入力操作によって二次元変換指示が入力されると、上記の変形操作と逆の操作が実行されて、印刷対象の画像の配置された三次元モデルが二次元モデルに変換されて、この二次元モデルの画像がディスプレイに表示される(図2(d))。こうして、成形前にシートS表面に印刷すべき版下データ(二次元モデル)が生成される。なお、図2(e)では、版下データに従って画像が印刷されたシートSを立体成形した実成形品が例示されている。
こうして生成された版下データに対して、色補償処理が実行される。図3は、色補償処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、HDD70に記憶されており、形状補償処理の実行後に色補償処理の実行指示が入力されると、メインコントローラー60のCPU61の制御によって実行される。なお、色補償処理の実行指示の入力は、例えば、変形画像処理プログラム90の図示しない編集画面がディスプレイ52に表示された状態で、作業者が編集画面上の色補償実行ボタンを入力機器51でクリックすることにより行われる。
色補償処理が開始されると、ステップS101において、上述の形状補償処理で説明した変形操作による変形前後それぞれにおけるグリッドGの各格子点の位置情報(三次元座標)が取得される。ステップS102では、ステップS101で取得した各格子点の位置情報から、グリッドGを構成する要素である各四角形の変形前後における面積変化率Δsが求められる。面積変化率Δsの算出方法について、より具体的に説明すると次のとおりである。
図4は、グリッドの一部を拡大して示した模式図である。なお、図4における文字「A」は、形状補償処理後の版下データ(図2(d))に配置された画像の一部である。各要素(四角形)の面積変化率Δsの算出は、ステップS101で取得した変形前後における各格子点の位置情報から、変形前後それぞれにおける各要素の面積を算出し、変形後の要素の面積Daを変形前の要素の面積Dbで除することにより行う(Δs=Da/Db)。こうして、各要素について面積変化率を求めた結果の一例が図5である。ここで、図5は、面積変化率の算出結果の一例を表として示した図である。図5において、面積変化率Δsは百分率で示されている。また、図5の「要素No.」は、図4の各要素に対してラベリングされたものである。以上がステップS102での面積変化率Δsの算出方法である。
図3に戻って色補償処理の説明を続ける。ステップS103では、L*a*b*色空間におけるL*a*b*値(以下、Labと略記する)が、版下データ上の各格子点について求められる。具体的には、入力された画像データ(形状補償前の画像データ)が有するRGB値やCMYK値などの色情報から、版下データ上の各格子点に対応する位置の色値が求められ、この色値がLab値に変換される。こうして、版下データにおいて各格子点のLab値と各要素の面積変化率Δsが取得されると、複数の格子点に対して順番に色補償処理が実行される。
具体的には、ステップS104で色補償処理の対象となる格子点が設定される。そして、ステップS105で処理対象の格子点のLab値と、処理対処の格子点に対応する要素の面積変化率Δsがそれぞれ読み込まれる。なお、処理対象の格子点は、グリッドGの左上隅の格子点を基点にして左から右へ、上から下へと順に設定される。処理対象の格子点に対応する要素は、例えば、処理対象の格子点を左上の頂点に持つ要素と定めることができる。また、グリッドGの右端や下端に位置する格子点のように処理対象の格子点を左上の頂点に持つ要素が存在しない場合には、処理対象の格子点を右上の頂点、左下の頂点あるいは右下の頂点にもつ要素を、処理対象の格子点に対応する要素と定めれば良い。
ステップS106では、ステップS105で読み込んだLab値と面積変化率Δsから色補償変換LUT96(図6)に基づいて、処理対象の格子点のCMYK値が求められる。ここで、図6は、色補償変換LUTの一例を示す図である。図6に示すように、色補償変換LUTでは、目標色Labを実現するCMYK値を示した色変換テーブルが100%〜400%の異なる複数の面積変化率Δsそれぞれについて用意されている。なお、面積変化率Δsは百分率で示されている。
ちなみに、図6の色補償変換LUTでは、50%の間隔で色変換テーブルが用意されているが、当該間隔の間における面積変化率Δsに対応する色変換テーブルは、近似の面積変化率Δsに対応する色変換テーブルに基づく補間によって求められる。具体的には、100%より大きく150%より小さい面積変化率Δsに対応する色変換テーブルは、面積変化率Δsが100%と150%それぞれの色変換テーブルに基づく補間により求められ、150%より大きく200%より小さい面積変化率Δsに対応する色変換テーブルは、面積変化率Δsが150%と200%それぞれの色変換テーブルに基づく補間により求められるといった要領で補間処理が実行される。
また、各色変換テーブルでは、1度に塗布できる最大色成分量Qmに対して、実際に塗布すべき色成分量Qrが百分率で色毎に示されている。つまり、CMYK値は、次式
100×Qr/Qm
で示されている。この実施形態では、CMYK値は0〜400%の範囲で示されており、図6に示すように、面積変化率Δsが大きい色変換テーブルではCMYK値が100%を超える場合がある。これは、1度の塗布では色成分量が足りない場合に、インクの塗布を複数回行って色成分を増量することに対応したものである。具体的には、CMYK値が100%より大きく200%以下の場合にはインクの塗布を2回行い、CMYK値が200%より大きく300%以下の場合にはインクの塗布を3回行いうといった要領で塗り重ねが行われる。そして、ステップS106では、このような色補償変換LUT96(図6)に基づいて、処理対象の格子点のCMYK値が求められる。
図3に戻って説明を続ける。ステップS107では、全ての格子点に対してステップS104〜S106の実行が完了したかが判断される。そして、完了していない場合(ステップS107で「NO」の場合)は、ステップS104に戻って、処理対象の格子点が変更された後、ステップS105、S106が続いて実行される。一方、完了している場合(ステップS107で「YES」の場合)は、ステップS108が実行される。
このステップS108では、0〜400%の範囲で示された各格子点のCMYK値を、1/4を乗ずることで通常の印刷範囲である0〜100%の範囲に圧縮して、色補償データとしてHDD70に格納する。このように、通常の印刷範囲に圧縮しておくことで、作成された色補償データを既存の画像編集ツール等のアプリケーションソフト上で広く用いることが可能となる。具体的には、グリッドGの格子点のCMYK値をプリンター20のドット形成間隔に応じて補完するといった処理や、CMYK値をプリンター20で用いられるインク色であるcmykpo値に変換するといった処理を既存のアプリケーションソフトにより実行できる。そして、この色補償データに基づいて印刷を行う際には、例えば印刷ドライバー71が、既存のアプリケーションソフトを用いてこれらの処理を行って得た値を4倍して圧縮前の数値範囲に戻すことにより、印刷用の画像データを生成することができる。
以上が加飾成形システム1の構成および動作の詳細である。続いては、加飾成形システム1で用いられる色補償変換LUTの作成方法について説明する。図7は、色補償変換LUTを作成する色補償変換LUT作成システムの一例を模式的に示した図である。この色補償変換LUT作成システム100は、色補償変換LUTの作成に必要な各種データ(CMYK値、面積変化率Δs、Lab値)が入力されるデータ入力部110と、これらのデータに基づいて演算処理を行って色補償変換LUTを作製する演算処理部120と、演算処理部120が作成した色補償変換LUTを出力するLUT出力部とを備える。また、色補償変換LUT作成システム100には、色補償変換LUTの作成に用いられる色変換テーブル作成プログラム140が記憶されている。概略的には、色補償変換LUT作成システム100は、テストシートSに形成したテスト画像の色を測定した結果に基づいて、色補償変換LUTを作成する。
図8は、色補償変換LUTの作成方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、演算処理部120の制御によって実行される。また、図9は、色補償変換LUTの作成方法において印刷されるテスト画像の一例を示す模式図であり、具体的にはテスト画像が印刷される工程を側方から見た様子が示されている。ステップS201では、実成形に用いられるシートSと同一素材の複数のテストシートSにテスト画像TIが印刷される。図10に示すようにこのテスト画像TIは、インクの塗布を4回行って、4層のインク層L1〜L4を積層することで形成される。この際、1〜3回目の塗布で形成される各インク層L1、L2、L3は、色成分量が0%〜100%の間で変化する第1領域W11、W21、W31と、色成分量が100%で一定な第2領域W12、W22、W32とで構成されている。一方、4回目の塗布で形成されるインク層L4は、色成分量が0%〜100%の間で変化する第1領域W41のみから構成されている。具体的には、第1領域W11、W21、W31、W41は、色成分両が20%、40%、60%、80%、100%をそれぞれ有する領域B(20)、B(40)、B(60)、B(80)、B(100)で構成されている。一方、第2領域W12、W22、W32は、色成分量が100%の領域B(100)のみから構成されている。
そして、互いに積層する2つのインク層のうち、上側のインク層は下側のインク層の第1範囲を外して第2範囲の上に形成されている。具体的には、2回目に塗布されるインク層L2は、1回目に塗布されるインク層L1の第1領域W11を外して第2領域W12に形成され、3回目に塗布されるインク層L3は、2回目に塗布されるインク層L2の第1領域W21を外して第2領域W22に形成されといった要領で、4つのインク層L1〜L4が塗り重ねられる。このようにして、色成分量が0%〜400%の範囲で変化するテスト画像TIが形成される。つまり、インク層L1の第1領域W11が露出する範囲では、色成分量は0%〜100%の間で変化する。また、インク層L2の第1領域W21が露出する範囲では、インク層L1の第2領域W12にインク層L2の第1領域W21が塗り重ねられており、色成分量は100%〜200%の間で変化する。同様に、インク層L3、L4の第1領域W31、W41が露出する範囲ではそれぞれ、色成分量が200%〜300%、300%〜400%の間で変化する。
なお、色成分としては、CMYKの4種類が存在する。このような場合、色成分量を変化させる態様としては種々のパターンが考えられる。ここでは、他の3つの色成分を所定の成分量で固定しつつ変化対象色成分の量を変化させたテスト画像TIを、変化対象色成分を変更しながら複数形成する。具体的には、シアンCの成分量のみを0%〜400%で変化させたテスト画像TIを形成し、マゼンタMの成分量のみを0%〜400%で変化させたテスト画像TIを形成するといった要領で、変化対象色成分がCMYKの間で異なる4種類のテスト画像TIを形成する。
この際、4種類のテスト画像TIそれぞれを、変化対象色成分以外の色成分の量を異ならせつつ複数個形成しても良い。例えば、シアンCの成分量を0%〜400%で変化させたテスト画像TIを用いて説明すると次のとおりである。つまり、マゼンタ(M)の成分量を「20%」で固定しつつシアンCの成分量を0%〜400%で変化させたテスト画像TIを形成し、マゼンタMの成分量を「40%」で固定しつつシアンCの成分量を0%〜400%で変化させたテスト画像TIを形成するといった要領で、シアンCの成分量が0%〜400%の間で変化するテスト画像TIを、マゼンタMの成分量を異ならせつつ複数形成することができる。同様にして、シアンCの成分量が0%〜400%の間で変化するテスト画像TIを、他の色成分Y、Kについても成分量を異ならせつつ複数形成することができる。
こうして、変化対象色成分がCMYKの間で異なる4種類のテスト画像TIのそれぞれが、変化対象色成分以外の色成分の量を異ならせつつ複数形成されて、1セット分のテスト画像TIが形成される。ちなみに、後述するようにこの実施形態では、100%〜400%の間で異なる面積変化率Δsそれぞれについてテスト画像TIの色を測定した結果に基づき、色補償変換LUTが作成される。そこで、面積変化率Δsのバリエーションの数と同じだけのセット数のテスト画像TIが用意され、テスト画像TIの各セットが異なる面積変化率Δsに対応付けて準備される(準備工程)。
図8に戻って説明を続ける。ステップS201において上述のようにテスト画像TIが所定のセット数だけ形成されると、ステップS202では、100%より大きい面積変化率Δsに対応するテスト画像TIの印刷されたテストシートSが変形(延伸)される。この際、テストシートSの略全面が対応する面積変化率Δsで延伸される。なお、100%の面積変化率Δsに対応するテスト画像TIの印刷されたテストシートSは変形されない。これによって、100%〜400%の間で面積変化率Δsの互いに異なる複数セットのテスト画像TIが形成される。そして、ステップS203では、これらのテスト画像TIの色が測定されて、テスト画像TIのLab値の測色値がCMYK値および面積変化率Δsに対応付けられて記憶される(側色工程)。こうして求められた各種データ(汎用インク色CMYK値、面積変化率Δs、測色値Lab)は、データ入力部110に入力される(ステップS204)。
ステップS205では、入力された各種データに基づいて、目標のLab値を実現するCMYK値を示す色変換テーブルが異なる面積変化率Δs毎に作成される。この色変換テーブルの作成は、色変換テーブル作成プログラム140を用いて演算処理部120により実行される。この際、色変換テーブル作成プログラム140としては既存のものを用いることができ、例えば特開2003−283856号公報等に記載のものを利用できる。ただし、既存の色変換テーブルは、0%〜100%のCMYK値の範囲にしか対応していないため、この実施形態のように0〜400%のCMYK値の範囲をそのまま扱うことはできない。そこで、Lab値およびCMYK値のそれぞれを、1/4を乗じて圧縮してから色変換テーブル作成プログラム140に用いる。そして、色変換テーブル作成プログラム140の出力結果に4を乗じて、0〜400%のCMYK値の範囲に対応して色変換テーブルを作成する。こうして、異なる面積変化率Δsそれぞれについて、色変換テーブルが作成される。
ちなみに、色変換テーブルの作成時には、変形の無い面積変化率Δsが100%のテスト画像TIの第1領域W11が示す色域範囲(目標色域範囲)の色を目標色として、マッピングを行なっても良い。なぜなら、この色域範囲が最も適切な色調を具備していると考えられるからである。そして、このような構成では、目標色域範囲から外れた色を実現するデータ(CMYK値)は不要となる。そこで、ステップS206では、目標色域範囲以外のデータが色変換テーブルから削除される。続くステップS207では、同一の目標色毎に各面積変化率Δsのテーブルが結合されることで、図6で例示したような色補償変換LUTが作成される。そして、こうして作成された色補償変換LUTが、LUT出力部130から出力される。
以上に説明したように、この実施形態では、色成分量(CMYK値)を領域B(20)〜B(100)によって変化させたテスト画像TIが形成されたテストシートSが準備される(準備工程)。そして、テスト画像TIの各領域B(20)〜B(100)の色を測定する測色処理が、異なる面積変化率ΔsのテストシートSについて実行される(測色工程)。したがって、このように測色工程で得られた情報に基づいて、異なる面積変化率Δsそれぞれについて目標の色を実現する色成分量(CMYK値)を示す色変換テーブルを作成することができる(テーブル作成工程)。その結果、形成対象物が変更されてシートSの面積変化率Δsが変化した場合であっても、変化後の面積変化率Δsに対応する色変換テーブルを参照することで、シートSに塗布すべき色成分量(CMYK値)についての情報を簡便に取得することができる。
また、この実施形態は、複数の色成分のうち変化対象色成分を領域B(20)〜B(100)によって変化させてテスト画像TIを形成している。このような構成は、変化対象色成分の量を、シートSの面積変化率Δsの変化に対してどのように補正すれば良いかを効率的に知ることができ、色変換テーブル作成の効率化に有利となる。
ところで、シートSの面積変化率Δsが大きい場合には、シートSの変形に伴う画像の色が大きく変化する。このように大きな色の変化を補償するためには、シートSに塗布する色成分量を大幅に増やす必要がある。しかしながら、シートSに対して一回に塗布できる色成分量は有限であり最大値が存在する。そこで、この実施形態では、色成分の塗布を複数回行って、複数の層を塗り重ねることで、シートSに塗布する色成分を十分に増大させている。また、このような色成分の塗り重ねを行う構成に対しても適応可能であるように、色変換テーブルが作成されている。
すなわち、この実施形態では、単層から複数層の間でインクの層数を段階的に変化させたテスト画像TIが形成される。そして、このような段階的な層構造を有するテスト画像TIに対する測色処理が異なる面積変化率ΔsのテストシートSについて実行されることで、異なる面積変化率Δsそれぞれについて色変換テーブルが作成される。その結果、色成分の塗り重ねを行う上述のような構成に対しても適応可能な色変換テーブルを作成することが可能となっている。
その他
以上のように、上記実施形態では、ステップS201が本発明の「準備工程」に相当し、ステップS202、S203が本発明の「測色工程」に相当し、ステップS204、S205が本発明の「テーブル作成工程」に相当する。また、面積変化率Δsが本発明の「延伸率」に相当し、テスト画像TIが本発明の画像に相当し、シートSあるいはテストシートSが本発明の「記録媒体」に相当し、第1領域W11、W21、W31、W41が本発明の「第1範囲」に相当し、第2領域W12、W22、W32が本発明の「第2範囲」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、面積変化率Δsのバリエーションの数と同じだけのセット数のテスト画像TIが用意して、各セットのテスト画像TIの測色処理が実行されていた。しかしながら、例えば一のテストシートSの面積変化率Δsを変化させつつ測色処理を実行するように構成しても良い。つまり、テスト画像TIへの測色処理の実行と、テストシートSの面積変化率Δsの変更(つまり変形)とを一のテストシートSに対して交互に実行することによっても、異なる面積変化率ΔsのテストシートSについてテスト画像TIへの測色処理を実行することができる。
また、テスト画像TIの具体的構成についても上述のものに限られず、種々の構成を採用することができる。そこで例えば、図10に示すようにテスト画像TIを構成することもできる。図10は、テスト画像の変形例を示す模式図であり、テスト画像を上方から見た様子が示されている。なお、この変形例のテスト画像TIに特徴的なのは、第1領域W11、W21、W31、W41の構成であるので、図10では当該領域の構成のみが示されて、他の構成の記載が省略されている。
変形例のテスト画像TIは、色成分CMKから構成されている。そして、第1領域W11、W21、W31、W41では、色成分CMKから変化対象色成分が2色CM分選ばれており、2つの変化対象色成分CMの成分量が0%〜100%の間で変化している。そして、第1領域W11、W21、W31、W41がこのように構成された4層のインク層L1〜L4を上述と同様に積層することでテスト画像TIが形成される。また、この変形例においても、変化対象色成分以外の色成分の量を異ならせながら、複数のテスト画像TIが形成されている。具体的には、テスト画像TIがイエローYの成分量を0%〜100%の間で異ならせつつ複数形成されている。
また、上記実施形態では、インク層の塗り重ね回数が4回である場合を例示して説明した。しかしながら、インク層の塗り重ね回数はこれに限られず、4回未満あるいは5回以上であっても良い。
また、上記実施形態では、CMYK値の範囲は0%〜400%となっていた。しかしながら、CMYK値の範囲についてもこれに限られない。
また、上記実施形態では、グリッドGを構成する各要素の形状が正方形であった。しかしながら、当該要素の形状は正方形に限られず、三角形や、菱形などの多角形を適宜用いることができる。
また、上記実施形態では、処理対象の格子点に対応する要素の面積変化率Δsとして、処理対象の格子点をいずれかの頂点に持つ要素の面積変化率Δsを採用していた。しかしながら例えば、処理対象の格子点を頂点にもつ要素が複数ある場合には、それらの要素の面積変化率Δsの平均値やメジアンを用いても良い。
また、上記実施形態では、色変換テーブルによる変換後の色値としてLab表色系の値が用いられていた。しかしながら、RGB表色系やCMYK表色系などの他の表色系の値を色変換テーブルによる変換後の色値として用いることもできる。
また、上記の実施形態での色補償処理に用いられる色規格としても種々のものを採用することができる。具体的には、JapanColor認証制度の色規格、DIC(DIC標準色)、TOYO(東洋インキ標準色)、SWOP(米国標準色)、EURO Standard(欧州標準色)等の色規格を採用可能である。
1,加飾成形システム、 100…色補償変換LUT作成システム、 110…データ入力部、 120…演算処理部、 130…LUT出力部、 140…色変換テーブル作成プログラム、 20…プリンター、 90…変形画像処理プログラム、 G…グリッド、 L1…インク層、 L2…インク層、 L3…インク層、 L4…インク層、 LUT…色補償変換、 S…シート(テストシート)、 TI…テスト画像、 Δs…面積変化率Δs

Claims (5)

  1. 色成分量を領域によって変化させた画像が形成された、所定の延伸率で延伸自在な記録媒体を準備する準備工程と、
    前記画像の前記各領域の色を測定する測色処理を、異なる前記延伸率の前記記録媒体について実行する測色工程と、
    前記測色工程での結果から、異なる前記延伸率それぞれについて目標の色を実現する色成分量を示す色変換テーブルを作成するテーブル作成工程と
    を備えたことを特徴とする色変換テーブル作成方法。
  2. 前記準備工程では、複数の前記記録媒体が準備され、
    前記測色工程では、互いに異なる前記延伸率の前記複数の記録媒体それぞれに対して前記測色処理が実行される請求項1に記載の色変換テーブル作成方法。
  3. 前記準備工程では、一の前記記録媒体が準備され、
    前記測色工程では、前記一の記録媒体の延伸率を変化させつつ前記測色処理が実行される請求項1に記載の色変換テーブル作成方法。
  4. 前記準備工程では、複数の色成分のうち変化対象色成分を前記領域によって変化させて前記画像を形成する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の色変換テーブル作成方法。
  5. 一回で塗布される前記変化対象色成分の最大量に対して、前記変化対象色成分の量が0〜100%の間で変化する範囲を第1範囲とするとともに100%で一様な第2範囲としたとき、
    前記画像は、複数の層を塗り重ねて形成され、
    互いに積層する2つの前記層のうち、少なくとも下側の層は前記第1範囲および前記第2範囲で構成されており、上側の層は前記下側の層の前記第1範囲を外して前記第2範囲の上に形成されている請求項4に記載の色変換テーブル作成方法。
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