JP2013130730A - 後処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよびジャム解除制御プログラム - Google Patents

後処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよびジャム解除制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ジャム発生のうちでも特に未到達ジャム発生時において、使用者に対して必要でない操作を強いることなく、後処理装置および画像形成システムに対する信頼感を損ねることのない後処理装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1と通信するUART131と、後処理手段(パンチユニット43、スティプルユニット45等)と、後処理手段の用紙有無を検出する入口センサ301を含むセンサ302と、ジャムを検出するジャム検出手段(CPU130、タイマ133)と、ジャム検出手段(CPU130、タイマ133)で検出されたジャムを状態として記憶するRAM135とを有するシート後処理装置6であって、前記ジャムを検出した状態において、UART131を介して、画像形成装置1からの前記ジャムの解除要求に係る信号を受信した場合に、CPU130はジャム状態を解除する。
【選択図】図6

Description

本発明は、後処理装置、画像形成装置、画像形成システムおよびジャム解除制御プログラムに関し、さらに詳しくは、搬送されてくるシートを仕分け、スタック、綴じ、折り、穴明けなどの後処理を行う後処理装置、この後処理装置を一体または別体に接続する画像形成装置、後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システム、およびジャム解除制御プログラムに関する。
フィニッシャとも呼ばれる綴じ装置や仕分け装置等の後処理装置と画像形成装置を接続・連結して構成される画像形成システムにおいて、上流側装置としての画像形成装置から後処理装置への排紙開始後、後処理装置の入口部に配置され入口センサとも呼ばれる用紙有無検出センサに規定時間内に用紙が到達しない場合にジャム(以下、「未到達ジャム」という)とする技術が、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、手差し給紙の際、ユーザが指定した用紙サイズと、実際の用紙サイズが違った場合でも、用紙処理装置(後処理装置)でジャムを発生することなく用紙を搬送し、排紙できるようにする目的で、手差し給紙の際、前段の装置から通知される用紙長が用紙処理装置で通排紙可能な用紙長の最長長さであり、異常検出手段による滞留ジャムの検知開始タイミングが手差し給紙された装置から用紙が排出されたタイミングとする技術が開示されている。
上記技術によれば、手差し給紙の際、ユーザが指定した用紙サイズと、実際の用紙サイズとが違った場合でも、用紙処理装置でジャムを発生することなく用紙を搬送し、排紙すること、すなわち滞留ジャムの誤検出を減らすことが可能になっている。
特許文献1を含む従来技術では、後処理装置がジャムを検出した場合には、後処理装置のジャム状態を解除するために使用者による後処理装置のカバーまたはドアの開閉操作が必要であった。
しかしながら、未到達ジャム発生の場合は、入口部に配置されている用紙有無センサが故障している場合を除き、後処理装置には用紙が存在しない状態となっている。そのため、使用者がジャム発生に対して用紙を取り除こうとして後処理装置のカバーを開けているのにもかかわらず、後処理装置内には用紙がない、という状況が発生する。つまり、使用者からみて必要でない操作を強いることになり、後処理装置、ひいては画像形成システムに対する使用者の信頼感を損ねるという問題があった。
そこで、本発明は、上述した事情・課題に鑑みてなされたものであり、ジャム発生のうちでも特に未到達ジャム発生時において、使用者に対して必要でない操作を強いることなく、後処理装置および画像形成システムに対する信頼感を損ねることのない後処理装置、ひいては画像形成システムを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、本発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
本発明は、上流に接続された上流装置と通信する通信手段と、前記上流装置からシートを受け入れて所定の後処理を行う後処理手段と、前記後処理手段のシート有無を検出するシート検出手段と、シートの受入異常であるジャムを検出するジャム検出手段と、前記ジャム検出手段で検出された前記ジャムを状態として記憶するジャム状態記憶手段と、を有し、前記ジャムを検出した状態において、前記通信手段を介して、前記上流装置からの前記ジャムの解除要求を受信した場合にジャム状態を解除することを特徴とする後処理装置である。
本発明によれば、上記構成により、上記課題を解決して新規な後処理装置、ひいては画像形成システムを実現し提供することができる。すなわち、本発明によれば、上記構成により、後処理装置が、上流装置からのジャムの解除要求によりジャム状態を解除するので、使用者に対して必要でない操作を強いることなく、後処理装置、ひいては画像形成システムに対する信頼感を損ねることのない後処理装置、ひいては画像形成システムを実現し提供することができる。
本発明の画像形成システムに係る第1の実施形態を示す主として画像形成装置全体の構成図である。 第1の実施形態のシート後処理装置全体の構成図である。 画像形成装置およびシート後処理装置のジャム解除処理を行う装置構成について説明する模式的な構成図である。 図1の画像形成システムの主な制御構成を示すブロック図である。 シート後処理装置における未到達ジャム検知の動作順序を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるシート後処理装置のジャム解除処理の動作順序を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるシート後処理装置のジャム解除処理の動作順序を示すフローチャートである。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り同一符号を付すこととする。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。
(第1の実施形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムを説明する。図1は、本発明の画像形成システムに係る第1の実施形態を示す主として画像形成装置全体の構成図である。
同図に示す画像形成システムは、上流に配置・接続された上流装置の一例としての画像形成装置1と、この画像形成装置1に通信可能に接続され、かつ、機械的に連結された後処理装置の一例としてのシート後処理装置6とから構成される。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置1の装置本体1Aの略中央部に配置された画像形成部2と、この画像形成部2の下部に配置された給紙部3と、画像形成部2の上部に配置された排紙部4と、装置本体1Aの上方に配置され、原稿画像を読み取る画像読取部であるスキャナ5とを有する。
装置本体1Aの一側(図では左側)には、パンチユニットなどの穿孔装置、ソータなどの仕分け装置、スティプラ、フィニッシャなどの綴じ装置などを備えたシート後処理装置6が設置されている。
装置本体1Aにおける排紙部4の横側方の上面であって、スキャナ5の下方に形成される排紙空間7aを備えた胴内排出部7には、排紙部4からシート後処理装置6へシート状記録媒体の一例としての用紙を搬送するシート中継搬送装置である中継搬送ユニット8が設けられている。
給紙部3には、装置本体1Aに対して着脱自在な給紙カセット9が複数装填されており、それぞれに紙種(シート種類)の異なる用紙Pが収容される。
用紙Pは、給紙部3から排紙部4に至る略上下(鉛直)方向に延びる搬送路10を、給紙コロ11、搬送ローラ12などにより給紙・搬送され、画像形成部2にて画像形成され定着処理された後、後述するように中継搬送ユニット8へ排紙ローラ13により排紙される。
画像形成部2は、本例では電子写真方式のものであって、図中矢印で示す反時計方向へ回転駆動される像担持体としての感光体15と、該感光体15に静電潜像を形成する光書込み装置16とが備えられている。さらに感光体15の周囲には、感光体15の反時計方向へ順に、感光体15を均一に帯電する帯電装置としての帯電器17と、感光体15上の静電潜像にトナーを付着させて可視像化する現像装置18と、現像装置18によって形成されたトナー像を搬送されてきた用紙Pに転写する転写装置19と、転写後の感光体15に残存するトナー等を除去して感光体15をクリーニングするクリーニングユニット20などが配設(配置して設けることを意味する)されている。
転写装置19と排紙部4との間には、転写装置19で用紙Pに転写されたトナー像を加熱・加圧して定着する定着装置21が設けられている。
光書込み装置16は、スキャナ5からの画像データに基づく感光体15に対する光書込み、あるいはパソコンなどから入力される画像情報に基づく感光体15に対する光書込みを行って露光し、感光体15に静電潜像を形成する。
用紙Pは、上下の給紙カセット9の何れか一方の給紙コロ11により選択的に給紙され、次いで分離ローラ対22で1枚ずつに分離され、搬送ローラ12により搬送路10内を搬送される。
さらに、用紙Pは、転写装置19の上流側に設けられているレジストローラ対23にて、所定のタイミングで転写装置19と感光体15とのニップ部間に給紙され、トナー像の転写を受ける。
スキャナ5は、原稿を載置されるコンタクトガラス25と、原稿を押さえる白圧板26と、コンタクトガラス25に載置された原稿に光を照射する照明ランプ27と、原稿の表面からの反射光を折り返し反射する走査ミラー28と、走査ミラー28の半分の速度で移動する光路折り返しミラー対29a,29bと、結像レンズ30および画像センサとしてのCCD(電荷結合素子)31とから構成されている。
中継搬送ユニット8には、その上面に排紙トレイ部8aが設けられ、その内部にシート後処理装置6へ排紙される用紙を搬送するローラ搬送部8bが設けられている。さらに、中継搬送ユニット8は、排紙部4の排紙ローラ13から排紙される用紙Pを搬送する第1搬送部32と、排紙ローラ13から排紙される用紙Pをローラ搬送部8bへ搬送する第2搬送部33と、排紙ローラ13から排紙される用紙Pの進路を第1搬送部32または第2搬送部33へ切り換える分岐部材としての分岐爪34とから構成されている。
第1搬送部32には、排紙トレイ部8aへ用紙Pを排紙する第1搬送部用排紙ローラ35が設けられている。第2搬送部33に連通するローラ搬送部8bは、中継搬送ユニット8内においてシート後処理装置6に通じる中継搬送パス36と、中継搬送パス36上に配設された複数(図示例では2つ)の搬送ローラ37と、中継搬送パス36の最下流に配設され、シート後処理装置6へ用紙Pを排紙する第2搬送部用排紙ローラ38とを備えている。
加えて、中継搬送ユニット8には、中継搬送パス36を搬送中の用紙のジャムを検出するための中継排紙センサ214を備えている。複数(図示例では2つ)の搬送ローラ37と排紙ローラ38とは、プーリおよびベルト等の駆動力伝達手段を介して互いに連結されていて、単一の中継搬送モータ215によって回転駆動される。
図2を参照して、シート後処理装置6の全体構成について説明する。図2は、第1の実施形態のシート後処理装置全体の構成図である。
シート後処理装置6は、画像形成装置1から受け入れられた用紙を搬送する入口搬送路A、この入口搬送路Aにそれぞれ連通された、上搬送路B、中間搬送路C、下搬送路Dを備えている。また、シート後処理装置6は、画像形成装置1から受け入れられた用紙に所定の後処理を行う後処理手段として、穿孔手段としてのパンチユニット43、綴じ手段としてのスティプルユニット45、仕分け手段としてのシフトコロ49、折り手段としての折りプレート59および折りローラ60等を備えている。
画像形成装置1から受け入れられた1枚の用紙は、後処理手段(本実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット43)を有する入口搬送路Aを通り、それぞれ、プルーフトレイ58へ導く上搬送路B、シフトコロ49へ導く中間搬送路C、整合およびスティプル綴じ等を行うスティプルトレイ50へ導く下搬送路Dへ選択的に搬送され、分岐爪64、ターンガイド76および分岐爪65、ターンガイド77によって振り分けられる。なお、ターンガイド76およびターンガイド77は、丸で囲んだ部分に形成されるガイド部を示す。
上搬送路B、中間搬送路C、下搬送路Dの上流であって各々に対し共通な入口搬送路Aには、上流側から順に、図1の画像形成装置1から受け入れる用紙を検出する入口センサ301、パンチユニット43、パンチカスホッパ44、搬送ローラ71、分岐爪64、ターンガイド76が配置されている。
搬送ローラ71は、ギヤ列等の駆動力伝達手段を介して連結された搬送モータ211によって回転駆動される。
分岐爪64および後述する分岐爪65は、それぞれ、図示しないバネと図示しないソレノイドとの組み合わせにより、支軸(図示せず)を中心に揺動可能に構成されている。分岐爪64は、上記バネにより図2の実線の位置状態で保持されており、上記ソレノイドをオン(以下、「ON」と表記する)することにより、破線の位置に揺動して下搬送路D方向へ用紙を振り分ける。また、上記ソレノイドがオフ(以下、「OFF」と表記する)ならば、分岐爪64は上記実線の位置状態で上搬送路Bへ用紙を振り分けて、プルーフ排紙ローラ47によりプルーフトレイ58に排紙する。
分岐爪65は、上記バネにより図2の実線の位置状態で保持されており、上記ソレノイドをONすることにより、破線の位置に揺動して中間搬送路Cへ用紙を振り分ける。上記ソレノイドがOFFならば、分岐爪65は上記実線の位置状態で用紙は下搬送路Dへ搬送される。
中間搬送路Cには、用紙搬送方向と直交する方向(以下、「幅方向」ともいう)に一定量だけ移動可能なシフトコロ49が配置されている。搬送ローラ72およびターンガイド77を経て中間搬送路Cへ送られた用紙は、搬送中に、図示しない駆動手段によりシフトコロ49が幅方向に一定量移動することによって、用紙が幅方向に一定量ずれ、その状態のまま放出ローラ55によって排紙され、排紙トレイ57に積載される。なお、シフトコロ49の幅方向への移動タイミングは、入口センサ301の用紙検知情報および用紙のサイズ情報等に基づき決定される。
下搬送路Dには、スティプルトレイ排紙センサ302が配置されている。このスティプルトレイ排紙センサ302は、下搬送路D中の用紙の有無およびスティプルトレイ50へ用紙を排出する際の揃え動作のトリガとしている。下搬送路Dに送られた用紙は、各搬送ローラ73、74、75によって順次搬送され、スティプルトレイ50に積載後、整合される。
スティプルトレイ50上に搬送・積載された用紙は、スティプルトレイ50上で、ジョガーフェンス52により幅方向に整合され、用紙搬送方向は叩きコロ48により、用紙突き当て部材である後端フェンス67を基準に整合される。その後、端綴じの場合は、スティプルユニット45により所定位置で綴じ処理が行われ、放出ベルト54に取り付けられた放出爪51により上方に搬送され、放出ローラ55によって排紙トレイ57に排紙・積載される。また、放出ローラ55の下方には、排紙される用紙の量に応じて排紙トレイ57の高さを下降可能なように、紙面検知センサ303が配置されている。
一方、中綴じの場合には、後端フェンス67を基準に用紙束が揃えられた後、後端フェンス67を退避させ、束搬送ローラ対53a、53bにより下方へ束搬送され、中綴じ位置でスティプルユニット45により綴じ処理が行われる。そして中綴じ処理が終了すると、束搬送ローラ対66a、66bにより、折り位置まで搬送され、折りプレート59と折りローラ60によって中折り処理がなされ、中折り排紙ローラ62によって中折り排紙トレイ63に排紙・積載される。
スティプルユニット45は、針を打ち出すドライバ部45aと用紙束に打込まれた針の先端部を曲げるクリンチャ部45bから構成されている。本実施形態におけるスティプルユニット45では、これらドライバ部45aとクリンチャ部45bが別体に構成され、スティプラ移動ガイド46によって用紙束搬送方向と直交する方向に移動可能となっている。ドライバ部45aとクリンチャ部45bは、図示しない相対的位置決め機構と移動機構を備えている。用紙束の用紙束搬送方向の綴じ位置は、束搬送ローラ対53a、53bにより、用紙束を搬送することによって行う。これらにより、用紙束の様々な位置に綴じ処理を行うことができる。
図3を参照して、画像形成装置1およびシート後処理装置6のジャム解除処理を行う方法・装置構成について説明する。図3は、画像形成装置およびシート後処理装置のジャム解除処理を行う装置構成について説明する模式的な構成図である。
画像形成装置1で画像形成された用紙は、中継搬送ユニット8を経由してシート後処理装置6に排出される。中継搬送ユニット8は、中継搬送パス36に対して揺動・開閉自在なジャム処理用の中継カバー40を有している。中継カバー40は、図3の紙面奥側にあるヒンジ部を中心として紙面手前側が揺動開閉できるようになっている。使用者は中継搬送ユニット8の中継カバー40を図3に示すように上に開くことで、中継搬送ユニット8内の用紙を取り除くことができる。
中継カバー40のヒンジ部近傍の装置本体1A側には、中継カバー40の開閉状態を検出するカバー開閉状態検出手段の一例としての中継カバー開センサ216が配置されている。
シート後処理装置6は、中継搬送ユニット8から受け入れた用紙がジャムした場合にそのジャム紙を取り除くための、シート後処理装置6の装置本体6Aに対して揺動・開閉自在なジャム処理カバー41を有している。ジャム処理カバー41は、図3の右側にあるヒンジ部を中心として左側が揺動開閉できるようになっている。使用者はシート後処理装置6のジャム処理カバー41を右上方向に開くことで、シート後処理装置6の入口部にあるジャム紙を取り除くことができる。
ジャム処理カバー41のヒンジ部近傍の装置本体6A側には、ジャム処理カバー41の開閉状態を検出するカバー開閉状態検出手段の一例としてのカバー開センサ212が配置されている。
また、シート後処理装置6の前部(紙面手前)には、装置本体6Aに対して揺動・開閉自在で手前側に開くドア42が設けられている。ドア42は、図3の左側にあるヒンジ部(図示せず)を中心として右側が揺動開閉できるようになっている。ドア42の開状態では、ジャム処理カバー41を開いても触ることができず除去できない箇所のジャム紙を取り除くことができる。また、図2のスティプルユニット45によって用紙束を綴じるための針補給や、図2のパンチユニット43によって用紙に穿孔を行ったときに発生するパンチカスを、図2のパンチカスホッパ44を取り出すことで取り除くことができる。
ドア42のヒンジ部近傍の装置本体6A側には、ドア42の開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段の一例としてのドア開センサ217が配置されている。
前記した中継カバー40の中継カバー開センサ216、ジャム処理カバー41のカバー開センサ212、ドア42のドア開センサ217は、何れもが開状態のときに各センサ216、212、217がONし、閉じ状態のときに各センサ216、212、217がOFFするように構成されている。
前記した入口センサ30は、設けられた位置における用紙の通過の有無を検知する、すなわちシート後処理装置6の用紙の有無を検出するシート検出手段である。また、スティプルトレイ排紙センサ302も、下搬送路D中の用紙の有無、すなわちシート後処理装置6の用紙の有無を検出するシート検出手段である。
図4を参照して、本実施形態に係る画像形成システムの主な制御構成について説明する。図4は、本実施形態の画像形成システムの主な制御構成を示すブロック図である。
シート後処理装置6は、画像形成装置1側と回線138を介して通信する通信手段であるUART(Universal Asychronous Receiver Transmitter)131と、後述する図5〜図7のプログラムや固定・関係データを記憶・保持する記憶手段としてのROM134と、ジャムを状態として記憶・保持するジャム状態記憶手段を含み装置状態を一時的に記憶・保持する状態記憶手段の一例としてのRAM135と、時間を計時する計時手段の一例としてのタイマ133とを有し、これらが信号バス132を介して制御手段としてのCPU130と電気的に接続されている。
また、前記した入口センサ301と、カバー開センサ212と、ドア開センサ217と、搬送モータ211とが、I/Oインターフェイス136を介して、CPU130に電気的に接続されている。シート後処理装置6側の制御装置は、前記したCPU130、ROM134、RAM135、タイマ133、信号バス132、I/Oインターフェイス136を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を具備している。
CPU130には、画像形成装置1側の制御装置を構成するCPU120あるいは操作部127の各種キーやスイッチ等、および中継排紙センサ214、中継カバー開センサ216からの信号が通信手段としてのUART121、131を介して入力され、CPU130は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。
さらに、CPU130は、モータドライバを介して搬送モータ211を駆動制御し、I/Oインターフェイス136からシート後処理装置6内のセンサ情報を取得する。また、CPU130は、制御対象やセンサに応じてI/Oインターフェイス136を介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセンサ情報を取得する。前記制御は、ROM134に格納されたプログラムコードをCPU130が読み込んでRAM135に展開し、当該RAM135をワークエリアおよびデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
シート後処理装置6において、用紙(シート)の受入異常であるジャムを検出するジャム検出手段は、入口センサ301、CPU130およびタイマ133から構成されている。
シート後処理装置6のCPU130は、前記ジャム検出手段によりジャムを検出した状態において、UART121、131を介して、画像形成装置1のCPU120からのジャムの解除要求を受信した場合にジャム状態を解除するジャム解除手段としての機能を有する。
なお、シート後処理装置6側の制御構成としては、前記したものの他に、後処理手段としての、パンチユニット43、スティプルユニット45、シフトコロ49、折りプレート59および折りローラ60等のシート後処理機能を実現するためのデバイスも有するが、図の簡明化のためその図示を省略しており、図4は本発明に密接に関連する制御構成を主に図示している。
画像形成装置1は、回線138を介してシート後処理装置6のUART131と互いに通信(送受信)可能なUART121を有し、シート後処理装置6と通信可能に接続されている。画像形成装置1側の制御装置としては、中継搬送ユニット8を制御するためのCPU120を有する。画像形成装置1側の制御装置は、前記したCPU120、ROM124、RAM125、タイマ123、信号バス122、I/Oインターフェイス126を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を具備している。
CPU120には、シート後処理装置6のCPU130あるいは操作部127の各種キーやスイッチ等、中継排紙センサ214、中継カバー開センサ216からの信号がI/Oインターフェイス126を介して入力され、CPU120は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。
また、CPU120は、モータドライバを介して中継搬送モータ215を、LCDドライバを介して、報知・表示手段としての操作部127のLCD表示部128をそれぞれ駆動制御し、I/Oインターフェイス126から画像形成装置1内のセンサ情報を取得する。前記制御は、ROM124に格納されたプログラムコードをCPU120が読み込んでRAM125に展開し、当該RAM125をワークエリアおよびデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
なお、画像形成装置1側の制御構成としては、画像形成やシート処理機能を実現するための制御対象デバイスも有するが、図の簡明化のためその図示を省略しており、図4は本発明に密接に関連する制御構成を主に図示している。
また、本実施形態では他の機器との通信手段としてUART(Universal Asychronous Receiver Transmitter)を使用しているが、通信手段の種類を限定するものではない。また一時記憶手段としてRAMを使用しているが、同様に記憶手段の種類を限定するものではない。
図1〜図5を参照して、シート後処理装置6における未到達ジャム検知について説明する。図5は、シート後処理装置における未到達ジャム検知の動作順序を示すフローチャートである。
先ず、ステップS1において、シート後処理装置6のCPU130はUART121、131を介して、画像形成装置1のCPU120からの排紙開始要求に係る信号(シート後処理装置6に対する用紙排出の開始通知に係る信号)を受信するのを待つ。なお、この前段として、画像形成装置1からの起動要求に係る信号によってシート後処理装置6では搬送モータ211の駆動を開始し、所定の搬送速度で駆動する処理を行っているが、図5のフローチャートではその図示を省略している。以下、「・・・に係る信号」という記載内容は自明である場合には省略する。
シート後処理装置6のCPU130は排紙開始要求を受信したら、入口センサ301がONするのを待つ(ステップS2)。
次いで、所定時間が経過したか否かがチェックされる(ステップS3)。入口センサ301が所定時間内にONしなければ、CPU130は未到達ジャムと判断する。すなわち、1枚の用紙が画像形成装置1の中継排紙センサ214を通過した時間からシート後処理装置6の入口センサ301がON検知するまでの時間がタイマ133によって計時される。
ちなみに、本発明の実施形態では、所定時間として、中継排紙センサ214の配置部からシート後処理装置6の入口センサ301の配置部間までの物理的な距離(に対して、マージンとして1.5倍した距離)を用紙の搬送速度で除した値を使用している。
CPU130は未到達ジャムを検出したならば、RAM135にジャム発生状態を記憶するとともに、未到達ジャム発生に係る信号を画像形成装置1のCPU120に通知・送信し、搬送モータ211を含むシート後処理装置6の装置全体の駆動を停止させる。これと同時に、CPU130は中継搬送モータ215を含む画像形成装置1の装置全体の駆動を停止させるとともに、操作部127のLCD表示部128等に未到達ジャム発生の表示および警告を行わせる。なお、この際の警告報知としては、LED等の点滅表示や、ブザー吹鳴などを併せて行ってもよい(ステップS4〜ステップS6)。
図1〜図6を参照して、シート後処理装置6におけるジャム解除処理動作について説明する。図6は、第1の実施形態におけるシート後処理装置のジャム解除処理の動作順序を示すフローチャートである。
先ず、ステップS10において、シート後処理装置6のCPU130はジャム処理カバー41が閉状態になっているか否かをカバー開センサ212からの信号によってチェックすると同時に、ドア42が閉状態になっているか否かをドア開センサ217からの信号によってチェックする。このチェック結果、ジャム処理カバー41およびドア42が閉状態になっていない場合には、ジャム処理カバー41およびドア42が閉状態になるまで前記チェックが繰り返される。
同時に、入口センサ301を含むシート後処理装置6内の各搬送路の全てのセンサ302等(ステップS11では「機内用紙センサ」と記載している)が全てOFFになっているか否かをチェックする(ステップS11)。このチェック結果、入口センサ301を含むシート後処理装置6内の各搬送路の全てのセンサ302等が全てOFFになっていない場合には、前記センサが全てOFFになるまでステップS10〜ステップS11までのチェックが繰り返される。
同時に、シート後処理装置6のCPU130が、画像形成装置1のCPU120から送信されるジャムの解除要求に係る信号を受信したか否かをチェックする(ステップS12)。このチェック結果、ジャムの解除要求に係る信号を受信していない場合には、ジャムの解除要求に係る信号を受信するまでステップS10〜ステップS12までのチェックが繰り返される。こうして、ステップS10〜ステップS12までの全ての条件成立を待ち合わせる。
ステップS10〜ステップS11において前記全ての条件が成立したら、シート後処理装置6のCPU130から画像形成装置1のCPU120に起動抑制要求に係る信号を送信する。これにより、画像形成装置1のCPU120からの起動ないし排紙開始の要求発行、すなわち画像形成装置1の画像形成動作ないし中継搬送ユニット8の中継搬送モータ215の起動によるシート後処理装置6に対する排紙開始動作が抑制される(ステップS13)。
次いでステップS14に進み、シート後処理装置6のCPU130から画像形成装置1のCPU120にジャム解除通知に係る信号を送信する。これにより、画像形成装置1は操作部127のLCD表示部128に、使用者に対してジャムが解除されたことを表示し報知する。
次いでステップS15に進み、初期化動作を開始する。ここでいう「初期化動作」とは、以下の動作を指す。
・ジョガーフェンス52などの用紙(シート)後処理に使用する機構・装置をホームポジションに復帰させる復帰動作。
・搬送路A〜Dに配設されているセンサ301、302などをONしていない位置にある残紙を、センサ301、302に到達する最長距離分搬送して、残紙が残っていないかどうかを検出する残紙検出動作。
ステップS15の初期化動作で異常が発生しなければ、RAM135に記憶されているジャム発生状態の記憶をクリアし、シート後処理装置6のCPU130から画像形成装置1のCPU120に起動抑制解除の要求(前記起動抑制要求を解除する要求である)に係る信号を送信して終了する(ステップS16〜ステップS18)。
一方、ステップS15の初期化動作で異常を検出した場合(ステップS16でイエスの場合)には、ステップS19にて異常処理を行い、シート後処理装置6のCPU130から画像形成装置1のCPU120に起動抑制解除の要求に係る信号を送信して終了する(ステップS18)。
ここでいう「異常」とは、以下のような状態を指す。
・復帰動作でホームポジションセンサがONしない状態。
・残紙を検出した場合。
「異常処理」とは、以下の動作を指す。
・初期化動作の中断。
・画像形成装置1への異常発生通知。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、次の効果を奏する。
第1に、シート後処理装置6のCPU130が入口センサ301を含むセンサ302からの信号に基づき、ジャムを検出した状態において、CPU130がUART121、131を介して、画像形成装置1のCPU120からのジャムの解除要求を受信した場合にジャム状態を解除することにより、使用者に対して必要でない操作(例えば、使用者がジャム発生に対して用紙を取り除こうとしてシート後処理装置6のジャム処理カバー41やドア42を開けているのにもかかわらず、シート後処理装置6内には用紙がないという状況の発生)を強いることなく、シート後処理装置6および画像形成システムに対する信頼感を損ねることのないシート後処理装置6、ひいては画像形成装置1および画像形成システムを実現し提供することができる。
第2に、ジャム検出手段としてのCPU130が画像形成装置1からのシート受入時に、入口センサ301で用紙(シート)有りを検出しない場合にジャムを未到達ジャムとして検出することにより、画像形成装置1の操作で用紙がなくなった場合にジャムを解除することができ、使用者に対して必要でない操作(例えば、ジャム処理カバー41やドア42を開放して行うジャム処理操作)を強いることなく、シート後処理装置6および画像形成システムに対する信頼感を損ねることがないという効果を奏する。
第3に、シート後処理装置6のCPU130が画像形成装置1のCPU120からの解除要求を受信したとき、CPU130は入口センサ301を含むセンサ302で用紙有りを検出していない場合にジャム状態を解除し、入口センサ301を含むセンサ302で用紙有りを検出している場合にはジャム状態を解除しないので、シート後処理装置6内に用紙が有る場合に、ジャムを解除することがない。
第4に、シート後処理装置6のCPU130が入口センサ301を含むセンサ302からの信号に基づき、ジャムを検出したときに後処理手段(パンチユニット43、スティプルユニット45、シフトコロ49、折りプレート59および折りローラ60等)の動作を停止し、ジャム状態を解除するときに後処理手段の復帰動作を行うことにより、ジャム発生時に後処理手段の動作を安全に停止し、ジャム解除時に中断した処理の再実行が可能になる。
第5に、シート後処理装置6のCPU130が後処理手段の復帰動作として、残用紙(シート)が入口センサ301を含むセンサ302に到達可能な距離分搬送するように後処理手段を駆動制御することにより、ジャム解除時に用紙が入口センサ301を含むセンサ302上にない位置に用紙が残っていても、取り除く必要のある用紙が残っていることを画像形成装置1が認識でき、使用者に示すことができる。
第6に、上流装置は、第1ないし第5の何れか一つに記載の構成による効果を奏するシート後処理装置6の通信手段の一例としてのUART131に、ジャムの解除要求を送信する上流装置用通信手段の一例としてのUART121を有する画像形成装置1であることにより、第1、第2の効果を奏する。
第7に、シート後処理装置6の用紙(シート)受入部には、ジャム処理可能な開閉自在なジャム処理カバー41が配置されており、ジャム処理カバー41の開状態から閉状態時に、画像形成装置1のCPU120からシート後処理装置6のCPU130にジャムの解除要求を送信することにより、使用者に対して必要でない操作を強いることなく、使用者の信頼感を損ねることがないという効果を奏する。
上述したとおり、図6に示したフローチャートに記載されているプログラムは、本発明の請求項11に係る後処理装置のジャム解除制御プログラムを表わしている。
(第2の実施形態)
図1〜図5および図7を参照して、シート後処理装置6におけるジャム解除処理動作に関する第2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形態におけるシート後処理装置のジャム解除処理の動作順序を示すフローチャートである。
第2の実施形態は、図1〜図6に示した第1の実施形態と比較して、図6に示したフローチャートに代えて、図7に示すフローチャートに係るシート後処理装置のジャム解除処理動作を行う点が相違する。この相違点以外の第2の実施形態の構成および動作は、図1〜図6の第1の実施形態と同様である。
図7に示す第2の実施形態におけるシート後処理装置6のジャム解除処理動作は、図6に示した第1の実施形態のそれと比較して、第1に、図6のステップS12に係る「解除要求受信?」動作を削除した点、第2に、画像形成装置1のCPU120から中継カバー40の開閉状態に係る信号を受信(ステップS20)して、それをRAM135に記憶している点が主に相違する。
この相違点以外の第2の実施形態におけるシート後処理装置6のジャム解除処理の動作内容および順序は、図6の第1の実施形態のそれと同様である。すなわち、図6のステップS13〜ステップS19と、図7のステップS23〜ステップS28とは、実質的に同じ処理動作を表している。
第2の実施形態では、画像形成装置1のCPU120からジャムの解除要求に係る信号の受信ではなく、中継カバー40の開閉状態に係る信号として受信することで、自機・シート後処理装置6のジャム処理カバー41、ドア42と同様に扱うことができ、処理が簡素化できる。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、次の効果を奏する。
第1に、第1の実施形態におけるジャムの解除要求が、画像形成装置1の中継カバー40の開状態から閉状態に変化したことを示すものであることにより、ジャムの解除要求を特別扱いすることなく、自機・シート後処理装置6の他のジャム処理カバー41、ドア42の閉状態と同様の判断で処理できるため、シート後処理装置6内の処理が簡素化できる。
第2に、シート後処理装置6のジャム処理カバー41、ドア42の開閉状態の変化時に、画像形成装置1のCPU120からシート後処理装置6のCPU130にジャム処理カバー41、ドア42の状態を送信することにより、ジャムの解除要求という特段の要求ではなく、カバー状態を通知すればよいため処理が簡素化できる。
シート状記録媒体としては、用紙の他に、使用可能な薄紙から厚紙、はがき、封筒、あるいはOHPシート等まで画像形成可能な全ての記録媒体・シートを含むものである。
以上述べたとおり、本発明を特定の実施形態等について説明したが、本発明が開示する技術内容は、上述した実施形態等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成したり、適宜変形してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および目的・用途等に応じて種々の実施形態や変形例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
1 画像形成装置(上流装置)
1A 画像形成装置の装置本体
2 画像形成部
3 給紙部
4 排紙部
6 シート後処理装置(後処理装置)
6A シート後処理装置の装置本体
8 中継搬送ユニット
40 中継カバー
41 ジャム処理カバー(カバー、開閉部材)
42 ドア(開閉部材)
43 パンチユニット(後処理手段)
45 スティプルユニット(後処理手段)
49 シフトコロ(後処理手段)
59 折りプレート(後処理手段)
60 折りローラ(後処理手段)
120 CPU(画像形成装置側の制御装置の制御手段)
121 UART(画像形成装置側の通信手段)
127 操作部
128 LCD表示部
130 CPU(後処理装置側の制御装置の制御手段、ジャム検出手段を構成)
131 UART(後処理装置側の通信手段)
133 タイマ(ジャム検出手段を構成)
134 ROM
135 RAM(ジャム状態記憶手段)
138 回線
211 搬送モータ(駆動手段)
212 カバー開センサ(カバー開閉状態検出手段)
214 中継排紙センサ(シート検出手段)
215 中継搬送モータ(駆動手段)
216 中継カバー開センサ(カバー開閉状態検出手段)
217 ドア開センサ(カバー開閉状態検出手段)
301 入口センサ(シート検出手段)
302 スティプルトレイ排紙センサ(シート検出手段)
A〜D 搬送路
P 用紙(シート状記録媒体)
特開2011−123415号公報(段落「0089」参照)

Claims (11)

  1. 上流に接続された上流装置と通信する通信手段と、
    前記上流装置からシートを受け入れて所定の後処理を行う後処理手段と、
    前記後処理手段のシート有無を検出するシート検出手段と、
    シートの受入異常であるジャムを検出するジャム検出手段と、
    前記ジャム検出手段で検出された前記ジャムを状態として記憶するジャム状態記憶手段と、
    を有し、
    前記ジャムを検出した状態において、前記通信手段を介して、前記上流装置からの前記ジャムの解除要求を受信した場合にジャム状態を解除することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記ジャム検出手段は、前記上流装置からのシート受入時に、前記シート検出手段でシート有りを検出しない場合に前記ジャムを未到達ジャムとして検出することを特徴とする請求項1記載の後処理装置。
  3. 前記解除要求を受信したとき、前記シート検出手段でシート有りを検出していない場合に前記ジャム状態を解除し、前記シート検出手段でシート有りを検出している場合には前記ジャム状態を解除しないことを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置。
  4. 前記解除要求が、前記上流装置に設けられている開閉自在なカバーが開状態から閉状態に変化したことを示すものであることを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置。
  5. 前記ジャム検出手段によりジャムを検出したときに前記後処理手段の動作を停止し、前記ジャム状態を解除するときに前記後処理手段の復帰動作を行うことを特徴とする請求項1または2記載の後処理装置。
  6. 前記後処理手段の復帰動作として、残シートが前記シート検出手段に到達可能な距離分搬送駆動することを特徴とする請求項5記載の後処理装置。
  7. 前記上流装置は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の後処理装置の前記通信手段に、前記ジャムの解除要求を送信する上流装置用通信手段を有する画像形成装置であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記後処理装置のシート受入部には、ジャム処理可能な開閉自在なカバーが配置されており、
    前記カバーの開状態から閉状態時に、前記後処理装置に前記解除要求を送信することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記カバーの開閉状態の変化時に、前記後処理装置に前記カバーの状態を送信することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  10. 請求項1ないし6の何れか一つに記載の後処理装置と、
    請求項7ないし9の何れか一つに記載の画像形成装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  11. 上流装置としての画像形成装置と接続された後処理装置におけるジャム解除をコンピュータによって実行するための画像形成システムのジャム解除制御プログラムであって、
    前記上流装置からのジャム解除要求の受信有無を含み、前記ジャム解除の条件を判断する手順と、
    前記ジャム解除の条件が全て成立した後、前記上流装置から前記後処理装置へのシート搬送の起動動作を抑制する起動抑制要求を、前記後処理装置から前記上流装置へ送信する手順と、
    前記起動抑制要求の送信後、前記後処理装置から前記上流装置へジャム解除の通知を行う手順と、
    前記ジャム解除の通知の後、前記後処理装置で初期化動作を行う手順と、
    前記初期化動作における異常の有無を判断する手順と、
    前記異常の有無を判断した結果、異常が有る場合には所定の異常処理を行った後に、また異常が無い場合には前記コンピュータに記憶したジャム発生状態の記憶データをクリアした後に、前記後処理装置から前記上流装置へ前記起動抑制要求の解除要求を送信する手順と、
    を含むことを特徴とするジャム解除制御プログラム。
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