JP2013134200A - ヘッドライトテスタ、測定方法、及び測定プログラム - Google Patents

ヘッドライトテスタ、測定方法、及び測定プログラム Download PDF

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広之 内藤
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隆 吉岡
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【課題】簡易な構成でコスト低減を図りつつ、高精度にエルボー点を測定すること。
【解決手段】ヘッドライトテスタは、ヘッドライトから照射光が照射されるスクリーンと、スクリーン上に一列に配置され、ヘッドライトから照射される照射光の光度を検出する複数の光検出手段と、複数の光検出手段をその配置方向へ移動させる移動手段と、移動手段により複数の光検出手段を移動させたときの、複数の光検出手段により検出された照射光の光度に基づいて、水平カットオフライン上の変曲点及び斜めカットオフライン上の変曲点を夫々算出する変曲点算出手段と、変曲点算出手段により算出された変曲点に基づいて、水平カットオフライン及び斜めカットオフラインを算出し、水平カットオフライン及び斜めカットオフラインの交点であるエルボー点を算出するエルボー点算出手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、簡易な構成でコスト低減を図りつつ、高精度にエルボー点を測定できるヘッドライトテスタ、測定方法及び測定プログラムに関するものである。
一般に、車両のヘッドライトは、その配光パターンが、道路運送車両の保安基準で定められている規格範囲内の位置にあるか否かをテストする必要がある。これに対し、ヘッドライトからスクリーンに照射された配光パターンをカメラなどにより撮影し、その撮影画像に対して画像処理を行い、カットオフラインのエルボー点を求めるヘッドライトテスタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−190827号公報
しかしながら、上記特許文献1に示すヘッドライトテスタにおいては、カメラなどのハードウェアや、撮影画像の画像処理を行うためのソフトウェアなどが必要となるため、その構成が複雑化しコスト増加を招く虞がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成でコスト低減を図りつつ、高精度にエルボー点を測定できるヘッドライトテスタ、測定方法及び測定プログラムを提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、ヘッドライトから照射光が照射されるスクリーンと、前記スクリーン上に一列に配置され、前記ヘッドライトから照射される照射光の光度を検出する複数の光検出手段と、前記複数の光検出手段を前記配置方向へ移動させる移動手段と、前記移動手段により前記複数の光検出手段を移動させたときの、前記複数の光検出手段により検出された照射光の光度に基づいて、水平カットオフライン上の変曲点及び斜めカットオフライン上の変曲点を夫々算出する変曲点算出手段と、前記変曲点算出手段により算出された前記変曲点に基づいて、前記水平カットオフライン及び斜めカットオフラインを算出し、該水平カットオフライン及び斜めカットオフラインの交点であるエルボー点を算出するエルボー点算出手段と、を備える、ことを特徴とするヘッドライトテスタである。
この一態様において、前記複数の光検出手段は、前記スクリーン上に上下方向に一列に配列された第1及び第2フォトセンサからなる2連センサ群と、該2連センサ群と並んで、上下方向に一例に配列された第1乃至第3フォトセンサからなる3連センサ群と、を有し、
前記変曲点算出手段は、前記2連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する2連センサモードと、前記3連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する3連センサモードと、を有していてもよい。
この一態様において、前記2連センサ群及び3連センサ群の移動位置を検出する位置検出手段を更に備え、前記変曲点算出手段は、前記2連センサモードにおいて、前記2連センサ群により検出された照射光の光度と、前記位置検出手段により検出された移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度差が最大となる点を前記変曲点として算出し、前記3連センサモードにおいて、前記3連センサ群により検出された照射光の光度と、前記位置検出手段により検出された移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度変化量が等しくなる点を前記変曲点として算出してもよい。
この一態様において、前記変曲点算出手段を前記2連センサモードと前記3連センサモードとに切替える切替手段を更に備えていてもよい。
この一態様において、前記変曲点算出手段は、前記ヘッドライトの光度分布特性に応じて、前記2連センサモードと前記3連センサモードとに切替えてもよい。
この一態様において、前記エルボー点算出手段により算出された前記エルボー点が所定の規格範囲内にあるか否かを判定する判定手段を更に備えていてもよい。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、ヘッドライトから照射光が照射されるスクリーンと、前記スクリーン上に一列に配置され、前記ヘッドライトから照射される照射光の光度を検出する複数の光検出手段と、を備えるヘッドライトテスタの測定方法であって、前記複数の光検出手段を前記配置方向へ移動させたときの、前記複数の光検出手段により検出された照射光の光度に基づいて、水平カットオフライン上の変曲点及び斜めカットオフライン上の変曲点を夫々算出するステップと、前記算出された変曲点に基づいて、前記水平カットオフライン及び斜めカットオフラインを算出し、該水平カットオフライン及び斜めカットオフラインの交点であるエルボー点を算出するステップと、を含む、ことを特徴とするヘッドライトテスタの測定方法であってもよい。
この一態様において、前記複数の光検出手段は、前記スクリーン上に上下方向に一列に配列された第1及び第2フォトセンサからなる2連センサ群と、該2連センサ群と並んで、上下方向に一例に配列された第1乃至第3フォトセンサからなる3連センサ群と、を有し、前記2連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する2連センサモードと、前記3連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する3連センサモードと、に切替ってもよい。
この一態様において、前記2連センサモードにおいて、前記2連センサ群により検出された照射光の光度と、前記2連センサ群及び3連センサ群の移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度差が最大となる点を前記変曲点として算出し、前記3連センサモードにおいて、前記3連センサ群により検出された照射光の光度と、前記2連センサ群及び3連センサ群の移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度変化量が等しくなる点を前記変曲点として算出してもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の一態様は、ヘッドライトから照射光が照射されるスクリーンと、前記スクリーン上に一列に配置され、前記ヘッドライトから照射される照射光の光度を検出する複数の光検出手段と、を備えるヘッドライトテスタの測定プログラムであって、前記複数の光検出手段を前記配置方向へ移動させたときの、前記複数の光検出手段により検出された照射光の光度に基づいて、水平カットオフライン上の変曲点及び斜めカットオフライン上の変曲点を夫々算出する処理と、前記算出された変曲点に基づいて、前記水平カットオフライン及び斜めカットオフラインを算出し、該水平カットオフライン及び斜めカットオフラインの交点であるエルボー点を算出する処理と、をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするヘッドライトテスタの測定プログラムであってもよい。
本発明によれば、簡易な構成でコスト低減を図りつつ、高精度にエルボー点を測定できるヘッドライトテスタ、測定方法及び測定プログラムを提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るヘッドライトテスタの概略的なハードウェア構成を示す構成図である。 本発明の一実施の形態に係るヘッドライトテスタの概略的なシステム構成を示すブロック図である。 スクリーン上のカットオフラインの一例を示す図である。 変曲点、水平カットオフライン、斜めカットオフライン、及びエルボー点の一例を示す図である。 水平カットオフライン式、斜めカットオフライン式、及びエルボー点を算出するための表の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るヘッドライトテスタの測定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るヘッドライトテスタの概略的なハードウェア構成を示す構成図である。図2は、本実施の形態に係るヘッドライトテスタの概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るヘッドライトテスタ1は、簡易な構成でコスト低減を図りつつ、ヘッドライト(ハイビーム(走行灯)、ロービーム(すれ違い灯)、フォグランプ(霧灯)など)のエルボー点を高精度に測定できるものである。
ヘッドライトテスタ1は、ヘッドライト100からの照射光が入射する受光箱2と、受光箱2を昇降可能に支持する支持部材3と、受光箱2内に配置されたスクリーン4と、受光箱2に設けられた集光レンズ5と、スクリーン4の移動を操作するダイヤル6と、スクリーン4を移動させるアクチュエータ7と、スクリーン4の移動位置を検出する位置センサ8と、各種データを表示する表示装置9と、ヘッドライト100からの照射光の光度を検出する2連及び3連センサ群11、12と、演算処理等を行う演算処理装置13と、演算処理装置13の測定モードを切替える測定モード切替スイッチ14と、を備えている。
スクリーンは、受光箱2など内部に設けられており、ヘッドライト100から照射光が照射される。また、受光箱2のスクリーン4の前面には集光レンズ5が設けられており、ヘッドライト100から照射される照射光は、集光レンズ5により集光されスクリーン4上に照射されている。
ここで、ヘッドライト100からスクリーン4に照射光が照射されると、スクリーン4上には、そのヘッドライト100の配光パターンが投影される。この配光パターンのうち、光が当って明るくなる部分と、光が当らずに暗くなる部分との境界部分には濃度の差が生じて、いわゆるカットオフライン101が生じる(図3)。そして、このカットオフライン101は、水平カットライン(水平線)102と、斜めカットオフライン(斜め線)103と、それらの交点であるエルボー点104と、を含んでいる。
受光箱2には、スクリーン4を上下方向及び左右方向へ移動させるサーボモータなどのアクチュエータ7が設けられている。アクチュエータ7は、ユーザの操作指示に応じて、演算処理装置13から出力される制御信号に従って駆動し、スクリーン4を上下方向及び左右方向へ移動させる。
アクチュエータ7は、移動手段の一具体例であり、歯車などからなる移動機構15を介してスクリーン4に連結されている。なお、移動機構15にはダイヤル6が連結されており、ユーザはダイヤル6を回転操作することで、スクリーン4を手動で上下方向及び左右方向へ移動させることもできる。このように、スクリーン4を上下方向及び左右方向へ移動させることで、スクリーン4上の2連センサ群11及び3連センサ群12を夫々一体で上下方向及び左右方向へ移動させることができる。
スクリーン4には、位置検出手段の一具体例であり、スクリーン4の移動位置を検出する位置センサ8が設けられている。位置センサ8は演算処理装置13に接続されており、検出したスクリーン4の移動位置を演算処理装置13に対して出力する。なお、ダイヤル6には、スクリーン4の移動量を読取れる目盛りが付加されており、ユーザはその目盛りを読むことで、スクリーン4の移動位置を認識することができる。
スクリーン4上には、上下方向に一列に配置された第1及び第2フォトセンサ111、112からなる2連センサ群11と、2連センサ群11と平行に、上下方向に一列に配置された第1乃至第3フォトセンサ121、122、123からなる3連センサ群12と、が設けられている。
2連センサ群11の第1及び第2フォトセンサ111、112と、3連センサ群12の第1乃至第3フォトセンサ121、122、123とは、夫々、ヘッドライト100からスクリーン4上に照射される照射光の光度を検出し、検出した光度を演算処理装置13に対して出力する。
演算処理装置13は、変曲点算出手段及びエルボー点算出手段の一具体例であり、2連センサ群11又は3連センサ群12から出力された光度に基づいて、水平カットオフライン102上及び斜めカットオフライン103上の変曲点を夫々算出し、算出した変曲点に基づいて、水平カットオフライン102及び斜めカットオフライン103を算出し、その水平カットオフライン102及び斜めカットオフライン103の交点であるエルボー点104を算出する。
演算処理装置13は、例えば、スクリーン4を上下方向に移動させたときの2連センサ群11又は3連センサ群12から出力された光度に基づいて、水平カットライン102上の任意の2点である変曲点1(x、y)及び変曲点2(x、y)を算出し、算出した2点の変曲点1、2を用いて、水平カットオフライン102を示す式(y=ax+b)を算出する(図4)。
同様に、演算処理装置13は、スクリーン4を上下方向に移動させたときに2連センサ群11又は3連センサ群12から出力された光度に基づいて、斜めカットライン103上の任意の2点である変曲点3(x、y)、及び変曲点4(x、y)を算出し、算出した2点の変曲点3、4を用いて、斜めカットオフライン103を示す式(y=cx+d)を算出する。
演算処理装置13には、2連センサ群11を用いてスクリーン4上の光度を測定するための「2連センサモード」と、3連センサ群12を用いてスクリーン4上の光度を測定するための「3連センサモード」と、を有している。
ここで、演算処理装置13は、「2連センサモード」において、スクリーン4を上下方向に移動させたときの、2連センサ群11から出力された光度と、位置センサ8から出力されたスクリーン4の移動位置と、に基づいて、例えば、スクリーン4上における任意の垂直線の明暗区間(所定区間)を等分割し、隣接するその等分割点間における光度差が最大となる点を変曲点1として算出する。
さらに、演算処理装置13は、スクリーンを左右方向に所定量移動させた後、上記同様に、スクリーン4を上下方向へ移動させたときの、2連センサ群11から出力された光度と、位置センサ8から出力されたスクリーン4の移動位置と、に基づいて、例えば、スクリーン4上における任意の垂直線の明暗区間(所定区間)を等分割し、隣接するその等分割点間における光度差が最大となる点を変曲点2として算出する。演算処理装置13は、上述のようにして算出した変曲点1、2を通る水平カットオフライン式を算出する。
一方、演算処理装置13は、「3連センサモード」において、スクリーン4を上下方向へ移動させたときの、3連センサ群12から出力された光度と、位置センサ8から出力されたスクリーン4の移動位置と、に基づいて、例えば、スクリーン4上における任意の垂直線の明暗区間(所定区間)を等分割し、隣接するその等分割点間における光度変化量が等しくなる点を変曲点3として算出する。
さらに、演算処理装置13は、スクリーン4を左右方向に所定量移動させた後、上記同様に、スクリーン4を上下方向へ移動させたときの、3連センサ群12から出力された光度と、位置センサ8から出力されたスクリーン4の移動位置と、に基づいて、例えば、スクリーン4上における任意の垂直線の明暗区間(所定区間)を等分割し、隣接するその等分割点間における光度変化量が等しくなる点を変曲点4として算出する。演算処理装置13は、上述のようにして算出した変曲点3、4を通る斜めカットオフライン式を算出する。
なお、演算処理装置13は、上記「3連センサモード」における光度変化量をバランスメータ16に表示させてもよい。ユーザは、バランスメータ16の表示を読むことで、変曲点3、4の位置を求めることができる。
さらに、演算処理装置13は、上述のように算出した水平カットオフライン式と斜めカットオフライン式との交点であるエルボー点(X、Y)を、下記式を用いて算出する。
X=(d−b)/(a−c)
Y=a×(d−b)/(a−c)+b
演算処理装置13は、変曲点1、2、3、4の位置、水平カットオフライン式、斜めカットオフライン式、エルボー点などの上記演算結果を適宜、表示装置9に表示させるようにしてもよい。
演算処理装置13は、表示装置9において、図5に示すような表を表示させ、ユーザに入力セルに所定データ(例えば、上記のようにして求めた変曲点1、2、3、4)を入力させ、水平カットオフライン式、斜めカットオフライン式、エルボー点を算出し、その算出結果を同一の出力セルに表示させるようにしてもよい。
なお、演算処理装置13は、例えば、演算処理等と行うCPU(Central Processing Unit)13aと、CPU13aによって実行される演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)13bと、処理データ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)13cと、を有するマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。また、これらCPU13a、ROM13b、及びRAM13cは、データバス13d等によって相互に接続されている。
演算処理装置13には、「2連センサモード」と「3連センサモード」との切替えを行うための測定モード切替スイッチ14(切替手段の一具体例)が接続されている。ユーザは、測定モード切替スイッチ14を操作することで、演算処理装置13を「2連センサモード」と、「3連センサモード」と、に切替えを行うことができる。
ところで、従来のヘッドライトテスタにおいて、カメラなどのハードウェアや、撮影画像の画像処理を行うためのソフトウェアなどが必要となるため、その構成が複雑化しコスト増加を招く虞がある。
そこで、本実施の形態に係るヘッドライトテスタ1は、2連センサ群11又は3連センサ群12から出力された光度に基づいて、水平カットオフライン102上及び斜めカットオフライン103上の変曲点を夫々算出し、算出した変曲点に基づいて、水平カットオフライン102及び斜めカットオフライン103を算出し、その水平カットオフライン102及び斜めカットオフライン103の交点であるエルボー点104を算出する。
これにより、カメラなどのハードウェアや、撮影画像の画像処理を行うためのソフトウェアなどが必要なく簡易な構成でコスト低減を図ることができる。また、目視でエルボー点を測定する場合と比較しても、本実施の形態に係るヘッドライトテスタ1は、測定者による測定バラツキを抑えることができる。さらに、センサ間距離の大きい3連センサモードで変曲点を正確に特定できない場合でも、センサ間距離の小さい2連センサモードに切替えることで、その変曲点をより正確に特定できる。このため、エルボー点104の位置をより高精度に測定することができる。すなわち、簡易な構成でコスト低減を図りつつ、高精度にエルボー点を測定できる。
次に、本実施の形態に係るヘッドライトテスタによるヘッドライトの測定方法について、詳細に説明する。図6は、本実施の形態に係るヘッドライトテスタの測定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、検査対象であるヘッドライト100の軸芯とヘッドライトテスタ1のスクリーン4の軸芯とを一致させる(ステップS101)。
次に、ユーザは、ヘッドライト100の光度分布特性(光度勾配曲線)に応じて、測定モード切替スイッチ14を操作し、「2連センサモード」及び「3連センサモード」のうちいずれか一方を選択する(ステップS102)。なお、演算処理装置13は、予め入力されたヘッドライト100の光度分布特性に基づいて、自動的に「2連センサモード」及び「3連センサモード」のうち一方を選択してもよい。
演算処理装置13は、測定モード切替スイッチ14から出力される切替信号に応じて、「2連センサモード」及び「3連センサモード」のいずれかに切替る。
演算処理装置13は、アクチュエータ7を制御して、スクリーン4を上下方向に移動させ、そのときの2連センサ群11又は3連センサ群12から出力された光度に基づいて、水平カットライン102上の任意の2点の変曲点1、2を算出し、算出した2点の変曲点1、2を用いて、水平カットオフライン102を示す式を算出する(ステップS103)。
同様に、演算処理装置13は、アクチュエータ7を制御してスクリーン4を上下方向或いは左右方向に移動させ、そのときの3連センサ群11又は2連センサ群12から出力された光度に基づいて、斜めカットライン103上の任意の2点の変曲点3、4を算出し、算出した2点の変曲点3、4を用いて、斜めカットオフライン103を示す式を算出する(ステップS104)。
演算処理装置13は、上記算出した水平カットオフライン式と斜めカットオフライン式との交点であるエルボー点104を、算出する(ステップS105)。
演算処理装置(判定手段の一具体例)13は、算出したエルボー点104が規格値以内(図4)であるか否かを判断する(ステップS106)。演算処理装置13は、算出したエルボー点104が規格値以内であると判断したとき(ステップS106のYES)、そのヘッドランプ100は検査合格であるとし、その旨を表示装置9に表示させる(ステップS107)。一方、演算処理装置13は、算出したエルボー点104が規格値以内でないと判断したとき(ステップS106のNO)、そのヘッドランプ100は検査不合格であるとし、その旨を表示装置9に表示させる(ステップS108)。なお、演算処理装置13は、上記演算結果を表示装置9に適宜表示させるようにしてもよい。
以上、本実施の形態に係るヘッドライトテスタ1において、2連センサ群11又は3連センサ群12から出力された光度に基づいて、水平カットオフライン102上及び斜めカットオフライン103上の変曲点を夫々算出し、算出した変曲点に基づいて、水平カットオフライン102及び斜めカットオフライン103を算出し、その水平カットオフライン102及び斜めカットオフライン103の交点であるエルボー点104を算出する。これにより、カメラなどのハードウェアや、撮影画像の画像処理を行うためのソフトウェアなどが必要なく簡易な構成でコスト低減を図ることができる。また、目視でエルボー点を測定する場合と比較しても、本実施の形態に係るヘッドライトテスタ1は、測定者による測定バラツキを抑えることができる。さらに、3連センサモードで変曲点を正確に特定できない場合でも2連センサモードに切替えることで、その変曲点をより正確に特定でき、エルボー点の位置をより高精度に測定することができる。すなわち、簡易な構成でコスト低減を図りつつ、高精度にエルボー点を測定できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、上記一実施の形態において、2連センサ群11及び3連センサ群12のうちいれか一方のみを有する構成で、演算処理装置13は、2連センサモード及び3連センサモードのうちいずれか一方のみを有する構成であってもよい。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、例えば、演算処理装置13が実行する上記演算処理を、CPU13aにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。
また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
本発明は、例えば、車両のヘッドライトのエルボー点が保安基準などで定められている規格範囲内の位置にあるか否かをテストするためのヘッドライトテスタに利用可能である。
1 ヘッドライトテスタ
2 受光箱
3 支持部材
4 スクリーン
5 集光レンズ
6 ダイヤル
7 アクチュエータ
8 位置センサ
9 表示装置
11 2連センサ群
12 3連センサ群
13 演算処理装置
14 測定モード切替スイッチ
15 移動機構
16 バランスメータ
100 ヘッドライト
101 カットオフライン
102 水平カットライン
103 斜めカットオフライン
104 エルボー点

Claims (10)

  1. ヘッドライトから照射光が照射されるスクリーンと、
    前記スクリーン上に一列に配置され、前記ヘッドライトから照射される照射光の光度を検出する複数の光検出手段と、
    前記複数の光検出手段を前記配置方向へ移動させる移動手段と、
    前記移動手段により前記複数の光検出手段を移動させたときの、前記複数の光検出手段により検出された照射光の光度に基づいて、水平カットオフライン上の変曲点及び斜めカットオフライン上の変曲点を夫々算出する変曲点算出手段と、
    前記変曲点算出手段により算出された前記変曲点に基づいて、前記水平カットオフライン及び斜めカットオフラインを算出し、該水平カットオフライン及び斜めカットオフラインの交点であるエルボー点を算出するエルボー点算出手段と、
    を備える、ことを特徴とするヘッドライトテスタ。
  2. 請求項1記載のヘッドライトテスタであって、
    前記複数の光検出手段は、前記スクリーン上に上下方向に一列に配列された第1及び第2フォトセンサからなる2連センサ群と、該2連センサ群と並んで、上下方向に一例に配列された第1乃至第3フォトセンサからなる3連センサ群と、を有し、
    前記変曲点算出手段は、前記2連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する2連センサモードと、前記3連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する3連センサモードと、を有する、
    ことを特徴とするヘッドライトテスタ。
  3. 請求項2記載のヘッドライトテスタであって、
    前記2連センサ群及び3連センサ群の移動位置を検出する位置検出手段を更に備え、
    前記変曲点算出手段は、
    前記2連センサモードにおいて、前記2連センサ群により検出された照射光の光度と、前記位置検出手段により検出された移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度差が最大となる点を前記変曲点として算出し、
    前記3連センサモードにおいて、前記3連センサ群により検出された照射光の光度と、前記位置検出手段により検出された移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度変化量が等しくなる点を前記変曲点として算出する、
    を特徴とするヘッドライトテスタ。
  4. 請求項2又は3記載のヘッドライトレスタであって、
    前記変曲点算出手段を前記2連センサモードと前記3連センサモードとに切替える切替手段を更に備える、ことを特徴とするヘッドライトテスタ。
  5. 請求項2又は3記載のヘッドライトレスタであって、
    前記変曲点算出手段は、前記ヘッドライトの光度分布特性に応じて、前記2連センサモードと前記3連センサモードとに切替える、ことを特徴とするヘッドライトテスタ。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか1項記載のヘッドライトテスタであって、
    前記エルボー点算出手段により算出された前記エルボー点が所定の規格範囲内にあるか否かを判定する判定手段を更に備える、ことを特徴とするヘッドライトテスタ。
  7. ヘッドライトから照射光が照射されるスクリーンと、
    前記スクリーン上に一列に配置され、前記ヘッドライトから照射される照射光の光度を検出する複数の光検出手段と、を備えるヘッドライトテスタの測定方法であって、
    前記複数の光検出手段を前記配置方向へ移動させたときの、前記複数の光検出手段により検出された照射光の光度に基づいて、水平カットオフライン上の変曲点及び斜めカットオフライン上の変曲点を夫々算出するステップと、
    前記算出された変曲点に基づいて、前記水平カットオフライン及び斜めカットオフラインを算出し、該水平カットオフライン及び斜めカットオフラインの交点であるエルボー点を算出するステップと、
    を含む、ことを特徴とするヘッドライトテスタの測定方法。
  8. 請求項7記載のヘッドライトテスタの測定方法であって、
    前記複数の光検出手段は、前記スクリーン上に上下方向に一列に配列された第1及び第2フォトセンサからなる2連センサ群と、該2連センサ群と並んで、上下方向に一例に配列された第1乃至第3フォトセンサからなる3連センサ群と、を有し、
    前記2連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する2連センサモードと、前記3連センサ群により検出された照射光の光度に基づいて、前記変曲点を算出する3連センサモードと、に切替る
    ことを特徴とするヘッドライトテスタの測定方法。
  9. 請求項8記載のヘッドライトテスタであって、
    前記2連センサモードにおいて、前記2連センサ群により検出された照射光の光度と、前記2連センサ群及び3連センサ群の移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度差が最大となる点を前記変曲点として算出し、
    前記3連センサモードにおいて、前記3連センサ群により検出された照射光の光度と、前記2連センサ群及び3連センサ群の移動位置と、に基づいて、前記スクリーン上における垂直線の所定区間を等分割し、隣接した該等分割点間の光度変化量が等しくなる点を前記変曲点として算出する、
    を特徴とするヘッドライトテスタの測定方法。
  10. ヘッドライトから照射光が照射されるスクリーンと、
    前記スクリーン上に一列に配置され、前記ヘッドライトから照射される照射光の光度を検出する複数の光検出手段と、を備えるヘッドライトテスタの測定プログラムであって、
    前記複数の光検出手段を前記配置方向へ移動させたときの、前記複数の光検出手段により検出された照射光の光度に基づいて、水平カットオフライン上の変曲点及び斜めカットオフライン上の変曲点を夫々算出する処理と、
    前記算出された変曲点に基づいて、前記水平カットオフライン及び斜めカットオフラインを算出し、該水平カットオフライン及び斜めカットオフラインの交点であるエルボー点を算出する処理と、
    をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするヘッドライトテスタの測定プログラム。
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