JP2013129231A - 車両用警報装置 - Google Patents

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誠秀 中村
Masabumi Tsuji
正文 辻
Nobutomo Hisaie
伸友 久家
Tomoharu Nakano
智晴 中野
Hirobumi Hashiguchi
博文 橋口
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Abstract

【課題】適切なタイミングで車室内への物や人の置き忘れを報知することができる車両用警報装置を提供する。
【解決手段】乗員が車両に乗車する際のドアの開閉情報を取得し、且つ、車両の走行が終了して車両から降車する際のドアの開閉情報を取得し、更にこれらの差異を検出する。そして、乗車時に開閉されたドアについて、このドアが降車時に開閉されないという検出結果が得られた場合には、このドアから車室内に持ち込んだ物や乗車した幼児を置き忘れている可能性が高いものと判断して、警報器による報知を行う。従って、車室内に物や人を置き忘れるというトラブルの発生を回避することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内に物や人を置き忘れた場合に、これを運転者に報知する車両用警報装置に関する。
従来における車両用警報装置として、例えば、特許文献1(特開2006−159939号公報)に記載されたものが知られている。該特許文献1では、車室内に幼児を閉じ込めて置き去りにする等の問題を解決するために、車両のドアをロック操作する際に、車室内に人を閉じこめていることが検知された際に、閉じ込めが生じていることを報知したり、強制的にドアロックを禁止するようにする技術が開示されている。
特開2006−159939号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例では、乗員が車両から降車する際のドアロック操作タイミングで乗員の置き去りを判断して、その判断結果に基づいて報知していために、適切なタイミングで適切に報知できているとは言えなかった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、適切なタイミングで車室内への物や人の置き忘れを報知することができる車両用警報装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、乗員による車両乗降時の各種乗降操作を検出する乗降操作検出手段と、乗員が車両に乗車する際の操作情報、及び、乗員が車両から降車する際の操作情報を用いて、置き忘れが発生しているか否かを判断するリマインド作動判断手段を有する。そして、リマインド作動判断手段にて置き忘れが発生していると判断された場合に、これを乗員に報知する。
本発明に係る車両用警報装置は、車両から降車する準備を行う時点で、車室内に物や人の置き忘れが発生している可能性が高い場合に、報知を実施することが可能となり、置き忘れが発生していることを乗員に気づかせることができる。
本発明の実施形態に係る車両用警報装置、及びその周辺機器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1〜第4実施形態に係る車両用警報装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る車両用警報装置の、乗降時操作差異判断処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車両用警報装置の、乗降時操作差異判断処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る車両用警報装置の、乗降時操作差異判断処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る車両用警報装置の、乗降時操作差異判断処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る車両用警報装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る車両用警報装置の、乗降時操作差異判断処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1〜第6実施形態の構成説明]
図1は、本発明の第1〜第6実施形態に係る車両用警報装置、及びその周辺機器の構成を示すブロック図である。図1に示すように、車両用警報装置は、主たる制御を行うコントローラ7と、警報を発して車室内への物や人の置き忘れを報知する警報器(報知手段)8を備えている。
コントローラ7は、車両用のキー1、車両の各ドアに設けられたドアスイッチ2、エンジンECU3、シフトレバー4、シートベルトセンサ5、及び車輪速センサ6と接続されている。
キー1は、キーロック、キーロック解除する操作を行うことができ、乗員(例えばドライバ)が車両のロック、ロック解除の操作を行ったときに、この操作についての検出信号をコントローラ7へ出力する。
ドアスイッチ2は、車両に搭載される各ドアの開閉状態を検出し、この検出信号をコントローラ7へ出力する。エンジンECU3は、車両に搭載されるエンジンの始動状態を検出し、この検出信号をコントローラ7へ出力する。
シフトレバー4は、車両の現在のシフトレバーの状態を示す信号をコントローラ7へ出力する。シートベルトセンサ5は、シートベルトが閉められているか、或いはリリースされているかについての信号をコントローラ7へ出力する。車輪速センサ6は、車両の車輪速パルスを計測し、計測した車輪速パルスをコントローラ7へ出力する。
そして、コントローラ7は、上記の各入力信号に基づいて、乗員に対するリマインド作動判断を行い、リマインド(乗員への注意喚起)を作動させる必要があると判断した場合には、リマインド作動フラグを警報器8へ出力する。なお、コントローラ7は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。
警報器8は、各種の制御機器を使用して乗員に対してリマインド機能を作動させる。ここで、制御機器として、音声メッセージ装置、ブザー装置、キーロックECU、室内灯装置等を挙げることができる。
また、コントローラ7は、車両用のキー1によるキー操作信号を検出するキー操作検出部7-1と、車両の各ドアに設けられるドアスイッチ信号を検出するドア開閉操作検出部7-2と、エンジンECU3より出力されるエンジンの作動状態に関する信号を検出するエンジン作動状態検出部7-4と、シフトレバーの状態を示す信号から該シフトレバーのシフト位置を検出するシフト位置検出部7-5と、シートベルトセンサ5の状態を検出するシートベルト状態検出部7-6と、車輪速センサ6より出力される車速データに基づいて車両の走行状態を判断する走行状態判断部7-7と、を備えている。更に、コントローラ7は、ドライバ乗車判断部7-3と、走行開始終了判断部7-8と、ドライバ降車準備判断部7-9と、降車完了判断部7-10と、乗降時操作差異検出部7-11と、リマインド作動判断部7-12と、を備えている。
キー操作検出部7-1は、キー1からの入力に基づいてドアロック、ドアロック解除信号を検出し、この検出結果をドア開閉操作検出部7-2、及びリマインド作動判断部7-12へ出力する。
ドア開閉操作検出部7-2は、キー操作検出部7-1より出力される乗員のキー操作信号の検出後、ドアスイッチ2より得られる各ドアの開閉信号に基づいて、各ドアが開閉されたか否かを判断し、この判断結果をドライバ乗車判断部7-3、ドライバ降車準備判断部7-9、降車完了判断部7-10、及び乗降時操作差異検出部7-11へ出力する。
ドライバ乗車判断部7-3は、ドア開閉操作検出部7-2より出力される各ドアの開閉フラグに基づいて、ドライバが乗車したか否かを判断し、この判断結果を走行開始終了判断部7-8へ出力する。
エンジン作動状態検出部7-4は、エンジンECU3より得られる信号に基づいて、エンジンが作動中であるか否かを判断し、この判断結果を走行開始終了判断部7-8に出力する。
シフト位置検出部7-5は、シフトレバー4より得られるシフト位置に関する信号に基づいて、現在のシフト位置を検出し、この検出結果を走行開始終了判断部7-8へ出力する。
シートベルト状態検出部7-6は、シートベルトセンサ5より得られるシートベルトのオン、オフ状態を判断し、この判断結果を走行開始終了判断部7-8へ出力する。
走行状態判断部7-7は、車輪速センサ6より得られる車速データに基づいて、車両が走行中であるか否かを判断し、この判断結果を走行開始終了判断部7-8へ出力する。
走行開始終了判断部7-8は、ドライバ乗車判断部7-3、エンジン作動状態検出部7-4、シフト位置検出部7-5、シートベルト状態検出部7-6、及び走行状態判断部7-7より得られる各判断結果に基づいて、車両に乗員が乗り込んで走行を開始したか、或いは、走行を終了したかを判断し、この判断結果をドライバ降車準備判断部7-9へ出力する。
ドライバ降車準備判断部7-9は、ドア開閉操作検出部7-2、及び走行開始終了判断部7-8より得られる判断結果に基づいて、ドライバが降車準備を完了したか否かを判断し、この判断結果を降車完了判断部7-10へ出力する。
降車完了判断部7-10は、ドライバ降車準備判断部7-9より得られる判断結果と、ドア開閉操作検出部7-2より得られる検出結果に基づき、乗員の降車が完了したか否かを判断し、この判断結果を乗降時操作差異検出部7-11へ出力する。
乗降時操作差異検出部7-11は、降車完了判断部7-10より得られる判断結果と、ドア開閉操作検出部7-2より得られる検出結果に基づき、乗降時の乗員の操作に差異が生じたか否かを判断し、この判断結果をリマインド作動判断部7-12へ出力する。
リマインド作動判断部7-12は、降車完了判断部7-10より得られる判断結果と、乗降時操作差異検出部7-11より得られる検出結果と、キー操作検出部7-1より得られる検出結果に基づき、リマインド作動判断を行い、リマインド操作が必要であると判断した場合には、リマインド作動フラグを警報器8へ出力する。
[第1〜第4実施形態の動作説明]
次に、本発明に係る第1〜第4実施形態に係る車両用警報装置の処理動作を図2に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図2に示す処理は、一定間隔毎に連続的に行われる。
初めに、ステップS11において、コントローラ7は、車両に搭載される各種センサ、各種の制御器より出力されるデータを読み込む。具体的には、キー1より取得されるキー操作フラグfKEY_jdg、ドアスイッチ2より出力されるドアスイッチフラグfDOOR_jdg_i(i=1〜4)、エンジンECU3より出力されるエンジン作動フラグfECM_STUTAS、シフトレバー4より取得されるシフト位置信号fAT_SHIFT、シートベルトセンサ5より取得されるシートベルトON、OFFフラグfSEATBELT、車輪速センサ6より取得される各輪の車輪速Vwi(i=1〜4)を読み込む。
ここで、エンジンECU3からのエンジン作動フラグfECM_STUTASは、エンジン作動時はfECM_STUTAS=1で、エンジン停止時はfECM_STUTAS=0とする。
また、シートベルトON、OFFフラグfSEATBELTは、シートベルトONの時はfSEATBELT=1で、シートベルトOFFの時は、fSEATBELT=0とする。
ステップS13において、コントローラ7は、乗員によるキーロック解除操作を検出する。例えば、リモコンのキー1を利用して乗員がキーロックを解除した場合は、キー操作フラグfKEY_jdgをfKEY_jdg =1とし、キーロックを行った場合は、キー操作フラグfKEY_jdgをfKEY_jdg=2とする。なお、ここではリモコンキーの操作を利用してキーロック動作を判断したが、キーシリンダで直接キーロック、キーロック解除した場合や、その他キーロック解除に関わる操作を行った場合は、それぞれのフラグを同様にセットする。
ここで、車両への操作が所定時間検出されない状態で、キーロックを解除した場合にリマインド対象検出開始フラグfdetect_startを、fdetect_start=1とする。
ステップS14において、コントローラ7は、乗車時のドア開閉信号を検出する。例えば、フロント右ドアを開けた場合は、fDOOR_jdg_1=1をセットし、閉じた場合は、fDOOR_jdg_1=0をセットする。同様に、各ドアについて、以下のように各フラグをセットする。
フロント左ドアを開けた場合は、fDOOR_jdg_2=1をセットし、閉じた場合は、fDOOR_jdg_2=0をセットする。リア右ドアを開けた場合は、fDOOR_jdg_3=1をセットし、閉じた場合は、fDOOR_jdg_3=0をセットする。リア左ドアを開けた場合は、fDOOR_jdg_4=1をセットし、閉じた場合は、fDOOR_jdg_4=0をセットする。
ステップS16において、コントローラ7は、乗員が乗車を完了したか否かを判断する。例えば、上述したステップS14の処理にて取得されるドア開閉フラグに基づき、フロント右ドアfDOOR_jdg_1=1がセットされ、その後フロント右ドアfDOOR_jdg_1=0が検出された場合には、乗員の乗車が完了したと判断し、乗車完了フラグfRIDE_ONをfRIDE_ON=1とする。ここでは、右ハンドル車を想定し、フロント右ドア開閉フラグに注目したが、左ハンドル車の場合は、フロント左ドア開閉フラグに応じて、乗車完了フラグをセットする。
ステップS17において、コントローラ7は、走行開始判断を行う。上述したステップS13の処理において、fdetect_startがセットされている場合に、例えば、ステップS11で検出された、エンジンECU3より取得されるエンジン作動フラグfECM_STUTAS、シフトレバー4より取得されるシフト位置信号fAT_SHIFT、シートベルトセンサ5より取得されるシートベルトON、OFFフラグfSEATBELT、車輪速センサ6より取得される各輪の車輪速Vwi(i=1〜4)に基づいて、以下のように判断する。
即ち、ステップS16でセットされた乗車完了フラグfRIDE_ONがfRIDE_ON =1の時に、エンジンが作動していることを示すエンジン作動フラグfECM_STUTASがfECM_STUTAS=1、シフト位置信号fAT_SHIFTがDレンジ、シートベルトON、OFFフラグfSEATBELT=1の時に、車輪速センサ6より取得される自車速Vが所定値以上となる時間が、所定時間継続した場合に、走行開始フラグfDRIVE_START をfDRIVE_START=1とする。
ここで、上記の所定値は、一例として10Km/hとし、所定時間とは、一例として5分とすることができる。
ここで、自車速Vの算出は、例えば後輪駆動の車両の場合は、下記(1)式により前輪の車輪速Vw1,Vw2の平均値として自車速Vを算出することができる。
V=(Vw1+Vw2)/2 ・・・(1)
なお、ABS制御などの車速を用いたシステムが作動している場合には、そのようなシステムで使用している自車速(推定車速)を用いることも可能である。
ステップS18において、コントローラ7は、走行終了判断を行う。この処理では、上述したステップS13の処理にて、fdetect_startがセットされており、更に、ステップS17で検出された、走行開始フラグfDRIVE_START がfDRIVE_START=1の時に、ステップS11で検出された、エンジンECU3より取得されるエンジン作動フラグfECM_STUTAS、シフトレバー4より取得されるシフト位置信号fAT_SHIFT、シートベルトセンサ5より取得されるシートベルトON、OFFフラグfSEATBELT、車輪速センサ6より取得される各輪の車輪速Vwi(i=1〜4)に基づいて、以下のように判断する。
即ち、エンジン作動フラグfECM_STUTASがfECM_STUTAS=0、シフト位置信号fAT_SHIFTがPレンジ、シートベルトON、OFFフラグfSEATBELTがfSEATBELT=0、自車速Vが0となった場合に、走行を終了したと判断し、走行終了判断フラグfDRIVE_END をfDRIVE_END=1とする。
ここで、全ての条件が成立した場合に走行終了判断フラグをセットしたが、ドライバによって操作が異なることが想定される。具体的には、エンジンは降車完了後最後にOFFする場合が想定されるため、自車速Vが0、シフト位置信号fAT_SHIFTがPレンジ、シートベルトON、OFFフラグfSEATBELTがfSEATBELT=0となった場合に、走行を終了したと判断しても良い。
ステップS19において、コントローラ7は、降車時ドア開閉判断を行う。例えば、走行終了判断フラグfDRIVE_END がfDRIVE_END=1の場合に、ステップS14の処理で検出された、各ドアの開閉フラグに基づいて、降車時ドア開閉判断を行う。具体的には、降車時にどのドアが開閉されたかを検出する。
ステップS20において、コントローラ7は、乗員の降車完了判断を行う。例えば、ステップS19の処理で検出された、各ドアの開閉フラグが全て0、つまり、全てのドアが閉じられたと判断した場合に、降車完了判断フラグfRIDE_OUTをfRIDE_OUT=1とする。
ステップS21において、コントローラ7は、車両に乗車する際、及び車両から降車する際の、乗員による操作の差異を検出する。具体的には、後述するように、第1〜第4実施形態による各処理を実施する。
ステップS22において、コントローラ7は、リマインド作動判断を行う。この処理では、乗降時操作差異判断処理で乗車時と降車時での車両の操作情報に差異が発生していると判断された場合に、車室内に物や人を置き忘れている可能性が有るものと判断して、リマインド作動フラグを設定する。
ステップS23において、コントローラ7は、乗員によるキーロック判断を行う。例えば、走行終了判断フラグfDRIVE_END がfDRIVE_END=1で、ステップS20の処理で検出された、降車完了判断フラグfRIDE_OUTがfRIDE_OUT=1の場合に、ステップS13の処理でキー操作フラグfKEY_jdgを検出し、キー操作フラグfKEY_jdgがfKEY_jdg=2であると判断したときに、キーロックされたと判断する。キーロック後、所定時間経過後に、全てのフラグをクリアする。ここで、キーロック操作は、ドライバに限らず、ロック操作が行われたか否かのみを検出する。
ステップS24において、コントローラ7は、リマインド作動判断部7-12により、車室内に物や人を置き忘れていると判断された際に、これを乗員に報知するための出力処理を行う。
[第1実施形態の動作説明]
次に、図3に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る車両用警報装置の、乗降時操作差異判断処理の詳細について説明する。初めに、ステップS31において、乗降時操作差異検出部7-11は、図2のステップS14の処理にて、車両に乗員が乗る際に、リヤ右ドアが開閉されたか否かを判断した結果のデータ(乗員が乗車する際の操作情報)を取得する。なお、このときはリマインド対象検出開始フラグがfdetect_start=1とされている。そして、リヤ右ドアが開閉されていない場合には(ステップS31でNO)、本処理を終了する。
一方、リヤ右ドアが開閉された場合には(ステップS31でYES)、ステップS32において、乗降時操作差異検出部7-11は、図2のステップS19の処理にて、車両から乗員が降りる際に、リヤ右ドアが開閉されたか否かを判断したデータ(乗員が降車する際の操作情報)を取得する。そして、開閉された場合には(ステップS32でYES)、本処理を終了する。また、開閉されていない場合には(ステップS32でNO)、ステップS33において、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグをセットする。
即ち、車両に乗員が乗るときにリヤ右ドアを開閉したということは、このドアから物や人(例えば、幼児)を乗せた可能性が高いので、車両から乗員が降りる際においても、このドアを開閉して物や人を降ろす必要があるものと考えられる。そこで、本実施形態では、車両乗車時におけるドアの開閉動作と車両降車時におけるドアの開閉動作を対比し、これらに差異が生じている場合には、車室内に物や人を置き忘れている可能性が高いものと判断し、リマインド作動フラグをセットする。
そして、リマインド作動フラグがセットされた場合には、図2のステップS24に示した車両出力処理により、警報器8にリマインド作動信号が出力されて、音声出力や室内灯の点灯等により、車室内に物や人を置き忘れている可能性が高いことを乗員に報知することができる。なお、図3では、簡単のため、リヤ右ドアを例に挙げて説明したが、同様の処理を、フロント右ドア、及びリヤ左ドアについても実行することにより、ドライバ以外の全てのドアについて、リマインド機能を作動させることができる。
次に、図2に示したステップS24に示した車両出力処理の詳細について説明する。リマインド作動フラグがセットされた場合には、例えば、下記(1)、(2)に示す処理により、車両の乗員に警報を発する。
(1)キーロックの無効化
リマインド作動フラグがセットされた場合に、乗員のキーロック操作を一度だけ無効にする。その後、再度乗員がキーロック操作を行った場合には、通常のロック機能を作動させる。
(2)室内灯の点灯
リマインド作動フラグがセットされた場合で、且つ、シートの判定結果がある所定値以上の場合には、該当シート上の室内灯を点灯させる。そして、所定時間経過後に、室内灯を消灯させる。
こうして、車室内に物や人を置き忘れている可能性があることを乗員に気づかせることができるのである。
このようにして、本発明の第1実施形態に係る車両用警報装置では、乗員が乗車する際の操作情報、及び乗員が降車する際の操作情報に基づいて、車室内に物や人を置き忘れているか否かを判断するので、置き忘れを防止することができる。特に、乗車時の操作情報と降車時の操作情報との差異を検出して、置き忘れを判断するので、乗車時の操作と降車時の操作が相違する場合に置き忘れが発生している可能性が高いものと判断して、報知を行うことができる。
更に、第1実施形態に係る車両用警報装置では、乗員が車両に乗る際の各ドアの開閉操作と、乗員が車両から降りる際の各ドアの開閉操作の一致或いは不一致を確認し、不一致である場合には車室内に物や人を置き忘れている可能性が高いものと判断して、警報器8による報知が行われる。従って、乗員が車室内に物や人(例えば幼児)を置き忘れていることに気づかない場合であっても、確実にこれを報知して乗員に気づかせることが可能となる。
また、リマインド作動フラグがセットされた場合には、乗員によるキーロック操作を無効にすることや、置き忘れが生じている座席の室内灯を点灯させるので、置き忘れが発生していることを、確実に乗員に認識させることができる。
更に、乗員が車両乗車前に車両のキーロックを解除してから、エンジンを始動して走行を開始するまでに行う操作であるドアの開閉情報(乗車時の操作情報)と、車両が停止してからエンジンが停止し、キーロックをするまでに行う操作であるドアの開閉情報(降車時の操作情報)に基づいて、物や人の置き忘れが発生しているか否かを判断するので、乗員が乗車時に行う操作と降車時に行う操作とを対比することができ、置き忘れの報知を高精度に行うことが可能となる。
[第2実施形態の動作説明]
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用警報装置の動作について説明する。上述した第1実施形態では、車両への乗降時における各ドアの開閉の一致、或いは不一致を確認することにより、物や人の置き忘れが発生しているか否かを判断する例について説明したが、第2実施形態では、各ドアの開閉時間の差異に基づいて、車室内への物や人の置き忘れが発生しているか否かを判断する点で相違する。即ち、図2のステップS21に示した乗降時操作差異判断処理が相違する。
以下、第2実施形態に係る乗降時操作差異判断処理の詳細について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。初めに、ステップS41において、乗降時操作差異検出部7-11は、図2のステップS14の処理にて、車両に乗員が乗る際に、リヤ右ドアが開閉されたか否かを判断した結果のデータを取得する。なお、このときはリマインド対象検出開始フラグがfdetect_start=1とされている。そして、リヤ右ドアが開閉されていない場合には(ステップS41でNO)、本処理を終了する。
一方、リヤ右ドアが開閉された場合には(ステップS41でYES)、ステップS42において、乗降時操作差異検出部7-11は、乗車時にリヤ右ドアが開いてから閉まるまでの所要時間を計測する。
ステップS43において、乗降時操作差異検出部7-11は、ステップS42の処理で計測した時間が予め設定した所定時間(例えば、30秒)以上であるか否かを判断する。そして、所定時間未満の場合には(ステップS43でNO)、本処理を終了する。また、所定時間以上である場合には(ステップS43でYES)、ステップS44において、乗降時操作差異検出部7-11は、図2のステップS19の処理にて、車両から乗員が降りる際に、リヤ右ドアが開閉されたか否かを判断したデータを取得する。そして、開閉された場合には(ステップS44でYES)、本処理を終了する。
また、開閉されていない場合には(ステップS44でNO)、ステップS45において、乗降時操作差異検出部7-11は、リヤ左ドアが開閉されたか否かを判断したデータを取得する。そして、リヤ左ドアが開閉されていない場合には(ステップS45でNO)、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグをセットする。つまり、乗車時にリヤ右ドアが所定時間以上開けられ、乗車時にリヤ右ドア、及びリヤ左ドアが共に開けられない場合には、物や人の置き忘れが発生している可能性が高いものと判断して、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグをセットする。
また、リヤ左ドアが開閉されたと判断された場合には(ステップS45でYES)、ステップS46において、乗降時操作差異検出部7-11は、降車時においてリヤ左ドアが開いてから閉まるまでの所要時間を計測する。
ステップS47において、乗降時操作差異検出部7-11は、ステップS46の処理で計測した時間が所定時間(ステップS43の処理で用いた所定時間と同一であっても、同一で無くても良い)以上であるか否かを判断する。そして、所定時間未満の場合には(ステップS47でNO)、ステップS48において、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグをセットする。一方、所定時間以上である場合には(ステップS47でYES)、本処理を終了する。
つまり、乗車時にリヤ右ドアが所定時間以上開けられ、降車時に、リヤ右ドアが開けられた場合、或いはリヤ左ドアが所定時間以上開けられた場合には、車室内への物や人の置き忘れは発生していないものと判断する。また、それ以外の場合、即ち、乗車時にリヤ右ドアが所定時間以上開けられ、降車時に、リヤ右ドアが開けられない場合、或いはリヤ左ドアが所定時間以上開けられない場合には、置き忘れが発生している可能性が高いものと判断して、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグをセットする。
そして、リマインド作動フラグがセットされた場合には、図2のステップS24に示した車両出力処理により、警報器8にリマインド作動信号が出力されて、音声出力や室内灯の転倒などにより、車室内に物や人を置き忘れている可能性が高いことを乗員に報知する。
このようにして、本発明の第2実施形態に係る車両用警報装置では、乗員が車両に乗る際の各ドアの開閉操作及び開いている時間と、乗員が車両から降りる際の各ドアの開閉操作及び開いている時間を確認し、乗車時に所定時間以上ドアが開いたにも関わらず、降車時にドアが開けられていない場合、或いは開けられても開いている時間が短い場合には、車室内に物や人を置き忘れている可能性が高いものと判断して、警報器8による報知が行われる。従って、乗員が車室内に物や人(例えば幼児)を置き忘れていることに気づかない場合であっても、警報器8による報知により確実に乗員に気づかせることができる。[第3実施形態の動作説明]
次に、本発明の第3実施形態に係る車両用警報装置の動作について説明する。上述した第1,第2実施形態では、車両への乗降時における各ドアの開閉時間の一致、或いは不一致を確認することにより、置き忘れ発生しているか否かを判断する例について説明したが、第3実施形態では、乗車時に2つのドアが開閉された際に、一つ目のドアが開けられてから二つ目のドアが開けられるまでの所要時間(時間差)を計測し、この計測結果に基づいて、車室内への物や人の置き忘れが発生しているか否かを判断する点で相違する。即ち、図2のステップS21に示す乗降時操作差異判断処理が相違する。
以下、第3実施形態に係る乗降時操作差異判断処理の詳細について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。初めに、ステップS51において、乗降時操作差異検出部7-11は、図2のステップS14の処理にて、車両に乗員が乗る際に、ドアの開閉順序を検出した結果のデータを取得する。なお、このときはリマインド対象検出開始フラグがfdetect_start=1とされている。次いで、ステップS52において、乗降時操作差異検出部7-11は、一つ目のドアが開けられてから、二つ目のドアが開けられるまでの所要時間を計測し、これをドア開時の時間差とする。
ステップS53において、乗降時操作差異検出部7-11は、上記の時間差が予め設定した所定時間(例えば、1分)以上であるか否かを判断する。そして、所定時間未満である場合には(ステップS53でNO)、本処理を終了する。一方、所定時間以上である場合には(ステップS53でYES)、ステップS54において、乗降時操作差異検出部7-11は、図2のステップS19の処理にて、車両から乗員が降りる際に、ドアの開閉順序を検出した結果のデータを取得する。
ステップS55において、乗降時操作差異検出部7-11は、降車時に一つ目のドアが開けられてから、二つ目のドアが開けられるまでの時間差を求める。次いで、ステップS56において、乗降時操作差異検出部7-11は、ステップS55の処理で求めた時間差が、所定時間以上であるか否かを判断する。そして、所定時間未満である場合には(ステップS56でNO)、ステップS57において、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグをセットする。一方、所定時間以上である場合には(ステップS56でYES)、本処理を終了する。
そして、リマインド作動フラグがセットされた場合には、図2のステップS24に示した車両出力処理により、警報器8にリマインド作動信号が出力されて、音声出力や室内灯の転倒などにより、車室内に物や人を置き忘れている可能性が高いことを乗員に報知する。
このようにして、第3実施形態に係る車両用警報装置では、車両の乗車時において、2つのドアが所定時間の時間差をもって開けられた際には、降車時において、2つのドアが開けられる際の時間差が所定時間よりも短い場合には、車室内に物や人の置き忘れが発生している可能性が高いものと判断して、警報器8による報知が行われる。従って、乗員が車室内に物や人(例えば幼児)を置き忘れていることに気づかない場合であっても、確実にこれを報知して乗員に気づかせることが可能となる。
[第4実施形態の動作説明]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態では、車両への乗車時と車両からの後車時におけるシートベルトの着脱操作に基づいて、車室内への物の置き忘れや人の置き忘れが発生しているか否かを判断する点で、前述した第1,第2実施形態と相違する。即ち、図2のステップS21に示す乗降時操作差異判断処理が、後席シートベルト装着の差異を判断する処理である点で相違する。
以下、第4実施形態に係る乗降時操作差異判断処理(後席シートベルト装着差異判断処理)の詳細について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。初めに、ステップS61において、乗降時操作差異検出部7-11は、シートベルト状態検出部7-6の検出結果に基づき、乗車が完了した際に、後席のシートベルトが装着されているか否かを判断する。そして、装着されている場合には(ステップS61でYES)、ステップS62において、乗降時操作差異検出部7-11は、降車が完了した際に、後席のシートベルトが装着されているか否かを判断する。
そして、後席のシートベルトが装着されていないと判断された場合には(ステップS62でNO)、本処理を終了し、装着されていると判断された場合には(ステップS62でYES)、ステップS63において、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグを「1」にセットする。
一方、乗車完了時に後席のシートベルトが装着されていないと判断された場合には(ステップS61でNO)、ステップS64において、乗降時操作差異検出部7-11は、降車が完了した際に、後席のシートベルトが装着されているか否かを判断する。
そして、後席のシートベルトが装着されていないと判断された場合には(ステップS64でNO)、本処理を終了し、装着されていると判断された場合には(ステップS64でYES)、ステップS65において、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグを「2」にセットする。ここで、リマインド作動フラグは、警報レベルを示す数値であり、「2」の方が「1」よりも警報レベルが高く設定されている。
そして、図2のステップS24の処理おいて、リマインド作動フラグに応じた警報信号を警報器8に出力する。例えば、リマインド作動フラグが「1」の場合には、ブザー音による警報を出力し、リマインド作動フラグが「2」の場合には、より高い音量でブザー音による警報を出力することにより、それぞれの警報レベルに応じた報知を行うことが可能となる。
こうして、降車が完了した後においても後席のシートベルトが装着されている場合には、後席に物や人を置き忘れている可能性があるので、リマインド作動フラグを設定することにより、これを車両の乗員に報知し、置き忘れが発生していることに気づかせることができるのである。
このようにして、第4実施形態に係る車両用警報装置では、降車が完了した後に、後席のシートベルトが装着されている場合にはリマインド機能を作動させて、ドライバに警報を発するので、後席に物や人を(例えば、幼児)を置き忘れている可能性があることを報知することができ、車室内への置き忘れを防止することができる。
また、乗車完了時において後席シートベルトを装着している場合には、リマインド作動フラグを「1」にセットし、乗車完了時において後席シートベルトを装着していない場合(例えば、降車が完了した後に後席のシートベルトが装着された場合等)には、リマインド作動フラグを「2」にセットするので、乗車時、及び降車時におけるシートベルトの装着状態に応じた警報レベルでの報知が可能となる。
[第5実施形態の動作説明]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。図7は、第5実施形態に係る車両用警報装置の処理動作を示すフローチャートであり、前述した図2に示したフローチャートと対比して、ステップS12のドライバマニュアル設定処理、ステップS15のシートベルト内蔵センサ検出処理を追加した点で相違する。
以下、図2との相違点について説明する。ステップS12のドライバマニュアル設定処理では、例えば、車室内の座席にチャイルドシートを装着した場合には、該チャイルドシートの装着位置を読み込む。即ち、乗員がマニュアル操作によりチャイルドシートの装着位置を入力すると、この装着位置のデータは、図1に示す乗降時操作差異検出部7-11にて読み取られる。このマニュアル設定は、チャイルドシートを搭載する一番最初に設定するか、或いは、走行毎にドライバによる設定を受け付けても良い。
ステップS15のシートベルト内蔵センサ検出処理では、シートベルトに内蔵されているシートベルトON、OFF信号を検出する。具体的には、装着したチャイルドシートに内蔵されているシートベルトセンサ情報を検出するか、或いは、後席のシートベルトに内蔵された、シートベルトON、OFF信号を検出する処理を行う。
以下、図7のステップS21に示す乗降時操作差異判断処理の詳細な手順について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。初めに、ステップS71において、乗降時操作差異検出部7-11は、チャイルドシートの搭載位置を読み込む。その結果、例えば、リヤ左席、リヤ右等の座席位置が取得される。
ステップS72において、乗降時操作差異検出部7-11は、乗車時においてチャイルドシートが搭載された座席のドアが開閉されたか否かを判定する。そして、開閉されていない場合には(ステップS72でNO)、本処理を終了する。一方、開閉された場合には(ステップS72でYES)、ステップS73において、乗降時操作差異検出部7-11は、降車時においてチャイルドシートが搭載された座席のドアが開閉されたか否かを判定する。そして、開閉された場合には(ステップS73でYES)、本処理を終了し、開閉されていない場合には、ステップS74において、リマインド作動判断部7-12は、リマインド作動フラグをセットする。
その後、図7のステップS24の処理において、リマインド作動フラグが警報器8に出力され、警報器8による報知が行われる。
即ち、第5実施形態に係る車両用警報装置では、チャイルドシートを装着する座席が特定されている場合には、この座席をマニュアル操作で入力し、この座席のドアについてのみドア開閉の差異を検出して、幼児(或いは乳児)の置き去りを検出する。例えば、リヤ右席にチャイルドシートが装着されている場合には、リヤ右ドアにのみ注目し、乗車時にリヤ右ドアが開閉された場合で、降車時にこのリヤ右ドアが開閉されない場合には、リマインド作動フラグをセットすることにより、乗員への報知が可能となる。
このようにして、第5実施形態に係る車両用警報装置では、チャイルドシートを装着した座席をマニュアル操作にて設定し、この座席のドアの開閉状態を乗車時、及び降車時に検出して操作の差異に基づいて、リマインド作動フラグをセットする。従って、車両乗車時にチャイルドシートに幼児を乗せ、その後、降車時に幼児を降ろすことを忘れた場合であっても警報器8による報知が行われるので、乗員に対して幼児を置き去りにしていることを気づかせることができる。
また、マニュアル設定した座席についての乗降時の操作の差異が検出され、その他の座席については差異の検出処理が行われないので、演算負荷を軽減することが可能となる。
以上、本発明の車両用警報装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
本発明は、車室内に物や人を置き忘れた場合に、これを迅速に報知することに利用することができる。
1 キー
2 ドアスイッチ
3 エンジンECU
4 シフトレバー
5 シートベルトセンサ
6 車輪速センサ
7 コントローラ
7-1 キー操作検出部
7-2 ドア開閉操作検出部(乗降操作検出手段)
7-3 ドライバ乗車判断部
7-4 エンジン作動状態検出部
7-5 シフト位置検出部
7-6 シートベルト状態検出部(乗降操作検出手段)
7-7 走行状態判断部
7-8 走行開始終了判断部
7-9 ドライバ降車準備判断部
7-10 降車完了判断部
7-11 乗降時操作差異検出部(乗降時操作差異検出手段)
7-12 リマインド作動判断部(リマインド作動判断手段)
8 警報器(報知手段)

Claims (10)

  1. 車両から乗員が降車する際に、該車両の車室内に物や人を置き忘れたことを乗員に知らせる車両用警報装置において、
    乗員による車両乗降時の各種乗降操作を検出する乗降操作検出手段と、
    乗員が車両に乗車する際の、前記乗降操作検出手段にて検出される少なくとも一つの操作情報、及び、乗員が車両から降車する際の、前記乗降操作検出手段にて検出される少なくとも一つの操作情報を用いて、前記置き忘れが発生しているか否かを判断するリマインド作動判断手段と、
    前記リマインド作動判断手段にて置き忘れが発生していると判断された場合に、これを前記乗員に報知する報知手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用警報装置。
  2. 乗員が車両に乗車する際の、前記乗降操作検出手段にて検出される操作情報と、乗員が車両から降車する際の、前記乗降操作検出手段にて検出される操作情報との差異を検出する乗降時操作差異検出手段を更に備え、
    前記リマインド作動判断手段は、前記乗降時操作差異検出手段で検出された前記差異に基づいて、前記置き忘れが発生しているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の車両用警報装置。
  3. 前記乗降時操作差異検出手段は、乗員による乗車前のドアの開閉操作と、降車後のドアの開閉操作を比較し、これらの差異を検出することを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  4. 前記乗降時操作差異検出手段は、乗車時に任意のドアが開いてから閉じるまでの所要時間と、降車時に前記任意のドアが開いてから閉じるまでの所要時間の差異を検出することを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  5. 前記乗降時操作差異検出手段は、乗車時に一のドアが開いた後、他のドアが開くまでの所要時間と、降車時に前記一のドアが開いた後、前記他のドアが開くまでの所要時間の差異を検出することを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  6. 前記乗降時操作差異検出手段は、乗車時におけるシートベルトの装着情報と、降車時におけるシートベルトの装着情報に基づき、これらの差異を検出することを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  7. 予め乗員のマニュアル操作により入力される乗降操作情報を記憶し、
    前記乗降時操作差異検出手段は、前記乗降操作情報についての、車両乗車時における操作状態と、車両降車時における操作状態との差異を検出することを特徴とする請求項2に記載の車両用警報装置。
  8. 乗員が車両乗車前に車両のキーロックを解除してから、エンジンを始動して走行を開始するまでに行った操作を、乗員が乗車する際の操作情報とし、
    車両が停止してからエンジンが停止し、キーロックをするまでに行った操作を、前記乗員が降車する際の操作情報とすることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の車両用警報装置。
  9. 前記報知手段は、前記リマインド作動判断手段にて置き忘れが発生していると判断された際に、降車時におけるキーロック操作を無効にすることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の車両用警報装置。
  10. 前記報知手段は、前記リマインド作動判断手段にて置き忘れが発生していると判断された際に、降車後に室内灯を点灯させることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の車両用警報装置。
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