JP2013138651A - シャリ玉成型装置 - Google Patents

シャリ玉成型装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013138651A
JP2013138651A JP2011290411A JP2011290411A JP2013138651A JP 2013138651 A JP2013138651 A JP 2013138651A JP 2011290411 A JP2011290411 A JP 2011290411A JP 2011290411 A JP2011290411 A JP 2011290411A JP 2013138651 A JP2013138651 A JP 2013138651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
disk
ball
hole
sharp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011290411A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Aoki
稔 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Original Assignee
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seiki Co Ltd, Fuji Seiki KK filed Critical Fuji Seiki Co Ltd
Priority to JP2011290411A priority Critical patent/JP2013138651A/ja
Publication of JP2013138651A publication Critical patent/JP2013138651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

【課題】 回転受取円盤、直線搬送コンベア等の各種のシャリ玉受取手段を設置可能としたシャリ玉成型装置を提供すること。
【解決手段】 間歇回転成型円盤16の成型孔16a上にシャリ供給部を設け、回転方向下流側に昇降シャリ押圧具26と昇降シャリ落し具27とを設置し、上記円盤を回転しながら上記シャリ供給部から上記成型孔16a内にシャリを供給し、上記昇降シャリ押圧具26によって上記成型孔内でシャリ玉を成型し、上記昇降シャリ落し具27によって成型孔内のシャリ玉をシャリ玉落下供給口65から下方に落下させる構成とし、上記間歇回転成型円盤16の外周面に駆動用歯部16cを設け、上記駆動用歯部に噛合して上記間歇回転成形円盤を間歇駆動する駆動用歯車24及びその駆動モータM5を上記間歇回転成型円盤16の側方位置に設け、上記間歇回転成型円盤16下面側にシャリ玉を受け取るためのシャリ玉受取手段の設置空間Sを設けた。
【選択図】 図12

Description

本発明は、握り寿司等のシャリ玉を連続的に成形するためのシャリ玉成型装置に関するものである。
従来、シャリ玉を連続的に成形するためのシャリ玉成型装置が実用化されている。この種の装置は、多数のシャリ玉成型孔を放射状に設けた間歇回転成型円盤を水平に設置し、その成型孔の上方に対向ローラ及びシャッター等からなるシャリ供給部を配置し、当該供給部から上記間歇回転成型円盤の上記成型孔内にシャリを送り出し、その後、上記間歇回転成型円盤を間歇回転させて上記シャリの供給された上記成型孔を押圧具の下方位置に移行し、上記成型孔内に上方から上記押圧具を挿入し、当該押圧具と、上記成型孔の下側から該成型孔内に挿入された下型との間において、上記シャリを押圧してシャリ玉を成型し、上記間歇回転成型円盤のさらなる回転に伴って上記下型が円形カムの作用によって上昇して行き、シャリ玉の取り卸位置において上記シャリ玉を上記間歇回転成型円盤上に臨出させる構成であった(特許文献1,2)。
特開2000−125788号(図5、図6参照) 特開2010−46040号(図3、図4、図5参照)
ところで、上記従来の装置では、完成したシャリ玉は成型孔内から間歇回転成型円盤の回転に従って、該円盤上面位置に上昇してくる構造であるため、成型された上記シャリ玉を搬送直線コンベア上或いは集合トレー等の上に直接供給することはできない構造であった。
従って、上記完成したシャリ玉は手作業又はロボットアーム等で上記間歇回転成型円盤上から近接配置した直線搬送コンベア、或いは集合トレー等に載せ代える作業を行う必要があった。よって、上記間歇回転成型円盤で成型したシャリ玉を直接的に直線搬送コンベアや集合トレー等に供給することができる装置が望まれている。
また、シャリ玉成型装置の設置スペースが狭いため、長い直線搬送コンベアを近接して設置できない場合もあるため、このような狭い設置場所においては、シャリ玉を直線搬送コンベアに直接供給するのではなく、複数のシャリ玉をコンパクトなスペースに集合配列することも望まれる。
また、シャリ玉を下方のコンベア等に落下供給する構成とした場合であっても、下型を使用していた従来同様に手作り感の高い舟形のシャリ玉を成型することが望まれる。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、成型したシャリ玉を間歇回転成型円盤の下側に落下供給し得るように構成すると共に、上記成型円盤の下側にシャリ玉受取手段(例えば回転受取円盤、直線搬送コンベア、集合トレー等)を設置するための設置空間を設け、シャリ玉成型装置の設置場所の広狭等の状況に応じて、上記設置空間に回転受取円盤、直線搬送コンベア等の各種のシャリ玉受取手段を選択的に設置可能としたシャリ玉成型装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、シャリ玉を下側に落下供給するという上記機能を実現しつつ、手作り感のあるシャリ玉を形成し得るシャリ玉成型装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、複数の成型孔が放射状に貫設された間歇回転成型円盤を直立中心回転軸により水平機枠上に軸支し、何れかの上記成型孔上にシャリ供給部を設け、回転方向下流側の上記成型孔に対応して昇降シャリ押圧具と昇降シャリ落し具とを各成型孔上に設置し、上記円盤下面側においてシャリ受固定盤を上記水平機枠に固定して上記成型孔の下開口を上記固定盤で閉鎖し、上記昇降シャリ落し具下方の上記成型孔に対応する上記固定盤に貫通孔を設け、上記円盤を間歇回転しながら上記シャリ供給部から上記成型孔内にシャリを供給し、上記昇降シャリ押圧具によって上記成型孔内にてシャリ玉を成型し、上記昇降シャリ落し具によって上記成型孔内のシャリ玉を上記貫通孔を介して上記固定盤の下方に落下させる構成とし、上記間歇回転成型円盤の外周部に駆動用歯部を設け、上記駆動用歯部に係合して上記間歇回転成型円盤を間歇駆動する係合回転部材及びその回転駆動手段を上記間歇回転成型円盤の側方位置に設け、上記水平機枠の下面側であって上記シャリ受固定盤の上記貫通孔の下側に、上記シャリ玉を受け取るためのシャリ玉受取手段の設置空間を設けたものであることを特徴とするシャリ玉成型装置により構成される。
上記シャリ供給部は例えば大径ローラ(9,9)、小径ローラ(14,14)、帯状シャリ成型部(7’)、回転シャッター(15,15)等により構成することができる。上記間歇回転成型円盤の外周部とは例えばその外周面をいう。上記係合回転部材は例えば上記駆動用歯部に噛合して上記間歇回転成形円盤を間歇駆動する駆動用歯車(24)或いは上記駆動用歯部を所謂ゼネバ機構におけるスロット(歯部)を有する従動車とした場合は、上記スロットに係合する係合ピンを有する原動車により構成することができる。上記回転駆動手段は例えば上記駆動用歯車(24)又は上記原動車を回転駆動する駆動モータ(M5)により構成することができる。上記シャリ玉受取手段の設置空間とは、例えば設置空間(S)とすることができる。このように間歇回転成型円盤の駆動を同円盤の側方位置に設けた駆動用歯車及び駆動手段により行うように構成したので、間歇回転成型円盤の下方にはその回転駆動手段が存在せず、貫通孔の下方空間にシャリ玉受取手段の設置空間(S)を設けることができるので、上記設置空間(S)にシャリ玉受取手段として例えば直線搬送コンベアを設置した場合は、上記貫通孔からシャリ玉を上記直線搬送コンベア上に直接落下供給することができる。また、直線搬送コンベア等の設置スペースがない場合は、上記設置空間(S)にシャリ玉受取手段として例えば回転受取円盤を設置して、当該回転受取円盤上に複数のシャリ玉を落下供給することもできる。このように、シャリ玉成型装置の設置場所の状況に応じて、各種のシャリ玉受取手段に対応可能なシャリ玉成型装置を実現したものである。
第2に、上記昇降シャリ押圧具及び昇降シャリ落し具の昇降駆動手段、及び上記係合回転部材及びその回転駆動手段を上記水平機枠上に設け、上記シャリ受固定盤の上記貫通孔の下側を含む上記水平機枠の下側空間をシャリ玉受取手段の設置空間としたものであることを特徴とする上記第1記載のシャリ玉成型装置により構成される。
上記昇降シャリ押圧具及び昇降シャリ落し具の昇降駆動手段は例えば昇降アーム板(34)、昇降スライダ(29)、ガイドレール(30)、上記昇降スライダ(29)を昇降駆動するためのクランク(32)、ロッド(35)、駆動モータ(M6)等により構成することができる。このように構成すると、水平機枠の下側空間をシャリ玉受取手段の設置空間として利用できるので、例えばシャリ玉受取手段として、水平機枠の下側空間にXY方向に移動可能な集合トレーを設け、例えば上記水平機枠の下側の略全域を使用して、上記集合トレーをXY方向に移動させることにより、当該集合トレー内に複数のシャリ玉を集合配列することが可能となる。
第3に、上記シャリ玉受取手段として回転受取円盤を上記貫通孔の下方の上記設置空間に回転自在に設置し、上記貫通孔から落下してくる上記シャリ玉を当該回転受取円盤の上面外周部にて受け取る構成とし、上記回転受取円盤と上記間歇回転成型円盤の上記回転駆動手段とを連結手段にて連結し、上記回転受取円盤を回転駆動することにより、上記シャリ玉を上記回転受取円盤の上記上面外周部にて順次受け取り可能としたものであることを特徴とする上記第1又は第2記載のシャリ玉成型装置により構成される。
上記連結手段は例えばプーリ(36,39)、無端ベルト(40)等により構成することができる。上記間歇回転成型円盤の上記回転駆動手段とは例えば駆動モータM5をいう。このように構成すると、回転受取円盤を回転駆動(例えば間歇回転駆動)することにより、狭い設置スペースであっても回転受取円盤上にシャリ玉を落下供給して、当該円盤の上面外周部に上記シャリ玉を集合配列することができる。
第4に、上記シャリ玉受取手段として搬送コンベアを上記貫通孔の下方の上記設置空間に設置し、上記貫通孔から落下供給されるシャリ玉を上記搬送コンベア上に落下供給し得るように構成したものであることを特徴とする上記第1又は2記載のシャリ玉成型装置により構成される。
上記搬送コンベアは例えば直線搬送コンベア(52)により構成することができる。このように構成すると、搬送コンベア上にシャリ玉を直接落下供給することができ、従来のようにシャリ玉を間歇回転成型円盤上から搬送コンベア上に載せ代える必要がない。
第5に、上記搬送コンベアは複数の皿を連続搬送するものであり、上記貫通孔から上記搬送コンベア上の上記皿上に上記シャリ玉を落下供給し得るように構成したものであることを特徴とする上記第4記載のシャリ玉成型装置により構成される。
このように構成すると、搬送コンベア上に搬送されてくる皿の上に直接シャリ玉を落下供給することができ、例えば搬送コンベアの搬送端部においてシャリ玉を皿上に載せ代える必要がない。
第6に、上記シャリ玉受取手段として集合トレーを上記貫通孔の下方の上記設置空間に設け、上記設置空間内において上記集合トレーを上記水平機枠に沿うX方向及びY方向に上記水平機枠の下面において移動可能とし、上記貫通孔から上記集合トレー内に上記シャリ玉を順次落下供給しながら、上記集合トレーをX方向及びY方向に移動することにより、上記集合トレー内に複数のシャリ玉をX方向及びY方向に沿って集合配列し得るように構成したものであることを特徴とする上記第1又は2記載のシャリ玉成型装置により構成される。
このように構成すると、例えば水平機枠の下面の設置空間の全体を利用して、集合トレー内に複数のシャリ玉をX方向及びY方向に集合配列することができる。
第7に、上記シャリ受固定盤は円盤状であり、その上面には、その中心部に上記中心部から外側方向に向けて下り傾斜面が形成され、上記下り傾斜面の外周側に水平面が形成され、上記水平面の外側に当該水平面から外側方向に向けて上り傾斜面が形成され、上記下り傾斜面が上記成型孔の下開口の内側端部に位置し、上記上り傾斜面が上記成型孔の下開口の外側端部に位置しているものであることを特徴とする上記第1〜6記載のシャリ玉成型装置により構成される。
シャリ受固定盤の上面とは例えばシャリ受面(25)をいう。このように構成すると、上記成型孔内において上記シャリ受固定盤と上記昇降シャリ押圧具との間において押圧成型されるシャリ玉は、上記上り傾斜面及び下り傾斜面によってその前後端に傾斜面が形成されるため、手作り感の高い舟形のシャリ玉を成型することができる。
第8に、上記各成型孔の下開口の長辺側対向下端に互いに対向方向に突出する突出縁を形成したものであることを特徴とする上記第7記載のシャリ玉成型装置により構成される。
このように構成すると、シャリ玉の長辺側下縁に適切な丸みを形成して形状の良いシャリ玉を成型し得る。
本発明は上述のように、シャリ受固定盤の貫通孔の下方空間に各種のシャリ玉受取手段を設置可能なシャリ玉受取手段の設置空間を設けたので、上記設置空間に例えばシャリ玉受取手段として直線搬送コンベアを設置することにより、シャリ玉を上記搬送コンベアに直接落下供給することができ、従来のように間歇回転成型円盤上からシャリ玉を別の場所に取り卸す必要がない。
また、設置スペースの関係でシャリ玉受取手段にコンベア等を設置できない場合は、シャリ玉受取手段として回転受取円盤を上記設置空間に設置してシャリ玉を回転受取円盤上に集合配列することもでき、このように、各種のシャリ玉受取手段に対応可能なシャリ玉成型装置を実現することができる。
また、シャリ玉成型装置の水平機枠の下方空間をシャリ玉受取手段の設置空間として利用することができるので、上記設置空間に集合トレーを設置し、当該集合トレーをXY方向に移動させることで当該集合トレーに複数のシャリ玉を集合配列することも容易に行うことができる。
また、貫通孔から下方にシャリ玉を落下供給する構成でありながら、シャリ受固定盤の上面の傾斜面によって、手作り感の高い舟形のシャリ玉を成型することができる。
また、従来のシャリ玉成型装置のように間歇回転成型円盤の成型孔毎に下型を必要とせず、部品点数を減少することができる。
本発明に係るシャリ玉成型装置の斜視図である。 同上装置の側面縦断面図である。 同上装置の正面縦断面図である。 同上装置の間歇回転成型円盤を含む同円盤より下方位置の横断面図である。 同上装置の駆動歯臨出横杆の斜視図である。 同上装置の間歇回転成型円盤とシャリ受固定盤の分解斜視図である。 同上装置の成型孔と昇降シャリ押圧具との関係を示す間歇回転成型円盤近傍の断面図であり、(a)は同上押圧具の降下前の状態、(b)は同上押圧具が降下して成型孔内のシャリの押圧状態を示す断面図である。 同上装置の成型孔と昇降シャリ落下具との関係を示す間歇回転成型円盤近傍の断面図であり、(a)は同上落下具の降下前の状態、(b)は同上落下具が降下して成型孔内のシャリ玉を落下供給する状態を示す断面図である。 同上装置の間歇回転成型円盤の駆動構成を示す同上円盤近傍の斜視図である。 同上装置の昇降シャリ押圧具及び昇降シャリ落し具の駆動構成を示す同上押圧具近傍の斜視図である。 (a)は大径ローラの駆動構成、(b)は小径ローラの駆動構成、(c)は回転シャッターの駆動構成を示す図である。 同上装置のシャリ玉受取手段を取り付けていない状態を示す同上装置の側面断面図である。 同上装置にシャリ玉受取手段として直線搬送コンベアを設置した状態の同上装置の側面断面図である。 (a)は直線搬送コンベアを設置した状態の同上装置の平面図、(b)は(a)の正面図である。 (a)は直線搬送コンベアに皿を供給した状態の同上装置の平面図、(b)は(a)の正面図である。 同上装置における皿供給装置の概略正面図である。 (a)は集合トレーを設置した状態の同上装置の平面図、(b)は(a)の正面図である。 同上装置の電気的構成を示すブロック図である。 同上装置の制御部の動作手順を示すフローチャートである。 (a)は同上装置の間歇回転成型円盤の他の実施形態の平面図、(b)は(a)のU―U線断面図である。 (a)は図20(a)のV−V線の概略断面図、(b)は適切に形成されたシャリ玉を短辺側からみた断面図(図7(b)のシャリ玉のW−W線断面図)、(c)は(a)における突出縁の形成されていない間歇回転成型円盤の成型孔を示す当該成型孔近傍の断面図、(d)は突起の形成されたシャリ玉を短辺側からみた断面図(図7(b)のシャリ玉のW−W線断面図)である。
以下、本発明に係るシャリ玉成型装置について詳細に説明する。
図1は、上記シャリ玉成型装置1の外観を示す斜視図であり、略方形の本体ケース1’の上部にはシャリ(米飯)を収納する収納ホッパー2が設けられており、上記ホッパー2の下部にはシャリ送り羽根3,3及びシャリ解しローラ4を具備したシャリ解し部5が設けられている(図2参照)。尚、図1の装置において回転受取円盤33が設置された側を「前方」、その反対方向を「後方」とし、「前方」から「後方」を向いた場合における左右を「左右方向」として以下説明する。
このシャリ解し部5では上記シャリ送り羽根3,3が矢印A方向に回転することで収納されたシャリを前方(シャリ送り羽根3,3の回転軸3’に直交する方向、矢印B方向)に送り出し、前方下部の落下口6の上方に設けられた上記シャリ解しローラ4が矢印C方向に回転することにより、上記前方に送られてきたシャリを解しながら、当該シャリ解し部5の前端下方に設けられた上記落下口6を介して下方のシャリ送り部7に落下供給するものである(図2、図3参照)。
上記送り羽根3,3は単一のモータM1の矢印A方向の回転駆動によって当該モータM1のプーリ10と上記各送り羽根3,3のプーリ3”,3”との間に張設されたタイミングベルト8を介して矢印A方向に同時に回転駆動され、上記解しローラ4は上記モータM1の上記回転駆動によって当該モータM1のプーリ11と上記解しローラ4のプーリ4’との間に張設されたタイミングベルト12を介して矢印C方向に回転駆動される。
上記シャリ解し部5の上記落下口6の下方には上記シャリ送り部7が設けられている(図3参照)。上記シャリ送り部7には、上記落下口6下方に連続して中央部に垂直方向のシャリ通路13が設けられており、上記シャリ通路13の下方には、前向き同一高さの水平回転軸9a,9aに各々軸支された左右一対の大径ローラ9,9、及び、上記大径ローラ9,9の下方位置において、同じく前向き同一高さの水平回転軸14a,14aに各々軸支された左右一対の小径ローラ14,14が左右一定間隔を以って設けられており、これらのローラ9,9間、及び上記ローラ14,14間に垂直方向の帯状シャリ成型部7’が設けられている。
さらに、上記小径ローラ14,14の下方には、前向き同一高さの水平回転軸15a,15aに各々軸支された左右一対の回転シャッター15,15が設けられている。このシャッター15,15は図3、図11(c)に示すように、前後方向に交互に交差する櫛状の爪15’,15’が設けられており、互いに対向方向(矢印D,D’方向)に回転することで、上記シャッター15,15間に存在する帯状シャリR”を上記爪15’,15’で切り離して下方に落下供給するものである。
上記シャリ通路13に落下供給されたシャリは、上記大径ローラ9,9及び上記小径ローラ14,14の互いに対向方向(矢印D,D’方向)の回転により、上記シャリ送り部7から上記各ローラ間の狭い上記帯状シャリ成型部7’に送られて帯状に成型され、開状態の上記回転シャッター15,15間に至り、上記シャッター15,15より下方に所定長さの帯状シャリR”が形成された時点で、上記回転シャッター15,15が互いに対向方向(矢印D,D’方向)に回転し、その結果、シャリ玉1個分のシャリR’が上記帯状シャリR”から切り離され、上記シャリR’がシャッター15,15下方に位置する間歇回転成形円盤16(後述)の成型孔16a(16a―1)内に落下供給されるように構成されている(図4参照)。
ここで、上記帯状シャリR”からシャリR’が分離される上記シャッター15,15間の部分をシャリ分離部15”という(図3、図4参照)。また、上記構成において、上記大径ローラ9,9、小径ローラ14,14、帯状シャリ成型部7’、上記シャッター15,15等で構成されるシャリの供給部をシャリ供給部という。
上記大径ローラ9,9、小径ローラ14,14は図11(a)(b)に示すように各々モータM2,M3によってギアG1,G2を介して互いに対向方向(矢印D,D’方向)にタイミングを合わせて間歇的に一定回転角度毎に回転し、上記シャッター15,15は上記各ローラ9,14の間歇回転(一定角度の回転)によって上記シャッター15,15より下方に所定長の帯状シャリR”が形成された時点で、図11(c)に示すように、モータM4を正逆回転させてギアG3を介して両シャッター15,15を矢印D,D’方向及び逆方向(矢印F,F’方向)に回転し、上記シャリ分離部15’において上記帯状シャリR”からシャリR’を分離して下方に落下供給するものである。
次に、上記間歇回転成型円盤16の関係構成について説明する。
上記本体ケース1’の下部の上記回転シャッター15,15間のシャリ分離部15”下方には水平機枠17が設けられている。この水平機枠17は、上記本体ケース1’の底板をも構成するものであり、上記本体ケース1’の下部開口全体を閉鎖するものである(図1、図2、図4参照)。また、この水平機枠17の両端部は、垂直下向に折り曲げられた側板部17b,17bが形成されており、図3の実施形態では上記本体ケース1’の側面1”と面一状態となっている。また、上記側板部17b,17bをさらに内側方向に水平に折り曲げて、当該折曲部17c,17cを構成し、これら折曲部17c,17cの左右の前後4箇所に設置用脚51を固定している。尚、通常は上記脚51をテーブル63上に載置して使用する。
本発明は、図12に示すように、上記間歇回転成型円盤16を駆動する駆動モータM5、駆動歯車24等の駆動系、及び昇降シャリ押圧具26等を駆動する駆動モータM6(図10)等の駆動系は全て上記水平機枠17の上面17d側の駆動室22内に設置されており、成型されたシャリ玉Rが落下供給されるシャリ玉落下供給口65としての貫通孔20dの下側を含む上記水平機枠17の下面17e側の空間全域には、何も存在しない空の空間(設置空間S)が広がっている。従って、当該空間S(シャリ玉受取手段の設置空間S、図12及び図1〜図4、図13〜図15、図17に二点鎖線で示す空間S)に、用途に応じて、回転受取円盤33(図1〜図4参照)、直線搬送コンベア52(図13〜図15)、集合トレー59(図17)等の各種のシャリ玉受取手段を設置可能とした点に特徴を有するものである。
上記水平機枠17における上記シャリ分離部15”の対応位置より前方の前端縁17a近傍の中央部の上面17dに、上記間歇回転成型円盤16の直立中央回転軸Kを構成する中央支軸18がビスNにて立設固定されている(図6、図20参照)。尚、図6にシャリ受固定盤20を上記水平機枠17に設置した場合の上記水平機枠17及び駆動歯臨出杆23の位置を二点鎖線にて示す。
上記中央支軸18には、円盤状のシャリ受固定盤20の中央孔20aが挿通され、かつ該シャリ受固定盤20上に突出する上記中央支軸18に円盤状の上記間歇回転成型円盤16の中央孔16bが挿通され、さらに同円盤16上方から回転キャップ60が上記支軸18に係合される。従って、上記中央支軸18は上記円盤16の中央回転軸(直立中央回転軸K)を構成している(図2、図3、図6、図20参照)。
21は上記シャリ送り部7とその後方の駆動室22とを分離する分離壁であり(図2、図4、図5)、当該分離壁21の最下部の上記水平機枠17上には左右方向に駆動歯臨出横杆23が固定されている(図5参照)。この駆動歯臨出横杆23は、その中央部に上記シャリ受固定盤20及び上記間歇回転成型円盤16の外周円弧に沿った後向円弧形状の円弧部23aが設けられ、その円弧部23aの左右には上記分離壁21に平行な垂直方向の平板部23b,23bが形成されている。
そして、この円弧部23aの中央より左寄りの円弧面には方形の開口部23cが設けられており、当該開口部23cから前方に向けて、駆動用歯車24の歯部24’が臨出している。この駆動用歯車24は、上記間歇回転成型円盤16の外周面に設けられた駆動用歯部16cに噛合して、当該円盤16を間歇回転駆動するものである(図6、図9参照)。
上記シャリ受固定盤20は、図6に示すように、上記中央支軸18に挿通されているが、上記中央孔20aを挟んで左右対称位置の外周部に、当該外周部から外周方向に突出する左右対称の回転防止突起20b,20cが上記外周部に一体的に形成されている。この突起20b,20cにはその後方に上記駆動歯臨出横杆23の上記平板部23b,23bに平行な垂直面20b’,20c’が形成されている。そしてこのシャリ受固定盤20は、その中央孔20aを以って上記中央支軸18に挿通して上記水平機枠17上に載置した状態においては、上記回転防止突起20b,20cの垂直面20b’,20c’が各々上記駆動歯臨出横杆23の左右の平板部23b,23bに当接し、これにより当該シャリ受固定盤20は、上記直立中央回転軸Kを中心とする回転が阻止され、上記中央支軸18を中心として左右何れの方向にも回転しないように上記水平機枠17上に固定される(図4参照)。
このシャリ受固定盤20はその円盤の中心K’が上記間歇回転成型円盤16の直立中央回転軸Kと共通であり、その直径も上記間歇回転成型円盤16と略同一(或いは若干小)となるように構成されている。このシャリ受固定盤20は、上記間歇回転成型円盤16の下側に位置してその上面においてシャリ受面25を構成するものであり、上記間歇回転成型円盤16の上記成型孔16aの下開口16a’(図7参照)を上記シャリ受面25で閉鎖するものである。このシャリ受面25は図6に示すように、中央支軸18の周りに設けられ外側方向に向けて下り斜面となる最小径の環状の下り傾斜面25aと、上記下り傾斜面25aの外周側に設けられた中央の環状の水平面25bと、当該水平面25bの外周に設けられた最大径の環状の上り傾斜面25cとから形成されている。
そして、上記シャリ受固定盤20の上記シャリ受面25上に上記間歇回転成型円盤16を載置した場合、図7に示すように、上記円盤16の各成型孔16aの下開口16a’の内側端部aに上記下り傾斜面25aが位置し、上記各成型孔16aの下開口16a’の中央下部bに上記水平面25bが位置し、上記各成型孔16aの下開口16a’の外側端部cに上記上り傾斜面25cが位置するように構成されている(図7参照)。これにより、上記成型孔16a内にシャリR’が投入された後、後述の昇降シャリ押圧部26が上記成型孔16a内に挿入して、上記押圧部26と上記シャリ受面25との間においてシャリR’を押圧成型してシャリ玉Rを成型する際(図7(b)参照)、シャリ玉Rの両端下部が上記下り傾斜面25aと上記上り傾斜面25cに沿って傾斜状に成型されるため、シャリ玉Rの両端の下部に湾曲面r、rが形成された手作り感の高いシャリ玉R(舟形のシャリ玉R)を成型することができる(図7(b)参照)。
上記シャリ受固定盤20の板面において、上記中央支軸18より前方側の位置には、シャリ玉落し用の貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)が形成されている。この貫通孔20dは、後述の昇降シャリ玉落し具27の下方に対応して位置しており(図8参照)、上記間歇回転成型円盤16の押圧成型後のシャリ玉Rの入った成型孔16aが到来し、上記シャリ玉落し具27が上記成型孔16a内に下降してきたとき、上記成型孔16a内のシャリ玉Rを下方に通過させ、上記貫通孔20d下方のシャリ玉受取手段の設置空間S内に落下させるものである。
ここで上記シャリ受固定盤20と上記水平機枠17との位置関係を説明すると、上記水平機枠17の上記前端縁17aは、上記中央支軸18(直立中央回転軸K)より若干前方位置であって、上記シャリ受固定盤20の上記貫通孔20dの後方側端部よりも後方側に位置しており、上記前端縁17aは、上記シャリ受固定盤20の中心K’を含む左右方向中心線P(図4参照)よりも若干前方寄りに上記左右方向中心線Pと平行に位置している。よって、上記水平機枠17の上記前端縁17aより前方側における上記シャリ受固定盤20の前半部20’(図4、図6参照)、即ち、上記貫通孔20dの存在する範囲において、上記固定盤20の下面側には当該固定盤20を支持する部材は何ら存在せず、上記貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)の下側には、上記シャリ玉受取手段の設置空間Sが広がっている状態となっている(図12参照)。従って、上記シャリ玉Rは上記昇降シャリ落し具27によって上記貫通孔20dを介して下方の上記シャリ玉受取手段の設置空間Sに落下し得るように構成されている。
上記間歇回転成型円盤16は、図6に示すように、上記シャリ受固定円盤20の上面側において、その中央孔16bを上記中央支軸18に挿通すると共に、上記中央孔16bに回転キャップ60を挿入し、当該キャップ60を上記中央支軸18に係合することにより、図9に示すように、上記シャリ受固定盤20上において、上記直立中央回転軸Kを中心に矢印G方向に回転自在に水平に取り付けられるものである。
上記回転キャップ60は図6に示すように、つまみ部60aの内部には筒状凹部60bが形成され、該筒状凹部60b内を直径方向に横切るように係合ピン60cが形成されている。一方、上記中央支軸18は、上記支軸18上端を直径方向に切り欠いた溝であって上記係合ピン60cが係合可能な中央溝18aが設けられており、さらに上記中央溝18aの下端部から上記中央支軸18の周方向(回転方向)に連続的に切り込まれた水平方向の横溝18b,18bが左右に形成されている。そしてこの中央支軸18は上記水平機枠17上に固定する際、筒状の支軸18の内部にその下端開口より当接ピン18cとバネ18dを挿入した状態で、上記水平機枠17の上面17d上にビスnで固定される(図20参照)。よって、上記当接ピン18cは上記バネ18dによって常時上向きに付勢された状態となっている。
かかる状態で、上記中央支軸18に上記シャリ受固定円盤20をその中央孔20aを以って挿入した状態で上記水平機枠17の上面17d上に載置し、さらに上記円盤20上に間歇回転成型円盤16を載置し、上記円盤16の上から上記回転キャップ60を上記中央孔16bに挿入し、上記係合ピン60cを上記中央支軸18の上記中央溝18aに係合し、さらに上記回転キャップ60を90度回転することにより、上記係合ピン60cを上記横溝18bに係合することによって、当該回転キャップ60を上記中央支軸18に係合することができ、これにより、上記間歇回転成型円盤16を上記中央支軸18を中心に回転自在に支持することができる。このとき、上記当接ピン18cはバネ18dの附勢力によって上記キャップ60の上記係合ピン60cを上記横溝18b内において上向きに付勢しているので(図20参照)、上記係合ピン60cは上記横溝18bに確実に係合し、上記円盤16を確実に上記中央支軸18に抜け止め状態で支持することができる。
このように構成すると、回転キャップ60を90度回転することにより、簡単に上記間歇回転成型円盤16を上記シャリ受固定円盤20上に固定することができ、清掃時等において上記円盤16を取り外す際も、上記回転キャップ60を逆方向に90度回転するだけで行うことができ、上記円盤16の装着取り外し作業を極めて簡単に行うことができる。
この間歇回転成型円盤16はその中心から放射状に8個の長楕円形状の成型孔16aが貫通形成されている。この8個の成型孔16aの内、1つの成型孔16a(成型孔16a−1)は上記シャリ供給部における上記シャリ分離部15”の直下に位置しており、上記シャリ供給部から当該成型孔16a―1内にシャリR’が落下供給されるように構成されている(図4参照)。この間歇回転成型円盤16は隣接する成型孔16a,16a間の上記回転中心軸Kを中心とする開き角度θ(=45度)を間歇回転の1ピッチとし、上記1ピッチずつ矢印G方向に間歇的に回転する。
上記間歇回転成型円盤16の外周面には凹凸状の駆動用歯部16cが全周に亘り形成されており、当該成型円盤16の上記設置状態において、上記駆動用歯部16cは上記駆動歯臨出横杆23の上記開口部23cから臨出する上記駆動用歯車24の歯部24’に噛合し、従って、上記間歇回転成型円盤16は上記駆動用歯車24によって回転駆動されるように構成されている(図4、図6参照)。
上記駆動用歯車24は、図2、図4に示すように、上記水平機枠17上に立設された中心回転軸66上に回転自在に水平に軸支されており、その直立中心回転軸66を駆動モータM5によって回転駆動し得るように構成されている。従って、上記駆動モータM5によって上記駆動用歯車24を矢印N方向に1ピッチずつ間歇駆動すると、上記間歇回転成型円盤16は上記駆動用歯車24を介して上記矢印G方向に上記1ピッチずつ間歇的に駆動される。図9において、28は上記駆動モータM5を支持するアングルであり、その両端部を上記水平機枠17の上面17d上に固設することで、上記駆動モータM5を立設状態に支持している。
このように、上記間歇回転成型円盤16はその外周面の全周に駆動用歯部16cが形成され、当該駆動用歯部16cに噛合する駆動用歯車24を、上記水平機枠17の上面17d上であって上記間接回転成型円盤16の側方位置に設け、かつ当該駆動用歯車24の駆動モータM5をも、上記水平機枠17の上面17d上であって上記間歇回転成型円盤16の側方位置に設けたので、上記水平機枠17の下面17e下方の上記シャリ受固定盤20の貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)下方の設置空間Sには、上記間歇回転成型円盤16等の駆動機構を何ら設ける必要がなく、よって上記設置空間Sを上記水平機枠17の下側において極めて広く取ることができ、上記設置空間Sに用途の応じた各種のシャリ玉受取手段を設置することが可能となった(図12参照)。
尚、上記間歇回転成型円盤16の駆動機構は、上記の他、所謂ゼネバ機構を用いることができる。この場合、上記間歇回転成型円盤16の外周部にスロットが位置するように同円盤16に従動車(駆動用歯部)を同心的に設け、上記駆動用歯車24の位置に、上記スロットに係合する係合ピンを有する原動車(係合回転部材)を設け、当該原動車を上記駆動モータM5により回転駆動することにより、上記間歇回転成型円盤16を間歇的に駆動することもできる。
図2、図3において、26は昇降シャリ押圧具であり、間歇回転成型円盤16の上記シャリ分離部15”直下の成型孔16a−1より下流側の成型孔16a(実施形態では上記シャリ分離部15”より2つ下流側の成型孔16a−2(図4参照))の上部に設けられており、上記押圧具26の下面は上記シャリ受固定盤20の上記シャリ受面25と共にシャリRを押圧成型するための上向き湾曲面26”が形成されている(図7参照)。この昇降シャリ押圧具26は上記シャリRの供給された成型孔16aが直下に到来したタイミングで下降して上記成形孔16a内に挿入され(図7参照)、上記成型孔16a内でシャリR’を押圧してシャリ玉Rを押圧成型し、その後元の位置へ上昇するように構成されている。そして、この昇降シャリ押圧具26は上記成型孔16aが直下に到来するタイミングで上記昇降動作を繰り返すものである。尚、上記シャリ玉Rを成型する際、上記湾曲面26”によってシャリ玉Rの上面は上方に大きく湾曲した湾曲面r’となり、上記シャリ受面25の上記下り傾斜面25a、上記上り傾斜面25cによる前後端の湾曲面r,rと相俟って、手作り感のある舟形の良好なシャリ玉Rを成型することができる(図7(b)参照)。
27は昇降シャリ落し具であり、間歇回転成型円盤16の上記シャリ押圧具26が位置する成型孔16aより下流側の成型孔16a(実施形態では上記昇降シャリ押圧具26に対応する成型孔16aより2つ下流側の成型孔16a−3)の上部に設けられている(図4参照)。この昇降シャリ落し部27が対応する成型孔16aの下方には、上記シャリ受固定盤20の上記貫通孔20dが位置しており(図2参照)、図8に示すように、この昇降シャリ落し具27は成型されたシャリ玉Rの入った成型孔16aが直下に到来したタイミングで下降して上記成型孔16a内に挿入され(図8参照)、上記成型孔16a内のシャリ玉Rを下方に押し出して、上記貫通孔20dを介して上記シャリ玉受取手段の設置空間Sにシャリ玉Rを落下供給する機能を有する。このシャリ落し具27は下降してシャリ玉Rを落下供給した後は元の位置まで上昇するように構成されている。そして、この昇降シャリ落し具27は上記成型孔16aが直下に到来するタイミングで上記昇降動作を繰り返すものである。尚、上記昇降シャリ落し具27の下面にはシャリR’の上面に非接触の凹状の空間部27aが設けられている。これは、上記昇降シャリ押圧具26と上記昇降シャリ落し具27との間のタイミングにおいて、上記シャリR’の上面にワサビを塗布した場合、上記昇降シャリ落し具27でのシャリ玉Rの落し時に上記落し具27の下面が上記ワサビに接触しないようにするためのものである。
図10に示すものは、上記昇降シャリ押圧具26と上記昇降シャリ落し具27の駆動機構の一例であり、昇降アーム板34の先端部に上記昇降シャリ落し具27を連結棒27’を介して下向きに固定し、上記昇降アーム板34の中間部に上記昇降シャリ押圧具26を連結棒26’を介して下向きに固定し、当該昇降アーム板34の端部を昇降スライダ29に接続固定する。
上記昇降スライダ29は、上記水平機枠17上面17dに立設固定された3本の垂直ガイドレール30に昇降自在に挿通されており、上記ガイドレール30の上端部にはモータ取付アングル31が固定されており、当該取付アングル31に駆動モータM6がその駆動軸が上記ガイドレール30に直交する水平駆動軸49となるように固定されている。
さらに、上記駆動モータM6の水平駆動軸49にクランク32を固着すると共に、該クランク32の一端とロッド35の一端をヒンジピン48にて軸支し、上記ロッド35の他端を上記昇降スライダ29にピン47にて軸支する。そして、上記駆動モータM6を矢印H,I方向に正逆回転させることにより上記昇降スライダ29従って上記昇降シャリ押圧具26及び上記昇降シャリ落し具27を上記ガイドレール30に沿って上下方向に同一タイミングで昇降駆動し得るように構成されている。
上記駆動モータM6を含む上記昇降シャリ押圧具26と上記昇降シャリ落し具27の上記駆動機構は、勿論、上記水平機枠17の上面17d上の上記駆動室22内に全て設けられる。
次に、上記シャリ玉受取手段の設置空間Sに設置されるシャリ玉受取手段について説明する。
図1〜図4に示すものは、シャリ玉受取手段として、回転受取円盤33を上記設置空間Sに設置したものである。上記回転受取円盤33を構成するには、まず上記間歇回転成型円盤16を駆動する上記駆動用歯車24の中心軸66を上記水平機枠17の下側に延長して突出させ(図2参照)、上記機枠17の下側において上記駆動軸66の先端にプーリ36を水平に接続する。そして、上記水平機枠17の下面17e側において、上記プーリ36の位置から上記シャリ受固定盤20の下方位置であって、上記間歇回転成型円盤16の前方側外周面のさらに外側(前方寄りの位置)の位置まで方形筒状の回転円盤支持杆37を上記水平機枠17に平行に設け、当該回転円盤支持杆37の途中を上記水平機枠17の下面17eに取付アングル38で固定する。
そして、上記回転円盤支持杆37の先端部に直立回転軸67を設けると共に当該直立回転軸67の下端であって上記プーリ36と同一水準高さにプーリ39を設け(図2、図4参照)、上記プーリ36と上記プーリ39との間に無端ベルト40を張設する。さらに上記プーリ39の上面の外周面に上記プーリ39の上面39aと略同一高さの水平載置部41を十字状に延出すると共に、上記プーリ39の水平上面39aに回転中心Jを挟んで半径方向2箇所に嵌合突起42,42を上向に突設する。
上記回転受取円盤33は上記プーリ39の上記回転中心Jを中心とする円盤であり、上記間歇回転円板16と略同じ直径を有している。この回転受取円盤33の上面33aは平坦面を構成し、その下面の回転中心Jの両端に上記突起42,42が嵌合し得る係合孔43,43が形成されている。従って、上記回転円板33を上記水平載置部41上に載置してその裏面の係合孔43,43内に上記嵌合突起42,42を嵌合して回転中心Jを中心として上記プーリ39上に水平に載置固定することができる。
このとき、図2に示すように、上記回転受取円盤33は、その上面33aの回転中心Jよりも後方側の上面外周部33a’が、上記シャリ固定円盤20の上記貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)の下側に位置するように構成され、上記貫通孔20dから落下してくるシャリ玉Rを上記上面外周部33a’にて順次周方向に受け取ることができるように構成されている(図1参照)。
上述のように上記駆動用歯車24の駆動軸66と上記プーリ36の回転軸66は同一であるため、上記回転受取円盤33は上記間歇回転成型円盤16の間歇回転駆動に連動して間歇回転するものであり、上記駆動モータM5によって上記間歇回転成型円盤16が矢印G方向に間歇回転した場合、上記駆動ベルト40が矢印L方向に間歇移動し、その結果、上記プーリ39を介して上記回転受取円盤33は矢印N方向に、上記間歇回転成型円盤16にタイミングを合わせて間歇的に回転するように構成されている。
よって、上記間歇回転成型円盤16の矢印G方向の回転に従って順次シャリ玉Rが上記シャリ玉落下供給口65から落下供給された場合は、上記回転受取円盤33は同一タイミングで矢印N方向に間歇回転するため、図1に示すように、上記シャリ玉Rは上記回転受取円盤33の上面外周部33a’に、当該円盤33の円周に沿って順次並べられるように構成されている。
図13、図14に示すものは、シャリ玉受取手段として、直線搬送コンベア52を上記シャリ玉受取手段の設置空間S内に設置したものである。上記直線搬送コンベア52は上記シャリ受固定盤20の上記貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)の直下にそのコンベア52のベルト搬送面53aが位置するように水平に設置し、上記コンベア52の搬送ベルト53は上記水平機枠17の前端縁17aに平行となるように設置し(図14(a)(b)参照)、当該コンベア52を駆動モータM7にて矢印Q方向に駆動するように構成する。
このように構成すると、上記直線搬送コンベア52を一定速度で駆動した状態で、上記貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)から上記ベルト搬送面53a上にシャリ玉Rを直接落下供給することができる(図14参照)。
尚、図3において50bは上記シャリ送り部7の左側に設けられたシャリ検出光センサーであり、上記シャリ送り部7内のシャリの高さが減少し、発光部50aからの光を検知すると、上記シャリ送り羽根3及びシャリ解しローラ4を所定時間駆動して上記シャリ送り部7内に所定量のシャリを供給補充するものである。
図18は本発明に係るシャリ玉成型装置において、上記シャリ玉受取手段として回転受取円盤33を使用した場合の電気的構成を示すものであり、制御部44(CPU等)には操作部45が接続されると共に、上記各駆動モータM1〜M6、発光部50aとシャリ検出光センサー50bからなるセンサー部50が接続されている。上記制御部44は図19に示す動作手順に従って上記各モータを駆動制御してシャリ玉成型装置の動作を行うものである。
尚、図1において、2’はホッパーカバー、45は上記操作部、46は電源スイッチ、54は前面カバーである。
本発明は上述のように構成されるものであるから、次にその動作を説明する。
本発明のシャリ玉成型装置1の基本形は図12に示すものであり、シャリ玉落下供給口65を含む水平機枠17の下面側の設置空間Sにはシャリ玉受取手段は何ら設置されていない。これを基本として、以下、上記設置空間Sに回転受取円盤33、直線搬送コンベア59等を設置する場合を説明する。
まず、シャリ玉受取手段としてその設置空間Sに回転受取円盤33を設置した場合(図1〜図4)の動作を説明する。
駆動モータM1を回転させた状態で収納ホッパー2内にシャリを投入すると、シャリはシャリ解し部5においてシャリ送り羽根3,3によって前方に送られ、シャリ解しローラ4の回転によって解されながら落下口6からシャリ送り部7に落下供給され、シャリ通路13に充填されていく(図19S1)。また大径ローラ9,9及び小径ローラ14,14が一定時間回転することにより、上記シャリはローラ間の帯状シャリ成型部7’に進入して帯状に成型され、さらに開状態の回転シャッター15,15間から下方に帯状シャリR”が形成される(図19S2)。
その後、駆動モータM4を駆動して回転シャッター15,15を開閉駆動すると(図19S3)、シャリ玉1個分の上記帯状シャリR”がシャリ分離部15”にて切り離されて、上記シャッター15,15直下に位置する回転間歇成型円盤16の成型孔16a−1内において、シャリ受固定円盤20のシャリ受面25上に落下供給される(図4参照)。その後、駆動モータM5を一定時間駆動することにより、駆動用歯車24を介して間歇回転成型円盤16を矢印G方向に1ピッチ間歇駆動すると共に(図19S4)、駆動モータM6を正逆回転することにより、上記昇降シャリ押圧具26と昇降シャリ落し具27とを昇降駆動する(図19S5)。
上記間歇回転成型円盤16が1ピッチずつ回転し、上記シャリR’の入った成型孔16aが上記昇降シャリ押圧具26の直下に到来すると、上記昇降シャリ押圧具26が上記成型孔16a−2内に挿入され(図7(b)参照)、上記成型孔16a内でシャリ玉Rが押圧成型される。このとき、シャリR’の前後端はシャリ受面25の下り傾斜面25aと上り傾斜面25cによって前後端の角が丸い湾曲面r,rに成型され、かつ上面は上記押圧部26の上向き湾曲面26”によって上に凸の緩やかな湾曲面r’に成型され、全体として手で握ったような船形の手作り感良好なシャリ玉Rが成型される(図7(b)参照)。
その後、上記間歇回転成型円盤16がさらに矢印G方向に1ピッチ間歇的に回転し、上記成型後のシャリ玉Rの入った成型孔16a−3が上記昇降シャリ落し具27の直下に到来すると(図8(a)参照)、上記昇降シャリ落し具27が下降して上記成型孔16a内に挿入し(図8(b)参照)、これによって上記シャリ玉Rは上記成型孔16aから上記シャリ受固定盤20の貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)を介して下方の回転受取円盤33の上面外周部33a’に落下する(図2参照)。
その後、上記シャリ検出光センサー50bが光を検出していない場合は、ステップS2に戻って以後同様の動作を繰り返す(図19S6)。
従って、間歇回転成型円盤16は順次間歇回転を継続し、上記回転シャッター15,15の開閉によって上記間歇回転成型円盤16のシャリ分離部15”下方の成型孔16a内にシャリR”が順次供給され、上記間歇回転成型円盤16の矢印G方向の1ピッチ毎の間歇回転に合わせて、上記昇降シャリ押圧具26が昇降することで上記成型孔16a内でシャリ玉が順次押圧成型され、上記昇降シャリ落し具27が昇降することで成型されたシャリ玉Rが上記貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)を介して下方の回転受取円盤33の上記上面外周部33a’に順次落下供給されて行く。
上記回転受取円盤33は上記モータM5の間歇回転によって直立中心回転軸67及び上記無端ベルト40を介して直立中心回転軸67を中心として矢印N方向に間歇回転しているので、上記シャリ玉Rは間歇回転している回転受取円盤33の上記上面外周部33a’に順次落下供給されて行き、図1に示すように、上記上面外周部33a’上に円周方向に沿って7個のシャリ玉Rが載置されて行く。
上記回転受取円盤上33に7個のシャリ玉Rが載置された時点で(図1参照)、シャリ玉成型装置1の動作を一旦停止して、その後は、上記回転受取円盤33上のシャリ玉Rを作業者の手又はロボットアーム等で取卸せば良い。尚、上記シャリ検出センサー50bが発光部50aの光を検出したときは(図19S6)、終了操作がなされない場合は(図19S7)、ステップS1に戻ってシャリ送り羽根3及びシャリ解しローラ4を所定時間駆動してシャリ送り部7内にシャリを補給して、以降同様の動作を繰り返す。
このようにシャリ玉受取手段として上記回転受取円盤33をシャリ玉受取手段の設置空間Sに設けた場合は、回転受取円盤33上に落下供給されたシャリ玉Rを他の搬送コンベア或いは皿等に載せ代える手間が従来と同様に必要であるが、当該シャリ玉成型装置1の設置場所が狭い等の事情により、シャリ玉Rの直線搬送コンベア等の他の搬送機器を上記シャリ玉成型装置に近接して設置できない場合等において極めて便宜であり、狭い設置空間においても本発明のようなシャリ落下タイプのシャリ玉成型装置を有効に利用できる。
次に、シャリ玉受取手段としてその設置空間Sに直線搬送コンベア52を設置した場合(図13〜図15)を説明する。
上記間歇回転成型円盤16でシャリ玉Rが成型され、上記昇降シャリ押圧具26の昇降によって成型されたシャリ玉Rが上記成型孔16a−3から貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)を介して上記設置空間Sに落下供給されるまでの動作は上記回転受取円盤33の実施形態と同様であるのでその説明を便宜上省略する。
本実施形態の場合は、上記シャリ玉落下供給口65の直下に搬送ベルト53が位置し、落下供給されたシャリ玉Rを装置1の左又は右方向(図13、図14では左方向(矢印Q方向))に搬送し得るように直線搬送コンベア52を上記設置空間Sに設置する(図13〜図15参照)。
そして上記搬送ベルト53を駆動する駆動モータM7を駆動して上記直線搬送コンベア52の搬送ベルト53を矢印Q方向に連続的に一定速度で駆動する。上記成型後のシャリ玉Rは上記貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)から上記搬送ベルト53上に落下供給される(図14参照)。上記間歇回転成型円盤16の間歇回転によって上記シャリ玉Rは上記貫通孔20d(シャリ玉落下供給口65)から一定時間間隔で下方の上記設置空間Sに落下供給されるので、上記搬送コンベア52の搬送ベルト53上には図14(a)(b)に示すように、一定間隔でシャリ玉Rが落下供給される。当該搬送コンベア52によって矢印Q方向に搬送されたシャリ玉Rは、当該コンベア52の端部において取り卸され、皿等に載置される。
このように本発明に係るシャリ玉成型装置によると、上記シャリ玉Rのシャリ玉落下供給口65の下方に広いシャリ玉受取手段の設置空間Sが形成されているため、上記間歇回転成型円盤16のシャリ玉落下供給口65の下方に直線搬送コンベア53を直接設置することができ、上記シャリ玉Rを上記間歇回転成型円盤16から上記搬送コンベア52上に直接落下供給することができる。
図15(a)(b)に示すものは、上記シャリ玉受取手段の設置空間Sに直線搬送コンベア52を設置したものであるが、上記直線搬送コンベア52を上記装置の右側に延長し、当該延長したコンベア52の右端部に皿供給装置55を設置し、当該皿供給装置55から上記コンベア52の搬送ベルト53上に皿56を順次落下供給するように構成したものである。この場合、上記直線搬送コンベア52を一定速度で矢印Q方向に連続的に駆動して上記皿56上に1個ずつシャリ玉Rを供給することもできるし、図15(a)(b)に示すように、上記直線搬送コンベア52上の皿56が上記シャリ玉落下供給口65の下に位置する際に、上記搬送ベルト53の搬送速度を低下又は停止させ、上記皿56上に2個のシャリ玉Rが落下供給されるように構成し、上記皿56上に2個のシャリ玉Rが供給された直後に、次の皿56が上記シャリ落下供給口65に到達するまで上記搬送ベルト53の速度を速くする、という制御を繰り返し行うことにより、上記皿56上に2個ずつのシャリ玉Rを供給することができる。
上記皿供給装置55から上記搬送ベルト53上への上記皿56の落下供給は、図16に示すように、複数本の支柱57により構成される皿ストック部57aの下端部に、外周面に複数の溝58aを有する一対の溝付ローラ58,58を対向配置し、皿56の2箇所の外周端部を上記溝58a,58aを以って係止するように構成し、上記溝付ローラ58,58各々矢印U’,U”方向(対向方向)に所定角度(実施形態の場合は90度)回転することで、上記皿56を上記搬送ベルト53上に落下供給すると共に、次の上の皿56を溝付ローラ58,58の次の上記溝58a,58aにて係止する。かかる動作を繰り返し行うことにより、上記搬送ベルト53上に順次上記皿56を1枚ずつ落下供給していくことができる。
図17に示すものは、本発明に係るシャリ玉成型装置1のさらに他の実施形態であり、上記シャリ玉受取手段としてXY方向に水平移動可能な集合トレー59を上記シャリ玉受取手段の設置空間Sに設けたものである。
この実施形態の場合、上記水平機枠17を左右方向に延長し、左右の側板部17b,17bまでの左右方向の空間を広くすることにより、上記設置空間S内において集合トレー59のXY方向の移動空間を確保するように構成している。
即ち、上記水平機枠17の下側であって上記シャリ玉落下供給口65を含む上記設置空間S内において、上記シャリ玉成型装置1の前方位置に集合トレー59の設置機枠60を設け、当該設置機枠60上にX方向(左右方向)の一対のX方向レール61,61を設け、これらレール61,61上に直交する一対のY方向レール62,62を上記X方向レール61,61沿って左右方向に移動可能に設け、かつ上記Y方向レール62,62上に上記集合トレー59を当該Y方向レールに沿ってY方向(前後方向)に移動可能に設けることにより、上記集合トレー59を上記設置空間S内においてXY方向に移動可能に設ける。そして、上記集合トレー59を上記シャリ玉落下供給口65の下方に位置し得るように構成する。
例えば上記シャリ玉落下供給口65から順次シャリ玉Rを落下供給しながら、図17(a)に示す集合トレー59の初期位置(R1の位置)から当該トレー59をX方向(右方向)に移動しながらR2の位置まで集合トレー59内にシャリ玉Rを一列に供給し、次に集合トレー59をY方向(後方)にシャリ玉1列分移動して、R3の位置から今度は左方向(−X方向)に集合トレー59を移動しながら、R4の位置まで2列目のシャリ玉Rを集合トレー59内に供給し、以降、同様の動作を繰り返し、上記集合トレー59を上記水平機枠17の下面後方(Y方向)に移動しながら集合トレー59’(二点鎖線)で示す最終位置に至るまでシャリ玉Rを順次供給していくことで、図17(a)に示すように上記集合トレー59内に複数のシャリ玉Rを整列状態で集合配列することができる。このように、本発明に係るシャリ玉成型装置によると、間歇回転成型円盤16の下側(シャリ玉落下口65)の空間を含む、シャリ玉成型装置1(水平機枠17)の下側の全体を集合トレー59の移動空間として利用することができるため、狭いスペースにおいても、複数のシャリ玉Rを集合トレー59に集合配列することができる。
図20(a)(b)、図21(a)(b)に示すものは、間歇回転成型円盤16の他の実施形態であり、各成型孔16aの下開口16a’の長辺側の対向側面下縁に沿って、所定長に亘って互いに対向方向に突出する突出縁16d,16dを設けたものである。このように構成すると、図21(b)に示すように、上記成型孔16a内において押圧具26によりシャリ玉Rを押圧成型する際、上記突出縁16d,16dの存在によって当該部分(成型孔16aの長辺側対向側面下縁とシャリ受固定円盤20との間隙部分)から成型孔16a外部へのシャリの逃げを防止することができ、これにより図21(b)に示すようにシャリ玉Rの長辺側の左右下縁の角部に内側方向の適切な丸みr”,r”を形成して、形状の極めて良好なシャリ玉Rを形成することができる。
図21(c)に示す成型孔16aのように、上記突出縁16d,16dが存在しない場合、上記成型孔16aの長辺側対向側面下縁とシャリ受固定円盤20との間隙部分から成型孔16a外部へのシャリの逃げが生じると、シャリ玉Rの長辺側左右下縁に図21(d)に示すような不適切な突起70,70が形成される場合がある。よって上記突出縁16d,16dの存在によってシャリ玉の上記突起70,70の発生を効果的に防止し得て、図21(b)示す適切な丸みr”,r”を有する形状良好なシャリ玉Rを形成し得る。
本発明は上述のように、シャリ受固定盤20の貫通孔20dの下方空間に各種のシャリ玉受取手段を設置可能なシャリ玉受取手段の設置空間Sを設けたので、上記設置空間Sに例えばシャリ玉受取手段として直線搬送コンベア52を設置することにより、シャリ玉Rを上記搬送コンベア52に直接落下供給することができ、従来のように間歇回転成型円盤上からシャリ玉を別の場所に取り卸す必要がない。また、設置スペースの関係でシャリ玉受取手段にコンベア等を設置できない場合は、シャリ玉受取手段として回転受取円盤33を上記設置空間Sに設置してシャリ玉Rを回転受取円盤33上に集合配列することもでき、このように、各種のシャリ玉受取手段に対応可能なシャリ玉成型装置を実現することができる。
また、シャリ玉成型装置の水平機枠の下方空間をシャリ玉受取手段の設置空間Sとして利用することができるので、上記設置空間Sに集合トレー59を設置し、当該集合トレー59をシャリ玉落下供給口65の下方で、XY方向に移動させることで当該集合トレー59に複数のシャリ玉Rを集合配列することも容易に行うことができる。
このように本発明に係るシャリ玉成型装置によると、シャリ玉をシャリ玉落下供給口65から下方に落下供給することができ、上記落下供給口65の下方の設置空間に、回転受取円盤、直線搬送コンベア、集合トレー等のシャリ玉受取手段を設置することができるため、設置場所の状況に応じて、柔軟に対応が可能なシャリ玉成型装置を実現することができる。
また、従来のシャリ玉成型装置のように間歇回転成型円盤の成型孔毎に下型を必要とせず、単一のシャリ受固定盤を使用しているので、装置全体の部品点数を減少することができる。
また、貫通孔20dから下方にシャリ玉Rを落下供給する構成でありながら、シャリ受固定盤20のシャリ受面25の傾斜面25a,25c等によって、手作り感の高い舟形のシャリ玉Rを成型することができる。
本発明のシャリ玉成型装置は、シャリ玉受取手段の設置空間に、回転受取円盤、直線搬送コンベア、集合トレー等、各種のシャリ玉受取手段を取り付けることができるため、シャリ玉成型装置の設置場所のスペース等の状況に応じて、柔軟に対応が可能なシャリ玉成型装置を実現したものである。
1 シャリ玉成型装置
7’ 帯状シャリ成型部
9 大径ローラ
14 小径ローラ
15 回転シャッター
16 間歇回転成型円盤
16a 成型孔
16a’ 下開口
16c 駆動用歯部
16d 突出縁
17 水平機枠
17e 下面
18 中央支軸
20 シャリ受固定盤
20d 貫通孔
24 駆動用歯車
25 シャリ受面
25a 下り傾斜面
25b 水平面
25c 上り傾斜面
26 昇降シャリ押圧具
27 昇降シャリ落し具
29 昇降スライダ
30 ガイドレール
32 クランク
33 回転受取円盤
33a’ 上面外周部
34 昇降アーム
35 ロッド
36,39 プーリ
40 無端ベルト
52 直線搬送コンベア
56 皿
59 集合トレー
K 直立中央回転軸
R” 帯状シャリ(シャリ)
R シャリ玉
M5,M6 駆動モータ
S シャリ玉受取手段の設置空間

Claims (8)

  1. 複数の成型孔が放射状に貫設された間歇回転成型円盤を直立中心回転軸により水平機枠上に軸支し、何れかの上記成型孔上にシャリ供給部を設け、回転方向下流側の上記成型孔に対応して昇降シャリ押圧具と昇降シャリ落し具とを各成型孔上に設置し、上記円盤下面側においてシャリ受固定盤を上記水平機枠に固定して上記成型孔の下開口を上記固定盤で閉鎖し、上記昇降シャリ落し具下方の上記成型孔に対応する上記固定盤に貫通孔を設け、
    上記円盤を間歇回転しながら上記シャリ供給部から上記成型孔内にシャリを供給し、上記昇降シャリ押圧具によって上記成型孔内にてシャリ玉を成型し、上記昇降シャリ落し具によって上記成型孔内のシャリ玉を上記貫通孔を介して上記固定盤の下方に落下させる構成とし、
    上記間歇回転成型円盤の外周部に駆動用歯部を設け、上記駆動用歯部に係合して上記間歇回転成型円盤を間歇駆動する係合回転部材及びその回転駆動手段を上記間歇回転成型円盤の側方位置に設け、
    上記水平機枠の下面側であって上記シャリ受固定盤の上記貫通孔の下側に、上記シャリ玉を受け取るためのシャリ玉受取手段の設置空間を設けたものであることを特徴とするシャリ玉成型装置。
  2. 上記昇降シャリ押圧具及び昇降シャリ落し具の昇降駆動手段、及び上記係合回転部材及びその回転駆動手段を上記水平機枠上に設け、
    上記シャリ受固定盤の上記貫通孔の下側を含む上記水平機枠の下側空間をシャリ玉受取手段の設置空間としたものであることを特徴とする請求項1記載のシャリ玉成型装置。
  3. 上記シャリ玉受取手段として回転受取円盤を上記貫通孔の下方の上記設置空間に回転自在に設置し、上記貫通孔から落下してくる上記シャリ玉を当該回転受取円盤の上面外周部にて受け取る構成とし、
    上記回転受取円盤と上記間歇回転成型円盤の上記回転駆動手段とを連結手段にて連結し、上記回転受取円盤を回転駆動することにより、上記シャリ玉を上記回転受取円盤の上記上面外周部にて順次受け取り可能としたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のシャリ玉成型装置。
  4. 上記シャリ玉受取手段として搬送コンベアを上記貫通孔の下方の上記設置空間に設置し、上記貫通孔から落下供給されるシャリ玉を上記搬送コンベア上に落下供給し得るように構成したものであることを特徴とする請求項1又は2記載のシャリ玉成型装置。
  5. 上記搬送コンベアは複数の皿を連続搬送するものであり、上記貫通孔から上記搬送コンベア上の上記皿上に上記シャリ玉を落下供給し得るように構成したものであることを特徴とする請求項4記載のシャリ玉成型装置。
  6. 上記シャリ玉受取手段として集合トレーを上記貫通孔の下方の上記設置空間に設け、上記設置空間内において上記集合トレーを上記水平機枠に沿うX方向及びY方向に上記水平機枠の下面において移動可能とし、
    上記貫通孔から上記集合トレー内に上記シャリ玉を順次落下供給しながら、上記集合トレーをX方向及びY方向に移動することにより、上記集合トレー内に複数のシャリ玉をX方向及びY方向に沿って集合配列し得るように構成したものであることを特徴とする請求項1又は2記載のシャリ玉成型装置。
  7. 上記シャリ受固定盤は円盤状であり、その内面には、その中心部に上記中心部から外側方向に向けて下り傾斜面が形成され、上記下り傾斜面の外周側に水平面が形成され、上記水平面の外側に当該水平面から外側方向に向けて上り傾斜面が形成され、上記下り傾斜面が上記成型孔の下開口の内側端部に位置し、上記上り傾斜面が上記成型孔の下開口の外側端部に位置しているものであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のシャリ玉成型装置。
  8. 上記各成型孔の上記下開口の長辺側対向下端に互いに対向方向に突出する突出縁を形成したものであることを特徴とする請求項7記載のシャリ玉成型装置。
JP2011290411A 2011-12-29 2011-12-29 シャリ玉成型装置 Pending JP2013138651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011290411A JP2013138651A (ja) 2011-12-29 2011-12-29 シャリ玉成型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011290411A JP2013138651A (ja) 2011-12-29 2011-12-29 シャリ玉成型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013138651A true JP2013138651A (ja) 2013-07-18

Family

ID=49036758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011290411A Pending JP2013138651A (ja) 2011-12-29 2011-12-29 シャリ玉成型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013138651A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017108670A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 不二精機株式会社 シャリ玉整列装置
JP2018117529A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 鈴茂器工株式会社 シャリ玉成形移載装置
CN118122199A (zh) * 2024-05-08 2024-06-04 山西雅美德印刷科技有限公司 一种印刷油墨加工用混匀调色设备

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765094U (ja) * 1980-10-06 1982-04-17
JPS6348488U (ja) * 1986-09-13 1988-04-01
JPS6432092U (ja) * 1987-08-20 1989-02-28
JPH08191670A (ja) * 1995-01-13 1996-07-30 Fuji Seiki Kk 食材等の材料の自動供給装置
US5910208A (en) * 1998-10-27 1999-06-08 Chiba And Associates Boiled rice-shaping apparatus
JP2003339330A (ja) * 2002-05-28 2003-12-02 Yuji Seki 自動成形装置
JP2004194574A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Unix:Kk 握り飯の製造方法およびその製造装置
JP2006014635A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Ishino Seisakusho:Kk 握り玉整形装置
JP2009195192A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Fuji Seiki Co Ltd 握り飯製造装置
JP2010119362A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Audio Technica Corp 米飯成形装置および同米飯成形装置の制御方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5765094U (ja) * 1980-10-06 1982-04-17
JPS6348488U (ja) * 1986-09-13 1988-04-01
JPS6432092U (ja) * 1987-08-20 1989-02-28
JPH08191670A (ja) * 1995-01-13 1996-07-30 Fuji Seiki Kk 食材等の材料の自動供給装置
US5910208A (en) * 1998-10-27 1999-06-08 Chiba And Associates Boiled rice-shaping apparatus
JP2003339330A (ja) * 2002-05-28 2003-12-02 Yuji Seki 自動成形装置
JP2004194574A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Unix:Kk 握り飯の製造方法およびその製造装置
JP2006014635A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Ishino Seisakusho:Kk 握り玉整形装置
JP2009195192A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Fuji Seiki Co Ltd 握り飯製造装置
JP2010119362A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Audio Technica Corp 米飯成形装置および同米飯成形装置の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017108670A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 不二精機株式会社 シャリ玉整列装置
JP2018117529A (ja) * 2017-01-23 2018-08-02 鈴茂器工株式会社 シャリ玉成形移載装置
CN118122199A (zh) * 2024-05-08 2024-06-04 山西雅美德印刷科技有限公司 一种印刷油墨加工用混匀调色设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5514850B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
WO2018128133A1 (ja) 薬剤フィーダ
KR101823759B1 (ko) 만두성형장치의 성형기구
JP2013138651A (ja) シャリ玉成型装置
CN210504277U (zh) 一种自动化零件生产用进料装置
CN111908081A (zh) 一种零件排列装置及其操作方法
US20210392809A1 (en) Intelligent seed production apparatus and method based on multistage screening and bud eye identification
CN212424403U (zh) 输送机构和具有其的光源检测装置
CN108655682A (zh) 一种两工件装配用的上料输送装置
JP5816109B2 (ja) シャリ玉供給装置
JP6309805B2 (ja) シャリ玉成型装置
KR20110005305A (ko) 식품생지의 절단방법 및 장치
JP6206951B2 (ja) 米飯成形装置
JP6153199B2 (ja) 食材処理装置
JP6084512B2 (ja) シャリ玉供給装置
JP6118641B2 (ja) シャリ玉供給装置
KR100793015B1 (ko) 양초 제조용 이송장치
JP7388736B2 (ja) 串刺食品製造装置
CN219383808U (zh) 一种tray盘清洗机的输送装置
CN213961993U (zh) 一种全自动n95口罩机组件
JP7123486B2 (ja) 寿司玉成形装置
JP6257024B2 (ja) 米飯成形装置
CN108436303A (zh) 针对球形物体切割的激光切割设备
CN110540036B (zh) 一种包装过程中使用的筛选机构
CN110342215B (zh) 装盘设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151020