JP2013143996A - 運動計測装置 - Google Patents

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Norihiko Shiratori
典彦 白鳥
Kazutoyo Ichikawa
和豊 市川
Takayuki Yoshiike
貴之 吉池
Yuji Izawa
裕司 井澤
Michihiro Muraishi
道弘 村石
Nobuyuki Omori
信行 大森
Tomohiro Murasawa
智啓 村澤
Koji Kobayashi
耕治 小林
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Abstract

【課題】歩行中または走行中における身体運動のデータを容易に計測することのできる技術を提供する。
【解決手段】身体に装着され、歩行中または走行中における周期的な動作をする装着部位の加速度を少なくとも計測する運動センサ部と、運動センサ部による計測値を処理する処理部とを備え、身体運動のデータを計測する運動計測装置を提供する。ここで、処理部が、y軸方向における運動センサ部による加速度αyの計測値から、身体運動のデータとして、装着部位の動作の一周期分に対応するy軸方向の加速度αyの波形を抽出する処理機能を有している。加速度αyの波形が、身体の右足および左足の接地による2つのピークαya、αycと、これらと反対向きの、腕の振り下ろしによるピークαydとを含むものである。
【選択図】図8

Description

本発明は、運動計測装置に関し、特に、歩行中または走行中における身体運動のデータを計測する運動計測装置に適用して有効な技術に関する。
特許第4612928号(特許文献1)、特許第4021137号(特許文献2)および特許第3984253号(特許文献3)には、身体(被験者)がどのような運動をしているか、その運動パターンを推定する技術が開示されている。
特許第4612928号 特許第4021137号 特許第3984253号
特許文献1〜3に記載のような技術によれば、例えばデスクワーク、歩行、走行など、複数ある運動パターンのうち、どの運動パターンに近い状態であるか、すなわち被験者がどのような運動をしているかを大まかに推定することができる。しかしながら、これらの技術は、各運動パターンの詳細、例えば走行しているときに、経時的にどのような運動状態で走行しているかまでは明らかにすることは困難であると考えられる。例えば、特許文献3に記載のような技術は、各運動パターンのデータをマッピングデータとして予め作成しておき、このマッピングデータと現在の運動状態のデータとを照合して、運動パターンを推定するものであり、経時的な状態のマッピングデータを用意しておくことは現実的でないからである。
ところで、走行中などの運動状態(腕振りなどの走行フォームや、それに伴う物理量)は、例えば、モーションキャプチャによる画像解析技術を用いて明らかにすることができる。しかしながら、画像解析技術を用いて運動状態をデータとして計測(解析)するには、時間が多く割かれ、また、狭い場所(例えばトレッドミル)での計測はできるが、広い場所(例えばフィールド)での計測は困難であると考えられる。また、広い場所での計測ができたとしても大掛かりになってしまうものと考えられる。例えば、モーションキャプチャによる計測では、画像から運動状態を算出しやすくするため、一般的には身体各所にマーカーと呼ばれる小型の発光体または蛍光体などを装着し、更に背景を暗くするなど、画像の認識をしやすくするための設備・機器が必要となるため、専用のスタジオの限られた空間内での計測に限定される等の問題点がある。
また、例えば、マラソンランナーの走行中における運動状態の指示は、ランナーを観察する伴走者(コーチ)の経験などによることが多分にあるが、客観的な指標を示すことができれば、より明確なアドバイスを送ることもできると考えられる。
本発明の目的は、歩行中または走行中における身体運動のデータを容易に計測することのできる技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一実施形態における運動計測装置は、身体に装着され、歩行中または走行中における周期的な動作をする装着部位の加速度を少なくとも計測する運動センサ部と、前記運動センサ部による計測値を処理する処理部とを備え、身体運動のデータを計測するものである。ここで、前記処理部が、所定方向における前記運動センサ部による加速度の計測値から、身体運動のデータとして、前記装着部位の動作の一周期分に対応する前記所定方向の加速度波形を抽出する処理機能を有している。前記所定方向の加速度波形が、前記身体の一方および他方側の足の接地による2つのピークと、前記2つのピークの向きと反対向きの、前記装着部位の動きによるピークとを含むものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば次のとおりである。本発明の一実施形態によれば、歩行中または走行中における身体運動のデータを容易に計測することができる。
本発明の実施形態1における運動計測装置の構成要部を示すブロック線図である。 身体の一方側の腕に装着された状態であって、センサ座標系における運動計測装置を示す説明図である。 本発明の実施形態1における運動計測装置の外観を示す正面図である。 図3のy1−y1線における運動計測装置の断面図である。 走行状態の身体動作を模式的に示す説明図である。 図5に続く走行状態の身体動作を模式的に示す説明図である。 走行状態の身体動作に伴う運動計測装置の移動を平面視で捉えた説明図である。 図5および図6の走行状態の身体動作に対応する、運動計測装置の運動センサ部による計測値を示す特性図である。 本発明の実施形態1における運動計測装置の処理部の構成要部を示すブロック線図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、接地率の算定精度の説明図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、接地率の算定精度の説明図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、接地率の算定精度の説明図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、接地率と周期の分布図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、接地率とy軸方向の加速度ピークの分布図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、接地率とx軸方向の加速度ピークの分布図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、接地率と比率の分布図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、走行速度の算定精度の説明図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、走行速度の算定精度の説明図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって走行速度の算定精度の説明図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、走行速度と周期の分布図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、走行速度とy軸方向の加速度ピークの分布図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、走行速度とx軸方向の加速度ピークの分布図である。 実際の測定値と、運動計測装置による算出値とを比較した結果であって、走行速度と比率の分布図である。 センサ座標系と静止座標系との関係を示す説明図である。 腕振りの軌跡を算出した結果であって、走行状態の身体動作に伴う運動計測装置の移動を静止座標系で捉えた説明図である。 本発明の実施形態2における運動計測装置の構成要部を示すブロック線図である。 本発明の実施形態2における運動計測装置の一部の外観を示す斜視図である。
以下の本発明の実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
[実施形態1]
本実施形態1に係る、ジョギングやマラソンにおける走行中の種々の身体運動のデータ(例えば腕振りの状態、走行速度などの物理量)を計測する運動計測装置10の構成について、図1〜図4を参照して説明する。図1は運動計測装置10の構成要部を示すブロック線図である。図2は身体の一方側の左腕100(例えば手首)に装着された状態であって、センサ座標系(xyz)における運動計測装置10を示す説明図である。図3は運動計測装置10の外観を示す正面図(平面図)であり、図4は図3のy1−y1線の断面図である。なお、本実施形態では、運動計測装置10内で算出して得られた算出値も、最終的(出力された際)には運動計測装置10で計測された計測値として説明する。
運動計測装置10は、図1に示すように、運動センサ部11と、処理部12と、表示出力部13と、記憶部14と、スイッチ部15と、時計部16と、電源部17とを備えて構成されている。この運動計測装置10は、外観上、本体部21とバンド部22とからなる腕輪20(装着具)として構成され、左腕100に取り付けやすいようになっている(図3、図4参照)。
運動計測装置10の運動センサ部11は、互いが直交するx軸、y軸、z軸で構成されるセンサ座標系において、3軸方向の加速度(αx、αy、αz)を計測する加速度センサと、各3軸周りの角速度(ωx、ωy、ωz)を計測する角速度センサとを有して構成されている。加速度センサや角速度センサは、例えば、半導体製造技術により製造されたMEMS(Micro Electrical Mechanical Systems)である。
これにより、身体の一方側の左腕100に装着された運動センサ部11(運動計測装置10)は、走行中における腕振りの加速度または角速度の少なくともいずれか一方を計測することができる。なお、左腕100に装着された運動計測装置10では、本体部21に運動センサ部11が内蔵されているため(図3、図4参照)、運動センサ部11が装着された左腕100の装着面から垂直方向がz軸の方向、左腕100の長さ(リーチ)方向がx軸の方向、左腕100の長さ方向と直交する方向がy軸の方向となる。
運動計測装置10の処理部12は、図1に示すように、信号路を介して運動センサ部11と接続されており、運動センサ部11による加速度や角速度の計測値(信号データ)を処理する機能(例えばマイクロプロセッサ)を有して構成されている。処理部12は、運動センサ部11の他に、信号路を介して表示出力部13、記憶部14、スイッチ部15および時計部16とも接続されており、これらの間で信号データの送受信を行う。
運動計測装置10の表示出力部13は、処理部12で処理された身体運動のデータを出力する機能(例えば液晶ディスプレイなどの文字・図形の表示装置)を有して構成されている。例えば、複数の身体動作のデータをレーダーチャートにして、表示して、全体として一つの指標を表すこともできる。
運動計測装置10の記憶部14は、処理部12の各処理機能を実行するためのプログラムを保存する機能(例えばROM)や、運動センサ部11による計測値を保存する機能(例えばRAM)を有して構成されている。
運動計測装置10のスイッチ部15は、運動計測装置10(処理部12)へ動作開始および停止を指示したり、データを入力したりする機能(例えばボタン)を有して構成されている。
運動計測装置10の時計部16は、処理部12が処理する各種データのタイミングを合わせる機能(例えばクロックIC)を有して構成されている。
運動計測装置10の電源部17は、運動センサ部11、処理部12などへ電力を供給する機能や、電力を充電しておく機能(例えばリチウムイオン電池およびこれを制御する充電IC)を有して構成されている。なお、図1では、説明を明解にするために、電源部と各部との接続を図示していない。
腕輪20の運動計測装置10では、図3および図4に示すように、センサ座標系のxy平面に平行に設けられる配線基板23と、表示出力部13の液晶ディスプレイ24と、電源部17のリチウムイオン電池25とが本体部21内に設けられ、スイッチ部15のボタン26が本体部21外に設けられている。この本体部21に取り付けられたバンド部22によって、左腕100の手首(図2参照)に運動計測装置10が固定して装着される。なお、図3では、説明を明解にするために、配線基板23などの一部の部品を透視した状態(破線)で示している。
配線基板23は、絶縁樹脂層によって各配線層が電気的に分離され、各配線層間をビア(Via)で電気的に接続されたものである。この配線基板23の一方側の表面(装着時腕側に位置する搭載面)の中心部に運動センサ部11の3軸加速度センサ30が搭載され、その周囲部に運動センサ部11の3軸角速度センサ31が搭載されている。また、配線基板の他方側の表面の中心部に処理部12のマイクロプロセッサ32が搭載されている。なお、配線基板23には、3軸加速度センサ30、3軸角速度センサ31、マイクロプロセッサ32の他に、例えば、記憶部14のROM(Read Only Memory)、時計部16のクロックIC(Integrated Circuit)などのチップ部品が搭載されるが、説明を明解にするために、図3および図4では、図示を省略している。
運動計測装置10では、センサ座標系の原点に位置するように3軸加速度センサ30が設けられている。また、3軸加速度センサ30は、左腕100の太さ方向(z方向)の中心により近く位置するように、左腕100側の配線基板23の表面に設けられている。このような位置に3軸加速度センサ30を設けることで、配線基板23中心に回転した際の回転モーメントの影響を少なくでき、より正確に走行中における周期的な動作(腕振り)をする左腕100(装着部位)の加速度、すなわち身体運動のデータを計測することができる。
また、配線基板23に搭載される最大のチップ部品、例えばマイクロプロセッサ32を中心部に設けたり、また、配線基板23の側面側のそれぞれにリチウムイオン電池25を設けたりすることで、運動計測装置10の重心バランスをとっている。このような重心バランスをとることで、より正確に走行中における身体運動のデータを計測することができる。
ここで、走行中における腕振りの加速度および角速度について、図5〜図8を参照して説明する。図5および図6は走行状態の身体動作を模式的に示す説明図(走行フォーム)である。また、図7は走行状態の身体動作に伴う運動計測装置10の移動、言い換えると装着部位(左腕100の手首)の移動を平面視で捉えた説明図である。また、図8は図5および図6の走行状態の身体動作に対応する、運動計測装置10の運動センサ部11による加速度および角速度の計測値を示す特性図(基本波形)である。図8中の横軸は時間t、縦軸は加速度α、角速度ωである。なお、図5〜図7に示す方向Hは走行方向であり、方向Vはこれと直交する方向(鉛直方向)を示している。
図5および図6では、運動計測装置10が装着された身体の一方側の左腕100と、身体の他方側の右足101と、身体の一方側の左足102とが、走行中においてどのように連係しているかを示している。左足102が前に出るのに連係して左腕100が後ろに下がり(図示しない右腕が前に出て)、右足101が前に出るのに連係して左腕100が前に出ている(図示しない右腕が後ろに下がる)。
図5および図6に示す状態は、連続して繰り返されるとし、右足101のつま先が走行面(地面)に接地した状態A、右足101のつま先が走行面から離れた状態B、左足102のつま先が走行面に接地した状態C、左足102のつま先が走行面から離れた状態Dとしている。また、図5中の状態aは右足101から受ける走行面からの反力が最大の状態、状態bは左腕100(手首)を最も後ろに下がった状態を示している。また、図6中の状態cは左足102から受ける走行面からの反力が最大の状態、状態dは左腕100(手首)を最も前に出した状態を示している。なお、図7および図8中の符号A、B、C、Dは、図5および図6で示す状態A、B、C、Dに対応している。
本実施形態では、運動計測装置10を左腕100の手首に装着し、運動センサ部11による加速度(αx、αy、αz)および角速度(ωx、ωy、ωz)の計測値(信号データ)を、図7に示すような腕振りの一周期分に対応させて抽出する(切り出す)。ここで、図5および図6に示すように、右足101の接地開始に対応すると考えられるαyのゼロクロス点を起点、すなわち状態Aとして設定している。なお、運動センサ部11の各信号には、個人差や走行速度によるバラツキがあるが、高域成分を無視すると、概ね図8に示すような基本波形となる。
ここで、走行フォーム(図5、図6参照)に対応する、図8に示す加速度および角速度の基本波形(身体運動のデータ)の因果関係について説明する。
加速度αyは、A−B間、C−D間の2つのピークαya、αycが、それぞれ右足101と左足102が接地したとき走行面(地面)から受ける反力成分が表れている。また、加速度αyは、D−A間のピークαydが、左腕100の手首が前にきたときの振り下ろし(図7参照)の影響として表れていると考えられる。加速度αyでは、ピークαya、αycがプラス成分の向きとなり、ピークαydが反対向きのマイナス成分となっている。
加速度αxは、加速度αyと同様、接地の反力成分が表れるが、左腕100の軸に沿った前後の加速度成分が加算されており、左腕100の手首が前にあるD−A間ではプラス、後ろにあるB−C間ではマイナスの成分として表れている。
加速度αzは、加速度αyと同様、接地の反力成分が表れるが、個人差により±の極性がある。z軸(手の甲)が水平より上向きの時はプラス(図8中、実線で示す)、下向きの時はマイナス(図8中、破線で示す)となっている。
角速度ωzは、主として肩を中心とする前後の回転成分に対応し、身体の前(正面)から後ろ(背中)に移動するD−B間はプラス、後ろから前のB−D間はマイナスの値となる。
角速度ωyは、主として方向Vの軸を中心とする左腕100の開閉動作に対応し、左腕100が開く動作にあたるD−B間はプラス、閉じる動作のB−D間はマイナスの値となる。
なお、角速度ωxは、図8中に示していないが、手首を捩る動作に対応し、角速度ωzのz軸と、角速度ωyのy軸とのズレによる成分が表れているものと考えられる。
このように、左腕100の手首に装着した運動計測装置10の運動センサ部11の加速度および角速度の波形(身体運動のデータ)によれば、走行中における腕振り動作(身体運動のデータ)を容易に計測することができる。具体的には、ピークαyaやピークαycがわかれば、地面からの反力の程度がわかり、これから跳ねなどの脚力の程度の指標を得ることができる。また、ピークαydがわかれば、左腕100を振り下ろす力、言い換えると腕振りの力強さの指標を得ることができる。
次に、身体運動のデータを計測する方法について、運動計測装置10の処理部12の処理機能に基づき、図1および図9などを参照して説明する。図9は運動計測装置10の処理部12の構成要部を示すブロック線図であり、処理部12は処理機能S10〜S60を有している。なお、プログラムによって、処理部12(例えばマイクロプロセッサ32)の各処理機能は実行される。
まず、処理部12は、スイッチ部15の状態を監視し、例えば腕輪20のボタン26が押されるまで、加速度および角速度の計測の開始を待つ(処理機能S10)。
ボタン26が押されると、処理部12は、運動センサ部11へ加速度および角速度の計測を指示し、計測を開始する(処理機能S20)。
続いて、処理部12は、計測された加速度および角速度を、時計部16による時間とともに、記憶部14で記憶する(処理機能S30)。
続いて、処理部12は、加速度および角速度を計測しながら、または計測した後、記憶部14に記憶された加速度および角速度の計測値から、図8に示したような一周期分の加速度および角速度の波形を抽出する(処理機能S40)。
例えば、所定方向(y軸方向)における運動センサ部11による加速度αyの計測値から、身体運動のデータとして、腕振りの一周期分に対応するy軸方向の加速度αyの波形を抽出する。具体的には、身体の右足101および左足102の接地による2つのピークピークαya、αycと、2つのピークαya、αycの向きと反対向きの、腕振りの振り下ろしによるピークαydとを含むように、y軸方向の加速度αyの波形を抽出する。このように運動計測装置10によれば、身体運動のデータとして、走行中における腕振り動作を容易に計測することができる。
また、加速度αyの波形のゼロクロス点の位置(状態A)を参照し、これからの時間に合わせた、加速度αx、αzや角速度ωx、ωy、ωzの、腕振りの一周期分に対応する波形も抽出することができる。また、y軸方向と直交するx軸方向における運動センサ部11による加速度αxの計測値から、身体運動のデータとして、抽出されたy軸方向の加速度αyの波形の一周期分に対応するx軸方向の加速度αxの波形を抽出することができる。具体的には、身体の右足101および左足102の接地による2つのピークαxa、αxcを含むように、x軸方向の加速度αxの波形を抽出する。
続いて、処理部12は、抽出された腕振りの一周期分に対応する加速度の波形(身体運動データ)などを参照して、別の身体運動のデータを算出する(処理機能S50)。
続いて、処理部12は、これら身体運動のデータの算出結果を、表示出力部13に送信して、例えば液晶ディスプレイ24に表示する(処理機能S60)。
次に、接地率や走行速度(身体運動のデータ)を算出する処理部12の処理機能について説明する。ここで、接地率は、身体における各足毎の接地している時間と接地していない時間との割合であり、具体的には、右足101が走行面に接地している時間と左足102が走行面に接地している時間との和を一周期Tpで割った値である。また、走行速度は、身体の走行中における速度である。
運動計測装置10では、接地率や走行速度を重回帰分析により算出(計測)している。これによれば、直接計測することが困難な目的変数である接地率や走行速度を、複数の説明変数の一次式(回帰式)を用いて算出することができる。
例えば、目的変数をy、説明変数をx1、x2、x3、x4とし、定数項(切片)をa0、回帰係数をa1〜a4とすると、その回帰式は次の式(1)のようになる。
y=a0+a1・x1+a2・x2+a3・x3+a4・x4 (1)
回帰係数a1〜a4は、目的変数の実際のサンプル値と、yの差分(残差)の二乗和が最小となるように決定される。残差の二乗をa1〜a4で偏微分し、これを0とおくと、4個の一次式が得られるので、最終的に4変数の一次方程式を解くことになる。
処理部12が重回帰分析の目的変数として接地率を算出するにあたり、図8に示した波形の特徴量から、y軸方向の加速度αyの波形の周期Tp(またはx軸方向の加速度αxの波形の周期Tp)と、ピークαyaの加速度αyの値と、ピークαxaの加速度αyxの値と、ピークαydの前後のゼロクロス間の期間tdとを参照して重回帰分析の説明変数とする。具体的には、x1を周期Tp、x2を加速度αyのピーク(最大値)αya、x3を加速度αxのピーク(最大値)αxa、x4をR(=td×2/Tp:負の時間の比率)とする。
なお、比率Rは、運動センサ部11(運動計測装置10)を走行方向の前(身体の正面側)に突き出した後の、振り下ろしを開始する時点から、右足101が接地するまでの期間tdを、周期Tpとの比率で表した指標である。すなわち、振り下ろし動作の大きさではなく、タイミングのずれ幅を表している。
三名(K氏、T氏、M氏)の走行からそれぞれ複数個のデータを抽出して、接地率について、モーションキャプチャによる実際の測定値と、運動計測装置10(処理部12)による算出値とを比較した結果について、図10〜図16を参照して説明する。図10はK氏、図11はT氏、図12はM氏の、接地率の算出精度の説明図である。図13は三名の接地率と周期の分布図であり、図14は三名の接地率とy軸方向の加速度ピークαyaの分布図であり、図15は三名の接地率とx軸方向の加速度ピークαxaの分布図であり、図16は三名の接地率とR(比率)の分布図である。
この結果から、三名全体の接地率において、その残差の標準偏差として0.030を得ている。また、図15に示すように、接地率と加速度αxaの分布をみると、三名の分布が完全に分離しており、これらをクラスタに分けて接地率を算出したとすると、その残差の標準偏差として0.010〜0.015を得ている。すなわち、例えば、個人、あるいは中級者、上級者、トップアスリートのように分離することで、接地率(身体運動のデータ)をより正確に計測することができる。
なお、接地率が低いほど走行速度が速くなる傾向があることや、接地率が低いほど滞空時間が長くなり,その結果として地面からの反力が大きくなることを本発明者らは見出している。
次に、三名(K氏、T氏、M氏)の走行からそれぞれ複数個のデータを抽出して、走行速度について、実際の測定値と、運動計測装置10(処理部12)による算出値とを比較した結果について、図17〜図23を参照して説明する。図17はK氏、図18はT氏、図19はM氏の、走行速度の算定精度の説明図である。図20は三名の走行速度と周期の分布図であり、図21は三名の走行速度とy軸方向の加速度ピークαyaの分布図であり、図22は三名の走行速度とx軸方向の加速度ピークαxaの分布図であり、図23は三名の走行速度とR(比率)の分布図である。
この結果から、三名全体の走行速度において、その残差の標準偏差として0.93km/hを得ている。これらが正規分布に従うとすると、±0.93km/hの範囲内に収まる確率は68%、±1.86km/hの範囲内に収まる確率は95%となる。また、図22に示すように、走行速度と加速度αxaの分布をみると、三名の分布が完全に分離しており、これらをクラスタに分けて走行速度を算出することができる。
このように、重回帰分析により接地率や走行速度を算出(推定)するにあたり、加速度αyと加速度αxの2軸の成分、特に、加速度αyが重要であると考えられる。加速度αyが重要である理由は、以下のとおりである。
接地率や走行速度は、基本的に腕振りの大きさではなく、足の接地時に地面から受ける反力の大きさに依存する。このため、角速度ではなく加速度から推定することになるが、着地時における運動計測装置10(運動センサ部11)の角度(本実施形態では手首の角度)が重要なポイントになる。例えば、手の甲が地面と水平方向を指す場合、地面からの反力は加速度αxとαyに大きく現れ、加速度αzは無視することができる。また、着地時に左腕100が地面に対してほぼ水平方向を向いていれば、加速度αxも無視し、加速度αyのみで算出することができる。
また、本実施形態では、センサ座標系の加速度の波形から、接地率や走行速度を計測しているので、運動センサ部11にオフセット雑音が含まれていても、その影響を無視することができる。
ここで、センサ座標系から静止座標系に変換して加速度の波形を抽出することもできると考えられる。しかしながら、センサ座標系から静止座標系への変換には、加速度の2階積分、角速度の積分操作が必要となるため、オフセット雑音をいかに除去するかが課題となる。さらに積分操作において、角度の初期値をどのように与えるかも問題となる。後述の腕振りの軌跡を求める場合は、周期性があるという仮定のもとに、初期値やオフセット雑音を算出(推定)しているが、精度や演算量など解決すべき課題が山積する。このため、本実施形態のように、センサ座標系の加速度の波形から、接地率や走行速度を計測することは有効である。
次に、x軸、y軸およびz軸の加速度(αx、αy、αz)と角速度(ωx、ωy、ωz)の計測値から、三次元的な腕振りの軌跡を算出する処理部12の処理機能について説明する。
加速度を時間積分すれば速度が得られ、さらにこれを積分すれば位置を求めることができるが、運動センサ部11が回転運動を伴うため、図24に示すようなセンサ座標系(xyz)から静止座標系(XYZ)への変換を行う必要がある。そこで、角速度からサンプリング時間における回転行列を求め、これらを漸化的に乗じることにより、角度を求める。ここで、積分定数に相当する初速度と、センサ座標系の初期値(オイラー角)を与える必要がある。なお、重力加速度の初期方向ベクトルは初期値(オイラー角)から求めることができる。
理論的なパラメータ数は初期速度とオイラー角の6つとなるが、実際のセンサ出力には加速度と角速度のオフセット成分が含まれるため、実質的なパラメータは12となる。軌跡(位置)を算出するため、加速度と角速度に加え角度、速度、位置のそれぞれが、図8に示したような周期性を満たすように、パラメータの値をシミュレーションにより決定する。角度については、角速度とそのオフセット成分の最適化により比較的簡単に求められる。これに対し、速度と位置については、パラメータ数が9となり全検索では膨大な演算時間を要するため、山登り法を用いて最適化を検索する。
図25はK氏の走行速度12km/hにおける、腕振りの軌跡を算出した結果であって、走行状態の身体動作に伴う運動計測装置10の移動を静止座標系で捉えた説明図である。軌跡推定の精度を評価するため、三名(K氏、T氏、M氏)の走行について、モーションキャプチャによる走行フォームおよびその軌跡を実際の測定値とし、その実際の測定値と運動計測装置10による算出値とを比較すると、三名中の二名については、類似した形状を示しており、大きさについても±20%程度の誤差に収まる結果が得られている。なお、他の一名については、腕の振りが大きすぎて運動センサが飽和した(非線形性となる)ものと考えられる。この点については、より測定範囲の広い運動センサを用いることで解決できるものと考えられる。
このように、運動計測装置10を用いることで、走行中における腕振りの軌跡(身体運動のデータ)を容易に計測することができることがわかる。
次に、前傾度(身体運動のデータ)を算出する処理部12の処理機能について説明する。ここで、前傾度は、走行中における身体の姿勢が前傾となっている指標(例えば鉛直軸に対しての角度)である。なお、身体が前傾となると、走行速度が遅くなる傾向があることを本発明者らは見出している。
前述した腕振りの軌跡を計測することができれば、走行中における身体の姿勢が、走行面に対する鉛直軸からどの程度傾いているか(前傾度)を計測することができる。また、前傾度は、加速度センサの重力加速度成分(オフセットレベルのズレ)から算出(推定)することもできると考えられる。
次に、例えば、図8に示したような一周期分のy軸方向の加速度αyの波形を参照して、消費エネルギ(身体運動のデータ)を算出する処理部12の処理機能について説明する。例えば、消費エネルギ(基礎代謝エネルギを含む)は次の式(2)から算出することができる。
消費エネルギ=行動別係数×体重×時間×補正係数 (2)
例えば、日本体育協会スポーツ科学委員会により、20〜29歳の男性を基準として、種々の行動の形態(運動パターン)ごとに単位体重(kg)当たりの消費エネルギが「行動別係数」として与えられており、それを利用することができる。行動別係数は、例えば、90m/minの歩行であれば0.09kcal/kg/min、軽めのジョギングであれば0.148kcal/kg/min、強めのジョギングであれば0.168kcal/kg/minである。
また、例えば、第4次改定「日本人の栄養所要量」により、年齢や性別の異なる使用者については、消費エネルギに関する「補正係数」が与えられており、それを利用することができる。補正係数は、例えば、20〜29歳の男性であれば1、20〜29歳の女性であれば0.971である。
これら行動別係数や補正係数は、記憶部14に記憶しておき、処理部12で消費エネルギを算出するときに記憶部14から読み出される。また、体重については、例えば、運動計測装置10のスイッチ部15により使用者自ら入力し、記憶部14に記憶しておき、処理部12で消費エネルギを算出するときに記憶部14から読み出される。
そして、式(2)の時間については、図8に示したような加速度または角速度の波形の一周期Tpを用いれば、腕振りの一周期分の消費エネルギを算出(計測)することができる。また、一周期分の消費エネルギを加算していけば、走行した全体の消費エネルギも算出することできる。
次に、例えば、図8に示したような一周期分のy軸方向の加速度αyの波形を参照して、走行ピッチ(身体運動のデータ)を算出する処理機能について説明する。ここで、走行ピッチは、単位時間あたりの歩数である。処理部12は、加速度αyの波形から、右足101と左足102の2歩分を一周期Tpで割れば、走行ピッチを算出(計測)することができる。
次に、例えば、図8に示したような一周期分のy軸方向の加速度αyの波形を参照して、疲労度(身体運動のデータ)を算出する処理機能について説明する。ここで、疲労度とは、歩行中または走行中における身体の揺らぎまたは体幹部の傾斜角度のいずれかの指標である。なお、疲労度が大きくなると、身体運動の揺らぎや体幹部の傾斜角度が大きくなることを本発明者らは見出している。
運動計測装置10は、処理部12が、腕振りの振り下ろしによるピークαydに伴うゼロクロス点の位置と、ピークαydとは異なるピークαybに伴うゼロクロス点の位置とを参照して、疲労度を算出する処理機能を有している。この運動計測装置10では、図8に示した加速度αyの波形から、負にある部分(期間tb、tdの部分)の二乗平均をそれぞれ求め、これらの比を疲労度としている。すなわち、疲労度は次の式(3)のようになる。
疲労度=(tb内のαyの二乗平均)/(td内のαyの二乗平均) (3)
期間tdは、左腕100(運動計測装置10)を走行方向の前(身体の正面側)に突き出した後の、振り下ろしを開始する時点から、右足101が接地するまでの時間である。このため、例えば、疲労して腕振り(振り下げ)の力が弱くなってくると期間tdも短くなり、この期間内の加速度αyの二乗平均の値も小さくなる。すなわち、疲労度が大きくなってくることがわかる。なお、背中側の腕の振りをみている期間tbは、疲労による影響は期間tdよりも小さいものと考えられる。
次に、記憶部14で記憶された計測値と、運動センサ部11による計測値とを比較する処理部12の処理機能について説明する。処理部12は、前回(過去)に走行した結果から得られた身体運動のデータを記憶部14から取り出し、これを現在走行中における運動センサ部11から得られた身体運動のデータと比較する。比較結果は、走行中であれば、そのまま表示出力部13へ出力してもよいし、また、再度記憶部14に記憶してもよい。
本実施形態で説明してきた運動計測装置10は、身体の一方側の腕(例えば左腕100)に装着され、走行中における腕振りの加速度を少なくとも計測する運動センサ部11と、運動センサ部11による計測値を処理する処理部12とを備えている。この運動計測装置10によれば、走行中における身体運動のデータを容易に計測することができる。
なお、本実施形態では、運動センサ部11を身体の一方側の左腕100に装着し、そのセンサ座標系(xyz)において、身体運動のデータを計測しているが、身体の他方側の右腕に運動センサ部11を装着した場合であってもよい。この場合、加速度αyなどの符号の補正をすればよく、同様の作用、効果を得ることができる。
また、本実施形態では、ジョギングやマラソンにおける走行中の身体運動のデータを計測する場合について説明したが、歩行中の身体運動のデータ(例えば身体の歩行中における単位時間あたりの歩数である歩行ピッチなど)も計測することができる。歩行も走行も腕振りを伴い、足と腕が連係する動作であって、運動計測装置10は、これから身体運動のデータを計測するものでからである。
[実施形態2]
前記実施形態1では、運動計測装置10を、腕輪20で一体型とした場合について説明した。本実施形態2では、運動計測装置10を、腕輪とこれとは別体の分離型とした場合について、図26および図27を参照して説明する。図26は分離型の運動計測装置10の構成要部を示すブロック線図である。図27は運動計測装置10の一部(腕輪20A)の外観を示す斜視図である。
分離型の運動計測装置10は、外観上、腕輪20A(リストバンド型)と、これとは別体のコンピュータ33(例えば、タブレット型、ノート型、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ)とで構成されている。腕輪20Aは、運動センサ部11と、処理部12Aと、表示出力部13Aと、記憶部14Aと、スイッチ部15Aと、時計部16Aと、電源部17Aと、送受信部34Aとを備えて構成されている。また、コンピュータ33は、処理部12Bと、表示出力部13Bと、記憶部14Bと、スイッチ部15Bと、時計部16Bと、電源部17Bと、送受信部34Bとを備えて構成されている。
運動センサ部11と、送受信部34Aと、処理部12Aとが、腕輪20Aに搭載され、他方の送受信部33Bと、処理部12Bとが、腕輪20Aとは別体のコンピュータ33に搭載されるが、送受信部34Aと、送受信部34Bは対をなしており、例えば、無線(例えば2.4GHz周波数帯域)を用いて信号の送受信を行うことができる。なお、一対の送受信部34A、34Bは、計測値(データ)の送受信について、無線に限らず、有線(例えばUSB)であってもよい。
腕輪20Aを走行中のランナーが装着し、コンピュータ33を伴走者が使用すれば、走行中における身体運動のデータを得た伴走者が、ランナーに指示することもできる。また、走行後は、ランナー自身で結果を見ることができる。
腕輪20Aは、図27に示すように、バックル部36で固定するリストバンド型であって、極力小型化、軽量化した構成となっている。腕輪20Aは、腕輪20のような液晶ディスプレイ24を設けず、表示出力部13Aとして、腕輪20Aの表面に等間隔で円周状に配置された12個の発光ダイオード35を有して構成されている。12個の発光ダイオード35の点滅により、運動計測装置10が、計測中である、通信中であるなどの、どのような状態かを表示することができる。また、12個の発光ダイオード35を円周状に配置することで、大まかな時間として把握することができる。
また、腕輪20Aの小型化、軽量化のため、スイッチ部15Aでは、ボタンを一つだけ設け、計測の開始、停止のみを行わせてもよい。また、例えば、腕輪20Aの処理部12Aでは、複雑な算出処理を行わず、処理機能S20(図9参照)により得られた加速度および角速度の計測値(データ)を別体のコンピュータ33に送信するようにすれば、処理能力が高い大型のマイクロプロセッサを搭載する必要がなくなるので、腕輪20Aの小型化、軽量化も図ることもできる。このとき、コンピュータ33に、複雑な処理機能、例えば、加速度および角速度を記憶部14Bで記憶させる処理機能S30、一周期分の加速度および角速度を抽出する処理機能S40、身体運動のデータを算出する処理機能S50や、それを表示する処理機能S60を持たせればよい。
本実施形態で説明してきた分離型の運動計測装置10は、身体の一方側の左腕100に腕輪20Aとして装着され、走行中における腕振りの加速度を少なくとも計測する運動センサ部11と、運動センサ部11による計測値を処理する、腕輪20Aの処理部12Aおよびコンピュータ33の処理部12Bを含む処理部12とを備えている。この運動計測装置10によれば、前記実施形態1と同様に、走行中における身体運動のデータを容易に計測することができる。さらに、腕輪20Aの小型化、軽量化を図ることができ、これを装着されたランナーから、より正確な計測値を得ることができ、より正確な身体運動のデータを計測することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、代表的なものの新規な特徴およびこれによって得られる作用、効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。
運動計測装置10は、身体に装着され、歩行中または走行中における周期的な動作をする左腕100(装着部位)の加速度を少なくとも計測する運動センサ部11と、運動センサ部11による計測値を処理する処理部12とを備え、身体運動のデータを計測するものである。ここで、処理部12が、y軸方向(所定方向)における運動センサ部11による加速度αyの計測値から、身体運動のデータとして、左腕100の動作の一周期分に対応するy軸方向の加速度αyの波形を抽出する処理機能を有している。加速度αyの波形が、身体の右足101および左足102の接地による2つのピークαya、αycと、2つのピークαya、αycの向きと反対向きの、左腕100の振り下ろし(装着部位の動き)によるピークαydとを含むものである。
これによれば、運動センサ部11を左腕100に装着するだけで、歩行中または走行中における身体運動のデータを容易に計測することができる。身体運動のデータは、例えば、接地率、走行速度、ピッチ、ストライド(歩幅)、腕振りの軌跡、運動強度、推定競技レベル、最大酸素摂取量などがあげられる。また、ピークαyaやピークαycがわかれば、地面からの反力の程度がわかり、これから跳ねなどの脚力の程度の指標を得ることができる。また、ピークαydがわかれば、左腕100を振り下ろす力、言い換えると腕振りの力強さの指標を得ることができる。
なお、運動センサ部11の装着部位は、歩行中または走行中における周期的な動作をするものであれば身体の右腕であってもよく、また足(特に足首)などであってもよい。また、運動センサ部11をシューズに内蔵することも考えられる。
そして、運動計測装置10は、y軸方向の加速度αyの波形を抽出する処理機能が、左腕100(装着部位)の振り下ろし(装着部位の動き)によるピークαydに伴うゼロクロス点の位置を参照して、一周期分を抽出することが好ましい。
これによれば、地面に対する鉛直方向において、右足101、左足102の接地による反力と反対向きに左腕100が振り下ろされるため、ピークおよびゼロクロス点の位置の抽出が容易であり、これから加速度αyの波形の一周期分を抽出するのも容易にできる。
なお、ピークαybに伴うゼロクロス点の位置を参照することもできるが、よりピーク強度の強いピークαydに伴うゼロクロス点の位置を参照する方が、加速度αyの波形の一周期分をより正確に抽出するができる。
そして、運動計測装置10は、身体運動のデータを、身体の歩行中における単位時間あたりの歩数である歩数ピッチ、または身体の走行中における単位時間当たりの歩数である走行ピッチとし、処理部12が、y軸方向の加速度αyの波形の周期Tpを参照して、歩行ピッチまたは走行ピッチを算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、歩行ピッチまたは走行ピッチは、歩行中または走行中の身体運動のデータとして指標となり、これを参照して別のデータも算出(計測)することができる。
そして、運動計測装置10は、処理部12が、y軸方向(所定方向)の加速度αyの波形の周期Tp、ピーク値(例えばピークαya、αyc)およびゼロクロス点の位置(例えば期間td)を参照して重回帰分析の説明変数とし、重回帰分析の目的変数として身体運動のデータを算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、周期Tp、ピークαya、αyc、期間tdは、重回帰分析において、歩行中または走行中における腕振りの特徴量となり、これらを説明変数とすれば、目的変数として例えば接地率や走行速度などを計測することができる。
そして、運動計測装置10は、処理部12が、y軸と直交するx軸方向における運動センサ部11による加速度αxの計測値から、身体運動のデータとして、抽出されたy軸方向の加速度αyの波形の一周期分に対応するx軸方向の加速度αxの波形を抽出する処理機能を有することが好ましい。ここで、x軸方向の加速度αxの波形は、身体の右足101および左足102の接地による2つのピークαxa、αxcを含むものである。さらに、運動計測装置10は、処理部12が、y軸方向の加速度αyの波形の周期Tp、ピーク値(例えばピークαya)およびゼロクロス点の位置(例えば期間td)と、x軸方向の加速度αxの波形のピーク値(例えばピークαxa)とを参照して重回帰分析の説明変数とし、重回帰分析の目的変数として、身体運動のデータを算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、周期Tp、ピークαya、αxa、期間tdは、重回帰分析において、歩行中または走行中における腕振りの特徴量となり、これらを説明変数とすれば、目的変数として例えば接地率や走行速度などを計測することができる。
そして、運動計測装置10は、身体運動のデータを、身体における右足101、左足102毎の接地している時間と接地していない時間との割合である接地率とし、処理部12が、重回帰分析の目的変数として、接地率を算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、接地率は、歩行中または走行中の身体運動のデータとして指標となり、これを参照して別のデータを算出(計測)することもできる。
そして、運動計測装置10は、身体運動のデータを、身体の歩行中における歩行速度、または身体の走行中における走行速度とし、処理部12が、重回帰分析の目的変数として、歩行速度または走行速度を算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、歩行速度または走行速度は、歩行中または走行中の身体運動のデータとして重要な指標であり、これを参照して別のデータを算出(計測)することもできる。
そして、運動計測装置10は、運動センサ部11と処理部12との計測値の送受信を無線で行う一対の送受信部34A、34Bを備えることが好ましい。ここで、運動センサ部11と、一方の送受信部34Aと、処理部12の一部12Aとが、腕(装着部位)に装着される腕輪20A(装着具)に搭載され、他方の送受信部34Bと、処理部12の他部12Bとが、腕輪20Aと別体33に搭載されている。
これによれば、腕輪20Aの小型化、軽量化を図ることができ、これを装着された被験者(ランナー)から、より正確な計測値を得ることができ、より正確な身体運動のデータを計測することができる。
また、運動計測装置10は、腕輪20A(装着具)に搭載され、身体運動のデータを出力する出力部13Aを備えることが好ましい。ここで、出力部13Aが、腕輪20Aの表面に等間隔で円周状に配置された12個の発光ダイオード35を有して構成されている。
これによれば、12個の発光ダイオード35により、運動計測装置10が、計測中である、通信中であるなどの、どのような状態かを表示することができる。また、12個の発光ダイオード35を円周状に配置することで、大まかな時間として把握することができる。このような配置に限らず、複数個の発光ダイオード35を均等に平行に配置して組み合わせてもよい。また、発光色を変えたり、発光強度を変えたりすることで、より様々な情報を表示することもできる。
また、運動計測装置10は、運動センサ部11による計測値を保存する記憶部14を備えることが好ましい。
これによれば、データロガーとして、歩行中または走行中に得られた大量の計測値(データ)すべてを保存することもでき、歩行中や走行中に限らず、歩行や走行後に、データ処理して身体運動のデータを計測することもできる。
また、運動計測装置10は、処理部12が、記憶部14で保存された計測値と、運動センサ部11による計測値とを比較する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、例えば、現在走行中のものと、保存した前回走行したものやベストタイムで走行したものとを比較した結果を、身体運動のデータとして得ることができる。
そして、運動計測装置10は、運動センサ部11が、所定方向のy軸と、y軸と直交するx軸と、x軸およびy軸のそれぞれに直交するz軸とで構成されるセンサ座標系において、x軸、y軸、z軸の方向の加速度αx、αy、αzおよび軸周りの角速度ωx、ωy、ωzをそれぞれ計測する加速度センサおよび角速度センサを有して構成されることが好ましい。
加速度αx、αy、αzや角速度ωx、ωy、ωzの多くの計測値を得ることができれば、様々な身体運動のデータを計測(算出)することができる。また、加速度αx、αy、αzや角速度ωx、ωy、ωzから、センサ座標系から静止座標系に変換することもできる。センサ座標系からではなく、静止座標系から計測値を得ることができれば、より身体運動の解析が容易になり、歩行中または走行中における身体運動のデータを容易に計測することができると考えられる。
また、運動計測装置10は、装着部位が、左腕100であり、運動センサ部11が装着された左腕100の装着面から垂直方向をz軸方向、左腕100の長さ方向をx軸方向、左腕100の長さ方向と直交する方向をy軸の方向とし、身体運動のデータを、歩行中または走行中における腕振りの軌跡とし、処理部12が、x軸、y軸およびz軸の加速度αx、αy、αzと角速度ωx、ωy、ωzの計測値から、腕振りの軌跡を算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、腕振りの軌跡は、歩行中または走行中の身体運動のデータとして指標となり、これを参照して別のデータを算出(計測)することもできる。
そして、運動計測装置10は、身体運動のデータを、歩行中または走行中における身体の消費エネルギとし、処理部11が、y軸方向の加速度αyの波形の周期Tpを参照して、消費エネルギを算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、消費エネルギは、歩行中または走行中の身体運動のデータとして指標となり、これを参照して別のデータを算出(計測)することもできる。
そして、運動計測装置10は、身体運動のデータを、歩行中または走行中における身体の揺らぎまたは体幹部の傾斜角度のいずれかの指標である疲労度とし、処理部12が、左腕100の振り下ろしによるピークαydに伴うゼロクロス点の位置(例えば期間td)と、2つのピークαya、αycの向きと反対向きであって、左腕100の振り下ろしによるピークと異なるピークαycに伴うゼロクロス点の位置(例えば期間tb)とを参照して、疲労度を算出する処理機能を有することが好ましい。
これによれば、疲労度は、歩行中または走行中の身体運動のデータとして指標となり、これを参照して別のデータを算出(計測)することもできる。
さらに、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態では、出力部として、液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)などの表示装置を用いた場合について説明したが、視覚に頼らず運動計測装置からの信号を感じ取れる音声出力装置や、振動出力装置などを用いることもできる。これらによれば、走行中であっても運動計測装置を見ずに、身体運動のデータを知ることができる。また、運動センサ部を搭載した腕輪に搭載せずに別体の例えばイヤホン(音声出力装置)として出力部を構成することもできる。出力部を別体とした場合、無線(例えば2.4GHz周波数帯域)を用いて信号の送受信を行うことができる。
前記実施形態では、装着具を腕輪で構成した場合について説明したが、腕の部位に固定できれば腕輪の形態に限るものではなく、例えば、シール状として手の甲に貼り付けたり、サポータのように肘周りに固定したりしても、同様の作用、効果を得ることができると考えられる。
10 運動計測装置
11 運動センサ部
12 処理部
13 表示出力部
14 記憶部
15 スイッチ部
16 時計部
17 電源部
20 腕輪
21 本体部
22 バンド部
23 配線基板
24 液晶ディスプレイ
25 リチウムイオン電池
26 ボタン
30 3軸加速度センサ
31 3軸角速度センサ
32 マイクロプロセッサ
33 コンピュータ
34A、34B 送受信部
35 発光ダイオード
36 バックル部
100 左腕
101 右足
102 左足

Claims (15)

  1. 身体に装着され、歩行中または走行中における周期的な動作をする装着部位の加速度を少なくとも計測する運動センサ部と、
    前記運動センサ部による計測値を処理する処理部と
    を備え、身体運動のデータを計測する運動計測装置であって、
    前記処理部が、所定方向における前記運動センサ部による加速度の計測値から、身体運動のデータとして、前記装着部位の動作の一周期分に対応する前記所定方向の加速度波形を抽出する処理機能を有し、
    前記所定方向の加速度波形が、前記身体の一方および他方側の足の接地による2つのピークと、前記2つのピークの向きと反対向きの、前記装着部位の動きによるピークとを含むことを特徴とする運動計測装置。
  2. 請求項1記載の運動計測装置において、
    前記所定方向の加速度波形を抽出する処理機能が、前記装着部位の動きによるピークに伴うゼロクロス点の位置を参照して、一周期分を抽出することを特徴とする運動計測装置。
  3. 請求項1または2記載の運動計測装置において、
    身体運動のデータを、前記身体の歩行中における単位時間あたりの歩数である歩数ピッチ、または前記身体の走行中における単位時間当たりの歩数である走行ピッチとし、
    前記処理部が、前記所定方向の加速度波形の周期を参照して、前記歩行ピッチまたは走行ピッチを算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    前記処理部が、前記所定方向の加速度波形の周期、ピーク値およびゼロクロス点の位置を参照して重回帰分析の説明変数とし、重回帰分析の目的変数として身体運動のデータを算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    前記処理部が、前記所定方向と直交する直交方向における前記運動センサ部による加速度の計測値から、身体運動のデータとして、抽出された前記所定方向の加速度波形の一周期分に対応する前記直交方向の加速度波形を抽出する処理機能を有し、
    前記直交方向の加速度波形が、前記身体の一方および他方側の足の接地による2つのピークを含み、
    前記処理部が、前記所定方向の加速度波形の周期、ピーク値およびゼロクロス点の位置と、前記直交方向の加速度波形のピーク値とを参照して重回帰分析の説明変数とし、重回帰分析の目的変数として、身体運動のデータを算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  6. 請求項4または5記載の運動計測装置において、
    身体運動のデータを、前記身体における各足毎の接地している時間と接地していない時間との割合である接地率とし、
    前記処理部が、重回帰分析の目的変数として、前記接地率を算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    身体運動のデータを、前記身体の歩行中における歩行速度、または前記身体の走行中における走行速度とし、
    前記処理部が、重回帰分析の目的変数として、前記歩行速度または走行速度を算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    前記運動センサ部と前記処理部との計測値の送受信を無線で行う一対の送受信部を備え、
    前記運動センサ部と、一方の前記送受信部と、前記処理部の一部とが、前記装着部位に装着される装着具に搭載され、
    他方の前記送受信部と、前記処理部の他部とが、前記装着具と別体に搭載されることを特徴とする運動計測装置。
  9. 請求項8記載の運動計測装置において、
    前記装着具に搭載され、身体運動のデータを出力する出力部を備え、
    前記出力部が、前記装着具の表面に等間隔で円周状に配置された12個の発光ダイオードを有して構成されることを特徴とする運動計測装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    前記運動センサ部による計測値を保存する記憶部を備えることを特徴とする運動計測装置。
  11. 請求項10記載の運動計測装置において、
    前記処理部が、前記記憶部で保存された計測値と、前記運動センサ部による計測値とを比較する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    前記運動センサ部が、前記所定方向のy軸と、前記y軸と直交するx軸と、前記x軸およびy軸のそれぞれに直交するz軸とで構成されるセンサ座標系において、前記x軸、y軸、z軸の方向の加速度および軸周りの角速度をそれぞれ計測する加速度センサおよび角速度センサを有して構成されることを特徴とする運動計測装置。
  13. 請求項12記載の運動計測装置において、
    前記装着部位が、腕であり、
    前記運動センサ部が装着された前記腕の装着面から垂直方向を前記z軸の方向、前記腕の長さ方向を前記x軸の方向、前記腕の長さ方向と直交する方向をy軸の方向とし、
    身体運動のデータを、歩行中または走行中における腕振りの軌跡とし、
    前記処理部が、前記x軸、y軸およびz軸の加速度と角速度の計測値から、前記腕振りの軌跡を算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    身体運動のデータを、歩行中または走行中における身体の消費エネルギとし、
    前記処理部が、前記所定方向の加速度波形の周期を参照して、前記消費エネルギを算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の運動計測装置において、
    身体運動のデータを、歩行中または走行中における身体の揺らぎまたは体幹部の傾斜角度のいずれかの指標である疲労度とし、
    前記処理部が、前記装着部位の動きによるピークに伴うゼロクロス点の位置と、前記2つのピークの向きと反対向きであって、前記装着部位の動きによるピークと異なるピークに伴うゼロクロス点の位置とを参照して、前記疲労度を算出する処理機能を有することを特徴とする運動計測装置。
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