JP2013137609A - 配色処理装置およびその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子コンテンツの背景色に適した配色を行う。
【解決手段】高視認性明度情報生成部103は背景の中で視認性が高い文字の明度を示す高視認性文字明度情報1031、背景の中で視認性が高い非文字要素の明度を示す高視認性非文字要素明度情報1032を生成する。高調和性色相情報生成部104は背景の中で調和性が高い色相を示す高調和性色相情報1041を生成する。使用不可色相範囲情報生成部105は背景の中で使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報1051を生成する。高調和性色相情報選択部106は使用可能な高調和性色相情報1041を選択する。文字色情報生成部108は高調和性色相情報1041と高視認性文字明度情報1031とを含む文字色情報1081を生成する。非文字要素色情報生成部109は高調和性色相情報1041と高視認性非文字要素明度情報1032とを含む非文字要素色情報1091を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配色処理装置およびその動作方法に関するものである。
近年、インターネットが社会において広く普及し、様々な環境で閲覧されうること、様々な特徴を持った利用者がいることを想定したWebコンテンツ作成および提供が求められている。Webサイトのアクセシビリティを担保するための最も新しいガイドラインとして、非特許文献1がある。
これは、2008年にWorld Wide Web Consortium(以下、「W3C」という)によって策定された非特許文献2(以下、「WCAG2.0」という)を受けた内容となっている。このガイドラインのチェック項目の中にウェブサイトの配色に関する項目があり、背景色と文字色の2色に対して明るさのコントラスト(明るさの違い)の計算式、及びコントラスト比の基準がAAとAAAの2つの基準で設けられている。Webサイト全体に対し最低の達成基準レベルであるレベルAにはこのコントラスト比の基準は設けられていないが、レベルAA、AAAの基準を満たしていれば文字が背景に対して更に読みやすい、とされている。
日本規格協会、「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス」JIS X 8341-3 : 2010 Web Content Accessibility Guidelines 2.0、[online]、[平成23年12月17日検索]、インターネット<URL:http://www.w3.org/TR/WCAG20/>
しかし、上記のWCAC2.0で推奨されているコントラスト基準を、実際のWebコンテンツの配色作業に適用すると、以下の理由から作業効率の低下を招くことが多い。
一点目は数式およびその内容に由来する問題である。上記の基準はRGB値を使用した数式で定義されているため、ある背景色に対し、感覚的にどのような色が適しているのかを把握するのが難しい。また、1色と1色の組み合わせしかチェックできないため、多くの要素の色を決める必要がある場合には効率が悪くなる。更に、上記は明るさの差が保たれているかどうかの最低基準を定めたものであり、その基準を満たしていれば良いため、候補となる色は膨大に存在してしまい選ぶのが難しくなる。
二点目は、上記の基準が色の明るさに関する基準であるという点である。上記の基準は文字の可読性を考慮したものであるが、ボタンや、その他装飾等の要素の色を決める際には、文字ほどの明度コントラストを保つ必要がないケースもある。ただしこの場合、近年浸透しているカラーユニバーサルデザインの考え方から、多様な色覚特性に配慮した配色にするためには色相の組み合わせについても検討しなければならない。
三点目は、色の感性的側面が考慮されていない点である。Webコンテンツ等をデザインする際には、カラーコーディネートの考え方に代表される配色の調和感や組み合わせを重視することが多い。また、主に使用する色が決まっている場合や、色の特性や意味なども重視しながらデザインすることが多い。しかし、上記の基準では、これらのような色の持つ感性的な側面や、色の持つ意味については考慮されていない。
Webコンテンツの配色作業を支援するためには、特に三点目で触れた、色の調和や色が持つ役割、意味という感性的な観点を重視しつつも、文字色のコントラスト基準やカラーユニバーサルデザインの観点を満たした配色を提案する必要がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子コンテンツの背景色に適した文字の色を示す文字色情報ならびに背景色に適した文字以外の要素である非文字要素の色を示す非文字要素色情報を生成する配色処理装置およびその動作方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、電子コンテンツの背景の色である背景色を示す背景色情報を取得する背景色情報取得部と、前記背景色情報に対応する背景色の明度を示す背景色明度情報および当該背景色の色相を示す背景色色相情報を生成する背景色明度色相情報生成部と、前記背景色明度情報に対応する明度を有する背景の中の文字の視認性が予め定めた程度以上となるような文字の明度を示す高視認性文字明度情報、当該背景の中の文字以外の要素である非文字要素の視認性が予め定めた程度以上となるような非文字要素の明度を示す高視認性非文字要素明度情報を生成する高視認性明度情報生成部と、前記背景色色相情報に対応する色相に対する別の色相の調和性が予め定めた程度以上となるような別の色相を示す高調和性色相情報を生成する高調和性色相情報生成部と、前記背景色色相情報に対応する色相に対して使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報を生成する使用不可色相範囲情報生成部と、前記使用不可色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれない前記高調和性色相情報を選択する高調和性色相情報選択部と、選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む文字色情報を生成する文字色情報生成部と、選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性非文字要素明度情報とを含む非文字要素色情報を生成する非文字要素色情報生成部とを備えることを特徴とする配色処理装置をもって解決手段とする。
例えば、配色処理装置は、選択された複数の前記高調和性色相情報に対し優先順位を設定する高調和性色相情報優先順位設定部と、複数の前記高調和性色相情報から前記優先順位に基づいて1以上の高調和性色相情報を選択し、選択された当該高調和性色相情報を含む高優先性色情報を生成する高優先性色情報生成部とを備える。
例えば、配色処理装置は、選択された複数の前記高調和性色相情報に対し優先順位を設定する高調和性色相情報優先順位設定部と、複数の前記高調和性色相情報から前記優先順位に基づいて1以上の高調和性色相情報を選択し、選択された当該高調和性色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む高優先性文字色情報を生成する高優先性色情報生成部とを備える。
例えば、配色処理装置は、複数の色の各範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲に対応する色相の範囲を示す色相範囲情報とを含む色範囲情報が記憶される色情報データベースと、前記各色の範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲の意味を示す意味識別情報とからなる色意味情報が記憶される色意味情報データベースと、前記電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味を示す意味識別情報を含む色意味情報を前記色意味情報データベースから検索し、当該色意味情報から色範囲識別情報を読み出し、当該色範囲識別情報を含む色範囲情報を前記色情報データベースから検索し、当該色範囲情報から色相範囲情報を読み出し、当該色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれる色相を選択し、当該色相を示す有意色相情報を含む有意色情報を生成する有意色情報生成部とを備える。
例えば、配色処理装置は、複数の色の各範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲に対応する色相の範囲を示す色相範囲情報とを含む色範囲情報が記憶される色情報データベースと、前記各色の範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲の意味を示す意味識別情報とからなる色意味情報が記憶される色意味情報データベースと、前記電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味を示す意味識別情報を含む色意味情報を前記色意味情報データベースから検索し、当該色意味情報から色範囲識別情報を読み出し、当該色範囲識別情報を含む色範囲情報を前記色情報データベースから検索し、当該色範囲情報から色相範囲情報を読み出し、当該色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれる色相を選択し、当該色相を示す有意色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む有意文字色情報を生成する有意色情報生成部とを備える。
例えば、前記有意色情報生成部は、選択した前記色相が前記使用不可色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれるなら、選択した前記色相を含む範囲を示す前記色相範囲情報に対応する色相の範囲の色に類似する色の範囲を示す色範囲情報を前記色情報データベースから検索し、選択した前記色相に代えて、当該色範囲情報に対応する色相の範囲から選択した色相を使用する。
第2の本発明は、電子コンテンツの背景の色である背景色に適した配色を行う配色処理装置の動作方法であって、前記配色処理装置の背景色情報取得部が、前記電子コンテンツの背景の色である背景色を示す背景色情報を取得する工程と、前記配色処理装置の背景色明度色相情報生成部が、前記背景色情報に対応する背景色の明度を示す背景色明度情報および当該背景色の色相を示す背景色色相情報を生成する工程と、前記配色処理装置の高視認性明度情報生成部が、前記背景色明度情報に対応する明度を有する背景の中の文字の視認性が予め定めた程度以上となるような文字の明度を示す高視認性文字明度情報、当該背景の中の文字以外の要素である非文字要素の視認性が予め定めた程度以上となるような非文字要素の明度を示す高視認性非文字要素明度情報を生成する工程と、前記配色処理装置の高調和性色相情報生成部が、前記背景色色相情報に対応する色相に対する別の色相の調和性が予め定めた程度以上となるような別の色相を示す高調和性色相情報を生成する工程と、前記配色処理装置の使用不可色相範囲情報生成部が、前記背景色色相情報に対応する色相に対して使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報を生成する工程と、前記配色処理装置の高調和性色相情報選択部が、前記使用不可色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれない前記高調和性色相情報を選択する工程と、前記配色処理装置の文字色情報生成部が、選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む文字色情報を生成する工程と、前記配色処理装置の非文字要素色情報生成部が、選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性非文字要素明度情報とを含む非文字要素色情報を生成する工程とを備えることを特徴とする配色処理装置の動作方法をもって解決手段とする。
本発明によれば、電子コンテンツの背景色に適した文字の色を示す文字色情報ならびに背景色に適した文字以外の要素である非文字要素の色を示す非文字要素色情報を生成することができる。
第1の実施の形態に係る配色処理装置の構成を示すブロック図である。 図1の配色処理装置1Aとともに使用される表示装置に表示される内容の一例を示す図である。 配色処理装置1Aの動作方法を示すフローチャートである。 配色処理装置1Aで生成された6個の高調和性色相情報1041に対応する色相を示す図である。 使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲と図4に示した色相を示す図である。 第2の実施の形態に係る配色処理装置の構成を示すブロック図である。 図6の配色処理装置1Bとともに使用される表示装置に表示される内容の一例を示す図である。 色情報データベース113の構成の一例を示す図である。 色意味情報データベース114の構成の一例を示す図である。 配色処理装置1Bの動作方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る配色処理装置の構成を示すブロック図である。
図2は、第1の実施の形態に係る配色処理装置とともに使用される表示装置に表示される内容の一例を示す図である。
配色処理装置1Aは、インターネットで閲覧できるウェブページのようなコンテンツ(以下、電子コンテンツという)の背景色に適した配色を行う装置である。
配色処理装置1Aは、コンピュータであり、かつ、所定のコンピュータプログラムをロードして、当該コンピュータプログラムに対応する機能を発揮できるようになったコンピュータである。
配色処理装置1Aは、コンピュータに接続されたキーボードやマウスなどの入力装置ならびにドットマトリクスディスプレイなどの表示装置(共に図示せず)とともに使用される。ここでは、表示装置を見て、入力装置を操作する人をユーザという。
図1に示すように、配色処理装置1Aは、背景色情報取得部101と、背景色明度色相情報生成部102と、高視認性明度情報生成部103と、高調和性色相情報生成部104と、使用不可色相範囲情報生成部105と、高調和性色相情報選択部106と、高調和性色相情報優先順位設定部107と、文字色情報生成部108と、非文字要素色情報生成部109と、高優先性色情報生成部110と、提案色表示部111と、高優先性色表示部112とを備える。
(配色処理装置1Aの動作方法)
図3は、配色処理装置1Aの動作方法を示すフローチャートである。
ユーザは、例えば、これから、1つの電子コンテンツ(以下、単に電子コンテンツという)を制作しようとしている。電子コンテンツの背景に使用する1つの色(背景色)は決まったが、文字や文字以外の要素(いわゆるボタンなど)の色などはまだ決まっていない。
このような場合、ユーザが、入力装置に開始操作を行うと、表示装置には、図2(a)の背景色指定エリア10001が表示される。ユーザは、入力装置を操作することで、背景色指定エリア10001に、背景色に対応する16進コード(HTML(Hyper Text Markup Language)等に使用されるもの)などの背景色情報1000を表示させる。
図3において、ステップS101では、背景色情報取得部101が、背景色指定エリア10001に表示された背景色情報1000を取得し、背景色情報1000を背景色明度色相情報生成部102、提案色表示部111および高優先性色表示部112に送信する。
ステップS102では、背景色明度色相情報生成部102が、背景色情報1000に対応する背景色の明度を示す背景色明度情報1021および当該背景色の色相を示す背景色色相情報1022を生成する。
ここでは、背景色明度色相情報生成部102は、例えば、背景色情報1000に対応する色に含まれる赤色成分を示す値R、緑色成分を示す値Gおよび青色成分を示す値Bを求め、R、GおよびBを式(1)に代入し、背景色の明度を求め、当該明度を示す背景色明度情報1021を生成する。
Figure 2013137609
また、背景色明度色相情報生成部102は、値R、GおよびBをL*a*b*表色系で使用される値に変換し、変換後の値に対応する色相を求め、当該色相を示す背景色色相情報1022を生成する。色相は、0°以上、かつ、360°未満の角度である。色相が0°で、色はおおよそ赤である。色相(角度)が増加するにしたがい、色は黄、緑、青、紫に変化する。色相が、360°に近づくと、色は赤に戻る。
背景色明度色相情報生成部102は、背景色明度情報1021を高視認性明度情報生成部103と文字色情報生成部108に送信し、背景色色相情報1022を高視認性明度情報生成部103、高調和性色相情報生成部104および使用不可色相範囲情報生成部105に送信する。
ステップS103では、高視認性明度情報生成部103が、背景色明度情報1021および背景色色相情報1022を基に高視認性文字明度情報1031および高視認性非文字要素明度情報1032を生成する。
高視認性文字明度情報1031は、背景色明度情報1021に対応する明度を有する背景の中の文字の視認性が予め定めた程度以上となるような文字の明度を示すものである。
ここでは、高視認性明度情報生成部103は、式(2a)の値Lまたは式(2b)の値Lに該当する1つ明度を、例えばランダムに選択し、当該明度を示す高視認性文字明度情報1031を生成する。
Figure 2013137609
これは、背景の色の明度と文字の色の明度の関係について、WCA2.0では、以下のように定めていることに基づくものである。
便宜的に、背景の色の明度と文字の色の明度の大きい方をL1、小さい方をL2とし、背景と文字のコントラスト比(明度比)をCとすると、
コントラスト比Cは、式(3)により得られる。
Figure 2013137609
レベルAAと称される基準では、コントラスト比Cが3ないし4.5(フォントサイズにより異なる)以上であれば視認性が高いとされている。よって、式(2a)、(2b)では、後者の値と同じ4.5を使用したのである。
つまり、式(4)の条件を満たす値Lに該当する明度と、背景色明度情報1021に対応する明度の大きい方をL1、小さい方をL2とし、前者と後者のコントラスト比つまり、式(3)のコントラスト比Cが、例えば、4.5未満となり、視認性が低くなってしまうからである。
Figure 2013137609
なお、式(2a)の値Lまたは式(2b)の値Lに該当する2つ以上の明度を選択し、各明度を示す高視認性文字明度情報1031を生成してもよい。
一方、高視認性非文字要素明度情報1032は、背景色明度情報1021に対応する明度を有する背景の中の文字以外の要素である非文字要素の視認性が予め定めた程度以上となるような非文字要素の明度を示すものである。非文字要素とは、例えば、いわゆるボタンと称されるものである。
ここでは、高視認性明度情報生成部103は、式(5a)の値Lまたは式(5b)の値Lに該当する1つ明度を選択し、当該明度を示す高視認性非文字要素明度情報1032を生成する。
Figure 2013137609
つまり、ボタン等の文字要素は、文字よりも視認性(可読性も)が低くてよいので、式(2a)、(2b)で4.5とした値を3としたのである。
なお、式(5a)の値Lまたは式(5b)の値Lに該当する2つ以上の明度を選択し、各明度を示す高視認性非文字要素明度情報1032を生成してもよい。
高視認性明度情報生成部103は、こうして生成した高視認性文字明度情報1031を文字色情報生成部108および高優先性色情報生成部110に送信し、高視認性非文字要素明度情報1032を非文字要素色情報生成部109に送信する。
ステップS104では、高調和性色相情報生成部104が、背景色色相情報1022に対応する色相に対する別の色相の調和性が予め定めた程度以上となるような別の色相を示す高調和性色相情報1041を生成する。つまり、高調和性色相情報生成部104は、背景色色相情報1022に対応する色相をもつ色と高調和性色相情報1041に対応する色相をもつ色を両方見たときに美しくなるようにする。
高調和性色相情報生成部104は、例えば、「角度配色」という一般的なカラーコーディネートの技法を用い、例えば、背景色色相情報1022に対応する色相と同じ色相ならびに背景色色相情報1022に対応する色相に対してそれぞれ、+45°、−45°、+120°、−120°、+180°の差を有する色相を選択し、各色相につき、高調和性色相情報1041を生成する。
図4は、この例で生成された6個の高調和性色相情報1041に対応する色相を示す図である。
符号10410は、背景色色相情報1022に対応する色相と同じ色相を示す。符号10411〜10415は、背景色色相情報1022に対応する色相に対してそれぞれ、+45°、−45°、+120°、−120°、+180°の差を有する色相を示す。
図3に戻り、ステップS105では、使用不可色相範囲情報生成部105が、背景色色相情報1022に対応する色相に対して使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報1051を生成する。
ここでは、使用不可色相範囲情報生成部105は、例えば、CIExy色度図を用い、所定の色覚特性において、背景色色相情報1022に対応する色相の色に対して区別できない色(混同色)の色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報1051を生成する。
具体的には、使用不可色相範囲情報生成部105は、背景色色相情報1022に対応する色相のxy色度座標値から混同色となるxy色度座標値の範囲を求め、L*a*b*表色系で使用される値に変換し、色相(角度)の範囲に変換し、この範囲を示す使用不可色相範囲情報1051を生成する。
図5は、使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲と図4に示した色相を示す図である。
符号10511は、使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲を示す。
図3に戻り、ステップS106では、高調和性色相情報選択部106が、使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲に含まれない高調和性色相情報1041を選択する。
例えば、高調和性色相情報選択部106は、図5において、符号10411〜10415に対応する高調和性色相情報1041、つまり、符号10410に対応する高調和性色相情報1041以外の5個の高調和性色相情報1041から、使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲に含まれない、符号10411、10413、10415を選択する。また、高調和性色相情報選択部106は、背景色色相情報1022に対応する色相と同じ色相を示す、符号10410に対応する高調和性色相情報1041を選択する。
高調和性色相情報選択部106は、選択した高調和性色相情報1041を高調和性色相情報優先順位設定部107、文字色情報生成部108および高優先性色情報生成部110に送信する。
ステップS107では、高調和性色相情報優先順位設定部107が、選択された複数の高調和性色相情報1041に対し優先順位を設定する。高調和性色相情報優先順位設定部107は、例えば、各高調和性色相情報1041に対し、当該高調和性色相情報1041の優先順位を示す情報を対応づける。以下、優先順位を示す情報を含めて、高調和性色相情報1041という。
ここでは、高調和性色相情報優先順位設定部107は、高調和性色相情報1041に対し、例えば、目立ちやすい順に高い優先順位を設定する。
高調和性色相情報優先順位設定部107は、例えば、式(6a)または式(6b)により誘目度を計算し、最も高い誘目度に対応する高調和性色相情報1041の優先順位を1位とし、以下、誘目度の低下に応じて、優先順位を2位、3位、…とする。
Figure 2013137609
ただし、H_okは、選択された高調和性色相情報1041に対応する色相である。
高調和性色相情報優先順位設定部107は、優先順位を設定した各高調和性色相情報1041を高優先性色情報生成部110に送信する。
ステップS108では、文字色情報生成部108が、文字色情報1081と、白黒文字情報1082と、灰色文字情報1083とを生成する。
文字色情報1081とは、背景色情報1000に対応する背景色に対して適切な文字の色を示すものである。文字色情報1081は、選択された高調和性色相情報1041(優先順位が設定される前の高調和性色相情報1041)と、高視認性文字明度情報1031と、当該高調和性色相情報1041に対応する色相および当該高視認性文字明度情報1031に対応する明度に対して予め定めた彩度を示す彩度情報とからなるものである。彩度情報は、ここでは、当該高調和性色相情報1041に対応する色相および当該高視認性文字明度情報1031に対応する明度に対して(取り得る範囲の中の)最高の彩度を示すものである。
なお、高視認性文字明度情報1031が2以上ある場合は、各高視認性文字明度情報1031について、文字色情報1081を生成してもよい。
白黒文字情報1082とは、白または黒の文字の色を示す情報である。
文字色情報生成部108は、例えば、背景色明度情報1021に対応する明度が0.5未満なら白の文字の色を示す白黒文字情報1082を生成し、一方、背景色明度情報1021に対応する明度が0.5以上なら黒の文字の色を示す白黒文字情報1082を生成する。
灰色文字情報1083とは、灰色の文字(彩度が最低の文字)を示す情報である。
灰色文字情報1083は、選択された高調和性色相情報1041(優先順位が設定される前の高調和性色相情報1041)と、高視認性文字明度情報1031と、取り得る範囲の中の)最低の彩度(ゼロ)を示す彩度情報とからなるものである。
なお、高視認性文字明度情報1031が2以上ある場合は、各高視認性文字明度情報1031について、灰色文字情報1083を生成してもよい。
文字色情報生成部108は、文字色情報1081、白黒文字情報1082および灰色文字情報1083を提案色表示部111に送信する。
ステップS109では、非文字要素色情報生成部109が、高視認性非文字要素明度情報1032および選択された高調和性色相情報1041を基に非文字要素色情報1091を生成する。
つまり、非文字要素色情報生成部109は、選択された高調和性色相情報1041と、高視認性非文字要素明度情報1032と、当該高調和性色相情報1041に対応する色相および当該高視認性非文字要素明度情報1032に対応する明度に対して予め定めた彩度を示す彩度情報とからなる非文字要素色情報1091を生成する。
非文字要素色情報1091とは、背景色情報1000に対応する背景色と調和し、かつ、背景色に対して区別できる非文字要素の色を示すものである。非文字要素色情報1091は、選択された高調和性色相情報1041(優先順位が設定される前の高調和性色相情報1041)と、高視認性非文字要素明度情報1032と、当該高調和性色相情報1041に対応する色相および当該高視認性非文字要素明度情報1032に対応する明度に対して予め定めた彩度を示す彩度情報とからなるものである。彩度情報は、ここでは、当該高調和性色相情報1041に対応する色相および当該高視認性非文字要素明度情報1032に対応する明度に対して(取り得る範囲の中の)最高の彩度を示すものである。
なお、高視認性非文字要素明度情報1032が2以上ある場合は、各高視認性非文字要素明度情報1032について、非文字要素色情報1091を生成してもよい。
非文字要素色情報生成部109は、非文字要素色情報1091を提案色表示部111に送信する。
ステップS110では、高優先性色情報生成部110が、優先順位を設定された高調和性色相情報1041および高視認性文字明度情報1031を基に高優先性色情報1101および高優先性文字色情報1102を生成する。
高優先性色情報生成部110は、例えば、予め設定された優先順位の閾値(例えば、2位以上)を記憶しており、この場合、1位、2位の優先順位に対応する高調和性色相情報1041を選択し、各高調和性色相情報1041について高優先性色情報1101および高優先性文字色情報1102を生成する。
高優先性色情報1101とは、優先順位により選択された高調和性色相情報1041と、当該高調和性色相情報1041に対応する色相に対して予め定めた明度を示す明度情報と、当該高調和性色相情報1041に対応する色相に対して予め定めた彩度を示す彩度情報とからなるものである。明度情報は、例えば、当該色相において、彩度が最高の彩度となる場合の明度を示すものである。彩度情報は、当該最高の彩度を示すものである。これは、優先順位が高い色相をもつ色についてその典型性を保つための処理である。
高優先性文字色情報1102とは、優先順位により選択された高調和性色相情報1041と、高視認性文字明度情報1031と、ここでは、当該高調和性色相情報1041に対応する色相および当該高視認性文字明度情報1031に対応する明度に対して(取り得る範囲の中の)最高の彩度を示す彩度情報とからなるものである。
高優先性色情報生成部110は、高優先性色情報1101および高優先性文字色情報1102を高優先性色表示部112に送信する。
ステップS111では、提案色表示部111が、背景色情報1000に対応する色と、文字色情報1081に対応する色と、白黒文字情報1082に対応する色と、灰色文字情報1083に対応する色と、非文字要素色情報1091に対応する色を、表示装置に表示する。
例えば、図2(a)に示すように、符号1111に示す部分が、いわゆるクリックされると、これらの色が表示される。
符号1112で示す領域には、背景色情報1000に対応する色が表示される。
文字色情報1081が4ある場合、符号10811〜10814で示す文字が、各文字色情報1081に対応する色で表示される。文字色情報1081が4ある場合、符号10815〜10818で示すボタンの文字以外の部分が、各文字色情報1081に対応する色で表示される。
非文字要素色情報1091が4ある場合、符号10911〜10914で示すボタンの文字以外の部分が、各非文字要素色情報1091に対応する色で表示される。
白黒文字情報1082が黒を示す情報である場合、符号10821で示す文字が、黒で表示される。なお、白黒文字情報1082が白を示す情報である場合、符号10821で示す文字は、白で表示される。
白黒文字情報1082が黒を示す情報である場合、符号10822で示すボタンの文字以外の部分が、黒で表示される。なお、白黒文字情報1082が白を示す情報である場合、符号10822で示すボタンの文字以外の部分は、白で表示される。
符号10831で示す文字が、灰色文字情報1083に対応する色(灰色)で表示される。
符号10832で示すボタンの文字以外の部分が、灰色文字情報1083に対応する色(灰色)で表示される。
ボタンの文字は、文字以外の部分の明度が0.5未満なら白、0.5以上なら黒で表示される。
ステップS112では、高優先性色表示部112が、背景色情報1000に対応する色と、高優先性色情報1101に対応する色と、高優先性文字色情報1102に対応する色を、表示装置に表示する。
例えば、図2(b)に示すように、符号1121に示す部分が、いわゆるクリックされると、これらの色が表示される。
符号1122で示す領域には、背景色情報1000に対応する色が表示される。
高優先性色情報1101が2ある場合、符号11011、11012で示す文字が、各高優先性色情報1101に対応する色で表示される。高優先性色情報1101が2ある場合、符号11013、11014で示すボタンの文字以外の部分が、各高優先性色情報1101に対応する色で表示される。
高優先性文字色情報1102が2ある場合、符号11021、11022で示す文字が、各高優先性文字色情報1102に対応する色で表示される。高優先性文字色情報1102が2ある場合、符号11023、11024で示すボタンの文字以外の部分が、各高優先性文字色情報1102に対応する色で表示される。
ボタンの文字は、文字以外の部分の明度が0.5未満なら白、0.5以上なら黒で表示される。
(変形例)
なお、第1の実施の形態では、背景色情報1000として16進コードを入力したが、例えば、表示装置の画面に表示されたカラーパレットから1つを指定したり、表示装置の画面で任意の色を取得することにより背景色情報1000を入力してもよい。また、背景色情報1000は、R値、G値、B値などの組としてもよい。
また、背景色明度色相情報生成部102では、値R、GおよびBをL*a*b*表色系で使用される値に変換し、変換後の値に対応する色相を求めたが、色相を求める方法は、これに限らない。ただし、第1の実施の形態においては、色相が0°の場合に赤色の範囲に収まるような角度設定をすることが望ましい。
また、高視認性明度情報生成部103では、WCA2.0で規定される式(3)を使用するが、他の式を使用してもよい。
また、高調和性色相情報生成部104では、「角度配色」という一般的なカラーコーディネートの技法を用いたが、他の方法を用いてもよい。
また、使用不可色相範囲情報生成部105では、混同色の色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報1051を生成したが、ユーザが好まないなど、他の理由で使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報1051を生成してもよい。
また、高調和性色相情報優先順位設定部107は、高調和性色相情報1041に対し、目立ちやすい順に高い優先順位を設定したが、例えば、色相と彩度によって影響を受ける「派手感」などの順で優先順位を設定してもよい。
また、高優先性色情報生成部110では、優先順位の閾値を2位以上としたが、優先順位の閾値はこれには限らない。ただし、効果や表示の量を考慮すると、2位以上とするのが望ましい。
また、提案色表示部111、高優先性色表示部112は、ボタンの文字を白または黒で表示したが、他の色で表示してもよい。または、ボタンの文字を表示しなくてもよい。
また、提案色表示部111、高優先性色表示部112は、ボタンに色を表示したが、ボタンに限らず、文字以外の他の要素、例えば、カーソルに色を表示してもよい。
また、提案色表示部111、高優先性色表示部112による表示方法は、図2(a)、(b)に示した表示方法でなくてよく、図は一例である。タブ形式でなく、別画面として表示してもよい。また、カラーパレットのような形式で表示してもよい。また、色だけでなく、色のコード値やRGB値を表示してもよい。また、色の表示に加え、説明のための文章を表示してもよい。
したがって、第1の実施の形態によれば、配色処理装置1Aは、電子コンテンツの背景の色である背景色を示す背景色情報1000を取得する背景色情報取得部101と、背景色情報1000に対応する背景色の明度を示す背景色明度情報1021および当該背景色の色相を示す背景色色相情報1022を生成する背景色明度色相情報生成部102と、背景色明度情報1021に対応する明度を有する背景の中の文字の視認性が予め定めた程度以上となるような文字の明度を示す高視認性文字明度情報1031、当該背景の中の文字以外の要素である非文字要素の視認性が予め定めた程度以上となるような非文字要素の明度を示す高視認性非文字要素明度情報1032を生成する高視認性明度情報生成部103と、背景色色相情報1022に対応する色相に対する別の色相の調和性が予め定めた程度以上となるような別の色相を示す高調和性色相情報1041を生成する高調和性色相情報生成部104と、背景色色相情報1022に対応する色相に対して使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報1051を生成する使用不可色相範囲情報生成部105と、使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲に含まれない高調和性色相情報1041を選択する高調和性色相情報選択部106と、選択された高調和性色相情報1041と、高視認性文字明度情報1031とを含む文字色情報1081を生成する文字色情報生成部と、選択された高調和性色相情報1041と、高視認性非文字要素明度情報1032とを含む非文字要素色情報1091を生成する非文字要素色情報生成部109とを備えるので、電子コンテンツの背景色に適した文字の色を示す文字色情報ならびに背景色に適した文字以外の要素である非文字要素の色を示す非文字要素色情報を生成することができる。
また、配色処理装置1Aは、選択された複数の高調和性色相情報1041に対し優先順位を設定する高調和性色相情報優先順位設定部107と、複数の高調和性色相情報1041から優先順位に基づいて1以上の高調和性色相情報1041を選択し、選択された当該高調和性色相情報1041を含む高優先性色情報1101を生成する高優先性色情報生成部110とを備えるので、背景に対して高く調和する色相をもつ色を示す高優先性色情報1101を生成することができる。
また、配色処理装置1Aは、選択された複数の高調和性色相情報1041に対し優先順位を設定する高調和性色相情報優先順位設定部107と、複数の高調和性色相情報1041から優先順位に基づいて1以上の高調和性色相情報1041を選択し、選択された当該高調和性色相情報1041と、高視認性文字明度情報1031とを含む高優先性文字色情報1102を生成する高優先性色情報生成部110とを備えるので、背景に対して高く調和する色相をもつ文字の色を示す高優先性文字色情報1102を生成することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態に同一または類似の装置および装置構成を用い、同一または類似のものについては第1の実施の形態で使用した符号を使用して重複説明を略し、第1の実施の形態とは異なる事項を中心に説明を行う。
図6は、第2の実施の形態に係る配色処理装置の構成を示すブロック図である。
図7は、第2の実施の形態に係る配色処理装置とともに使用される表示装置に表示される内容の一例を示す図である。
配色処理装置1Bは、背景色情報取得部101と、背景色明度色相情報生成部102と、高視認性明度情報生成部103と、高調和性色相情報生成部104と、使用不可色相範囲情報生成部105と、高調和性色相情報選択部106と、文字色情報生成部108と、非文字要素色情報生成部109と、提案色表示部111と、色情報データベース113と、色意味情報データベース114と、意味識別情報取得部115と、有意色情報生成部116と、有意色表示部117とを備える。
図8は、色情報データベース113の構成の一例を示す図である。
色情報データベース113には、複数の色の各範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲に対応する色相の範囲を示す色相範囲情報と、当該色の範囲に対応する明度の範囲を示す明度範囲情報と、当該色の範囲に対応する彩度の範囲を示す彩度範囲情報とからなる色範囲情報(以下、色範囲情報1131という)が記憶されている。
例えば、色相範囲情報、明度範囲情報および彩度範囲情報には、L*a*b*表色系で使用される値が用いられる。
色範囲情報の生成に際しては、位相の全範囲0°〜360°が、例えば、10等分されて、10の色相の範囲、つまり、「赤」、「橙」、「黄」、「黄緑」、「緑」、「青緑」、「青」、「青紫」、「紫」および「赤紫」の色相が得られる。
また、明度および彩度で定まるの全範囲が、例えば、4等分されて、10トーン、つまり、「淡い」「暗い」「にぶい」「その他」のトーンが得られる。
そして、色相とトーンの組み合わせからなる40の色の範囲が得られ、これに、白の色の範囲と、黒の色の範囲と、灰色の色の範囲をあわせて、43の色の範囲が得られる。
色情報データベース113には、これら43の色の各範囲についての色範囲情報が記憶されている。
図9は、色意味情報データベース114の構成の一例を示す図である。
色意味情報データベース114には、色情報データベース113に記憶された各色範囲情報に含まれる色範囲識別情報に対応する各色の範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲の意味を示す意味識別情報とからなる色意味情報(以下、色意味情報1141という)が記憶されている。
色意味情報データベース114には、例えば、「赤」の色相と「淡い」のトーンの組み合わせに対応する色の範囲を示す色範囲情報と、意味「強調」を示す意味識別情報とからなる色意味情報1141が記憶されている。また、色意味情報データベース114には、例えば、「黄色」の色相と「その他」のトーンの組み合わせに対応する色の範囲を示す色範囲情報と、意味「注意」を示す意味識別情報とからなる色意味情報1141が記憶されている。色意味情報データベース114には、例えば、色情報データベース113に記憶された全ての色範囲情報1131に対応する色意味情報1141が記憶されている。
なお、色意味情報データベース114には、一部の色範囲情報1131に対応する色意味情報1141が記憶されていてもよい。
また、色意味情報データベース114では、意味識別情報に重複があってもよい。つまり、複数の色の範囲に対応する意味が同じであってもよい。
図10は、配色処理装置1Bの動作方法を示すフローチャートである。
ユーザは、例えば、これから、1つの電子コンテンツ(以下、単に電子コンテンツという)を制作しようとしている。電子コンテンツの背景に使用する1つの色(背景色)は決まったが、文字や文字以外の要素(いわゆるボタンなど)の色などはまだ決まっていない。
このような場合、ユーザが、入力装置に開始操作を行うと、表示装置には、図7の背景色指定エリア10001にカラーパレットが表示される。ユーザは、入力装置を操作することで、背景色にしたい色が表示された1つのパレットを選択し、これにより、パレットに対応する16進コードである背景色情報1000(図7では図示せず)が生成される。
これ以降、ステップS101、102、103、104、105、106、108、109、111については、第1の実施の形態とほぼ同様なので、説明を省略し、第1の実施の形態との差異を説明する。
図6に示すように、背景色情報取得部101は、背景色情報1000を背景色明度色相情報生成部102、提案色表示部111および有意色表示部117に送信する。
高視認性明度情報生成部103は、高視認性文字明度情報1031を文字色情報生成部108および高優先性色情報生成部110に送信する。
使用不可色相範囲情報生成部105は、使用不可色相範囲情報1051を高調和性色相情報選択部106および有意色情報生成部116に送信する。
高調和性色相情報選択部106は、選択した高調和性色相情報1041を文字色情報生成部108および非文字要素色情報生成部109に送信する。
さて、図10に戻り、ステップS115では、意味識別情報取得部115が、まず、色意味情報データベース114から各色意味情報1141を読み出し、色意味情報1141内の意味識別情報に対応する意味を示す語を表示装置に表示する。
例えば、図7に示すように、意味指定エリアに1140に対し、各意味識別情報に対応する意味の語「強調色」、「注意色」、「安全色」などが表示される。ユーザは、入力装置を操作することで、意味指定エリアに1140に表示された1つ以上の語を選択する。つまり、ユーザは、電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味に対応する1つ以上の語を選択する。これにより、各語つまり各意味に対応する意味識別情報(以下、意味識別情報1151という)が生成される。
ステップS115では、意味識別情報取得部115は、各意味識別情報を取得し、有意色情報生成部116に送信する。
ステップS116では、有意色情報生成部116が、各意味識別情報につき、以下の処理を行う。
有意色情報生成部116は、まず、意味識別情報1151を含む色意味情報1141を色意味情報データベース114から検索する。有意色情報生成部116は、次に、検索した色意味情報1141から色範囲識別情報を読み出し、色範囲識別情報を含む色範囲情報1131を色情報データベース113から検索する。
次に、有意色情報生成部116は、検索した色範囲情報1131から色相範囲情報を読み出し、色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれる色相を1つ選択し、当該色相を示す有意色相情報と、当該有意色相情報に対応する色相に対して予め定めた明度を示す明度情報と、予め定めた彩度を示す彩度情報とからなる有意色情報1161を生成する。有意色相情報は、例えば、色相範囲情報に対応する色相の範囲の中心値である色相を示すものである。
ここで、有意色情報生成部116は、有意色相情報に対応する色相、つまり、色相範囲情報に対応する色相の範囲の中心値などの色相が、使用不可色相範囲情報1051に対応する範囲に含まれていた場合、式(7a)、(7b)のどちらを満たすかを判定する。
Figure 2013137609
ただし、Hは、色相の範囲の中心値などの色相である。
式(7a)を満たす場合、有意色情報生成部116は、読み出した色相範囲情報に対応する色相の範囲よりも1段階低い色相の範囲(前者の範囲が、10個の色相の範囲の高い方から5番目だったなら6番目の色相の範囲)を示す色相範囲情報を含む色範囲情報1131を色情報データベース113から検索し、色相範囲情報に対応する色相の範囲から色相(中心値など)を選択し、この色相が、使用不可色相範囲情報1051に対応する範囲に含まれなくなるまで、この処理を繰り返す。
一方、式(7b)を満たす場合、有意色情報生成部116は、読み出した色相範囲情報に対応する色相の範囲よりも1段階高い色相の範囲(前者の範囲が、10個の色相の範囲の高い方から5番目だったなら4番目の色相の範囲)を示す色相範囲情報を含む色範囲情報1131を色情報データベース113から検索し、色相範囲情報に対応する色相の範囲から色相(中心値など)を選択し、この色相が、使用不可色相範囲情報1051に対応する範囲に含まれなくなるまで、この処理を繰り返す。
有意色情報生成部116は、このように、色相範囲情報に対応する色相の範囲から選択した色相が使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲に含まれるなら、当該色相範囲情報に対応する色相の範囲の色に類似する色の範囲を示す色範囲情報を色情報データベース113から検索し、選択した当該色相に代えて、当該色範囲情報に対応する色相の範囲から選択した色相、かつ、使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲に含まれない色相を使用する。
この方法は、色の意味に大きな影響を及ぼす暖色、寒色の効果を保つために行うのであり、中間色と呼ばれる色相を中心に色相を調整するようにしている。
有意色情報生成部116は、選択した色相が使用不可色相範囲情報1051に対応する範囲に含まれていた場合、こうして、最終的には、使用不可色相範囲情報1051に対応する範囲に含まれなくなった色相を選択する、そして、当該色相を示す有意色相情報と、当該色相に対して予め定めた明度を示す明度情報と、当該色相に対して予め定めた彩度を示す彩度情報とからなる有意色情報1161を生成する。明度情報は、例えば、当該色相において、彩度が最高の彩度となる場合の明度を示すものである。彩度情報は、当該最高の彩度を示すものである。
有意色情報生成部116は、また、当該有意色相情報と、高視認性文字明度情報1031と、予め定めた彩度を示す彩度情報とからなる有意文字色情報1162を生成する。
有意色情報生成部116は、各意味識別情報につき生成した有意色情報1161および有意文字色情報1162を有意色表示部117に送信する。
ステップS117では、有意色表示部117が、背景色情報1000に対応する色と、有意色情報1161に対応する色と、有意文字色情報1162に対応する色を、表示装置に表示する。
例えば、図7に示すように、符号1171に示す部分には、意味識別情報1151に対応する意味が表示され、この部分が、いわゆるクリックされると、当該意味識別情報1151ににより得られた色が表示される。
符号1172で示す領域には、背景色情報1000に対応する色が表示される。
例えば、色意味情報データベース114において、符号1171に表示された意味の意味識別情報を含む色意味情報1141が2あり、これにより、2つの有意色情報1161が生成された場合、符号17011、17012で示す文字が、各有意色情報1161に対応する色で表示される。有意色情報1161が2ある場合、符号17013、17014で示すボタンの文字以外の部分が、各有意色情報1161に対応する色で表示される。
同じく、色意味情報データベース114において、符号1171に表示された意味の意味識別情報を含む色意味情報1141が2あり、これにより、2つの有意文字色情報1162が生成された場合、符号17021、17022で示す文字が、各有意文字色情報1162に対応する色で表示される。有意文字色情報1162が2ある場合、符号17023、17024で示すボタンの文字以外の部分が、各有意文字色情報1162に対応する色で表示される。
(変形例)
なお、第2の実施の形態では、背景色情報1000を入力するのにカラーパレットを使用したが、例えば、第1の実施の形態のように16進数により背景色情報1000を入力してもよい。また、表示装置の画面で任意の色を取得することにより背景色情報1000を入力してもよい。また、背景色情報1000は、R値、G値、B値などの組としてもよい。
また、意味識別情報取得部115は、各意味識別情報に対応する意味の語「強調色」などを表示したが、当該意味識別情報を含む色意味情報に含まれる色範囲識別情報に対応する色の範囲に属する色を語とともに表示してもよい。つまり、意味に対応する語と色をセットにしてもよい。また、色の方だけを表示し、選択されたら、意味識別情報に変換してもよい。
また、色情報データベース113、色意味情報データベース114は適宜更新するのが好ましい。例えば、不要な色範囲情報1131、色意味情報1141は削除し、必要な色範囲情報1131、色意味情報1141を作成し、色情報データベース113、色意味情報データベース114に記憶させるのが好ましい。
また、有意色情報生成部116では、有意色相情報は、色相範囲情報に対応する色相の範囲の中心値である色相を示すものとしたが、これに限らず、予め定められた典型的な位相を示すものとしてもよい。
また、有意色情報生成部116では、有意色情報1161の明度情報は、有意色相情報に対応する色相において、彩度が最高の彩度となる場合の明度を示すものとしたが、以下のようにしてもよい。つまり、有意色情報生成部116は、有意色相情報に対応する色相を含む範囲を示す色相範囲情報を含む色範囲情報を色範囲情報1131から検索し、当該色範囲情報の明度範囲情報に対応する範囲の中心値などを求め、有意色情報1161の明度情報は、この中心値などを示すものとしてもよい。
また、有意色情報生成部116による表示方法は、図7に示した表示方法でなくてよく、図は一例である。タブ形式でなく、別画面として表示してもよい。また、カラーパレットのような形式で表示してもよい。また、色だけでなく、色のコード値やRGB値を表示してもよい。また、色の表示に加え、説明のための文章を表示してもよい。
また、色情報データベース113には、43の色の各範囲についての色範囲情報が記憶され、色意味情報データベース114には、これらの各色範囲情報に対応する色意味情報が記憶されているが、43という数は、変更してもよい。
また、色範囲情報の色相範囲情報、明度範囲情報および彩度範囲情報に対応する各範囲は、上記の方法で定義しなくてもよく、他の方法で定義してもよい。
また、色相とトーン(明度と彩度)の組み合わせに対応する意味は、一例であり、他の意味に定義してもよい。
したがって、第2の実施の形態によれば、配色処理装置1Bは、複数の色の各範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲に対応する色相の範囲を示す色相範囲情報とを含む色範囲情報1131が記憶される色情報データベース113と、各色の範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲の意味を示す意味識別情報とからなる色意味情報1141が記憶される色意味情報データベース114と、電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味を示す意味識別情報1151を含む色意味情報1141を色意味情報データベース114から検索し、当該色意味情報から色範囲識別情報を読み出し、当該色範囲識別情報を含む色範囲情報1131を色情報データベース113から検索し、当該色範囲情報から色相範囲情報を読み出し、当該色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれる色相を選択し、当該色相を示す有意色相情報を含む有意色情報1161を生成する有意色情報生成部116とを備えるので、電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味に応じた色を示す有意色情報1161を生成することができる。
また、配色処理装置1Bは、複数の色の各範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲に対応する色相の範囲を示す色相範囲情報とを含む色範囲情報11311が記憶される色情報データベース113と、各色の範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲の意味を示す意味識別情報とからなる色意味情報1141が記憶される色意味情報データベース114と、電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味を示す意味識別情報1151を含む色意味情報1141を色意味情報データベース114から検索し、当該色意味情報から色範囲識別情報を読み出し、当該色範囲識別情報を含む色範囲情報1131を色情報データベース113から検索し、当該色範囲情報から色相範囲情報を読み出し、当該色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれる色相を選択し、当該色相を示す有意色相情報と、高視認性文字明度情報1031とを含む有意文字色情報1162を生成する有意色情報生成部116とを備えるので、電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味に応じた文字の色を示す有意文字色情報1162を生成することができる。
また、有意色情報生成部116は、選択した前記色相が使用不可色相範囲情報1051に対応する色相の範囲に含まれるなら、選択した前記色相を含む範囲を示す前記色相範囲情報に対応する色相の範囲の色に類似する色の範囲を示す色範囲情報1131を色情報データベース113から検索し、選択した前記色相に代えて、当該色範囲情報1131に対応する色相の範囲から選択した色相を使用するので、使用不可でない色相をもつ有意色情報1161や有意文字色情報1162を生成することが可能となる。
また、第1または第2の実施の形態に係る配色処理装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
1A、1B 配色処理装置
101 背景色情報取得部
102 背景色明度色相情報生成部
103 高視認性明度情報生成部
104 高調和性色相情報生成部
105 使用不可色相範囲情報生成部
106 高調和性色相情報選択部
107 高調和性色相情報優先順位設定部
108 文字色情報生成部
109 非文字要素色情報生成部
110 高優先性色情報生成部
111 提案色表示部
112 高優先性色表示部
113 色情報データベース
114 色意味情報データベース
115 意味識別情報取得部
116 有意色情報生成部
117 有意色表示部
1000 背景色情報
1021 背景色明度情報
1022 背景色色相情報
1031 高視認性文字明度情報
1032 高視認性非文字要素明度情報
1041 高調和性色相情報
1051 使用不可色相範囲情報
1081 文字色情報
1082 白黒文字情報
1083 灰色文字情報
1091 非文字要素色情報
1101 高優先性色情報
1102 高優先性文字色情報
1131 色範囲情報
1141 色意味情報
1151 意味識別情報
1161 有意色情報
1162 有意文字色情報
10001 背景色指定エリア

Claims (8)

  1. 電子コンテンツの背景の色である背景色を示す背景色情報を取得する背景色情報取得部と、
    前記背景色情報に対応する背景色の明度を示す背景色明度情報および当該背景色の色相を示す背景色色相情報を生成する背景色明度色相情報生成部と、
    前記背景色明度情報に対応する明度を有する背景の中の文字の視認性が予め定めた程度以上となるような文字の明度を示す高視認性文字明度情報、当該背景の中の文字以外の要素である非文字要素の視認性が予め定めた程度以上となるような非文字要素の明度を示す高視認性非文字要素明度情報を生成する高視認性明度情報生成部と、
    前記背景色色相情報に対応する色相に対する別の色相の調和性が予め定めた程度以上となるような別の色相を示す高調和性色相情報を生成する高調和性色相情報生成部と、
    前記背景色色相情報に対応する色相に対して使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報を生成する使用不可色相範囲情報生成部と、
    前記使用不可色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれない前記高調和性色相情報を選択する高調和性色相情報選択部と、
    選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む文字色情報を生成する文字色情報生成部と、
    選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性非文字要素明度情報とを含む非文字要素色情報を生成する非文字要素色情報生成部と
    を備えることを特徴とする配色処理装置。
  2. 選択された複数の前記高調和性色相情報に対し優先順位を設定する高調和性色相情報優先順位設定部と、
    複数の前記高調和性色相情報から前記優先順位に基づいて1以上の高調和性色相情報を選択し、選択された当該高調和性色相情報を含む高優先性色情報を生成する高優先性色情報生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の配色処理装置。
  3. 選択された複数の前記高調和性色相情報に対し優先順位を設定する高調和性色相情報優先順位設定部と、
    複数の前記高調和性色相情報から前記優先順位に基づいて1以上の高調和性色相情報を選択し、選択された当該高調和性色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む高優先性文字色情報を生成する高優先性色情報生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の配色処理装置。
  4. 複数の色の各範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲に対応する色相の範囲を示す色相範囲情報とを含む色範囲情報が記憶される色情報データベースと、
    前記各色の範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲の意味を示す意味識別情報とからなる色意味情報が記憶される色意味情報データベースと、
    前記電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味を示す意味識別情報を含む色意味情報を前記色意味情報データベースから検索し、当該色意味情報から色範囲識別情報を読み出し、当該色範囲識別情報を含む色範囲情報を前記色情報データベースから検索し、当該色範囲情報から色相範囲情報を読み出し、当該色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれる色相を選択し、当該色相を示す有意色相情報を含む有意色情報を生成する有意色情報生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の配色処理装置。
  5. 複数の色の各範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲に対応する色相の範囲を示す色相範囲情報とを含む色範囲情報が記憶される色情報データベースと、
    前記各色の範囲につき、当該色の範囲を示す色範囲識別情報と、当該色の範囲の意味を示す意味識別情報とからなる色意味情報が記憶される色意味情報データベースと、
    前記電子コンテンツにより伝達すべき事象の意味を示す意味識別情報を含む色意味情報を前記色意味情報データベースから検索し、当該色意味情報から色範囲識別情報を読み出し、当該色範囲識別情報を含む色範囲情報を前記色情報データベースから検索し、当該色範囲情報から色相範囲情報を読み出し、当該色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれる色相を選択し、当該色相を示す有意色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む有意文字色情報を生成する有意色情報生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の配色処理装置。
  6. 前記有意色情報生成部は、
    選択した前記色相が前記使用不可色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれるなら、選択した前記色相を含む範囲を示す前記色相範囲情報に対応する色相の範囲の色に類似する色の範囲を示す色範囲情報を前記色情報データベースから検索し、選択した前記色相に代えて、当該色範囲情報に対応する色相の範囲から選択した色相を使用する
    ことを特徴とする請求項4または5記載の配色処理装置。
  7. 電子コンテンツの背景の色である背景色に適した配色を行う配色処理装置の動作方法であって、
    前記配色処理装置の背景色情報取得部が、前記電子コンテンツの背景の色である背景色を示す背景色情報を取得する工程と、
    前記配色処理装置の背景色明度色相情報生成部が、前記背景色情報に対応する背景色の明度を示す背景色明度情報および当該背景色の色相を示す背景色色相情報を生成する工程と、
    前記配色処理装置の高視認性明度情報生成部が、前記背景色明度情報に対応する明度を有する背景の中の文字の視認性が予め定めた程度以上となるような文字の明度を示す高視認性文字明度情報、当該背景の中の文字以外の要素である非文字要素の視認性が予め定めた程度以上となるような非文字要素の明度を示す高視認性非文字要素明度情報を生成する工程と、
    前記配色処理装置の高調和性色相情報生成部が、前記背景色色相情報に対応する色相に対する別の色相の調和性が予め定めた程度以上となるような別の色相を示す高調和性色相情報を生成する工程と、
    前記配色処理装置の使用不可色相範囲情報生成部が、前記背景色色相情報に対応する色相に対して使用できない色相の範囲を示す使用不可色相範囲情報を生成する工程と、
    前記配色処理装置の高調和性色相情報選択部が、前記使用不可色相範囲情報に対応する色相の範囲に含まれない前記高調和性色相情報を選択する工程と、
    前記配色処理装置の文字色情報生成部が、選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性文字明度情報とを含む文字色情報を生成する工程と、
    前記配色処理装置の非文字要素色情報生成部が、選択された前記高調和性色相情報と、前記高視認性非文字要素明度情報とを含む非文字要素色情報を生成する工程と
    を備えることを特徴とする配色処理装置の動作方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の配色処理装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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