JP5548723B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5548723B2
JP5548723B2 JP2012103677A JP2012103677A JP5548723B2 JP 5548723 B2 JP5548723 B2 JP 5548723B2 JP 2012103677 A JP2012103677 A JP 2012103677A JP 2012103677 A JP2012103677 A JP 2012103677A JP 5548723 B2 JP5548723 B2 JP 5548723B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face image
priority
user
information
presentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012103677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013232093A (ja
Inventor
英明 飛内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rakuten Group Inc
Original Assignee
Rakuten Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rakuten Inc filed Critical Rakuten Inc
Priority to JP2012103677A priority Critical patent/JP5548723B2/ja
Priority to US14/388,938 priority patent/US9449215B2/en
Priority to PCT/JP2013/055502 priority patent/WO2013161383A1/ja
Publication of JP2013232093A publication Critical patent/JP2013232093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5548723B2 publication Critical patent/JP5548723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/16Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
    • G06V40/168Feature extraction; Face representation
    • G06V40/171Local features and components; Facial parts ; Occluding parts, e.g. glasses; Geometrical relationships
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/16Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/50Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of still image data
    • G06F16/58Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually
    • G06F16/583Retrieval characterised by using metadata, e.g. metadata not derived from the content or metadata generated manually using metadata automatically derived from the content

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Library & Information Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Description

本発明は、基準の顔画像と複数の顔画像とを比較して、基準の顔画像と類似する顔画像に対応する情報を提示させる情報処理装置及び情報処理方法の技術分野に関する。
従来、基準の顔画像と複数の顔画像とを比較して、基準の顔画像と類似する顔画像に対応する情報を提示させる技術が知られている。この技術において、基準の顔画像と複数の顔画像との比較方法は様々存在する。
例えば、特許文献1には、顔画像から目や口などの顔のパーツを抽出し、抽出結果に基づき顔の特徴量を抽出し、抽出された特徴量に基づき顔画像同士の相関値を求め、相関値が最大となる顔画像を出力する技術が開示されている。特許文献1に開示された技術は、基本的に顔全体を比較対象とする。
一方、特許文献2には、ユーザにより指定された顔の部分に対応する顔画像パーツファイルとデータベースに格納されている顔画像パーツファイルとを照合し、一致度の高い順に顔画像パーツファイルを複数選択し、顔画像パーツデータに対応する顔全体画像を検索結果として表示させる技術が開示されている。特許文献2に開示された技術は、顔を構成する一部の要素のみを比較対象とする。
特開2003−178304号公報 特開2004−192213号公報
しかしながら、顔画像の類似性に関して、特許文献1に記載の技術では、顔全体は考慮されるが、顔を構成する一部の要素については考慮されていない。また、特許文献2に記載の技術では、顔を構成する一部の要素については考慮されるが、顔全体は考慮されない。そのため、何れの技術においても、ユーザが好む顔の要素を考慮しながら全体的にユーザの好みの顔画像を抽出することが困難であった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ユーザが好む顔の要素を考慮しながら全体的にユーザの好みの顔画像に対応する情報を提示させることができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段と、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度が第1閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段と、前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づいて決定する提示順位決定手段と、提示された複数の提示情報の中からユーザにより選択された提示情報を特定する提示情報特定手段と、前記提示情報特定手段により特定された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なる場合、異なることが識別可能なように表示を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、基準の顔画像と全体的に類似する顔画像に対応する提示情報の提示順が、基準の顔画像と抽出された顔画像との要素ごとの類似度と、ユーザの指定に応じた優先度とに基づいて決定される。そのため、ユーザが好む顔の中からユーザが好む顔の要素を優先して、情報を提示させることができる。つまり、ユーザが好む顔の要素を考慮しながら全体的にユーザの好みの顔画像に対応する情報を提示させることができる。
請求項2に記載の発明は、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段と、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づく指標値が第2閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段と、前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度に基づいて決定する提示順位決定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、基準の顔画像との要素ごとの類似度とユーザの指定に応じた優先度とに基づく指標値が閾値以上である顔画像が抽出される。そして、抽出された顔画像に対応する提示情報の提示順が、基準の顔画像と抽出された顔画像とが全体的に類似する程度に基づいて決定される。そのため、ユーザが好む要素を有する顔の中からユーザが好む顔を優先して、情報を提示させることができる。つまり、ユーザが好む顔の要素を考慮しながら全体的にユーザの好みの顔画像に対応する情報を提示させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記提示情報は、前記第1抽出手段により抽出された顔画像を含み、まだ選択されていない前記提示情報の前記提示順位よりも下位の前記提示順位が前記提示順位決定手段により決定された前記提示情報が選択されたか否かを判定する第1判定手段と、選択された前記提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なるか否かを判定する第2判定手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記第1判定手段により前記選択されたと判定され、且つ、前記第2判定手段により前記異なると判定された場合、前記選択された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素の優先度を高くすることを勧める情報を提示させことを特徴とする。
ユーザが提示順と同じ順番で提示情報を選択せずに、基準の顔画像との類似度が最も高い要素が、優先度が最も高い要素と異なる顔画像に対応する提示情報を選択した場合、ユーザが好みだと思っていた要素と実際にユーザが好む要素とが異なる蓋然性がある。本発明によれば、選択された提示情報に対応する顔画像において類似度が最も高い要素の優先度を高くすることを勧める情報が提示される。そのため、ユーザが気づかなかった好みの要素をユーザが知ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報処理装置において、前記第1判定手段により前記選択されたと判定され、且つ、前記第2判定手段により前記異なると判定された場合、前記選択された提示情報に対応する顔画像における各前記要素の類似度の割合を提示させる提示手段を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、選択された提示情報に対応する顔画像における各要素の類似度の割合が提示される。そのため、ユーザが気づかなかった要素ごとの好みの割合をユーザが知ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記提示情報は、前記第1抽出手段により抽出された顔画像を含み、まだ選択されていない前記提示情報の前記提示順位よりも下位の前記提示順位が前記提示順位決定手段により決定された前記提示情報が選択されたか否かを判定する第1判定手段と、選択された前記提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なるか否かを判定する第2判定手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記第1判定手段により前記選択されたと判定され、且つ、前記第2判定手段により前記異なると判定された場合、前記複数の提示情報のうち、前記選択された提示情報に対応する顔画像と類似度が最も高い前記要素が同じである顔画像に対応する前記提示情報の表示態様を、他の前記提示情報の表示態様と異ならせことを特徴とする。
本発明によれば、選択された提示情報に対応する顔画像と類似度が最も高い要素が同じである顔画像に対応する提示情報の表示態様が他の提示情報の表示態様と異なるように表示される。そのため、ユーザが気づかなかった好みの要素を有する顔画像を容易に見付けることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第1抽出手段は、前記ユーザにより指定された顔画像を前記基準の顔画像として用いて顔画像を抽出し、前記第1抽出手段により抽出された顔画像の数が予め設定された数以下である場合、過去に前記基準の顔画像として指定された顔画像の中から、前記ユーザにより指定された顔画像との類似度が第3閾値以上である顔画像を抽出する第2抽出手段を更に備え、前記第1抽出手段は、前記第2抽出手段により抽出された顔画像を更に前記基準の顔画像として用いて顔画像を抽出することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザにより指定された基準の顔画像のみでは十分な数の顔画像を抽出することはできなくても、ユーザが好みに近い顔画像を抽出することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置において、記憶手段に記憶された前記ユーザによる優先度の指定履歴に基づいて、前記要素ごとの優先度を決定する優先度決定手段と、前記要素ごとの優先度を前記ユーザが指定するための入力領域として、前記優先度決定手段により決定された前記要素ごとの優先度が設定された入力領域を表示させる表示制御手段と、を更に備え、前記優先度特定手段は、前記入力領域で指定された前記要素ごとの優先度を取得することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの過去の優先度の指定状況に基づいて、入力領域に自動的に優先度が設定される。そのため、ユーザによる優先度の指定の手間を省くことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第1抽出手段は、前記要素ごとの優先度とともに前記ユーザにより指定された顔画像を前記基準の顔画像として用いて顔画像を抽出し、前記ユーザにより過去に指定された顔画像の中から、前記ユーザにより今回指定された顔画像との類似度が第4閾値以上である顔画像を抽出する第3抽出手段と、前記要素ごとの優先度を前記ユーザが指定するための入力領域として、前記第3抽出手段により抽出された顔画像とともに前記ユーザにより過去に指定された前記要素ごとの優先度が設定された入力領域を表示させる表示制御手段と、を更に備え、前記優先度特定手段は、前記入力領域で指定された前記要素ごとの優先度を取得することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが過去に指定した顔画像のうち今回指定した顔画像に類似する顔画像とともにユーザが指定した優先度が入力領域に自動的に設定される。そのため、ユーザによる優先度の指定の手間を省くことができる。
請求項9に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定ステップと、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定ステップにより特定された優先度を用いないで算出された類似度が第1閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出ステップと、前記第1抽出ステップにより抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定ステップにより特定された前記要素ごとの優先度と、に基づいて決定する提示順位決定ステップと、提示された複数の提示情報の中からユーザにより選択された提示情報を特定する提示情報特定ステップと、前記提示情報特定ステップにより特定された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定ステップにより特定された優先度が最も高い前記要素とが異なる場合、異なることが識別可能なように表示を制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定ステップと、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定ステップにより特定された前記要素ごとの優先度と、に基づく指標値が第2閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出ステップと、前記第1抽出ステップにより抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定ステップにより特定された優先度を用いないで算出された類似度に基づいて決定する提示順位決定ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンピュータを、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度が第1閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づいて決定する提示順位決定手段、提示された複数の提示情報の中からユーザにより選択された提示情報を特定する提示情報特定手段、及び、前記提示情報特定手段により特定された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なる場合、異なることが識別可能なように表示を制御する制御手段、として機能させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、コンピュータを、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づく指標値が第2閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段、及び、前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度に基づいて決定する提示順位決定手段、として機能させることを特徴とする。
また、本発明に係る記録媒体は、コンピュータを、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記複数の要素を含む範囲における類似度が第1閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段、及び、前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づいて決定する提示順決定手段、として機能させる情報処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
また、本発明に係る記録媒体は、コンピュータを、基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段、複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づく指標値が第2閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段、及び、前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記複数の要素を含む範囲における類似度に基づいて決定する提示順決定手段、として機能させる情報処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが好む顔の要素を考慮しながら全体的にユーザの好みの顔画像に対応する情報を提示させることができる。
一実施形態に係る情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。 検索条件指定ページの表示例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供サーバ1による処理の概要の一例を示す図である。 評価値の算出例を示す図である。 検索結果ページの表示例を示す図である。 詳細情報ページの表示例である。 詳細結果ページが表示された後の検索結果ページの再表示例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 (a)は、会員情報DB12aに登録される内容の一例を示す図であり、(b)は、ユーザ顔画像DB12bに登録される内容の一例を示す図であり、(c)は、基準顔画像DB12cに登録される内容の一例を示す図であり、(d)は、検索履歴DB12dに登録される内容の一例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索条件指定ページ送信処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の詳細情報ページ送信処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索結果ページ再送信処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の優先度設定処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供サーバ1による処理の概要の一例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索処理における処理例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.第1実施形態]
[1−1.情報処理システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る情報処理システムSの構成について、図1乃至図7を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システムSは、情報提供サーバ1及び複数のユーザ端末2を含んで構成されている。そして、情報提供サーバ1と各ユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
情報提供サーバ1は、情報提供サイトに関する各種処理を実行するサーバ装置である。情報提供サイトは、情報提供サイトに会員登録されたユーザに対して他のユーザを紹介するためのウェブサイトである。情報提供サイトは、例えば、結婚相談所のウェブサイトである。情報提供サイトにおいて、ユーザは、好みの顔を表す顔画像を指定することができる。情報提供サーバ1は、指定された顔画像を基準顔画像とする。情報提供サーバ1は、基準顔画像に基づいて、会員登録された複数のユーザ中から、顔が顔画像を指定したユーザの好みの顔に類似するユーザを検索する。そして、情報提供サーバ1は、検索されたユーザの情報をユーザ端末2によりユーザへ提示させる。
ユーザ端末2は、情報提供サイトを利用するユーザの端末装置である。ユーザ端末2は、ユーザからの操作に基づいて情報提供サーバ1にアクセスすることにより、情報提供サーバ1からウェブページを受信して画面に表示する。ユーザ端末2には、ブラウザや電子メールクライアント等のソフトウェアが組み込まれている。ユーザ端末2としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン等の携帯情報端末、携帯電話機等が用いられる。
次に、顔画像を用いたユーザの検索方法、及び、検索結果の表示方法について説明する。図2は、検索条件指定ページの表示例を示す図である。検索条件指定ページは、ユーザを検索するための条件を指定するためのウェブページである。条件を指定して検索を要求するユーザを、「要求ユーザ」という。検索条件指定ページにおいて、要求ユーザは、好みの顔を現す顔画像を基準顔画像として指定することができる。また、要求ユーザは、基準顔画像において、顔を構成する複数の要素のそれぞれについて、優先度を指定することができる。優先度は、対応する顔の要素を要求ユーザが重視する程度を示す。要求ユーザが重視する程度が高いほど、優先度が高くなる。要求ユーザは、基準顔画像において、例えば、特に好む顔の要素の優先度を他の要の優先度よりも高くすることができる。
図2に示すように、検索条件指定ページは、基準顔画像表示領域110、基準顔画像指定ボタン120、優先度設定領域130及び検索ボタン140を含む。基準顔画像表示領域110には、要求ユーザにより指定された基準顔画像が表示される。
基準顔画像指定ボタン120を要求ユーザが選択すると、基準顔画像を指定するためのウインドウが表示される。このウインドウにおいて、要求ユーザは、例えば、ユーザ端末2に記憶されている顔画像を指定する。すると、基準顔画像表示領域110には、指定された顔画像が基準顔画像として表示される。なお、例えば、基準顔画像の候補となる複数の顔画像を情報提供サーバ1が記憶し、情報提供サーバ1が記憶している顔画像の中から要求ユーザが基準顔画像を選択することができるように、情報提供サーバ1が構成されてもよい。また、例えば、要求ユーザが有名人の名前を入力すると、情報提供サーバ1は、入力された名前の有名人の顔画像を検索し、検索された顔画像の中から要求ユーザが基準顔画像を選択することができるように、情報提供サーバ1が構成されてもよい。
優先度設定領域130は、複数の優先度入力領域131(131a〜131d)を含む。各優先度入力領域131は、優先度を入力するための入力領域である。各優先度入力領域131は、本発明における入力領域の一例である。優先度入力領域131a、131b、131c及び131dは、それぞれまゆ毛、目、鼻及び口に対応している。要求ユーザは、まゆ毛、目、鼻及び口のそれぞれについて、優先度を指定することができる。また、百分率で優先度の指定が可能である。全ての要素の優先度の合計値は100%になる。なお、指定可能な優先度の形式は、百分率に限られるものではない。例えば、優先度は、点数や、「◎」、「○」、「△」及び「×」等の記号で指定可能であってもよい。優先度を指定するための入力領域は、例えば、スライドバーやセレクトボックス等であってもよい。また、優先度を指定可能な顔の要素は、まゆ毛、目、鼻及び口に限られるものではない。例えば、耳や顔の輪郭に対して優先度を指定が可能になっていてもよい。また、顔の要素に加えて、頭部についても優先度の指定が可能になっていてもよい。検索ボタン140は、情報提供サーバに検索を要求するためのボタンである。
図3は、本実施形態に係る情報提供サーバ1による処理の概要の一例を示す図である。情報提供サーバ1は、検索が要求されると、基準顔画像の顔全体と各ユーザの顔画像の顔全体とを比較する(図3(1))。各ユーザの顔画像は、情報提供サーバ1が備えるユーザ顔画像DB12bに登録されている。「DB」は、データベースの略語である。ここで、顔全体は、優先度を指定可能な複数の要素の全てを少なくとも含む範囲であればよい。例えば、まゆ毛、目、鼻及び口の優先度の指定が可能である場合、顔全体は、まゆ毛、目、鼻及び口の何れも含む。一方、顔全体は、耳、顔の輪郭、頭部を含んでいてもよいし含んでいなくてもよい。
情報提供サーバ1は、比較結果に基づいて、顔全体が基準顔画像と類似するユーザの顔画像を抽出する(図3(2))。ここで抽出される顔画像を、「抽出顔画像」という。
次に、情報提供サーバ1は、基準顔画像と抽出顔画像とを要素ごとに比較する(図3(3))。そして、情報提供サーバ1は、要素ごとの類似度を算出する。次いで、情報提供サーバ1は、要素ごとの類似度と、要求ユーザにより指定された要素ごとの優先度とに基づいて、抽出顔画像ごとに評価値を算出する(図3(4))。
図4は、評価値の算出例を示す図である。情報提供サーバ1は、要素ごとの類似度に対応する優先度を掛け合わせて、重み付き類似度を算出する。この重み付き類似度は、要素ごとの評価値である。そして、情報提供サーバ1は、要素ごとの評価値を要素間で足し合わせて、顔画像の評価値を算出する。従って、優先度が低い要素の類似度よりも、優先度が高い要素の類似度の方が、評価値への影響度が高い。評価値は、本発明における指標値の一例である。
図4に示すように、要求ユーザにより指定されたまゆ毛、目、鼻及び口の優先度は、例えば、5%、80%、10%及び5%であるとする。また、基準顔画像に類似する顔画像として、ユーザA〜Eの顔画像が抽出されたとする。また、各要素の類似度は、1〜10の10段階である。
ユーザAのまゆ毛、目、鼻及び口の類似度は、2、10、4及び2である。従って、ユーザAの評価値は8.6(=2×5%+10×80%+4×10%+2×5%)である。また、ユーザBの類似度は、8、7、9及び10である。従って、評価値は、7.4である。ユーザCの類似度は、2、6、4及び10である。従って、評価値は5.8である。ユーザDの類似度は、2、6、4及び4である。従って、評価値は5.5である。ユーザEの類似度は、2、5、4及び10である。従って、評価値は、5.0である。
情報提供サーバ1は、評価値に基づいて、検索結果を並べ替える(図3(5))。具体的に、情報提供サーバ1は、評価値が高い顔画像であるほど、その顔画像に対応するユーザの情報の表示順位を高くする。図5は、検索結果ページの表示例を示す図である。検索結果ページは、検索されたユーザの一覧が表示されるWebページである。図5に示すように、検索結果ページには、複数の簡易情報210x(x=a,b,c・・・)が表示される。簡易情報210xは、検索されたユーザの簡易な情報である。例えば、簡易情報210xは、ユーザの顔画像211、ニックネーム、簡単なプロフィール等を含む。簡易情報210xは、検索されたユーザごとに表示される。上述したように、ユーザA、B、C、D、Eの順に、評価値が高い。そのため、簡易情報210xは、ユーザA、B、C、D、Eの順に、上から並べて表示される。符号210xのxは、ユーザのニックネームに対応する。例えば、簡易情報210aはユーザAに対応し、簡易情報210bはユーザBに対応する。なお、簡易情報210xは、本発明における提示情報の一例である。また、表示順位は、本発明における提示順の一例である。
例えば、ユーザAとユーザBとを比較する。ユーザAの複数の要素の類似度の単純な合計値は、18である。一方、ユーザBの複数の要素の類似度の単純な合計値は、31である。複数の要素の類似度の合計値と、顔全体の類似度とは相関する蓋然性がある。従って、基準顔画像が表す顔と顔全体で比較した場合、ユーザBの顔の方がユーザAの顔よりも、基準顔画像が表す顔に似ている蓋然性がある。しかしながら、優先度が高い目において、ユーザAの類似度はユーザBの類似度よりも高い。その一方で、目以外の要素の優先度は、目の優先度よりも相当低い。そのため、ユーザAの表示順位の方がユーザBの表示順位よりも高くなる。図3を用いて説明した処理により、情報提供サーバ1は、要求ユーザが好む顔の中から要求ユーザが好む顔の要素を優先して、情報を提示させることができる。
なお、情報提供サーバ1は、検索結果ページを最初に表示させるときは、評価値に基づく簡易情報210xの並べ替えをせず、検索結果ページにおいてユーザが並べ替えの操作を行ったときに簡易情報210xの並べ替えをして、検索結果ページを再表示させるようにしてもよい。
ところで、図3(2)において、要求ユーザが指定した基準顔画像と類似する顔画像の抽出数が少ない場合がある。その場合、情報提供サーバ1は、抽出数が増えるように処理を行う。情報提供サーバ1が備える基準顔画像DB12cには、各ユーザにより過去に基準顔画像として指定された顔画像が登録されている。そこで、情報提供サーバ1は、基準顔画像DB12cから、指定された基準顔画像と顔全体が類似する顔画像を抽出する。そして、情報提供サーバ1は、抽出した顔画像を基準顔画像に加える。そして、情報提供サーバ1は、指定された基準顔画像と抽出した基準顔画像とを含む複数の基準顔画像のうち少なくとも何れか1つの類似するユーザの顔画像を抽出する。
各ユーザは有名人の顔画像を基準顔画像として指定する傾向があると考えられる。従って、抽出された基準顔画像が顔を現す人物は、指定された基準顔画像が顔を現す人物と同一である場合がある。そのため、同一人物の複数の顔の表情の何れかに表情が近いユーザの顔を抽出することができる。例えば、或るユーザの顔が、指定された基準顔画像が表す表情に近くはなくても、抽出された基準顔画像が表す表情に近い場合がある。そのため、基準顔画像で指定された人物の顔に近い顔のユーザを検索することができる。
次に、検索結果ページにおける要求ユーザによる簡易情報210xの選択に基づく情報提示について説明する。
図5に示す検索結果ページにおいて、要求ユーザが所望の簡易情報210xを選択すると、詳細情報ページが表示される。詳細情報ページは、選択された簡易情報210xに対応するユーザの詳細な情報が表示されるウェブページである。要求ユーザが指定した要素ごとの優先度により特定される要求ユーザの好みの要素が、基準顔画像により表される顔に似ているユーザの簡易情報210xであるほど、表示順位が高くなる。簡易情報210xには、顔画像211が表示されているので、本来であれば、要求ユーザは、表示順位が高い順に簡易情報210xを選択すると考えられる。しかしながら、要求ユーザは、表示順位とは異なる順番で簡易情報210xを選択する場合がある。例えば、顔画像211を見た結果、ユーザが、上位の簡易情報210xの顔画像211よりも、下位の簡易情報210xの顔画像211の方が好みであると気づいた場合である。そこで、情報提供サーバ1は、まだ選択されていない簡易情報210xよりも表示順位が下位である簡易情報210xを要求ユーザが選択した場合であって、且つ、選択された簡易情報210xの顔画像211において類似度が最も高い要素と、複数の要素のうち要求ユーザが指定した優先度が最も高い要素とが異なる場合、優先度の指定を変更することを勧める情報を提示させる。ここで、選択された簡易情報210xの顔画像211を、「選択顔画像」という。また、顔画像において類似度が最も高い要素を、「最高類似度要素」という。また、要求ユーザが指定した優先度が最も高い要素を、「最高優先度要素」という。情報提供サーバ1は、具体的に、最高優先度要素の優先度よりも、最高類似度要素の優先度を高くすることを勧める情報を提示させる。
図6は、詳細情報ページの表示例である。例えば、図5に示す検索結果ページにおいて、要求ユーザは、マウスポインタMPを動かして、簡易情報210a及び210bの何れも選択せずに、簡易情報210cを選択したとする。すると、図6に示すように、ユーザCの詳細情報ページが表示される。詳細情報ページには、ユーザの詳細な情報及び検索結果再表示リンク310が表示される。検索結果再表示リンク310は、直前に表示されていた検索結果ページを再度表示させるためのリンクである。
図4が示す例において、最高優先度要素は目である。一方、ユーザCの顔画像の最高類似度要素は口である。従って、最高優先度要素と最高類似度要素とが異なるので、詳細情報ページには、更に、優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330が表示される。優先度変更推薦メッセージ320は、優先度の指定を変更することを勧めるメッセージである。優先度変更推薦メッセージ320として、例えば、「目の優先度よりも口の優先度を高くした方がよいのではありませんか?」が表示される。優先度変更推薦メッセージ320を見ることにより、要求ユーザは、自分が気づかなかった好みの要素を知ることができる。類似度割合表示領域330には、顔の複数の要素の類似度の合計値に対する各要素の類似度の割合が表示される。ユーザCのまゆ毛、目、鼻及び口の類似度の割合は、9%、27%、18%及び46%である。類似度割合表示領域330を見ることにより、要求ユーザは、要素ごとに好む割合として自分が気づかなかった割合を知ることができる。要求ユーザは、次に検索を行うときに、優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330の内容を参考にして優先度を指定することができる。なお、優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330のうち、優先度変更推薦メッセージ320のみが表示されてもよい。
なお、情報提供サーバ1は、選択顔画像の各要素の類似度の割合と優先度の割合とが乖離している場合に、類似度割合表示領域330が表示されるように処理してもよい。例えば、情報提供サーバ1は、要素ごとに類似度の割合と優先度の割合との差の絶対値を算出し、差の絶対値を要素間で足し合わせることにより、乖離度を算出する。そして、情報提供サーバ1は、まだ選択されていない簡易情報210xよりも表示順位が下位である簡易情報210xを要求ユーザが選択した場合であって、且つ、乖離度が予め設定された閾値以上である場合に、優先度変更推薦メッセージ320を表示させる。
要求ユーザが検索結果再表示リンク310を選択すると、検索結果ページが再表示される。ここで、まだ選択されていない簡易情報210xよりも表示順位が下位である簡易情報210xを要求ユーザが選択した場合であって、且つ、選択顔画像の最高類似度要素と最高優先度要素とが異なっていた場合、情報提供サーバ1は、顔画像211の最高類似度要素が選択顔画像の最高類似度要素と同一である簡易情報210xの表示態様を、他の簡易情報210xの表示態様と異ならせる。これにより、要求ユーザは、自分が気づかなかった好みの要素が基準顔画像に似ている顔画像を容易に見付けることができる。
図7は、ユーザCの詳細結果ページが表示された後の検索結果ページの再表示例を示す図である。ユーザA、B、D及びEのうち、最高類似度要素が口であるユーザは、ユーザEである。そのため、図7に示すように、例えば、簡易情報210eの枠が、簡易情報210a〜dの枠よりも太くなっている。基本的には、顔画像211の最高類似度要素が選択顔画像の最高類似度要素と同一である簡易情報210xの表示態様が、ユーザが視認しやすい態様に変更される。なお、表示態様の変更方法は、これだけに限られるものではない。例えば、簡易情報210xの領域の色、簡易情報210xの大きさ、文字の色、文字の大きさ、フォントスタイル等が変更されたり、簡易情報210xが点滅表示されたりしてもよい。また、検索結果ページが再表示されるときに、検索結果ページに優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330が表示されてもよい。
なお、情報提供サーバ1は、選択顔画像の各要素の類似度の割合と優先度の割合とが乖離している場合に、顔画像211の各要素の類似度の割合が選択顔画像と各要素の類似度の割合に近い簡易情報210xの表示態様を、他の簡易情報210xの表示態様と異ならせてもよい。
また、情報提供サーバ1は、過去に要求ユーザによる要素ごとの優先度の指定に基づいて、検索条件指定ページの優先度設定領域130内の各優先度入力領域131に予め優先度の初期値を設定してもよい。ユーザごとに優先度の指定の傾向があると考えられる。そこで、情報提供サーバ1は、要求ユーザが過去に指定した優先度が高い要素については、高い優先度を設定し、要求ユーザが過去に指定した優先度が低い要素については、低い優先度を設定する。優先度が自動的に設定されているので、要求ユーザは、検索条件指定ページにおいて、優先度を指定する手間を省くことができる。要求ユーザは、設定されている優先度を変更することもできる。
[1−2.情報提供サーバの構成]
次に、情報提供サーバ1の構成について、図8及び図9を用いて説明する。
図8は、本実施形態に係る情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、情報提供サーバ1は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース13とは、システムバス15を介して接続されている。
通信部11は、ネットワークNWに接続してユーザ端末2等との通信状態を制御するようになっている。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。記憶部12は、本発明における記憶手段の一例である。この記憶部12には、会員情報DB12a、ユーザ顔画像DB12b、基準顔画像12c及び検索履歴DB12d等のデータベースが構築されている。
図9(a)は、会員情報DB12aに登録される内容の一例を示す図である。会員情報DB12aには、情報提供サイトに会員登録しているユーザに関する会員情報が登録される。具体的に、会員情報DB12aには、ユーザID、パスワード、ニックネーム、氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、プロフィール等のユーザの属性が、ユーザごとに対応付けて登録される。
図9(b)は、ユーザ顔画像DB12bに登録される内容の一例を示す図である。ユーザ顔画像DB12bには、各ユーザの顔画像が登録される。具体的に、ユーザ顔画像DB12bには、ユーザID及び顔画像の画像データが、ユーザごとに対応付けて登録されている。ユーザIDは、顔画像が顔を表すユーザを示す。
図9(c)は、基準顔画像DB12cに登録される内容の一例を示す図である。基準顔画像DB12cには、過去に基準顔画像として指定された顔画像が登録される。具体的に、基準顔画像DB12cには、画像ID及び顔画像の画像データが顔画像ごとに対応付けて登録されている。画像IDは、顔画像の識別情報である。
図9(d)は、検索履歴DB12dに登録される内容の一例を示す図である。検索履歴DB12dには、ユーザにより指定された検索条件を含む検索履歴が登録される。具体的に、検索履歴DB12dには、ユーザID、検索日時、画像ID及び顔の要素ごとの優先度が、検索ごとに登録される。ユーザIDは、検索を要求したユーザを示す。画像IDは、基準顔画像として指定された顔画像を示す。なお、検索履歴は、本発明における指定履歴の一例である。
次に、記憶部12に記憶されるその他の情報について説明する。記憶部12には、ウェブページを表示するためのHTML(HyperText Markup Language)文書、XML(Extensible Markup Language)文書、画像データ、テキストデータ、電子文書等の各種データが記憶されている。また、記憶部12には、各種の設定値が記憶されている。
また、記憶部12には、オペレーティングシステム、WWW(World Wide Web)サーバプログラム、DBMS(Database Management System)、情報提供管理プログラム等の各種プログラムが記憶されている。情報提供管理プログラムは、ユーザの検索等の処理を実行するためのプログラムである。情報提供管理プログラムは、本発明における情報処理プログラムの一例である。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
入出力インターフェース13は、通信部11及び記憶部12とシステム制御部14との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部14は、CPU14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c等により構成されている。そして、システム制御部14は、CPU14aが、各種プログラムを読み出し実行することにより、本発明における優先度特定手段、第1抽出手段、提示順決定手段、提示情報特定手段、第1判定手段、第2判定手段、第1提示手段、第2提示手段、表示態様制御手段、第2抽出手段、優先度決定手段、表示制御手段及び第3抽出手段として機能するようになっている。
なお、情報提供サーバ1が、複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、検索を行うサーバ装置、ユーザ端末2からのリクエストに応じてウェブページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよい。
[1−3.情報処理システムの動作]
図10は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索条件指定ページ送信処理における処理例を示すフローチャートである。検索条件指定ページ送信処理は、情報提供サーバ1が、ユーザ端末2から送信された検索条件指定ページのリクエストを受信したときに開始される。検索条件指定ページのリクエストは、リクエストを送信したユーザ端末2を利用する要求ユーザのユーザIDを含む。
図10に示すように、システム制御部14は、要求ユーザのユーザIDを含む検索履歴を検索履歴DB12dから検索する(ステップS1)。このとき、システム制御部14は、検索対象とする検索日時の範囲を限定してもよい。次いで、優先度決定手段としてのシステム制御部14は、検索された検索履歴に設定された優先度の要素ごとの平均値を算出する(ステップS2)。次いで、表示制御手段としてのシステム制御部14は、検索条件指定ページのHTML文書を生成する(ステップS3)。具体的に、システム制御部14は、算出した各平均値が、対応する要素の優先度入力領域131に初期値として設定されるようにHTML文書を生成する。例えば、システム制御部14は、優先度入力領域131のinputタグのvalue属性に平均値を設定する。表示制御手段としてのシステム制御部14は、生成したHTML文書を、リクエストの送信元のユーザ端末2へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、検索条件指定ページ送信処理を終了させる。
図11は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索処理における処理例を示すフローチャートである。検索条件指定ページにおいて、要求ユーザが検索ボタン140を選択すると、ユーザ端末2は、検索リクエストを情報提供サーバ1へ送信する。検索リクエストは、要求ユーザにより指定された基準顔画像、要素ごとの優先度及び要求ユーザのユーザIDを含む。検索処理は、情報提供サーバ1が検索リクエストを受信したときに開始される。優先度特定手段としてのシステム制御部14は、検索リクエストを受信することにより、要素ごとの優先度を取得して特定する。
図11に示すように、システム制御部14は、要求ユーザにより指定された基準顔画像と、ユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像との顔全体の類似度を算出する(ステップS11)。顔画像間の顔全体の類似度の算出方法は公知であるので、詳細な処理内容の説明は省略する。次いで、第1抽出手段としてのシステム制御部14は、ユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像のうち、類似度が予め設定された閾値1以上である顔画像を、抽出顔画像として抽出する(ステップS12)。次いで、システム制御部14は、抽出顔画像の抽出数が、予め設定された設定数より大きいか否かを判定する(ステップS13)。このとき、システム制御部14は、抽出数が設定数より大きいと判定した場合には(ステップS13:YES)、ステップS14に移行する。一方、システム制御部14は、抽出数が設定数以下であると判定した場合には(ステップS13:NO)、ステップS15に移行する。
ステップS14において、システム制御部14は、基準顔画像と抽出顔画像との要素ごとの類似度を算出する。次いで、システム制御部14は、ステップS20に移行する。顔画像間の要素ごとの類似度の算出方法は公知であるので、詳細な処理内容の説明は省略する。
ステップS15において、システム制御部14は、基準顔画像と基準顔画像DB12cに登録されている顔画像との顔全体の類似度を算出する。そして、第2抽出手段としてのシステム制御部14は、基準顔画像DB12cに登録されている顔画像のうち類似度が予め設定された閾値2以上である顔画像を、基準顔画像として抽出する。
次いで、システム制御部14は、抽出した基準顔画像とユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像との顔全体の類似度を算出する(ステップS16)。このとき、システム制御部14は、基準顔画像が複数検索された場合には、ユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像の1つにつき、複数の基準顔画像のそれぞれについて類似度を算出する。そして、システム制御部14は、算出した複数の類似度のうち最も高い類似度を最終的な類似度とする。次いで、システム制御部14は、ユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像のうち、類似度が予め設定された閾値1以上である顔画像を、抽出顔画像として抽出する(ステップS17)。
次いで、システム制御部14は、ステップS12における抽出結果とステップS17における抽出結果とをマージして、最終的な抽出結果とする(ステップS18)。次いで、システム制御部14は、基準顔画像と抽出顔画像との要素ごとの類似度を算出する(ステップS19)。このとき、システム制御部14は、ステップS12において抽出した顔画像の要素ごとの類似度を、要求ユーザにより指定された基準顔画像を用いて算出する。一方、システム制御部14は、ステップS17において抽出した顔画像の要素ごとの類似度を、ステップS15において抽出した基準顔画像を用いて算出する。次いで、システム制御部14は、ステップS20に移行する。
ステップS20において、システム制御部14は、要素ごとの類似度をそれぞれ要求ユーザにより指定された優先度で重み付けして、抽出顔画像の評価値を算出する。次いで、提示順決定手段としてのシステム制御部14は、抽出顔画像の評価値が高い順に抽出顔画像に対応するユーザのユーザIDを並べ替えて、表示順位を決定する(ステップS21)。次いで、システム制御部14は、検索リストを生成する(ステップS22)。検索リストは、検索されたユーザのリストである。検索リストには、ユーザごとにユーザID、表示順位、要素ごとの類似度及び選択フラグが登録される。選択フラグは、簡易情報210xが選択されたか否かを示す情報である。選択フラグの初期値はFALSEである。システム制御部14は、生成した検索リストを、要求ユーザのユーザIDに対応付けて記憶部12に記憶させる。
次いで、システム制御部14は、検索されたユーザの簡易情報210xが表示順位順に表示される検索結果ページのHTML文書を生成する(ステップS23)。そして、システム制御部14は、生成したHTML文書を、リクエストの送信元のユーザ端末2へ送信する。
次いで、システム制御部14は、基準顔画像を新しい画像IDと対応付けて基準顔画像DB12cに登録する(ステップS24)。次いで、システム制御部14は、検索履歴を登録する(ステップS25)。具体的に、システム制御部14は、要求ユーザのユーザID、基準顔画像の画像ID、要求ユーザにより指定された要素ごとの優先度を含む検索履歴を、検索履歴DB12dに登録する。システム制御部14は、この処理を終えると、検索処理を終了させる。
図12は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の詳細情報ページ送信処理における処理例を示すフローチャートである。検索結果ページにおいて、要求ユーザが何れかの簡易情報210xを選択すると、ユーザ端末2は、詳細情報ページリクエストを情報提供サーバ1へ送信する。詳細情報ページリクエストは、選択された簡易情報210xに対応するユーザのユーザID及び要求ユーザのユーザIDを含む。詳細情報ページ送信処理は、情報提供サーバ1が詳細情報ページリクエストを受信したときに開始される。提示情報特定手段としてのシステム制御部14は、詳細情報ページリクエストから、選択された簡易情報210xに対応するユーザのユーザIDを取得することにより、選択された簡易情報210xを特定する。
図12に示すように、システム制御部14は、選択された簡易情報210xの表示順位を取得する(ステップS41)。具体的に、システム制御部14は、要求ユーザのユーザIDに対応する検索リストから、選択された簡易情報210xに対応するユーザのユーザIDに対応する表示順位を取得する。次いで、第1判定手段としてのシステム制御部14は、選択された簡易情報210xよりも表示順位が上位である簡易情報210xの中にまだ選択されていない簡易情報があるか否かを判定する(ステップS42)。具体的に、システム制御部14は、検索リストにおいて、取得した表示順位よりも上位の全ての表示順位のそれぞれに対応する選択フラグにFALSEが設定されているか否かを判定する。このとき、システム制御部14は、全ての選択フラグにFALSEが設定されている場合には、選択された簡易情報210xよりも表示順位が上位である簡易情報210xの中にまだ選択されていない簡易情報はないと判定する(ステップS42:NO)。この場合、システム制御部14は、ステップS45に移行する。一方、システム制御部14は、少なくとも1つの選択フラグにTRUEが設定されている場合には、選択された簡易情報210xよりも表示順位が上位である簡易情報210xの中にまだ選択されていない簡易情報があると判定する(ステップS42:YES)。この場合、システム制御部14は、ステップS43に移行する。
ステップS43において、システム制御部14は、選択顔画像の最高類似度要素を特定する。次いで、第2判定手段としてのシステム制御部14は、最高類似度要素と最高優先度要素とが同一であるか否かを判定する(ステップS44)。このとき、システム制御部14は、最高類似度要素と最高優先度要素とが同一であると判定した場合には(ステップS44:YES)、ステップS45に移行する。一方、システム制御部14は、最高類似度要素と最高優先度要素とが異なると判定した場合には(ステップS44:NO)、ステップS46に移行する。なお、システム制御部14は、先にステップS44の判定を行い、その後ステップS42の判定を行ってもよい。
ステップS45において、システム制御部14は、選択された簡易情報210xに対応するユーザの詳細情報ページのHTML文書を記憶部12から取得する。そして、システム制御部14は、取得したHTML文書を、リクエストの送信元のユーザ端末2へ送信する。次いで、システム制御部14は、ステップS47に移行する。HTML文書を受信したユーザ端末2は、HTML文書に基づいて詳細情報ページを表示する。この場合の詳細情報ページには、優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330の何れも表示されない。
ステップS46において、システム制御部14は、選択された簡易情報210xに対応するユーザの詳細情報ページのHTML文書を記憶部12から取得する。次いで、第1提示手段及び第2提示手段としてのシステム制御部14は、優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330が表示されるように、取得したHTML文書に情報を設定する。この処理により、システム制御部14は、優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330をユーザ端末2によりユーザへ提示させる。そして、システム制御部14は、設定を行ったHTML文書を、リクエストの送信元のユーザ端末2へ送信する。次いで、システム制御部14は、ステップS47に移行する。HTML文書を受信したユーザ端末2は、HTML文書に基づいて詳細情報ページを表示する。この場合の詳細情報ページには、図6に示すように、優先度変更推薦メッセージ320及び類似度割合表示領域330が表示される。
ステップS47において、システム制御部14は、要求ユーザのユーザIDに対応する検索リストにおいて、選択された簡易情報210xに対応するユーザのユーザIDに対応する選択フラグを、TRUEに設定する。システム制御部14は、この処理を終えると、詳細情報ページ送信処理を終了させる。
図13は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索結果ページ再送信処理における処理例を示すフローチャートである。図13において、図12と同様の処理においては同様の符号が付されている。詳細情報ページにおいて、要求ユーザが検索結果再表示リンク310を選択すると、ユーザ端末2は、検索結果ページ再送信リクエストを情報提供サーバ1へ送信する。検索結果ページ再送信リクエストは、詳細情報ページに情報が表示されているユーザ(選択された簡易情報210xに対応するユーザ)のユーザID及び要求ユーザのユーザIDを含む。検索結果ページ再送信処理は、情報提供サーバ1が、検索結果ページ再送信リクエストを受信したときに開始される。
図13に示すように、システム制御部14は、ステップS41を実行した後、要求ユーザのユーザIDに対応する検索リストに基づいて、検索結果ページのHTML文書を生成する(ステップS61)。次いで、システム制御部14は、ステップS42〜S44を実行する。ステップS42において、システム制御部14は、選択された簡易情報210xよりも表示順位が上位である簡易情報210xの中にまだ選択されていない簡易情報はないと判定した場合には(ステップS42:NO)、ステップS64に移行する。ステップS44において、システム制御部14は、最高類似度要素と最高優先度要素とが同一であると判定した場合にも(ステップS44:YES)、ステップS64に移行する。一方、システム制御部14は、最高類似度要素と最高優先度要素とが異なると判定した場合には(ステップS44:NO)、ステップS62に移行する。
ステップS62において、システム制御部14は、要求ユーザに対応する検索リストに基づいて、検索結果ページに表示される簡易情報210xに対応する顔画像の中から、最高類似度要素が選択顔画像の最高類似度要素と同一である顔画像を抽出する。このとき、選択顔画像自体は抽出対象から除外される。次いで、表示態様制御手段としてのシステム制御部14は、検索結果ページのHTML文書を書き換えて、抽出した顔画像に対応する簡易情報210xの表示態様を変更する(ステップS63)。次いで、システム制御部14は、ステップS64に移行する。
ステップS64において、システム制御部14は、検索結果ページのHTML文書を、リクエストの送信元のユーザ端末2へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、検索結果ページ再送信処理を終了させる。ユーザ端末2は、受信したHTML文書に基づいて、図5に示すような検索結果ページまたは図7に示すように検索結果ページを表示する。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、基準顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定し、ユーザ顔画像DB12bに登録された複数の顔画像の中から、基準顔画像との複数の要素を含む範囲における類似度が閾値1以上である顔画像を抽出し、抽出された顔画像に対応して検索結果として表示される簡易情報210xの表示順位を、基準顔画像と抽出された顔画像との要素ごとの類似度と、要素ごとの優先度と、に基づいて決定する。そのため、ユーザが好む顔の中からユーザが好む顔の要素を優先して、情報を提示させることができる。
また、システム制御部14が、表示された複数の簡易情報210xの中からユーザにより選択された簡易情報210xを特定し、まだ選択されていない簡易情報210xの表示順位よりも下位の表示順位が決定された簡易情報210xが選択されたか否かを判定し、選択された簡易情報210xに対応する顔画像の最高類似度要素と最高優先度要素とが異なるか否かを判定し、まだ選択されていない簡易情報210xよりも下位の簡易情報210xが選択されたと判定され、且つ、最高類似度要素と最高優先度要素とが異なると判定された場合、優先度変更推薦メッセージ320を表示させる。そのため、ユーザが気づかなかった好みの要素をユーザが知ることができる。
また、システム制御部14が、まだ選択されていない簡易情報210xよりも下位の簡易情報210xが選択されたと判定され、且つ、最高類似度要素と最高優先度要素とが異なると判定された場合、類似度割合表示領域330を表示させる。そのため、そのため、ユーザが気づかなかった要素ごとの好みの割合をユーザが知ることができる。
また、システム制御部14が、まだ選択されていない簡易情報210xよりも下位の簡易情報210xが選択されたと判定され、且つ、最高類似度要素と最高優先度要素とが異なると判定された場合、複数の簡易情報210xのうち、選択顔画像と最高類似度要素が同じである顔画像に対応する簡易情報210xの表示態様を、他の簡易情報210xの表示態様と異ならせる。そのため、ユーザが気づかなかった好みの要素を有する顔画像を容易に見付けることができる。
また、システム制御部14が、ユーザにより指定された顔画像を基準顔画像として用いて、基準顔画像と全体的に類似する顔画像を抽出し、抽出された顔画像の数が設定数以下である場合、過去に基準顔画像として指定された顔画像の中から、ユーザにより指定された顔画像との類似度が閾値2以上である顔画像を抽出し、抽出された顔画像を更に基準顔画像として用いる。そのため、ユーザにより指定された基準顔画像のみでは十分な数の顔画像を抽出することはできなくても、ユーザが好みに近い顔画像を抽出することができる。
また、システム制御部14が、記憶部12に記憶された要求ユーザの検索履歴に基づいて要素ごとの優先度を決定し、決定された要素ごとの優先度がそれぞれ設定された複数の優先度入力領域131を含む優先度設定領域130を表示させる。そのため、ユーザによる優先度の指定の手間を省くことができる。
なお、情報提供サーバ1は、検索処理において、評価値に基づく並べ替えを行わなくてもよい。その代わり、検索結果ページにおいてユーザが並べ替えを要求する操作を行ったときに、情報提供サーバ1は、評価値に基づく並べ替えを行い、並べ替えの結果に応じた検索結果ページをユーザ端末2へ送信してもよい。
次に、検索条件指定ページの優先度設定領域130内の各優先度入力領域131に優先度を自動的に設定する別の実施例について説明する。情報提供サーバ1は、要求ユーザが過去に基準顔画像として指定した顔画像のうち今回指定した基準顔画像と類似する顔画像を抽出してもよい。そして、情報提供サーバ1は、抽出した顔画像を基準顔画像として要求ユーザが指定したときに、その基準顔画像とともに要求ユーザが指定した優先度を、優先度入力領域131に初期値として設定してもよい。過去に指定した基準顔画像と類似する基準顔画像を要求ユーザが指定する場合、過去に指定した基準顔画像とともに指定された優先度と同じ優先度を要求ユーザが今回も指定する蓋然性が高いからである。
図14は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の優先度設定処理における処理例を示すフローチャートである。検索条件指定ページにおいて要求ユーザが基準顔画像指定ボタン120を選択して、基準顔画像を指定する。すると、ユーザ端末2は、基準顔画像反映リクエストを情報提供サーバ1へ送信する。基準顔画像反映リクエストは、指定された基準顔画像及び要求ユーザのユーザIDを含む。優先度設定処理は、情報提供サーバ1が基準顔画像反映リクエストを受信したときに開始される。
図14に示すように、システム制御部14は、要求ユーザのユーザIDを含む検索履歴を検索履歴DB12dから検索する(ステップS81)。次いで、システム制御部14は、検索した検索履歴に設定された画像IDに対応する顔画像を、基準顔画像DB12cから取得する。基準顔画像DB12cから取得された顔画像は、要求ユーザが過去に指定した基準顔画像である。次いで、システム制御部14は、要求ユーザが今回指定した基準顔画像と過去に基準顔画像として指定した顔画像との顔全体の類似度を算出する。そして、第3抽出手段としてのシステム制御部14は、過去に基準顔画像として指定しされた顔画像のうち類似度が予め設定された閾値3以上である顔画像を抽出する(ステップS82)。次いで、システム制御部14は、該当する顔画像を抽出することができたか否かを判定する(ステップS83)。このとき、システム制御部14は、該当する顔画像を抽出することができなかったと判定した場合には(ステップS83:NO)、ステップS84に移行する。一方、システム制御部14は、該当する顔画像を抽出することができたと判定した場合には(ステップS83:YES)、ステップS85に移行する。
ステップS84において、システム制御部14は、今回指定された基準顔画像が基準顔画像表示領域110に表示される検索条件指定ページのHTML文書をユーザ端末2へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、優先度設定処理を終了させる。
ステップS85において、システム制御部14は、抽出された顔画像を基準顔画像として指定した検索履歴から、要素ごとの優先度を取得する。次いで、表示制御手段としてのシステム制御部14は、検索条件指定ページのHTML文書を生成する(ステップS86)。具体的に、システム制御部14は、取得した優先度が、対応する要素の優先度入力領域131に初期値として設定されるようにHTML文書を生成する。また、今回指定された基準顔画像が基準顔画像表示領域110に表示されるように設定を行う。表示制御手段としてのシステム制御部14は、生成したHTML文書を、リクエストの送信元のユーザ端末2へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、優先度設定処理を終了させる。なお、今回指定された基準顔画像と類似する顔画像が複数ある場合、システム制御部14は、例えば、類似度が最も高い顔画像を基準顔画像として指定されたときの優先度を設定してもよい。また、システム制御部14は、類似する複数の顔画像がそれぞれ指定されたときにともに指定された優先度の平均値を設定してもよい。
以上説明したように、本変形例によれば、システム制御部14が、ユーザにより基準顔画像として過去に指定された顔画像の中から、ユーザにより今回基準顔画像として指定された顔画像との類似度が閾値3以上である顔画像を抽出し、抽出された顔画像とともにユーザにより過去に指定された要素ごとの優先度がそれぞれ設定された複数の優先度入力領域131を含む優先度設定領域130を表示させる。そのため、ユーザによる優先度の指定の手間を省くことができる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態の概要について、図15を用いて説明する。第2実施形態においては、基準顔画像に類似する顔画像の抽出方法及び関連情報210の並べ替え方法が、第1実施形態の場合と異なる。図15は、本実施形態に係る情報提供サーバ1による処理の概要の一例を示す図である。なお、第1実施形態と同様の点についての説明は省略する。
情報提供サーバ1は、検索が要求されると、基準顔画像とユーザの顔画像とを要素ごとに比較する(図15(1))。次いで、情報提供サーバ1は、要素ごとの類似度と、要求ユーザにより指定された要素ごとの優先度とに基づいて、顔画像ごとに評価値を算出する。そして、情報提供サーバ1は、評価値が閾値以上であるユーザの顔画像を抽出顔画像として抽出する(図15(2))。次いで、情報提供サーバ1、基準顔画像の顔全体と抽出顔画像の顔全体とを比較する(図15(3))。そして、情報提供サーバ1は、基準顔画像の顔全体と抽出顔画像の顔全体との類似度に基づいて、検索結果を並べ替える(図15(4))。具体的に、情報提供サーバ1は、類似度が高い顔画像であるほど、その顔画像に対応する簡易情報210xの表示順位を高くする。これにより、情報提供サーバ1は、要求ユーザが好む要素を有する顔の中から要求ユーザが好む顔を優先して、情報を提示させることができる。
図16は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部14の検索処理における処理例を示すフローチャートである。図16において図11と同様の処理については同様の符号が付されている。
図16に示すように、システム制御部14は、指定された基準顔画像とユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像との要素ごとの類似度を算出する(ステップS101)。次いで、システム制御部14は、要素ごとの類似度をそれぞれ要求ユーザにより指定された優先度で重み付けして、抽出顔画像の評価値を算出する(ステップS102)。次いで、システム制御部14は、ユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像のうち、評価値が予め設定された閾値4以上である顔画像を、抽出顔画像として抽出する(ステップS103)。次いで、システム制御部14は、抽出顔画像の抽出数が、予め設定された設定数より大きいか否かを判定する(ステップS13)。このとき、システム制御部14は、抽出数が設定数より大きいと判定した場合には(ステップS13:YES)、ステップS105に移行する。一方、システム制御部14は、抽出数が設定数以下であると判定した場合には(ステップS13:NO)、ステップS15に移行する。
ステップS105において、システム制御部14は、基準顔画像と抽出顔画像と顔全体の類似度を算出する。次いで、システム制御部14は、ステップS111に移行する。
システム制御部14は、ステップS15を実行した後、抽出した基準顔画像とユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像との要素ごとの類似度を算出する(ステップS106)。このとき、システム制御部14は、基準顔画像が複数検索された場合には、ユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像の1つにつき、複数の基準顔画像のそれぞれについて類似度を算出する。次いで、システム制御部14は、要素ごとの類似度をそれぞれ要求ユーザにより指定された優先度で重み付けして、評価値を算出する(ステップS107)。このとき、システム制御部14は、基準顔画像が複数検索された場合には、算出した評価値のうち最も高い評価値を最終的な類似度とする。次いで、システム制御部14は、ユーザ顔画像DB12bに登録されている顔画像のうち、評価値が閾値4以上である顔画像を、抽出顔画像として抽出する(ステップS108)。次いで、システム制御部14は、ステップS103における抽出結果とステップS108における抽出結果とをマージして、最終的な抽出結果とする(ステップS109)。次いで、システム制御部14は、基準顔画像と抽出顔画像との顔全体の類似度を算出する(ステップS110)。次いで、システム制御部14は、ステップS111に移行する。
ステップS111において、システム制御部14は、抽出顔画像の類似度が高い順に抽出顔画像に対応するユーザのユーザIDを並べ替えて、表示順位を決定する。次いで、システム制御部14は、ステップS22〜S25を実行する。
なお、検索条件指定ページ送信処理及び優先度設定処理の処理内容は、第1実施形態の場合と同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、基準顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定し、ユーザ顔画像DB12bに登録された複数の顔画像の中から、基準顔画像との要素ごとの類似度と、要素ごとの優先度と、に基づく評価値が閾値4以上である顔画像を抽出し、抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される簡易情報210xの表示順位を、基準顔画像と抽出された顔画像との複数の要素を含む範囲における類似度に基づいて決定する。そのため、ユーザが好む要素を有する顔の中からユーザが好む顔を優先して、情報を提示させることができる。
なお、上記各実施形態においては、検索結果ページに、検索されたユーザの顔画像が表示されていた。しかしながら、顔画像は、表示されなくてもよい。また、上記各実施形態においては、簡易情報210xの選択により、情報提供サーバ1は、詳細情報ページをユーザ端末2により表示させていた。しかしながら、簡易情報210xの選択による情報提供サーバ1の処理内容は、詳細情報ページを表示させることに限られるものではない。また、閾値1〜4は、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
また、上記各実施形態においては、要素ごとにユーザが優先度を指定していた。しかしながら、情報提供サーバ1は、ユーザが最も優先する要素を指定することができるように構成されてもよい。そして、情報提供サーバ1は、ユーザが最も優先する要素の指定に応じた要素ごとの優先度を特定してもよい。例えば、情報提供サーバ1は、ユーザが最も優先する要素の優先度を100%とし、他の要素の優先度を0%としてもよい。
1 情報提供サーバ
2 ユーザ端末
11 通信部
12 記憶部
12a 会員情報DB
12b ユーザ顔画像DB
12c 基準顔画像DB
12d 検索履歴DB
13 入出力インターフェース
14 システム制御部
14a CPU
14b ROM
14c RAM
15 システムバス
NW ネットワーク
S 情報処理システム

Claims (12)

  1. 基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段と、
    複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度が第1閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段と、
    前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づいて決定する提示順位決定手段と、
    提示された複数の提示情報の中からユーザにより選択された提示情報を特定する提示情報特定手段と、
    前記提示情報特定手段により特定された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なる場合、異なることが識別可能なように表示を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段と、
    複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づく指標値が第2閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段と、
    前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度に基づいて決定する提示順位決定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記提示情報は、前記第1抽出手段により抽出された顔画像を含み、
    まだ選択されていない前記提示情報の前記提示順位よりも下位の前記提示順位が前記提示順位決定手段により決定された前記提示情報が選択されたか否かを判定する第1判定手段と、
    選択された前記提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なるか否かを判定する第2判定手段と、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記第1判定手段により前記選択されたと判定され、且つ、前記第2判定手段により前記異なると判定された場合、前記選択された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素の優先度を高くすることを勧める情報を提示させことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記第1判定手段により前記選択されたと判定され、且つ、前記第2判定手段により前記異なると判定された場合、前記選択された提示情報に対応する顔画像における各前記要素の類似度の割合を提示させる提示手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記提示情報は、前記第1抽出手段により抽出された顔画像を含み、
    まだ選択されていない前記提示情報の前記提示順位よりも下位の前記提示順位が前記提示順位決定手段により決定された前記提示情報が選択されたか否かを判定する第1判定手段と、
    選択された前記提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なるか否かを判定する第2判定手段と、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記第1判定手段により前記選択されたと判定され、且つ、前記第2判定手段により前記異なると判定された場合、前記複数の提示情報のうち、前記選択された提示情報に対応する顔画像と類似度が最も高い前記要素が同じである顔画像に対応する前記提示情報の表示態様を、他の前記提示情報の表示態様と異ならせことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記第1抽出手段は、前記ユーザにより指定された顔画像を前記基準の顔画像として用いて顔画像を抽出し、
    前記第1抽出手段により抽出された顔画像の数が予め設定された数以下である場合、過去に前記基準の顔画像として指定された顔画像の中から、前記ユーザにより指定された顔画像との類似度が第3閾値以上である顔画像を抽出する第2抽出手段を更に備え、
    前記第1抽出手段は、前記第2抽出手段により抽出された顔画像を更に前記基準の顔画像として用いて顔画像を抽出することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    記憶手段に記憶された前記ユーザによる優先度の指定履歴に基づいて、前記要素ごとの優先度を決定する優先度決定手段と、
    前記要素ごとの優先度を前記ユーザが指定するための入力領域として、前記優先度決定手段により決定された前記要素ごとの優先度が設定された入力領域を表示させる表示制御手段と、
    を更に備え、
    前記優先度特定手段は、前記入力領域で指定された前記要素ごとの優先度を取得することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記第1抽出手段は、前記要素ごとの優先度とともに前記ユーザにより指定された顔画像を前記基準の顔画像として用いて顔画像を抽出し、
    前記ユーザにより過去に指定された顔画像の中から、前記ユーザにより今回指定された顔画像との類似度が第4閾値以上である顔画像を抽出する第3抽出手段と、
    前記要素ごとの優先度を前記ユーザが指定するための入力領域として、前記第3抽出手段により抽出された顔画像とともに前記ユーザにより過去に指定された前記要素ごとの優先度が設定された入力領域を表示させる表示制御手段と、
    を更に備え、
    前記優先度特定手段は、前記入力領域で指定された前記要素ごとの優先度を取得することを特徴とする情報処理装置。
  9. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定ステップと、
    複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定ステップにより特定された優先度を用いないで算出された類似度が第1閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出ステップと、
    前記第1抽出ステップにより抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定ステップにより特定された前記要素ごとの優先度と、に基づいて決定する提示順位決定ステップと、
    提示された複数の提示情報の中からユーザにより選択された提示情報を特定する提示情報特定ステップと、
    前記提示情報特定ステップにより特定された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定ステップにより特定された優先度が最も高い前記要素とが異なる場合、異なることが識別可能なように表示を制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定ステップと、
    複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定ステップにより特定された前記要素ごとの優先度と、に基づく指標値が第2閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出ステップと、
    前記第1抽出ステップにより抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定ステップにより特定された優先度を用いないで算出された類似度に基づいて決定する提示順位決定ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. コンピュータを、
    基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段、
    複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度が第1閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段
    前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づいて決定する提示順位決定手段、
    提示された複数の提示情報の中からユーザにより選択された提示情報を特定する提示情報特定手段、及び、
    前記提示情報特定手段により特定された提示情報に対応する顔画像において前記類似度が最も高い前記要素と、前記優先度特定手段により特定された優先度が最も高い前記要素とが異なる場合、異なることが識別可能なように表示を制御する制御手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  12. コンピュータを、
    基準の顔画像において顔を構成する複数の要素のそれぞれの優先度であって、ユーザによる指定に応じた優先度を特定する優先度特定手段、
    複数の顔画像の中から、前記基準の顔画像との前記要素ごとの類似度と、前記優先度特定手段により特定された前記要素ごとの優先度と、に基づく指標値が第2閾値以上である顔画像を抽出する第1抽出手段、及び、
    前記第1抽出手段により抽出された顔画像に対応して検索結果として提示される提示情報の提示順位を、前記基準の顔画像と前記抽出された顔画像との前記複数の要素を含む範囲全体における類似度であって、前記優先度特定手段により特定された優先度を用いないで算出された類似度に基づいて決定する提示順位決定手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
JP2012103677A 2012-04-27 2012-04-27 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Active JP5548723B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012103677A JP5548723B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
US14/388,938 US9449215B2 (en) 2012-04-27 2013-02-28 Information processing apparatus, information processing method and information processing program
PCT/JP2013/055502 WO2013161383A1 (ja) 2012-04-27 2013-02-28 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012103677A JP5548723B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013232093A JP2013232093A (ja) 2013-11-14
JP5548723B2 true JP5548723B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=49482723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012103677A Active JP5548723B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9449215B2 (ja)
JP (1) JP5548723B2 (ja)
WO (1) WO2013161383A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6296493B2 (ja) * 2014-01-31 2018-03-20 シャープ株式会社 情報処理装置
US20150373114A1 (en) * 2014-06-23 2015-12-24 Synchronoss Technologies, Inc. Storage abstraction layer and a system and a method thereof
US10104345B2 (en) * 2014-12-16 2018-10-16 Sighthound, Inc. Data-enhanced video viewing system and methods for computer vision processing
US10002313B2 (en) 2015-12-15 2018-06-19 Sighthound, Inc. Deeply learned convolutional neural networks (CNNS) for object localization and classification
CN105447474B (zh) * 2015-12-15 2019-08-06 3M创新有限公司 人像识别方法和人像识别装置
WO2018027419A1 (zh) * 2016-08-06 2018-02-15 吕秋萍 根据人脸调节电视设置的方法以及电视机
CN110069717B (zh) * 2017-07-19 2023-11-10 阿里巴巴集团控股有限公司 一种搜索方法及装置
JP6841181B2 (ja) * 2017-07-20 2021-03-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
CN109389015A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 丽宝大数据股份有限公司 脸部相似度评估方法与电子装置
US10956714B2 (en) * 2018-05-18 2021-03-23 Beijing Sensetime Technology Development Co., Ltd Method and apparatus for detecting living body, electronic device, and storage medium
JP6599530B1 (ja) * 2018-09-26 2019-10-30 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体
JP7314509B2 (ja) * 2018-12-27 2023-07-26 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN110517416A (zh) * 2019-08-06 2019-11-29 合肥智圣新创信息技术有限公司 一种基于人脸识别的高校自助打印方法及装置
KR102455966B1 (ko) * 2019-12-16 2022-10-18 주식회사 하이퍼커넥트 중개 장치, 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록매체

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178304A (ja) 2001-12-12 2003-06-27 Mitsubishi Electric Corp 顔画像検索装置、顔画像検索方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2003331264A (ja) * 2002-05-13 2003-11-21 Nec Soft Ltd 顔画像照合システムおよび顔画像照合方法
JP2004192213A (ja) 2002-12-10 2004-07-08 Nec Soft Ltd 顔照合システム、顔照合方法、および、顔照合プログラム
JP2005018358A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Soft Ltd 顔画像登録抽出システム、顔画像登録抽出方法、およびコンピュータプログラム
JP2005242432A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Nec Soft Ltd 顔認証システム及びその処理方法及びそのプログラム
JP2006318375A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 顔画像検索装置および顔画像検索方法
US7684651B2 (en) * 2006-08-23 2010-03-23 Microsoft Corporation Image-based face search
KR100860989B1 (ko) * 2006-12-18 2008-09-30 삼성전자주식회사 얼굴 영상의 유사도 산출 방법 및 장치와 이를 이용한 얼굴영상 검색 방법 및 장치 그리고 얼굴 합성 방법
JP5358083B2 (ja) * 2007-11-01 2013-12-04 株式会社日立製作所 人物画像検索装置及び画像検索装置
JP2009237627A (ja) * 2008-03-25 2009-10-15 Seiko Epson Corp 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラムおよび印刷装置
JP2010250636A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Seiko Epson Corp 画像検索端末装置および画像検索要求方法
JP5044664B2 (ja) * 2010-01-13 2012-10-10 富士フイルム株式会社 人物画像検索装置
JP5444137B2 (ja) * 2010-06-18 2014-03-19 株式会社東芝 顔画像検索装置および顔画像検索方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013232093A (ja) 2013-11-14
WO2013161383A1 (ja) 2013-10-31
US20150063704A1 (en) 2015-03-05
US9449215B2 (en) 2016-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5548723B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
US20120254405A1 (en) System and method for benchmarking web accessibility features in websites
US20080270425A1 (en) System and method for connecting individuals in a social networking environment based on facial recognition software
CN109168047B (zh) 视频推荐方法、装置、服务器及存储介质
JP6097126B2 (ja) レコメンド情報生成装置及びレコメンド情報生成方法
US20160042397A1 (en) Information processing device, information processing method, and information processing program
JP4917194B2 (ja) コンテンツ表示装置、コンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、記録媒体、サーバ装置、コンテンツ提供方法及びコンテンツ提供プログラム
CN111143555B (zh) 基于大数据的客户画像生成方法、装置、设备及存储介质
US9883004B2 (en) Systems and methods for generating a viewer-specific visitor history for a location
US9256647B2 (en) Apparatus and method for controlling display of a search result and recording medium therefor
JP5228584B2 (ja) 興味情報特定システム、興味情報特定方法、および興味情報特定用プログラム
JP2018503173A (ja) 画像の提示情報を提供するための方法及び機器
JP5219890B2 (ja) 商品情報提供装置、商品情報の提供方法及びプログラム
JP7011275B1 (ja) 商標画像監視装置、商標画像監視方法及び商標画像監視プログラム
JP5895777B2 (ja) 情報分類プログラム及び情報処理装置
JP2013092911A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム
JP6407318B2 (ja) 情報処理装置、端末装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6414192B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
JP6085700B2 (ja) 情報処理装置、端末装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
US20200403955A1 (en) Systems and methods to prioritize chat rooms using machine learning
JP2013218555A (ja) 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム
US10496937B2 (en) Travel service information display system, travel service information display method, travel service information display program, and information recording medium
CN105183891B (zh) 广告信息展现方法及装置
CN111915637B (zh) 一种图片展示方法、装置、电子设备及存储介质
CN113343133A (zh) 显示页面生成方法、相关装置及计算机程序产品

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20130912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5548723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250