JP2013125578A - ハードディスクドライブ用ベースプレート及びこれを含むハードディスクドライブ - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、ハードディスクドライブ用ベースプレート及びこれを含むハードディスクドライブに関し、より詳しくは、プレス又は鍛造工法により製造されたベースプレートに適用可能にフィルター組み立て構造を改善したハードディスクドライブ用ベースプレート及びこれを含むハードディスクドライブに関する。
【解決手段】本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートは、データが保存されたディスクが配置されるディスク配置部と、上記ディスク配置部の下部に形成され、上記ディスクに保存されたデータを再生する磁気ヘッドに駆動力を提供するヘッド駆動部が配置されるヘッド装着部と、上記ディスク配置部に装着され、上記ディスクの回転時に発生する流動空気から異物を捕集するフィルターと、上記ディスク配置部を打ち抜いた後に垂直に上げて形成され、上記フィルターを固定させるフィルター固定部と、を含むことができる。
【選択図】図２ｃ

Description

本発明は、ハードディスクドライブ用ベースプレート及びこれを含むハードディスクドライブに関し、より詳しくは、プレス又は鍛造工法により製造されたベースプレートに適用可能にフィルター組み立て構造を改善したハードディスクドライブ用ベースプレート及びこれを含むハードディスクドライブに関する。

コンピュータの情報保存装置の一つであるハードディスクドライブ（ＨＤＤ；Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）は、磁気ヘッドを用いてディスクに保存されたデータを再生したりディスクにデータを記録したりする装置である。

このようなハードディスクドライブにおいて、ベースプレートには磁気ヘッドがディスク上で位置移動可能なようにヘッド駆動部、即ち、ＨＳＡ（Ｈｅａｄ Ｓｔａｃｋ Ａｓｓｅｍｂｌｙ）が設置され、上記ヘッド駆動部によって上記磁気ヘッドはディスクの記録面から所定の高さで浮上した状態で所望の位置に移動しながらその機能を行うようになる。

従来では、ハードディスクドライブに提供されるベースプレートを製造するにあたり、アルミニウム（Ａｌ）をダイキャスティング（Ｄｉｅ‐Ｃａｓｔｉｎｇ）した後にダイキャスティング（Ｄｉｅ‐Ｃａｓｔｉｎｇ）によって発生するバリ（Ｂｕｒｒ）などを除去する後加工方式を用いていた。

しかしながら、従来のダイキャスティング（Ｄｉｅ‐Ｃａｓｔｉｎｇ）方式は、鍛造用アルミニウム（Ａｌ）を溶融状態で注入して形を作る工程を経るようになるため、高温高圧を必要として多くのエネルギーが工程に要求され、工程時間も増加するという問題がある。

また、ダイキャスティング（Ｄｉｅ‐Ｃａｓｔｉｎｇ）金型の寿命の面においても一つの金型で多数のベースプレートを製造するのには限界があり、ダイキャスティング（Ｄｉｅ‐Ｃａｓｔｉｎｇ）工程によるベースプレートの寸法精度が良くないという問題も発生した。

したがって、ダイキャスティング（Ｄｉｅ‐Ｃａｓｔｉｎｇ）工程の問題を解決するためにプレス又は鍛造工法を用いてベースプレートを製造したが、プレス又は鍛造工法による場合は基本的に均一な厚さを有するようになるため、細密な形状の具現には問題がある。

特に、ハードディスクドライブの内部にはディスクの回転時に発生する流動空気からフィルターを用いて異物を捕集することにより微細ほこりのような異物が磁気ヘッドに流入されることを防止しているが、このようなフィルターは薄い形状を有するため、ベースプレートへのフィルター固定のための構造が必要となる。

しかしながら、プレス又は鍛造工法を用いる場合はこのようなフィルター固定のための構造を具現するのに困難があり、これはハードディスクドライブの信頼性を低下させる要因となる。

したがって、プレス又は鍛造工法を用いながらもフィルターを堅固に固定させることができるようフィルター組み立て構造を改善する研究が必要とされている。

本発明の目的は、プレス又は鍛造工法を用いながらもフィルターを堅固に固定させることができるようにするハードディスクドライブ用ベースプレート及びこれを含むハードディスクドライブを提供することである。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートは、データが保存されたディスクが配置されるディスク配置部と、上記ディスク配置部の下部に形成され、上記ディスクに保存されたデータを再生する磁気ヘッドに駆動力を提供するヘッド駆動部が配置されるヘッド装着部と、上記ディスク配置部に装着され、上記ディスクの回転時に発生する流動空気から異物を捕集するフィルターと、上記ディスク配置部の一部を打ち抜いた後に垂直に上げて形成され、上記フィルターを固定させるフィルター固定部と、を含むことができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートの上記フィルターが装着される上記ディスク配置部の所定位置には上記フィルターが固定されるように装着溝が形成されることができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートは、上記ディスク配置部の外側に形成されて上記ディスクの外径を包囲する側壁部をさらに含むことができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートの上記側壁部にはグルーブが形成され、上記グルーブには上記フィルターの一側が装着されることができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートは、上記ディスク配置部の打ち抜かれた部分を密封する密封部材をさらに含むことができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートは、データが保存されたディスクが配置されるディスク配置部と、上記ディスク配置部の下部に形成され、上記ディスクに保存されたデータを再生する磁気ヘッドに駆動力を提供するヘッド駆動部が配置されるヘッド装着部と、上記ディスク配置部に装着され、上記ディスクの回転時に発生する流動空気から異物を捕集するフィルターと、上記ディスク配置部の底面の所定位置を加圧して突出されるように形成され、上記フィルターを固定させるフィルター固定用突起と、を含むことができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートは、上記ディスク配置部の外側に形成されて上記ディスクの外径を包囲する側壁部をさらに含むことができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブ用ベースプレートの上記側壁部にはグルーブが形成され、上記グルーブには上記フィルターの一側が装着されることができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブは、ハードディスクドライブ用ベースプレートと、上記ハードディスクドライブ用ベースプレートに結合されて上記ディスクを回転させるためのスピンドルモータと、上記ディスクのデータを記録及び再生するための磁気ヘッドと、上記磁気ヘッドを上記ディスク上の所定の位置に移動させるためのヘッド駆動部と、を含むことができる。

本発明によるハードディスクドライブ用ベースプレート及びこれを含むハードディスクドライブによると、プレス又は鍛造工程によってもフィルターを堅固に固定させることができるため、ハードディスクドライブの信頼性を高めることができる。

また、ハードディスクドライブ用ベースプレートを鍛造又はプレス工程により製造して工程時間及びエネルギー消耗を最小化することができるため、生産能力を向上させることができる。

本発明の一実施例によるハードディスクドライブを示した概略分解斜視図である。 本発明の第１の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。 本発明の第１の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。 本発明の第１の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。 本発明の第２の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。 本発明の第２の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。 本発明の第２の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。 本発明の第３の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。 本発明の第３の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。

以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。

図１は、本発明の一実施例によるハードディスクドライブを示した概略分解斜視図である。

図１を参照すると、本発明の一実施例によるハードディスクドライブは、ハードディスクドライブ用ベースプレート１００（以下、「ベースプレート」という）、スピンドルモータ２００、ヘッド駆動部３００及びフィルター４００を含むことができる。

ベースプレート１００は、本発明の一実施例によるハードディスクドライブにおいてカバープレート１９０と共に概観を形成するハウジングを意味し、ディスク配置部１１０、ヘッド装着部１２０、側壁部１３０及びフィルター固定部１４０を含むことができる。

ここで、上記ベースプレート１００とカバープレート１９０は、ベースプレート１００に形成されたホール１１２に複数のスクリュー１９５が締結されて結合されることができる。

ディスク配置部１１０は、後述するスピンドルモータ２００に結合されるディスク５００が配置される部分であり、上記ディスク配置部１１０の上部にデータが保存された上記ディスク５００が位置することができる。

上記ディスク配置部１１０には後述するフィルター４００が固定されるようにフィルター固定部１４０が形成されるか又はフィルター固定用突起１７０が形成され、上記フィルター４００が装着される装着溝１５０が形成されることができる。これについては多様な実施例を挙げて後述する。

上記ディスク配置部１１０は上記ディスク５００の形状に対応するように全体的に円形からなり、上記ディスク配置部１１０の一部は段差状に形成されて後述するヘッド駆動部３００が配置されるヘッド装着部１２０を構成することができる。

ここで、上記ヘッド装着部１２０が上記ディスク配置部１１０より下部に位置する理由は、上記ヘッド駆動部３００が上記ディスク５００のデータを再生及び記録できるよう繰り返し回転する空間を提供するためである。

即ち、上記ヘッド駆動部３００が磁気ヘッド（図示せず）に駆動力を提供して上記磁気ヘッド（図示せず）が上記ディスク５００の間に挿入されることにより上記ディスク５００のデータを再生及び記録するための空間を確保するためである。

側壁部１３０は、上記ディスク５００の外径を包囲するように上記ディスク配置部１１０の外側に形成されることができる。

上記側壁部１３０の所定位置には、後述するフィルター４００の一側が装着されるようにグルーブ１６０が形成されることができる。

スピンドルモータ２００は、上記ディスク５００を回転させるためのもので、上記ディスク配置部１１０の中央に固定設置される。上記ディスク５００は、上記スピンドルモータ２００に結合されて上記スピンドルモータ２００の回転と共に回転するもので、データが記録される記録面を備えることができる。

ここで、上記スピンドルモータ２００の上端部には、ディスク４００を上記スピンドルモータ２００に堅固に固定させるためのクランプ２１０がスクリュー２１５によって締結されることができる。

また、図１及び図２には上記スピンドルモータ２００に一つのディスクが装着された構成を示しているが、これは例示に過ぎず、上記スピンドルモータ２００には一つ以上のディスク５００が装着されることができる。このように複数のディスク５００が装着される場合は、ディスク５００間の間隔を維持するためのリング状のスペーサーが上記ディスク５００の間に配置されることができる。

ヘッド駆動部３００は、ＨＳＡ（Ｈｅａｄ Ｓｔａｃｋ Ａｓｓｅｍｂｌｙ）と称され、磁気ヘッド（図示せず）を搭載して上記磁気ヘッド（図示せず）を所定の位置に移動させて上記ディスク５００上にデータを記録するか、又は上記ディスク５００に記録されたデータを読み取る構成であることができる。

上記ヘッド駆動部３００は音声コイルモータ（ＶＣＭ；Ｖｏｉｃｅ Ｃｏｉｌ Ｍｏｔｏｒ）、スイングアーム３２０及びサスペンション３３０で構成され、上記サスペンション３３０は上記スイングアーム３２０の先端部に固定結合されることができる。

また、上記ヘッド駆動部３００は上記ベースプレート１００のヘッド装着部１２０のピボット軸１８０を中心に回転可能に結合され、上記ディスク５００が上記ベースプレート１００の上記ディスク配置部１１０の上部で高速で回転すると、磁気ヘッド（図示せず）は上記ディスク５００の記録面に対してデータを再生するか記録する機能を行う。

ここで、上記音声コイルモータ（ＶＣＭ）は、上記ヘッド駆動部３００に回転動力を提供する構成であり、上記ヘッド駆動部３００のＶＣＭコイル３１０の上側及び下側に配置されるマグネット（図示せず）を備えることができる。

上記音声コイルモータ（ＶＣＭ）は、サーボ制御システムによって制御され、上記ＶＣＭコイル３１０によって入力される電流と上記マグネット（図示せず）によって形成された磁場の相互作用によりフレミングの左手の法則による方向に上記ヘッド駆動部３００をピボット軸１８０を中心に回転させる。

ここで、本発明の一実施例によるハードディスクドライブの作動開始命令が入力されると、ディスク５００が回転し始め、音声コイルモータ（ＶＣＭ）はスイングアーム３２０を反時計方向に回転させて磁気ヘッド（図示せず）をディスク５００の記録面上に移動させる。

逆に、本発明の一実施例によるハードディスクドライブの作動停止命令が入力されると、音声コイルモータ（ＶＣＭ）はスイングアーム３２０を時計方向に回転させて磁気ヘッド（図示せず）がディスク５００を外れるようにする。

上記ディスク５００の記録面を外れた磁気ヘッド（図示せず）は、上記ディスク５００の外側に設けられたランプ３６０にパーキングされる。

また、上記ベースプレート１００の一側のコーナー部分には、ヘッド駆動部３００に連結されたフレキシブル印刷回路基板（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）３５０を上記ベースプレート１００の下に配置された主回路基板（図示せず）に接続させるためのＦＰＣブラケット３７０が設けられる。

フィルター４００は、上記ディスク配置部１１０に装着され、上記ディスク５００の回転時に発生する流動空気から異物を捕集し、上記異物が磁気ヘッド（図示せず）に流入されることを防止してハードディスクドライブの信頼性を向上させるための構成であることができる。

上記ハードディスクドライブの組み立て過程で上記ハードディスクドライブの内部に微細ほこりのような異物が残留する可能性があり、外部衝撃又は上記ディスク５００が回転し始めるか停止するとき、上記ディスク５００の表面の摩擦によって異物が発生する可能性もある。

上述したように、上記ハードディスクドライブの内部に異物が残留すると、上記ディスク５００の回転中に上記ディスク５００の表面の異物と磁気ヘッド（図示せず）がぶつかる場合に上記磁気ヘッド（図示せず）と上記ディスク５００の表面が損傷する可能性がある。これにより、上記磁気ヘッド（図示せず）のデータ記録及び再生能力や信頼性が低下する可能性がある。

これにより、ハードディスクドライブの内部に上記異物を捕集できるフィルター４００を備え、上記フィルター４００は異物を捕集すると共に空気が通過するようスポンジのような構造を有することができる。

上記フィルターは、上記ベースプレート１００に備えられるフィルター固定部１４０又はフィルター固定用突起１７０によって上記ベースプレート１００に固定されることができる。これについては図２〜図４を参照して後述する。

図２ａ〜図２ｃは、本発明の第１の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。

図２ａを参照すると、本発明の第１の実施例によるハードディスクドライブに提供されるハードディスクドライブ用ベースプレート１００は、板材、即ち、冷間圧延鋼板（ＳＰＣＣ、ＳＰＣＥなど）にプレス又は鍛造工程を施して上記ベースプレート１００の基本的な構成を製造した後にベンディング及び切断などの後工程を経て全体的な形状が製造される。

即ち、ディスク配置部１１０、上記ディスク配置部１１０の下部に配置されるヘッド装着部１２０及び上記ディスク配置部の外側に形成されてディスク５００の外径のほとんどを包囲する側壁部１３０を備える１次的なベースプレート１００が製造される。

ここで、従来のダイキャスティング（Ｄｉｅ‐Ｃａｓｔｉｎｇ）方式においてエネルギーが多く消耗される点及び工程時間が長い点を改善した本発明のプレス又は鍛造方式は工程の効率の面において非常に効果的であるが、プレス又は鍛造方式の特性上、前述したフィルター４００を固定するための別途の構造を具現するのには限界がある。

したがって、上記フィルター固定部１４０が形成される位置に対応する上記ディスク配置部１１０の一部を打ち抜いた後に垂直に上げて上記フィルター固定部１４０を形成することにより上記フィルター４００を固定することができる。

上記フィルター固定部１４０は、パンチング機などを用いて折って上げて折れた部分を除いた他の部分を切断することにより形成されることができる。

また、上記フィルター固定部１４０のサイズは、折って上げる場合、上記側壁部１３０の高さ及び曲率半径を考慮して同一のサイズ及び曲率半径となるようにすることができる。

図２ｂを参照すると、１次ベースプレート１００を形成し、ディスク配置部１１０の一部を打ち抜いた後に垂直に上げてフィルター固定部１４０を形成することにより、上記フィルター固定部を備える２次ベースプレート１００が製造されることができる。

プレス又は鍛造工法を用いてベースプレート１００を製作する場合は上記フィルター４００を固定するための別途の構成を具現するのに困難があるが、上記のようにディスク配置部１１０の一部を打ち抜いた後に垂直に上げてフィルター固定部１４０を形成することにより上記フィルター４００を堅固に固定させることができる。

また、上記フィルター４００の抜去力を向上させるために、上記フィルター４００が装着される上記ディスク配置部１１０の所定位置にプレス加工により装着溝１５０を形成し、上記装着溝１５０に接着剤を塗布して上記フィルター４００をより堅固に固定させることができる。

また、上記側壁部１３０には、上記フィルター４００の一側が装着されて支持されるようにグルーブ１６０が形成されることができる。

即ち、上記フィルター４００の一側が上記側壁部１３０に形成される上記グルーブ１６０に装着されて支持されるようにし、上記フィルター４００の他側が上記フィルター固定部１４０によって支持されるようにすることにより、上記フィルター４００を上記ベースプレート１００に堅固に固定させることができる。

図２ｃを参照すると、上記ディスク配置部１１０の一部を打ち抜いた後に垂直に上げてフィルター固定部１４０を形成することにより、上記ディスク配置部１１０には上記フィルター固定部１４０と対応するサイズのホールが形成されることができる。

上記ホールは、本発明の一実施例によるハードディスクドライブの性能向上のために密封処理されなければならないため、密封部材５１０によって密封処理される。

即ち、ベースプレート１００の底面から上記ホールを覆う密封部材５１０を結合させ、テープなどの部材を用いることができる。

したがって、上記密封部材５１０を用いて上記ホールを密封することによりベースプレート１００が完成されるため、結果的にプレス及び鍛造工法を用い、フィルター固定部１４０を備え、信頼性が確保されるベースプレート１００を完成することができる。

図３ａ〜図３ｃは、本発明の第２の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。

本発明の第２の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレート１００は、フィルター固定部１４０が第１のフィルター固定部１４２と第２のフィルター固定部１４４からなる点を除いては、図１及び図２を参照して説明した本発明の第１の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートと同じであるため、上記フィルター固定部１４０以外の説明は省略する。

図３ａ〜図３ｃを参照すると、本発明の第２の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレート１００は、第１のフィルター固定部１４２及び第２のフィルター固定部１４４を含むことができる。

上記第１のフィルター固定部１４２及び上記第２のフィルター固定部１４４は、上記第１のフィルター固定部１４２及び上記第２のフィルター固定部１４４が形成される位置に対応する上記ディスク配置部１１０の一部を打ち抜いた後に垂直に上げて形成されることができる。

上記第１のフィルター固定部１４２及び上記第２のフィルター固定部１４４は、パンチング機などを用いて折って上げて折れた部分を除いた他の部分を切断することにより形成され、上記第１のフィルター固定部１４２及び上記第２のフィルター固定部１４４のサイズは、折って上げる場合、上記側壁部１３０の高さ及び曲率半径を考慮して同一のサイズ及び曲率半径となるようにすることができる。

上記第１のフィルター固定部１４２によってディスク回転時に発生する流動空気から異物を捕集するフィルター４００の一面が支持され、上記第２のフィルター固定部１４４によって上記フィルター４００の他の一面が支持されることができる。

即ち、上記フィルター４００は、上記第１のフィルター固定部１４２及び上記第２のフィルター固定部１４４によって上記フィルター４００の少なくとも二つの面が支持されて固定されることができるため、上記ベースプレート１００にさらに堅固に固定されることができる。

図４ａ及び図４ｂは、本発明の第３の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレートの概略斜視図である。

図４ａ及び図４ｂを参照すると、本発明の第３の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレート１００は、フィルター４００を支持するためのフィルター固定用突起１７０を含むことができる。

本発明の第３の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレート１００は、フィルター４００を固定するためにフィルター固定部１４０を形成する代わりにフィルター固定用突起１７０を形成する点を除いては、図１及び図２を参照して説明した本発明の第１の実施例によるハードディスクドライブに提供されるベースプレート１００と同じであるため、上記フィルター固定用突起１７０以外の説明は省略する。

上記フィルター固定用突起１７０は、上記ディスク配置部１１０の底面の所定位置を加圧して突出されるように形成され、ディスク５００の回転時に発生する流動空気から異物を捕集するフィルター４００を堅固に固定させることができるよう多数が形成されることができる。

上記多数のフィルター固定用突起１７０は一部の突起が上記フィルター４００の一面を支持し残りの一部の突起が上記フィルター４００の他面を支持することにより上記フィルター４００を固定させ、上記フィルター４００が装着される上記ディスク配置部１１０の所定位置に装着溝１５０を形成し、上記装着溝１５０に接着剤を塗布してより堅固に固定させることができる。

また、上記側壁部１３０に形成されるグルーブ１６０に上記フィルター４００の一側が支持されるようにすることにより、上記フィルター４００を上記ベースプレート１００に堅固に固定させることができる。

以上の実施例から、プレス又は鍛造工法を用いてハードディスクドライブ用ベースプレート１００を製造することができ、ディスク５００の回転時に発生する流動空気から異物を捕集するためのフィルター４００を固定させるために、ディスク配置部１１０の一部を打ち抜いた後に垂直に上げてフィルター固定部１４０を形成するか又はディスク配置部１１０の底面の所定位置を加圧してフィルター固定用突起１７０を形成することにより、プレス又は鍛造工法の問題が改善されたベースプレート１００を製造することができる。

また、上記ベースプレート１００をプレス又は鍛造工程で製造して工程時間及びエネルギー消耗を最小化することができるため、生産能力を極大化することができる。

１００ ベースプレート
１１０ ディスク配置部
１２０ ヘッド装着部
１３０ 側壁部
１４０ フィルター固定部
１５０ 装着溝
１６０ グルーブ
１７０ フィルター固定用突起
１８０ ピボット軸
１９０ カバープレート
２００ スピンドルモータ
３００ ヘッド駆動部
４００ フィルター
５００ ディスク

Claims (9)

1. データが保存されたディスクが配置されるディスク配置部と、
   前記ディスク配置部に装着され、前記ディスクの回転時に発生する流動空気から異物を捕集するフィルターと、
   前記ディスク配置部の一部を打ち抜いて前記ディスク配置部に垂直な方向に曲げて形成された、前記フィルターを固定させるフィルター固定部と、
   を含む、ハードディスクドライブ用ベースプレート。
2. 前記フィルターが装着される前記ディスク配置部の所定位置には前記フィルターが固定されるように装着溝が形成される、請求項１に記載のハードディスクドライブ用ベースプレート。
3. 前記ディスク配置部の外側に形成されて前記ディスクの外径を包囲する側壁部をさらに含む、請求項１または２に記載のハードディスクドライブ用ベースプレート。
4. 前記側壁部にはグルーブが形成され、前記グルーブには前記フィルターの一側が装着される、請求項３に記載のハードディスクドライブ用ベースプレート。
5. 前記ディスク配置部の打ち抜かれた部分を密封する密封部材をさらに含む、請求項１から４の何れか１項に記載のハードディスクドライブ用ベースプレート。
6. データが保存されたディスクが配置されるディスク配置部と、
   前記ディスク配置部に装着され、前記ディスクの回転時に発生する流動空気から異物を捕集するフィルターと、
   前記ディスク配置部の底面の所定位置を加圧して突出されるように形成され、前記フィルターを固定させるフィルター固定用突起と、
   を含む、ハードディスクドライブ用ベースプレート。
7. 前記ディスク配置部の外側に形成されて前記ディスクの外径を包囲する側壁部をさらに含む、請求項６に記載のハードディスクドライブ用ベースプレート。
8. 前記側壁部にはグルーブが形成され、前記グルーブには前記フィルターの一側が装着される、請求項７に記載のハードディスクドライブ用ベースプレート。
9. 請求項１から８のいずれか一項に記載のハードディスクドライブ用ベースプレートと、
   前記ハードディスクドライブ用ベースプレートに結合されて前記ディスクを回転させるためのスピンドルモータと、
   前記ディスクのデータを記録及び再生するための磁気ヘッドと、
   前記磁気ヘッドを前記ディスク上の所定の位置に移動させるためのヘッド駆動部と、
   を含む、ハードディスクドライブ。

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