JP2013130255A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊星歯車機構における接触音の発生を防止できる電動パーキングブレーキ装置を提供すること。
【解決手段】弾性部材58が、遊星歯車機構5の非回転要素51とキャリパボディ13との間に介在し、非回転要素51をハウジング41の壁面411gに弾性的に押圧している。これにより、車両走行中の振動による非回転要素51のガタを抑えることができるので、非回転要素51とハウジング41との接触による接触音の発生を防止することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両駐車時に電動モータにより駆動して、車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキ装置に関する。
例えば、特許文献1には、車輪に取り付けられ、電動モータを作動させることにより車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキ装置が記載されている。この電動パーキングブレーキ装置は、電動モータの出力軸に固着された小径プーリと、ハウジング(ボディ)に対して回転可能に設けられ、小径プーリとの間にベルトが架けられた大径プーリと、大径プーリに同軸線上に連結された遊星歯車機構とを備えている。このような構成の電動パーキングブレーキ装置によれば、電動モータの駆動力は、ベルトを含んだ伝達機構および遊星歯車機構にて減速された後、キャリパボディに回転可能に軸承された回転部材に伝達され、この回転運動が直線運動に変換され、車輪ブレーキに伝達されて車輪に制動力を付与している。
国際公開第WO2007/096098号パンフレット
特許文献1に記載の電動パーキングブレーキ装置では、遊星歯車機構のサンギヤのギヤシャフトの上下の軸受部の同軸度の精度の度合いによってはサンギヤが傾き、それに伴って遊星歯車が傾き、さらにリングギヤが傾くことになる。また、遊星歯車機構のキャリヤとキャリパボディに回転可能に軸承された回転部材との嵌合部の直角度の精度の度合いによってキャリヤが傾き、それに伴って遊星歯車が傾き、さらにリングギヤが傾くことになる。このため、リングギヤがハウジングに隙間無く固定されていると、上述の傾きを吸収できず、遊星歯車がスムーズに回転できなくなるおそれがある。そこで、リングギヤとハウジングとの間には、リングギヤの傾きを許容する隙間が形成されている。しかし、この隙間が形成されていることにより、車両走行中の振動でリングギヤとハウジングとが接触する場合があり、接触音が発生するおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊星歯車機構における接触音の発生を防止できる電動パーキングブレーキ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る電動パーキングブレーキ装置は、キャリパボディに回転可能に軸承された回転部材と、前記回転部材の回転運動を直線運動に変換してピストンに伝達する変換機構と、前記ピストンによって付勢され車輪とともに回転するディスクに押圧されるブレーキパッドと、前記キャリパボディに一体的に固定されたハウジングに固定された電動モータと、前記ハウジングに前記回転部材と同軸線上で回転可能に支承され前記電動モータの出力軸に回転連結された入力要素、前記回転部材と同軸線上で回転連結された出力要素、および前記ハウジングに回転を規制され微調整移動可能に支承された非回転要素を備え、前記電動モータの回転を減速して前記回転部材に伝達する遊星歯車機構と、前記非回転要素と前記キャリパボディとの間に介在され前記非回転要素を前記ハウジングの壁面に弾性的に押圧する弾性部材と、を備えることである。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記遊星歯車機構は、サンギヤ、リングギヤ、および前記サンギヤと前記リングギヤとに噛合する遊星歯車を支承するキャリヤを備え、前記入力要素は前記サンギヤであり、前記出力要素は前記キャリヤであり、前記非回転要素は前記リングギヤであることである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2において、前記弾性部材は、リング状に形成されていることである。
請求項4に係る発明は、請求項3において、前記リング状の弾性部材の外径は、前記非回転要素の外径よりも小径に形成されていることである。
請求項5に係る発明は、請求項1または2において、前記弾性部材は、前記非回転要素における前記弾性部材が配置される面の円周上に等角度間隔で配置可能に形成されていることである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜4の何れか一項において、前記弾性部材は、前記キャリパボディと当接する部分が尖頭形状に形成されていることである。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか一項において、前記非回転要素は樹脂製であり、前記弾性部材は、前記非回転要素と二色成形されていることである。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7の何れか一項において、前記非回転要素における前記弾性部材が配置される面には、凹部が設けられていることである。
請求項1に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、弾性部材が、遊星歯車機構の非回転要素とキャリパボディとの間に介在し、非回転要素をハウジングの壁面に弾性的に押圧している。これにより、車両走行中の振動による非回転要素のガタを抑えることができるので、非回転要素とハウジングとの接触による接触音の発生を防止することができる。
請求項2に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、遊星歯車機構が簡易な構成であるので、電動パーキングブレーキ装置の小型化を図ることができる。
請求項3に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、弾性部材がリング状に形成されているので、パーキング作動時に発生するトルクを均等に受けることができる。
請求項4に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、リング状の弾性部材の外径は、非回転要素の外径よりも小径に形成されているので、非回転要素の傾きの許容範囲を拡大することができる。
請求項5に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、弾性部材は、非回転要素における弾性部材が配置される面の円周上に等角度間隔で配置可能に形成されているので、弾性部材の低コスト化を図ることができる。
請求項6に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、弾性部材は、キャリパボディと当接する部分が尖頭形状に形成されているので、非回転要素は容易に傾くことができる。
請求項7に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、非回転要素は樹脂製であり、弾性部材は、非回転要素と二色成形されているので、非回転要素および弾性部材の低コスト化を図ることができる。
請求項8に係る電動パーキングブレーキ装置によれば、非回転要素における弾性部材が配置される面には、凹部が設けられているので、非回転要素における弾性部材の押圧方向の厚みが厚くなることを防止することができ、電動パーキングブレーキ装置の小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態による電動パーキングブレーキ装置が、ディスクロータと係合した状態の外観斜視図である。 図1に示した電動パーキングブレーキ装置を、ディスクロータの回転軸方向にカットした状態を模式的に示した断面図である。 図2に示した電動パーキングブレーキ用駆動装置を、電動モータの出力シャフトの軸方向にカットした場合の断面図である。 図3のB−B断面図であり、電動モータの出力シャフトの軸方向から見た断面図である。 図3のA部拡大図であり、リングギヤの係合部を示す拡大図である。 図3のC部拡大図であり、弾性部材周辺を示す断面図である。 図6の弾性部材の斜視図である。 図7の弾性部材をリングギヤに取り付ける様子を示す斜視図である。 別例の弾性部材の斜視図である。 図9の弾性部材をリングギヤに取り付ける様子を示す斜視図である。 図3に示した電動パーキングブレーキ用駆動装置の遊星歯車機構の模式図である。 図11に示した遊星歯車機構の第2例の模式図である。 図11に示した遊星歯車機構の第3例の模式図である。 図11に示した遊星歯車機構の第4例の模式図である。
本発明の実施形態による電動パーキングブレーキ装置Pについて図を参照して説明する。本実施形態による電動パーキングブレーキ装置Pは、車両走行中に運転者がブレーキ操作部材を操作することによって、車輪にブレーキ力を付与するフットブレーキ用のブレーキ装置を兼ねている。図1および図2に示すように、この電動パーキングブレーキ装置Pは、ディスクロータ9(本発明の「ディスク」に相当する)と、マウンティング11と、キャリパボディ13と、電動パーキングブレーキ用駆動装置D等とを備えて構成される。
ディスクロータ9には、その回転中心部において車両外方へと突出したハット部91と、ハット部91の外周部において第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bによって挟圧されるプレート部92等とが形成されている。ディスクロータ9は、ハット部91の端面に貫装される複数のスタッドボルト93により、図示しない車輪のディスクホイールに取り付けられており、これにより車輪と一体で回転軸φ回りを回転可能とされている。
マウンティング11は、図示しない車両のナックルアームに取り付けられている。マウンティング11には、第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bが保持されている。第1ブレーキパッド21aは、ディスクロータ9と後述するピストン8との間に配置され、第2ブレーキパッド21bは、ディスクロータ9と後述するキャリパボディ13の一対の爪部13aとの間に配置されている。
キャリパボディ13は、マウンティング11に一対のスライドピン12を介してディスクロータ9の回転軸φ方向に移動可能に取り付けられている。キャリパボディ13は、ディスクロータ9のプレート部92を跨ぐように、その断面形状が略コの字状に形成されている。キャリパボディ13には、第2ブレーキパッド21bを押圧するための一対の爪部13aが形成されている。また、キャリパボディ13には、電動モータ3および減速機構4を備えた電動パーキングブレーキ用駆動装置Dが取り付けられている。
図2に示すように、キャリパボディ13の内部には、シリンダ部13bが形成されている。このシリンダ部13bの内部には、スクリュー部材6(本発明の「回転部材」に相当する)、ナット部材7(本発明の「変換機構」に相当する)およびピストン8が回転軸φ方向に突出するように配設されている。
スクリュー部材6は、ベアリング131を介してシリンダ部13bの底部13cに回転可能に、且つ減速機構4を介して電動モータ3によって回転可能に取り付けられている。スクリュー部材6の外周面61には、雄ネジ部62(本発明の「変換機構」に相当する)が形成されている。スクリュー部材6の外周面61とベアリング131とシリンダ部13bの底部13cとの間には、合成樹脂材料または合成ゴム材料にて形成されたシール部材132が介装されている。スクリュー部材6には、シール部材132およびベアリング131が回転軸φ方向に移動することを防止するために、フランジ部63が形成されている。
ナット部材7は、略円筒形状を呈しており、その内周面71には、スクリュー部材6の雄ネジ部62と螺合可能な雌ネジ部72(本発明の「変換機構」に相当する)が形成されている。ナット部材7の先端部73には、ピストン8の内周面83に形成された回転軸方向に延びる複数の摺動溝85と係合する複数の係合部74が外周面から半径方向外方に突設されている。
ピストン8は、一端が端部壁82により閉じられた略円筒状を呈しており、シリンダ部13b内において回転軸φ方向に移動可能に、且つ端部壁82によって第1ブレーキパッド21aと当接可能に嵌合されている。ピストン8の外周面81とシリンダ部13bとの間には、合成樹脂材料または合成ゴム材料にて形成されたピストンシール135が介装されている。ピストンシール135は、シール部材132とともに、シリンダ部13b内を外部から液密的に遮断している。
ピストン8の内周面83には、ナット部材7の複数の係合部74が係合してナット部材7の回転を規制する複数の摺動溝85が回転軸方向に延びるように形成されている。ピストン8の外周面81には、突部84が形成され、シリンダ部13bには、突部84が係合してピストン8の回転を規制するスリット13dが回転軸方向に延びるように形成されている。したがって、ナット部材7は、ピストン8に対して回転規制されていると共に回転軸φ方向に相対移動可能に係合されている。そして、ピストン8は、シリンダ部13bに対して回転規制されていると共に回転軸φ方向に相対移動可能に係合されている。
次に、電動パーキングブレーキ装置Pの動作を説明する。車両の駐車時に電動パーキングブレーキ用駆動装置Dの電動モータ3を回転させてスクリュー部材6を回転させると、ナット部材7は、回転規制されているため、ピストン8内をディスクロータ9に向けて移動する(図2において左方)。そして、ナット部材7の端部73は、ピストン8を押圧し、第1ブレーキパッド21aをディスクロータ9に向けて付勢する。
一方、第1ブレーキパッド21aに発生する反力は、ピストン8、ナット部材7、スクリュー部材6および減速機構4を介してキャリパボディ13へと働き、キャリパボディ13をナット部材7の移動方向と反対方向(図2において右方)へと付勢する。これにより、キャリパボディ13の爪部13aは、第2ブレーキパッド21bをディスクロータ9に向けて付勢する。したがって、ディスクロータ9は、第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bによって挟圧されて制動力が付与される。
また、ディスクロータ9に対する制動力の解除時には、電動パーキングブレーキ用駆動装置Dの電動モータ3を逆回転させてスクリュー部材6を逆回転させると、ナット部材7は、ピストン8内をディスクロータ9から離間する方向に移動するので(図2において右方)、ピストン8による第1ブレーキパッド21aへの押圧を開放する。これにより、第1ブレーキパッド21aに発生する反力も消滅するため、キャリパボディ13の爪部13aによる第2ブレーキパッド21bへの付勢も開放され、ディスクロータ9に対する制動力が解除される。
また、車両走行中に車両を減速させるため運転者がブレーキ操作を行うと、マスタシリンダ(図示せず)から吐出されたブレーキ液圧が、ブレーキ配管(図示せず)を介してシリンダ部13b内に供給される。シリンダ部13b内に供給されたブレーキ液圧は、ピストン8をナット部材7と切り離した状態でディスクロータ9に向けて押圧し、第1ブレーキパッド21aをディスクロータ9に向けて付勢する。一方、キャリパボディ13の爪部13aは、車両の駐車時と同様に第2ブレーキパッド21bをディスクロータ9に向けて付勢する。したがって、ディスクロータ9は、第1ブレーキパッド21aおよび第2ブレーキパッド21bによって挟圧されて制動力が付与される。
次に、図3〜図6に基づき、電動パーキングブレーキ用駆動装置Dについて詳述する。尚、図3における上下方向が、図1および図2に示すディスクロータ9の回転軸φ方向に該当する。以下の説明では、図3における上方を電動パーキングブレーキ用駆動装置Dの上方、下方を電動パーキングブレーキ用駆動装置Dの下方と記載する。
図3に示すように、減速機構4のハウジング41は、それぞれ合成樹脂材料にて一体的に形成されたロアボディ411およびアッパボディ412を、内部に所定容量の空間を有するように互いに接合することにより形成されている。ハウジング41は、キャリパボディ13に固定されている。
ロアボディ411の外周縁には、回転軸φ方向に延びる囲繞壁411aが全周に亘って形成されている。一方、アッパボディ412の外周縁には、断面形状が略L字状の対向部412aが全周に亘って形成されている。ロアボディ411とアッパボディ412とを接合する場合、先ず、囲繞壁411aと対向部412aとを互いに当接させて双方の位置決めを行う。次に、囲繞壁411aと対向部412aとにより囲まれた塗布空間Fに接着剤を充填する。最後に、接着剤を固化させることによって、ロアボディ411およびアッパボディ412の外周縁同士を全周に亘って接合する。ロアボディ411およびアッパボディ412は、接着剤により外部からの水等の浸入を防ぐように液密的に接合されている。
ロアボディ411には、電動モータ3を格納するためのモータ格納部411cが形成されている。モータ格納部411cは、格納される電動モータ3の出力シャフト32(本発明の「出力軸」に相当する)がディスクロータ9の回転軸φと平行になるように形成されている。出力シャフト32には、外周面に斜歯431を有するピニオンギヤ43が圧入等により固着されている。モータ格納部411c内に格納される電動モータ3は、電動モータ3のフランジ部31とロアボディ411にインサートされたカラー部材411bとをスクリューネジ42で締結することによりロアボディ411に固定される。ロアボディ411の端部には、外部コネクタ(図示せず)を接続するための電源コネクタ部411dが形成されている。ロアボディ411内には、電源コネクタ部411dから電動モータ3へとつながる電力供給線(図示せず)がインサートされている。
ロアボディ411とアッパボディ412との間には、枢支ピン54が、圧入あるいは溶着等により固定されている。枢支ピン54には、一対のブッシュ55a、55bを介して、ギヤメンバ56が回転可能に取り付けられている。ギヤメンバ56の上方には、半径方向に突出した第1鍔部561が形成されている。第1鍔部561には、インサート成形によって第1ホイルギヤ46が固着されている。ギヤメンバ56の下方には、外周面上にギヤ部562が一体に形成されている。ギヤ部562は、斜歯によって形成されており、第2ホイルギヤ49と噛合されている。
第1ホイルギヤ46は、合成樹脂材料にて形成されたヘリカルギヤで、外周面には斜歯461が設けられている。第1ホイルギヤ46は、ピニオンギヤ43の斜歯431と噛合されている。第1ホイルギヤ46はピニオンギヤ43よりも大径に形成され、第1ホイルギヤ46の斜歯461の歯数は、ピニオンギヤ43の斜歯431の歯数よりも多く形成されている。
また、図3および図4に示すように、ロアボディ411におけるアッパボディ412との接合部には、軸受固定面411g(本発明の「壁面」に相当する)が形成されている。軸受固定面411gは、外周がロアボディ411の外周壁411fおよびモータ壁部411eと一体化された真円状に形成されている。軸受固定面411gは、第2ホイルギヤ49と後述するサンギヤ53、プラネタリギヤ50、リングギヤ51およびキャリヤ52によって構成されている遊星歯車機構5との間を仕切る仕切り板として形成されている。
図3に示すように、軸受固定面411gの中心には、ギヤシャフト48の支持孔411hが穿設されているとともに、上下方向に延びたボス部411iが設けられている。ボス部411iには、ロア軸受部材47bが取り付けられている。また、アッパボディ412には、ロア軸受部材47bと対向するようにアッパ軸受部材47aが取り付けられる凹部412cが形成されている。アッパ軸受部材47aおよびロア軸受部材47bは、いずれも金属材料にて形成され、インサート成形または誘導加熱溶着等によりアッパボディ412およびロアボディ411にそれぞれ固定されている。
アッパ軸受部材47aおよびロア軸受部材47bには、金属材料製のギヤシャフト48の両端が回転可能に支持されている。ギヤシャフト48の上方には、半径方向に突出した鍔部481が形成されている。鍔部481には、インサート成形によって第2ホイルギヤ49が固着されている。
第2ホイルギヤ49は、第1ホイルギヤ46と同様に合成樹脂材料にて形成されたヘリカルギヤで、外周面には斜歯491が設けられている。第2ホイルギヤ49は、ギヤメンバ56のギヤ部562と噛合されている。第2ホイルギヤ49はギヤメンバ56のギヤ部562よりも大径に形成され、第2ホイルギヤ49の斜歯491の歯数は、ギヤメンバ56のギヤ部562の歯数よりも多く形成されている。
ギヤシャフト48の下端には、第2ホイルギヤ49と一体で回転可能なサンギヤ53(本発明の「入力要素」に相当する)が一体に形成されている。サンギヤ53の周囲には、サンギヤ53と噛合しサンギヤ53の回転によってサンギヤ53の外周を公転する複数のプラネタリギヤ50(本発明の「遊星歯車」に相当する)が配置されている。各プラネタリギヤ50は、金属材料により形成されている。本実施形態においては、4個のプラネタリギヤ50が設けられているが、これに限られるものではない。
また、図3および図5に示すように、プラネタリギヤ50の周囲には、合成樹脂材料にて形成されたリングギヤ51(本発明の「非回転要素」に相当する)が配置されている。円環状をしたリングギヤ51は、内周面において各プラネタリギヤ50と噛合され、外周面に形成された半径方向に撓み可能なスナップフィット511によりロアボディ411と係合され回転規制されている。スナップフィット511は、上方に延びるように形成され、先端に顎部512が形成されている。スナップフィット511は、リングギヤ51の外周面上の3箇所に、互いに均等間隔になるように形成されている。一方、ロアボディ411の軸受固定面411gの外周縁には、略矩形状の3個の挿入孔411jが円周上に等角度間隔に穿設されている。各々の挿入孔411jの外周端からは、係合片411kが半径方向内方に突設されている。
リングギヤ51をロアボディ411に装着する場合、3個のスナップフィット511が軸受固定面411gの挿入孔411j内に進入するように、リングギヤ51をロアボディ411内において上方に移動させていく。各々の挿入孔411j内に挿入されたスナップフィット511は、顎部512が係合片411kに当接することにより半径内方に撓む。リングギヤ51の移動によって、顎部512が係合片411kを通過すると、スナップフィット511は半径方向外方へと復元して顎部512が係合片411kに対し係合する。これにより、リングギヤ51は、回転軸φ方向の移動が規制され、ロアボディ411から下方への脱落が防止されるとともに、ロアボディ411に対し回転が規制される。
図3に示すように、プラネタリギヤ50には、複数のプラネタリギヤ50同士を接続するようにキャリヤ52(本発明の「出力要素」に相当する)が係合されている。キャリヤ52は、合成樹脂材料にて形成され、その下端部には金属材料にて形成された出力部材52aが接合されている。出力部材52aは、スクリュー部材6に嵌合接続されている。したがって、キャリヤ52は、出力部材52aを介してスクリュー部材6に連結されている。キャリヤ52は、プラネタリギヤ50の公転によって回転され、サンギヤ53の回転を減速してスクリュー部材6に出力することができる。遊星歯車機構5は、簡易な構成であるので、電動パーキングブレーキ用駆動装置Dの小型化を図ることができる。
上述の電動パーキングブレーキ用駆動装置Dによれば、電動モータ3の駆動力は、最初に、ピニオンギヤ43と第1ホイルギヤ46との噛み合いによって減速(1段目の減速)される。その後、ギヤメンバ56のギヤ部562と第2ホイルギヤ49との噛み合いによって減速(2段目の減速)される。さらに、遊星歯車機構5によって減速(3段目の減速)された後、スクリュー部材6へと伝達される。
ここで、背景技術で説明したように、リングギヤ51がハウジング41のロアボディ411に隙間無く固定されていると、リングギヤ51の傾きを吸収できず、プラネタリギヤ50がスムーズに回転できなくなるおそれがある。このため、図6に示すように、リングギヤ51とハウジング41のロアボディ411との間には、リングギヤ51の傾きを許容する隙間Gaが形成されている。しかし、この隙間Gaが形成されていることにより、車両走行中の振動でリングギヤ51とハウジング41のロアボディ411とが接触する場合があり、接触音が発生するおそれがある。
そこで、リングギヤ51の下端面51aには、キャリパボディ13の底部13cとの間に介在し、リングギヤ51の上端面51bを底部13cの反対側に設けたロアボディ411の軸受固定面411gに弾性的に押圧する弾性部材58が配置されている。これにより、車両走行中の振動によるリングギヤ51のガタを抑えることができるので、リングギヤ51とハウジング41のロアボディ411との接触による接触音の発生を防止することができる。また、車両振動による磨耗が発生し、ひいてはスナップフィット511磨耗後にリングギヤ51が脱落することによるギヤの噛み合いへの悪影響が発生することを防ぐ効果もある。弾性部材58は、エラストマもしくはゴム等により、厚み方向の断面が半円形状のリング状に形成されている。よって、パーキング作動時に発生するトルクを均等に受けることができる。
また、リング状の弾性部材58の外径R1は、リングギヤ51の外径R2よりも小径に形成され、弾性部材58の内径r1は、リングギヤ51の内径r2よりも大径に形成されている。これにより、弾性部材58におけるキャリパボディ13の底部13cと当接する部分58aは、リングギヤ51の外周よりも内側に位置することになる。よって、弾性部材58の当接部分58aをリングギヤ51の外周に配置するときよりも、リングギヤ51の傾きの許容範囲を大きくすることができ、プラネタリギヤ50をスムーズに回転させることができる。
また、弾性部材58は、リングギヤ51の下端面51aに設けられているリング状の凹部51c内に配置されている。よって、リングギヤ51の厚みが厚くなることを防止することができ、電動パーキングブレーキ用駆動装置Dの小型化を図ることができる。なお、凹部51cの代わりに段差を設けるようにしてもよい。また、弾性部材58の厚み方向の断面が半円形状に形成されているため、弾性部材58を凹部51c内に配置したとき、弾性部材58と凹部51cとの間に空間ができる。よって、弾性部材58は、凹部51c内で容易に変形可能であり、リングギヤ51の過大な傾きを抑制することができる。また、弾性部材58の当接部分58aは、尖頭形状に形成されているので、リングギヤ51は傾き易くなり、プラネタリギヤ50をスムーズに回転させることができる。なお、弾性部材58の当接部分58aは、厚み方向の断面が円弧形状に限定されるものではなく、例えば三角形状等の尖頭形状であればよい。
また、凹部51cは、その深さが弾性部材58の厚さよりも小さくなるように形成されている。これにより、弾性部材58の当接部分58aは、凹部51cから下方に突出し、リングギヤ51の下端面51aとキャリパボディ13の底部13cとの間には隙間Gbが形成される。よって、リングギヤ51は傾き易くなるので、プラネタリギヤ50をスムーズに回転させることができ、また、リングギヤ51が大きく傾いたときのキャリパボディ13の底部13cとの接触を防止することができる。
図7および図8に示すように、弾性部材58におけるリングギヤ51の下端面51aと接触する面58bには、リングギヤ51の凹部51c内に穿設されている複数(本例では3個)の固定穴51dに嵌め込み可能な複数(本例では3個)の突起部58cが一体で形成されている。突起部58cの頭部の外径は、固定穴51dの内径よりも若干大径に形成されている。突起部58cは、接触面58bの円周上に等角度間隔に穿設され、固定穴51dは、凹部51cの円周上に等角度間隔に穿設されている。突起部58cを固定穴51dに嵌め込むのみで、弾性部材58とリングギヤ51とを一体化することができ、両者の組付け性を向上することができる。
また、弾性部材58とリングギヤ51とを別々に形成して両者を組付ける構成を説明したが、弾性部材58とリングギヤ51とを所謂二色成形する構成としてもよい。これにより、弾性部材58およびリングギヤ51には突起部58cおよび固定穴51dを形成する必要がなく、組付け作業も不要となるので、低コスト化を図ることができる。
また、リング状の弾性部材58について説明したが、図9および図10に示すように、尖頭形状の当接部分59aと固定穴51dの内径よりも若干大径の頭部59cと、頭部59cよりも当接部分59a側に形成された頭部59cの外径よりも大径のストッパ59bとが一体化されたピン状の弾性部材59としてもよい。このような弾性部材59は、ストッパ59bとリングギヤ51の固定穴51dとが当接するまで、頭部59cを固定穴51dにそれぞれ嵌め込むことにより組み付けられる。リング状の弾性部材58と比べてピン状の弾性部材59の材料使用量が減るため、低コスト化を図ることができる。なお、ピン状の弾性部材59もリングギヤ51と二色成形する構成としてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形することができる。すなわち、上述した実施形態では、図11に示すように、リングギヤ51を回転規制し、サンギヤ53を入力要素、プラネタリアギヤ50を支持するキャリヤ52を出力要素とする構成を説明した。しかし、図12に示すように、キャリヤ521は、入力側で所謂ダブルピニオンタイプのプラネタリアギヤ50を支持可能な構成とする。そして、リングギヤ51を回転規制し、キャリヤ521を入力要素、サンギヤ53を出力要素とし、弾性部材58,59をリングギヤ51の下端面51aに配置する構成としてもよい。
また、図13に示すように、キャリヤ522は、入力側でプラネタリアギヤ50を支持する支持部522aと、支持部522aから外径方向に延びる第1端面522bと、第1端面522bからリングギヤ51の外側を通って出力側に延びる固定部522cと、固定部522bから内径方向に延びる第2端面522dとを備えた構成とする。そして、キャリヤ522を回転規制し、サンギヤ53を入力要素、リングギヤ51を出力要素とし、弾性部材58,59をキャリヤ522の第2端面522dに配置する構成としてもよい。
また、図14に示すように、キャリヤ523は、出力側で所謂ダブルピニオンタイプのプラネタリアギヤ50を支持可能な支持部523aと、支持部523aから外径方向に延びる端面523bと、端面523bからリングギヤ51の外側を通って入力側に延びる固定部523cとを備えた構成とする。そして、キャリヤ523を回転規制し、リングギヤ51を入力要素、サンギヤ53を出力要素とし、弾性部材58,59をキャリヤ522の端面523bに配置する構成としてもよい。
また、ディスクロータ9をキャリパボディ13の爪部13aとピストン8とで挟圧する浮動型のディスクブレーキのみではなく、ディスクロータ9の双方の側面をピストンにて押圧する対向型のディスクブレーキにも適用可能である。また、電動モータ3は、キャリパボディ13に取り付けられてもよい。また、電動モータ3には、同期機、誘導機、直流機等のあらゆるモータが使用可能である。
3:電動モータ、4:減速機構、5:遊星歯車機構、6:スクリュー部材(回転部材)、7:ナット部材(変換機構)、8:ピストン、9:ディスクロータ、13:キャリパボディ、21a:第1ブレーキパッド(ブレーキパッド)、21b:第2ブレーキパッド(ブレーキパッド)、32:出力シャフト(出力軸)、41:ハウジング、50:プラネタリギヤ(遊星歯車)、51:リングギヤ(非回転要素(キャリヤ52,521のとき)、出力要素(キャリヤ522のとき)、入力要素(キャリヤ523のとき))、52:キャリヤ(出力要素)、521:キャリヤ(入力要素)、522:キャリヤ(非回転要素)、523:キャリヤ(非回転要素)、53:サンギヤ(入力要素(キャリヤ52,522のとき)、出力要素(キャリヤ521のとき)、出力要素(キャリヤ523のとき))、58,59:弾性部材、58a:当接部、62:雄ネジ部(変換機構)、72:雌ネジ部(変換機構)、92:プレート部(ディスク)、411g:軸受固定面(壁面)、D:電動パーキングブレーキ用駆動装置、P:電動パーキングブレーキ装置。

Claims (8)

  1. キャリパボディ(13)に回転可能に軸承された回転部材(6)と、
    前記回転部材(6)の回転運動を直線運動に変換してピストン(8)に伝達する変換機構(7,62,72)と、
    前記ピストン(8)によって付勢され車輪とともに回転するディスク(92)に押圧されるブレーキパッド(21a,21b)と、
    前記キャリパボディ(13)に一体的に固定されたハウジング(41)に固定された電動モータ(3)と、
    前記ハウジング(41)に前記回転部材(6)と同軸線上で回転可能に支承され前記電動モータ(3)の出力軸(32)に回転連結された入力要素(53等)、前記回転部材(6)と同軸線上で回転連結された出力要素(52等)、および前記ハウジング(41)に回転を規制され微調整移動可能に支承された非回転要素(51等)を備え、前記電動モータ(3)の回転を減速して前記回転部材(6)に伝達する遊星歯車機構(5)と、
    前記非回転要素(51)と前記キャリパボディ(13)との間に介在され前記非回転要素(51)を前記ハウジング(41)の壁面(411g)に弾性的に押圧する弾性部材(58)と、
    を備えた電動パーキングブレーキ装置。
  2. 請求項1において、
    前記遊星歯車機構(5)は、サンギヤ(53)、リングギヤ(51)、および前記サンギヤ(53)と前記リングギヤ(51)とに噛合する遊星歯車(50)を支承するキャリヤ(52)を備え、
    前記入力要素(53等)は前記サンギヤ(53)であり、
    前記出力要素(52等)は前記キャリヤ(52)であり、
    前記非回転要素(51等)は前記リングギヤ(51)である電動パーキングブレーキ装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記弾性部材(58)は、リング状に形成されている電動パーキングブレーキ装置。
  4. 請求項3において、
    前記リング状の弾性部材(58)の外径は、前記非回転要素(51)の外径よりも小径に形成されている電動パーキングブレーキ装置。
  5. 請求項1または2において、
    前記弾性部材(58)は、前記非回転要素(51)における前記弾性部材(58)が配置される面の円周上に等角度間隔で配置可能に形成されている電動パーキングブレーキ装置。
  6. 請求項1〜4の何れか一項において、
    前記弾性部材(58)は、前記キャリパボディ(13)と当接する部分(58a)が尖頭形状に形成されている電動パーキングブレーキ用駆動装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項において、
    前記非回転要素(51)は樹脂製であり、
    前記弾性部材(58)は、前記非回転要素(51)と二色成形されている電動パーキングブレーキ用駆動装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項において、
    前記非回転要素(51)における前記弾性部材(58)が配置される面(51a)には、凹部(51c)が設けられている電動パーキングブレーキ用駆動装置。
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