JP2013136955A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カム軸のカムから揺動カムのカム面までの制御軸方向距離を短くすることが可能な内燃機関の可変動弁装置を提供する。
【解決手段】カム軸15の回転カム16でカムフォロワ25を揺動し、カムフォロワ25の両隣りに配置された揺動カム26をリングギヤ39とピニオンギヤ38とによって連結し、制御軸20の回転によりリングギヤ39及びピニオンギヤ38の一方を当該制御軸20の軸線回りに公転運動させ、その公転運動によりバルブ6に対する揺動カム26の相対位置を変更して当該揺動カム26のカム面34によるバルブ6のリフト特性を変更するにあたり、リングギヤ39及びピニオンギヤ38に周方向一部の歯が削除された欠歯部51、52を形成し、それらの欠歯部51、52内に揺動カム26のカム面34を配置する。また、揺動カム26の円筒状のボス部33に対して揺動カム26のカム面34を制御軸20に沿うように突出させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、車両などに用いられる内燃機関の可変動弁装置に関し、例えばバルブのリフト時期やリフト量を可変として内燃機関の駆動力特性を変更するのに好適なものである。
例えば低回転低負荷時の燃焼安定性を高め、高回転高負荷時の出力を確保するために、吸気弁や排気弁からなるバルブのリフト時期やリフト量を、例えば内燃機関の運転状態に応じて変更する可変動弁装置を備えたものがある。例えば下記特許文献1に記載される内燃機関の可変動弁装置は、回転するカムを備えたカム軸の側方に制御軸を配置し、その制御軸の軸心に対して軸心が偏心している偏心軸部を制御軸に形成し、前記カムによって揺動するカムフォロワを前記偏心軸部の外周に配置し、前記制御軸の軸方向で前記カムフォロワに隣り合う部分にバルブを開閉するための揺動カムを揺動自在に配置し、夫々の回転軸が前記カムフォロワ及び揺動カムの回転軸と同軸であり且つ互いに噛み合う一対のリングギヤとピニオンギヤとによって前記カムフォロワと揺動カムとを連結し、前記カムフォロワの揺動に伴い前記揺動カムを揺動させて当該揺動カムに形成されたカム面で前記バルブを開閉し、前記制御軸の回転により前記リングギヤ及びピニオンギヤの一方を前記制御軸の軸線回りに公転運動させ、その公転運動により前記バルブに対する前記揺動カムの相対位置を変更して前記カム面による前記バルブのリフト特性を変更するようにしている。
特開2011−106279号公報
しかしながら、前記特許文献1の内燃機関の可変動弁装置では、カムフォロワと揺動カムとをリングギヤとピニオンギヤとによって単に連結しただけのものであるため、カム軸のカムから揺動カムのカム面までの制御軸方向距離が長くなるという問題があり、例えば吸気弁や排気弁といったバルブが2本併設される内燃機関への適用が困難な場合がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、カム軸のカムから揺動カムのカム面までの制御軸方向距離を短くすることが可能な内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、発明の実施態様は、カムを備えた回転するカム軸の側方に配置された制御軸と、前記制御軸に形成され当該制御軸の軸心に対して軸心が偏心している偏心軸部と、前記偏心軸部の外周に配置され前記カムによって揺動するカムフォロワと、前記制御軸の軸方向で前記カムフォロワに隣り合う部分に揺動自在に配置されバルブを開閉するための揺動カムと、前記カムフォロワと揺動カムとを連結するためのものであって夫々の回転軸が前記カムフォロワ及び揺動カムの夫々の回転軸と同軸であり且つ互いに噛み合う一対のリングギヤ及びピニオンギヤとを備え、前記カムフォロワの揺動に伴い前記揺動カムを揺動させて当該揺動カムに形成されたカム面で前記バルブを開閉し、前記制御軸の回転により前記リングギヤ及びピニオンギヤの一方を前記制御軸の軸線回りに公転運動させ、その公転運動により前記バルブに対する前記揺動カムの相対位置を変更して前記カム面による前記バルブのリフト特性を変更する内燃機関の可変動弁装置において、前記リングギヤ及びピニオンギヤに周方向一部の歯が削除された欠歯部を形成し、前記揺動カムのカム面を前記欠歯部内に配置したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置である。
また、前記揺動カムは前記カム面を前記制御軸に連結するための円筒状の取付部を備え、前記取付部に対して前記揺動カムのカム面を前記制御軸に沿うように突出して当該カム面を前記欠歯部側にずらして配置したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置である。
また、前記バルブは並列に2つ配置され、前記各バルブの夫々に対応して前記揺動カムを2つ前記制御軸の軸方向に配置し、前記2つの揺動カムの間に前記カムフォロワを1つ配置し、前記カムフォロワの軸方向両側に前記リングギヤ及びピニオンギヤを夫々一対ずつ配置したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置である。
而して、発明の実施態様によれば、回転するカム軸のカムでカムフォロワを揺動し、カムフォロワの隣り合う部分に配置されたバルブを開閉するための揺動カムをリングギヤとピニオンギヤとによってカムフォロワに連結し、制御軸の回転によりリングギヤ及びピニオンギヤの一方を当該制御軸の軸線回りに公転運動させ、その公転運動によりバルブに対する揺動カムの相対位置を変更して当該揺動カムのカム面によるバルブのリフト特性を変更するにあたり、リングギヤ及びピニオンギヤに周方向一部の歯が削除された欠歯部を形成し、その欠歯部内に揺動カムのカム面を配置したことにより、カム軸のカムから揺動カムのカム面までの制御軸方向距離を短くすることができる。このため、装置の小型化が図れて内燃機関への搭載性を向上できる。
また、揺動カムはカム面を制御軸に連結するための円筒状の取付部を備え、取付部に対して揺動カムのカム面を制御軸に沿うように突出して当該カム面を欠歯部側にずらして配置したことにより、リングギヤとピニオンギヤの歯幅を確保しながら制御軸方向寸法を小型化し、内燃機関への搭載性を向上できる。
また、バルブが並列に2つ配置され、各バルブの夫々に対応して揺動カムを2つ制御軸の軸方向に配置し、2つの揺動カムの間にカムフォロワを1つ配置し、カムフォロワの軸方向両側にリングギヤ及びピニオンギヤを夫々一対ずつ配置したことにより、並列に配置された2つのバルブを2つの揺動カムのカム面で開閉する場合でも制御軸方向寸法を小型化し、内燃機関への搭載性を向上できる。
本発明の内燃機関の可変動弁装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1の可変動弁装置の正面図である。 図1の可変動弁装置の平面図である。 図1の可変動弁装置の分解斜視図である。 図1の可変動弁装置の装置構成図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図1のカムフォロワ(リングギヤ)の斜視図である。 カムフォロワ及び揺動カムの側面図である。
次に、本発明の内燃機関の可変動弁装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の可変動弁装置の斜視図、図2は、図1の可変動弁装置の正面図、図3は、図1の可変動弁装置の平面図、図4は、図1の可変動弁装置の分解斜視図、図5は、図1の可変動弁装置の装置構成図、図6は、図3のA−A断面図、図7は、図3のB−B断面図である。本実施形態の内燃機関1は、吸気バルブ又は排気バルブからなるバルブ6を夫々2つずつ備え、1つの気筒当たり4つのバルブを備えて構成される。内燃機関1は、例えば自動二輪車や四輪自動車といった車両や、発電機などの機器に搭載されるものであり、種々の向きに搭載される場合があるが、凡そ図1のように搭載されるので、この図1の上方をエンジンの上方と定義する。
図5に示す内燃機関1は、シリンダヘッド2及びシリンダヘッドカバー3内に本実施形態の可変動弁装置を備える。内燃機関1は、シリンダヘッド2の燃焼室4に連続する吸気ポート又は排気ポートからなるポート5、それらのポート5を開閉するための吸気バルブ又は排気バルブからなるバルブ6を備えている。バルブ6は、ポート5の開口を閉塞する先端のバルブヘッド7と、バルブヘッド7に連続するバルブステム8を備えて構成される。バルブ6は、上下方向に対してバルブステム8の軸線を少し傾けて配置され、図示しないバルブステムガイドに沿ってバルブステム8の軸方向に往復移動可能に支持され、図示しないバルブスプリングによってポート5を閉塞する方向に付勢されている。なお、図5中の符号50は、シリンダヘッド2とシリンダヘッドカバー3の接合面である。
バルブ6は、カム軸15に設けられて当該カム軸15と共に回転する回転カム16によって開閉されるが、本実施形態では、回転カム16とバルブ6との間に、カムフォロワ25、揺動カム26、ローラ式ロッカアーム9が介在されている。カム軸15は、2つのバルブ6の配列方向と平行にシリンダヘッド2に回転自在に取付けられ、図示しないチェーンやベルトなどの伝達機構によって図示しないクランク軸の1/2の回転速度で回転される。カム軸15に設けられた回転カム16は、カム軸15と同心なベース円部17と、ベース円部17から径方向に突出してバルブ6をリフトさせるリフト部18を備えて構成される。
ローラ式ロッカアーム9は、バルブ6を直接開閉するものであり、個々のバルブ6ごとに1つずつ設けられている。このローラ式ロッカアーム9は、2つのバルブ6の配列方向と直交方向に長手で、その長手方向一方の端部下面の当接部11がバルブ6のバルブステム8の上端部に接触している。また、このローラ式ロッカアーム9の長手方向他方の端部下面の支持部14は油圧ラッシュアジャスタ10の球状頂部に支持されている。そして、ローラ式ロッカアーム9の長手方向中央部には、2つのバルブ6の配列方向と平行なローラ軸12が取付けられ、そのローラ軸12にローラ13が回転自在に支持されている。
本実施形態の可変動弁装置は、バルブ6のリフト量を連続的に変更するものである。この可変動弁装置19は、カム軸15に平行で当該カム軸15の側方に配置された制御軸20を備えている。この制御軸20は、モータなどのアクチュエータ21によって回転駆動され、アクチュエータ21はコントローラなどの制御装置22によって駆動制御される。この制御軸20は、図6にも示すように、本体軸部23の軸心C1に対して予め設定された所定偏心量eだけ偏心した軸心C0を有する偏心軸部24を備えている。この偏心軸部24の外周にカムフォロワ25を揺動自在に配置し、本体軸部23の外周に揺動カム26を揺動可能に配置している。
カムフォロワ25は、カム軸15の回転カム16に接触して揺動するものであり、円筒状のボス部28と、ボス部28に形成されて偏心軸部24が緊密に接触回転する孔部27を備えている。ボス部28は、外周からカム軸15側に向かって突出し且つ制御軸20の軸方向に対向する一対のローラ支持部29を備えている。一対のローラ支持部29の先端部間には制御軸20の軸方向と平行なローラ軸30が取付けられ、このローラ軸30にカム用ローラ31が回転自在に取付けられている。
揺動カム26は、カムフォロワ25を挟んで制御軸20の軸線方向両隣に夫々1つずつ配置されている。つまり、揺動カム26は1つのカムフォロワ25に対して2つ設けられている。従って、1つのカム16で1つのカムフォロワ25を揺動し、そのカムフォロワ25の揺動に伴って2つの揺動カム26が揺動し、夫々の揺動カム26が2つのローラ式ロッカアーム9の夫々を揺動し、夫々のローラ式ロッカアーム9が2つのバルブ6の夫々を開閉する。
揺動カム26は、円筒状のボス部33と、ボス部33に形成されて制御軸20の本体軸部23が緊密に接触回転する孔部32を備えている。ボス部33は、ローラ式ロッカアーム9のローラ13と対向する外周下部にカム面34を備えている。カム面34は、制御軸20の本体軸部23の軸心C1を中心とする円弧形状からなり且つバルブ6をリフトさせないベース円部35と、ベース円部35から径方向外側に突出してバルブ6をリフトさせるリフト部36を備えている。揺動カム26のボス部33には、カム軸15と反対側に突出するスプリング受部47が設けられ、このスプリング受部47にロストモーションスプリング48の一端が掛けられ、このロストモーションスプリング48の弾性力でカム面34は、常時、ローラ13に接触する。
カムフォロワ25と揺動カム26は動力伝達機構37によって連結されている。動力伝達機構37は、互いに軸心が偏心した状態で噛み合う外歯歯車からなるピニオンギヤ38と内歯歯車からなるリングギヤ39を備えている。リングギヤ39は、カムフォロワ25のボス部28の軸方向両端部において孔部27の軸方向両側に隣接するようにして且つ孔部27より径方向外側に形成されている。
ピニオンギヤ38は、揺動カム26とは別体の円筒部材42の軸方向一方の端部に形成され、円筒部材42には制御軸20の本体軸部23が緊密に接触回転する孔部40が形成されている。前記カムフォロワ25の孔部27に制御軸20の偏心軸部24を差し込み、円筒部材42の孔部40に制御軸20の本体軸部23を差し込むと、カムフォロワ25のリングギヤ39と円筒部材42のピニオンギヤ38が噛み合う。その状態で、更に制御軸20の本体軸部23を揺動カム26の孔部32に差し込むと、後述する位置調整機構41を介してカムフォロワ25と揺動カム26がリングギヤ39及びピニオンギヤ38からなる動力伝達機構37によって連結される。
本実施形態の可変動弁装置19は、制御軸20の回転時に偏心軸部24によってピニオンギヤ38及びリングギヤ39の何れか一方、この場合はリングギヤ39を本体軸部23の軸心C1を中心として偏心運動(公転運動)させ、この偏心運動(公転運動)によりバルブ6に対する揺動カム26の相対的な位置を変更して、バルブ6のリフト量を変更する。具体的には、例えば図6に示すローラ式ロッカアーム9のローラ13にカム面34のベース円部35だけが接触する際にはバルブ6はリフトしない。一方、制御軸20の回転に伴うリングギヤ39の公転運動により揺動カム26のバルブ6に対する相対的な位置が変更されて、バルブ6のリフト時にローラ式ロッカアーム9のローラ13にカム面34のリフト部36が接触すると、バルブ6はリフト部36の回転角度に応じたリフト量でリフトする。
また、揺動カム26はリングギヤ39及びピニオンギヤ38を介してカムフォロワ25と連結されているため、カムフォロワ25に対して揺動カム26の相対的な位相がずれることがある。このずれを調整するのが位置調整機構41である。位置調整機構41は、円筒部材42のピニオン38形成側と反対側の端部を収容するように孔部32に連続して揺動カム26のボス部33に形成された空洞部43、円筒部材42のピニオン38形成側と反対側の端部から径方向外側に突出する突起部44、空洞部43内に円筒部材42を収容した状態で制御軸20の軸線回りに突起部44が所定角度回転することを許容する切欠部45、切欠部45を挟んだボス部33の壁部に形成されたネジ孔46、切欠部45内に配置される突起部44を互いに対向する方向から挟むように2つのネジ孔46にネジ込まれた調整ネジ49を備えて構成される。調整ネジ49は、図5に示すように、シリンダヘッド2とシリンダヘッドカバー3との接合面50よりシリンダヘッドカバー3側の空間に、その軸線C2が接合面50と平行な状態で配置されている。従って、調整ネジ49のネジ孔46からの突出長さを変更すると切欠部45内に配置される突起部44の位置を制御軸20の軸回りに変更することができるので、これによりカムフォロワ25に対する揺動カム26の相対的な位相を調整することができる。
図8は、図1のカムフォロワ25(リングギヤ39)の斜視図、図9aは、カムフォロワ25及び揺動カム26の側面図であり、図9bは、図9aの詳細図である。本実施形態では、リングギヤ39が形成されているカムフォロワ25の円筒状のボス部28、及びピニオンギヤ38が形成されている円筒部材42の下部を削除するようにしてリングギヤ39の周方向の一部の歯が削除されたリングギヤ欠歯部51及びピニオン38の周方向の一部の歯が削除されたピニオン欠歯部52を形成し、これらの欠歯部51に揺動カム26のカム面34が配置されるようにした。また、揺動カム26については、円筒状のボス部33から制御軸20の軸線方向に当該制御軸20に沿うようにカム面34を突出し、そのカム面34が前記リングギヤ欠歯部51及びピニオン欠歯部52内に配置されるようにした。その結果、カムフォロワ25とカム面34、即ち回転カム16とカム面34の制御軸20の軸線に沿う方向の距離を短くすることが可能となる。
このように本実施形態の可変動弁装置では、回転するカム軸15の回転カム16でカムフォロワ25を揺動し、カムフォロワ25の隣り合う部分に配置されたバルブ6を開閉するための揺動カム26をリングギヤ39とピニオンギヤ38とによってカムフォロワ25に連結し、制御軸20の回転によりリングギヤ39及びピニオンギヤ38の一方を当該制御軸20の軸線回りに公転運動させ、その公転運動によりバルブ6に対する揺動カム26の相対位置を変更して当該揺動カム26のカム面34によるバルブ6のリフト特性を変更するにあたり、リングギヤ39及びピニオンギヤ38に周方向一部の歯が削除されたリングギヤ欠歯部51及びピニオン欠歯部52を形成し、それらの欠歯部51、52内に揺動カム26のカム面34を配置したことにより、カム軸15の回転カム16から揺動カム26のカム面34までの制御軸20の軸線に沿う方向の距離を短くすることができる。このため、装置の小型化が図れて内燃機関1への搭載性を向上できる。
また、揺動カム26はカム面34を制御軸20に連結するための円筒状のボス部(取付部)33を備え、ボス部(取付部)33に対して揺動カム26のカム面34を制御軸20に沿うように突出して当該カム面34を欠歯部51、52側にずらして配置したことにより、リングギヤ39とピニオンギヤ38の歯幅を確保しながら制御軸20の軸線方向寸法を小型化し、内燃機関1への搭載性を向上できる。
また、バルブ6が並列に2つ配置され、各バルブ6の夫々に対応して揺動カム26を2つ制御軸20の軸方向に配置し、2つの揺動カム26の間にカムフォロワ25を1つ配置し、カムフォロワ25の軸方向両側にリングギヤ39及びピニオンギヤ38を夫々一対ずつ配置したことにより、並列に配置された2つのバルブ6を2つの揺動カム26のカム面34で開閉する場合でも制御軸20の軸線方向寸法を小型化し、内燃機関1への搭載性を向上できる。
1は内燃機関
2はシリンダヘッド
3はシリンダヘッドカバー
4は燃焼室
5はポート
6はバルブ
7はバルブヘッド
8はバルブステム
9はローラ式ロッカアーム
10は油圧ラッシュアジャスタ
11は当接部
12はローラ軸
13はローラ
14は支持部
15はカム軸
16は回転カム
17はベース円部
18はリフト部
19は可変動弁装置
20は制御軸
21はアクチュエータ
22は制御装置
23は本体軸部
24は偏心軸部
25はカムフォロワ
26は揺動カム
27は孔部
28はボス部
29はローラ支持部
30はローラ軸
31はカム用ローラ
32は孔部
33はボス部(取付部)
34はカム面
35はベース円部
36はリフト部
37は動力伝達機構
38はピニオンギヤ
39はリングギヤ
40は孔部
41は位置調整機構
42は円筒部材
43は空洞部
44は突起部
45は切欠部
46はネジ孔
47はスプリング受部
48はロストモーションスプリング
49は調整ネジ
50は接合面
51はリングギヤ欠歯部
52はピニオン欠歯部

Claims (3)

  1. カムを備えた回転するカム軸の側方に配置された制御軸と、
    前記制御軸に形成され当該制御軸の軸心に対して軸心が偏心している偏心軸部と、
    前記偏心軸部の外周に配置され前記カムによって揺動するカムフォロワと、
    前記制御軸の軸方向で前記カムフォロワに隣り合う部分に揺動自在に配置されバルブを開閉するための揺動カムと、
    前記カムフォロワと揺動カムとを連結するためのものであって夫々の回転軸が前記カムフォロワ及び揺動カムの夫々の回転軸と同軸であり且つ互いに噛み合う一対のリングギヤ及びピニオンギヤとを備え、
    前記カムフォロワの揺動に伴い前記揺動カムを揺動させて当該揺動カムに形成されたカム面で前記バルブを開閉し、
    前記制御軸の回転により前記リングギヤ及びピニオンギヤの一方を前記制御軸の軸線回りに公転運動させ、その公転運動により前記バルブに対する前記揺動カムの相対位置を変更して前記カム面による前記バルブのリフト特性を変更する内燃機関の可変動弁装置において、
    前記リングギヤ及びピニオンギヤに周方向一部の歯が削除された欠歯部を形成し、
    前記揺動カムのカム面を前記欠歯部内に配置したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記揺動カムは前記カム面を前記制御軸に連結するための円筒状の取付部を備え、
    前記取付部に対して前記揺動カムのカム面を前記制御軸に沿うように突出して当該カム面を前記欠歯部側にずらして配置したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記バルブは並列に2つ配置され、
    前記各バルブの夫々に対応して前記揺動カムを2つ前記制御軸の軸方向に配置し、
    前記2つの揺動カムの間に前記カムフォロワを1つ配置し、
    前記カムフォロワの軸方向両側に前記リングギヤ及びピニオンギヤを夫々一対ずつ配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
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