JP2013126882A - 蓋付きのコーヒーカップ - Google Patents

蓋付きのコーヒーカップ Download PDF

Info

Publication number
JP2013126882A
JP2013126882A JP2011276513A JP2011276513A JP2013126882A JP 2013126882 A JP2013126882 A JP 2013126882A JP 2011276513 A JP2011276513 A JP 2011276513A JP 2011276513 A JP2011276513 A JP 2011276513A JP 2013126882 A JP2013126882 A JP 2013126882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
lid
stick
sugar
insertion groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011276513A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5841829B2 (ja
Inventor
Toshihiko Akamatsu
外之彦 赤松
Yoji Inoue
洋治 井上
Atsushi Oikawa
淳 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DEKISHI KK
Dixie Japan Ltd
Akamatsu Kasei Kougyou Co Ltd
Original Assignee
NIPPON DEKISHI KK
Dixie Japan Ltd
Akamatsu Kasei Kougyou Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DEKISHI KK, Dixie Japan Ltd, Akamatsu Kasei Kougyou Co Ltd filed Critical NIPPON DEKISHI KK
Priority to JP2011276513A priority Critical patent/JP5841829B2/ja
Publication of JP2013126882A publication Critical patent/JP2013126882A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5841829B2 publication Critical patent/JP5841829B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】スティック砂糖や充填カップを簡単かつ容易に、外れないように蓋体に連結し、かき混ぜ棒も一緒に蓋体に連結する。
【解決手段】蓋付きのコーヒーカップは、カップ本体1の開口部1Aに脱着自在に蓋体2を連結している。蓋体2は、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを脱着自在に案内する挿入溝6と、充填カップ5を係止構造で脱着自在に連結する充填カップ5の係止部7とを有し、この係止部7は、充填カップ5の鍔状外周縁21を両側から挟む状態で引っ掛けて係止する一対のアンダーカット係止部7Aを有している。コーヒーパックは、挿入溝6にスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを案内し、一対のアンダーカット係止部7Aに充填カップ5を係止して、挿入溝6に案内しているスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とをカバーして、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4と充填カップ5とを脱着できるように蓋体2に連結できるようにしている。
【選択図】図2

Description

本発明は、コーヒーショップからテイクアウトされるのに最適なコーヒーカップに関し、とくに、コーヒーにミルクや砂糖を一緒に連結してテイクアウトできる蓋付きのコーヒーカップに関する。
本明細書において、「コーヒーカップ」は、コーヒーのみでなく紅茶を入れるカップをも含む意味に使用する。
コーヒーを充填しているコーヒーカップは、コーヒーショップにおいて砂糖やミルクが一緒にテイクアウトされる。従来は、コーヒーを充填しているコーヒーカップと、砂糖やミルクを別々の袋に入れ、あるいは一緒の袋に入れてテイクアウトしている。しかしながら、この状態では砂糖やミルクの持ち運びに手間がかかる欠点がある。この欠点を解消するために、砂糖やミルクをコーヒーカップに連結して一緒にテイクアウトできるコーヒーカップが開発されている。(特許文献1及び2参照)
特開2003−237786号公報 特開平9−2516号公報
特許文献1のコーヒーカップは、カップ本体の上部に、砂糖とミルクを入れる収納部を設けている。このコーヒーカップは、砂糖やミルクの収納部の底板を、ストローあるいは掻き混ぜスチィック(混ぜ棒)などで容易に突き破れる材料、たとえばアルミ箔とし、これを突き破って砂糖やミルクをコーヒーに混ぜて、飲み口から飲むようにしている。このコーヒーカップは、市販のスティック砂糖や、コーヒーフレッシュや、コーヒー用ミルクとして多く市販されている、小型カップのポーション入りミルクを使用できないので、テイクアウトに使用するときには、砂糖やミルクを収納部に入れるのに手間がかかる欠点がある。とくに、砂糖やミルクを入れて収納部を密閉するには、さらに手間がかかる欠点がある。収納部を設けたカップ本体の飲み口からコーヒーを飲むので、飲むときに収納部が開口部にあって邪魔になる欠点もある。
特許文献2のコーヒーカップは、容器の蓋体に、ミルク等の添加物を入れる、開口可能な密閉収容部を設けている。このコーヒーカップは、あらかじめ食品工場などで、蓋体の収容部に、ミルクを充填し、密閉した後、使用先に運搬する必要がある。このため、このコーヒーカップも、市販のポーション入りミルクを使用できない欠点がある。また、砂糖やかき混ぜ棒を一緒に連結できない欠点もある。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、市販のスティック砂糖やポーション入りミルクをそのままの状態で、簡単かつ容易に、しかも確実に外れないように蓋体に連結でき、さらに、かき混ぜ棒も一緒に蓋体に連結して、飲むときには、これ等を蓋体から外して、砂糖とミルクをカップ本体のコーヒーに混ぜて、従来のコーヒーカップと同じように飲むことができる蓋付きのコーヒーカップを提供することにある。
ところで、本明細書において、充填カップやかき混ぜ棒を「外れないように蓋体に係止する」とは、ユーザーが外さない限り、充填カップやかき混ぜ棒が外れない状態を意味するものであって、ユーザーが外そうとしても外れない状態を意味するのではない。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の蓋付きのコーヒーカップは、上方を開口しているカップ本体1と、このカップ本体1の開口部1Aに脱着自在に連結されて、カップ本体1の開口部1Aを閉塞する蓋体2とを備える。蓋体2は、破断できる棒状の容器に砂糖又は合成甘味料を入れてなるスティック砂糖3と、コーヒーまたは紅茶をかき混ぜる棒状のかき混ぜ棒4とを脱着自在に案内する挿入溝6と、鍔状のシール面21Aに付着しているシール材22が剥離されて充填しているミルクまたは果汁が排出される充填カップ5を係止構造で脱着自在に連結する充填カップ5の係止部7とを有する。充填カップ5は、ミルクまたは果汁を充填している収納凹部20の開口縁に沿って、外側に突出する鍔状外周縁21を有し、この鍔状外周縁21の表面をシール面21Aとして、シール面21Aにシール材22を付着している。蓋体2の係止部7は、充填カップ5の鍔状外周縁21を両側から挟む状態で引っ掛けて係止する一対のアンダーカット係止部7Aを有する。一対のアンダーカット係止部7Aに係止される充填カップ5が、挿入溝6に案内してなるスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とをカバーして、蓋体2から外れない状態に保持するようにしている。蓋付きのコーヒーカップは、挿入溝6にスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを案内し、アンダーカット係止部7Aに充填カップ5を係止して、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4と充填カップ5とを脱着できるように蓋体2に連結できるようにしている。
以上の蓋付きのコーヒーカップは、市販のスティック砂糖や充填カップをそのままの状態で使用しながら、簡単かつ容易に、しかも確実に外れないように蓋体に連結できる。さらに、かき混ぜ棒も充填カップでもって一緒に蓋体に連結できる。とくに、以上の蓋付きのコーヒーカップは、充填カップを蓋体に連結して、この充填カップでもって、スティック砂糖とかき混ぜ棒とをカバーして外れないように連結するので、スティック砂糖とかき混ぜ棒とを外れないように蓋体に連結できる。さらに、以上の蓋付きのコーヒーカップは、一対のアンダーカット係止部でもって、充填カップの鍔状外周縁を両側から挟むように係止して、これを外れないように蓋体に連結するので、充填カップを確実に外れないように蓋体に連結でき、また、外れない充填カップでもって、スティック砂糖とかき混ぜ棒の両方を外れないように蓋体に連結できる特徴がある。さらにまた、コーヒーまたは紅茶を飲むときには、充填カップを蓋体から外し、スティック砂糖とかき混ぜ棒と外して、砂糖とミルクまたは果汁をカップ本体のコーヒーまたは紅茶に入れて、かき混ぜ棒で混ぜることで、従来のコーヒーカップと同じようにして飲むことができる。
本発明の蓋付きのコーヒーカップは、アンダーカット係止部7Aに係止される充填カップ5が、切り欠きライン24を設けている先端部に向かって先細り状となっている鍔状外周縁21のテーパー突出部23を有し、このテーパー突出部23を蓋体2の中心に向く姿勢として、アンダーカット係止部7Aで充填カップ5を蓋体2に係止し、係止される充填カップ5のテーパー突出部23側の上面でもって、挿入溝6に案内しているスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とをカバーして蓋体2に保持する構造とすることができる。
以上の蓋付きのコーヒーカップは、充填カップのテーパー突出部を蓋体の外側に突出させることなく、テーパー突出部側の上面でもって、スティック砂糖とかき混ぜ棒とを確実に抜けないように蓋体に保持できる特徴がある。
本発明の蓋付きのコーヒーカップは、蓋体2を、真空成形された熱可塑性樹脂のプラスチックシートとすることができる。
この蓋付きのコーヒーカップは、蓋体を安価に多量生産しながら、充填カップとスティック砂糖とかき混ぜ棒とを確実に連結できる特徴がある。
本発明の蓋付きのコーヒーカップは、蓋体2に、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを案内するひとつの挿入溝6を設け、ひとつの挿入溝6にスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを案内する構造にできる。
この構造の蓋付きのコーヒーカップは、蓋体を簡単な形状に成形して、スティック砂糖とかき混ぜ棒とを連結できる特徴がある。
本発明の蓋付きのコーヒーカップは、蓋体2に、スティック砂糖3を案内する挿入溝6と、かき混ぜ棒4を案内する挿入溝6とを設けることができる。
この構造の蓋付きのコーヒーカップは、スティック砂糖とかき混ぜ棒とを別々の挿入溝に入れて、充填カップで抜けないように保持して、確実に連結できる特徴がある。また、スティック砂糖を必要としないユーザーが、かき混ぜ棒のみを挿入溝に入れて確実に連結できる。
さらに、本発明の蓋付きのコーヒーカップは、挿入溝6に、かき混ぜ棒4を係止構造で連結するかき混ぜ棒係止部14を設け、このかき混ぜ棒係止部14に係止されるかき混ぜ棒4でもって、スティック砂糖3を挿入溝6に外れない状態に連結することができる。
以上の蓋付きのコーヒーカップは、スティック砂糖とかき混ぜ棒とをかき混ぜ棒係止部で蓋体に外れないように連結し、さらに、スティック砂糖とかき混ぜ棒とを、充填カップでカバーして外れないように連結するので、スティック砂糖とかき混ぜ棒とをより確実に外れないように蓋体に連結できる特徴がある。また、充填カップを使用しない状態で、スティック砂糖とかき混ぜ棒とを蓋体に連結することもできる。さらにまた、スティック砂糖を必要としないユーザーが、かき混ぜ棒をかき混ぜ棒係止部で外れないように蓋体に連結できる。
本発明の一実施例にかかる蓋付きのコーヒーカップにスティック砂糖とかき混ぜ棒と充填カップをセットした状態を示す斜視図である。 図1に示す蓋付きのコーヒーカップの分解斜視図である。 図1に示す蓋付きのコーヒーカップの垂直断面図である。 図1に示す蓋付きのコーヒーカップの正面図である。 蓋体の平面図である。 図5に示す蓋体にスティック砂糖とかき混ぜ棒と充填カップをセットした状態を示す平面図である。 充填カップの分解斜視図である 本発明の他の実施例にかかる蓋付きのコーヒーカップにスティック砂糖とかき混ぜ棒と充填カップをセットした状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる蓋付きのコーヒーカップにスティック砂糖とかき混ぜ棒と充填カップをセットした状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための蓋付きのコーヒーカップを例示するものであって、本発明は蓋付きのコーヒーカップを以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1ないし図6に示す蓋付きのコーヒーカップは、上方を開口しているカップ本体1と、このカップ本体1の開口部に脱着自在に連結されて、カップ本体1の開口部1Aを閉塞する蓋体2とを備える。
カップ本体1は紙製で、上方に向かって水平断面積を大きくする筒状として、底を閉塞して上方を開口している。カップ本体1の上端縁は、紙を外側に湾曲するように加工して、リング状補強部1Bを設けている。
蓋体2は、プラスチックシートを真空成形して、外周縁に沿って、カップ本体1に脱着自在に連結される周壁11を設けている。周壁11は、内面にリング溝12を設けている。リング溝12には、カップ本体1のリング状補強部1Bが案内されて、蓋体2を、脱着はできるが、ユーザーが外さない限り外れないようにカップ本体1に連結している。
さらに、蓋体2は周壁11から上方に突出する突出部8を設けて、この突出部8には、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを案内する挿入溝6と、充填カップ5を係止状態で連結する係止部7とを設けている。
スティック砂糖3は、細長い棒状の紙容器に、砂糖又は合成甘味料を入れたもので、既に多く市販されているものである。かき混ぜ棒4は、コーヒーや紅茶をかき混ぜる棒状にプラスチックを成形したもので、図2に示すかき混ぜ棒4は、先端部には、横幅を広くしているかき混ぜ部4Aを設けて、後端部にはユーザーが握り易いようにグリップ部4Bを設けている。
充填カップ5は、図7に示すように、プラスチック製の小型カップであるポーションに、ミルクや果汁を入れて開口部をシールしたものである。この充填カップ5は、既に多く市販されているもので、コーヒーフレッシュやコーヒー用ミルクと呼ばれる、ポーションにミルクを充填したもの、あるいは、紅茶に添加される果汁としてレモン果汁等の果汁をポーションに充填したものである。この充填カップ5は、鍔状のシール面21Aに付着しているシール材22を剥離して充填しているミルクや果汁等の内容物を排出するもので、ミルクや果汁を充填している収納凹部20の開口縁に沿って、外側に突出する鍔状外周縁21があり、この鍔状外周縁21の表面をシール面21Aとして、このシール面21Aにシール材22を付着したものである。さらに、この充填カップ5は、図7に示すように、鍔状外周縁21に、切り欠きライン24を設けている先端部に向かって先細り状とするテーパー突出部23を設けている。この充填カップ5は、テーパー突出部23を設けて、ミルクや果汁を充填している収納凹部20から切り欠きライン24を外側に離して、ユーザーが切り欠きライン24を簡単に折曲して、ミルクや果汁等の内容物を排出しやすくしている。
蓋体2は、突出部8にスティック砂糖3とかき混ぜ棒4の挿入溝6を設けている。図5の蓋体2は、この図において突出部8の下部に、横方向に延びる挿入溝6を設けている。挿入溝6は、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4を重ねて案内できる深さとしている。挿入溝6は、図1ないし図3に示すように、スティック砂糖3を下に、かき混ぜ棒4を上に重ねて案内できる深さに成形している。
図1ないし図4の蓋体2は、上下を反転した充填カップ5のテーパー突出部23を蓋体2の中心に向ける姿勢として、係止部7でもって充填カップ5を蓋体2に係止して、係止される充填カップ5のテーパー突出部23側の上面でもって、挿入溝6に案内しているスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とをカバーして蓋体2に保持している。係止部7は、鍔状外周縁21を両側から挟んで抜けないように係止するために、一対のアンダーカット係止部7Aを有している。一対のアンダーカット係止部7Aは、アンダーカット形状、すなわち先端に向かって対向幅を狭くする形状としている。
以上の状態で、充填カップ5を係止する図5の蓋体2は、挿入溝6を境界として、突出部8を第1突出部8Aと第2突出部8Bとに区画している。図5において挿入溝6の下側を第1突出部8A、挿入溝6の上側を第2突出部8Bとしている。第1突出部8Aの両側部には、充填カップ5の係止部7を設けるために一対の係止凸部10を設けて、一対の係止凸部10の内側面にアンダーカット係止部7Aを設けている。第1突出部8Aの中央部は、上面を平面状として、この平面部に、上下を反転した姿勢で配置される充填カップ5の上面を添わせ、充填カップ5の鍔状外周縁21の両側をアンダーカット係止部7Aに引っ掛けて、充填カップ5を蓋体2に係止している。一対の係止凸部10は、対向面をアンダーカット形状に成形して、アンダーカット係止部7Aとしている。
蓋体2の第2突出部8Bは、図2、図5、及び図6に示すように、充填カップ5のテーパー突出部23を蓋体2の中心に向ける姿勢として、充填カップ5をアンダーカット係止部7Aに係止できるように、充填カップ5のテーパー突出部23の一部を案内するテーパー状の挿入凹部13を上面に設けている。この蓋体2は、アンダーカット係止部7Aでもって、充填カップ5の鍔状外周縁21の両側を挟着状態で係止して、テーパー突出部23を挿入凹部13に案内して、充填カップ5のテーパー突出部23側の上面で、挿入溝6のスティック砂糖3とかき混ぜ棒4の上をカバーする。図5と図6の蓋体2に設けている一対のアンダーカット係止部7Aは、ほぼ円形である鍔状外周縁21の両側を、直径方向に挟着する状態で係止して、充填カップ5を確実に安定して、蓋体2に係止する。とくに、係止部7は、図6に示すように、平面視において、対向するアンダーカット係止部7Aを中央凹となる形状としており、対向する凹部の底面の間隔を、鍔状外周縁21の直径とほぼ等しくし、あるいはやや大きくしている。この構造は、円形である鍔状外周縁21の直径部分の両側を、中央凹の凹部に案内する状態で挟着状態に係止して、鍔状外周縁21を確実に抜けないように係止できる。
さらに、図5の蓋体2は、充填カップ5を使用しない状態で、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを蓋体2に係止できるように、かき混ぜ棒4を蓋体2の突出部8に係止するかき混ぜ棒係止部14を設けている。この蓋体2は、スティック砂糖3の上に配置しているかき混ぜ棒4を係止して、かき混ぜ棒4でもって、スティック砂糖3を蓋体2に外れないように係止する。かき混ぜ棒4は、スティック砂糖3に対して交差する姿勢で蓋体2の突出部8に係止される。蓋体2は、図5において、第2突出部8Bの左端部であって、挿入溝6の近傍にかき混ぜ棒係止部14を設けている。かき混ぜ棒係止部14は、かき混ぜ棒4を案内する案内溝15の両側、または一方の対向面をアンダーカット形状として実現している。図5の案内溝15は、挿入溝6に対して交差する姿勢に設けられて、ここに案内されるかき混ぜ棒4でもって、スティック砂糖3を挿入溝6から抜けないように保持する。さらに、案内溝15に案内されて、ここに係止されるかき混ぜ棒4は、第1突出部8Aに設けている係止凸部10に押圧されて、より確実に係止できる。それは、案内溝15と第1突出部8Aの係止凸部10とが、かき混ぜ棒4の離れた2カ所を押圧して、蓋体2に係止できるからである。図5と図6に示す蓋体2は、挿入溝6の右側の開口部であって、第1突出部8Aの右側の側縁部に、かき混ぜ棒4の右側の端部を係止する係止凹部を設けている。この蓋体は、図6に示すように、かき混ぜ棒4の左側端部を案内溝15に案内してかき混ぜ棒係止部14で保持すると共に、かき混ぜ棒4の右側端部を係止凹部16に係止させて、かき混ぜ棒4を確実に保持できる。
以上の蓋体2は、かき混ぜ棒4を蓋体2に係止して、かき混ぜ棒4でスティック砂糖3を抜けないように蓋体2に保持するが、かき混ぜ棒4を蓋体2に係止することなく、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4の両方を充填カップ5で抜けないように蓋体2に保持することもできる。
さらに、図1ないし図6の蓋体2は、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4の一部とを同じ挿入溝6に案内するが、蓋体2は、図8に示すように、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4の全体とをひとつの挿入溝6に案内する形状とすることができる。この蓋体2は、かき混ぜ棒4を係止する案内溝15やかき混ぜ棒係止部14を設けることなく、1つの挿入溝6にスティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを配置して充填カップ5で抜けないように保持する。また、蓋体2は、図9に示すように、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを別々に設けた挿入溝6、6に案内して、充填カップ5で抜けないように保持することができる。この蓋体2は、かき混ぜ棒4を案内する挿入部6と、かき混ぜ棒4を案内する挿入部6とを、それぞれ最適な形状に成形することで、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4とを抜けないように保持できる。
以上の実施例では、蓋付きのコーヒーカップの蓋体2に、スティック砂糖3とかき混ぜ棒4の両方をセットする状態を示しているが、蓋体には、必ずしもスティック砂糖をセットする必要はない。例えば、コーヒーや紅茶に砂糖や甘味料を入れないユーザーは、スティック砂糖を必要としないため、蓋体の挿入溝にはスティック砂糖をセットしない。ただ、砂糖や甘味料は入れないがミルクや果汁を添加するユーザーは、ミルクや果汁が充填された充填カップとかき混ぜ棒が必要となり、蓋体には、かき混ぜ棒と充填カップとをセットする。したがって、このような場合には、挿入溝にかき混ぜ棒のみを案内して、充填カップで抜けないように保持することができる。
1…カップ本体 1A…開口部
1B…リング状補強部
2…蓋体
3…スティック砂糖
4…かき混ぜ棒 4A…かき混ぜ部
4B…グリップ部
5…充填カップ
6…挿入溝
7…係止部 7A…アンダーカット係止部
8…突出部 8A…第1突出部
8B…第2突出部
10…係止凸部
11…周壁
12…リング溝
13…挿入凹部
14…かき混ぜ棒係止部
15…案内溝
16…係止凹部
20…収納凹部
21…鍔状外周縁 21A…シール面
22…シール材
23…テーパー突出部
24…切り欠きライン

Claims (6)

  1. 上方を開口しているカップ本体(1)と、このカップ本体(1)の開口部(1A)に脱着自在に連結されて、カップ本体(1)の開口部(1A)を閉塞する蓋体(2)とを備え、
    前記蓋体(2)が、破断できる棒状の容器に砂糖又は合成甘味料を入れてなるスティック砂糖(3)と、コーヒーまたは紅茶をかき混ぜる棒状のかき混ぜ棒(4)とを脱着自在に案内する挿入溝(6)と、鍔状のシール面(21A)に付着しているシール材(22)が剥離されて充填しているミルクまたは果汁が排出される充填カップ(5)を係止構造で脱着自在に連結する充填カップ(5)の係止部(7)とを有し、
    前記充填カップ(5)が、ミルクまたは果汁を充填している収納凹部(20)の開口縁に沿って、外側に突出する鍔状外周縁(21)を有し、この鍔状外周縁(21)の表面をシール面(21A)として、シール面(21A)にシール材(22)を付着しており、
    前記係止部(7)が、前記充填カップ(5)の鍔状外周縁(21)を両側から挟む状態で引っ掛けて係止する一対のアンダーカット係止部(7A)を有し、
    一対のアンダーカット係止部(7A)に係止される前記充填カップ(5)が、前記挿入溝(6)に案内してなる前記スティック砂糖(3)とかき混ぜ棒(4)とをカバーして、蓋体(2)から外れない状態に保持するようにしており、
    前記挿入溝(6)にスティック砂糖(3)とかき混ぜ棒(4)とが案内され、前記アンダーカット係止部(7A)に充填カップ(5)が係止されて、スティック砂糖(3)とかき混ぜ棒(4)と充填カップ(5)とが脱着できるように蓋体(2)に連結できるようにしてなることを特徴とする蓋付きのコーヒーカップ。
  2. 前記アンダーカット係止部(7A)に係止される充填カップ(5)が、切り欠きライン(24)を設けている先端部に向かって先細り状となっている鍔状外周縁(21)のテーパー突出部(23)を有し、
    このテーパー突出部(23)が蓋体(2)の中心に向く姿勢として、前記アンダーカット係止部(7A)でもって前記充填カップ(5)を蓋体(2)に係止し、係止される充填カップ(5)がテーパー突出部(23)側の上面でもって、挿入溝(6)に案内しているスティック砂糖(3)とかき混ぜ棒(4)とをカバーして蓋体(2)に保持できるようにしてなる請求項1に記載される蓋付きのコーヒーカップ。
  3. 前記蓋体(2)が、真空成形された熱可塑性樹脂のプラスチックシートである請求項1又は2に記載される蓋付きのコーヒーカップ。
  4. 前記蓋体(2)に、スティック砂糖(3)とかき混ぜ棒(4)とを案内するひとつの挿入溝(6)を有し、ひとつの挿入溝(6)に前記スティック砂糖(3)とかき混ぜ棒(4)とが案内されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載される蓋付きのコーヒーカップ。
  5. 前記蓋体(2)に、スティック砂糖(3)を案内する挿入溝(6)と、かき混ぜ棒(4)を案内する挿入溝(6)とを設けている請求項1ないし3のいずれかに記載される蓋付きのコーヒーカップ。
  6. 前記挿入溝(6)が、前記かき混ぜ棒(4)を係止構造で連結するかき混ぜ棒係止部(14)を有し、このかき混ぜ棒係止部(14)に係止されるかき混ぜ棒(4)が、スティック砂糖(3)を挿入溝(6)に外れない状態に連結する請求項4に記載される蓋付きのコーヒーカップ。
JP2011276513A 2011-12-16 2011-12-16 蓋付きのコーヒーカップ Expired - Fee Related JP5841829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276513A JP5841829B2 (ja) 2011-12-16 2011-12-16 蓋付きのコーヒーカップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011276513A JP5841829B2 (ja) 2011-12-16 2011-12-16 蓋付きのコーヒーカップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013126882A true JP2013126882A (ja) 2013-06-27
JP5841829B2 JP5841829B2 (ja) 2016-01-13

Family

ID=48777659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011276513A Expired - Fee Related JP5841829B2 (ja) 2011-12-16 2011-12-16 蓋付きのコーヒーカップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5841829B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106395113A (zh) * 2015-07-31 2017-02-15 阿蒂娜工业株式会社 饮料容器
CN110451090A (zh) * 2019-08-26 2019-11-15 杨林 内置水盒式流质食品或饮料的自热杯
US11840384B2 (en) * 2022-05-14 2023-12-12 Alexander J. Simakovsky Container closure system

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653448U (ja) * 1992-07-13 1994-07-22 文雄 桂 消耗品販売セット
JPH06255665A (ja) * 1993-02-26 1994-09-13 Nitsupura Kk 容器蓋
JP2004017979A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Aseputo:Kk 飲料用容器
JP3163356U (ja) * 2010-07-15 2010-10-14 政彦 綱川 紙コップ用の蓋体
JP2011136749A (ja) * 2009-12-29 2011-07-14 Takeshi Tsujimoto 蓋付き食品容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653448U (ja) * 1992-07-13 1994-07-22 文雄 桂 消耗品販売セット
JPH06255665A (ja) * 1993-02-26 1994-09-13 Nitsupura Kk 容器蓋
JP2004017979A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Aseputo:Kk 飲料用容器
JP2011136749A (ja) * 2009-12-29 2011-07-14 Takeshi Tsujimoto 蓋付き食品容器
JP3163356U (ja) * 2010-07-15 2010-10-14 政彦 綱川 紙コップ用の蓋体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106395113A (zh) * 2015-07-31 2017-02-15 阿蒂娜工业株式会社 饮料容器
CN110451090A (zh) * 2019-08-26 2019-11-15 杨林 内置水盒式流质食品或饮料的自热杯
US11840384B2 (en) * 2022-05-14 2023-12-12 Alexander J. Simakovsky Container closure system

Also Published As

Publication number Publication date
JP5841829B2 (ja) 2016-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10201241B2 (en) Drink cup lid
US10577153B2 (en) Disposable dual beverage holding receptacle
ES2681441T3 (es) Contenedor resellable con collar y tapa
ES2396033T3 (es) Envase alimentario con tapa y sistema de cierre para un envase
JP4722139B2 (ja) 飲料容器用の蓋および煎じ出しユニット
US9169060B2 (en) Beverage container for brewing apparatus
NZ713362A (en) Arylquinazolines
RU2655150C2 (ru) Конструкция упаковки для хранения и распределения насыпного продукта
TW200934704A (en) Container and closure thereof
US20200337428A1 (en) Food container
JP5841829B2 (ja) 蓋付きのコーヒーカップ
WO2010092332A1 (en) Container
KR200487483Y1 (ko) 분유통
JP3220427U (ja) カバー層を備えたカップ蓋
KR20140034786A (ko) 용기 덮개 및 용기 덮개 스택
JP6328371B2 (ja) 飲み物用カップ蓋および飲み物用カップ
KR101751042B1 (ko) 컵 뚜껑
US20050269376A1 (en) Cap for cup
KR200400578Y1 (ko) 식품용기
US10486871B2 (en) Hanging container lid assembly
JP3208448U (ja) 外嵌合蓋を有する連結食品容器
KR200475801Y1 (ko) 홀더 기능이 있는 일회용컵 뚜껑
JP4238649B2 (ja) 飲み口開閉用小蓋付キャップ
CN209750649U (zh) 一种杯结构
CN215502323U (zh) 翻盖式一次性杯盖

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5841829

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees