JP2013140673A - 電線カバー付きコネクタ - Google Patents

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基義 鈴木
Hiroshi Miyazaki
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Abstract

【課題】目視以外のより確実な手段によりクリップが適正に装着されているか否かを確認することができて、クリップが未係合状態のまま製品として流れてしまう懸念を払拭することのできる電線カバー付きコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の後部に装着される電線カバー30と、電線カバー30の装着に先立ってコネクタハウジング10の下面に後方から前方にスライドして装着されるクリップ70とを備え、電線カバー30に、クリップ70がコネクタハウジング10と適正係合する位置まで未到達の状態にあるとき、クリップ70と干渉することで電線カバー30のコネクタハウジング10への装着を不可能とする未係合検出部50を設けた。未係合検出部50は、電線カバー30をコネクタハウジング10に装着したとき、クリップ70の後方を遮蔽することでクリップ70の後方への移動を規制する。
【選択図】図9

Description

本発明は、電線カバー付きコネクタに関するものである。
この種の電線カバー付きコネクタは、例えば、コネクタの取付位置によりその後面側に十分な配線スペースが確保できず、そのためにコネクタハウジングの後面の直後で電線を屈曲配線する必要がある場合や、コネクタハウジングの後面側を電線カバーで簡易防水する場合等に利用されており、従来その例として、特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。
この電線カバー付きコネクタは、電線の端末に固着された端子金具が後面側から挿入されるコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの後端部に装着される二つ割りの電線カバーとから構成されており、コネクタハウジングの後部から引き出された電線を、電線カバー内を通して直角に屈曲した方向に導出するようになっている。
ここで、上記従来例における電線カバー付きコネクタでは、各分割カバーにおけるコネクタハウジングへの取付側の端部に、コネクタハウジングの後端部の外周に位置決めされて嵌まる半割りの嵌合筒が設けられる一方、各分割カバーの突き合わせ端縁に互いにロックするロック部が設けられた構成となっている。そして、両分割カバーを合わせてロックして初めて、電線カバー自体がコネクタハウジングの後端部に取り付けられるようになっている。
また、特許文献3には、コネクタハウジングにクリップを着脱可能に装着し、そのクリップを用いてコネクタハウジングをパネルに固定できるようにしたコネクタが記載されている。
特開2004−127813号公報 特開2001−143812号公報 特開2011−154984号公報
ところで、本出願人は、上記従来の電線カバー付きコネクタと類似のものとして、図13〜図20に示すように、コネクタハウジングにクリップを着脱自在に装着できるようにした電線カバー付きコネクタを考えた。
図13は先行発明のコネクタハウジングにクリップを着脱自在に装着できるようにした電線カバー付きコネクタの分解斜視図、図14はコネクタハウジングにクリップを装着しようとしている状態を示す断面図、図15(a)はコネクタハウジングにクリップを装着した状態を示す断面図、図15(b)は正面図、図16は同電線カバー付きコネクタの組立途中の状態を示す図で、コネクタハウジングの後部に電線カバーを装着しようとしている状態を示す平面図、図17は同コネクタハウジングのカバー装着部に電線カバーの一方の分割体である本体カバーを仮装着した状態を示す平面図、図18は図17のXX−XX矢視断面図、図19は図18の状態から蓋体カバーを回動させて、本体カバーに蓋体カバーを合体させてロックすることにより、電線カバーがコネクタハウジングに本装着された状態を示す図18と同様の断面図、図20(a)はコネクタハウジングにクリップを装着した際に、コネクタハウジングとクリップとが完全に係合していないときの状態を示す断面図、図20(b)は図20(a)のXXIIb部の拡大図である。
この先行発明の電線カバー付きコネクタは、図13に分解図を示すように、樹脂成形品よりなるコネクタハウジング10と、パッキン材21付きの電線Wの端末に接続された複数の端子20と、コネクタハウジング10の後部に装着される樹脂成形品よりなる電線カバー130と、電線カバー130の装着に先立ってコネクタハウジング10の下面に後方から前方にスライドさせることにより装着される樹脂成形品よりなるクリップ70と、から構成されている。クリップ70は、電線カバー付きコネクタを車体パネル等に固定するためのものである。
コネクタハウジング10の本体10Aの後部には電線引出部11が突設され、電線引出部11の後面に複数の端子収容室12の入口が開口している。そして、各入口から端子収容室12の内部に、後方から矢印A1のように、電線Wの端末に取り付けた端子20を挿入できるようになっている。また、そのように端子20を挿入した際に、予め電線Wの外周に装着してある円筒状のパッキン材21が、端子収容室12の内周壁と電線Wとの隙間を封止するようになっている。端子20をコネクタハウジング10の各端子収容室12に挿入すると、端子20に接続された電線Wは、電線引出部11から後方へ向けて引き出される。そして、これらの電線Wを保護しつつ所定の方向へ案内して導き出す目的で、コネクタハウジング10の後部に電線カバー130が装着される。
この電線カバー130を装着するために、コネクタハウジング10の後部には、電線引出部11を包囲するように、断面楕円形(円形でもよい)のカバー装着部13が設けられている。このカバー装着部13の後端部には、電線カバー130の前後方向の位置規制のため、カバー装着部13よりも径大の環状凸部14が設けられている。また、コネクタハウジング10の上面には、相手コネクタのハウジングと嵌合した際にロックするロックアーム17と、ロックアーム保護枠16とが設けられている。また、コネクタハウジング10の下面には、クリップ70をスライド係合するためのクリップ取付部15が設けられている。
クリップ70は、図示しないパネルの取付孔に、クリップ基体71の下面に突設したアンカー部72を挿入することによりパネルに固定されるものであり、クリップ基体71の上面には、コネクタハウジング10の下面のクリップ取付部15に対して、矢印A2のように後方から前方にスライドすることにより、クリップ取付部15と係合するスライド係合部73が設けられている。
スライド係合部73は、前後方向に延在する一対の互いに平行なガイドレール74、74の間に、係止孔75aを有する片持平板状の係止アーム75を設けたもので、係止アーム75は、後端側がクリップ後端壁76に連結されて前方に延びており、上下方向に撓み可能となっている。
一方、コネクタハウジング10の下面のクリップ取付部15は、図14及び図15に示すように、クリップ70のガイドレール74、74がそれぞれ外面にスライドする互いに平行な断面L字形の一対のスライドレール15aを有している。両スライドレール15aの内側には、スライドレール15aが断面L字形であることにより、係止アーム75の両側縁がスライド自在に嵌まるスライド溝15bが確保されている。スライド溝15bの後端は、係止アーム75の両側縁を挿入できるように入口15cとして開放されている。また、スライド溝15bの前端は行き止まり壁15dで閉じられており、係止アーム75のそれ以上の前方への移動を規制している。また、両スライドレール15aの間のコネクタハウジング10の下面には、係止アーム75を撓ませながら係止孔75aと係合する係止突起19が設けられている。
一方、電線カバー130は、先にコネクタハウジング10の後部に装着される本体カバー31と、後から本体カバー31と合体されることで電線カバー130をコネクタハウジング10に本装着する蓋体カバー33と、に二分割されている。本体カバー31と蓋体カバー33は、一端同士が図20に示すように、ヒンジ32により回動自在(つまり開閉自在)に連結されている。
本体カバー31と蓋体カバー33には、本体カバー31と蓋体カバー33を合体したときに筒状をなしてコネクタハウジング10のカバー装着部13を挟み込み、それにより電線カバー130をコネクタハウジング10に装着する半筒状の取付部31A、33Aと、コネクタハウジング10の環状凸部14を挟み込む半筒状の取付部31B、33Bがそれぞれ設けられている。前側の取付部31A、33Aは、カバー装着部13と環状凸部14の径寸法の関係に応じて、後側の取付部31B、33Bよりも内径が小さくなっており、前側の取付部31A、33Aがカバー装着部13を挟み込むことにより、前側の取付部31A、33Aが環状凸部14に当たることで、電線カバー130は後方に移動しないように規制される。
また、本体カバー31には、コネクタハウジング10の後部から引き出された電線Wを直角方向に曲げて誘導すると共に電線Wと共にテープを巻き付けることのできる電線誘導部34が設けられている。
また、本体カバー31のヒンジ32と反対側の端部にはロック突起41が設けられ、蓋体カバー33のヒンジ32と反対側の端部には、ロック突起41の嵌まるロック孔44を有したロックアーム43が設けられている。本体カバー31に蓋体カバー33を合わせると、図19に示すように、ロック突起41にロックアーム43が係合して、本体カバー31と蓋体カバー33とが合体状態に保持され、本体カバー31の取付部31Aと蓋体カバー33の取付部33Aとの間にコネクタハウジング10のカバー装着部13が挟まれる。それにより、電線カバー130がコネクタハウジング10に本装着される。
この電線カバー付きコネクタを組み立てる場合は、まず、コネクタハウジング10の各端子収容室12に後端入口から、図13中矢印A1のように、電線Wの端末に接続した端子20を挿入する。また、それと前後して、クリップ70を図13中矢印A2のように後方から前方にスライドさせて、コネクタハウジング10の底面に装着する。その際、図14及び図15に示すように、クリップ70側の係止アーム75の両側縁をコネクタハウジング10側のクリップ取付部15のスライドレール15aのスライド溝15bに嵌めてスライドさせる。そうすると、適正位置まで係止アーム75が進んだ段階で、係止アーム75の係止孔75aに係止突起19が係合し、クリップ70が抜けないように固定される。
クリップ70を装着すると共に全部の端子20を挿入してコネクタを組み立てたら、コネクタハウジング10の後部から後方へ引き出された電線Wを電線カバー130によって誘導しようとする方向へ曲げて癖付けしながら、図16〜図18に示すように、本体カバー31の取付部31Aを、コネクタハウジング10の後部のカバー装着部13に、図13の矢印A3方向に移動して仮装着する。
次にその状態で、図18の矢印Y1で示すように蓋体カバー33を回動させて、図19に示すように蓋体カバー33を本体カバー31に合体させ、ロック突起41とロックアーム43をロックさせる。そして、最後に本体カバー31に一体に設けた電線誘導部34にテープを巻き付けることにより、電線Wを屈曲させた状態のままテープで固定し、こうすることにより電線カバー付きコネクタの組み立てが完了する。
ところで、クリップ70は、コネクタハウジング10の下面に設けたクリップ取付部15で係止されることになるのであるが、確実に係止されているかどうかは目視で確認するのみであるから、中途挿入状態(つまり、係止アーム75と係止突起19が適正に係合されていない未係合状態)で組立完了としてしまう懸念がある。
即ち、クリップ70の係止アーム75は、クリップ取付部15のスライド溝15b内において最後まで押し込むことで初めて、係止アーム75の係止孔75aに係止突起19が嵌まる適正係合状態になるのであるが、図20に示すように、何らかの事情で最後まで係止アーム75を押し込まずに、係止アーム75が係止突起19に乗り上げた状態で押し込み操作を止めてしまうことがあり得る。そうした場合、クリップ70の位置が僅かにずれているのを目視で確認すれば不適正係合状態であることが判るが、微妙な位置ズレを目視で確認することは非常に難しく、見逃すおそれがある。見逃した場合、そのまま組立完了品として製品が流れてしまう懸念がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、目視以外のより確実な手段によりクリップが適正に装着されているか否かを確認することができて、クリップが未係合状態のまま製品として流れてしまう懸念を払拭することのできる電線カバー付きコネクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 後方に電線が延びた複数の端子を収容するコネクタハウジングと、
該コネクタハウジングの後部に装着され、前記コネクタハウジングの後部から引き出された前記電線を保護しつつ所定の方向へ案内して導き出す電線カバーと、
前記電線カバーの装着に先立って前記コネクタハウジングの下面に着脱自在に装着され、パネルの取付孔に係合することで前記コネクタハウジングを前記パネルに固定するクリップと、
を備えた電線カバー付きコネクタであって、
前記電線カバーに、先に前記コネクタハウジングに装着した前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで未到達の状態にあるとき、未到達の位置にある前記クリップと干渉することで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を不可能とし、前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで到達した状態にあるとき、前記クリップと非干渉となることで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を可能とする未係合検出部が設けられていることを特徴とする電線カバー付きコネクタ。
(2) 前記クリップが、前記コネクタハウジングに対して後方から前方にスライドすることで前記コネクタハウジングに対して係合可能とされ、
前記電線カバーが、前記クリップのスライド方向と交差する左右方向に移動することで前記コネクタハウジングに対して装着可能とされ、
前記未係合検出部は、
前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで未到達の状態にあるとき、適正係合時の位置よりも後方へ突き出した前記クリップの後部に干渉することで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を不可能とし、
前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで到達した状態にあるとき、前記クリップと非干渉となることで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を可能とし、
且つ、前記電線カバーを前記コネクタハウジングに装着したとき、前記未係合検出部が、前記クリップの後方を遮蔽することで前記クリップの後方への移動を規制することを特徴とする上記(1)に記載の電線カバー付きコネクタ。
(3) 前記電線カバーが、先に前記コネクタハウジングに仮装着される本体カバーと、後から前記本体カバーと合体されることで前記電線カバーを前記コネクタハウジングに前後方向移動不能に本装着する蓋体カバーと、に二分割され、
前記本体カバーに前記未係合検知部が設けられていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の電線カバー付きコネクタ。
(4) 前記本体カバーの一端と前記蓋体カバーの一端とがヒンジを介して回動自在に連結され、前記本体カバーの他端と前記蓋体カバーの他端とに、前記本体カバーと前記蓋体カバーの合体時に互いにロックするロック部が設けられていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の電線カバー付きコネクタ。
上記(1)の構成の電線カバー付きコネクタによれば、クリップが未係合状態にある場合は、電線カバーを装着することができないので、そのことをもって容易にクリップが未係合状態であることを知ることができ、改めてクリップを適正な係合状態にし直すことができる。従って、不適正な組立状態のまま製品が流れるのを防止することができる。
上記(2)の構成の電線カバー付きコネクタによれば、未係合検出部がクリップの後方を遮蔽するので、それにより、クリップの適正係合と共にクリップの抜けを二重に阻止することができる。
上記(3)の構成の電線カバー付きコネクタによれば、コネクタハウジングに対して先に仮装着する本体カバーに未係合検出部を設けているので、電線カバーの仮装着の段階で早めにクリップの未係合を検出することができる。
上記(4)の構成の電線カバー付きコネクタによれば、ヒンジを支点にして蓋体カバーを先に仮装着してある本体カバーに向けて回動させ、本体カバーと蓋体カバーのロック部を互いにロックさせることによって、本体カバーと蓋体カバーとを合体させることができ、その状態で電線カバーをコネクタハウジングに本装着することができる。
本発明によれば、電線カバーをコネクタハウジングに装着することができないことで、目視以外の容易確実な方法でクリップが未係合状態であることを知ることができる。従って、改めてクリップを適正な係合状態にし直すことで、不適正な組立状態のまま製品が流れる懸念を払拭することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の実施形態の電線カバー付きコネクタの分解斜視図である。 同電線カバー付きコネクタに使用する電線カバーの構成図で、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図、図2(c)は背面図である。 同電線カバー付きコネクタに使用するクリップの構成図で、図3(a)は上から見た斜視図、図3(b)は下から見た斜視図、図3(c)は図3(b)のIIIb矢視図である。 同電線カバー付きコネクタの組立途中の状態を示す図で、コネクタハウジングの後部に電線カバーを装着しようとしている状態を示す平面図である。 同コネクタハウジングのカバー装着部に電線カバーの一方の分割体である本体カバーを仮装着した状態を示す平面図である。 図5のVIII−VIII矢視断面図である。 図6の状態から本体カバーに蓋体カバーを合体させてロックすることにより、電線カバーをコネクタハウジングに本装着した状態を示す図6と同様の断面図である。 図8(a)はコネクタハウジングにクリップを装着した際に、コネクタハウジングとクリップとが完全に係合していないときの状態(未係合状態)を示す断面図、図8(b)は図8(a)のXb部の拡大図である。 クリップが未係合状態のときに、電線カバーの本体カバーをコネクタハウジングのカバー装着部に装着しようとして、本体カバーに設けた未係合検出部がクリップの後部に干渉したときの状態を示す斜視図である。 図9の状態を三方から見た図で、図10(a)は側面図、図10(b)は正面図、図10(c)は背面図である。 電線カバーに電線をテープ巻きしてワイヤーハーネスを構成した状態を示す斜視図である。 電線カバーに電線をテープ巻きしてワイヤーハーネスを構成した状態を示す側面図である。 先行発明のコネクタハウジングにクリップを着脱自在に装着できるようにした電線カバー付きコネクタの分解斜視図である。 コネクタハウジングにクリップを装着しようとしている状態を示す断面図である。 図15(a)はコネクタハウジングにクリップを装着した状態を示す断面図、図15(b)は正面図である。 同電線カバー付きコネクタの組立途中の状態を示す図で、コネクタハウジングの後部に電線カバーを装着しようとしている状態を示す平面図である。 同コネクタハウジングのカバー装着部に電線カバーの一方の分割体である本体カバーを仮装着した状態を示す平面図である。 図17のXX−XX矢視断面図である。 図18の状態から蓋体カバーを回動させて、本体カバーに蓋体カバーを合体させてロックすることにより、電線カバーがコネクタハウジングに本装着された状態を示す図18と同様の断面図である。 図20(a)はコネクタハウジングにクリップを装着した際に、コネクタハウジングとクリップとが完全に係合していないときの状態を示す断面図、図20(b)は図20(a)のXXIIb部の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態の電線カバー付きコネクタの分解斜視図、図2は同電線カバー付きコネクタに使用する電線カバーの構成図で、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図、図2(c)は背面図、図3は同電線カバー付きコネクタに使用するクリップの構成図で、図3(a)は上から見た斜視図、図3(b)は下から見た斜視図、図3(c)は図3(b)のIIIb矢視図である。なお、上記先行発明の、図14に示すコネクタハウジングにクリップを装着しようとしている状態を示す断面図、及び図15(a)に示すコネクタハウジングにクリップを装着した状態を示す断面図、図15(b)に示す正面図は、本実施形態においても同じであるので、本実施形態の説明においても図14及び図15(a)、図15(b)を適宜援用する。
また、図4は同電線カバー付きコネクタの組立途中の状態を示す図で、コネクタハウジングの後部に電線カバーを装着しようとしている状態を示す平面図、図5は同コネクタハウジングのカバー装着部に電線カバーの一方の分割体である本体カバーを仮装着した状態を示す平面図、図6は図5のVIII−VIII矢視断面図、図7は図6の状態から本体カバーに蓋体カバーを合体させてロックすることにより、電線カバーをコネクタハウジングに本装着した状態を示す図8と同様の断面図、図8(a)はコネクタハウジングにクリップを装着した際に、コネクタハウジングとクリップとが完全に係合していないときの状態(未係合状態)を示す断面図、図8(b)は図8(a)のXb部の拡大図である。
また、図9はクリップが未係合状態のときに、電線カバーの本体カバーをコネクタハウジングのカバー装着部に装着しようとして、本体カバーに設けた未係合検出部がクリップの後部に干渉したときの状態を示す斜視図、図10は図9の状態を三方から見た図で、図10(a)は側面図、図10(b)は正面図、図10(c)は背面図、図11は電線カバーに電線をテープ巻きしてワイヤーハーネスを構成した状態を示す斜視図、図12は電線カバーに電線をテープ巻きしてワイヤーハーネスを構成した状態を示す側面図である。
この電線カバー付きコネクタは、図1に分解図を示すように、樹脂成形品よりなるコネクタハウジング10と、円筒状のパッキン材21付きの電線Wの端末に接続された複数の端子20と、コネクタハウジング10の後部に装着される樹脂成形品よりなる電線カバー30と、電線カバー30の装着に先立ってコネクタハウジング10の下面に後方から前方にスライドさせることにより装着される樹脂成形品よりなるクリップ70と、から構成されている。この実施形態の電線カバー付きコネクタが、先行発明の電線カバー付きコネクタと違う点は、電線カバー30に未係合検出部50という干渉用の壁部が設けられている点である。先の説明と多少重複するが、以下にこの実施形態の電線カバー付きコネクタについて詳細に説明する。
コネクタハウジング10の本体10Aの後部には電線引出部11が突設され、電線引出部11の後面に複数の端子収容室12の入口が開口している。そして、各入口から端子収容室12の内部に、後方から矢印A1のように、電線Wの端末に取り付けた端子20を挿入できるようになっている。また、そのように端子20を挿入した際に、予め電線Wの外周に装着してある円筒状のパッキン材21が、端子収容室12の内周壁と電線Wとの隙間を封止するようになっている。端子20をコネクタハウジング10の各端子収容室12に挿入すると、端子20に接続された電線Wは、電線引出部11から後方へ向けて引き出される。そして、これらの電線Wを保護しつつ所定の方向へ案内して導き出す目的で、コネクタハウジング10の後部に電線カバー30が装着される。
この電線カバー30を装着するために、コネクタハウジング10の後部には、電線引出部11を包囲するように、横方向(左右方向)に長軸を向け縦方向(上下方向)に短軸を向けた断面楕円形(円形でもよい)のカバー装着部13が設けられている。このカバー装着部13の後端部には、電線カバー130の前後方向の位置規制のため、カバー装着部13よりも径大の環状凸部14が設けられている。また、コネクタハウジング10の上面には、相手コネクタのハウジングと嵌合した際にロックするロックアーム17と、ロックアーム保護枠16とが設けられている。また、コネクタハウジング10の下面には、クリップ70をスライド係合するためのクリップ取付部15が設けられている。
クリップ70は、図示しないパネルの取付孔に、クリップ基体71の下面に突設したアンカー部72を挿入することによりパネルに固定されるものであり、図3にも示すように、クリップ基体71の上面には、コネクタハウジング10の下面のクリップ取付部15に対して、図1中矢印A2のように後方から前方にスライドすることにより、クリップ取付部15と係合するスライド係合部73が設けられている。
スライド係合部73は、前後方向に延在する一対の互いに平行なガイドレール74、74の間に、係止孔75aを有する片持平板状の係止アーム75を設けたもので、係止アーム75は、後端側がクリップ後端壁76に連結されて前方に延びており、上下方向に撓み可能となっている。
アンカー部72は、パネルの矩形状の取付孔に挿入されるもので、2本の柱部77bと2本の柱部77bの先端間に渡した梁部77aとを有する門型の挿入枠77と、この門型の挿入枠77の両側の開口面に設けた一対の係止羽根78と、パネルの手前面に押し当たる押さえ羽根79と、から構成されている。係止羽根78は、梁部77aに基端が連結されて、先端がクリップ基体71側に延びた片持梁として形成され、門型の挿入枠77の開口面に垂直な方向に先端側が撓み可能となっており、係止羽根78の先端側外面にパネルの取付孔の後縁に係止する係止段部78aを有している。
一方、コネクタハウジング10の下面のクリップ取付部15は、図14及び図15に示すように、クリップ70のガイドレール74、74がそれぞれ外面にスライドする互いに平行な断面L字形の一対のスライドレール15aを有している。両スライドレール15aの内側には、スライドレール15aが断面L字形であることにより、係止アーム75の両側縁がスライド自在に嵌まるスライド溝15bが確保されている。スライド溝15bの後端は、係止アーム75の両側縁を挿入できるように入口15cとして開放されている。また、スライド溝15bの前端は行き止まり壁15dで閉じられており、係止アーム75のそれ以上の前方への移動を規制している。また、両スライドレール15aの間のコネクタハウジング10の下面には、係止アーム75を撓ませながら係止孔75aと係合する係止突起19が設けられている。
また、電線カバー30は、先にコネクタハウジング10の後部に装着される本体カバー31と、後から本体カバー31と合体されることで電線カバー30をコネクタハウジング10に本装着する蓋体カバー33と、に二分割されている。本体カバー31と蓋体カバー33は、一端同士が図8に示すように、ヒンジ32により回動自在(つまり開閉自在)に連結されている。
本体カバー31と蓋体カバー33には、本体カバー31と蓋体カバー33を合体したときに筒状をなしてコネクタハウジング10のカバー装着部13を挟み込み、それにより電線カバー30をコネクタハウジング10に装着する半筒状の径小の取付部31A、33Aと、コネクタハウジング10の環状凸部14を挟み込む半筒状の径大な取付部31B、33Bがそれぞれ設けられており、取付部31A、33Aの一端側にそれぞれ連設した合わせ壁38、35がヒンジ32により連結されている。
これらの合わせ壁38、35は、本体カバー31と蓋体カバー33を合体させた際に、図7に示すように互いに面合わせとなる壁であり、これら合わせ壁38、35に設けた係合フック37と係合孔36が、本体カバー31と蓋体カバー33の合体時に互いに係合することにより、ヒンジ32による取付部31A、33Aの一端側の連結を補強するようになっている。
この場合、本体カバー31側の取付部31Aと蓋体カバー33側の取付部33Aは、断面楕円形のカバー装着部13を包囲する筒体を半周ずつに等分割したものではなく、本体カバー31側の取付部31Aの方が、蓋体カバー33側の取付部33Aよりも、大きくなる割合で分割されている。
即ち、本体カバー31側の取付部31Aは、断面C字状をなし、その両端が、該取付部31Aのカバー装着部13に対する装着方向(左右方向)に直交する方向(上下方向)におけるカバー装着部13の最大径部(つまり、断面楕円形のカバー装着部13の短軸方向の最大寸法部)を越える位置まで延長されており、蓋体カバー33側の取付部33Aは、本体カバー31側の取付部31Aが長く延長されている分だけ短くなっている。
そして、本体カバー31側の取付部31Aの上下の延長端には、図6に示すように、カバー装着部13の外周に弾性的に仮係止することで、カバー装着部13からの取付部31Aの脱落を阻止する仮係止部48、49が設けられている。ここで、上側の仮係止部48は、可撓性の係止アームとなっている。
なお、前側の取付部31A、33Aは、カバー装着部13と環状凸部14の径寸法の関係に応じて、後側の取付部31B、33Bよりも内径が小さくなっており、前側の取付部31A、33Aがカバー装着部13を挟み込むことにより、前側の取付部31A、33Aが環状凸部14に当たることで、電線カバー130は後方に移動しないように規制される。
また、図2に示すように、本体カバー31と蓋体カバー33の取付部31A、33Aのコネクタハウジング10側(前側)の側方には、コネクタハウジング10の本体10Aの後端面に当接することで電線カバー30を前後方向に位置決めする位置決め壁45、46が設けられている。本体カバー31の位置決め壁45には、本体カバー31をコネクタハウジング10のカバー装着部13に仮装着した状態で、本体カバー31にカバー装着部13の外周に沿った回転力が作用した際にコネクタハウジング10に突き当たることで回転規制する回転規制部45a、45bが設けられている。
また、本体カバー31の取付部31Aと位置決め壁45の間には、壁状のクリップ70の未係合検出部50が設けられている。この未係合検出部50は、先にコネクタハウジング10の底面に装着したクリップ70がコネクタハウジング10と適正係合する位置まで未到達の状態(図8〜図10の状態)にあるとき、未到達の位置にあるクリップ70と干渉することで本体カバー31のコネクタハウジング10への装着を不可能とし、クリップ70がコネクタハウジング10と適正係合する位置まで到達した状態(図15の状態)にあるとき、クリップ70と非干渉となることで本体カバー31のコネクタハウジング10への装着を可能とする干渉用の壁部である。
この場合、本体カバー31は、クリップ70のスライド方向である前後方向と交差する左右方向(矢印A3方向)に移動することで、コネクタハウジング10に対して装着するものであり、未係合検出部50は、図8に示すように、クリップ70がコネクタハウジング10と適正係合する位置まで未到達の状態にあるとき、図9及び図10に示すように、適正係合時の位置よりも後方へ突き出したクリップ70の後部に干渉することで、本体カバー31のコネクタハウジング10への装着を不可能とする。また、クリップ70がコネクタハウジング10と適正係合する位置まで到達した状態にあるとき、クリップ70と非干渉となることで本体カバー31のコネクタハウジング10への装着を可能とする。そして、図11に示すように、電線カバー30をコネクタハウジング10に装着したとき、未係合検出部50が、クリップ70の後方を遮蔽することで、クリップ70の後方への移動を規制する。
また、本体カバー31には、コネクタハウジング10の後部から引き出された電線Wを直角方向に曲げて誘導すると共に電線Wと共にテープT(図11および図12参照)を巻き付けることのできる電線誘導部34が設けられている。
また、本体カバー31のヒンジ32と反対側の端部にはロック突起(ロック部)41が設けられ、蓋体カバー33のヒンジ32と反対側の端部には、ロック突起41の嵌まるロック孔44を有したロックアーム(ロック部)43が設けられている。本体カバー31に蓋体カバー33を合わせると、図9に示すように、ロック突起41にロックアーム43が係合して、本体カバー31と蓋体カバー33とが合体状態に保持され、本体カバー31の取付部31Aと蓋体カバー33の取付部33Aとの間にコネクタハウジング10のカバー装着部13が挟まれ、それにより、電線カバー30がコネクタハウジング10に本装着される。
この電線カバー付きコネクタを組み立てる場合は、まず、コネクタハウジング10の各端子収容室12に後端入口から、図1中矢印A1のように、電線Wの端末に接続した端子20を挿入する。また、それと前後して、クリップ70を図1中矢印A2のように後方から前方にスライドさせて、コネクタハウジング10の底面に装着する。その際、図14及び図15に示すように、クリップ70側の係止アーム75の両側縁をコネクタハウジング10側のクリップ取付部15のスライドレール15aのスライド溝15bに嵌めてスライドさせる。そうすると、適正位置まで係止アーム75が進んだ段階で、係止アーム75の係止孔75aに係止突起19が係合し、クリップ70が抜けないように固定される。
クリップ70を装着すると共に全部の端子20を挿入してコネクタを組み立てたら、コネクタハウジング10の後部から後方へ引き出された電線Wを電線カバー130によって誘導しようとする方向へ曲げて癖付けしながら、図6及び図7に示すように、本体カバー31の取付部31Aを、コネクタハウジング10の後部のカバー装着部13に、図1中矢印A3の方向に移動して仮装着する。
次にその状態で、図6の矢印Y1で示すように蓋体カバー33を回動させて、図7に示すように蓋体カバー33を本体カバー31に合体させ、ロック突起41とロックアーム43をロックさせる。そして、図11及び図12に示すように、最後に本体カバー31に一体に設けた電線誘導部34にテープを巻き付けることにより、電線Wを屈曲させた状態のままテープで固定し、こうすることにより電線カバー付きコネクタの組み立てが完了する。
ところで、クリップ70は、コネクタハウジング10の下面に設けたクリップ取付部15で係止されることになる。即ち、クリップ70の係止アーム75は、クリップ取付部15のスライド溝15b内において最後まで押し込むことで初めて、係止アーム75の係止孔75aに係止突起19が嵌まる適正係合状態になる。
ところが、図8に示すように、何らかの事情で最後まで係止アーム75を押し込まずに、係止アーム75が係止突起19に乗り上げた状態で押し込み操作を止めてしまうことがあり得る。そうした場合、この実施形態の電線カバー付きコネクタでは、次に電線カバー30の本体カバー31をコネクタハウジング10の装着しようとした時点で気付くことができる。
即ち、クリップ70が最後まで押し込まれていない場合は、図9及び図10に示すように、クリップ70の後端に本体カバー31に設けた未係合検出部50が当たることになり、それにより、本体カバー31を装着側に移動できなくなり、装着することができなくなる。従って、そのことをもって容易にクリップ70が未係合状態であることを知ることができる。従って、改めてクリップ70を押し込んで適正な係合状態にし直すことができ、不適正な組立状態のまま製品が流れるのを防止することができる。
また、クリップ70がコネクタハウジング10に適正に係合されており、電線カバー30が適正にコネクタハウジング10に装着されている場合、図11に示すように、電線カバー30に設けた未係合検出部50がクリップ70の後方を遮蔽するので、それにより、クリップ70の適正係合と共にクリップ70の抜けを二重に阻止することができる。また、この実施形態では、コネクタハウジング10に対して先に仮装着する本体カバー31に未係合検出部50を設けているので、電線カバー30の仮装着の段階で早めにクリップ70の未係合を検出することができ、対処を早めにすることができる。
また、このような組立作業の際、電線カバー30の本体カバー31の取付部31Aをカバー装着部13の最大径部を越える位置まで延長し、その延長端にカバー装着部13に対する仮係止部48、49を設けているので、本体カバー31をコネクタハウジング10に仮装着した状態での本体カバー31の脱落を阻止することができる。
また、本体カバー31に、コネクタハウジング10に衝突することで本体カバー31の回転を規制する回転規制部45a、45bを設けているので、蓋体カバー33を本体カバー31に合体させる際に本体カバー31に回転力が作用した場合にも、本体カバー31を回転しないように保持しておくことができる。従って、片方の手で本体カバー31を回転しないように押さえながら、もう片方の手で蓋体カバー33を本体カバー31に合体させるというような両手作業をする必要がなく、片手作業で容易に蓋体カバー33を本体カバー31に合体させることができて、電線カバー30をコネクタハウジング10に本装着することができる。
特に、本実施形態では、ヒンジ32を支点にして蓋体カバー33を先に仮装着してある本体カバー31に向けて回動させ、本体カバー31と蓋体カバー33を互いにロックさせることによって、本体カバー31と蓋体カバー33とを合体させることができ、それにより電線カバー30をコネクタハウジング10に容易に本装着することができ、組立作業性の向上を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、ヒンジ32により本体カバー31と蓋体カバー33を連結しているが、ヒンジ32を省略して本体カバー31と蓋体カバー33を別体に構成してもよい。
また、上記実施形態では、本体カバー31に、適正位置にないクリップ70と干渉する未係合検出部50を設けているが、蓋体カバー33側に未係合検出部50を設けてもよい。
10 コネクタハウジング
11 電線引出部
13 カバー装着部
20 端子
30 電線カバー
31 本体カバー
32 ヒンジ
33 蓋体カバー
41 ロック突起(ロック部)
43 ロックアーム(ロック部)
50 未係合検知部
70 クリップ
W 電線

Claims (4)

  1. 後方に電線が延びた複数の端子を収容するコネクタハウジングと、
    該コネクタハウジングの後部に装着され、前記コネクタハウジングの後部から引き出された前記電線を保護しつつ所定の方向へ案内して導き出す電線カバーと、
    前記電線カバーの装着に先立って前記コネクタハウジングの下面に着脱自在に装着され、パネルの取付孔に係合することで前記コネクタハウジングを前記パネルに固定するクリップと、
    を備えた電線カバー付きコネクタであって、
    前記電線カバーに、先に前記コネクタハウジングに装着した前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで未到達の状態にあるとき、未到達の位置にある前記クリップと干渉することで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を不可能とし、前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで到達した状態にあるとき、前記クリップと非干渉となることで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を可能とする未係合検出部が設けられていることを特徴とする電線カバー付きコネクタ。
  2. 前記クリップが、前記コネクタハウジングに対して後方から前方にスライドすることで前記コネクタハウジングに対して係合可能とされ、
    前記電線カバーが、前記クリップのスライド方向と交差する左右方向に移動することで前記コネクタハウジングに対して装着可能とされ、
    前記未係合検出部は、
    前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで未到達の状態にあるとき、適正係合時の位置よりも後方へ突き出した前記クリップの後部に干渉することで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を不可能とし、
    前記クリップが前記コネクタハウジングと適正係合する位置まで到達した状態にあるとき、前記クリップと非干渉となることで前記電線カバーの前記コネクタハウジングへの装着を可能とし、
    且つ、前記電線カバーを前記コネクタハウジングに装着したとき、前記未係合検出部が、前記クリップの後方を遮蔽することで前記クリップの後方への移動を規制することを特徴とする請求項1に記載の電線カバー付きコネクタ。
  3. 前記電線カバーが、先に前記コネクタハウジングに仮装着される本体カバーと、後から前記本体カバーと合体されることで前記電線カバーを前記コネクタハウジングに前後方向移動不能に本装着する蓋体カバーと、に二分割され、
    前記本体カバーに前記未係合検知部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線カバー付きコネクタ。
  4. 前記本体カバーの一端と前記蓋体カバーの一端とがヒンジを介して回動自在に連結され、前記本体カバーの他端と前記蓋体カバーの他端とに、前記本体カバーと前記蓋体カバーの合体時に互いにロックするロック部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電線カバー付きコネクタ。
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