JP2022182338A - 車両の置去警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両での子供といった乗員の置去について、その置去についての警報出力を状況に応じて適切に出力するようにする。【解決手段】車両1の置去警報装置20は、車両1の車室3にいる乗員を含む乗車物を検出する乗車物検出部41と、車両1からドライバが降車した後に車室3に乗員が残っている場合にドライバ11を含む複数の人の携帯端末63への置去警報の出力を制御する警報制御部31と、を有する。警報制御部31は、車両1からドライバ11が降車した場合に、乗車物検出部41により車室3に残る乗員を検出させ、ドライバ11の降車後の車室3に乗員が残っている場合に、降車したドライバ11の携帯端末80が車室3に残っているか否かを判断し、降車したドライバ11の携帯端末80が車室3に残っているか否かに応じて、ドライバ11の携帯端末80を含む複数の人の携帯端末63への置去警報の出力を切り換える。【選択図】図7

Description

本発明は、車両の置去警報装置に関する。
自動車といった車両では、ドライバが降車した後に、車室にたとえば子供といった他の乗員が残っていることがある。このような乗員の置去が生じていることをドライバが忘れて、乗員の置去状態が炎天下において長時間にわたって放置されると、放置されている乗員に影響を与える可能性がある。特に、乳幼児などが眠っている間にドライバが降車してしまうと、放置の影響が乳幼児の健康に影響を与える可能性がある。
このため、特許文献1では、車両とドライバの携帯端末とを連携させて、子供が車室に残されている場合には、所定の条件の下において携帯端末への置去警報を所定回数で繰り返すこと、さらには所定回数での携帯端末への置去警報の後において応答がなければ置去警報のための緊急通報を実行すること、を開示する。このような置去警報が実行されることにより、自動車の車室に子供が長期間にわたって放置されることが起き難くなる。
特開2017-139739号公報
しかしながら、特許文献1での置去についての警報出力は、上述するように一定の固定的でかつ画一的な警報出力となっている。
この場合、たとえばドライバが自身の携帯端末を車室に置き忘れていたときには、ドライバに対して置去警報を届けることができない。
このように車両では、子供といった乗員の置去について、その置去についての警報出力を状況に応じて適切に出力するようにすることが求められる。
本発明に係る車両の置去警報装置は、車両の車室にいる乗員を含む乗車物を検出する乗車物検出部と、前記車両からドライバが降車した後に前記車室に乗員が残っている場合にドライバを含む複数の人の携帯端末への置去警報の出力を制御する警報制御部と、を有し、前記警報制御部は、前記車両からドライバが降車した場合に、前記乗車物検出部により前記車両の車室に残る乗員を検出させ、ドライバの降車後の前記車室に乗員が残っている場合に、降車したドライバの携帯端末が前記車室に残っているか否かを判断し、降車したドライバの携帯端末が前記車室に残っているか否かに応じて、ドライバの携帯端末を含む複数の人の携帯端末への置去警報の出力を切り換える。
好適には、前記警報制御部は、降車したドライバの携帯端末に対して音声による呼掛を実行し、音声による呼掛に対して応答がある場合には、降車したドライバの携帯端末が前記車室に残っていると判断する、とよい。
好適には、前記警報制御部は、降車したドライバの前記携帯端末が前記車室に残っていない場合には、複数の人の前記携帯端末の中の、降車したドライバの前記携帯端末へ置去警報を出力する、とよい。
好適には、前記警報制御部は、降車したドライバの前記携帯端末が前記車室に残っている場合には、複数の人の前記携帯端末の中の、降車したドライバの前記携帯端末を除外した他の携帯端末へ置去警報を出力する、とよい。
好適には、前記警報制御部は、降車したドライバ以外の人の他の前記携帯端末への置去警報の出力に対して応答がある場合には、応答があった他の前記携帯端末と通信して、ドライバの降車後に前記車室に残っている乗員に対する救助制御を実行する、とよい。
好適には、前記警報制御部は、応答があった他の前記携帯端末から、端末位置を取得し、取得した端末位置と前記車両の自車位置とを比較し、取得した端末位置が前記車両の自車位置に接近している場合には、前記車両のドアロックを解除する、とよい。
本発明では、警報制御部は、車両からドライバが降車した場合に、乗車物検出部により車両の車室に残る乗員を検出させ、ドライバの降車後の車室に乗員が残っている場合に、降車したドライバの携帯端末が車室に残っているか否かを判断する。そして、警報制御部は、降車したドライバの携帯端末が車室に残っているか否かに応じて、ドライバの携帯端末を含む複数の人の携帯端末への置去警報の出力を切り換える。
このように本発明では、警報制御部による携帯端末への置去警報の出力処理が、降車したドライバの携帯端末を含む複数の人の携帯端末の間で切り替わる。本発明では、たとえばドライバが自身の携帯端末を車室に置き忘れている状況であったとしても、それを判断して、他の人の携帯端末へ置去警報を出力して、降車したドライバ以外の他の人に対して置去についての警報を適切に出力できることが期待できる。
図1は、本発明の実施形態に係る置去警報装置が適用される自動車の模式的な平面図である。 図2は、図1の自動車の模式的な縦断面図である。 図3は、図1の自動車において、置去警報装置として機能する制御システムの説明図である。 図4は、図3のミリ波センサの検出レベルに基づく車内物の種類判定方法の説明図である。 図5は、図3の車内物監視装置のメモリに記録される緊急連絡先リストの説明図である。 図6は、図4の車内物監視装置のCPUによる、事前置去警報制御のフローチャートである。 図7は、図4の車内物監視装置のCPUによる、置去警報制御のフローチャートである。 図8は、図7の置去警報制御により、ドライバの携帯端末に表示される警報画面の一例の説明図である。 図9は、図7の置去警報制御により、ドライバ以外の人の携帯端末に表示される警報画面の一例の説明図である。 図10は、図4の車内物監視装置のCPUによる、救助制御のフローチャートである。 図11は、図10の救助制御により、ドライバ以外の人の携帯端末に表示される救助画面の一例の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る置去警報装置が適用される自動車1の模式的な平面図である。
図2は、図1の自動車1を、自動車1の車幅方向の中央位置Y0で切断した模式的な縦断面図である。
自動車1は、車両の一例である。自動車1の動力源は、ガソリンやエタノールを燃焼する内燃機関、蓄電電力などを用いる電気モータ、水素を用いる動力源、または、これらの組み合わせでよい。
図1から図2に示す自動車1は、車体2を有する。車体2には、複数の乗員が乗車可能な車室3を有する。車室3には、自動車1の前後方向に並ぶ複数のシート4~6が設けられる。図1の自動車1の複数のシート4~6は、前から順番に、ドライバ11または同乗者12が着座可能な前列の複数のシート4,5、複数の乗員が自動車1の車幅方向に並んで着座可能な後列のシート6、である。後列のシート6の後側には、荷室が設けられる。前列の複数のシート4,5の前には、ダッシュボード7が設けられる。
ドライバ11は、不図示の右前ドアを開閉して車室3に入って前列のドライバ11用のシート4に着座し、右前ドアを開閉して車室3から退出する。
同乗者12は、たとえば不図示の左前ドアを開閉して車室3に入って前列の同乗者12用のシート5に着座し、左前ドアを開閉して車室3から退出する。
子供13は、たとえば不図示の右後ドアまたは左後ドアを開閉して車室3に入って後列のシート6に着座し、右後ドアまたは左後ドアを開閉して車室3から退出する。たとえば乳幼児のように介助が必要な場合、ドライバ11や同乗者12といった大人は、右後ドアまたは左後ドアを開閉して、後列のシート6にチャイルドシート14を装着し、チャイルドシート14に乳幼児を載せる。なお、子供13は、前列の同乗者12用のシート5に着座してもよい。同乗者12は、後列のシート6に着座してもよい。
シート4~6に直接に着座する大人や子供13は、不図示のシートベルトを装着する。これにより、乗員は、上体をシート4~6のバックレストに寄り掛けた状態で、シート4~6に着座する。シート4~6に着座している乗員の着座位置は、基本的に一定の範囲に収まる。
そして、自動車1は、ドライバ11や同乗者12を含む乗員が車室3のシート4~6に着座するように乗車している状態において、ドライバ11の運転操作、運転支援、または自動運転により走行する。
このような自動車1では、たとえば、走行中において車室3にいるドライバ11を含む乗員を監視し、ドライバ11の降車後に車室3に残る子供13といった乗員についての置去を監視したり、することが望ましい。
図3は、図1の自動車1において、置去警報装置として機能する制御システム20の説明図である。
自動車1の置去警報装置は、ドライバ11の降車後に車室3に残る子供13といった乗員についての置去を監視して警報を出力することができる。
図3の制御システム20は、車内物監視装置21、ドライバモニタ装置(DMS)22、センサ装置23、ユーザインタフェース装置(UI装置)24、出力装置25、空調装置26、外通信装置27、および、これらが接続される車内ネットワーク28、を有する。
車内ネットワーク28は、自動車1のためのたとえばCAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)に準拠した有線の通信ネットワークでよい。車内ネットワーク28は、LANなどの通信用ネットワークでも、これらを組み合わせたものであってもよい。車内ネットワーク28の一部には、無線方式の通信ネットワークが含まれてよい。車内ネットワーク28に接続される上述した各種の装置21~27は、たとえば装置毎のIDを付加した暗号化パケットを送受することにより、相互にデータを入出力することができる。
ドライバモニタ装置22には、車内カメラ42が接続される。車内カメラ42は、たとえば車室3にいる主にドライバ11を撮像可能となるように、車室3を前から撮像するようにたとえばダッシュボード7に設けられてよい。ドライバモニタ装置22に接続される車内カメラ42は、複数で設けられてよい。複数の車内カメラの一方の車内カメラは、主にドライバ11を撮像するように設けられ、他方の車内カメラは、車室3を全体的に広角に撮像するものとしてよい。ドライバモニタ装置22には、さらに赤外線などを出力するLEDが接続されてよい。ドライバモニタ装置22は、車内カメラ42の撮像画像に基づいて、自動車1のドライバ11といった乗員を識別し、乗員の状態を監視してよい。ドライバモニタ装置22は、乗員の状態の顔や目の向きにより、わき見、居眠りなどの状態を監視してよい。赤外線を乗員に対して照射することにより、乗員の静脈パターンを撮像でき、ドライバモニタ装置22は脈拍といった情報を生成することが可能になる。ドライバモニタ装置22は、車内カメラ42による車室3の撮像画像、それに基づく情報を、車内ネットワーク28を通じて他の装置へ出力してよい。
センサ装置23には、イグニションスイッチ43、ドア開閉センサ44、ドアロックセンサ45、GNSS受信機46、加速度センサ47、といった自動車1に設けられる各種のセンサが接続される。なお、たとえばGNSS受信機46といった一部のセンサは、車内ネットワーク28に直接に接続されてよい。
イグニションスイッチ43は、ドライバ11が自動車1を走行させる場合に操作するトグルスイッチである。イグニションスイッチ43が1回操作されると、自動車1の動力源が作動状態または作動可能状態になる。自動車1の動力源が作動状態または作動可能状態にある場合、自動車1はその動力により走行可能となる。イグニションスイッチ43が2回操作されると、自動車1の動力源が停止状態になる。
ドア開閉センサ44は、自動車1の不図示のドアの開閉を検出する。ドア開閉センサ44は、自動車1に設けられる複数のドアごとに設けられてよい。乗員は、自動車1から乗降する場合、ドアを開いて閉じる。ドア開閉センサ44は、ドアの開閉操作を検出する。
ドアロックセンサ45は、自動車1の不図示のドアのロック状態を検出する。ドアロックセンサ45は、ドアロッカとともに、自動車1に設けられる複数のドアごとに設けられてよい。ドアロッカは、自動車1のドアを開閉操作できないようにロックする。ドアロックセンサ45は、ドアロッカのロック状態と非ロック状態とを検出してよい。
GNSS受信機46は、不図示のGNSS衛星の電波などを受信して、GNSS受信機46の位置を、GNSS受信機46が設けられる自動車1の自車位置として生成する。GNSS受信機46は、自車位置とともに、GNSS衛星の電波に基づく正確な時刻情報を生成してよい。
加速度センサ47は、自動車1に作用する加速度を検出する。加速度センサ47は、自動車1の前後方向、上下方向、車幅方向の3軸の加速度を検出してよい。加速度センサ47は、3軸の加速度の検出に基づいて、自動車1のヨー加速度、ピッチ加速度、ロール加速度、ヨー速度、ピッチ速度、ロール速度、を生成してよい。
センサ装置23は、接続されているセンサ43~47から検出値を取得し、検出値またはそれに基づく情報を、車内ネットワーク28を通じて他の装置へ出力してよい。
ユーザインタフェース装置24には、スピーカ48、マイクロホン49、が接続される。ユーザインタフェース装置24には、この他もタッチ式表示デバイス、各種のスイッチが接続されてよい。スピーカ48は、車室3へ向けて音声などを出力する。マイクロホン49は、車室3の音を収集する。タッチ式表示デバイスは、乗員が操作可能な画面を表示する。ユーザインタフェース装置24は、マイクロホン49が収集した音のデータを、車内ネットワーク28を通じて他の装置へ出力してよい。
出力装置25には、自動車1のホーン50、ウィンカ51、ヘッドライト52、メータ液晶パネル53、が接続される。ホーン50、ウィンカ51、およびヘッドライト52は、自動車1の車体2の外表面に設けられる。出力装置25には、この他にも、自動車1の車体2の外表面に設けられる自動運転ランプなどが接続されてよい。メータ液晶パネル53は、ダッシュボード7においてドライバ11の前側に設けられ、ドライバ11に自動車1の走行情報を表示する。
空調装置26は、自動車1のたとえば車室3の温度が設定温度となるように、車室3を空調する。
外通信装置27は、自動車1の外にある基地局61と通信路を確立し、基地局61に接続されているサーバ装置62や携帯端末63との間で無線データを送受する。無線通信の規格には、たとえばIMT-2020(International Mobile Telecommunications-2020)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11ax、がある。基地局61は、携帯端末63のキャリアによる基地局61であっても、高度交通システム(ITS)などのための基地局61であってもよい。サーバ装置62は、たとえば自動車の製造会社、携帯電話のキャリア、自動車のサービス会社、警察、消防、病院などの公共サービス機関、民間サービス機関などが使用する、通信機能を備えるコンピュータ装置でよい。たとえば公共サービス機関は、サーバ装置62が自動車1の外通信装置27から緊急通報を受信すると、緊急出動をして乗員を救護する。携帯端末63は、たとえば自動車1のドライバ11、同乗者12、その他の人が使用する、通信機能を備える携帯可能なコンピュータ装置でよい。
サーバ装置62または携帯端末63には、基地局61を通じて自動車1に設けられる置去警報装置との間で通信が可能なアプリケーションプログラムが実行可能にインストールされてよい。
サーバ装置62または携帯端末63と置去警報装置として機能する制御システム20とは、自動車1での乗員の置去を通知するシステム60を実現する。
車内物監視装置21は、たとえばCPU31、メモリ32、タイマ33、入出力部34、および、これらが接続される内部バス35、を有する。内部バス35には、ミリ波センサ41が接続される。
なお、上述した各種装置22~27も、車内物監視装置21と同様にCPU、メモリ、タイマ、入出力部、および、これらが接続される内部バス、を有してよい。
また、通信機能を備えるコンピュータ装置であるサーバ装置62または携帯端末63も、車内物監視装置21と同様にCPU、メモリ、タイマ、外通信装置、および、これらが接続される内部バス、を有してよい。
入出力部34は、車内ネットワーク28に接続される。入出力部34は、車内物監視装置21のCPU31が送信しようとするデータを含む、送信先の装置のIDを付加した暗号化パケットを、車内ネットワーク28へ出力する。入出力部34は、車内ネットワーク28を監視し、自分のIDが送信先として付加されている自分宛ての暗号化パケットを、車内ネットワーク28から取得する。入出力部34は、取得したデータを、CPU31へ出力する。
タイマ33は、時間、時刻を計測する。タイマ33の時刻は、GNSS受信機46により生成される時刻により校正されてよい。タイマ33は、たとえばプログラム実行周期などを計測して、実行周期などを計測するたびに割込信号をCPU31へ出力してよい。
ミリ波センサ41は、図1に示すように車室3の前上部に、たとえば所謂オーバヘッドコンソールに設けられる。ミリ波センサ41は、たとえばミリ波を送信する2つの送信アンテナと、ミリ波を受信する4つの受信アンテナとを備えてよい。この場合、ミリ波センサ41は、8チャネルとなる。また、ミリ波の周波数は、24GHz帯であっても、60GHz帯であっても、74GHz帯であってもよい。
ミリ波センサ41は、車室3の前上部から、後下方向を中心とする所定範囲へ、ミリ波を出力する。ミリ波は、金属板で構成されていない前側のシート4,5のバックレストを透過し、金属板を用いる後側のシート6のバックレストで反射する。ミリ波センサ41は、たとえばミリ波で車室3を車幅方向へスキャンすることにより、車室3の略全体において反射されたミリ波の反射波を、たとえば前側のシート4,5の後側となる後側のシート6の足元における反射波や、後側のシート6の後側の荷室における反射波などを含んで、受信することができる。ミリ波の反射波には、人体が存在する場合、荷物が存在する場合、それらが存在しない場合とは異なる成分が含まれる。また、反射波の成分が増加することにより、反射波の検出レベルは高くなる。
このようにミリ波センサ41は、自動車1の車室3へ向けてミリ波の電波を出力して、自動車1の車室3にいる乗員または荷物といった車内物によるミリ波の反射波を検出できる。
メモリ32は、CPU31が実行するプログラム、プログラムの実行に使用するデータ、プログラムの実行により生成されるデータ、を記録する。メモリ32は、RAMといった揮発性メモリと、SSDやHDDといった不揮発性メモリと、で構成されてよい。
CPU31は、メモリ32からプログラムを読み込んで実行する。これにより、車内物監視装置21には、その動作を全体的に制御する制御部が実現される。
車内物監視装置21の制御部としてのCPU31は、ミリ波センサ41を作動させて、ミリ波センサ41によるミリ波の反射波の検出レベルに基づいて、車室3に存在する乗員や荷物といった車内物を検出してよい。CPU31は、また、検出した車内物の状態や存否を監視してよい。
この際、CPU31は、ミリ波センサ41から出力するミリ波の周波数を、予め設定されている複数の中から選択して切り替えてよい。低い周波数のミリ波は、遮蔽に強い。高い周波数のミリ波は、乗員の胸部の動きを検出可能である。乗員の胸部の表面は、呼吸に応じて変動する。
CPU31は、ミリ波の反射波の検出レベルと閾値との比較判断により、自動車1の車室3にいる車内物の種類を判定してよい。
図4は、図3のミリ波センサ41の検出レベルに基づく車内物の種類判定方法の説明図である。
図4の縦軸は、ミリ波センサ41による反射波の検出レベルである。横軸は、車内物の種類である。ここでは、荷物、子供13、大人の3種類の車内物が示されている。
荷物による反射波の検出レベルの範囲と、子供13による反射波の検出レベルの範囲と、大人による反射波の検出レベルの範囲とは、図4に示すように相互に分離し得る。
したがって、CPU31は、荷物による反射波の検出レベルと子供13による反射波の検出レベルとの間の低閾値により、荷物と子供13とを判別できる。
また、CPU31は、子供13による反射波の検出レベルと大人による反射波の検出レベルとの間の高閾値により、子供13と大人とを判別できる。
なお、低閾値および高閾値は、固定値としても、状況などに応じて変動させてもよい。
CPU31は、乗車物検出部として、ミリ波センサ41を用いて自動車1の車室3にいる乗員を含む乗車物を検出できる。
また、図3の車内物監視装置21のCPU31は、ミリ波での子供13といった乗員の置去を判定し、置去にされている乗員がいることをドライバ11へ警報出力してよい。ドライバ11に対する置去警報の出力には、たとえば、メータ液晶パネル53への置去警報の出力、ホーン50からの置去警報の出力、ドライバの携帯端末63への置去警報の出力などが想定し得る。また、CPU31は、置去警報の出力の1つとして、公共サービス機関などのサーバ装置62に対して緊急通報を出力してよい。CPU31は、警報制御部として、自動車1からドライバ11が降車した後に車室3に乗員が残っている場合にドライバの携帯端末63への置去警報の出力を含む複数の警報出力を実行することになる。
ただし、ドライバ11が自動車1から既に遠く離れているタイミングにおいて、メータ液晶パネル53へ置去警報を出力したり、ホーン50から置去警報を出力したりしても、ドライバ11には置去警報が届かない。また、ドライバ11が携帯端末63を、車室3に置去している場合、携帯端末63へ置去警報を出力しても、ドライバ11には置去警報が届かない。これらの場合、ドライバ11は、車室3に置去にされている乗員について対応することはできない。この場合、公共サービス機関などのサーバ装置62への緊急通報が、唯一の対応可能な手段となってしまう。公共サービス機関などの負担は大きくなる。通報件数が増加すれば、公共サービス機関などが適切に対応できなくなる可能性もある。
このため、乗員の置去警報を出力するCPU31は、出力する警報について改善することが重要である。
図5は、図3の車内物監視装置21のメモリ32に記録される緊急連絡先リストの説明図である。
CPU31は、図5の緊急連絡先リストに基づいて、少なくともドライバ11を含む複数の人の携帯端末63への置去警報の出力を含む複数の警報出力を実行することができる。
メモリ32に記録される緊急連絡先リストは、置去警報の出力先ごとのレコードを有する。各レコードは、通報順、通報手段、通報内容、取得情報、を含む。図5には、各レコードの対象例が追加されている。
第一行目のレコードは、自動車1の第一ドライバのものである。第一ドライバには、第1番目の通知順が割り当てられている。そして、第一ドライバに対しては、ドライバの携帯端末63で実行されるアプリケーションプログラムとの通信により、自動車1の自車位置、置去の詳細情報(車室3の撮像画像)、などを通報するように設定されている。
第2行目のレコードは、自動車1の第二ドライバのものである。第二ドライバには、第2番目の通知順が割り当てられている。そして、第二ドライバに対しては、ドライバの携帯端末63で実行されるアプリケーションプログラムとの通信により、自動車1の自車位置、置去の詳細情報(車室3の撮像画像)、などを通報するように設定されている。
第3行目のレコードは、自動車1の同乗者12のものである。同乗者12には、第3番目の通知順が割り当てられている。そして、同乗者12に対しては、同乗者12の携帯端末63で閲覧可能な電子メールの通信により、自動車1の自車位置、置去の詳細情報(車室3の撮像画像)、などを通報するように設定されている。
第5行目のレコードは、第一緊急通報先(緊急通報1)のものである。そして、第一緊急通報先に対しては、電話発呼により、自動車1の自車位置、置去の概略情報、緊急連絡先リストに含まれている上述した第一ドライバなどの連絡先、などを通報するように設定されている。
第6行目のレコードは、第二緊急通報先(緊急通報2)のものである。そして、第二緊急通報先に対しては、サーバ装置62との所定の通信により、自動車1の自車位置、置去の詳細情報(車室3の撮像画像、置去にされている乗員の呼吸や脈拍といった生体情報)、緊急連絡先リストに含まれている上述した第一ドライバなどの連絡先、などを通報するように設定されている。
図6は、図4の車内物監視装置21のCPU31による、事前置去警報制御のフローチャートである。
CPU31は、乗員の置去の警報制御部として、図6の制御を繰返し実行する。
ステップST1において、車内物監視装置21のCPU31は、自動車1の走行が終了して自動車1の動力源であるエンジンが停止されたか否かを判断する。CPU31は、たとえば、動作していたエンジンを停止するためにイグニションスイッチ43が操作されたか否かに基づいて、エンジンが停止されたか否かを判断してよい。エンジンが停止された場合、CPU31は、処理をステップST2へ進める。エンジンが停止されていない場合、CPU31は、本制御を終了する。
ステップST2において、車内物監視装置21のCPU31は、実際に乗員が車室3に置去により残されているか否かにかかわらず、ダッシュボード7においてドライバ11の前側に設けられるメータ液晶パネル53へ置去警報を出力する。車内物監視装置21のCPU31は、入出力部34、車内ネットワーク28を通じて出力装置25へ置去警報を出力する。出力装置25は、置去警報を取得して、メータ液晶パネル53に置去警報を表示する。これにより、自動車1の走行が終了してエンジンを停止させたドライバ11は、降車する前に、乗員などの置去が起きないように注意が喚起され得る。その後、CPU31は、本制御を終了する。
図7は、図4の車内物監視装置21のCPU31による、置去警報制御のフローチャートである。
CPU31は、乗員の置去の警報制御部として、図7の制御を繰返し実行する。
ステップST11において、CPU31は、ドライバ11が降車したか否かを判断する。CPU31は、たとえば、動作していたエンジンを停止するためにイグニションスイッチ43が操作されて図6のステップST2の処理が実行され、さらにドア開閉センサ44がドライバ11用のドアの開閉操作を検出しまたはドアロックセンサ45がドアロックの解除状態を検出している場合に、ドライバ11が降車したと判断してよい。CPU31は、ドライバ11が降車したと判断するまで、本処理を繰り返す。ドライバ11が降車すると、CPU31は、処理をステップST12へ進める。
ステップST12において、CPU31は、ドライバ11が降車した後の車室3に乗員が残されているかを確認するために、乗員の検出処理(乗車物の検出処理)を実行する。車内物監視装置21のミリ波センサ41は、ドライバ11が降車した後の車室3へミリ波を出力し、車室3での反射波を検出する。CPU31は、たとえば図4に示すようにミリ波センサ41の検出レベルと閾値との比較に基づいて、ドライバ11が降車した車室3に残っている乗員といった車内物の有無、および車内物の種類を判定する。
ステップST13において、CPU31は、ステップST12の検出結果に基づいて、乗員の置去の有無を判断する。ステップST12においてたとえば子供13といった乗員が残っていると判定されている場合、CPU31は、乗員が置去されていると判断し、処理をステップST14へ進める。乗員が残っていない場合、CPU31は、本制御を終了する。
ステップST14において、CPU31は、ドライバ11の降車後の車室3に乗員が置去されていると判断したことに基づいて、降車したドライバ11に対するホーン50警報を出力する。出力装置25は、CPU31の指示に基づいて、ホーン50を作動させて置去警報のための音を出力する。降車したドライバ11が自動車1の近くにいる場合、ホーン50の音を聞き、置去の可能性について気付くことができる。
ステップST15において、CPU31は、後述する図8に示すドライバの携帯端末80(ドライバ端末)への音声による呼掛けを実行して、その応答の有無を確認する。ユーザインタフェース装置24は、CPU31の指示に基づいて、スピーカ48から音声による呼掛を出力する。出力する音声は、ドライバの携帯端末80にインストールされているアシスタントアプリケーションが自動応答できる所定の呼掛メッセージでよい。出力する音声は、ユーザインタフェース装置24において合成されたものでも、ドライバ11の呼掛を録音したものでもよい。これにより、CPU31は、降車したドライバの携帯端末80に対して、音声による呼掛を実行する。ドライバ11の降車後の車室3に、降車したドライバの携帯端末80が残っている場合、ドライバの携帯端末80は、音声による呼掛けに対して応答音を出力する。ユーザインタフェース装置24は、音声による呼掛をスピーカ48から出力した後、マイクロホン49の入力音を監視し、ドライバの携帯端末80の応答音を検出できる。ユーザインタフェース装置24は、ドライバの携帯端末80の応答音の有無についての検出結果を、CPU31へ出力する。
ステップST16において、CPU31は、ドライバの携帯端末80が車室3に置去にされているか否かを判断する。ステップST15のドライバの携帯端末80への音声による呼掛け出力に対して応答音が検出されていない場合、CPU31は、降車したドライバの携帯端末80が車室3に置去にされていないと判断し、処理をステップST17へ進める。CPU31は、ステップST15のドライバの携帯端末80への音声による呼掛け出力に対して応答音が検出されている場合、降車したドライバの携帯端末80が車室3に置去にされて残っていると判断し、処理をステップST21へ進める。これにより、CPU31は、ドライバ11の降車後の車室3に乗員が置去されている場合において、ドライバの携帯端末80が車室3に置去にされているか否かを判断できる。
ステップST17から、CPU31は、ドライバの携帯端末80が車室3に置去にされていない場合での置去警報の出力処理を開始する。この場合、ドライバ11は、高い確率で、携帯端末63を持って降車していると考えられる。CPU31は、メモリ32の緊急連絡先リストからドライバ11のレコードを読み込み、降車したドライバの携帯端末80へ置去警報を出力する。外通信装置27は、CPU31の指示に基づいて、基地局61を通じて、ドライバの携帯端末80へ、置去警報を送信する。ドライバの携帯端末80は、置去警報を受信し、たとえば置去警報についてのドライバ11操作があると確認応答を返す。外通信装置27は、ドライバの携帯端末80からの応答の有無を、CPU31へ出力する。
ステップST18において、CPU31は、置去警報を出力したドライバの携帯端末80からの応答の有無を判断する。ドライバの携帯端末80からの応答がない場合、CPU31は、処理をステップST19へ進める。ドライバの携帯端末80からの応答があると、CPU31は、本制御を終了する。
ステップST19において、CPU31は、ドライバの携帯端末80へ置去警報を出力してからの所定の待ち時間が経過したか否かを判断する。タイマ33は、ドライバの携帯端末80へ置去警報を出力してからの経過時間を計測し、所定の待ち時間が経過すると、CPU31へタイマ33割込みを出力する。タイマ33からの割り込みがない場合、すなわち所定の待ち時間が経過していない場合、CPU31は、処理をステップST18へ戻す。これにより、CPU31は、所定の待ち時間において、ドライバの携帯端末80からの応答を待ち続けることができる。待ち時間が経過すると、CPU31は、処理をステップST20へ進める。
ステップST20において、CPU31は、ドライバ11からの応答が得られないため、緊急措置として、メモリ32の緊急連絡先リストから緊急通報先のレコードを読み込み、置去についての緊急通報を、サーバ装置62などへ出力する。CPU31は、警報制御部として、降車したドライバの携帯端末80への警報出力に対して所定の待ち時間の間に応答がない場合には、置去警報のための緊急通報を出力する。外通信装置27は、CPU31の指示に基づいて、基地局61を通じて、たとえばサーバ装置62へ置去についての緊急通報を出力する。サーバ装置62を使用するたとえば公共サービス機関は、サーバ装置62が自動車1の外通信装置27から緊急通報を受信すると、緊急出動をして乗員を救護する。その後、CPU31は、本制御を終了する。
ステップST21から、CPU31は、ドライバの携帯端末80が車室3に置去にされている場合での置去警報の出力処理を開始する。CPU31は、メモリ32から、図5の緊急連絡先リストを読み込んで取得する。
ステップST22において、CPU31は、取得した緊急連絡先リストに含まれる複数の他の携帯端末90の位置を確認する。緊急連絡先リストにおいて、ドライバの携帯端末80以外の他の携帯端末90の位置は、各々の他の携帯端末90から送信される最新の位置情報により更新されていてよい。CPU31は、位置情報が不足する他の携帯端末90、または位置情報を取得してから期間が経過している他の携帯端末90について、新たな位置情報を取得する処理を、必要に応じて実行してよい。
ステップST23において、CPU31は、携帯端末63の位置情報に基づいて、緊急連絡先リストに含まれる複数の携帯端末63について、除外するものや、警報する順番を決定する。CPU31は、たとえばGNSS受信機46による自動車1の自車位置と各携帯端末63の位置との距離が近い順番で、警報する順番を決定してよい。CPU31は、一定以上の距離で離れている携帯端末63や、位置情報が得られない携帯端末63について、今回の通報対象から除外してよい。
ステップST24において、CPU31は、ステップST23で決定した順番で、緊急連絡先リストに含まれるドライバの携帯端末80以外の他の携帯端末90へ置去警報を出力する。外通信装置27は、CPU31の指示に基づいて、基地局61を通じて、ドライバ11以外の人の他の携帯端末90へ、置去警報を送信する。ドライバ以外の人は、他の携帯端末90により置去警報を受信し、置去警報に対する操作を行う。外通信装置27は、ドライバ以外の人の他の携帯端末90からの応答の有無を、CPU31へ出力する。
ステップST25において、CPU31は、置去警報を出力した他の携帯端末90からの応答の有無を判断する。なお、CPU31は、ステップST19と同様に、置去警報を出力した他の携帯端末90からの応答について待ち時間の経過を待ってよい。置去警報を出力した他の携帯端末90からの応答がない場合、CPU31は、処理をステップST26へ進める。他の携帯端末90からの応答があると、CPU31は、処理をステップST27へ進める。
ステップST26において、CPU31は、緊急連絡先リストに含まれる未処理の他の携帯端末90の有無を判断する。緊急連絡先リストに含まれるすべての他の携帯端末90に対して置去警報を出力し終えていない場合、または除外した以外のすべての他の携帯端末90に対して置去警報を出力し終えていない場合、CPU31は、未処理の他の携帯端末90が残っていると判断して、処理をステップST24へ戻す。CPU31は、未処理の他の携帯端末90が無くなるまで、ステップST24からステップST26の処理を繰り返す。未処理の他の携帯端末90がなくなると、CPU31は、処理をステップST20へ進める。これにより、CPU31は、警報制御部として、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っている場合には、降車したドライバ以外の人の他の携帯端末90へ置去警報を出力する。また、CPU31は、警報制御部として、図9に後述するように降車したドライバ以外の人の携帯端末90への置去警報の出力に対して所定の待ち時間の間に応答がない場合には、置去警報のための緊急通報を出力する。
ステップST27において、CPU31は、救助者を設定する。CPU31は、自動車1走行開始時の設定ではドライバ11に設定されているメモリ32の救助者設定を、応答があった他の携帯端末90の人に変更する。その後、CPU31は、本制御を終了する。CPU31は、警報制御部として、降車したドライバ以外の人の他の携帯端末90への置去警報の出力に対して応答がある場合には、置去警報のための緊急通報を出力することなく図7の制御を終了する。
このように車内物監視装置21のCPU31は、警報制御部として、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っているか否かに応じて、降車したドライバの携帯端末80を含む複数の人の内での携帯端末63への置去警報の出力先、置去警報のための緊急通報の出力の有無、を切り換える。具体的には、CPU31は、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っていない場合には、複数の人の携帯端末63の中の、降車したドライバの携帯端末80のみへ置去警報を出力し、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っている場合には、複数の人の携帯端末63の中の、降車したドライバの携帯端末80を除外した他の携帯端末90へ順番に置去警報を出力する。これにより、緊急通報に対応できないと予想されるドライバ11への緊急通報を不要に出力しないようにしつつも、ドライバ以外の人についても緊急通報の出力対象とすることにより、CPU31が置去警報のための緊急通報を出力する回数を抑制でき、緊急通報先の対応負担を軽減できる。
なお、上述した説明では、CPU31は、自動車1のメータ液晶パネル53への置去警報の出力と、自動車1のホーン50による置去警報の出力とについては、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っているか否かによらずに常に出力している。これとは異なり、CPU31は、これらについても降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っているか否かに応じて出力を切り換えるようにしてもよい。また、CPU31は、複数の置去警報の出力順および要否を、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っているか否かに応じて切り換えるようにしてもよい。
図8は、図7の置去警報制御により、ドライバの携帯端末80に表示される警報画面81の一例の説明図である。
車内物監視装置21のCPU31は、図7のステップST17において、図8の置去警報の警報画面81を、ドライバの携帯端末80へ送信する。
図8の置去警報の警報画面81には、ドライバ11の降車後の車室3を車内カメラ42で撮像した撮像画像82とともに、置去状況を確認して了解した場合に操作される了解ボタン83、が表示される。
ドライバの携帯端末80は、ドライバ11により了解ボタン83が操作されると、置去状況を確認して了解したことを示す応答を、基地局61および外通信装置27を通じて、車内物監視装置21へ返す。車内物監視装置21のCPU31は、この応答を、ステップST18の応答判断に用いてよい。
図9は、図7の置去警報制御により、ドライバ以外の人の携帯端末90に表示される警報画面91の一例の説明図である。
車内物監視装置21のCPU31は、図7のステップST24において、図9の置去警報の警報画面91を、ドライバ以外の人の他の携帯端末90へ送信する。
図9の置去警報の警報画面91には、ドライバ11の降車後の車室3を車内カメラ42で撮像した撮像画像92とともに、置去状況に対する救助を了解した場合に操作される救助了解ボタン95、が表示される。
また、図9の置去警報の警報画面91には、ドライバの携帯端末80への連絡が届かない可能性があることを通知するメッセージ93と、自動車1の現在の自車位置94と、が併せて表示される。
ドライバ以外の人の携帯端末90は、救助了解ボタン95が操作されると、置去状況を確認して救助を了解したことを示す応答を、基地局61および外通信装置27を通じて、車内物監視装置21へ返す。車内物監視装置21のCPU31は、この応答を、ステップST25の応答判断に用いてよい。
図10は、図4の車内物監視装置21のCPU31による、救助制御のフローチャートである。
CPU31は、乗員の置去の警報制御部として、図10の制御を繰返し実行する。
CPU31は、たとえば図7の置去警報制御に続けて、図10の制御を実行してよい。
ステップST31において、車内物監視装置21のCPU31は、メモリ32から、最新の救助者設定を取得する。救助者設定は、基本的にはドライバ11であるが、ドライバの携帯端末80が車室3に置去にされている場合には、緊急連絡先リストに含まれているドライバ以外の人が、救助者として設定される。
ステップST32において、CPU31は、メモリ32において救助者設定されている救助者の携帯端末63に対して、置去警報の続きとして、実行可能な複数の救助処理を通知する。外通信装置27は、CPU31の指示に基づいて、基地局61を通じて、救助者の携帯端末63へ、実行可能な複数の救助処理を送信する。救助者の携帯端末63は、実行可能な複数の救助処理の中から救助者により選択操作された救助処理を送信する。外通信装置27は、救助者の携帯端末63から受信した救助処理を、CPU31へ出力する。
ステップST33において、CPU31は、救助者の携帯端末63から、救助処理の実行が指示されたか否かを判断する。救助者の携帯端末63から救助処理を取得している場合、CPU31は、救助処理の実行が指示されたとして、処理をステップST34へ進める。救助者の携帯端末63から救助処理を取得していない場合、CPU31は、救助処理の実行が指示されていないとして、処理をステップST35へ進める。
ステップST34において、CPU31は、指示された救助処理を実行する。CPU31は、携帯端末63から救助処理についての応答がある場合、応答に係る救助処理を実行する。
ステップST35において、CPU31は、救助者の携帯端末63から、最新の位置情報を取得する。たとえばドライバ以外の人の他の携帯端末90から応答があった場合、CPU31は、他の携帯端末90から、最新の端末位置を取得する。
ステップST36において、CPU31は、救助者の携帯端末63の位置と、自動車1の自車位置とを比較する。そして、CPU31は、救助者の携帯端末63が、自車である自動車1に対して、自動車1のドアを開閉可能な程度に接近しているか否かを判断する。接近していない場合、CPU31は、処理をステップST33へ戻し、ステップST33からステップST36の処理を繰り返す。CPU31は、救助者からの救助処理を受け付け可能な状態で、救助者が自動車1に接近することを待つ。そして、救助者の携帯端末63が自動車1の自車位置に接近すると、CPU31は、処理をステップST37へ進める。
ステップST37において、CPU31は、ドアロックを解除する。CPU31は、救助者の携帯端末63から取得する端末位置が、自動車1の自車位置に接近している場合には、自動車1のドアロックを解除する。これにより、自動車1まで救助にかけつけた救助者は、自動車1のドアロックを解除するキーデバイスを所持していなくとも、自動車1の車室3に入って、車室3に置去に残されている子供13といった乗員に対しての救助作業を行うことができる。
このように車内物監視装置21のCPU31は、警報制御部として、降車したドライバ以外の人の他の携帯端末90への置去警報の出力に対して応答がある場合には、応答があった他の携帯端末90と通信して、ドライバ11の降車後に車室3に残っている乗員に対する救助制御を実行できる。
図11は、図10の救助制御により、ドライバ以外の人の携帯端末90に表示される救助画面101の一例の説明図である。
車内物監視装置21のCPU31は、図10のステップST32において、図11の救助画面101を、救助者の携帯端末63へ送信する。
図11の救助画面101には、ドライバ11の降車後の車室3を車内カメラ42で撮像した最新の撮像画像102とともに、実行可能な複数の救助処理ごとの複数の操作ボタン105~109、が表示される。ここでは、複数の操作ボタン105~109として、空調装置26を起動させる空調オンの操作ボタン105と、緊急通報を実行する緊急通報の操作ボタン106と、自動車1のユーザインタフェース装置24と接続して車室3に残されている乗員との通話を可能にする通話接続の操作ボタン107と、自動車1の周囲にいる人に対して緊急事態を通知するためにホーン50を鳴らすホーン作動の操作ボタン108と、ウィンカ51を点滅作動させる操作ボタン109と、が示されている。
なお、複数の操作ボタン105~109は、図8の警報画面81または図9の警報画面91において点線で例示するように、警報画面においても表示されてよい。
また、図11の救助画面101には、ドライバの携帯端末80への連絡が届かない可能性があることを通知するメッセージ103と、自動車1の現在の自車位置104と、が併せて表示される。このようにCPU31は、警報制御部として、応答があった携帯端末63に対して、自動車1の自車位置、自動車1の室内の撮像画像102、降車したドライバの携帯端末80への連絡不可の注意喚起のメッセージ103、選択可能な複数の救助処理の操作ボタン105~109、を送信することになる。
救助者は、図11の救助画面101に表示される自動車1の自車位置へ向けて移動して、自動車1に置去にされている乗員に対する救助作業を行うことができる。
また、自動車1の自車位置へ到達するまでに、たとえば自動車1に置去にされている乗員の状態が変化した場合、操作ボタン105~109を操作して、空調装置26を起動させたり、乗員と話をしたり、ホーン50を鳴らしたり、ウィンカ51を点滅作動させたり、緊急通報をしたり、できる。
以上のように、本実施形態では、車内物監視装置21のCPU31は、自動車1からドライバ11が降車した場合に、ミリ波センサ41により自動車1の車室3に残る乗員を検出させ、ドライバ11の降車後の車室3に乗員が残っている場合に、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っているか否かを判断する。そして、CPU31は、降車したドライバの携帯端末80が車室3に残っているか否かに応じて、ドライバの携帯端末80を含む複数の人の携帯端末63への置去警報の出力を切り換える。
このように本実施形態では、CPU31による携帯端末63への置去警報の出力処理が、降車したドライバの携帯端末80を含む複数の人の携帯端末63の間で切り替わる。本実施形態では、たとえばドライバ11が自身の携帯端末63を車室3に置き忘れている状況であったとしても、それを判断して、他の人の携帯端末90へ置去警報を出力して、降車したドライバ以外の他の人に対して置去についての警報を適切に出力できることが期待できる。
以上の実施形態は、本発明に好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
上述した実施形態では、車内物監視装置21は、ミリ波センサ41の検出に基づいて、乗員といった車内物を検出している。この他にもたとえば、車内物監視装置21は、車内カメラ42の撮像画像に基づいて、乗員といった車内物を検出してもよい。
上述した実施形態では、車内物監視装置21のCPU31が、ドライバ11の降車後の乗員検出に基づいて、上述した一連の複数の置去警報の出力と複数の救助処理の通知および実行とを切り換えて制御している。
この他にもたとえば、車内物監視装置21のCPU31以外の、自動車1の制御システム20に設けられるその他の装置22~27のCPUにより、または、複数のCPUの協働により、上述した一連の複数の置去警報の出力と複数の救助処理の通知および実行とを切り換えて制御してもよい。
また、自動車1の制御システム20の処理負荷を軽減するために、上述した一連の複数の置去警報の出力と複数の救助処理の通知および実行の一部を、基地局61やサーバ装置62のCPUにより実行してもよい。
上述した実施形態において、警報制御部としてのCPU31は、複数の他の携帯端末についての位置を確認し、自動車1の自車位置に近い他の携帯端末から順番に置去警報を出力できる。そして、警報制御部は、降車したドライバ以外の人の他の携帯端末への置去警報の出力に対して応答がある場合には、応答があった他の携帯端末と通信して、ドライバの降車後に車室に残っている乗員に対する救助制御を実行できる。また、警報制御部は、応答があった他の携帯端末に対して、自動車1の自車位置、自動車1の室内の撮像画像、降車したドライバの携帯端末への連絡不可の注意喚起、選択可能な救助処理、の中の少なくとも1つの情報を送信できる。また、警報制御部は、救助制御において他の携帯端末から救助処理についての応答がある場合、応答に係る救助処理を実行できる。
また、乗車物検出部としてのミリ波センサ41は、自動車1の車室へ向けてミリ波の電波を出力して、自動車1の車室にいる乗員または荷物といった車内物によるミリ波の反射波を検出するミリ波センサ、を用いて、自動車1の車室にいる乗員を含む乗車物を検出できる。
1…自動車(車両)、2…車体、3…車室、4~6…シート、7…ダッシュボード、11…ドライバ、12…同乗者、13…子供、14…チャイルドシート、20…制御システム、21…車内物監視装置、22…ドライバモニタ装置、23…センサ装置、24…ユーザインタフェース装置、25…出力装置、26…空調装置、27…外通信装置、28…車内ネットワーク、31…CPU(警報制御部)、32…メモリ、33…タイマ、34…入出力部、35…内部バス、41…ミリ波センサ(乗車物検出部)、42…車内カメラ、43…イグニションスイッチ、44…ドア開閉センサ、45…ドアロックセンサ、46…GNSS受信機、47…加速度センサ、48…スピーカ、49…マイクロホン、50…ホーン、51…ウィンカ、52…ヘッドライト、53…メータ液晶パネル、60…システム、61…基地局、62…サーバ装置、63…携帯端末、80…ドライバの携帯端末、81…警報画面、82…撮像画像、83…了解ボタン、90…ドライバ以外の人の携帯端末、91…警報画面、92…撮像画像、93…メッセージ、94…自車位置、95…救助了解ボタン、101…救助画面、102…撮像画像、103…注意喚起のメッセージ、104…自車位置、105~109…操作ボタン


Claims (6)

  1. 車両の車室にいる乗員を含む乗車物を検出する乗車物検出部と、
    前記車両からドライバが降車した後に前記車室に乗員が残っている場合にドライバを含む複数の人の携帯端末への置去警報の出力を制御する警報制御部と、
    を有し、
    前記警報制御部は、
    前記車両からドライバが降車した場合に、前記乗車物検出部により前記車両の車室に残る乗員を検出させ、
    ドライバの降車後の前記車室に乗員が残っている場合に、降車したドライバの携帯端末が前記車室に残っているか否かを判断し、
    降車したドライバの携帯端末が前記車室に残っているか否かに応じて、ドライバの携帯端末を含む複数の人の携帯端末への置去警報の出力を切り換える、
    車両の置去警報装置。
  2. 前記警報制御部は、
    降車したドライバの携帯端末に対して音声による呼掛を実行し、
    音声による呼掛に対して応答がある場合には、降車したドライバの携帯端末が前記車室に残っていると判断する、
    請求項1記載の、車両の置去警報装置。
  3. 前記警報制御部は、
    降車したドライバの前記携帯端末が前記車室に残っていない場合には、複数の人の前記携帯端末の中の、降車したドライバの前記携帯端末へ置去警報を出力する、
    請求項1または2記載の、車両の置去警報装置。
  4. 前記警報制御部は、
    降車したドライバの前記携帯端末が前記車室に残っている場合には、複数の人の前記携帯端末の中の、降車したドライバの前記携帯端末を除外した他の携帯端末へ置去警報を出力する、
    請求項1から3のいずれか一項記載の、車両の置去警報装置。
  5. 前記警報制御部は、
    降車したドライバ以外の人の他の前記携帯端末への置去警報の出力に対して応答がある場合には、応答があった他の前記携帯端末と通信して、ドライバの降車後に前記車室に残っている乗員に対する救助制御を実行する、
    請求項4記載の、車両の置去警報装置。
  6. 前記警報制御部は、
    応答があった他の前記携帯端末から、端末位置を取得し、
    取得した端末位置と前記車両の自車位置とを比較し、
    取得した端末位置が前記車両の自車位置に接近している場合には、前記車両のドアロックを解除する、
    請求項5記載の、車両の置去警報装置。


JP2021089847A 2021-05-28 2021-05-28 車両の置去警報装置 Pending JP2022182338A (ja)

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