JP2013137120A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機又は送風機の制御器に異常が発生した場合でも、可能な限り運転を継続するように送風機又は送風機の制御器を制御して、運転の安定性の低下を抑制する空気調和装置を提供する。
【解決手段】室内機制御器5は、温度検出手段8により検出された温度が所定の温度を上回った場合に、室内送風機4の周波数を所定の値低下させるように制御する信号を送風機制御器6に送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、空気調和装置に関するものである。
従来、電算室等に設置される空気調和装置において、プーリーとVベルトを介してファンモーターにより送風機を駆動し、送風機の風量を一定にして運転を行うものが知られている。
また、従来、送風量を制御する制御装置から供給される電力により送風機の風量を変化させる(空気調和装置の吹出空気温度と吹出空気温度設定値との差に応じて室内送風機の風量を決定する)ものが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平10−38350号公報(要約、図2)
従来の空気調和装置では、冷媒回路部品の一部が故障するなどの異常状態が発生した場合でも、様々な異常状態を回避するための制御方法を導入することで、運転を継続している。例えば、ある部位の温度を検出する温度検出手段が故障した場合には、別途設けられた温度検出手段により検出された温度により当該部位の温度を予測して、空気調和装置の制御を行うことで、運転を継続させている。
しかしながら、送風機や送風機の制御器に関してはこのような異常を回避するための制御が行われていない。例えば、送風機に異常が発生した場合には、送風機を一旦停止させた後に送風機を再起動する。送風機を再起動しても異常が解除されない場合には、異常であることを表示画面に表示し又はユーザーに異常状態が発生したことを報知して送風機を停止する。このため、空気調和装置の運転の安定性が低い状態となっていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、送風機又は送風機の制御器に異常が発生した場合でも、可能な限り運転を継続するように送風機又は送風機の制御器を制御して、空気調和装置の運転の安定性の低下を抑制することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、室内熱交換器に送風する室内送風機と、前記室内送風機を制御する送風機制御器と、前記送風機制御器の温度を検出する温度検出手段と、前記室内送風機を制御する信号を前記送風機制御器に送信する室内機制御器とを備え、前記室内機制御器は、前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度を上回った場合に、前記室内送風機の周波数を第1の値だけ低下させるように制御する信号を前記送風機制御器に送信し、前記送風機制御器は、前記室内機制御器から送信された信号に基づいて前記室内送風機を制御するものである。
本発明の空気調和装置は、送風機又は送風機の制御器に異常が発生した場合でも、可能な限り運転を継続するよう送風機又は送風機の制御器を制御して、運転の安定性の低下を抑制できる。
本発明の実施の形態1における空気調和装置の構造図である。 本発明の実施の形態1における、空気調和装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における空気調和装置の構造図である。 本発明の実施の形態2における、空気調和装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3における、空気調和装置の制御方法を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和装置100の構造図である。図2は、本発明の実施の形態1における、空気調和装置100の制御フローチャートを示す。
まず、図1を用いて、本実施の形態1における、空気調和装置100の構成を説明する。空気調和装置100には室内機1が設けられている。室内機1には室内機ケーシング2が設けられている。室内機ケーシング2内には、室内熱交換器3、室内送風機4、室内機制御器5、送風機制御器6、放熱フィン7、温度検出手段8が設けられている。
室内機制御器5は汎用のCPU、データバス、入出力ポート、不揮発メモリ、タイマーなどを備えた演算装置で構成されている。室内機制御器5は、図示しない運転状態検出手段(後述する)からデータを読み込み、送風機制御器6に室内送風機4の風量を制御する信号を送信する。運転状態検出手段は、空気温度や冷媒温度を検出する温度検出手段及び冷媒圧力を検出する圧力検出手段で構成される。送風機制御器6は、室内送風機4の風量を制御する信号を室内機制御器5から受信して、受信した信号に対応する周波数で室内送風機4を駆動させるように制御する。放熱フィン7は、送風機制御器6に設けられている。温度検出手段8は、放熱フィン7に直接、又は上部近傍に取り付けられて、送風機制御器6の温度値T1を検出する。
次に、図2の空気調和装置100の制御方法を示すフローチャートを用いて、空気調和装置100の動作について説明する。
送風機制御器6に異常が発生すると放熱フィン7の温度が上昇し、上昇した放熱フィン7の温度が温度検出手段8により検出される。検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)を超えた場合には(ステップS110でYes)、室内機制御器5は、室内送風機4を一旦停止させた後に再度運転を開始するように制御する信号を送風機制御器6へ送信する(ステップS120)。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する(ステップS120)。一方、検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)以下の場合には(ステップS110でNo)、室内送風機4の運転を継続する。
室内送風機4は、送風機制御器6により一旦運転が停止され、送風機制御器6により再度運転が開始される。その後、送風機制御器6の温度値T1が検出される。温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)を上回る場合には(ステップS130でYes)、室内機制御器5は、異常が発生していることをリモコン(図示しない)に表示する(ステップS140)。そして、室内機制御器5は、室内送風機4の運転周波数を例えば2Hz(本願発明における第1の値に相当する)下げるように制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する(ステップS150)。一方、再度運転が開始された後に検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)以下の場合には(ステップS130でNo)、室内送風機4の運転を継続する。
ステップS150で室内送風機4の運転周波数が下げられても、温度値T1が依然としてX℃を上回っている場合には(ステップS160でYes)、空気調和装置100の運転を異常停止させる。一方、温度値T1がX℃以下となった場合には(ステップS160でNo)、室内送風機4の運転を継続する。
なお、本実施の形態1において、運転周波数を2Hz下げる構成としたことについて説明する。これは、室内送風機4の風量を低下させすぎると蒸発温度の低下に繋がり、室内機ケーシング2内に結露が生じるため、風量の低下は5%までしか許容できないためである。汎用誘導電動機では、運転周波数を2Hz下げることにより、室内送風機4の回転数が40〜60rpm程度低下する。ここで、標準的な室内送風機4の回転数は1000rpm程度であるため、室内送風機4の回転数が40〜60rpm程度低下すると、風量が5%低下することになる。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100によれば、室内送風機4に異常が生じると、室内送風機4の運転周波数を低下させることで、送風機制御器6に流れる電流を低下させ、送風機制御器6の温度を低下させている。これにより、送風機制御器6に異常が生じても、直ちに空気調和装置100を異常停止させることなく、冷房運転を継続することができる。
また、本実施の形態1に係る空気調和装置100によれば、室内送風機4の運転周波数を低下させても温度値T1が閾値Xを上回っている場合には、空気調和装置100を異常停止させる構成としている。これにより、送風機制御器6の保護をすることも可能である。
なお、本実施の形態1では、室内送風機4の運転周波数を2Hz下げる構成としているが、低下させる室内送風機4の運転周波数の数値はこれに限定されない。空気調和装置100の構成によっては、室内送風機4の風量が10%低下しても結露にならない場合もある。そのため、結露が発生しない限りで室内送風機4の運転周波数を下げてもよい(例えば、室内送風機4の運転周波数を4Hz下げる)。
また、本実施の形態1では、閾値Xを100℃としたが、これに限定されない。温度検出手段8が取り付けられる位置によって閾値の温度は異なるため、室内送風機4のインバータを保護することができる温度であれば、閾値Xを100℃以外の温度に設定してもよい。例えば、温度検出手段8が放熱フィン7の上部近傍に取り付けられている場合は、温度検出手段8が放熱フィン7に直接取り付けられた場合よりも低い温度が検出されることが想定される。そのため、閾値Xを100℃よりも低い温度に設定してもよい(例えば閾値Xを95℃に設定する)。
また、本実施の形態1では、室内機制御器5が、温度検出手段8により検出された値に基づいて生成された室内送風機4を制御する信号を送風機制御器6へ送信し、送風機制御器6が、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する構成としたが、これに限定されない。
例えば、室内送風機4の温度を検出する温度検出手段を設け、室内機制御器5は、この温度検出手段により検出された値に基づいて生成された室内送風機4を制御する信号を送風機制御器6へ送信し、送風機制御器6が、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する構成としてもよい。このとき、この温度検出手段により検出された温度値T2が閾値Y(例えばY=130℃)を超えると、室内機制御器5により異常が発生していることがリモコンに表示する。また、温度値T2が閾値Y(例えばY=130℃)を超えると、室内機制御器5は、室内送風機4の周波数を下げるように制御する信号を送風機制御器6へ送信する。
また、室内送風機4の電流値を検出する電流値検出手段を設け、室内機制御器5は、この電流値検出手段により検出された値に基づいて生成された室内送風機4を制御する信号を送風機制御器6へ送信し、送風機制御器6が、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する構成としてもよい。このとき、この電流値検出手段により検出された電流値I1が閾値Z(例えばZ=20A)を超えると、室内機制御器5は、異常が発生していることをリモコンに表示する。また、電流値I1が閾値Z(例えばZ=20A)を上回ると、室内機制御器5は、室内送風機4の周波数を下げるように制御する信号を送風機制御器6へ送信する。
また、本実施の形態1では、送風機制御器6をシリコンカーバイド素子を用いて構成してもよい。このようにすれば、閾値Xを100℃よりも高く(例えば、X=200℃)設定することができるため、送風機制御器6の安定性の低下をより抑制することができる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2における空気調和装置100の構造図を示している。図4は、本発明の実施の形態2における、空気調和装置100の制御方法のフローチャートを示す。
なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
まず、図3を用いて、本実施の形態2における、空気調和装置100の構成を説明する。空気調和装置100には室外機10が設けられている。室外機10には室外機ケーシング11が設けられている。室外機ケーシング11内には、室外熱交換器12、圧縮機13、室外機制御器14、圧縮機制御器15、室外送風機16が設けられている。室外機制御器14は汎用のCPU、データバス、入出力ポート、不揮発メモリ、タイマーなどを備えた演算装置で構成されている。室外機制御器14は、図示しない運転状態検出手段からデータを読み込み、圧縮機制御器15に圧縮機周波数指令を送信することで、圧縮機13に対し所定の制御を行う。室内機制御器5と室外機制御器14は制御線17により接続されており、各種検出手段による検出値や運転指令の送受信を行う。室内熱交換器3、膨張弁9、室外熱交換器12、圧縮機13は、冷媒配管18により接続されており、冷媒回路を形成する。
次に、図4の空気調和装置100の制御方法を示すフローチャートを用いて、空気調和装置100の動作について説明する。
送風機制御器6に異常が発生すると放熱フィン7の温度が上昇し、上昇した放熱フィン7の温度が温度検出手段8により検出される。検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)を超えた場合には(ステップS210でYes)、室内機制御器5は、室内送風機4を一旦停止させた後に再度運転を開始するように制御する信号を送風機制御器6へ送信する(ステップS220)。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する(ステップS220)。一方、検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)以下の場合には(ステップS210でNo)、室内送風機4の運転を継続する。
室内送風機4は、送風機制御器6により一旦運転が停止され、送風機制御器6により再度運転が開始される。その後、送風機制御器6の温度値T1が検出される。温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)を超える場合には(ステップS230でYes)、室内機制御器5は、異常が発生していることをリモコン(図示しない)に表示する(ステップS240)。そして、室内機制御器5は、室内送風機4の運転周波数を例えば5Hz(本願発明における第2の値に相当する)下げるように制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する(ステップS250)。一方、再度運転が開始された後に検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)以下の場合には(ステップS230でNo)、室内送風機4の運転を継続する。
室内送風機4の運転周波数を5Hz下げるように制御する信号が、室内機制御器5から送風機制御器6に送信されると、併せて、保護制御を開始したことを示す信号が、室内機制御器5から室外機制御器14に送信される。
室外機制御器14は、圧縮機13の運転周波数を所定値だけ下げる(例えば、「現在の運転周波数×0.2」Hz下げる)ように制御する信号を圧縮機制御器15へ送信する。圧縮機制御器15は、室外機制御器14から送信された信号に基づいて圧縮機13を制御する(ステップS260)。
ステップS250、ステップS260で室内送風機4及び圧縮機13の運転周波数が下げられても、温度値T1がX℃を上回っている場合には(ステップS270でYes)、空気調和装置100を異常停止させる。一方、温度値T1がX℃以下になった場合には(ステップS270でNo)、室内送風機4の運転を継続させる。
なお、本実施の形態2において、室内送風機4の周波数を5Hz下げ、圧縮機13の運転周波数を「現在の運転周波数×0.2Hz」下げる構成としたことについて説明する。
空気調和装置100においては、送風機として、汎用誘導電動機を使用することが多いが、運転周波数を5Hz変化させることにより、室内送風機4の回転数が100〜150rpm程度低下する。ここで、標準的な送風機の回転数が1000rpm程度であるため、室内送風機4の回転数が100〜150rpm程度低下すると、風量が10〜15%低下することになる。
室内送風機4の風量を10〜15%低下させると蒸発温度が低下し、室内機ケーシング2内への結露が懸念されるため、併せて圧縮機13の運転周波数を下げることが必要となる。室内送風機4の風量が10〜15%低下したとき、結露を発生させないためには、圧縮機13の運転周波数を20%程度下げればよいため、「現在の運転周波数×0.2Hz」下げる構成とした。
以上のように、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100によれば、送風機制御器6に異常が生じたときに、室内送風機4の運転周波数を低下させることに加え、圧縮機13の運転周波数を低下させる構成としている。これにより、実施の形態1に比べて、室内送風機4の低下させることができる風量の許容範囲を大きくできるため、室内送風機4の周波数をより低下させることができ、空気調和装置100が異常停止となる可能性をより低減することができる。
また、本実施の形態2に係る空気調和装置100によれば、実施の形態1と同様に、送風機制御器6に異常が生じると、室内送風機4の運転周波数を低下させることで、送風機制御器6に流れる電流を低下させ、送風機制御器6の温度を低下させている。これにより、送風機制御器6に異常が生じても、直ちに空気調和装置100を異常停止させることなく、冷房運転を継続することができる。
なお、本実施の形態2でも、実施の形態1と同様に、室内送風機4の温度を検出する温度検出手段を設けてもよい。このとき、室内機制御器5は、この温度検出手段により検出された値に基づいて生成された室内送風機4を制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する。
また、本実施の形態2でも、実施の形態1と同様に、室内送風機4の電流値を検出する電流値検出手段を設けてもよい。このとき、室内機制御器5は、この電流値検出手段により検出された値に基づいて生成された室内送風機4を制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1、2とは別の保護制御の形態を示したものである。
実施の形態1、2では、送風機制御器6に異常が生じても冷房運転を継続することを前提としたもので、冷房運転を継続できない場合には空気調和装置100を異常停止させるものである。しかしながら、空気調和装置100の用途によっては、冷房運転を継続できない場合に空気調和装置100を異常停止させるよりも、送風運転を継続させる方がよい場合もある。本実施の形態3は、その例を示すものである。なお、本実施の形態3における空気調和装置100の構成は、実施の形態2における空気調和装置100の構成(図3)と同一であるため、構成の説明を割愛する。
図5の空気調和装置100の制御方法を示すフローチャートを用いて、空気調和装置100の動作について説明する。
送風機制御器6に異常が発生すると放熱フィン7の温度が上昇し、上昇した放熱フィン7の温度が温度検出手段8により検出される。検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)を超えた場合には(ステップS310でYes)、室内機制御器5は、室内送風機4を一旦停止させた後に再度運転を開始するように制御する信号を送風機制御器6へ送信する(ステップS320)。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する(ステップS320)。一方、検出された温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)以下の場合には(ステップS310でNo)、室内送風機4の運転を継続する。
室内送風機4は、送風機制御器6により一旦運転が停止され、送風機制御器6により再度運転が開始される。その後、送風機制御器6の温度値T1が検出される。温度値T1が、閾値X(例えばX=100℃)を上回る場合には(ステップS330でYes)、室内機制御器5は、異常が発生していることをリモコンに表示する(ステップS340)と共に、室内送風機4の周波数が最低周波数(本願発明における第1の周波数に相当する)を上回っているかどうかを判定する(ステップS350)。
室内送風機4の周波数が最低周波数を上回っていると判定された場合には(ステップS350でYes)、室内機制御器5は、室内送風機4の運転周波数を下げる(例えば、10Hz下げる)ように制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する(ステップS360)。
室内送風機4の運転周波数を下げるように制御する信号が、室内機制御器5から送風機制御器6に送信されると、保護制御を開始したことを示す信号が、室内機制御器5から室外機制御器14に送信される。圧縮機13の運転周波数が最低周波数(本願発明における第2の周波数に相当する)を上回っていると判定された場合には(ステップS380でYes)、室外機制御器14は、圧縮機13の運転周波数を所定値だけ下げる(例えば、「現在の運転周波数×0.2Hz」下げる)ように制御する信号を圧縮機制御器15へ送信する。圧縮機制御器15は、室外機制御器14から送信された信号に基づいて圧縮機13を制御する(ステップS390)。
室内送風機4及び圧縮機13の運転周波数を下げた状態で、温度値T1がX℃を上回る場合には(ステップS410でYes)、室内送風機4の周波数が最低周波数を上回っているかどうかが再度判定される(ステップS350)。室内送風機4の周波数が最低周波数を上回っていると判定された場合には(ステップS350でYes)、室内機制御器5は、室内送風機4の運転周波数を更に下げる(例えば、10Hz下げる)ように制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する(ステップS360)。一方、温度値T1がX℃を超えない場合には、室内送風機4の運転を継続する(ステップS410でNo)。
ステップS360が実行されると、圧縮機13の周波数が最低周波数を上回っているかどうかが再度判定される(ステップS380)。圧縮機13の周波数が最低周波数を上回っていると判定された場合には(ステップS380でYes)、室外機制御器14は、圧縮機13の運転周波数を更に下げる(「現在の運転周波数×0.2Hz」更に下げる」)ように制御する信号を圧縮機制御器15へ送信する。圧縮機制御器15は、室外機制御器14から送信された信号に基づいて圧縮機13を制御する(ステップS390)。
圧縮機13の運転周波数が最低周波数を下回った場合には(ステップS380でNo)、圧縮機13を停止させ(ステップS400)、送風運転へ切り換えて、室内送風機4の運転周波数を最低周波数まで段階的に低下させていく。室内送風機4の運転周波数が最低周波数まで到達しても、温度値T1がX℃を超える場合は(ステップS350でNo)、空気調和装置100を異常停止とする(ステップS370)。
以上のように、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置100によれば、室内送風機4の運転周波数を最低周波数まで段階的に下げていくことで、可能な限り冷房運転を継続し、冷房運転を継続することが不可能な場合は送風運転へ移行することができるため、空気調和装置100が異常停止となる可能性を低減することができる。
また、本実施の形態3によれば、実施の形態1、2と同様に、送風機制御器6に異常が生じると、室内送風機4の運転周波数を低下させることで、送風機制御器6に流れる電流を低下させ、送風機制御器6の温度を低下させている。これにより、送風機制御器6に異常が生じても、直ちに空気調和装置100を異常停止させることなく、冷房運転を継続することができる。
なお、本実施の形態3でも、実施の形態1、2と同様に、室内送風機4の温度を検出する温度検出手段を設けてもよい。このとき、室内機制御器5は、この温度検出手段により検出された値に基づいて室内送風機4を制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する。
また、本実施の形態3でも、実施の形態1、2と同様に、室内送風機4の電流値を検出する電流値検出手段を設けてもよい。このとき、室内機制御器5は、この電流値検出手段により検出された値に基づいて室内送風機4を制御する信号を送風機制御器6へ送信する。送風機制御器6は、室内機制御器5から送信された信号に基づいて室内送風機4を制御する。
1 室内機、2 室内機ケーシング、3 室内熱交換器、4 室内送風機、5 室内機制御器、6 送風機制御器、7 放熱フィン、8 温度検出手段、9 膨張弁、10 室外機、11 室外機ケーシング、12 室外熱交換器、13 圧縮機、14 室外機制御器、15 圧縮機制御器、16 室外送風機、17 制御線、18 冷媒配管、100 空気調和装置、I1、I2、I3 電流値、T1、T2、T3 温度値、X、Y、Z 閾値。

Claims (4)

  1. 室内熱交換器に送風する室内送風機と、
    前記室内送風機を制御する送風機制御器と、
    前記送風機制御器の温度を検出する温度検出手段と、
    前記室内送風機を制御する信号を前記送風機制御器に送信する室内機制御器とを備え、
    前記室内機制御器は、
    前記温度検出手段により検出された温度が所定の温度を上回った場合に、前記室内送風機の周波数を第1の値だけ低下させるように制御する信号を前記送風機制御器に送信し、
    前記送風機制御器は、
    前記室内機制御器から送信された信号に基づいて前記室内送風機を制御する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 圧縮機と、
    前記圧縮機を制御する圧縮機制御器と、
    前記圧縮機を制御する信号を前記圧縮機制御器に送信する室外機制御器とを備え、
    前記室内機制御器は、
    前記温度検出手段により検出された温度が前記所定の温度を上回った場合に、前記圧縮機の周波数を下げる指令を前記室外機制御器に送信し、
    前記室外機制御器は、
    前記室内機制御器から送信された指令を受信すると、前記圧縮機の周波数を第2の値だけ低下させるように制御する信号を前記圧縮機制御器に送信し、
    前記圧縮機制御器は、
    前記室外機制御器から送信された信号に基づいて前記圧縮機を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記室内機制御器は、
    前記温度検出手段により検出された温度が前記所定の温度を上回った場合に、前記室内送風機の周波数が第1の周波数を上回っているかどうかを判定し、前記室内送風機の周波数が前記第1の周波数を上回っていると判定した場合に、前記室内送風機の周波数が前記第1の周波数以下とならないよう低下させるように制御する信号を前記送風機制御器に送信し、
    前記室外機制御器は、
    前記室内機制御器から送信された指令を受信すると、前記圧縮機の周波数が第2の周波数を上回っているかどうかを判定し、前記圧縮機の周波数が前記第2の周波数を上回っていると判定した場合に、前記圧縮機の周波数が前記第2の周波数以下とならないよう低下させるように制御する信号を前記圧縮機制御器に送信し、
    前記室内機制御器による判定は、前記温度検出手段により検出された温度が前記所定の温度以下になるまで繰り返され、
    前記室内送風機の周波数が前記第1の周波数以下となった場合には、前記室内送風機の運転は停止される
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記送風機制御器は、シリコンカーバイド素子で構成され、
    前記所定の温度が200℃に設定された
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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