JP2013128515A - 伸縮性シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚のシートに伸長状態の糸状弾性体を配して通気性や柔軟性の向上した伸縮性シートを連続して製造することができる伸縮性シートの製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の伸縮性シートの製造方法は、接着剤5を塗布した糸状弾性体4を基材シート2のy方向に延びる襞3に埋設固定させてなる伸縮性シートの製造方法である。本発明の製造方法は、基材シート2に凹凸加工を予め施し、凹凸加工の施された基材シート2を、周面の全周に亘る溝121を襞3に対応する位置に設けた溝付ローラ12の周面に搬送する。次いで、基材シート2上の溝付ローラ12の溝121に対応する位置に、y方向に伸長しており接着剤5の塗布された糸状弾性体4を搬送し、溝付ローラ12の溝121に糸状弾性体4を包むように基材シー2トを入り込ませ、接着剤5により糸状弾性体4を基材シート2に埋設固定して伸縮性シート1を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、伸縮性シートの製造方法に関する。
一般的に、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられる伸縮性シートは、二枚のシート間に伸長状態の複数本の糸状弾性体を配設固定して形成されている(特許文献1,2参照)。
しかし、二枚のシートを用いて糸状弾性体を挟み込む方法によれば、二枚分のシートの剛性が発生してしまい吸収性物品の通気性や柔軟性を向上させるには限界がある。そこで、例えば、通気性や柔軟性を向上させるために、使用する二枚のシートの坪量を低減させると、糸状弾性体を配設固定する接着剤が抜けてしまい伸長状態の糸状弾性体を固定することが難しくなったり、二枚のシートを安定して接合することが難しくなったりしてしまう。
これらの技術とは別に、特許文献3には、透液性表面シートや不透液性裏面シート等の二枚のシート間に、伸長状態の複数本の糸状弾性体を配さずに、1枚の裏面シートに伸長状態の複数本の弾性伸縮部材を配して形成された使い捨ておむつが記載されている。
特許文献3には、裏面シートと弾性伸縮部材との接合について、全周に亘って円弧状の断面を有する複数条の溝部を備えたローラを用い、伸長状態の弾性伸縮性部材に押圧された裏面シートの一部が弾性伸縮性部材とともにローラの溝部に入れられて接合することが記載されている。
特開2008−104853号公報 特開2000−026015号公報 特開平11−299829号公報
しかし、特許文献3に記載の方法では、1本の弾性伸縮性部材を裏面シートの一部とともにローラの溝部に入れることは可能であるが、複数本の弾性伸縮性部材それぞれを裏面シートの一部とともにローラの溝部に入れる際には、隣り合う弾性伸縮性部材が裏面シートを引っ張り合って、複数本の弾性伸縮性部材それぞれを裏面シートの一部とともにローラの溝部に入れることが難しい。
したがって、本発明の課題は、1枚のシートに伸長状態の複数本の糸状弾性体を配して、通気性や柔軟性の向上した伸縮性シートを連続して製造する伸縮性シートの製造方法を提供することにある。
本発明は、接着剤を塗布した糸状弾性体を基材シートの搬送方向に延びる複数の襞それぞれに埋設固定させてなる伸縮性シートの製造方法であって、前記基材シートに凹凸加工を予め施す予備加工工程と、凹凸加工の施された前記基材シートを、周面の全周に亘る溝を複数の前記襞それぞれに対応する位置に設けた溝付ローラの周面に搬送するシート搬送工程と、搬送された前記基材シート上の前記溝付ローラの前記溝に対応する位置に、前記基材シートの搬送方向に伸長しており接着剤塗布手段にて前記接着剤の塗布された前記糸状弾性体を搬送する弾性体搬送工程と、前記溝付ローラの前記溝に前記糸状弾性体を包むように前記基材シートを入り込ませ、前記接着剤により前記糸状弾性体を前記基材シートに埋設固定して伸縮性シートを形成する伸縮性シート形成工程とを具備する伸縮性シートの製造方法を提供するものである。
本発明の伸縮性シートの製造方法によれば、1枚のシートに伸長状態の複数本の糸状弾性体を配して、通気性や柔軟性の向上した伸縮性シートを連続して製造することができる。
図1は、本発明の伸縮性シートの製造方法により得られる伸縮性シートの一部破断平面図である。 図2は、図1のY1−Y1線断面図である。 図3は、図1に示す伸縮性シートの要部拡大断面図である。 図4は、本発明の第1実施態様により図1に示す伸縮性シートを製造する製造装置を示す概略図である。 図5は、図4に示す製造装置のI−I線断面図である。 図6は、図4に示す製造装置のII−II線断面図である。 図7は、本発明の第2実施態様により図1に示す伸縮性シートを製造する製造装置を示す概略図である。 図8は、図7に示す製造装置のIII−III線断面図である。 図9は、図7に示す製造装置のIV−IV線断面図である。 図10は、本発明の第3実施態様により図1に示す伸縮性シートを製造する製造装置を示す概略図である。 図11は、図10に示す製造装置の備える溝付ローラを上方から見た平面図である。 図12は、図10に示す製造装置のV−V線断面図である。 図13は、図10に示す製造装置のVI−VI線断面図である。 図14は、本発明の第4実施態様により図1に示す伸縮性シートを製造する製造装置を示す概略図である。 図15は、図14に示す製造装置の備える凸条ローラを上方から見た平面図である。 図16は、図15に示す製造装置のVII−VII線断面図である。 図17は、図15に示す製造装置のVIII−VIII線断面図である。
以下、本発明の伸縮性シートの製造方法を、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。
先ず、本実施態様により製造される伸縮性シート1について説明する。
伸縮性シート1は、図1,図2,図3に示すように、接着剤5を塗布した糸状弾性体4を基材シート2の複数の襞3それぞれに埋設固定させて形成されている。
以下の説明では、糸状弾性体4の伸長する方向(襞3の延びる方向でもある)をY方向、伸縮性シート1を平面視してY方向に直交する方向をX方向として説明する。
伸縮性シート1は、図1に示すように、伸長した状態においてY方向に長い長方形状の1枚の基材シート2と、図2に示すように、長方形状の基材シート2の一面上にX方向に間欠的に複数本配されY方向に伸長状態で配され、図3に示すように、接着剤5で固定された糸状弾性体4とを有している。基材シート2は、X方向に間欠的に複数形成され、基材シート2のY方向の全長に亘って延在する襞3を有している。伸縮性シート1は、Y方向に伸長状態で配された複数本の糸状弾性体4が基材シート2の複数の襞3それぞれに埋設しており、接着剤5を用いて基材シート2の複数の襞3内に伸長状態の糸状弾性体4を固定して形成されている。
伸縮性シート1を構成する基材シート2としては、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維等の疎水性繊維等から構成された、単層又は多層構造のスパンボンド不織布、スパンレース不織布、エアースルー不織布等であり、その目付は、10〜20g/m2の範囲の不織布であることが好ましい。尚、バリアシートを兼ねる伸縮部材とするなら、ポリプロピレン繊維から構成されたスパンボンド/メルブローン/スパンボンド(SMS)不織布であることが好ましい。
伸縮性シート1を構成する糸状弾性体4は、Y方向に伸張した状態で、伸縮性シート1の一面又は他面上に、5〜30本、X方向に間隔を空けて配されて接着剤5により固定されている。尚、図1,図2に示す伸縮性シート1には、一例として、3本の糸状弾性体4が配設固定されている。X方向に隣り合う糸状弾性体4どうしの間隔は、3〜10mmであることが好ましい。尚、糸状弾性体4の本数は、基材シート2の襞3の本数と一致しており、糸状弾性体4どうしの間隔は、襞3どうしの間隔と略一致する。
糸状弾性体4としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状の伸縮性材料や、天然ゴムを用いることができ、特に、ポリウレタンからなる糸状の伸縮性材料を用いることが好ましい。糸状弾性体4は、単糸のサイズが、150〜900dtexであることが好ましく、300〜600dtexであることが更に好ましい。このような糸状弾性体4を、長方形状の基材シート2上に、20〜200%の範囲の伸長倍率となるように配することが好ましい。尚、伸長倍率は、自然長に対する、伸長されて増加した分の長さの割合であり、例えば、長さ10cmのものを20cmに伸長するとその伸長倍率は100%とされる。
接着剤5としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、ホットメルトを用いることができる。
接着剤5の塗工パターンは、接着剤塗手段として、スプレーガン、コーターガン等を用いて糸状弾性体4上に塗工を施してもよいが、接着剤塗手段としてビードガンを用いて、糸状弾性体4に直接塗工を施すことが好ましい。特に、ビードガンを用いて接着剤5を糸状弾性体4の基材シート2との対向位置にのみ直接塗工することが好ましい。伸縮性シート1においては、図3に示すように、糸状弾性体4を断面視して、糸状弾性体4の全周における基材シート2の非肌当接面と対向する上面側の略半周上にのみ接着剤5が直接塗工されている。接着剤5の塗工量は、0.015〜3.0g/m2であることが好ましい。
上述したように、伸縮性シート1は、接着剤5を塗布した伸長状態の糸状弾性体4を基材シート2の複数の襞3それぞれに埋設固定して形成されている。そのため、各糸状弾性体4の収縮により、伸縮性シート1においては、図2,図3に示すように、断面視して、各糸状弾性体4が各襞3の厚み方向先端寄りに配されている。
伸縮性シート1は、断面視して、図3に示すように、各糸状弾性体4と、X方向に隣り合う糸状弾性体4,4の間の底部に位置する基材シート2との間に間隔Wがある。間隔Wは、図3に示すように、糸状弾性体4の下面側の最下点と、伸縮性シート1の前記底部における基材シート2の肌当接面との距離であり、着用者に対するクッション性を向上させると共に、通気性が向上する観点から、0.1〜10mmであることが好ましく、0.5〜5mmであることが更に好ましい。
次に、本発明の伸縮性シートの製造方法の好ましい実施態様を、上述した伸縮性シート1を製造する場合を例にとり図面を参照しながら説明する。
図4は、本実施態様の伸縮性シート1の製造方法に好適に用いられる製造装置11Aを模式的に示したものである。
製造装置11Aは、図4に示すように、伸縮性シート1を連続的に製造する装置であり、周面の全周に亘る溝121を、3本の襞3それぞれに対応する位置に設けた溝付ローラ12を備えている。また、製造装置11Aは、図4に示すように、溝付ローラ12の上流側には、基材シート2の襞3の形成を容易とする凹凸加工を予め施す予備加工手段13と、糸状弾性体4をシートの搬送方向に伸長する弾性体伸長手段14と、糸状弾性体4に接着剤を塗布する接着剤塗布手段15とを備えている。また、製造装置11Aは、図4に示すように、溝付ローラ12の下流側には、溝付ローラ12の周面から形成された伸縮性シート1を引き剥がす駆動ローラ16を備え、更に、駆動ローラ16の下流側に、糸状弾性体4を加圧切断する弾性体切断手段17を備えている。
図4中矢印のy方向は、シートの搬送方向であり、糸状弾性体4や基材シート2の搬送方向を示し、最終的に本実施態様により製造される伸縮性シート1の搬送方向とも同じ方向である。また、図4中矢印のx方向は、基材シート2や製造される伸縮性シート1の幅方向であり、シートの搬送方向と直交する方向である。また、図4中矢印のz方向は、製造装置11Aの上下方向である。
溝付ローラ12は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものであり、基材シート2や製造される伸縮性シート1の幅よりも広く形成されている。溝付ローラ12は、溝付ローラ12の周面に、周面の全周に亘る溝121を有している。溝121は、基材シート2の襞3、即ち、製造される伸縮性シート1の襞3に対応する位置に設けられており、襞3に対応する大きさ及び形状で形成されている。具体的には、溝121は、伸縮性シート1の3本の襞3に対応するように、3本形成されている。3本の溝121それぞれは、上述した隣り合う襞3どうしの間隔(好ましい範囲2〜15mm)に対応するように形成されており、上述した糸状弾性体4と基材シート2と間隔W(好ましい範囲0.1〜10mm)よりも深く形成されている。
溝付ローラ12は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。溝付ローラ12の回転速度は、製造装置11Aの備える制御部(不図示)により制御されている。
予備加工手段13は、図4に示すように、上下一対の歯溝ローラ131,132を備えている。歯溝ローラ131,132は、それぞれ、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものであり、基材シート2の幅よりも広く形成されている。予備加工手段13(歯溝ローラ131,132)は、x方向においては、同じ位置に配され、z方向においては、溝付ローラ12の下方に配されている。歯溝ローラ131,132は、それぞれ、図5に示すように、複数の歯131a,132aが周方向の全周に亘って形成されており、歯と溝(歯底)とがx方向に交互に形成されている。また、上方の歯溝ローラ131の歯131aが、下方の歯溝ローラ132の歯132aと歯132aの間の溝に遊挿され、下方の歯溝ローラ132の歯132aが、上方の歯溝ローラ131の歯131aと歯131aの間の溝に遊挿されるようになっている。従って、上下一対の歯溝ローラ131,132の間に基材シート2を導入すると基材シート2にy方向に延びる縦皺21が複数形成されるようになっている。このように形成される縦皺21は、伸縮性シート1の襞3の形成を容易にするためのものであるため、襞3の大きさよりも小さく、襞3の数よりも多いものである。即ち、歯溝ローラ131,132の歯131a,132aの高さは、溝付ローラ12の溝121の深さの1/20〜1/2程度のものであることが好ましく、歯溝ローラ131,132の歯131a,132aの数は、溝付ローラ12の溝121の数の2〜20倍程度であることが好ましい。
一対の歯溝ローラ131,132は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。尚、一対の歯溝ローラ131,132を、何れか一方の回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力を伝達させ、噛み合いによって回転させてもよいが、噛み合いとは別に、ギアを用いて駆動力を伝達させて回転させてもよい。一対の歯溝ローラ131,132の回転速度は、製造装置11Aの備える制御部(不図示)により制御されている。
弾性体伸長手段14は、図4に示すように、一対のフィードローラ141,142と一対のフィードローラ143,144とを備えている。フィードローラ141,142,143,144は、それぞれ、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものである。一対のフィードローラ141,142よりも下流側の一対のフィードローラ143,144の上側のローラ143には、x方向に所定の間隔を置いて、その周方向の全周に亘る複数の弾性体案内溝(不図示)が設けられている。弾性体案内溝(不図示)の数は、製造される伸縮性シート1の有する糸状弾性体4の数に対応しており、製造装置11Aにおいては、3個形成されている。3個の弾性体案内溝(不図示)は、溝付ローラ12の有する溝121に対応する位置に形成されている。
一対のフィードローラ141,142は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。尚、一対のフィードローラ141,142を、何れか一方の回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力を伝達させ、噛み合いによって回転させてもよいが、噛み合いとは別に、ギアを用いて駆動力を伝達させて回転させてもよい。一対のフィードローラ141,142の回転速度は、製造装置11Aの備える制御部(不図示)により制御されている。一対のフィードローラ143,144についても同様である。一対のフィードローラ141,142の回転速度、及び一対のフィードローラ143,144の回転速度を調整することにより、一対のフィードローラ141,142の間及び一対のフィードローラ143,144の間に搬送された複数本の糸状弾性体4は、それぞれ上述した所定の伸長倍率(好ましい範囲20〜200%)に伸長される。
接着剤塗布手段15は、図4に示すように、弾性体伸長手段14と溝付ローラ12との間に配されている。接着剤塗布手段15としては、スプレーガン、コーターガン、ビードガン、コームガン等が挙げられ、製造装置11Aにおいては、コームガンが用いられている。接着剤塗布手段15により、接着剤5が複数本の糸状弾性体4それぞれに、上述した所定の塗工量(好ましい範囲0.015〜3.0g/m2)で塗工される。
駆動ローラ16は、図4に示すように、フラットローラであり、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものである。駆動ローラ16は、製造される伸縮性シート1の幅よりも広く形成されている。製造装置11Aにおいては、円筒形状の駆動ローラ16の直径と、円筒形状の溝付ローラ12の直径とが略同じに形成されている。駆動ローラ16は、x方向においては、溝付ローラ12と同じ位置に配され、z方向においては、駆動ローラ16の回転軸中心が溝付ローラ12の回転軸中心よりも下方に配されている。駆動ローラ16は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。駆動ローラ16の回転速度は、製造装置11Aの備える制御部(不図示)により制御されている。
上述したように、製造装置11Aにおいては、駆動ローラ16の下流側に、弾性体切断手段17を備えている。弾性体切断手段17は、糸状弾性体4を加圧切断するものであり、具体的には、伸長状態の複数本の糸状弾性体4を個々収縮機能が発現されないように分断して弾性体の弱機能化領域を形成するものである。弾性体切断手段17は、例えば、特開2002−253605号公報に記載の複合伸縮部材の製造方法に用いる弾性部材分断部と略同様の構成を備えるもので、弾性部材切断用の多数の凸部(不図示)を周面に備えたカットローラ171と、カットローラ171に対向配置された表面平滑なアンビルローラ172とを備えている。カットローラ171及びアンビルローラ172は、製造される伸縮性シート1の幅よりも広く形成されている。
また、弾性体切断手段17は、基材シート2に接着された糸状弾性体4を基材シート2ごと一緒に切断してもよい。弾性体切断手段17は、上記カットローラー171により伸縮性シート1の糸状弾性体4の配された部分を細かく切断することで開口が生じ伸縮性シート1に弱機能化領域を部分的に形成するものである。
次に、上述した製造装置11Aを用いて伸縮性シート1を製造する第1実施態様について説明する。
先ず、図示しないロールから繰り出された基材シート2を、図4に示すように、一対の歯溝ローラ131,132の間に搬送し、基材シート2に凹凸加工を予め施す(予備加工工程)。製造装置11Aを用いる第1実施態様においては、溝付ローラ12とは別に設けられた一対の歯溝ローラ131,132を用い、一対の歯溝ローラ131,132の間に基材シート2を搬送して基材シート2に、製造される伸縮性シート1の有する3本の襞3の形成を容易とする凹凸加工を施す。詳述すると、図5に示すように、一対の歯溝ローラ131,132の間に基材シート2を搬送して、上方の歯溝ローラ131の複数の歯131aと下方の歯溝ローラ132の複数の歯132aとによって、基材シート2に、襞3よりも小さく且つ襞3よりも多い、y方向に延びる縦皺21を複数形成する。
次いで、凹凸加工の施された基材シート2を、周面の全周に亘る溝121を3本の襞3それぞれに対応する位置に設けた溝付ローラ12の周面に搬送する(シート搬送工程)。尚、y方向に延びる縦皺21の形成された基材シート2を、単に、溝付ローラ12の周面に搬送しただけでは、溝付ローラ12の溝121に基材シート2が入り込むことはない。
次いで、搬送された基材シート2上の溝付ローラ12の溝121に対応する位置に、基材シート2の搬送方向(y方向)に伸長しており接着剤塗布手段15にて接着剤5の塗布された糸状弾性体4を搬送する(弾性体搬送工程)。詳述すると、糸状弾性体4を巻き付けた図示しないボビンから糸状弾性体4を連続して繰り出し、繰り出された糸状弾性体4を3本、x方向に一定の間隔を空けて、図4に示すように、一対のフィードローラ141,142の間と一対のフィードローラ143,144の間とに導入し、フィードローラ143の3個の弾性体案内溝(不図示)に案内する。そして、一対のフィードローラ141,142の回転速度、及び一対のフィードローラ143,144の回転速度を調整して、導入された3本の糸状弾性体4それぞれを所定の伸長倍率に伸長する。
そして、所定の伸長倍率に伸長された3本の糸状弾性体4を、それぞれ、フィードローラ143の弾性体案内溝(不図示)により、溝付ローラ12に搬送された基材シート2上の溝付ローラ12の溝121に対応する位置に搬送する。尚、糸状弾性体4を溝付ローラ12に搬送する前に、接着剤塗布手段15にて、所定の伸長倍率に伸長された3本の糸状弾性体4それぞれに、接着剤5を所定の塗工量で塗工する。接着剤5を塗工する際、製造装置11Aが弾性体切断手段17を備えているため、接着剤塗布手段15においては、糸状弾性体4に接着剤5を塗布する塗布部と、糸状弾性体4に接着剤5を塗布しない非塗布部とを形成する。具体的には、接着剤塗布手段15により、3本の糸状弾性体4それぞれに、塗布部と非塗布部とをy方向に交互に形成する。非塗布部を形成する位置は、後述する弾性体切断手段17により、弾性体の弱機能化領域を形成する位置であり、使用目的に応じて変更する。
次いで、溝付ローラ12の溝121に糸状弾性体4を包むように基材シート2を入り込ませ、接着剤5により糸状弾性体4を基材シート2に埋設固定して伸縮性シート1を形成する(伸縮性シート形成工程)。製造装置11Aにおいては、搬送された糸状弾性体4の張力により溝付ローラ12の溝121に糸状弾性体4と共に基材シート2を入り込ませる。詳述すると、溝付ローラ12の周面に搬送された縦皺21を有する基材シート2上に、図4に示すように、接着剤5が塗工され且つ所定の伸長倍率に伸長された3本の糸状弾性体4それぞれを、溝付ローラ12の3本の溝121それぞれに対応する位置に搬送することにより、図6に示すように、各糸状弾性体4の張力を働かせ、溝付ローラ12の3本の溝121それぞれに糸状弾性体4と共に基材シート2を入り込ませる。そして、予め塗工された接着剤5により3本の糸状弾性体4それぞれを基材シート2に固定し伸縮性シート1を形成する。
製造装置11Aを用いる第1実施態様においては、予め縦皺21を形成する凹凸加工を基材シート2に施しているため、各糸状弾性体4の張力によって、溝付ローラ12の溝121に、糸状弾性体4と共に基材シート2がスムーズに入り込むことができる。
次いで、溝付ローラ12の周面上に形成された伸縮性シート1を、図4に示すように、駆動ローラ16に搬送し、溝付ローラ12の周面から伸縮性シート1を引き剥がす。このようにして、接着剤5を塗布した糸状弾性体4を3本の襞3それぞれに埋設固定させてなる伸縮性シート1を連続して製造することができる。
次いで、製造装置11Aを用いる第1実施態様においては、弾性体切断手段17にて、連続して製造された伸縮性シート1の有する糸状弾性体4を加圧切断する(弾性体切断工程)。即ち、第1実施態様においては、伸縮性シート1を形成する(伸縮性シート形成工程)の後に伸縮性シート1を糸状弾性体4とともに部分的に切断する工程を備えている。弾性体切断工程においては、接着剤5の非塗布部の位置にて糸状弾性体4を加圧切断する。詳述すると、連続して製造された伸縮性シート1を、カットローラ171とアンビルローラ172との間に搬送し、伸長状態の3本の糸状弾性体4それぞれを、糸状弾性体4に接着剤5を塗工していない非塗布部または前記塗布部より接着力の弱い接着部の位置にて、個々収縮機能が発現されないように細かく分断して弾性体の弱機能化領域を形成する。
また上述したように糸状弾性体4に接着剤5を塗工していない非塗布部を設けない場合には、連続して製造された伸縮性シート1を、カットローラ171とアンビルローラ172との間に搬送し、上記カットローラー171により伸縮性シート1の糸状弾性体4の配された部分を細かく切断することで伸縮性シート1に小さな開口が複数生じ部分的に弱機能化領域を形成する。
糸状弾性体4に弱い接着部を設ける場合には、接着剤量を少なくする方法が好ましい。具体的には接着剤の押し出し量を部分的に調整する方法により接着剤量が少ない弱い接着部を設けることができる。
このように製造された伸縮性シート1の連続体は、その後、公知の切断手段(不図示)により、使用目的に応じる寸法に切断して使用する。
以下、本発明の伸縮性シートの製造方法の好ましい第2実施態様を、上述した伸縮性シート1を製造する場合を例にとり図7〜図9を参照しながら説明する。
図7は、第2実施態様の伸縮性シート1の製造方法に好適に用いられる製造装置11Bを模式的に示したものである。
第2実施形態の製造装置11Bについては、製造装置11Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、製造装置11Aと同様であり、製造装置11Aの説明が適宜適用される。また、図7〜図9において、図4〜図6と同じ部分には同じ符号を付してある。
製造装置11Bの予備加工手段13は、製造装置11Aのように、溝付ローラ12とは別個独立して設けられた一対の歯溝ローラ131,132を有さず、溝付ローラ12の溝121に嵌合する複数の凸条133aを周面の全周に亘って設けた凸条ローラ133と溝付ローラ12とを有している。凸条ローラ133は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものであり、溝付ローラ12と同様に、基材シート2や製造される伸縮性シート1の幅よりも広く形成されている。凸条ローラ133は、溝付ローラ12の溝12に対応する位置に、溝121に嵌合するように周面の全周に亘って形成された凸条133aを3本有している。凸条133aの高さは、基材シート2の厚み分だけ溝付ローラ12の溝12の深さより低いだけであり、溝12の深さと略同じである。また、凸条133aの幅は、基材シート2の厚み分だけ溝付ローラ12の溝12の幅より狭いだけであり、溝12の幅と略同じである。このような凸条ローラ133が、溝付ローラ12に糸状弾性体4が搬送される位置よりも、溝付ローラ12のz方向の下方の位置に、溝付ローラ12と接するように配されている。
溝付ローラ12及び凸条ローラ133は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。尚、溝付ローラ12及び凸条ローラ133を、何れか一方の回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力を伝達させ、噛み合いによって回転させてもよいが、噛み合いとは別に、ギアを用いて駆動力を伝達させて回転させてもよい。溝付ローラ12及び凸条ローラ133の回転速度は、製造装置11Bの備える制御部(不図示)により制御されている。
次に、上述した製造装置11Bを用いて伸縮性シート1を製造する方法について説明する。第2実施態様において、特に説明しない点については、第1実施態様に関して詳述した説明が適宜適用される。
先ず、図示しないロールから繰り出された基材シート2を、図7に示すように、溝付ローラ12と凸条ローラ133との間に搬送して基材シート2に凹凸加工を予め施す(予備加工工程)。詳述すると、図8に示すように、溝付ローラ12と凸条ローラ133との間に基材シート2を搬送して、基材シート2の一部を凸条ローラ133の3つの凸条133aによって、溝付ローラ12の3本の溝121に入り込ませ、基材シート2に凹凸加工を施す。製造装置11Bを用いる第2実施態様においては、基材シート2に凹凸加工を施しながら溝付ローラ12を回転させて、凹凸加工の施された基材シート2を搬送する(シート搬送工程)。このように、製造装置11Bを用いる第2実施態様においては、予備加工工程とシート搬送工程とが同時に行われている。
次いで、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、図7に示すように、搬送された基材シート2上の溝付ローラ12の溝121に対応する位置に、基材シート2の搬送方向(y方向)に伸長しており接着剤塗布手段15にて接着剤5の塗布された糸状弾性体4を搬送し(弾性体搬送工程)、次いで、溝付ローラ12の溝121に糸状弾性体4を包むように基材シート2を入り込ませ、接着剤5により糸状弾性体4を基材シート2に埋設固定して伸縮性シート1を形成する(伸縮性シート形成工程)。図9に示すように、製造装置11Bを用いる第2実施態様においては、上述したように予備加工工程により、溝付ローラ12の溝121に既に基材シート2の一部が入り込んでいるため、所定の伸長倍率に伸長された3本の糸状弾性体4それぞれを、フィードローラ143の弾性体案内溝(不図示)により、溝付ローラ12に搬送された基材シート2上の溝付ローラ12の溝121に対応する位置に搬送すれば、溝付ローラ12の溝121に糸状弾性体4を包むように基材シート2が入り込んだ状態となり得る。
次いで、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、図7に示すように、溝付ローラ12の周面上に形成された伸縮性シート1を、駆動ローラ16に搬送し、溝付ローラ12の周面から伸縮性シート1を引き剥がし、弾性体切断手段17にて、連続して製造された伸縮性シート1の有する糸状弾性体4を加圧切断する(弾性体切断工程)。さらには上述の第1実施態様と同様に伸縮性シート1の糸状弾性体4の配された部分を細かく切断することで部分的に弱機能化領域を形成することもできる。このように製造された伸縮性シート1の連続体は、その後、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、公知の切断手段(不図示)により、使用目的に応じる寸法に切断して使用する。
以下、本発明の伸縮性シートの製造方法の好ましい第3実施態様を、上述した伸縮性シート1を製造する場合を例にとり図10〜図13を参照しながら説明する。
図10は、第3実施態様の伸縮性シート1の製造方法に好適に用いられる製造装置11Cを模式的に示したものである。
第3実施形態の製造装置11Cについては、製造装置11Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、製造装置11Aと同様であり、製造装置11Aの説明が適宜適用される。また、図10〜図13において、図4〜図6と同じ部分には同じ符号を付してある。
製造装置11Cは、図10,図11に示すように、周面の全周に亘る溝181を、3本の襞3それぞれに対応する位置に設け、溝181の溝幅を増減可能な溝付ローラ18を備えている。また、製造装置11Cは、図10に示すように、溝付ローラ18の上流側には、基材シート2を搬送する駆動ローラ19と、糸状弾性体4をシートの搬送方向に伸長する弾性体伸長手段14と、糸状弾性体4に接着剤を塗布する接着剤塗布手段15とを備えている。また、製造装置11Cは、図10に示すように、溝付ローラ18の下流側には、溝付ローラ18の周面から形成された伸縮性シート1を引き剥がす駆動ローラ16を備え、更に、駆動ローラ16の下流側に、糸状弾性体4を加圧切断する弾性体切断手段17を備えている。
溝付ローラ18は、図10,図11に示すように、x方向に一対の金属製の円板状の側壁体182,182と、円板状の両側壁体182の回転中心どうしを連結する回転軸183とを有している。溝付ローラ18は、図11に示すように、金属製又は木製のx方向に長い円筒形状の筒状体184をx方向に複数個一直線状に並置し、それらの筒状体184の中心を軸185で嵌通した筒状体184の群を複数有している。溝付ローラ18は、図11に示すように、円板状の側壁体182の周縁部に、一対の円板状の側壁体182,182どうしの間に軸185を架け渡した筒状体184の群を、溝付ローラ18の周方向に一定のピッチで複数個配して形成されている。図12に示すように、x方向に隣り合う筒状体184どうしの間の間隔が溝181となる部分であり、該溝181と溝付ローラ12の周方向に隣り合う別の筒状体184の群におけるx方向に隣り合う筒状体184どうしの間の溝181とが、溝付ローラ18の周方向に非連続的に繋がって、周面の全周に亘るようになっている。
上述のように、筒状体184の群におけるx方向に隣り合う筒状体184どうしの間の間隔が溝181となるため、3本の襞3それぞれに対応する3本の溝181を形成するには、製造装置11Cの各筒状体184の群には、4個の筒状体184が必要となる。また、筒状体184の群においては、x方向に隣り合う筒状体184どうしの間には、図示しないゴムやバネ等の弾性体が配されており、幅方向に押されて筒状体184どうしの間が縮まった後に押す力を解放すると弾性体が復元することにより、x方向に隣り合う筒状体184どうしの間が開くようになっている。
溝付ローラ18の幅、即ち弾性体がまだ押されて縮まっていない状態の筒状体184の群のx方向の長さは、図11に示すように、基材シート2や製造される伸縮性シート1の幅よりも広く形成されている。また、溝付ローラ18は、図10に示すように、下流側の駆動ローラ16側の略半周に亘って、両側壁体182,182それぞれにガイド186を有している。x方向に一対のガイド186,186は、図11に示すように、溝付ローラ18の回転方向の上流側から下流側に向かって、一対のガイド186,186どうしの間隔が漸次減少するように形成されている。このように形成された一対のガイド186,186により、筒状体184の群が内方に押されるようになっており、筒状体184の群のx方向の長さが、言い換えればx方向に隣り合う筒状体184どうしの間隔が、溝付ローラ18の回転方向の上流側から下流側に向かって、一対のガイド186,186どうしの間隔が漸次減少するに伴い、漸次短くなるようになっている。そして、溝付ローラ18のガイド186配置領域を越えると、x方向に隣り合う筒状体184どうしの間の弾性体が復元することにより、x方向に隣り合う筒状体184どうしの間が開き、弾性体が押されて縮まる前の状態の筒状体184の群のx方向の元の長さに戻るようになっている。このように、溝付ローラ18は、溝181の溝幅が増減可能となっている。
x方向に隣り合う筒状体184どうしの間隔が、ガイド186により押され短くなり、その差が製造される伸縮性シート1の襞3の大きさ(深さ)に対応するようになる。そのため、上述した伸縮性シート1における糸状弾性体4と基材シート2との間隔W(好ましい範囲0.1〜10mm)となるように、筒状体184の直径や、x方向に隣り合う筒状体184どうしの間隔を設計する。また、筒状体184のx方向の長さは、上述した伸縮性シート1の隣り合う襞3どうしの間隔(好ましい範囲2〜15mm)に対応する大きさである。
溝付ローラ18は、回転軸183にギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。溝付ローラ18の回転速度は、製造装置11Cの備える制御部(不図示)により制御されている。
駆動ローラ19は、図10に示すように、フラットローラであり、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものである。駆動ローラ19は、基材シート2の幅よりも広く形成されている。駆動ローラ19は、x方向においては、溝付ローラ18と同じ位置に配され、z方向においては、溝付ローラ18の下方に配されている。駆動ローラ16の回転軸中心が溝付ローラ12の回転軸中心よりも下方に配されている。駆動ローラ19は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。駆動ローラ19の回転速度は、製造装置11Cの備える制御部(不図示)により制御されている。
次に、上述した製造装置11Cを用いて伸縮性シート1を製造する方法について説明する。第3実施態様において、特に説明しない点については、第1実施態様に関して詳述した説明が適宜適用される。
先ず、図示しないロールから繰り出された基材シート2を、図10に示すように、駆動ローラ19に搬送し、駆動ローラ19により、周面の全周に亘る溝181を3本の襞3それぞれに対応する位置に設けており溝181の溝幅を増減可能な溝付ローラ18の周面に基材シート2を搬送する(シート搬送工程)。尚、基材シート2を、単に、溝付ローラ18の周面に搬送しただけでは、溝付ローラ18の溝181に基材シート2が入り込むことはない。
次いで、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、図10,図12に示すように、搬送された基材シート2上の溝付ローラ18の溝181に対応する位置に、基材シート2の搬送方向(y方向)に伸長しており接着剤塗布手段15にて接着剤5の塗布された糸状弾性体4を搬送する(弾性体搬送工程)。
次いで、溝付ローラ18の溝181の溝幅を減少させながら、搬送された糸状弾性体4の張力により溝付ローラ18の溝181に糸状弾性体4を包むように基材シート2を入り込ませ、接着剤5により糸状弾性体4を基材シート2に埋設固定して伸縮性シート1を形成する(伸縮性シート形成工程)。詳述すると、溝付ローラ18の周面に搬送された基材シート2上に、図12に示すように、接着剤5が塗工され且つ所定の伸長倍率に伸長された3本の糸状弾性体4それぞれを、溝付ローラ18の3本の溝181それぞれに対応する位置に搬送すると共に、溝付ローラ18を回転させ、一対のガイド186,186によって、回転方向の上流側から下流側に向かって、弾性体を縮ませながらx方向に隣り合う筒状体184どうしの間隔を漸次短くし、図13に示すように、各糸状弾性体4の張力を働かせ、溝付ローラ18の3本の溝181それぞれに糸状弾性体4と共に基材シート2を入り込ませる。そして、予め塗工された接着剤5により3本の糸状弾性体4それぞれを基材シート2に固定し伸縮性シート1を形成する。
製造装置11Cを用いる第3実施態様においては、溝181の溝幅を増減可能な溝付ローラ18を用いているため、各糸状弾性体4の張力によって、溝付ローラ18の溝181に、糸状弾性体4と共に基材シート2がスムーズに入り込むことができる。
次いで、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、図10に示すように、溝付ローラ18の周面上に形成された伸縮性シート1を、駆動ローラ16に搬送し、溝付ローラ18の周面から伸縮性シート1を引き剥がし、弾性体切断手段17にて、連続して製造された伸縮性シート1の有する糸状弾性体4を加圧切断する(弾性体切断工程)。さらには上述の第1実施態様と同様に伸縮性シート1の糸状弾性体4の配された部分を細かく切断することで部分的に弱機能化領域を形成することもできる。このように製造された伸縮性シート1の連続体は、その後、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、公知の切断手段(不図示)により、使用目的に応じる寸法に切断して使用する。
以下、本発明の伸縮性シートの製造方法の好ましい第4実施態様を、上述した伸縮性シート1を製造する場合を例にとり図14〜図17を参照しながら説明する。
図14は、第4実施態様の伸縮性シート1の製造方法に好適に用いられる製造装置11Dを模式的に示したものである。
第4実施形態の製造装置11Dについては、製造装置11Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、製造装置11Aと同様であり、製造装置11Aの説明が適宜適用される。また、図14〜図17において、図4〜図6と同じ部分には同じ符号を付してある。
製造装置11Dは、図14に示すように、フラット状の駆動ローラ30を備え、駆動ローラ30の上流側に、周面の全周に延びる一対の凸条31a,31bを複数の襞3それぞれに対応する位置に設けた一対の凸条ローラ31及びフラットローラ32と、糸状弾性体4をシートの搬送方向に伸長する弾性体伸長手段14と、糸状弾性体4に接着剤を塗布する接着剤塗布手段15とを備えている。また、製造装置11Dは、図14に示すように、駆動ローラ30の下流側には、駆動ローラ30の周面から形成された伸縮性シート1を取り外す駆動ローラ16を備え、更に、駆動ローラ16の下流側に、糸状弾性体4を加圧切断する弾性体切断手段17を備えている。
駆動ローラ30は、図14に示すように、フラットローラであり、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものである。駆動ローラ30は、基材シート2や製造される伸縮性シート1の幅よりも広く形成されている。駆動ローラ30は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。駆動ローラ30の回転速度は、製造装置11Dの備える制御部(不図示)により制御されている。駆動ローラ30のz方向下方には、一対の凸条ローラ31及びフラットローラ32が配されている。
凸条ローラ31は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製のx方向に長い円筒形状のものであり、基材シート2の幅よりも広く形成されている。凸条ローラ31は、図15に示すように、周面の全周に延びる一対の凸条31a,31bを3本の襞3それぞれに対応する位置に設けているため、一対の凸条31a,31bを3組周面に備えている。一対の凸条31a,31bの内の凸条31aは、製造装置11Dにおいては、凸条ローラ31の周面の全周に非連続的に間欠的に設けられている。一対の凸条31a,31bの内の凸条31bは、製造装置11Dにおいては、凸条ローラ31の周面の全周に非連続的に間欠的に設けられており、凸条ローラ31の周方向に隣り合う凸条31aどうしの間に1つの凸条31bが配されている。即ち、凸条31aと凸条31bとは、凸条ローラ31の周方向に互い違いに配されている。尚、製造装置11Dにおいては、凸条31a,31bは、凸条ローラ31の周面の全周に間欠的に設けられているが、連続的に設けられていてもよい。一対の凸条31a,31bにおける凸条31aと凸条31bとのx方向の間隔は、上述した伸縮性シート1の隣り合う襞3どうしの間隔(好ましい範囲2〜15mm)に対応する長さである。また、凸条31a,31bの高さは、上述した伸縮性シート1における糸状弾性体4と基材シート2との間隔W(好ましい範囲0.1〜10mm)に対応する大きさである。
フラットローラ32は、ゴムローラであり、x方向に長い円筒形状のものであり、基材シート2の幅よりも広く形成されている。具体的には、製造装置11Dにおいては、フラットローラ32は、図14に示すように、凸条ローラ31のx方向の幅と同じに形成されており、凸条ローラ31の直径と略同じに形成されている。
一対の凸条ローラ31及びフラットローラ32は、ギア(図示せず)を用いて駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転する。尚、凸条ローラ31及びフラットローラ32を、何れか一方の回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力を伝達させ、噛み合いによって回転させてもよいが、噛み合いとは別に、ギアを用いて駆動力を伝達させて回転させてもよい。凸条ローラ31及びフラットローラ32の回転速度は、製造装置11Dの備える制御部(不図示)により制御されている。
次に、上述した製造装置11Dを用いて伸縮性シート1を製造する方法について説明する。第4実施態様において、特に説明しない点については、第1実施態様に関して詳述した説明が適宜適用される。
先ず、図示しないロールから繰り出された基材シート2を、図14に示すように、周面の全周に延びる一対の凸条31a,31bを3本の襞3それぞれに対応する位置に設けた凸条ローラ31とフラットローラ32との間に搬送し、基材シート2の一面上に一対の凸条3a,3bを3組形成する(凸条形成工程)。詳述すると、図14に示すように一対の凸条ローラ31とフラットローラ32との間に基材シート2を搬送し、凸条ローラ31の周面の全周に延びる3組の一対の凸条31a,31bにより、図15に示すように、基材シート2を立体賦形して、基材シート2の一面上にy方向に間欠的に延びる一対の凸条3a,3bを3組形成する。一対の凸条3a,3bの内の凸条3aは、凸条ローラ31の凸条31aに対応して形成されており、一対の凸条3a,3bの内の凸条3bは、凸条ローラ31の凸条31bに対応して形成されている。
次いで、一対の凸条3a,3bが3組形成された基材シート2を、図14に示すように、駆動ローラ30に搬送する。
また、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、糸状弾性体4を巻き付けた図示しないボビンから糸状弾性体4を連続して繰り出し、繰り出された糸状弾性体4を3本、x方向に一定の間隔を空けて、図14に示すように、一対のフィードローラ141,142の間と一対のフィードローラ143,144の間とに導入し、フィードローラ143の3個の弾性体案内溝(不図示)に案内する。そして、一対のフィードローラ141,142の回転速度、及び一対のフィードローラ143,144の回転速度を調整して、導入された3本の糸状弾性体4それぞれを所定の伸長倍率に伸長する。
そして、所定の伸長倍率に伸長された3本の糸状弾性体4を、それぞれ、フィードローラ143の弾性体案内溝(不図示)により、図17に示すように、基材シート2の搬送方向(y方向)に伸長しており接着剤塗布手段5にて接着剤5の塗布された糸状弾性体4を一対の凸条3a,3bを3組形成された基材シート2上の各一対の凸条3a,3bどうしの間に搬送する(弾性体搬送工程)。即ち、図17に示すように、駆動ローラ30に搬送された基材シート2の有する3組それぞれのy方向に延びる一対の凸条3a,3bどうしの間に、接着剤5の塗布されたy方向に伸長した糸状弾性体4を搬送する。
そして、接着剤5により糸状弾性体4を各一対の凸条3a,3bどうしの間に埋設固定して伸縮性シート1を形成する(伸縮性シート形成工程)。
製造装置11Dを用いる第4実施態様においては、基材シート2の一面上に賦形して形成された3組それぞれのy方向に延びる一対の凸条3a,3bどうしの間に、接着剤5の塗布された糸状弾性体4を搬送し固定して伸縮性シート1を形成するので、糸状弾性体4の側部を基材シート2と間欠的に接着するため糸状弾性体4の伸縮弾性を特に阻害しにくい構造をとり応答性の良好な伸縮シート1を得ることができる。
次いで、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、図14に示すように、駆動ローラ30の周面上に形成された伸縮性シート1を、駆動ローラ16に搬送し、弾性体切断手段17にて、連続して製造された伸縮性シート1の有する糸状弾性体4を加圧切断する(弾性体切断工程)。さらには上述の第1実施態様と同様に伸縮性シート1の糸状弾性体4の配された部分を細かく切断することで部分的に弱機能化領域を形成することもできる。このように製造された伸縮性シート1の連続体は、その後、製造装置11Aを用いる第1実施態様と同様に、公知の切断手段(不図示)により、使用目的に応じる寸法に切断して使用する。
上述の製造装置11A,11B,11C,11Dを用いる第1〜第4実施態様の製造方法によれば、1枚のシート2に伸長状態の3本の糸状弾性体4を配して、通気性や柔軟性の向上した伸縮性シートを連続して製造することができる。
上述の第1〜第4実施態様の製造方法により製造される伸縮性シート1は、例えば、展開型若しくはパンツ型の使い捨ておむつ又はパンツ型の生理用ナプキンの胴周り部の、特に、ウエストフラップ部に配されるギャザーシートに使用することができる。1枚の基材シート2からなる伸縮性シート1をギャザーシートに使用すれば、シートの剛性を抑えることができ柔軟性が向上し、通気性も向上させることができる。また、ウエストフラップ部に配されるギャザーシートにおいて、上述した弾性体切断工程により形成される糸状弾性体4の弱機能化領域の位置や、接着剤塗布手段15によって糸状弾性体4に接着剤5を塗工しない非塗布部の位置は、ギャザーシート(伸縮性シート1)と吸収体とのが重なる領域である。
また、上述の第1〜第4実施態様の製造方法により製造される伸縮性シート1は、ギャザーシート以外に、展開型の使い捨ておむつのウエストパネル、使い捨ての下着、使い捨てマスクの耳掛け部、掃除用シート、包帯などにも使用することができる。
本発明の不織布の製造方法は、上述の実施態様の製造方法に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述の第1〜第4実施態様の伸縮性シートの製造方法に用いられる製造装置11A〜11Dにおいては、図4,図7,図10,図14に示すように、弾性体切断手段17を備えているが、備えていなくてもよい。
また、上述の第4実施態様の伸縮性シートの製造方法に用いられる製造装置11Dにおいては、図14に示すように、駆動ローラ16を備えているが、駆動ローラ16に換えて一対のプレスローラを設け、一対のプレスローラの間に伸縮性シート1を通して伸縮性シート1にプレスを施すようにしてもよい。
1 伸縮性シート
2 基材シート
21 縦皺
3 襞
3a,3b 凸条
4 糸状弾性体
5 接着剤
11A,11B,11C,11D 製造装置
12 溝付ローラ
121 溝
13 予備加工手段
131,132 歯溝ローラ
131a,132a 歯溝ローラの歯
133 凸条ローラ
133a 凸条ローラの凸条
14 弾性体伸長手段
141,142,143,144 フィードローラ
15 接着剤塗布手段
16 駆動ローラ
17 弾性体切断手段
171 カットローラ、172 アンビルローラ
18 溝付ローラ
181 溝
182 側壁体
183 回転軸
184 筒状体
185 軸
186 ガイド
19 駆動ローラ
30 駆動ローラ
31 凸条ローラ
31a,31b 凸条
32 フラットローラ

Claims (7)

  1. 接着剤を塗布した糸状弾性体を基材シートの搬送方向に延びる複数の襞それぞれに埋設固定させてなる伸縮性シートの製造方法であって、
    前記基材シートに凹凸加工を予め施す予備加工工程と、
    凹凸加工の施された前記基材シートを、周面の全周に亘る溝を複数の前記襞それぞれに対応する位置に設けた溝付ローラの周面に搬送するシート搬送工程と、
    搬送された前記基材シート上の前記溝付ローラの前記溝に対応する位置に、前記基材シートの搬送方向に伸長しており接着剤塗布手段にて前記接着剤の塗布された前記糸状弾性体を搬送する弾性体搬送工程と、
    前記溝付ローラの前記溝に前記糸状弾性体を包むように前記基材シートを入り込ませ、前記接着剤により前記糸状弾性体を前記基材シートに埋設固定して伸縮性シートを形成する伸縮性シート形成工程とを具備する伸縮性シートの製造方法。
  2. 前記予備加工工程は、一対の歯溝ローラを用い、一対の該歯溝ローラの間に前記基材シートを搬送して該基材シートに複数の前記襞の形成を容易とする凹凸加工を施し、
    伸縮性シート形成工程においては、搬送された前記糸状弾性体の張力により前記溝付ローラの前記溝に前記糸状弾性体と共に前記基材シートを入り込ませる請求項1に記載の伸縮性シートの製造方法。
  3. 前記予備加工工程は、前記溝付ローラの前記溝に嵌合する凸条を周面の全周に亘って複数設けた凸条ローラと前記溝付ローラとを用い、該凸条ローラ及び該溝付ローラの間に前記基材シートを搬送して該基材シートに凹凸加工を施す請求項1に記載の伸縮性シートの製造方法。
  4. 接着剤を塗布した糸状弾性体を基材シートの搬送方向に延びる複数の襞それぞれに埋設固定させてなる伸縮性シートの製造方法であって、
    周面の全周に亘る溝を複数の前記襞それぞれに対応する位置に設けており該溝の溝幅を増減可能な溝付ローラの周面に、前記基材シートを搬送するシート搬送工程と、
    搬送された前記基材シート上の前記溝付ローラの前記溝に対応する位置に、前記基材シートの搬送方向に伸長しており接着剤塗布手段にて前記接着剤の塗布された前記糸状弾性体を搬送する弾性体搬送工程と、
    前記溝付ローラの前記溝の溝幅を減少させながら、搬送された前記糸状弾性体の張力により前記溝付ローラの前記溝に前記糸状弾性体を包むように前記基材シートを入り込ませ、前記接着剤により前記糸状弾性体を前記基材シートに埋設固定して伸縮性シートを形成する伸縮性シート形成工程とを具備する伸縮性シートの製造方法。
  5. 接着剤を塗布した糸状弾性体を基材シートの搬送方向に延びる複数の襞それぞれに埋設固定させてなる伸縮性シートの製造方法であって、
    周面の全周に延びる一対の凸条を複数の前記襞それぞれに対応する位置に設けた凸条ローラとフラットローラとの間に前記基材シートを搬送し、該基材シートの一面上に一対の凸条を複数形成する凸条形成工程と、
    一対の凸条を複数形成された基材シート上の各一対の該凸条どうしの間に、前記基材シートの搬送方向に伸長しており接着剤塗布手段にて前記接着剤の塗布された前記糸状弾性体を搬送する弾性体搬送工程と、
    前記接着剤により前記糸状弾性体を各一対の前記凸条どうしの間に埋設固定して伸縮性シートを形成する伸縮性シート形成工程とを具備する伸縮性シートの製造方法。
  6. 前記伸縮性シート形成工程の後に前記伸縮性シートを前記糸状弾性体とともに部分的に切断する工程を備える請求項1〜5の何れか1項に記載の伸縮性シートの製造方法。
  7. 前記伸縮性シート形成工程の後に前記糸状弾性体を加圧切断する弾性体切断工程を備え、
    前記接着剤塗布手段においては、前記糸状弾性体に前記接着剤を塗布する塗布部と、前記糸状弾性体に前記接着剤を塗布しない非塗布部または前記塗布部より接着力の弱い接着部とを形成し、
    前記弾性体切断工程においては、前記非塗布部または前記接着部の位置にて前記糸状弾性体を加圧切断する請求項1〜5の何れか1項に記載の伸縮性シートの製造方法。
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