JP2013127163A - 床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】実結合によって隣接する床材を結合する手間を省き、簡単に効率的に、かつ外観性よくフローリング施工することのできる床構造を提供する。
【解決手段】第1の床材1と第2の床材2とからなり、上記第1の床材1は横断面凸形状であってその両側部に形成した張り出し部上面を下段面11とし、その中央部を該下段面11との段差hを有する上段面12とし、上記第2の床材2は短冊状であってその厚みtが上記第1の床材1の下段面11と上段面12との段差hと略同一であり、且つ第2の床材2は上記第1の床材1の下段面11の両側部の張り出し幅aの総和に相当する幅wを有するとともに、上記第1の床材1を並設してその相対向する下段面11を互いに面一になるように当接し、該並設された第1の床材1の相対向する上段面12間に形成された嵌合溝5に第2の床材2を第1の床材1と面一となるように嵌合敷設してなる床構造。
【選択図】図1

Description

本願発明は床材の取付け構造に関し、さらに詳しくは、2種類の床材を面一に敷設してなる床構造に関するものである。
建築用床材、とくに木質系材料からなる床材は、通常、フローリングの分野で使用される。上記木質系材料の基材としては、近年、無垢の木材の入手が困難となってきていることから、合板、集成材、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード等、種々の材料が用いられ、これら木質系基材に突き板を貼着、あるいは木目模様の化粧シート等を貼着して表面化粧したものが床材として広く使用されている。
上記した木質系材料のうち、例えば、厚手の化粧合板を床材として用いる場合、通常、複数枚の床材の、おのおの長手方向の左右側端部に設けられた実結合部どうしをしっかりと実結合させ、隣接する床板どうしを隙間なく敷き詰めてフローリング施工をする。
ここで、上記結合部として雄実と雌実とからなる本実結合を用いた場合、雌実の凹部に雄実の凸部を嵌合することによりしっかりと実結合をすることができる。ここで、通常、上記雌実の凹部の上部端縁を斜めに面取り加工し、雄実の凸部のベース部の上部端縁を斜めに面取り加工することによって雄実と雌実とが嵌合したとき上記面取り加工された部分が合一してV字形の化粧溝を形成する。
しかしながら、上記雄実を雌実に嵌合する際、横手方向から添え木を使って力が均等にかかるように木鎚等で打ち込む必要があり、化粧溝の直線性を保ち、隣接する床板どうしを隙間なく敷き詰めてフローリングを施工するためには、手間がかかり、かつ熟練の技を必要とする。
さらに、実結合法では、吸湿や放湿あるいは寒暖による温度差等の要因によって床材が伸縮し、実結合部の隙間が不同となって目隙きが生じるという問題や、あるいは、実結合部が突き上がって不陸を生じるという問題もある。
また、一旦実結合を用いて床下地材に床材を接着、釘固定等の方法で敷き詰めた場合、部分的なリフォームや床下配線等の工事を行う際は、既存の床板全部を撤去し、新たにフローリングをしなければならないという問題もある。
上記した問題を解決するために、実開昭61−168244号公報には、端部表面側に切欠き部を形成したパネルが釘などの止め具で根太に取り付けられていて、対向するパネルの両切欠き部が目地材で被い接合されていることを特徴とする床材の取付け構造が開示されている。
その効果としては、パネルの根太への取付けおよびパネルの表面側に形成された切欠き部への目地材の取付けを接着剤を使用せずに釘打ちや、ビス止めなどの止め具による物理的な取付けによる構造のため、床材の取付け並びに取り外しが容易であると記載されている。
そして、根太と根太との間の空間、およびパネルとパネルの隙間、切欠き部に設けられている溝や角部切削部などの空隙を利用して電気配線ができるとの効果も述べられ、床下配線の変更または異常などが生じても、上記したように取り外しが容易であり、配線工事終了後は簡単に元に戻せるため、OAルームなどの床材の取付け構造として有用であるとも記載されている。
実開昭61−168244号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、その第1図に示されているように、隣接するパネルの端部表面側に形成された切欠き部を被うように目地材を釘打ちや、ビス止めなどの止め具で固定するため、目地材の表面に釘頭が露出して外観性に劣ったものとなる。またパネルと目地材との間に隙間が生じるため、この隙間に靴下やストッキング等の繊維が引っ掛かり伝線を生じるという問題もある。
本願発明は、このような状況のもとに鑑みてなしたものであり、その目的は、床材を床下地に敷設してフローリングを行う場合、実結合によって隣接する床材の雄実を雌実に嵌合することなく、簡単に効率的に、かつ外観性よく床材を敷き詰めてフローリング施工できる床構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係る床構造は、第1の床材と第2の床材とからなり、上記第1の床材は横断面凸形状であってその両側部に形成した張り出し部上面を下段面とし、その中央部を該下段面との段差を有する上段面とし、上記第2の床材は短冊状であってその厚みが上記第1の床材の下段面と上段面との段差と略同一であり、且つ第2の床材は上記第1の床材の下段面の両側部の張り出し幅の総和に相当する幅を有するとともに、上記第1の床材を並設してその相対向する下段面を互いに面一になるように当接し、該並設された第1の床材の相対向する上段面間に形成された嵌合溝に第2の床材を第1の床材と面一となるように嵌合敷設してなることを特徴としている。
上記第1の床材としては、合板、集成材、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード等、種々の木質基材に突き板を貼着したり、木目模様の化粧紙を接着したりする等、表面化粧された基材の両側端部を切削加工して上段面と下段面を有する横断面凸形状に形成したものが用いられる。
また、上記第2の床材としては、第1の床材の相対向する上段面間に形成された嵌合溝に嵌合する幅を有し、上記と同様に合板、集成材、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード等、種々の木質基材に突き板を貼着したり、木目模様の化粧紙を接着したりする等してフローリングに適するようにデザインされたものが使用される。
本願請求項1記載の発明に係る床構造においては、横断面凸形状でその長手方向の両側部に形成した張り出し部上面を下段面としその中央部を該下段面との段差を有する上段面とされた第1の床材を床下地材に敷設するとともに、隣接して相対向するそれぞれの下段面が互いに面一になるように当接して床下地材に並設し、上記第1の床材の相対向する上段面間に形成された嵌合溝に第2の床材を嵌合することによって、特に熟練の技を要することなく単に嵌合して接着するのみで簡単に現場でフローリング施工できる。
このとき、上記第1の床材の上段面の幅と第2の床材の幅とを略同寸とすることにより、施工後は第1の床材と第2の床材とは見掛け上、同一となって違和感なく、且つ外観性よくフローリングを仕上げることができる。
また、第1の床材と第2の床材とは厳密な品質管理のもとで寸法精度よく工場生産されているため、従来の実結合方式におけるように雄実を雌実に嵌合することなく、上記嵌合溝に第2の床材を嵌合、接着するのみで、第1の床材の側端面と第2の床材の側端面との間に目隙がなく、また不陸を生じることなく表面段差のないフローリング仕上げをすることができる。
本願発明に係る床構造を示す分解説明図。 本願発明に係る床構造を示す部分横断面図。
以下、本願発明に係る床構造の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1の床材と第2の床材とからなる本願発明に係る床構造Aを示す分解説明図である。
図1に示すように、上記第1の床材1は、横断面凸形状とされ、床材1の長手方向の左右両側部には同一寸法の張り出し幅aを有する張り出し部が形成されその上面を第1の床材1の下段面11とし、その中央部は上記下段面11と段差hを有する上段面12とされている。また、上記上段面12の表面は木目模様にデザインされ、上記張り出し幅aは上段面12の幅の略1/2とされている。
上記第2の床材2は短冊状であり、その表面は第1の床材と同じく木目模様にデザインされ、その厚みtは上記第1の床材1の下段面11と上段面12との段差hと略同一とされ、且つ第2の床材2は、上記第1の床材1の下段面11の両側部の張り出し幅の総和2aに相当する幅wを有している。
つぎに、本願発明に係る床構造Aの施工方法について説明する。まず床下地材3の表面に接着剤4を塗布する。ここで、上記接着剤4としては、シックハウス症候群の原因とされるホルムアルデヒドが発生せず、また、室内にトルエン等の有機溶媒が残留することのない無溶媒系の接着剤4が用いられる。
上記無溶媒系の接着剤4としてはエポキシ樹脂系やウレタン樹脂系等の二液反応硬化性接着剤が好ましく用いられ、成分の異なるA液とB液とを混合して床下地材3の表面に塗布する。塗布した後、隣接する第1の床材1どうしを床下地材3の上に並列に、且つ隣接して相対向する下段面11、11を互いに面一になるように当接して接着する。
すなわち、第1の床材1と床下地材3の被接着面から吸収された二液反応硬化性接着剤が相互に反応、硬化することによって当該下段面11、11の両者が一体的に接着される。
接着後、室温で数時間ないし数十時間放置することによって、上記硬化反応は十分に進行して床下地材3の上に第1の床材1がしっかりと貼着される。このとき、上記放置時間の間、あるいはフローリング施工後もホルムアルデヒドや室内にトルエン等の有機溶媒の放出がないため、室内の空気質を良好に保つことができる。
ここで、図1に示すように、上記当接して接着された隣り合う第1の床材1、1の互いに面一に連接された二つの下段面11、11を底面とした嵌合溝5が、隣り合う第1の床材1の上段面12、12間に形成される。この嵌合溝5の底面を形成する下段面11、11に上記と同様にして二液反応硬化性の接着剤4を混合、塗布し、上記嵌合溝5内に第2の床材2を嵌合して接着する。
このように単に床下地材3の上に第1の床材1を接着し、形成された嵌合溝5に第2の床材2を嵌合して接着することによって、実結合を用いる場合の雄実を雌実に嵌合するための手間や熟練の技を要することなく、簡単に外観性よく床材を敷設することができる。
図2は、上記のようにして施工された本願発明に係る床構造Aを示す部分横断面図である。上記隣り合う2枚の第1の床材1の下段面11、11に架け渡すようにして第2の床材2が嵌合溝5に嵌合し、第1の床材1の上段面12と第2の床材2とが面一に敷き詰められる。ここで図1に示したように、第2の床材2の幅wは第1の床材1の両側の張り出し幅a、aの総和と同一で且つ該総和2aは第1の床材1の上段面12の幅と同一とされているから、外観上、第1の床材1と第2の床材2とは違和感なく同一の床材に見える。
上記第1の床材1と第2の床材2とは、予め、厳密な品質管理のもとで寸法精度よく工場生産されているため、施工現場では特に熟練の技を必要とせずに、第1の床材1の側端面と第2の床材2の側端面とを目隙がなく、また不陸を生じることなく直線性を保って外観性よく床構造Aを施工することができる。
以上、第1の床材1の上段面12の幅と、第2の床材2の幅とが略同寸の場合について説明したが、必ずしも同寸とする必要はない。例えば、第1の床材1の下段面11の両側部の片側の張り出し幅を小さくすることによって、第2の床材2の幅wを第1の床材1の上段面12の幅よりも狭くし、第1の床材1と第2の床材2とが異なる床材であることを強調する外観デザインとしてもよい。あるいは、第2の床材2の表面デザインと第1の床材1の表面デザインとを異なったものとしてフローリングにアクセントを付けてもよい。
また、第1の床材1どうしを相対向する下断面11,11を当接した形状を一体に形成したものを床材1としてもよいことは当然である。
なお、上記実施形態においては、接着剤4を用いて第1の床材1を床下地材3に貼着し、嵌合溝5の底面を形成する二つの下段面11にも接着剤4を塗布して上記嵌合溝5内に第2の床材2を嵌合し、接着する形態について述べたが、外観性を損なわない範囲で釘等の固着手段を用いてもよい。
例えば、第1の床材1を床下地材3に固定する際、釘固定し、ついで嵌合溝5内に第2の床材2を嵌合し、接着してもよい。あるいは、釘固定と接着剤とを併用してもよい。このように本願発明に係る床構造は設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、いずれの場合も本願発明の技術的範囲に属する。
A 本願発明に係る床構造
1 第1の床材
11 下段面
12 上段面
2 第2の床材
3 床下地材
4 接着剤
5 嵌合溝
a 第1の床材の下段面の張り出し幅
h 第1の床材の下段面と上段面との段差
w 第2の床材の幅
t 第2の床材の厚み

Claims (1)

  1. 第1の床材と第2の床材とからなり、上記第1の床材は横断面凸形状であってその両側部に形成した張り出し部上面を下段面とし、その中央部を該下段面との段差を有する上段面とし、上記第2の床材は短冊状であってその厚みが上記第1の床材の下段面と上段面との段差と略同一であり、且つ第2の床材は上記第1の床材の下段面の両側部の張り出し幅の総和に相当する幅を有するとともに、上記第1の床材を並設してその相対向する下段面を互いに面一になるように当接し、該並設された第1の床材の相対向する上段面間に形成された嵌合溝に第2の床材を第1の床材と面一となるように嵌合敷設してなる床構造。
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