JP2013141761A - 表面保護フィルム、及びそれが貼着された光学部品、工業製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】被着体密着層の粘着力を下げても、表面保護フィルムを製造する工程で、被着体密着層と、その表面を保護するためのフィルムであるカバーフィルムとの間に浮きが発生しない表面保護フィルムであって、表面が平滑な被着体密着層を有し、被着体から剥離する際には軽く剥がすことができるが、製造工程での使用中は被着体にしっかり密着して被着体を保護する表面保護フィルムであり、かつ、表面保護フィルムを剥離した後の被着体表面の汚染が少ない、表面保護フィルムを提供する。
【解決手段】透明基材1の少なくとも片面に、シリコーン樹脂からなる、表面が平滑な被着体密着層2が積層されてなる被着体密着フィルム5を備え、被着体密着層2の表面を保護するための、基材4の片面に粘着剤層3が形成されたカバーフィルム6が、被着体密着層2の表面に粘着剤層3を介して貼合されてなることを特徴とする表面保護フィルム10。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズなどの光学部品、偏光板、拡散板、導光板などの光学フィルム、半導体関連機器などの精密機械、等々の各種工業製品の表面を保護するための表面保護フィルムに関する。さらに詳細には、被着体に密着し、剥離の際には軽く剥がすことができる表面保護フィルムに関する。被着体にしっかり密着し被着体を保護し、且つ、表面保護フィルムを剥離した後の、被着体表面の汚染が少ない表面保護フィルム、及びそれが貼着された光学部品、工業製品を提供するものである。
また、本発明の表面保護フィルムの用途としては、詳細には、カメラレンズ、メガネレンズ、車両用のヘッドランプレンズ、光ファイバー等の光学部品、各種ディスプレイ(PDP、LCD、有機ELなど)の画像表示体、レンズアレイシート、タッチパネルシート、偏光板、拡散板、位相差板、導光板などの各種光学フィルム、ステンレス板、アルミ板等の金属板、アクリル板等のプラスチック板、ガラス板、などの建築資材及び工業材料、医療機器、半導体製造関連機器などの精密機器、等々の表面保護に使用される表面保護フィルムが挙げられる。
多くの工業製品の製造工程において、工業製品の表面を汚損や破損から保護するための表面保護フィルムが使用されている。例えば、ディスプレイの画像表示体、光学ガラス、各種光学フィルムなどの光学部品を製造、搬送する際には、該光学部品の表面に表面保護フィルムを貼着して、後工程における表面の汚れや傷付きを防止することがなされている。また、表面保護フィルムを貼着したまま、各種光学フィルムなどの光学部品の外観検査などの製品検査が行われている。また、ディスプレイの表面に表面保護フィルムを貼り合わせたまま、組み立て工程を行なうなどの工程用として取り扱われることもある。
従来技術による、一般的な表面保護フィルムの構成においては、可撓性を有する樹脂フィルムからなる基材の片面に、微粘着力の粘着剤層が設けられている。この表面保護フィルムに使用されている粘着剤層は、例えば、ディスプレイの表面、ガラス、各種光学フィルムなどに貼着するための、接着性を有する層である。また、粘着剤層を微粘着性とするのは、ディスプレイ表面、ガラス、各種光学フィルムなどの表面に貼り合せた保護フィルムを、用済み後に、貼り合わせた表面から剥離除去するときに、円滑に剥離でき、かつ糊残りがないようにするためである。表面保護フィルムに用いる粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤などの各種の粘着剤、ポリエチレン酢酸ビニル樹脂などの接着性樹脂などが挙げられる。
ところで、近年、ディスプレイの大型化に伴い、表面保護フィルムを大面積のディスプレイ画面に貼り合わせて使用する時にも、軽く剥がせて取り扱いが容易な表面保護フィルムとすることへの要求が高まっている。この剥離時に軽く剥がせる表面保護フィルムとすることへの要求に対して、特許文献1では、アクリル粘着剤にシリコーン系化合物を含有させた粘着層を有する、表面保護フィルムが提案されている。しかし、シリコーン系化合物がオイル状のため、表面保護フィルムを剥したときに、被着体の表面を汚染するという問題があった。
また、製造工程用の表面保護フィルムを、被着体から剥離後に、その被着体表面に光学フィルムを貼合する際、あるいは、出荷用の表面保護フィルムを貼合する際に、被着体の表面に汚染による残留物があると、被着体表面と光学フィルムや出荷用の表面保護フィルムとの密着力が低下して、剥離し易いという不具合があった。
特許文献2では、所定の機能を有するフィルムの少なくとも一方の面に、平滑面に密着するシリコーン層を設けた平滑面密着フィルムが提案されている。シリコーン樹脂を被着体との密着層として用いたものは、表面保護フィルムの剥離後に被着体の表面を汚染するという問題がある。
また、製造工程用の表面保護フィルムを、被着体から剥離後に、その被着体表面に光学フィルムを貼合する際、あるいは、出荷用の表面保護フィルムを貼合する際に、被着体の表面に汚染による残留物があると、被着体表面と光学フィルムや出荷用の表面保護フィルムとの密着力が低下して、剥離し易いという不具合があった。
このため、特許文献3では、被着体密着層による被着体の表面汚染を低減させるため、被着体密着層であるシリコーン層の表面に密着させるセパレーターフィルムを、少なくとも1回以上貼り替えることを提案している。しかし、煩雑なセパレーターフィルムの貼り替え工程が必要なうえ、セパレーターフィルムの貼り替え回数の増減により、被着体密着層の汚染性が低減する度合が、変わるという問題があった。
また、シリコーン樹脂を被着体密着層に用いた従来の表面保護フィルムでは、密着層の粘着力を下げるとセパレーターフィルムへの密着性も低下し、その表面保護フィルムを製造する工程で、被着体密着層と、その表面を保護するためのフィルムであるカバーフィルム(特許文献3では、セパレーターフィルム)との間に浮きが発生し、浮いた部分の被着体密着層を形成する樹脂が変形するという問題があった。また、被着体密着層が変形した場合、被着体に表面保護フィルムを貼合する際に、気泡が入るなどの現象が起こり、綺麗に貼合できないことの原因となり、表面保護フィルムを貼合した際の外観の悪化や、ディスプレイの画像がゆがんだりしてしまうという問題があった。
特開2001−108982号公報 特開平10−95073号公報 特開2008−55858号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、被着体密着層の粘着力を下げても、表面保護フィルムを製造する工程で、被着体密着層と、その表面を保護するためのフィルムであるカバーフィルムとの間に浮きが発生しない表面保護フィルムであって、表面が平滑な被着体密着層を有し、被着体から剥離する際には軽く剥がすことができるが、製造工程での使用中は被着体にしっかり密着して被着体を保護する表面保護フィルムであり、かつ、表面保護フィルムを剥離した後の被着体表面の汚染が少ない、表面保護フィルム、及びそれが貼着された光学部品、工業製品を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、被着体への粘着力・密着力が弱くても、表面保護フィルムを製造する工程で、被着体密着層とカバーフィルムとの間に浮きが発生せず、かつ、被着体密着層からシリコーン移行成分を取り去るため、合成樹脂フィルムからなる基材の片面に粘着剤層が形成されたカバーフィルムを、表面保護フィルムの被着体密着層の表面に前記粘着剤層を介して貼合することを技術思想としている。
上記課題を解決するため、本発明は、透明基材の少なくとも片面に、シリコーン樹脂からなる被着体密着層が積層されてなる被着体密着フィルムを備え、前記被着体密着層の表面を保護するための、基材の片面に粘着剤層が形成されたカバーフィルムが、該被着体密着層の表面に前記粘着剤層を介して貼合されてなることを特徴とする表面保護フィルムを提供する。
また、前記被着体密着層の厚みが、2〜250μmであることが好ましい。
また、前記カバーフィルムの粘着剤層が、アクリル系粘着剤からなることが好ましい。
また、本発明は、前記表面保護フィルムから前記カバーフィルムを剥離して得た前記被着体密着フィルムが、前記被着体密着層を介して貼り合わせてなる光学部品を提供する。
また、本発明は、前記表面保護フィルムから前記カバーフィルムを剥離して得た前記被着体密着フィルムが、前記被着体密着層を介して貼り合わせてなるディスプレイ、光学フィルム、建築資材、工業材料、医療機器、精密機器などの工業製品群から選択されたいずれか1つの工業製品を提供する。
本発明に係わる表面保護フィルムは、被着体密着層の表面に、該被着体密着層を保護するための、合成樹脂フィルムからなる基材の片面に粘着剤層が形成されたカバーフィルムを貼合している。このことにより、粘着力・被着体密着力が非常に低い被着体密着層を有する表面保護フィルムでも、その表面保護フィルムを製造する工程で、被着体密着層とカバーフィルムとの間に浮きが発生することがなく、表面が平滑な被着体密着層を有する表面保護フィルムを、安定的に得ることができる。
また、シリコーン樹脂を被着体密着層に使用した際に問題となる、低分子量のシリコーンの移行による被着体の汚染が起きる問題も、前記カバーフィルムを剥離除去する際、片面に粘着剤層が形成されたカバーフィルムの粘着剤層が、シリコーン樹脂の表面に表出している低分子量のシリコーンを除去することにより、被着体の汚染を低減することができる。
その結果、本発明により、表面が平滑な被着体密着層を有し、剥離の際には軽く剥がすことができるが、製造工程での使用中は被着体にしっかりと密着して、被着体を保護する表面保護フィルムであり、かつ、表面保護フィルム剥離後の被着体表面の汚染が少ない表面保護フィルムを提供することができる。
本発明の表面保護フィルムの概略構成例を示す断面図である。 本発明の表面保護フィルムの使用の形態例を示す断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係わる表面保護フィルムの実施形態について説明する。
図1は、本発明に係わる表面保護フィルムの、一例を示す断面図である。この表面保護フィルム10は、透明基材1の少なくとも片面に、シリコーン樹脂からなる、表面が平滑な被着体密着層2が積層されてなる被着体密着フィルム5と、基材4の片面に粘着剤層3が形成されたカバーフィルム6とからなる。被着体密着フィルム5は、透明基材1の少なくとも片面に、被着体密着層2が設けられている。カバーフィルム6は、樹脂フィルムや紙などからなる基材4の片面に、粘着剤層3が設けられている。被着体密着層2の表面に、粘着剤層3が接するように被着体密着フィルム5とカバーフィルム6とが貼合されている。
本発明に係わる表面保護フィルム10の透明基材1としては、透明性を有するものであれば特に制限はないが、可撓性を有するプラスチックフィルムが好適に用いられる。これにより、表面保護フィルムを、例えば、光学部品の被着体に貼着したまま、光学部品の外観検査を行うことができる。透明基材1に使用するプラスチックフィルムとしては、好適には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレートのようなポリエステルフィルムが用いられる。ポリエステルフィルムのほか、必要な強度を有しかつ光学適性を有するものであれば、他のプラスチックフィルムも使用可能である。透明基材1は、無延伸フィルムであっても、一軸または二軸延伸されていてもよく、また、延伸倍率や延伸の結晶化に伴い形成される軸方向の角度を制御したプラスチックフィルムでもよい。
透明基材1の厚みとしては、特に限定はないものの、例えば、厚み12〜125μm程度が好ましく、殊に厚み20〜75μm程度がより好ましい。透明基材1の厚みが12μm以下あると、透明基材のコシが弱く、取り扱いに困難を伴う。また、透明基材1の厚みが125μmを越えると、剛性が増して取り扱いが難しくなると共に、価格が高くなり経済的に不利である。透明基材1には、必要に応じて、被着体密着層2の反対側の面(図1及び図2の最上面)に、表面の汚れを防止する目的の防汚層、帯電防止層、傷つき防止のハードコート層などを積層することができる。また、透明基材1の被着体密着層2と接する面に、コロナ放電処理やアンカーコート処理などの易接着処理を施してもよい。
本発明に係わる表面保護フィルム10の被着体密着層2は、透明なシリコーン樹脂からなり、被着体の表面汚染を抑えるため、常温で固体であり、シリコーンポリマーを架橋したものが好適に使用される。シリコーンポリマーの架橋形態は、Si−H基とSi−ビニル基の反応である付加反応型、Si−H基とSi−OH基の反応である縮合反応型、メルカプト基とビニル基の反応であるエンチオール反応型、脂環式エポキシ基のカチオン重合型、過酸化物硬化型など公知の架橋反応のものでよい。表面保護フィルムの被着体密着層2から、被着体へのシリコーンの移行を抑える観点からは、付加反応型、エンチオール反応型、もしくはカチオン重合型が好ましい。
架橋反応させる前のシリコーンポリマーは、製品形態として溶剤タイプ、エマルジョンタイプ、無溶剤タイプなどがあるが、光学用途などに使用することから、溶剤タイプもしくは無溶剤タイプが好適である。
本発明に係わる表面保護フィルム10の、被着体密着層2に使用されるシリコーン樹脂の厚みは、2〜250μmが好適である。厚みが2μm未満では被着体への密着性が低下し、厚みが250μm以上では、表面保護フィルムとしては使用できるが、材料コストのアップやシリコーン樹脂の加工性が低下することから好ましくない。被着体密着層2に使用されるシリコーン樹脂の厚みは、被着体への密着性および製造コストの観点から、厚みが5〜30μm程度とすることが特に好ましい。
また、被着体密着層2であるシリコーン樹脂層は、表面保護フィルムの被着体密着フィルム5を構成する透明基材1と同様に、透明であることが必要である。被着体密着フィルム5の全光線透過率が85%以上であることが好ましい。
また、被着体密着層2は、柔軟性に富むことが好ましく、貯蔵弾性率としては、例えば、25℃で1.0×10Pa〜5.0×10Pa程度であることが好ましい。
また、被着体密着層2の表面は、被着体と被着体密着層2との間に生じる空気層を減らして密着力を安定させるために、可能な限り凸凹が少なく平滑であることが好ましい。そのため、被着体密着層2の表面は、表面の中心線平均粗さRaが0.05〜1.2μmであるのが好ましく、表面の中心線平均粗さRaが0.05〜0.6μmであるのがより好ましく、表面の中心線平均粗さRaが0.05〜0.2μmであるのが特に好ましい。
また、本発明に係わる表面保護フィルム10において、被着体密着層2の被着体に対する粘着力・密着性を適度な値に設定することは、被着体密着層2に使用するシリコーン樹脂の粘弾性や架橋密度を調整することにより達成される。シリコーンポリマー中の官能基の量やメチルハイドロジェンポリシロキサンなどの架橋剤の添加量などを加減調整することにより、粘着力・密着性を調整するのが一般的であるが、必要に応じて、シリコーンレジン等、シリコーンポリマーと相溶性がよく、常温で固体の添加剤を添加しても良い。
また、本発明に係わる表面保護フィルム10の透明基材1と、シリコーン樹脂からなる被着体密着層2との密着性改良のため、必要に応じてシランカップリング剤などを、シリコーン樹脂に添加しても良い。
本発明に係わる表面保護フィルム10の透明基材1に、被着体密着層2を形成するために、シリコーン樹脂を積層する方法としては、既に公知の方法で行えば良い。一般的には、コンマコート法、メイヤーバーコート法、グラビアコート法、リバースロールコート法、スロットダイコート法、カーテンコート法などが挙げられる。透明基材1に塗工したシリコーン樹脂は、加熱硬化、紫外線硬化、電子線硬化などの方法により、硬化反応させることで、シリコーン樹脂皮膜が形成できる。
本発明に係わる表面保護フィルム10の、シリコーン樹脂からなる被着体密着層2の表面を保護すること、および、被着体へ移行するシリコーンの遊離成分を除去することを目的として、被着体密着層2の表面には、基材4の片面に粘着剤層3が形成されたカバーフィルム6が貼り合わされる。カバーフィルム6は、プラスチックフィルムや紙などの基材4に粘着剤を、公知の方法で塗布して粘着剤層3を形成したものである。
カバーフィルム6の粘着剤層3に使用する粘着剤の粘着力は、特に制限を受けることはなく、微粘着から強粘着のものまで使用できる。また、カバーフィルム6に使用する粘着剤層3の塗布厚みも、特に制限されることはないが、粘着特性およびコストの観点から、厚みが1〜40μm程度とするのが好ましい。
また、カバーフィルム6に使用する粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤などの粘着剤、ポリエチレン酢酸ビニル樹脂などの接着性樹脂などが挙げられる。被着体密着層2の表面から、被着体へ移行するシリコーンの遊離成分を除去するため、および、カバーフィルム6の粘着剤層3から被着体密着層2への粘着剤成分の移行を抑えるために、カバーフィルム6に使用する粘着剤は、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤がより好適である。
また、カバーフィルム6に使用する粘着剤層の粘着力は、JISZ−0237に準拠してステンレス板に対して剥離角度180°、剥離速度300mm/minにおいて測定した時、0.05〜20N/25mm程度であることが好ましい。カバーフィルム6の粘着剤層の粘着力が、0.05N/25mm以下であると、被着体密着層からシリコーン移行成分を取り去ることが不十分となり、被着体汚染が増える懸念があり、20N/25mm以上であると、表面保護フィルムからカバーフィルムを剥がす際の剥離力が高くなり、取扱がし難くなるため好ましくない。
カバーフィルム6に使用する基材4は、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリイミド、などのプラスチックフィルムや、上質紙、クラフト紙、アートコート紙、クレイコート紙、グラシン紙などの紙基材、及び、前記の紙基材にポリエチレンやポリプロピレンをラミネートした樹脂ラミネート紙などのいずれも使用できる。カバーフィルム6に使用する基材4は剥離除去されることから、透明、半透明、不透明のいずれでも使用可能である。
本発明に係わる表面保護フィルム10を光学用途に使用する場合には、カバーフィルム6に使用する基材4としては、紙粉が、被着体に付着することが懸念される紙基材よりも、プラスチックフィルムからなる基材の方が好適である。また、表面保護フィルム10自体の、品質検査として行なう外観検査工程を考えると、高い透明性を持つなどの多くの優れた特徴を有するポリエステルフィルムがより好適である。
表面保護フィルム10からカバーフィルム6を剥がす際の、剥離帯電圧が影響する用途の場合には、カバーフィルム6の基材4の片面または両面に、帯電防止剤を施すことで、カバーフィルム6を剥離する時の、剥離帯電圧を抑えることができる。
本発明に係わる、透明基材1に被着体密着層2を積層した被着体密着フィルム5に、カバーフィルム6を貼合する方法は、既に公知の方法を用いることができる。例えば、あらかじめ基材4に粘着剤層3を積層したカバーフィルム6を、被着体密着フィルム5の被着体密着層2面に、粘着剤層3を介して貼合する方法、被着体密着フィルム5の被着体密着層2の上に粘着剤を塗布し、粘着剤層3の乾燥後にカバーフィルム6の基材4を貼合してカバーフィルム6を完成する方法のいずれでも良い。
本発明に係わる表面保護フィルムを被着体に用いるには、表面保護フィルム10からカバーフィルム6を剥離して得られた被着体密着フィルム5を、図2に示すように、被着体密着層2を介して被着体7に貼り合わせる。
被着体7としては、カメラレンズ、メガネレンズ、車両用のヘッドランプレンズ、光ファイバー等の光学部品、各種ディスプレイ(PDP、LCD、有機ELなど)の画像表示体、レンズアレイシート、タッチパネルシート、偏光板、拡散板、位相差板、導光板などの各種光学フィルム、ステンレス板、アルミ板等の金属板、アクリル板等のプラスチック板、ガラス板、などの建築資材及び工業材料、医療機器、半導体製造関連機器などの精密機器、等々が挙げられる。
本発明に係わる光学部品、ディスプレイ、光学フィルム、建築資材、工業材料、医療機器、精密機器などの工業製品は、本発明に係わる表面保護フィルムから得た被着体密着フィルムを被着面に貼り合わせてなるものであるので、剥離の際には軽く剥がすことができるが、製造工程での使用中は被着体にしっかりと密着して、被着面(好ましくは平滑面)を保護した状態で保管、検査、輸送などを実施でき、かつ、被着体密着フィルムを剥離後の被着面の汚染が少ない。
本発明に係わる表面保護フィルムは、被着体密着層を透明基材の両面に積層された被着体密着フィルムを備えることもできる。この場合、被着体密着層の表面を保護するためのカバーフィルムを2枚とし、被着体密着フィルムの両面の被着体密着層のそれぞれに貼合することができる。
次に、実施例により、本発明をさらに説明する。
(実施例1の表面保護フィルムの作製)
厚みが50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルムの片面に、カチオン重合タイプのシリコーン樹脂(荒川化学製POLY−201、触媒CAT−211を主剤100重量部に対して5重量部添加)を、乾燥硬化後の厚みが25μmになるように塗布し、紫外線照射機にて積算光量1000mJ/cm×2回のUV照射処理し、シリコーン樹脂を硬化させて被着体密着層を形成した。その後、シリコーン樹脂からなる被着体密着層の表面に、アクリル系の微粘着剤層を有するカバーフィルムを、該微粘着剤層を介して貼合し、実施例1の表面保護フィルムを得た。ここで、前記のカバーフィルムは、厚みが38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルムの片面に、アクリル系の粘着剤[2−エチルヘキシルアクリレートと2−ヒドロキシエチルアクリレートの95/5の共重合体と、イソシアネート系硬化剤(日本ポリウレタン工業製、コロネートL−45、主剤100重量部に対して2重量部添加)を混合したもの]とを、乾燥後の粘着剤層の厚みが25μmになるように塗布し、100℃の熱風循環式オーブンにて乾燥して積層したものである。
(実施例2の表面保護フィルムの作製)
シリコーン樹脂として、メルカプト/ビニル反応タイプのシリコーン樹脂(信越化学工業製X−62−7028AとX−62−7028Bを100/10の比率で混ぜたもの)に代え、乾燥硬化後の厚みが50μmになるようにして被着体密着層を形成し、カバーフィルムの、粘着剤層の厚みを15μmにしてカバーフィルムを作成した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の表面保護フィルムを得た。
(実施例3の表面保護フィルムの作製)
シリコーン樹脂として、付加反応タイプのシリコーン樹脂(信越化学工業製X−62−1873と触媒PL−56を100/2の比率で混ぜたもの)に代え、紫外線照射をする代わりに120℃の熱風循環式オーブンにて3分間乾燥して被着体密着層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例3の表面保護フィルムを得た。
(実施例4の表面保護フィルムの作製)
シリコーン樹脂の塗布厚みを5μmにして被着体密着層を形成した以外は、実施例3と同様にして、実施例4の表面保護フィルムを得た。
(実施例5の表面保護フィルムの作製)
シリコーン樹脂として、付加タイプのシリコーン粘着剤(信越化学工業製X−40−3306と触媒PL−50Tを100/0.2の比率で混ぜたもの)に代えて被着体密着層を形成した以外は、実施例3と同様にして、実施例5の表面保護フィルムを得た。
(実施例6の表面保護フィルムの作製)
シリコーン樹脂として、付加タイプの溶剤型シリコーン樹脂(東レ・ダウコーニング・シリコーン製SD7223と触媒SRX−212 Catを100/0.6の比率で混ぜたもの)に代え、シリコーン樹脂の塗布厚みを2μmにして被着体密着層を形成し、カバーフィルムとして、アクリル系の強粘着剤(トーヨーケム株式会社製、オリバインBPS−5127)を用いて、粘着剤層の厚みを15μmにしてカバーフィルムを作成した以外は、実施例3と同様にして、実施例6の表面保護フィルムを得た。
(実施例7の表面保護フィルムの作製)
シリコーン樹脂の塗布厚みを250μmにし、乾燥時間を5分間にして被着体密着層を形成した以外は、実施例3と同様にして、実施例7の表面保護フィルムを得た。
(実施例8の表面保護フィルムの作製)
カバーフィルムのアクリル系の微粘着剤層の代わりとして、ゴム系の強粘着剤(トーヨーケム株式会社製、オリバインBPS−2411)を用いて、粘着剤層の厚みを15μmにしてカバーフィルムを作成した以外は、実施例1と同様にして、実施例8の表面保護フィルムを得た。
(比較例1の表面保護フィルム)
実施例1のカバーフィルムの代わりに、厚みが38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例1の表面保護フィルムを得た。
(比較例2の表面保護フィルム)
実施例3のカバーフィルムの代わりに、厚みが38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルムを用いた以外は、実施例3と同様にして、比較例2の表面保護フィルムを得た。
(比較例3の表面保護フィルム)
シリコーン樹脂の塗布厚みを1μmにして被着体密着層を形成し、カバーフィルムとしてアクリル系の強粘着剤(トーヨーケム株式会社製、オリバインBPS−5127)を用いて、粘着剤層の厚みを15μmにしてカバーフィルムを作成した以外は、実施例3と同様にして、比較例3の表面保護フィルムを得た。
(比較例4の表面保護フィルム)
シリコーン樹脂を、アクリル系の粘着剤[2−エチルヘキシルアクリレートと2−ヒドロキシエチルアクリレートの95/5の共重合体と、イソシアネート系硬化剤(日本ポリウレタン工業製、コロネートL−45、主剤100重量部に対して2重量部添加)を混合したもの]に代えて被着体密着層を形成し、カバーフィルムとしてシリコーン系の剥離剤を用いて剥離処理が施されたセパレーターフィルムを用いた以外は、実施例3と同様にして、比較例4の表面保護フィルムを得た。
以下、本発明に係わる評価試験の方法、および試験結果について示す。
(表面保護フィルムの粘着力)
表面保護フィルムを、幅の寸法を25mmに切断して、表面保護フィルムの試験片を作成し、貼り合わせているカバーフィルムを剥がす。ガラス板の表面に、2kgゴムローラーを用いて気泡が入らないようにして、表面保護フィルムの試験片を貼合する。その後、23℃×50%RHの試験環境下において1時間放置後、180°方向に引張試験機を用いて速度300mm/minにおいて剥がして測定した剥離強度を粘着力とした。
〈濡れ性〉
表面保護フィルムを、幅寸法50mm×長さ寸法100mmの試験片に切断する。貼り合わせているカバーフィルムを剥がし、ガラス板の表面に、表面保護フィルムの被着体密着層が、幅寸法50mm×長さ寸法20mmにて接するように密着させる。その後、表面保護フィルムの試験片から手を離して、その試験片が自重にてガラス板に密着している経過時間を計測する。表面保護フィルムの試験片から手を離して、その試験片の長さ方向の90mmまでが密着している経過時間を、濡れ性とした。
〈被着体表面の汚染性〉
表面保護フィルムを、幅寸法50mm×長さ寸法100mmの試験片に切断する。貼り合わせているカバーフィルムを剥がし、厚みが38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルム(三菱樹脂株式会社製T100−38)の表面に、2kgゴムローラーを用いて気泡が入らないようにして、表面保護フィルムの試験片を貼合する。その後、23℃×50%RHの試験環境下に24時間放置後、表面保護フィルムの試験片を剥がし取り、表面保護フィルムの試験片が接触していた被着体表面の、水接触角を、接触角計を用いて測定する。ブランク(PETフィルム単体の水接触角)と比較することで、被着体表面の汚染の度合を判定する。ブランクのPETフィルムの水接触角は、65°であった。被着体表面の汚染性の指標(K)は、K=(試験片での水接触角測定値÷65−1)×100 の計算式で算定し、この数値が小さいほど被着体表面の汚染性が少ないことを意味する。
(表面保護フィルム製造工程での貼合外観)
小型の試験用塗布装置(井上金属工業株式会社製、品名:テストコーター)を使用して、透明基材にシリコーン樹脂を塗工、乾燥、必要に応じて紫外線照射を行った後に、所定のカバーフィルムを貼合し、巻き取る。巻き取った表面保護フィルムの外観を目視にて観察し、カバーフィルムの浮きの有無(カバーフィルムと被着体密着層間の気泡の有無)を確認する。
実施例1〜8、及び比較例1〜4の表面保護フィルムについて、表面保護フィルムの粘着力、濡れ性、被着体表面の汚染性、表面保護フィルム製造工程での貼合外観、などの試験結果を、表1〜3に示した。
Figure 2013141761
Figure 2013141761
Figure 2013141761
表1〜3に示した試験結果から、以下のことが判る。
実施例1〜8の試験結果から、本発明の表面保護フィルムの被着体密着層は、非常に弱い粘着力であるが、表面保護フィルムの製造工程において浮きが発生することがなく、かつ、被着体表面の汚染性が小さく優れた性能を有する、表面保護フィルムが得られている。
一方、表面保護フィルムの被着体密着層を保護するカバーフィルムの代わりとして、PETフィルムのみを用いた比較例1では、表面保護フィルムの製造工程で、被着体密着層とPETフィルムとの間に浮きが発生し、表面保護フィルムの外観が悪いだけではなく、被着体表面の汚染性も大きく(悪い結果)なっている。また、比較例1に比べて、表面保護フィルムの、被着体密着層の被着体への粘着力がやや高い材料を用いた比較例2では、表面保護フィルムの製造工程で、被着体密着層とカバーフィルムとの間に浮きは発生しないものの、被着体表面の汚染性はさらに大きくなった。
表面保護フィルムの、被着体密着層の厚みを1μmとした比較例3では、被着体密着層が被着体に接着せず、表面保護フィルムとしての機能を果たせないものとなった。また、表面保護フィルムの、被着体密着層にアクリル系の微粘着剤を使用した比較例4では、粘着力が高く、かつ、被着体表面への濡れ性も悪い結果であった。
本発明の表面保護フィルムの用途としては、詳細には、カメラレンズ、メガネレンズ、車両用のヘッドランプレンズ、光ファイバー等の光学部品、各種ディスプレイ(PDP、LCD、有機ELなど)の画像表示体、レンズアレイシート、タッチパネルシート、偏光板、拡散板、位相差板、導光板などの各種光学フィルム、ステンレス板、アルミ板等の金属板、アクリル板等のプラスチック板、ガラス板、などの建築資材及び工業材料、医療機器、半導体製造関連機器などの精密機器、等々の表面保護に使用される表面保護フィルムが挙げられる。特に、光学部品、ディスプレイ表面、ガラス、各種光学フィルムなどの光学製品等の生産工程などにおいて、該光学製品等の表面に貼着して表面を保護するために用いることができる。
1…透明基材、2…被着体密着層、3…粘着剤層、4…基材、5…被着体密着フィルム、6…カバーフィルム、7…光学部品(被着体)、10…表面保護フィルム。

Claims (5)

  1. 透明基材の少なくとも片面に、シリコーン樹脂からなる、表面が平滑な被着体密着層が積層されてなる被着体密着フィルムを備え、前記被着体密着層の表面を保護するための、基材の片面に粘着剤層が形成されたカバーフィルムが、該被着体密着層の表面に前記粘着剤層を介して貼合されてなることを特徴とする表面保護フィルム。
  2. 前記被着体密着層の厚みが、2〜250μmであることを特徴とする請求項1に記載の表面保護フィルム。
  3. 前記カバーフィルムの粘着剤層が、アクリル系粘着剤からなることを特徴とする請求項1または2に記載の表面保護フィルム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の表面保護フィルムから前記カバーフィルムを剥離して得た前記被着体密着フィルムが、前記被着体密着層を介して貼り合わせてなる光学部品。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の表面保護フィルムから前記カバーフィルムを剥離して得た前記被着体密着フィルムが、前記被着体密着層を介して貼り合わせてなるディスプレイ、光学フィルム、建築資材、工業材料、医療機器、精密機器などの工業製品群から選択されたいずれか1つの工業製品。
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