JP2013126092A - 近距離無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 近距離無線通信機器のペアリング時において、マスター側デバイスのリスト表示上で、対象のスレーブ側デバイスを見つけやすくする「近距離無線通信システム」を提供する。
【解決手段】 スレーブ側の通信機器30から出力される1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器20に送出する際に、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返すようにする。マスター側の通信機器20では、探索により検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報が、その接続サービスの情報と共に、ディスプレイ上にリスト表示される。この際、ペアリングするスレーブ側の通信機器30からのサービス情報に係る信号はオン/オフ制御されているので、リスト上の対応表示は点滅することとなり、これによってユーザはペアリングしようとしている目的の通信機器を、他の通信機器と容易に識別できる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信システムに関し、特に、その通信機器間での接続を確立するための手順に関するものである。
コンピュータ同士またはその周辺機器との接続に、有線による接続に代えて、所定の通信プロトコルに基づく近距離無線通信による接続が普及してきている。この種の代表的な無線通信プロトコルはブルートゥース(Bluetooth:登録商標)である。ブルートゥースでは、多様なデバイスにおける無線通信を実現するために、その接続サービス毎に多数の接続プロファイルが規定されている。各ブルートゥース対応デバイスはそれが利用できる1または複数の接続プロファイルを持っており、そのペアリングの過程で、同じプロファイルを持ったデバイス同士が通信できるようにされる。ブルートゥースにおける代表的な接続プロファイルには、例えば、オーディオ信号をレシーバ付きヘッドフォンに伝送するためのA2DPプロファイル(Advanced Audio Distribution Profile)、ハンズフリー通話において音声データを同期型パケットで通信を制御するHFPプロファイル(Hands-Free Profile)、携帯電話等を介してインターネットにダイヤルアップ接続するためのDUNプロファイル(Dial-up Networking Profile)、マウスやキーボード等の入力装置を無線化するためのHIDプロファイル(Human Interface Device Profile)などがある。
ブルートゥース対応デバイスのペアリング、すなわち初期接続設定においては、その接続を開始するデバイスをマスター、被接続デバイスをスレーブと呼ぶ。例えば、今、スマートフォンに代表される多機能情報端末をマスター側デバイスとして、車載オーディオ機器(スレーブ側)との間でA2DPプロファイルによる通信を確立する場合を想定すると、その接続手順は以下のようになる。
車載オーディオ機器の電源をオンし、これをペアリングモードにセットする。この状態で多機能情報端末側でブルートゥース対応デバイスの探索を開始させる。このとき車内に他のブルートゥース対応デバイスが存在し、それらがペアリングモードにある場合(電源投入でペアリングモードにセットされるデバイスもある)は、それらのマスター側デバイスの探索対象となる。マスター側デバイスにおいて1または複数のスレーブ側デバイスが発見されると、そのアドレスを介してそれらの対応プロファイルが取得される。情報端末側のディスプレイ上には、車載オーディオ機器を含む、発見されたスレーブ側デバイスの情報が、その対応するプロファイル情報と共にリスト表示される。図1に、その一例を示す。そして、ユーザがこのリストの中から車載オーディオ機器に係る項目を選択し、これによって所定の認証手続などを経て、これら機器間の当該サービスに係る接続が確立されることになる。
しかしながら、このようなペアリングにおいて、先に説明したように近隣に複数のブルートゥース対応デバイスが存在する場合、ユーザがその選択時に次のような問題が生じることがある。すなわち、ペアリングを実現したいデバイスと同じプロファイルを持った複数のデバイスが存在する場合、ユーザはリストに表示されたデバイス毎の固有IDを頼りに、目的デバイスを選択することになるが、平均的なユーザをしてこのIDを記憶していないことが通例で、結果、目的デバイスを簡単には特定できず、この接続設定に手間が掛かるという問題がある。
このような問題に関連して、マスター側デバイスで受信されるスレーブ側デバイスからの信号の電波強度に基づいて、その最も近い位置にあるデバイスを特定し、この情報に基づいてペアリングを実現するデバイスを判断する技術が特許文献1に開示されている。
特開2008−205780号公報
しかしながら、ペアリングを実現したいデバイス同士が、最も近い位置にあることは必ずしも保証されず、ユーザがそれとは認識しないブルートゥース対応デバイスが、マスター側デバイスの最も近い位置に置かれている場合もあり、そのようなときには、目的のペアリングが実現できない。現状でもブルートゥースの対応プロファイルは多種多様であり、その対応デバイスも多く存在するため、このような状況が発生する確率は必ずしも低くはない。
また一方で、マスター側デバイスでリスティングするスレーブ側デバイスに関する情報を増やすなどの方法、例えば、デバイスの固有IDとは別にその機器の種類を追加するなどで、ユーザによる目的デバイスの判断を容易にする方法も考えられる。しかしながら、これを実現するためには、各マスター側デバイスにおける表示プログラムの改変が必要となり、多種多様なデバイスにおいてこの改変を履行させるのは容易ではない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、ペアリング時における、スレーブ側デバイスの出力信号をコントロールするという簡便な方法により、その目的のデバイスをマスター側デバイスのリスト表示上で目立たせることができる、近距離無線通信システムの接続確立手順を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信システムであって、スレーブ側の通信機器をマスター側の通信機器で認識させる信号を、該スレーブ側の通信機器から送出する手段と、マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器を探索する手段と、スレーブ側の通信機器が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出する手段であって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、マスター側の通信機器において、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にする手段と、前記選択に基づいて、マスター側の通信機器とスレーブ側の通信機器との間において、前記接続サービスに係る通信を確立する手段とを有する。
好ましくは前記スレーブ側の通信機器からサービス情報に係る信号を送出する手段は、複数の接続サービスの情報に係る複数の信号を送出する場合において、少なくともその内の1つの信号を所定周期でオン/オフさせるものである。好ましくは前記スレーブ側の通信機器から接続サービスの情報に係る信号を送出する手段は、該スレーブ側の通信機器に対する指示に基づいて、該接続サービスの情報に係る信号を所定期間、所定周期でオン/オフさせるものである。好ましくは前記マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器の情報をディスプレイ上に表示する手段は、該1または複数のスレーブ側の通信機器の表示毎に、その対応する接続サービスに係るアイコンを表示する手段を含むものである。好ましくは前記近距離無線通信プロトコルは、その上で提供される複数種類の接続サービスを備え、前記通信機器は、通信する他の通信機器との間で1または複数の接続サービスによる接続を確立するものである。好ましくは前記近距離無線通信プロトコルがブルートゥースであり、前記通信機器が備える1または複数の接続サービスがブルートゥースにおけるプロファイルである。
本発明の通信機器は、所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信システムにおける通信機器であって、通信する他の通信機器に自己を認識させる信号を送出する手段と、1または複数の接続サービスの情報に係る信号を送出する手段であって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、を備える。
好ましくは通信機器は、入力された指示に基づいて所定期間、前記接続サービスの情報に係る信号を送出させる操作手段を、更に有する。
本発明の通信機器は、所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信システムにおける通信機器であって、スレーブ側の通信機器として、自己をマスター側の通信機器で認識させる信号を送出する手段と、マスター側の通信機器として、スレーブ側の通信機器を探索する手段と、スレーブ側の通信機器として、自己が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出する手段であって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、マスター側の通信機器として、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にする手段と、前記選択に基づいて、他の通信機器との前記接続サービスに係る通信を確立する手段と、を有する。
本発明の通信プログラムは、所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信プログラムであって、スレーブ側の通信機器をマスター側の通信機器で認識させる信号を、該スレーブ側の通信機器から送出するステップと、マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器を探索するステップと、スレーブ側の通信機器が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出するステップであって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、マスター側の通信機器において、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にするステップと、前記選択に基づいて、マスター側の通信機器とスレーブ側の通信機器との間において、前記接続サービスに係る通信を確立するステップと、を有する。
本発明の通信方法は、所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信方法であって、スレーブ側の通信機器をマスター側の通信機器で認識させる信号を、該スレーブ側の通信機器から送出するステップと、マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器を探索するステップと、スレーブ側の通信機器が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出するステップであって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、マスター側の通信機器において、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にするステップと、前記選択に基づいて、マスター側の通信機器とスレーブ側の通信機器との間において、前記接続サービスに係る通信を確立するステップと、を有する。
本発明によれば、スレーブ側の通信機器からの、接続サービスの情報に係る信号の出力は周期的なものとなるので、これを受信するマスター側では、その対応する表示が点滅、すなわち現れたり消えたりを繰り返し、その結果、ユーザはこの表示リスト上で容易にして目的のデバイスを識別できるようになる。
ブルートゥース対応機器のペアリング手順における、スレーブ側デバイスのリスト表示例を示す図である。 本発明の実施例に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。 情報端末の典型的な構成を示すブロック図である。 車載器の典型的な構成を示すブロック図である。 情報端末の通信接続部と、車載器の通信接続部の内部構成を示すブロック図である。 スレーブデバイス情報表示部による一表示構成例を示す図である。 情報端末からのプロファイル要求に対する、車載器におけるプロファイル信号の出力を示すタイミングチャートである。 ペアリング時における情報端末ー車載器間の信号の送受信のタイミングを表した図である。 情報端末とのペアリング実行時における車載器側の処理の手順を示したフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本発明の好ましい実施の形態は、車内に持ち込まれた多機能情報端末を、AV再生、放送受信およびナビゲーション機能などを搭載した車載器と、ブルートゥース規格に基づきペアリングさせて利用する態様に係る。例えば、ブルートゥースのA2DPプロファイルに従ってこれら機器を接続することで、情報端末上の楽曲を車載器側で再生出力可能にする。また、HFPプロファイルに従ってこれら機器を接続することで、情報端末に着信した通話を、車載器側に接続したヘッドセットを通して受けることができるようになる。さらに、DUNプロファイルに従ってこれら機器を接続することで、車載器を情報端末の公衆回線接続機能を介してインターネットに接続し、車載器が実装している情報提供サービスが利用できるようになる。ここで情報端末は、情報を処理することができる通信機能を備えた多機能型のポータブルな端末であり、例えば、携帯電話機、スマートフォン、パームトップ型パーソナルコンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータなどである。一方、車載器は、車両に搭載された電子装置であって、オーディオ/ビデオ再生機能、テレビ/ラジオ放送受信機能、ナビゲーション機能などを含むことができる。もっとも本発明の技術は、ここに示されるブルートゥース規格に係る通信システムに限定されず、他の近距離無線通信プロトコルに係る通信システムにおいても利用しうるものである。
図2は、本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。同図において、通信システム10は、情報端末20と、情報端末20にブルートゥース規格による近距離無線通信(以下、ブルートゥース接続40という)により接続される車載器30とを含んで構成される。ここでは、情報端末20は、通信機能を備えた多機能型のスマートフォンである。車載器30は、ナビゲーション機能やマルチメディア機能を備え、さらにハンズフリー通話セット32を備える。
ブルートゥース接続40は、2つの接続プロファイルを含む。1つのプロファイルは、ハンズフリー通話において音声データを同期型パケットで通信を制御するHFPプロファイルに基づく接続(以下、BT HFP接続42)である。もう1つの接続プロファイルは、モノラルまたはステレオのオーディオ信号を高品質で非同期データ転送を制御するA2DPプロファイルに基づく接続(以下、BTオーディオ接続44)である。情報端末20および車載器30は、ともに2つの通信プロファイル42、44を備えたブルートゥース接続40に対応する。従って、情報端末20が車内に持ち込まれたとき、情報端末20と車載器30とは、2つの通信プロファイル42、44を含むブルートゥース接続40によりペアリング可能となる。これら機器の具体的なペアリングの手順は後述する。もっとも情報端末20および車載器30は、他のデータ交換通信手段、例えばUSB(Universal Serial Bus)による有線接続、Wi-Fi(Wireless Fidelity)による無線LAN接続などを備えるものであって良い。
図3は、情報端末の典型的な構成を示すブロック図である。情報端末20は、ユーザからの入力を受け取る入力部100、ブルートゥース接続40により車載器30との接続を実現する通信接続部110、ディスプレイに種々の画像や情報を表示する表示部120、音声を出力する音声出力部130、外部のネットワークとのデータ通信、および公衆無線回線網を介しての電話機との通話等を可能にする通信部140、制御部150、情報端末20が保有するアプリケーション、プログラム等を格納するプログラムメモリ160、オーディオデータ、ビデオデータ、地図データなどを記憶するデータメモリ170、各部を接続するバス180とを備えている。
プログラムメモリ160には、種々のアプリケーションやプログラムが格納される。例えば、オーディオデータやビデオデータを再生するアプリケーション、ゲームを実行するアプリケーション、音声通話を行うためのプログラム、通信部140を介してインターネット上の情報をブラウズするためのプログラムなどが格納される。さらにプログラムメモリ160には、情報端末20と車載器30とがブルートゥース接続40を介して接続されているとき、車載器30から送信されたコマンド信号を解読し、当該コマンド信号によりアプリケーションを実行する拡張プログラムが含まれる。拡張プログラムによって、例えば音楽再生用のアプリケーションが起動されると、当該アプリケーションにより再生されたオーディオ信号がBTオーディオ接続44を介して車載器30へ送信される。
次に、図4は、車載器30の典型的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、車載器30は、ユーザからの入力を受け取る入力部200、ブルートゥース接続40により情報端末20との接続を可能にする通信接続部210、各種メディアの再生情報やナビゲーション情報など実行されるアプリケーションに係る各種情報を表示する表示部220、音声を出力する音声出力部230、種々のメディアの再生等を実行するマルチメディア部240、制御部250、アプリケーション等を実行するためのプログラムを格納するプログラムメモリ260、オーディオデータ、ビデオデータ、地図データなどのデータを記憶するデータメモリ270、各部を接続するバス280とを備えている。
マルチメディア部240は、CD、DVD、ブルーレイディスク、メモリ媒体、データメモリ270などに記録されたオーディオデータやビデオデータを再生する機能、テレビ放送やラジオ放送を受信する機能などを有する。プログラムメモリ260には、ナビゲーション機能を実行するアプリケーションやマルチメディア部240を制御するプログラムに加え、情報端末20との間の通信接続を制御するプログラムなどが記憶される。なお、車載器30は、ナビゲーション動作に必要なGPS測位情報、車速情報、方位情報などを受け取ることができる。
図5は、情報端末20の通信接続部110と、車載器30の通信接続部210の内部構成を示すブロック図である。図では、情報端末20がマスター側、車載器30がスレーブ側として機能されて、両通信機器間でブルートゥースによるペアリングを実現するための機能ブロックのみを示している。つまり、両通信機器は、ブルートゥースによるペアリングに関してマスター側およびスレーブ側のいずれにも成り得るよう同じ機能を備えているが、図にはそれぞれの担当する側の構成ブロックのみが示されている。
情報端末20においてその通信接続部110は、そのマスター側の機能として、ブルートゥースによる通信可能範囲内に存在する1または複数のスレーブデバイスを探索するスレーブデバイス探索部112、検出されたスレーブデバイスに対してその利用できるサービス情報としてのプロファイルを要求するBTプロファイル要求部114、発見されたスレーブデバイスの情報をディスプレイ上に表示するためのスレーブデバイス情報表示制御部116、および特定のスレーブデバイスとのペアリングを確立するための接続確立実行部118を備えている。
一方、車載器30においてその通信接続部210は、そのスレーブ側の機能として、自デバイスをマスター側に認識させるための識別信号を送出するBTデバイス識別信号送信部212、マスター側からの要求に基づいて、ブルートゥースプロファイルを送信するためのBTプロファイル送信部214、BTプロファイル送信部214で送信されるプロファイルの信号出力をコントロールするためのBTプロファイル送信信号制御部216、およびマスターデバイスとのペアリングを確立するための接続確立実行部218を備えている。
BTデバイス識別信号送信部212は、ユーザ操作により車載器30がペアリングモードに移行したタイミングで送信されるもので、その信号には、自デバイスの識別ID、接続アドレスが含まれる。もっとも機器の電源が投入されたタイミングで、ペアリングモードに自動的に移行し、この識別信号を送出するよう構成することもできる。スレーブデバイス探索部112は、1または複数のスレーブデバイスから発信される前記識別信号を待ち受ける。BTプロファイル要求部114は、スレーブデバイス探索部112で発見されたスレーブデバイスのアドレスに対し、SDP(Service Discovery Protocol)プロトコルを介してBTプロファイルを要求する信号を所定周期でポーリング送信する。
スレーブデバイス情報表示制御部116は、発見された1または複数のスレーブデバイスの識別IDを、その対応するプロファイルのアイコンと共にリスト表示する。図6はスレーブデバイス情報表示制御部による一表示構成例を示している。図には車載器30の他にも複数のスレーブデバイスが存在し、それらの情報が共に表示されている様子が示されている。各リストの項目には、その識別ID190と共に、対応プロファイルのアイコン群、すなわちHFPプロファイル対応を示すアイコン192、およびA2DPプロファイル対応を示すアイコン194が表示される。各リスト項目はユーザによる選択が可能なよう構成され、この操作に基づいて、接続確立実行部118、218によるペアリング処理が起動される。
BTプロファイル送信信号制御部216は、スレーブデバイスから送信されるBTプロファイル信号の出力をコントロールするもので、一実施例において、A2DPプロファイルの出力信号を、所定周期(例えば1秒おき)でオン/オフ制御する。図7は、情報端末20からのプロファイル要求に対する、車載器30におけるプロファイル信号の出力を示すタイミングチャートである。図に示すように、情報端末20からのプロファイル要求信号に応じて、車載器30はその対応する二種類のプロファイル、つまりHFPプロファイルに係る信号と、A2DPプロファイルに係る信号を出力する。この際、A2DPプロファイルに係る信号出力は、BTプロファイル送信信号制御部216でオン/オフ制御され、図にあるように、所定間隔で出力が分断され、パルス波となる。この結果、マスターデバイスである情報端末20側では、車載器30から出力されるプロファイル信号のうち、A2DPプロファイルに係る信号出力はそのポーリングのタイミングによって、受信されたりされなかったりを繰り返すこととなる。そしてこの受信状況に応じて、図6で示した情報端末20のリスト項目表示において、車載器30に係る項目上のA2DPプロファイルのアイコンの表示は、信号送信の周期で点滅することとなる。これによって、ユーザは複数のスレーブデバイスの中からペアリングしようとしている車載器30を容易に特定することができるようになる。
次に、情報端末20ー車載器30間のペアリングの実行手順について、図8および図9を参照して説明する。図8は、ペアリング時における情報端末20ー車載器30間の信号の送受信のタイミングを表した図である。車載器30がユーザ操作に基づいてペアリングモード802にセットされると、デバイス識別信号804が送出される。この状況で情報端末20をユーザがペアリング設定のための操作を行うと、端末においてスレーブデバイスの探索806が開始される。情報端末20において、車載器30からのデバイス識別信号804が検出808されると、そのアドレスに対してSDPプロトコルにより対応プロファイル情報の要求信号810を送出する。車載器30はこの要求信号を受けて、それが対応するHFPプロファイルの情報812およびA2DPプロファイルの情報814を送信する。このとき、A2DPプロファイル情報に係る信号の出力は、所定周期でオン/オフ制御816される。
情報端末20側において、これらのプロファイル情報は受信818され、その端末情報と共に、ディスプレイ上にリスト表示820される。このとき車載器30からのA2DPプロファイル情報に係る信号はオン/オフ制御されているので、リスト上のその対応アイコンは現れたり消えたりの点滅動作を繰り返すこととなる。この状態からユーザがリストの中からペアリングの対象として車載器30を選択822することで、車載器30側にペアリングの要求信号824が送出される。これを受けて情報端末20および車載器30における接続確立処理826、828が起動されて、ブルートゥースペアリングにおける所定の手順で両機器間のペアリング830が達成される。
図9は、情報端末20とのペアリング実行時における車載器30側の処理の手順を示したフローチャートである。車載器30がユーザ操作に基づいてペアリングモードにセットされることで本処理が開始される(ステップS902)。ペアリングモードにおいて、BTプロファイル識別信号送信部212(図5を参照)によりデバイス識別信号が送信される(ステップS904)。次いで、マスターデバイスである情報端末20からの、BTプロファイルの送信要求があると(ステップS906)、これに応じてHFPプロファイル情報に係る信号を送信すると共に(ステップS908)、A2DPプロファイル情報に係る信号を、その出力をオン/オフ制御しながら送信する(ステップS910)。そして、これらプロファイルを受信した情報端末20から接続要求があると(ステップS912)、ブルートゥース規格に従う所定の接続確立手順が実行される(ステップS914)。この接続確立手順には、必要ならば所定の認証手続きを含んで良い。以上の処理を経て、情報端末20との当該サービスに係る接続が確立する。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。上記実施例では、ブルートゥース規格に基づくペアリング手順を例としたが、他の近距離無線通信規格に基づくペアリングにおいて、本発明の技術を当然に利用できる。
10:通信システム 20:情報端末
30:車載器 32:ハンズフリー通話セット
40:ブルートゥース接続 42:BT HFP接続
44:BTオーディオ接続 110:通信接続部
112:スレーブデバイス探索部 114:BTプロファイル要求部
116:スレーブデバイス情報表示制御部 118:接続確立実行部
210:通信接続部 212:BTデバイス識別信号送信部
214:BTプロファイル送信部 216:BTプロファイル送信信号制御部
218:接続確立実行部

Claims (16)

  1. 所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信システムであって、
    スレーブ側の通信機器をマスター側の通信機器で認識させる信号を、該スレーブ側の通信機器から送出する手段と、
    マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器を探索する手段と、
    スレーブ側の通信機器が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出する手段であって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、
    マスター側の通信機器において、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にする手段と、
    前記選択に基づいて、マスター側の通信機器とスレーブ側の通信機器との間において、前記接続サービスに係る通信を確立する手段と、
    を有する通信システム。
  2. 前記スレーブ側の通信機器からサービス情報に係る信号を送出する手段は、複数の接続サービスの情報に係る複数の信号を送出する場合において、少なくともその内の1つの信号を所定周期でオン/オフさせるものである、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記スレーブ側の通信機器から接続サービスの情報に係る信号を送出する手段は、該スレーブ側の通信機器に対する指示に基づいて、該接続サービスの情報に係る信号を所定期間、所定周期でオン/オフさせるものである、請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器の情報をディスプレイ上に表示する手段は、該1または複数のスレーブ側の通信機器の表示毎に、その対応する接続サービスに係るアイコンを表示する手段を含むものである、請求項1ないし3いずれか1つに記載の通信システム。
  5. 前記近距離無線通信プロトコルは、その上で提供される複数種類の接続サービスを備え、前記通信機器は、通信する他の通信機器との間で1または複数の接続サービスによる接続を確立するものである請求項1ないし4いずれか1つに記載の通信システム。
  6. 前記近距離無線通信プロトコルがブルートゥースであり、前記通信機器が備える1または複数の接続サービスがブルートゥースにおけるプロファイルである、請求項1ないし5いずれか1つに記載の通信システム。
  7. 所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信システムにおける通信機器であって、
    通信する他の通信機器に自己を認識させる信号を送出する手段と、
    1または複数の接続サービスの情報に係る信号を送出する手段であって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、を備えた通信機器。
  8. 入力された指示に基づいて所定期間、前記接続サービスの情報に係る信号を送出させる操作手段を、更に有する請求項7に記載の通信機器。
  9. 所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信システムにおける通信機器であって、
    スレーブ側の通信機器として、自己をマスター側の通信機器で認識させる信号を送出する手段と、
    マスター側の通信機器として、スレーブ側の通信機器を探索する手段と、
    スレーブ側の通信機器として、自己が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出する手段であって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、
    マスター側の通信機器として、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にする手段と、
    前記選択に基づいて、他の通信機器との前記接続サービスに係る通信を確立する手段と、を有する通信機器。
  10. 所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信プログラムであって、
    スレーブ側の通信機器をマスター側の通信機器で認識させる信号を、該スレーブ側の通信機器から送出するステップと、
    マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器を探索するステップと、
    スレーブ側の通信機器が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出するステップであって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、
    マスター側の通信機器において、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にするステップと、
    前記選択に基づいて、マスター側の通信機器とスレーブ側の通信機器との間において、前記接続サービスに係る通信を確立するステップと、
    を有する通信プログラム。
  11. 前記スレーブ側の通信機器からサービス情報に係る信号を送出するステップは、複数の接続サービスの情報に係る複数の信号を送出する場合において、少なくともその内の1つの信号を所定周期でオン/オフさせるものである、請求項10に記載の通信プログラム。
  12. 前記スレーブ側の通信機器から接続サービスの情報に係る信号を送出するステップは、該スレーブ側の通信機器に対する指示に基づいて、該接続サービスの情報に係る信号を所定期間、所定周期でオン/オフさせるものである、請求項10または11に記載の通信プログラム。
  13. 前記マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器の情報をディスプレイ上に表示するステップは、該1または複数のスレーブ側の通信機器の表示毎に、その対応する接続サービスに係るアイコンを表示するステップを含むものである、請求項10ないし12いずれか1つに記載の通信プログラム。
  14. 前記近距離無線通信プロトコルは、その上で提供される複数種類の接続サービスを備え、前記通信機器は、通信する他の通信機器との間で1または複数の接続サービスによる接続を確立するものである請求項10ないし13いずれか1つに記載の通信プログラム。
  15. 前記近距離無線通信プロトコルがブルートゥースであり、前記通信機器が備える1または複数の接続サービスがブルートゥースにおけるプロファイルである、請求項10ないし14いずれか1つに記載の通信プログラム。
  16. 所定の近距離無線通信プロトコルによって接続可能なマスターおよびスレーブ通信機器間の接続を確立する通信方法であって、
    スレーブ側の通信機器をマスター側の通信機器で認識させる信号を、該スレーブ側の通信機器から送出するステップと、
    マスター側の通信機器においてスレーブ側の通信機器を探索するステップと、
    スレーブ側の通信機器が対応する1または複数の接続サービスの情報に係る信号を、マスター側の通信機器に送出するステップであって、その信号のオン/オフを所定周期で繰り返させるものと、
    マスター側の通信機器において、検出した1または複数のスレーブ側の通信機器の情報を、前記接続サービスの情報と共にディスプレイ上に表示し、何れかの通信機器を選択可能にするステップと、
    前記選択に基づいて、マスター側の通信機器とスレーブ側の通信機器との間において、前記接続サービスに係る通信を確立するステップと、
    を有する通信方法。
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