JP2013136411A - 合成樹脂製容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】減圧吸収パネル45aの上方に水平方向に延在する段部33を形成し、その水平方向ほぼ中央に屈曲案内部34を形成し、側面部41と面取り部42との高さ方向に沿う境界の稜線部分に稜線溝部43を形成し、上胴部4aの面取り部42に縦溝部44を形成し、下胴部4bの稜線溝部43内に凸リブ43aを架設し、胴部4と肩部3との境界、上胴部4aとウェスト部40との境界、下胴部4bとウェスト部40との境界、胴部4と底部5との境界の少なくとも一つに沿った位置に凹陥部を設け、底部5の四隅に設けた脚部52の側部53に溝部55を形成する。
【選択図】 図1
Description
また、胴部の側面部と面取り部との高さ方向に沿う境界に形成される稜線部分に稜線溝部を形成するにあたり、当該稜線溝部内に凸リブを架設することで、容器内方からの力が作用しても、当該稜線溝部が押し広げられるように変形してしまうのを抑制することが出来る。
また、垂直方向からの荷重が容器に加わった際に、脚部が高さ方向に沿って撓むように変形して荷重が分散され、これによって、容器底部に加わる荷重による不具合の発生を抑制することが出来る。
また、胴部の側面部に設けられた減圧吸収パネルの左右の側縁側に、比較的広い範囲に連なる平らな面が存在していても、かかる面における成形時のヒケの発生を抑制することが出来る。
また、胴部の側面部に設ける減圧吸収パネルのパネル形状の選択の幅が制限されずに、容器に求められる剛性と減圧吸収性能とのバランスを考慮して好適なパネル形状を任意に採用しつつ、その減圧吸収性能を高めることが出来る。
図1は、本実施形態に係る合成樹脂製容器を示す斜視図であり、図2は、同正面図、図3は、同側面図、図4は、同平面図、図5は、同底面図である。
一方、胴部4の上側に位置する上胴部4aは、内容物の自重による影響を比較的受けにくいことから、上胴部4aに設ける減圧吸収パネル45aには、減圧吸収性能の高いパネル形状を採用して、容器全体として必要な減圧吸収性が発揮されるようにする。
上記したようにして側面部41に凹陥部46a,46b,46cを設け、これによって立体的な形状を付与してその強度を高めることで、このようなヒケの発生を抑止することができる。
尚、図11等に示す変形例において、図1等に示す容器1に対応する構成部位については、同じ符号を付すことで、その説明を省略する。
なお、図1等に示す容器1は、胴部4の側面部41の下端に沿って設けられた凹溝49aと、胴部4の面取り部42の下端に沿って設けられた凹溝49bを有している。このような凹溝49a,49bを設けることでも、当該凹溝49a,49bの近傍でのヒケの発生を抑止できるが、これらは必要に応じて省略することが出来る。特に、胴部4の側面部41の下端に沿って設けた凹溝49aを省略する場合には、この凹溝49aの代わりに、図1等に示す容器1にあっても、胴部4と底部5との境界BL5に沿った位置に凹陥部(図11等に示す変形例における凹陥部46dに相当)を設けてヒケの発生を抑止するようにしても良い。
ここで、図6は、容器1の肉厚を省略した図2のA−A断面図であり、段部33が延在する部位を水平面で切り取った断面を示している。
また、図1等に示す容器1の肩部3には、その短辺側にも同様の段部33と屈曲案内部34とが形成されている。これによって、上胴部4aの短辺側の側面部41に設けられた減圧吸収パネル45aについても、その減圧吸収性能が高められるようにしてある。
この稜線溝部43は、上胴部4aでは、胴部4と肩部3との境界BL2近傍から、上胴部4aとウェスト部40との境界BL3近傍にかけて延在するように形成されている。下胴部4bでは、下胴部4bとウェスト部40との境界BL4近傍から、胴部4と底部5との境界BL5近傍にかけて延在するように形成されている(図2参照)。
尚、前述した境界BL1乃至BL6は、高さ方向に直交する境界であって、上記側面部41と面取り部42との高さ方向に沿う境界(稜線溝部43が形成される部位)とは区別される。
尚、図2に示す正面図において、上胴部4aの面取り部42に形成された縦溝部44とその近傍を拡大して図7(a)に示す。
但し、容器1に、熱収縮性のシュリンクフィルムからなる帯状のラベルを装着する際には、ラベルの端縁が重ね合わされるラップ代が、面取り部42の幅方向中央に位置するようにして、ラベルの位置決めがなされる。このとき、ラップ代の裏面側が中空となると、ラベルを熱収縮させる際に不整収縮となり、外観不良となってしまうことがある。
また、図7(b)に示すように、面取り部42の幅方向中央を避けて、複数(図示する例では二本)の縦溝部44を形成するようにしてもよい。
なお、図7(b)は、面取り部42の幅方向中央を避けて二本の縦溝部44を形成した例を、図7(a)の要部拡大図に対応させて示している。また、図8(a)は、容器1の肉厚を省略した図2のB−B断面図であるが、図8(b)は、図7(b)に示した例について、図8(a)と同じ部位の断面を示している。
前述したように、比較的容量の大きい容器1にあっては、胴部4の下側に位置する下胴部4bが、内容物の自重によって膨らみやすい傾向にある。このとき、下胴部4bに形成された稜線溝部43が、内容物の自重によって容器内方から押し広げられるように変形してしまうと、下胴部4bの膨らみを助長してしまう。
尚、図5中一点鎖線で囲む部分を拡大して図10に示すとともに、容器1を水平面に正立させたときに、当該水平面に接触する部分を網掛けで示す。この網掛けで示した部分が接地部54であり、図1等に示す容器1において、接地部54は、溝部55によって一部が切り欠かれ、溝底部55aの基端側では、容器1を正立させた水平面に線接触するように形成されている。
底部5の四隅に設けられた脚部52のそれぞれに、上記したような溝部55を形成すると、垂直方向からの荷重が容器1に加わった際に、脚部52が溝部55方向に撓むように変形し、その結果、脚部52が高さ方向に沿って撓むように変形して荷重が分散される。これによって、底部5の底面側を周方向に圧縮しようとする力が緩和されるため、底部5の底面側に皺が生じる等の不具合を抑止することが出来る。
2 口部
3 肩部
33 段部
34 屈曲案内部
4 胴部
4a 上胴部
4b 下胴部
40 ウェスト部
41 側面部
42 面取り部
43 稜線溝部
43a 凸リブ
44 縦溝部
44a 凸部
45a,45b 減圧吸収パネル
46a,46b,46c,46d 凹陥部
5 底部
52 脚部
53 側部
54 接地部
55 溝部
55a 溝底部
55b 溝側面
Claims (5)
- 口部、肩部、胴部、及び底部を備えた角形ボトル状の合成樹脂製容器であって、
前記胴部が、減圧吸収パネルが設けられた側面部と、角部を面取りしてなる面取り部を有するとともに、
前記減圧吸収パネルの上方に水平方向に延在する段部を形成し、且つ、前記段部の水平方向ほぼ中央に谷状に陥没させてなる屈曲案内部を形成し、
前記側面部と前記面取り部との高さ方向に沿う境界に形成される稜線部分に縦溝状の稜線溝部を形成するとともに、
前記胴部が、ウェスト部によって上胴部と下胴部に分けられており、
前記上胴部の面取り部に、前記稜線溝部と平行又はほぼ平行に延在する縦溝部を形成し、
前記下胴部に形成した前記稜線溝部において、当該稜線溝部をなす対向する溝側面の間に少なくとも一つの凸リブを架設し、
前記側面部における前記胴部と前記肩部との境界、前記上胴部と前記ウェスト部との境界、前記下胴部と前記ウェスト部との境界、前記胴部と前記底部との境界の少なくとも一つに沿った位置に、横方向の長さが、前記側面部と前記面取り部との高さ方向に沿う境界から前記減圧吸収パネルに至るまでの間に納まる長さとされた凹陥部を設け、
前記底部の四隅には、前記底部の底面側に位置する接地部と、前記接地部に連接して容器外方に至る側部とからなる脚部が設けられており、前記側部には、前記底部の中央を中心とする放射状に配置された溝部を形成したことを特徴とする合成樹脂製容器。 - 前記縦溝部内に、前記面取り部の外形面と面一となる面を有する凸部を設けた請求項1に記載の合成樹脂製容器。
- 前記各境界上、前記各境界の上側、又は前記各境界の下側のいずれかの位置に、前記凹陥部を設けた請求項1又は2に記載の合成樹脂製容器。
- 高さ方向に沿って稜線が現れるように前記屈曲案内部を形成した請求項1乃至3のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
- 前記溝部が、当該合成樹脂製容器を水平面に正立させたときに、水平面に対して5〜40°の角度で傾斜する溝底部を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
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