JP2009271988A - ディスククランプおよびディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】平板のうねりを低減させることができるディスククランプおよびディスク装置を提供する。
【解決手段】スピンドルモータ15への装着にあたって、ディスククランプ38の平板39に形成される受け入れ孔41からスピンドルモータ15にねじ42がねじ込まれる。このとき、貫通孔51から例えば治具55が差し込まれる。治具55は、回転子26に形成される有底孔53に受け入れられる。その結果、ディスククランプ38および回転子26の相対回転は規制される。こうしたディスククランプ38では、貫通孔51の形成領域で平板39の剛性は低下する。平板39の表面には貫通孔51同士の間で窪み54が形成される。窪み54の形成領域で平板39の厚みは減少する。窪み54の形成領域で平板39の剛性は低下する。その結果、受け入れ孔41の中心軸回りで剛性の不均一は解消される。平板39のうねりは低減される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)といったディスク装置に組み込まれるディスククランプに関する。
例えばHDDにはスピンドルモータが組み込まれる。スピンドルモータのスピンドルハブには複数枚の磁気ディスクが装着される。磁気ディスクは、スピンドルハブのフランジとディスククランプとの間に強固に挟み込まれる。ディスククランプは円盤形の平板を備える。平板の中心にはねじを受け入れる受け入れ孔が形成される。ねじはスピンドルハブのねじ孔にねじ込まれる。こうしてディスククランプはフランジに向かって磁気ディスクに押し付け力を作用させる。
ディスククランプの平板には、受け入れ孔の中心軸回りに規定される所定の仮想円上に例えば4つの貫通孔が形成される。貫通孔同士は相互に等間隔で配置される。スピンドルハブには貫通孔に対応した位置に4つの窪みが形成される。ディスククランプの取り付けにあたって、受け入れ孔を挟んで向き合う2つの貫通孔から窪みに例えばピンが差し込まれる。こうしてディスククランプとスピンドルハブとの相対移動は規制される。このとき、ねじ孔にねじがねじ込まれる。
特開2005−339796号公報 特開平5−20760号公報
ディスククランプでは貫通孔は平板の剛性を弱める。その一方で、貫通孔同士の間で平板の剛性は維持される。その結果、受け入れ孔の中心軸回りで押し付け力の不均一が引き起こされる。押し付け力の不均一は平板に前述の仮想円に沿ったうねりを生じさせる。この平板のうねりは平板の外周部から磁気ディスクに転写される。磁気ディスクのうねりはヘッド素子の情報の書き込みや読み出しに悪影響を及ぼす。特に、記録密度の向上にあたって磁気ディスクのうねりはできる限り回避されなければならない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、平板のうねりを低減させることができるディスククランプおよびディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、ディスククランプは、平板と、表面から裏面に前記平板を貫通し、ねじを受け入れる受け入れ孔と、前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面から裏面に貫通する複数の貫通孔と、前記貫通孔同士の間で前記平板の表面に形成される窪みとを備えることを特徴とする。
こうしたディスククランプは例えばスピンドルモータの回転子に装着される。装着にあたって、平板に形成される受け入れ孔にはねじが受け入れられる。ねじは回転子にねじ込まれる。こうしてスピンドルモータにディスク媒体が装着される。ねじのねじ込み時、貫通孔から例えば治具が差し込まれる。治具は、回転子に形成される例えば有底孔に受け入れられる。治具の働きでディスククランプおよび回転子の相対回転は規制される。こうしてねじは回転子に簡単にねじ込まれる。
こういったディスククランプは平板を備える。平板には、受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で複数の貫通孔が形成される。貫通孔は平板の表面から裏面に貫通する。平板では貫通孔の形成領域で剛性が低下する。同時に、平板の表面には隣接する貫通孔同士の間で窪みが形成される。窪みの形成領域で平板の厚みは減少する。その結果、窪みの形成領域で平板の剛性は低下する。その結果、受け入れ孔の中心軸回りで剛性の不均一は解消される。平板のうねりは低減される。
以上のようなディスククランプは例えばディスク装置に組み込まれる。ディスク装置は、スピンドルモータと、前記スピンドルモータの回転中心に沿って当該スピンドルモータに積層されるディスク媒体と、前記スピンドルモータとの間に前記ディスク媒体を挟み込むディスククランプと、表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通し、前記スピンドルモータの回転中心に形成される受け入れ孔と、前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通する複数の貫通孔と、前記貫通孔同士の間で前記平板の表面に形成される窪みと、前記受け入れ孔に挿入されて、前記スピンドルモータのねじ孔に締結されるねじと、前記貫通孔に対応する位置で前記スピンドルモータに形成される有底孔とを備えることを特徴とする。
ディスククランプは、平板と、表面から裏面に前記平板を貫通し、ねじを受け入れる受け入れ孔と、前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面に形成される複数の窪みと、前記窪みの位置に対応して前記平板の裏面に形成される突起とを備えることを特徴とする。
こうしたディスククランプは、前述と同様に、例えばスピンドルモータの回転子に装着される。装着にあたって、受け入れ孔にはねじが受け入れられる。ねじは回転子にねじ込まれる。こうしてスピンドルモータにディスク媒体が装着される。ねじのねじ込み時、窪みには例えば治具が受け入れられる。窪みに対応して平板の裏面に形成される突起は例えば回転子の有底孔に受け入れられる。ディスククランプおよび回転子の相対回転は規制される。こうしてねじは回転子に簡単にねじ込まれる。
こういったディスククランプでは平板に窪みが形成される。平板の裏面には窪みの位置に対応して突起が形成される。その結果、平板の厚みの減少は回避される。例えば窪みの形成領域と窪みの形成領域以外の領域で平板の厚みは同一に設定される。したがって、窪みの形成領域で平板の剛性の低下は回避される。その結果、受け入れ孔の中心軸回りで剛性の不均一は確実に回避される。平板のうねりは回避される。
こうしたディスククランプは例えばディスク装置に組み込まれる。ディスク装置は、スピンドルモータと、前記スピンドルモータの回転中心に沿って当該スピンドルモータに積層されるディスク媒体と、前記スピンドルモータとの間に前記ディスク媒体を挟み込むディスククランプと、表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通し、前記スピンドルモータの回転中心に形成される受け入れ孔と、前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面に形成される複数の窪みと、前記窪みの位置に対応して前記平板の裏面に形成される突起と、前記スピンドルモータに形成されて前記突起を受け入れる有底孔とを備えることを特徴とする。
以上のように、ディスククランプおよびディスク装置は、平板のうねりを低減させることができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1はディスク装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)を備える。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には、ディスク媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14は例えば2.5インチの直径を有する。磁気ディスク14はスピンドルモータ15の回転軸に装着される。スピンドルモータ15は例えば5400rpmや7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。
収容空間にはキャリッジ16が収容される。キャリッジ16はキャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には、支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が区画される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成型に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンション21が取り付けられる。ヘッドサスペンション21はキャリッジアーム19の先端から前方に延びる。ヘッドサスペンション21の前端には浮上ヘッドスライダ22が支持される。浮上ヘッドスライダ22にはヘッド素子すなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ22の浮上中にキャリッジ16が支軸18回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の半径線に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)23といった動力源が接続される。このVCM23の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション21の揺動は実現される。
次に一具体例に係るスピンドルモータ15の構造を詳述する。図2に示されるように、スピンドルモータ15は固定子25を備える。固定子25は回転自在に回転子26を支持する。固定子25は、ベース13に受け止められるブラケット27を備える。ブラケット27は、ベース13の底板に穿たれる受け入れ孔28に受け入れられる。ブラケット27にはブラケット27の表面から垂直方向に立ち上がる円筒形の円筒部27aが区画される。ブラケット27は例えばねじ29に基づきベース13に固定される。ブラケット27は例えばアルミニウムの形材から削り出される。ブラケット27は例えば押し出し成形に基づき形成されてもよい。
固定子25は、円筒部27aに受け入れられる円筒形のスリーブ31を備える。スリーブ31は例えば真鍮やステンレス鋼といった金属材料から形成される。スリーブ31の円柱空間には円柱形のシャフト32が受け入れられる。スリーブ31およびシャフト32の間は例えば潤滑油といった流体で満たされる。こういった流体の働きでシャフト32はシャフト32の軸心すなわち回転軸X1回りに高速に回転することができる。いわゆる流体軸受けが確立される。シャフト32の下端には回転軸X1から遠心方向に広がるスラストフランジ33が取り付けられる。シャフト32やスラストフランジ33は例えばステンレス鋼といった金属材料から形成される。
回転子26は、シャフト32に装着されるスピンドルハブ34を備える。スピンドルハブ34は、円柱空間を規定する円筒状の円筒体35を区画する。円筒体35の一端すなわち下端には円筒体35から外向きに広がるフランジ36が接続される。スピンドルハブ34には例えば2枚の磁気ディスク14が搭載される。搭載にあたって個々の磁気ディスク14の中心には貫通孔14aが穿たれる。貫通孔14aはスピンドルハブ34の円筒体35を受け入れる。磁気ディスク14同士の間には環状スペーサ37が挟み込まれる。環状スペーサ37は磁気ディスク14同士の間隔を保持する。
スピンドルハブ34の上端にはディスククランプ38が装着される。磁気ディスク14および環状スペーサ37はディスククランプ38およびフランジ36の間に挟み込まれる。ディスククランプ38は円盤形の平板39を備える。平板39は例えばアルミニウムやステンレス鋼といった金属材料から形成される。平板39の中心には平たい円柱空間を規定する受け入れ孔41が形成される。受け入れ孔41は平板39の表面から裏面に貫通する。受け入れ孔41の円柱空間の中心軸は回転軸X1に一致する。
受け入れ孔41にはねじ42の軸部が受け入れられる。軸部には雄ねじが切られる。ねじ42のねじ頭は平板39の表面に受け止められる。ねじ42は、回転軸X1に沿ってシャフト32に形成されるねじ孔43に締結される。ねじ孔43には雌ねじが切られる。ディスククランプ38は環状に規定される平板39の外周縁39aでフランジ36に向かって磁気ディスク14に押し付け力を作用させる。外周縁39a以外で平板39の裏面およびスピンドルハブ34の頂上面の間には所定の隙間が確保される。
固定子25は、円筒部27aの円筒外周面に固定される一群の固定子鉄心すなわちコア44を備える。コア44には電磁石すなわちコイル45が巻き付けられる。コア44は、積み重ねられた複数枚の金属製薄板から形成される。その一方で、スピンドルハブ34は円筒内周面で円筒部27aの円筒外周面に向き合わせられる。スピンドルハブ34の円筒内周面には永久磁石46が固着される。永久磁石46はコイル45に向き合わせられる。コイル45に電流が供給されると、コイル45で生じる磁界に基づきスピンドルハブ34は回転軸X1回りで回転する。
図3は本発明の第1実施形態に係るディスククランプ38の構造を概略的に示す。図3を併せて参照し、ディスククランプ38の平板39には表面から裏面に貫通する例えば4つの貫通孔51が形成される。貫通孔51は例えば平たい円柱空間を規定する。貫通孔51は、受け入れ孔41の中心軸回りに規定される仮想円52上に等間隔に配置される。貫通孔51の円柱空間の中心軸は仮想円52上に規定される。その一方で、スピンドルハブ34の頂上面には、ディスククランプ38の貫通孔51に対応する位置で有底孔53が形成される。有底孔53は例えば平たい円柱空間を規定する。貫通孔51の中心軸は有底孔53の円柱空間の中心軸に一致する。貫通孔51の内径と有底孔53の内径は等しく設定される。
平板39の表面には仮想円52上に複数の窪み54が形成される。隣接する貫通孔51同士の間に規定される中間領域にそれぞれ2つの窪み54が形成される。ここでは、すべての貫通孔51およびすべての窪み54は相互に等間隔に配置される。窪み54は例えば平たい円柱空間を規定する。窪み54の中心軸は仮想円52上に規定される。ここでは、窪み54の内径は貫通孔51の内径に等しく設定される。図4に示されるように、平板39は均一な厚みを有する。厚みは例えば0.3mm〜0.5mm程度に設定される。ただし、窪み54の形成領域では、窪み54の外側で規定される平板39の厚みよりも窪み54の深さ分だけ小さい厚みが規定される。こうした窪み54は例えばパンチに基づき形成される。
いま、スピンドルモータ15に磁気ディスク14を装着する場面を想定する。まず、スピンドルモータ15が組み立てられる。スピンドルハブ34の円筒体35には下側の磁気ディスク14、環状スペーサ37および上側の磁気ディスク14が順番に装着される。磁気ディスク14の貫通孔14aは円筒体35を受け入れる。下側の磁気ディスク14はフランジ36に受け止められる。その後、スピンドルハブ34上にはディスククランプ38が配置される。配置にあたって平板39の各貫通孔51の中心軸は対応の各有底孔53の中心軸に合わせ込まれる。平板39の外周縁39aは上側の磁気ディスク14の表面に受け止められる。
図5に示されるように、貫通孔51から有底孔53に例えば治具すなわちピン55が差し込まれる。差し込みにあたって、例えば4つの貫通孔51のうち受け入れ孔41を挟んで相互に向き合ういずれか1対の貫通孔51が選択される。ピン55の働きでスピンドルモータ15の回転子26およびディスククランプ38の相対回転は規制される。同時に、回転子26の回転は規制される。このとき、ディスククランプ38の受け入れ孔41からシャフト32のねじ孔43にねじ42がねじ込まれる。ねじ42のねじ込みに応じてねじ42のねじ頭はスピンドルハブ34の頂上面に向かって平板39を押し付ける。その結果、平板39は外周縁39aで磁気ディスク14に押し付け力を作用させる。
以上のようなディスククランプ38では平板39に貫通孔51が形成される。貫通孔51同士は受け入れ孔41を挟んで相互に向き合う。受け入れ孔41の中心軸回りで貫通孔51は相互に等間隔に配置される。平板39では貫通孔51の形成領域で剛性が低下する。同時に、隣接する貫通孔51同士の間に規定される中間領域には窪み54が形成される。窪み54の形成領域で平板39の厚みは減少する。窪み54に基づき中間領域で平板39の剛性は低下する。その結果、受け入れ孔41の中心軸回りで剛性の不均一は解消される。平板39のうねりは低減される。受け入れ孔41の中心軸回りで均一な押し付け力が実現される。磁気ディスク14のうねりは低減される。
図6は本発明の第2実施形態に係るディスククランプ38aの構造を概略的に示す。このディスククランプ38aでは、前述の窪み54は、受け入れ孔41の中心軸回りに規定される仮想円56上に配置される。仮想円56の径は仮想円52の径よりも大きく規定される。すなわち、窪み54は仮想円52よりも外周側で中心軸を規定する。窪み54の内径は貫通孔51の内径よりも大きく規定される。窪み54の形成領域では、前述と同様に、窪み54の外側で規定される平板39の厚みよりも窪み54の深さ分だけ小さい厚みが規定される。その他、第1実施形態に係るディスククランプ38と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
こうしたディスククランプ38aでは、前述と同様に、平板39に貫通孔51が形成される。受け入れ孔41の中心軸回りで貫通孔51は相互に等間隔に配置される。平板39では貫通孔51の形成領域で剛性が低下する。同時に、中間領域では仮想円52よりも外側に中心軸を規定する窪み54が形成される。こうして窪み54が貫通孔51よりも外周側に配置されることから、窪み54の内径は貫通孔51の内径よりも大きく設定される。こうした窪み54に基づき中間領域で平板39の剛性は低下する。その結果、受け入れ孔41の中心軸回りで剛性の不均一は解消される。平板39のうねりは低減される。受け入れ孔41の中心軸回りで均一な押し付け力が実現される。磁気ディスク14のうねりは低減される。
図7は本発明の第3実施形態に係るディスククランプ38bの構造を概略的に示す。このディスククランプ38bでは、平板39に前述の貫通孔51に代えて窪み61が形成される。前述の窪み54の形成は省略される。窪み61は、受け入れ孔41の中心軸回りに規定される仮想円62上に等間隔に配置される。図8を併せて参照し、平板39では、窪み61の形成領域で、窪み61の外側に規定される平板39の厚みと同一の厚みが規定される。平板39の裏面では窪み61の位置に対応して突起63が形成される。こうした窪み61および突起63は例えばパンチに基づき形成される。突起63は前述の有底孔53に受け入れられる。その他、前述と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
ディスククランプ38bの装着にあたって、図9に示されるように、平板39の突起63はスピンドルハブ34の有底孔53に受け入れられる。受け入れ孔41を挟んで相互に向き合う1対の窪み61に例えば治具すなわちピン64が押し付けられる。このとき、シャフト32のねじ孔43には受け入れ孔41からねじ42がねじ込まれる。突起63および有底孔53の働きでスピンドルモータ15の回転子26およびディスククランプ38bの相対回転は規制される。ピン64は回転子26の回転を規制する。ねじ42のねじ込みに応じてねじ42のねじ頭はスピンドルハブ34に向かって平板39を押し付ける。その結果、平板39は外周縁39aで磁気ディスク14に押し付け力を作用させる。
こうしたディスククランプ38bでは平板39に窪み61が形成される。1対の窪み61同士は受け入れ孔41を挟んで相互に向き合う。受け入れ孔41の中心軸回りで窪み61は相互に等間隔に配置される。窪み61の形成領域では、窪み61の外側に規定される平板39の厚みと同一の厚みが規定される。したがって、窪み61の形成領域で平板39の剛性の低下は回避される。その結果、受け入れ孔41の中心軸回りで剛性の不均一は確実に回避される。平板39のうねりは回避される。受け入れ孔41の中心軸回りで均一な押し付け力が実現される。磁気ディスク14のうねりは回避される。
(付記1) 平板と、
表面から裏面に前記平板を貫通し、ねじを受け入れる受け入れ孔と、
前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面から裏面に貫通する複数の貫通孔と、
前記貫通孔同士の間で前記平板の表面に形成される窪みとを備えることを特徴とするディスククランプ。
(付記2) 付記1に記載のディスククランプにおいて、前記窪みの径は前記貫通孔の径よりも大きいことを特徴とするディスククランプ。
(付記3) 付記1または2に記載のディスククランプにおいて、前記窪みは前記貫通孔よりも外周側に配置されることを特徴とするディスククランプ。
(付記4) スピンドルモータと、
前記スピンドルモータの回転中心に沿って当該スピンドルモータに積層されるディスク媒体と、
前記スピンドルモータとの間に前記ディスク媒体を挟み込むディスククランプと、
表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通し、前記スピンドルモータの回転中心に形成される受け入れ孔と、
前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通する複数の貫通孔と、
前記貫通孔同士の間で前記平板の表面に形成される窪みと、
前記受け入れ孔に挿入されて、前記スピンドルモータのねじ孔に締結されるねじと、
前記貫通孔に対応する位置で前記スピンドルモータに形成される有底孔とを備えることを特徴とするディスク装置。
(付記5) 付記4に記載のディスク装置において、前記窪みの径は前記貫通孔の径よりも大きいことを特徴とするディスク装置。
(付記6) 付記4または5に記載のディスク装置において、前記窪みは前記貫通孔よりも外周側に配置されることを特徴とするディスク装置。
(付記7) 平板と、
表面から裏面に前記平板を貫通し、ねじを受け入れる受け入れ孔と、
前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面に形成される複数の窪みと、
前記窪みの位置に対応して前記平板の裏面に形成される突起とを備えることを特徴とするディスククランプ。
(付記8) スピンドルモータと、
前記スピンドルモータの回転中心に沿って当該スピンドルモータに積層されるディスク媒体と、
前記スピンドルモータとの間に前記ディスク媒体を挟み込むディスククランプと、
表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通し、前記スピンドルモータの回転中心に形成される受け入れ孔と、
前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面に形成される複数の窪みと、
前記窪みの位置に対応して前記平板の裏面に形成される突起と、
前記スピンドルモータに形成されて前記突起を受け入れる有底孔とを備えることを特徴とするディスク装置。
本発明に係るディスク装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の内部構造を概略的に示す平面図である。 図1の2−2線に沿った部分拡大断面図であり、スピンドルモータの構造を概略的に示す。 本発明の第1実施形態に係るディスククランプの構造を概略的に示す斜視図である。 スピンドルモータの構造を概略的に示す部分拡大断面図である。 スピンドルモータにディスク媒体を装着する工程を概略的に示す部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るディスククランプの構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るディスククランプの構造を概略的に示す斜視図である。 スピンドルモータの構造を概略的に示す部分拡大断面図である。 スピンドルモータにディスク媒体を装着する工程を概略的に示す部分拡大断面図である。
符号の説明
11 ディスク装置、14 ディスク媒体、15 スピンドルモータ、38 ディスククランプ、39 平板、41 受け入れ孔、42 ねじ、43 ねじ孔、51 貫通孔、52 仮想円、53 有底孔、54 窪み、63 突起、X1 中心軸。

Claims (6)

  1. 平板と、
    表面から裏面に前記平板を貫通し、ねじを受け入れる受け入れ孔と、
    前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面から裏面に貫通する複数の貫通孔と、
    前記貫通孔同士の間で前記平板の表面に形成される窪みとを備えることを特徴とするディスククランプ。
  2. 請求項1に記載のディスククランプにおいて、前記窪みの径は前記貫通孔の径よりも大きいことを特徴とするディスククランプ。
  3. 請求項1または2に記載のディスククランプにおいて、前記窪みは前記貫通孔よりも外周側に配置されることを特徴とするディスククランプ。
  4. スピンドルモータと、
    前記スピンドルモータの回転中心に沿って当該スピンドルモータに積層されるディスク媒体と、
    前記スピンドルモータとの間に前記ディスク媒体を挟み込むディスククランプと、
    表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通し、前記スピンドルモータの回転中心に形成される受け入れ孔と、
    前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通する複数の貫通孔と、
    前記貫通孔同士の間で前記平板の表面に形成される窪みと、
    前記受け入れ孔に挿入されて、前記スピンドルモータのねじ孔に締結されるねじと、
    前記貫通孔に対応する位置で前記スピンドルモータに形成される有底孔とを備えることを特徴とするディスク装置。
  5. 平板と、
    表面から裏面に前記平板を貫通し、ねじを受け入れる受け入れ孔と、
    前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面に形成される複数の窪みと、
    前記窪みの位置に対応して前記平板の裏面に形成される突起とを備えることを特徴とするディスククランプ。
  6. スピンドルモータと、
    前記スピンドルモータの回転中心に沿って当該スピンドルモータに積層されるディスク媒体と、
    前記スピンドルモータとの間に前記ディスク媒体を挟み込むディスククランプと、
    表面から裏面に前記ディスククランプの平板を貫通し、前記スピンドルモータの回転中心に形成される受け入れ孔と、
    前記受け入れ孔の中心軸回りに規定される仮想円上で前記平板の表面に形成される複数の窪みと、
    前記窪みの位置に対応して前記平板の裏面に形成される突起と、
    前記スピンドルモータに形成されて前記突起を受け入れる有底孔とを備えることを特徴とするディスク装置。
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