JP2013145444A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】誤ってタッチパッドに触れても、意図しない動作を防止すること。
【解決手段】カメラ1は、接触位置を検出するタッチパッド20aと、タッチパッド20aによる検出信号に基づいて所定の動作を行う実行手段21と、タッチパッド20aの表面に設けられ、基準位置を示す基準部と、タッチパッド20aの基準部が第1所定時間接触された場合に実行手段21の動作を許可する制御手段17と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】カメラ1は、接触位置を検出するタッチパッド20aと、タッチパッド20aによる検出信号に基づいて所定の動作を行う実行手段21と、タッチパッド20aの表面に設けられ、基準位置を示す基準部と、タッチパッド20aの基準部が第1所定時間接触された場合に実行手段21の動作を許可する制御手段17と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、カメラに関する。
カメラ用交換レンズの鏡筒の一部をタッチパッドで構成し、該タッチパッドを接触操作する指の移動速度に応じて焦点位置の粗調整や微調整を行う技術が知られている(特許文献1参照)。
従来技術では、例えばカメラのホールディング時に誤ってタッチパッド部分に触れてしまうと、焦点調節機構を駆動させてしまうという問題があった。
本発明によるカメラは、接触位置を検出するタッチパッドと、タッチパッドによる検出信号に基づいて所定の動作を行う実行手段と、タッチパッドの表面に設けられ、基準位置を示す基準部と、タッチパッドの基準部が第1所定時間接触された場合に実行手段の動作を許可する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によるカメラでは、誤ってタッチパッドに触れても、意図しない動作を防止できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラ1の側面図である。図1において、カメラ本体1aの正面(図1の左方)方向へ撮影レンズの鏡胴1bが延設されている。鏡胴1bの側部において、鏡胴1bを構成する円筒面の一部をタッチパッド20aで構成する。タッチパッド20aで構成する位置は、例えば電子カメラ1を左手でホールドする場合に、該左手親指がかかる位置に対応させる。
タッチパッド20aは、二次元状に配した静電容量検出センサ(不図示)を保護シートで覆った操作部材である。タッチパッド20aは、静電容量の変化に基づいて指などが触れた接触位置を示す信号を出力する。なお、タッチパッド20aは、静電容量検出センサ以外の低抵抗検出センサや表面弾性波検出センサ、感圧センサなどを備えるものであってもよい。
図2は、図1に例示した電子カメラ1の背面図である。カメラ本体1aの背面には、液晶モニタ16および複数の押しボタンスイッチが設けられている。本説明では、これらスイッチ群と上述したタッチパッド20aを含めて操作部材20と呼ぶ。液晶モニタ16には、画像や操作メニューなどが表示される。
本実施形態は、タッチパッド20aに触れることによって撮影レンズのフォーカス調節操作やズーム操作によるレンズ駆動を行う点に特徴を有するので、以下はこの点を中心に説明する。
図3は、上述した電子カメラ1の構成を例示するブロック図である。図3において、撮影レンズ11は、撮像素子12に被写体像を結像させる。撮影レンズ11はフォーカシングレンズおよびズームレンズを含む複数のレンズ群で構成されているが、図3では単レンズとして図示している。レンズ駆動部21は、後述するCPU17からの指示によってフォーカシングレンズやズームレンズを光軸Ax方向に進退移動させる。
CPU17は、操作部材20を構成するシャッターボタン(不図示)の半押し操作に応じてオートフォーカス(AF)処理を行い、撮影レンズ11による焦点位置を自動調節させる。フォーカシングレンズの駆動は、CPU17から指示を受けたレンズ駆動部21が行う。CPU17はさらに、タッチパッド20aからの検出信号に応じてフォーカスレンズを駆動する指示をレンズ駆動部21へ送る。本例では、タッチパッド20aを触ってフォーカス微調整を行う。
なお、AF処理を行わない設定を行って、タッチパッド20aに触れることでマニュアルフォーカス調節によるフォーカシングレンズの駆動を行うようにしてもよい。AF処理を行うか否かの設定は、例えばメニュー操作によって行う。
ズームレンズは、タッチパッド20aからの検出信号に応じて光軸Ax方向に進退移動するように構成されている。CPU17は、タッチパッド20aからの検出信号に応じてズームレンズを駆動する指示をレンズ駆動部21へ送る。これによって撮影画角が変化する。
撮像素子12は、CMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子12は、結像された被写体像をアナログ撮像信号に光電変換する。A/D変換部13は、光電変換信号をデジタルデータに変換する。バッファメモリ14は、画像データを一時的に格納する。画像処理部15は、CPU17からの指示によってデジタル画像データに所定の画像処理を施す。
液晶モニタ16は、CPU17からの指示に応じて、画像や操作メニュー画面を表示する。不揮発性メモリ18は、CPU17が実行するプログラムや、実行処理に必要なデータなどを格納する。不揮発性メモリ18が格納するプログラムやデータの内容は、CPU17からの指示によって追加、変更が可能に構成されている。CPU17は、制御プログラムを実行してカメラ各部に対する種々の制御を行う。
画像処理部15はさらに、画像データを格納した所定形式の画像ファイルを生成する。カードインターフェース(I/F)部19は、CPU17からの指示に基づいて画像ファイルをメモリカード50に記録し、また、メモリカード50に記録されている画像ファイルを読出す。
メモリカード50は、図示しないカードスロットに着脱自在に取り付けられる記録媒体である。CPU17は、カードインターフェース(I/F)部19によってメモリカード50から読出された画像ファイルに基づいて、液晶モニタ16に撮影画像を再生表示させる。操作部材20は、上記タッチパッド20aやメニュースイッチ、シャッターボタンなどを含み、各部材の操作に応じた信号をCPU17へ送出する。
<ホームポジション>
本実施形態では、タッチパッド20aに「ホームポジション」の概念を導入する。図1において、タッチパッド20aの表面の保護シートには、ユーザーが目視せずに操作できるように、ガイドとなる複数の凸部101、102、103が形成されている。本例では、中央の凸部101をホームポジション用として用い、ホームポジションを挟んで光軸Ax方向に位置する2つの凸部103をズーム操作用として用いる。また、ホームポジションを挟んで鏡胴の円周方向に位置する2つの凸部102をフォーカス操作用として用いる。
本実施形態では、タッチパッド20aに「ホームポジション」の概念を導入する。図1において、タッチパッド20aの表面の保護シートには、ユーザーが目視せずに操作できるように、ガイドとなる複数の凸部101、102、103が形成されている。本例では、中央の凸部101をホームポジション用として用い、ホームポジションを挟んで光軸Ax方向に位置する2つの凸部103をズーム操作用として用いる。また、ホームポジションを挟んで鏡胴の円周方向に位置する2つの凸部102をフォーカス操作用として用いる。
ホームポジション用凸部101と、フォーカス操作用凸部102、ズーム操作用凸部103とは、ユーザーが指の感触から判別できるようにそれぞれ異なる形状をしている。さらに、ホームポジション用凸部101は、他の凸部102、103より感触の相違が明瞭になるよう凸形状の高さを高くしたり、凸形状の角度Rを小さく(角張らせる)したり、表面の粗さを異ならせたりする。なお、ズーム操作用凸部103とフォーカス操作用凸部102との間で機能を入れ替え、2つの凸部103をフォーカス操作用として用い、2つの凸部102をズーム操作用として用いる構成にしてもよい。また、これら凸部102、103の機能の入れ替えは、ユーザーによるメニュー操作に基づいて行うようにしてもよい。さらに、凸形状の各凸部の代わりに、凹形状の凹部として構成してもよく、機能ごとに凹凸を分けて混在させてもよい。
<タッチパッド制御>
タッチパッド20aは、触れるだけで検出信号を送出するので、誤って触れた場合でもCPU17がズーム操作やフォーカス操作と判断してしまうおそれがある。そこで、本実施形態のCPU17は、以下のようにズーム操作およびフォーカス操作に伴うレンズ駆動の有効/無効を切替え制御する。
タッチパッド20aは、触れるだけで検出信号を送出するので、誤って触れた場合でもCPU17がズーム操作やフォーカス操作と判断してしまうおそれがある。そこで、本実施形態のCPU17は、以下のようにズーム操作およびフォーカス操作に伴うレンズ駆動の有効/無効を切替え制御する。
図4は、CPU17が行うタッチパッド20aの制御の流れを説明するフローチャートである。CPU17は、電子カメラ1が電源オンされている場合に図4に例示する処理を繰り返し実行する。
図4のステップS10において、CPU17は「ホームポジション」検知を行う。ユーザーがホームポジション用凸部101を所定時間(例えば2秒)継続して触れた場合に、フォーカス操作やズーム操作に伴うレンズ駆動を許可するためである。CPU17は、ホームポジション用凸部101に対する接触を示す信号がタッチパッド20aから入力された場合にステップS10を肯定判定してステップS20へ進む。CPU17は、ホームポジション用凸部101に対する接触を示す信号が入力されない場合には、ステップS10を否定判定して当該判定処理を繰り返す。
ステップS20において、CPU17は、ホームポジション用凸部101に対する接触操作が所定時間継続されたか否かを判定する。CPU17は、接触された状態で上記2秒が経過した場合にステップS20を肯定判定してステップS30へ進む。CPU17は、接触が上記2秒に満たない場合には、ステップS20を否定判定してステップS10へ戻る。ステップS10へ戻る場合は、フォーカス操作やズーム操作に伴うレンズ駆動を許可しない。
ステップS30において、CPU17は、フォーカス操作およびズーム操作を有効化してステップS40へ進む。これにより、フォーカス操作やズーム操作に伴うレンズ駆動が許可される。ステップS40において、CPU17は、液晶モニタ16に操作ガイドを表示させてステップS50へ進む。図2において、液晶モニタ16に表示されるライブビュー画像に重ねて、操作ガイド105が表示されている。操作ガイド105は、指を動かす方向と許可しているレンズ駆動との関係を、アイコンや図形などで模式的に表したものである。
図2の操作ガイド105は、指を被写体側へ動かすとズームアップする「ズームT移動」と、指をカメラ本体1a側へ動かすとズームダウンする「ズームW移動」とを例示する。また、図2の操作ガイド105は、指を上向きに動かすと遠方の被写体にピントを合わせる「フォーカス遠距離移動」と、指を下向きに動かすと近傍の被写体にピントを合わせる「フォーカス近距離移動」とを例示する。
CPU17は、操作ガイド105を液晶モニタ16に表示することにより、タッチパッド20aによるズーム操作やフォーカス操作に伴うレンズ駆動が許可されていることをユーザーに対して知らせる。図4のステップS50において、CPU17はタッチパッド検知を行う。ユーザーがタッチパッド20aに接触しない状態で所定時間(例えば5秒)が経過した場合には、フォーカス操作やズーム操作に伴うレンズ駆動を禁止するためである。CPU17は、ホームポジション用凸部101、フォーカス操作用凸部102、およびズーム操作用凸部103のいずれかに対する接触を示す信号がタッチパッド20aから入力された場合にステップS50を肯定判定してステップS60へ進む。CPU17は、タッチパッド20aに対する接触を示す信号が入力されない場合には、ステップS50を否定判定してステップS140へ進む。
ステップS140において、CPU17は、タッチパッド20aが接触操作されない状態が所定時間継続されたか否かを判定する。CPU17は、接触されずに上記5秒が経過した場合にステップS140を肯定判定してステップS150へ進む。CPU17は、非接触状態が上記5秒に満たない場合には、ステップS140を否定判定してステップS50へ戻る。
ステップS150において、CPU17は、フォーカス操作やズーム操作を無効化してステップS160へ進む。これにより、フォーカス操作やズーム操作に伴うレンズ駆動が禁止される。ステップS160において、CPU17は、液晶モニタ16の操作ガイドを非表示にしてステップS10へ戻る。CPU17は、液晶モニタ16における操作ガイド105(図2)の表示を止めることで、タッチパッド20aによるズーム操作やフォーカス操作に伴うレンズ駆動が禁止されていることをユーザーに対して知らせる。
ステップS60において、CPU17は、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいて「ズームT移動」を検知したか否かを判定する。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「ズームT移動」を判断した場合にステップS60を肯定判定してステップS100へ進む。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「ズームT移動」を判断しない場合にはステップS60を否定判定し、ステップS70へ進む。
ステップS100において、CPU17はレンズ駆動部21へ指示を送り、ズームレンズを望遠側へ所定量移動させてステップS50へ戻る。
ステップS70において、CPU17は、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいて「ズームW移動」を検知したか否かを判定する。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「ズームW移動」を判断した場合にステップS70を肯定判定してステップS110へ進む。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「ズームW移動」を判断しない場合にはステップS70を否定判定し、ステップS80へ進む。
ステップS110において、CPU17はレンズ駆動部21へ指示を送り、ズームレンズを広角側へ所定量移動させてステップS50へ戻る。
ステップS80において、CPU17は、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいて「フォーカス遠距離移動」を検知したか否かを判定する。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「フォーカス遠距離移動」を判断した場合にステップS80を肯定判定してステップS120へ進む。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「フォーカス遠距離移動」を判断しない場合にはステップS80を否定判定し、ステップS90へ進む。
ステップS120において、CPU17はレンズ駆動部21へ指示を送り、フォーカスレンズを遠距離側へ所定量移動させてステップS50へ戻る。
ステップS90において、CPU17は、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいて「フォーカス近距離移動」を検知したか否かを判定する。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「フォーカス近距離移動」を判断した場合にステップS90を肯定判定してステップS130へ進む。CPU17は、タッチパッド20aの検出信号から「フォーカス近距離移動」を判断しない場合にはステップS90を否定判定し、ステップS50へ戻る。
ステップS130において、CPU17はレンズ駆動部21へ指示を送り、フォーカスレンズを近距離側へ所定量移動させてステップS50へ戻る。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ1は、接触位置を検出するタッチパッド20aと、タッチパッド20aによる検出信号に基づいてレンズ駆動を行うレンズ駆動部21と、タッチパッド20aの表面に設けられ、ホームポジションを示すホームポジション用凸部101と、タッチパッド20aのホームポジション用凸部101が2秒間接触された場合にレンズ駆動部21のレンズ駆動を許可するCPU17と、を備えるようにした。これにより、ユーザーが誤ってタッチパッド20aに触れても、意図しないレンズ駆動を防止できる。
(1)電子カメラ1は、接触位置を検出するタッチパッド20aと、タッチパッド20aによる検出信号に基づいてレンズ駆動を行うレンズ駆動部21と、タッチパッド20aの表面に設けられ、ホームポジションを示すホームポジション用凸部101と、タッチパッド20aのホームポジション用凸部101が2秒間接触された場合にレンズ駆動部21のレンズ駆動を許可するCPU17と、を備えるようにした。これにより、ユーザーが誤ってタッチパッド20aに触れても、意図しないレンズ駆動を防止できる。
(2)上記(1)の電子カメラ1において、CPU17は、レンズ駆動部21によるレンズ駆動を許可している間に、5秒間続けてタッチパッド20aが接触されない場合にはレンズ駆動部21によるレンズ駆動を禁止するようにした。自動的に禁止状態へ戻すので、使い勝手がよい。レンズ駆動が終了した以降にユーザーが誤ってタッチパッド20aに触れても、意図しないレンズ駆動を防止できる。
(3)上記(2)の電子カメラ1において、レンズ駆動部21は、タッチパッド20aのホームポジション用凸部101と異なる凸部102、103が接触された場合にレンズ駆動を行うようにしたので、接触された凸部102、凸部103に応じて、異なるレンズ駆動が可能になる。
(4)上記(3)の電子カメラ1において、レンズ駆動部21は、タッチパッド20aが接触された場合にフォーカスレンズを移動させるので、ユーザーは、タッチパッド20aを見ないで行う接触操作によって、フォーカスレンズ駆動を指示できる。
(5)上記(4)の電子カメラ1において、タッチパッド20aの表面に設けられ、ホームポジション用凸部101を挟む2つの位置にそれぞれ設けられたフォーカス操作用凸部102をさらに備え、レンズ駆動部21は、フォーカス操作用凸部102が接触された場合にフォーカスレンズを移動させるので、ユーザーは、指先の感触をたよりに、タッチパッド20aを見ないで行う接触操作によって、フォーカスレンズ駆動をさせることができる。
(6)上記(5)の電子カメラ1において、レンズ駆動部21は、ホームポジション用凸部101と、フォーカス操作用凸部102との位置関係に応じてフォーカスレンズの移動方向を異ならせるようにしたので、ユーザーは、例えばレンズを移動させる側の凸部を触ることにより、直感的にフォーカス操作を行える。
(7)上記(5)または(6)の電子カメラ1において、タッチパッド20aの表面に設けられ、ホームポジション用凸部101を挟む2つの位置にそれぞれ設けられたズーム操作用凸部103をさらに備え、レンズ駆動部21は、ズーム操作用凸部103が接触された場合にズームレンズを移動させるので、ユーザーは、指先の感触をたよりに、タッチパッド20aを見ないで行う接触操作によって、ズームレンズ駆動をさせることができる。
(8)上記(7)の電子カメラ1において、レンズ駆動部21は、ホームポジション用凸部101と、ズーム操作用凸部103との位置関係に応じてズームレンズの移動方向を異ならせるようにしたので、ユーザーは、例えばレンズを移動させる側の凸部を触ることにより、直感的にズーム操作を行える。
(9)上記電子カメラ1において、ホームポジション用凸部101は、他の凸部102、103との間で高さ、表面粗さ、および凸形状の角度の少なくとも1つが異なるようにしたので、ユーザーは、指先の感触をたよりに、タッチパッド20aを見ないで行う接触操作によって、適切にレンズ駆動をさせることができる。
(10)上記電子カメラ1において、CPU17がレンズ駆動部21によるレンズ駆動を許可している間に操作ガイド105を表示する液晶モニタ16をさらに備えるようにしたので、ユーザーに対し、どのように接触すればよいかを知らせることができる。
(変形例1)
上述した実施形態では、タッチパッド20aにホームポジション用凸部101、フォーカス操作用凸部102およびズーム操作用凸部103をそれぞれ設ける例を説明したが、ホームポジション用凸部101を構成するだけで、フォーカス操作用凸部102およびズーム操作用凸部103を設けなくてもよい。変形例1のCPU17は、ホームポジション用凸部101に対して相対的に光軸Ax方向に位置する部位が接触された場合をズーム操作と判断し、ホームポジション用凸部101に対して相対的に鏡胴の円周方向に位置する部位が接触された場合をフォーカス操作と判断する。
上述した実施形態では、タッチパッド20aにホームポジション用凸部101、フォーカス操作用凸部102およびズーム操作用凸部103をそれぞれ設ける例を説明したが、ホームポジション用凸部101を構成するだけで、フォーカス操作用凸部102およびズーム操作用凸部103を設けなくてもよい。変形例1のCPU17は、ホームポジション用凸部101に対して相対的に光軸Ax方向に位置する部位が接触された場合をズーム操作と判断し、ホームポジション用凸部101に対して相対的に鏡胴の円周方向に位置する部位が接触された場合をフォーカス操作と判断する。
(変形例2)
上記の説明では、タッチパッド20a上の接触位置に基づいて、ズーム操作であるかフォーカス操作であるかを判断するようにした。この代わりに、あるいはこれに加えて、ホームポジション用凸部101を基準として接触された位置が相対的に移動する方向に基づいて、ズーム操作であるかフォーカス操作であるかを判断するようにしてもよい。変形例2のCPU17は、ホームポジション用凸部101に対して相対的に光軸Ax方向へなぞるように接触された場合をズーム操作と判断し、ホームポジション用凸部101に対して相対的に鏡胴の円周方向へなぞるように接触された場合をフォーカス操作と判断する。
上記の説明では、タッチパッド20a上の接触位置に基づいて、ズーム操作であるかフォーカス操作であるかを判断するようにした。この代わりに、あるいはこれに加えて、ホームポジション用凸部101を基準として接触された位置が相対的に移動する方向に基づいて、ズーム操作であるかフォーカス操作であるかを判断するようにしてもよい。変形例2のCPU17は、ホームポジション用凸部101に対して相対的に光軸Ax方向へなぞるように接触された場合をズーム操作と判断し、ホームポジション用凸部101に対して相対的に鏡胴の円周方向へなぞるように接触された場合をフォーカス操作と判断する。
(変形例3)
上述した実施形態では、撮影レンズ11とカメラ本体1aとを一体に構成したカメラを例に説明したが、レンズ交換可能なカメラシステムとして構成してもよい。この場合のタッチパッド20aは、交換レンズの鏡筒の一部に設けてもよいし、カメラ本体の一部に設けてもよい。タッチパッド20aをレンズ鏡筒に設ける場合は、ズーム操作やフォーカス操作の他に絞り操作を行う構成にしてもよい。タッチパッド20aをカメラ本体に設ける場合は、フラッシュ発光のオン/オフ操作やISO感度の変更操作を行う構成にしてもよい。
上述した実施形態では、撮影レンズ11とカメラ本体1aとを一体に構成したカメラを例に説明したが、レンズ交換可能なカメラシステムとして構成してもよい。この場合のタッチパッド20aは、交換レンズの鏡筒の一部に設けてもよいし、カメラ本体の一部に設けてもよい。タッチパッド20aをレンズ鏡筒に設ける場合は、ズーム操作やフォーカス操作の他に絞り操作を行う構成にしてもよい。タッチパッド20aをカメラ本体に設ける場合は、フラッシュ発光のオン/オフ操作やISO感度の変更操作を行う構成にしてもよい。
(変形例4)
操作ガイド105の表示において、接触操作されている状態をリアルタイムに知らせるように、アイコンや図形の色を他のアイコンや図形の色と異ならせてもよい。CPU17は、例えば、操作ガイド105を緑色で表示した上で、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいてズームレンズを望遠側へ移動させている場合には、操作ガイド105のうち「ズームT移動」に対応するアイコンまたは図形を赤色で表示する。同様に、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいてフォーカスレンズを近傍の被写体にピントを合わせる向きに移動させている場合には、操作ガイド105のうち「フォーカス近距離移動」に対応するアイコンまたは図形を赤色で表示する。色を変えて表示する他にも、表示輝度を異ならせたり、点滅表示に切り替えることによって表示態様を異ならせてもよい。表示態様を異ならせることにより、ユーザーに対し、接触操作による動作の対象を知らせることができる。
操作ガイド105の表示において、接触操作されている状態をリアルタイムに知らせるように、アイコンや図形の色を他のアイコンや図形の色と異ならせてもよい。CPU17は、例えば、操作ガイド105を緑色で表示した上で、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいてズームレンズを望遠側へ移動させている場合には、操作ガイド105のうち「ズームT移動」に対応するアイコンまたは図形を赤色で表示する。同様に、タッチパッド20aに対する接触操作に基づいてフォーカスレンズを近傍の被写体にピントを合わせる向きに移動させている場合には、操作ガイド105のうち「フォーカス近距離移動」に対応するアイコンまたは図形を赤色で表示する。色を変えて表示する他にも、表示輝度を異ならせたり、点滅表示に切り替えることによって表示態様を異ならせてもよい。表示態様を異ならせることにより、ユーザーに対し、接触操作による動作の対象を知らせることができる。
(変形例5)
上述した説明では、操作ガイド105を液晶モニタ16に表示する例を説明したが、電子ビューファインダー(EVF)に表示する構成にしてもよい。また、光学式ファインダーの像に重ねて表示するオーバービューファインダー(OVF)のインジケータ表示を切り替える方式で構成しても構わない。
上述した説明では、操作ガイド105を液晶モニタ16に表示する例を説明したが、電子ビューファインダー(EVF)に表示する構成にしてもよい。また、光学式ファインダーの像に重ねて表示するオーバービューファインダー(OVF)のインジケータ表示を切り替える方式で構成しても構わない。
(変形例6)
本実施形態では、フォーカスレンズの駆動速度やズームレンズの駆動速度を特に変化させなかったが、タッチパッド20aで検出された接触位置とホームポジションとの距離に応じてレンズの駆動速度を変化させるようにしてもよい。例えば、特許文献1(特開2009−169266号公報)に記載される方法でレンズの駆動速度を可変にすることができる。
本実施形態では、フォーカスレンズの駆動速度やズームレンズの駆動速度を特に変化させなかったが、タッチパッド20aで検出された接触位置とホームポジションとの距離に応じてレンズの駆動速度を変化させるようにしてもよい。例えば、特許文献1(特開2009−169266号公報)に記載される方法でレンズの駆動速度を可変にすることができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…電子カメラ
1a…カメラ本体
1b…鏡胴
11…撮影レンズ
12…撮像素子
16…液晶モニタ
17…CPU
20a…タッチパッド
21…レンズ駆動部
101…ホームポジション用凸部
102…フォーカス操作用凸部
103…ズーム操作用凸部
105…操作ガイド
1a…カメラ本体
1b…鏡胴
11…撮影レンズ
12…撮像素子
16…液晶モニタ
17…CPU
20a…タッチパッド
21…レンズ駆動部
101…ホームポジション用凸部
102…フォーカス操作用凸部
103…ズーム操作用凸部
105…操作ガイド
Claims (13)
- 接触位置を検出するタッチパッドと、
前記タッチパッドによる検出信号に基づいて所定の動作を行う実行手段と、
前記タッチパッドの表面に設けられ、基準位置を示す凸形状または凹形状の基準部と、
前記タッチパッドの前記基準部が第1所定時間接触された場合に前記実行手段の動作を許可する制御手段と、
を備えるカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記制御手段は、前記実行手段による動作を許可している間に、第2所定時間続けて前記タッチパッドが接触されない場合に前記実行手段による動作を禁止することを特徴とするカメラ。 - 請求項2に記載のカメラにおいて、
前記実行手段は、前記タッチパッドの前記基準部と異なる位置が接触された場合に前記所定の動作を行うことを特徴とするカメラ。 - 請求項3に記載のカメラにおいて、
前記実行手段は、前記タッチパッドが接触された場合に第1光学部材を移動させることを特徴とするカメラ。 - 請求項4に記載のカメラにおいて、
前記タッチパッドの表面に設けられ、前記基準部を挟む2つの位置にそれぞれ設けられた凸形状または凹形状の第1操作部および第2操作部をさらに備え、
前記実行手段は、前記第1操作部または前記第2操作部が接触された場合に前記第1光学部材を移動させることを特徴とするカメラ。 - 請求項5に記載のカメラにおいて、
前記実行手段は、前記基準部と、前記第1操作部および前記第2操作部との位置関係に応じて前記第1光学部材の移動方向を異ならせることを特徴とするカメラ。 - 請求項5または6に記載のカメラにおいて、
前記タッチパッドの表面に設けられ、前記基準部を挟む2つの位置にそれぞれ設けられた第3操作部および第4操作部をさらに備え、
前記実行手段は、前記第3操作部または前記第4操作部が接触された場合に第2光学部材を移動させることを特徴とするカメラ。 - 請求項7に記載のカメラにおいて、
前記実行手段は、前記基準部と、前記第3操作部および前記第4操作部との位置関係に応じて前記第2光学部材の移動方向を異ならせることを特徴とするカメラ。 - 請求項5〜8のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記基準部は、前記操作部との間で高さ、表面粗さ、および凸形状または凹形状の角度の少なくとも1つが異なることを特徴とするカメラ。 - 請求項4に記載のカメラにおいて、
前記実行手段は、前記タッチパッドに対する接触位置の移動方向に応じて前記第1光学部材の移動方向を異ならせることを特徴とするカメラ。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記タッチパッドは、交換される部材の面に設けられていることを特徴とするカメラ。 - 請求項1〜11のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記制御手段が前記実行手段による動作を許可している間に操作情報を表示する表示部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項12に記載のカメラにおいて、
前記表示部材は、前記操作情報のうち、移動する光学部材に対応する表示の態様を他の表示態様と異ならせることを特徴とするカメラ。
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WO2015151650A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 富士フイルム株式会社 | 撮像装置およびその制御方法 |
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2012
- 2012-01-13 JP JP2012005154A patent/JP2013145444A/ja active Pending
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