JP2017150592A - スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法 - Google Patents

スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017150592A
JP2017150592A JP2016034377A JP2016034377A JP2017150592A JP 2017150592 A JP2017150592 A JP 2017150592A JP 2016034377 A JP2016034377 A JP 2016034377A JP 2016034377 A JP2016034377 A JP 2016034377A JP 2017150592 A JP2017150592 A JP 2017150592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle motor
bearing mechanism
base member
communication hole
cylindrical portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016034377A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6690295B2 (ja
Inventor
朋広 米田
Tomohiro Yoneda
朋広 米田
武志 大広
Takeshi Ohiro
武志 大広
孝幸 石野
Takayuki Ishino
孝幸 石野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2016034377A priority Critical patent/JP6690295B2/ja
Priority to CN201720133935.6U priority patent/CN206471961U/zh
Priority to US15/438,953 priority patent/US9911456B2/en
Publication of JP2017150592A publication Critical patent/JP2017150592A/ja
Priority to US15/828,474 priority patent/US10102876B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6690295B2 publication Critical patent/JP6690295B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
    • G11B19/2036Motors characterized by fluid-dynamic bearings
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/027Covers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1446Reducing contamination, e.g. by dust, debris
    • G11B33/1473Reducing contamination, e.g. by dust, debris of/from bearings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2786Outer rotors
    • H02K1/2787Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/2789Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2791Surface mounted magnets; Inset magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/163Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/08Structural association with bearings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/08Structural association with bearings
    • H02K7/085Structural association with bearings radially supporting the rotary shaft at only one end of the rotor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】ベース部材に設けられたカップ部に軸受機構を挿入する際の抵抗を低減する技術を提供する。
【解決手段】ベース部材21Aのカップ部50Aは、円筒部52Aと底板部51Aとを有する。円筒部は、上下に延びる中心軸と略同軸に配置されている。底板部は、円筒部と一繋がりであり、円筒部の下部を塞いでいる。軸受機構は、カップ部内に配置されている。軸受機構の外周面と、円筒部の内周面との間には、接着剤層73Aが介在している。第1発明では、円筒部と底板部との接続部付近に、軸方向と交差する方向に前記円筒部を貫通する第1連通孔71Aが設けられる。第2発明では、ベース部材に、軸方向に底板部を貫通する第2連通孔が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法に関する。
ハードディスクドライブには、ディスクを回転させるためのスピンドルモータが、搭載されている。従来のハードディスクドライブおよびスピンドルモータについては、例えば、特開2006−040423号公報に記載されている。当該公報の段落0032には、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)のベースに、スピンドルモータ(SPM)を固定することが、記載されている。また、当該公報の段落0065には、ハード・ディスク・アセンブリ(HDA)内部の雰囲気を、空気より密度が小さいヘリウム等の低密度ガスとすることが、記載されている。
特開2006−040423号公報
ハードディスクドライブの筐体は、内部空間を清浄に保つために、略気密に構成される。特に、ヘリウム等の低密度ガスは、ごく僅かな隙間も通過しやすい。このため、特開2006−040423号公報のように、筐体の内部に低密度ガスを充填する場合には、極めて高い気密性が求められる。筐体の気密性を高めるためには、ベースに設けられる貫通孔の数を減らすことが好ましい。
一方、ハードディスクドライブのベースには、スピンドルモータの回転部を支持する軸受機構が固定される。ベースに貫通孔を設けることなく、軸受機構を固定するためには、例えば、ベースに有底円筒状のカップ部を設け、当該カップ部に軸受機構を挿入して配置することが考えられる。しかしながら、有底円筒状のカップ部に軸受機構を挿入しようとすると、カップ部の外側へ気体が抜けないため、軸受機構をカップ部に挿入する際の抵抗が大きくなる虞がある。その結果、組み立て作業の効率が低下するとともに、ベース部材に対して軸受機構を正確に位置決めすることが困難となる。
本発明の目的は、スピンドルモータにおいて、ベース部材に設けられたカップ部に軸受機構を挿入する際の抵抗を低減できる技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、ベース部材と、前記ベース部材に固定された軸受機構と、
前記軸受機構により回転可能に支持される回転部と、を有し、前記ベース部材は、上下に延びる中心軸と略同軸に配置された円筒部と、前記円筒部と一繋がりであり、前記円筒部の下部を塞ぐ底板部と、を有するカップ部を有し、前記軸受機構は、前記カップ部内に配置され、前記軸受機構の外周面と、前記円筒部の内周面との間に、接着剤層が介在し、前記カップ部は、前記円筒部と前記底板部との接続部付近に、少なくとも1つの第1連通孔を有し、前記第1連通孔は、軸方向と交差する方向に前記円筒部を貫通するスピンドルモータである。
本願の例示的な第2発明は、ベース部材と、前記ベース部材に固定された軸受機構と、
前記軸受機構により回転可能に支持される回転部と、を有し、前記ベース部材は、上下に延びる中心軸と略同軸に配置された円筒部と、前記円筒部と一繋がりであり、前記円筒部の下部を塞ぐ底板部と、を有するカップ部を有し、前記軸受機構は、前記カップ部内に配置され、前記軸受機構の外周面と、前記円筒部の内周面との間に、第1接着剤層が介在し、前記ベース部材は、軸方向に前記底板部を貫通する第2連通孔を有し、前記第2連通孔内に充填された第2接着剤層をさらに有するスピンドルモータである。
本願の例示的な第3発明は、ベース部材と、前記ベース部材に固定された軸受機構と、前記軸受機構により回転可能に支持される回転部と、を有し、前記ベース部材は、上下に延びる中心軸と略同軸に配置された円筒部と、前記円筒部と一繋がりであり、前記円筒部の下部を塞ぐ底板部と、を有するカップ部を有し、さらに、軸方向に前記底板部を貫通する連通孔を有する、スピンドルモータの製造工程において、前記カップ部内に前記軸受機構を挿入する挿入方法であって、前記ベース部材の下側から、前記連通孔を介して治具を挿入し、治具の少なくとも一部を前記連通孔に貫通させる工程と、前記円筒部の内周面に第1接着剤を配置する工程と、前記軸受機構を前記カップ部に挿入し、前記治具の少なくとも一部に、前記軸受機構の少なくとも一部を接触させる工程と、前記治具を、前記ベース部材から取り外す工程と、前記連通孔に、第2接着剤を充填する工程と、を含む。
本願の例示的な第1発明ないし第3発明によれば、カップ部に軸受機構を挿入するときに、軸受機構と底板部との間の気体が、連通孔を通って、カップ部の外側へ排出される。このため、カップ部に軸受機構を挿入する際の抵抗を低減できる。
図1は、第1実施形態に係るスピンドルモータの縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係る円筒部および軸受機構の横断面図である。 図3は、第2実施形態に係るディスク駆動装置の縦断面図である。 図4は、第2実施形態に係るスピンドルモータの縦断面図である。 図5は、第2実施形態に係るベース部材の部分縦断面図である。 図6は、第2実施形態に係るベース部材の部分上面図である。 図7は、第2実施形態に係るスピンドルモータの部分縦断面図である。 図8は、第2実施形態に係るスピンドルモータの製造時の様子を示した図である。 図9は、変形例に係る連通孔の開孔時の様子を示した図である。 図10は、第3実施形態に係るスピンドルモータの縦断面図である。 図11は、第3実施形態に係るスピンドルモータの製造工程の一部分を示したフローチャートである。 図12は、第3実施形態に係るスピンドルモータの製造時の様子を示した図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、スピンドルモータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、スピンドルモータの中心軸に直交する方向を「径方向」、スピンドルモータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、カップ部の底板部に対して軸受機構側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義は、あくまで説明の便宜のためになされている。本発明に係るスピンドルモータおよびディスク駆動装置の使用時の向きは、限定されない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るスピンドルモータ11Aの縦断面図である。図1に示すように、スピンドルモータ11Aは、ベース部材21A、軸受機構4A、および回転部3Aを有する。軸受機構4Aは、ベース部材21Aに固定されている。また、回転部3Aは、軸受機構4Aにより回転可能に支持されている。
ベース部材21Aは、底板部51Aと円筒部52Aとを有する。円筒部52Aは、上下に延びる中心軸9Aと略同軸に配置されている。底板部51Aは、円筒部52Aの下部を塞いでいる。底板部51Aおよび円筒部52Aは、一繋がりのカップ部50Aを構成している。
図2は、円筒部52Aおよび軸受機構4Aの横断面図である。図1および図2に示すように、軸受機構4Aは、カップ部50Aの内側に配置されている。また、軸受機構4Aの外周面と、円筒部52Aの内周面との間には、接着剤層73Aが介在している。これにより、円筒部52Aに対して軸受機構4Aが固定されている。
また、カップ部50Aは、円筒部52Aと底板部51Aとの接続部付近に、接着剤層73Aで満たされていない第1連通孔71Aを有する。第1連通孔71Aは、軸方向と交差する径方向に円筒部52Aを貫通する。
スピンドルモータ11Aの製造時には、カップ部50Aの円筒部52Aの内側に、軸受機構4Aが挿入される。その際、軸受機構4Aと底板部51Aとの間の気体が、第1連通孔71Aを通って、カップ部50Aの外部へ排出される。このため、カップ部50Aに軸受機構4Aを挿入する際の抵抗を、低減させることができ、カップ部50A内に軸受機構4Aを滑らかに挿入することができる。
円筒部52Aの内周面に位置する第1連通孔71Aの開口部は、軸受機構4Aよりも下側に位置している。そのため、軸受機構4Aが挿入され、カップ部50Aと軸受機構4Aとの間の間隙に位置する接着剤が下側に押し出された際に、当該接着剤が第1連通孔71Aに入ることを抑制できる。
第1連通孔71Aは、図1のように軸方向位置が円筒部52Aの内側から外側まで一定の高さで延びるものであってもよく、また、軸方向位置が円筒部52Aの内側から外側へ向かうにつれて高くなるように斜めに延びていてもよい(図4参照)。一定の高さで延びる場合、第1連通孔71Aの長さが短くなり、流路抵抗が小さくなる。また円筒部52Aの内側から外側へ向かうにつれて高くなるように斜めに延びる場合、径方向外側にあるベース部材21Aの厚さを、底板部51Aよりも厚くすることができる。したがって、ベース部材21Aの剛性を維持したまま、第1連通孔71Aを配置することができる。
円筒部52Aの内周面および外周面に位置する、第1連通孔71Aの開口部の形状は、円形または楕円形であってもよく、また矩形状または矩形以外の多角状であってもよく、さらに他の形状であってもよい。円形の場合、カップ部50Aにあける孔の大きさを必要最小限とすることができ、カップ部50Aの剛性を維持することができる。
<2.第2実施形態>
<2−1.ディスク駆動装置の構成>
図3は、第2実施形態に係るディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、磁気ディスク12を回転させながら、磁気ディスク12に対して情報の読み出しおよび書き込みを行う装置である。図3に示すように、ディスク駆動装置1は、スピンドルモータ11、3枚の磁気ディスク12、アクセス部13、およびカバー14を有する。
スピンドルモータ11は、3枚の磁気ディスク12を支持し、且つ、これらの磁気ディスク12を、中心軸9を中心として回転させる。スピンドルモータ11は、磁気ディスク12の下側において径方向に広がるベース部材21を有する。スピンドルモータ11の回転部3、3枚の磁気ディスク12、およびアクセス部13は、ベース部材21とカバー14とで構成される筐体の内部に、収容される。アクセス部13は、磁気ディスク12の記録面に沿ってヘッド131を移動させて、磁気ディスク12に対する情報の読み出しおよび書き込みを行う。
ベース部材21とカバー14との接合部は、エラストマー等のシール材で封止されている。これにより、筐体の内部空間が、気密に保たれている。筐体の内部には、パーティクルの少ない清浄な空気が、充填されている。また、筐体の内部に、空気に代えて、ヘリウム、水素、もしくはヘリウムと水素との混合気体、またはこれらのいずれかと空気との混合気体が、充填されていてもよい。そうすれば、アクセス部13に対する気体の抵抗を、低減させることができる。
なお、ディスク駆動装置1は、1〜2枚または4枚以上の磁気ディスク12を、有するものであってもよい。また、アクセス部13は、磁気ディスク12に対して、情報の読み出しおよび書き込みの一方のみを行うものであってもよい。
<2−2.スピンドルモータの構成>
続いて、上記のスピンドルモータ11の構成について説明する。図4は、スピンドルモータ11の縦断面図である。図4に示すように、スピンドルモータ11は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、ベース部材21およびカバー14に対して、相対的に静止している。回転部3は、静止部2に対して、回転可能に支持されている。
本実施形態の静止部2は、ベース部材21、電機子22、スリーブ23、およびキャップ24を有する。
ベース部材21は、電機子22およびスリーブ23を支持している。ベース部材21は、金属製の部材であり、例えば、鋳造により得られる。ベース部材21は、例えば、アルミニウム合金等の金属製材料から構成される。図4に示すように、ベース部材21は、内側底板部51、円筒部52、および外側底板部53を有する。内側底板部51、円筒部52、および外側底板部53は、一繋がりに形成されている。
内側底板部51は、スリーブ23およびキャップ24の下方において、中心軸9に直交する方向に、略円板状に広がっている。円筒部52は、内側底板部51の径方向外側の端縁部から上方へ向けて、略円筒状に延びている。また、円筒部52は、中心軸9と略同軸に配置されている。内側底板部51は、円筒部52の下部を塞いでいる。すなわち、内側底板部51と円筒部52とは、有底略円筒状のカップ部50を構成している。外側底板部53は、内側底板部51の径方向外側の端縁部から、さらに径方向外側へ広がっている。
電機子22は、ステータコア61と、複数のコイル62とを有する。ステータコア61は、例えば、積層鋼板により形成される。積層鋼板は、好ましくは、軸方向に積層された複数の電磁鋼板の集合体である。各電磁鋼板には、例えば、珪素鋼板等が使用される。ステータコア61は、円環状のコアバック611と、コアバック611から径方向外側へ向けて突出した複数本のティース612と、を有する。コアバック611は、円筒部52の外周面に、固定されている。複数本のティース612は、周方向に略等間隔に、配列されている。また、コイル62は、ティース612の周囲に巻かれた導線により、構成されている。
スリーブ23は、後述するシャフト31の周囲において、軸方向に略円筒状に延びている。スリーブ23の下部は、カップ部50内に配置されている。すなわち、スリーブ23は、円筒部52の径方向内側かつ内側底板部51の上方に、配置されている。スリーブ23の外周面は、円筒部52の内周面に、後述する接着剤層73で固定されている。スリーブ23の内周面は、シャフト31の外周面と、径方向に対向している。また、スリーブ23の下部の開口は、キャップ24によって塞がれている。
本実施形態の回転部3は、シャフト31、ハブ32、バックヨーク33、およびマグネット34を有する。
シャフト31は、スリーブ23の径方向内側において、軸方向に延びている。シャフト31の材料には、例えば、ステンレス鋼等の金属が使用される。シャフト31の上端部は、スリーブ23の上面より上方へ突出している。また、シャフト31は、その下端部から径方向外側へ突出するプレート部311を有する。プレート部311の上面は、スリーブ23と軸方向に対向する。これにより、シャフト31の上方への抜けが抑制されている。
スリーブ23およびキャップ24と、シャフト31との間には、潤滑流体41が介在している。潤滑流体41の界面は、スリーブ23の内周面と、シャフト31の外周面との間に位置する。シャフト31は、スリーブ23およびキャップ24に対して、潤滑流体41を介して、回転可能に支持されている。すなわち、本実施形態では、静止部2側の部材であるスリーブ23およびキャップ24と、回転部3側の部材であるシャフト31と、これらの間に介在する潤滑流体41とで、軸受機構4が構成されている。潤滑流体41には、例えば、ポリオールエステル系オイルやジエステル系オイルが使用される。
ハブ32は、天板部321、環状壁部322、およびフランジ部323を有する。天板部321は、電機子22およびスリーブ23の上部を覆っている。天板部321の内周面は、シャフト31の上端部に固定されている。環状壁部322は、天板部321の径方向外側の端縁部から下方へ向けて、略円筒状に延びている。フランジ部323は、環状壁部322の下端部から、径方向外側へ向けて突出している。
ハブ32は、3枚の磁気ディスク12を支持する。各磁気ディスク12の内周部の少なくとも一部は、環状壁部322の外周面に接触する。これにより、各磁気ディスク12が径方向に位置決めされる。また、最下段の磁気ディスク12の下面の少なくとも一部は、フランジ部323の上面に接触する。これにより、最下段の磁気ディスク12が、軸方向の位置決めされる。
バックヨーク33は、磁性体により形成された円環状の部材である。バックヨーク33は、天板部321の下面および環状壁部322の内周面に、例えば接着剤層で、固定されている。また、バックヨーク33の内周面には、円環状のマグネット34が、例えば接着剤層で、固定されている。マグネット34の内周面は、複数のティース612の径方向外側の端面と、径方向に対向する。また、マグネット34の内周面には、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されている。
なお、円環状のマグネット34に代えて、複数のマグネットが使用されていてもよい。複数のマグネットを使用する場合には、N極とS極とが交互に並ぶように、複数のマグネットを周方向に配列すればよい。
このようなスピンドルモータ11において、コイル62に駆動電流を与えると、ステータコア61の複数のティース612に、径方向の磁束が生じる。そして、ティース612とマグネット34との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。ハブ32に支持された磁気ディスク12は、回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。
<2−3.ベース部材と軸受機構との固定構造について>
続いて、ベース部材21と軸受機構4との固定構造について、さらに説明する。図5は、ベース部材21の部分縦断面図である。図6は、ベース部材21の部分上面図である。上述の通り、ベース部材21は、内側底板部51と円筒部52とで構成される有底略円筒状のカップ部50を有する。
図5および図6に示すように、ベース部材21は、円筒部52と内側底板部51との接続部付近に、接着剤で満たされていない第1連通孔71を有する。第1連通孔71は、円筒部52の内周面から外周面にかけて延びる。また、第1連通孔71は、軸方向と交差する方向に円筒部52を貫通する。第1連通孔71は、円筒部52の内側から外側まで軸方向位置が一定の高さで延びるものであってもよく、円筒部52の内側から外側へ向かうにつれて軸方向位置が高くなるように斜めに延びていてもよい。また、第1連通孔71の数は、1本でもよく、複数でもよい。第1連通孔71は、例えば、ベース部材21に対して柱状のドリルを挿入することによって、形成される。
図7は、スピンドルモータ11の部分縦断面図である。図7に示すように、スリーブ23の外周面と、円筒部52の内周面との間には、接着剤層73が介在している。これにより、円筒部52とスリーブ23とが、互いに固定されている。接着剤層73を構成する接着剤には、例えば、エポキシ樹脂系の接着剤が使用される。
また、円筒部52の上端部付近の内周面と、スリーブ23の外周面との間には、接着剤層73とは異なる種類の導電性接着剤75が、介在している。回転部3において生じた電荷は、潤滑流体41、スリーブ23、および導電性接着剤75を通って、ベース部材21側へ流れる。これにより、回転部3の帯電が抑制される。なお、導電性接着剤75は、円筒部52の下端部付近の内周面と、スリーブ23の外周面との間に、介在していてもよい。
さらに、スリーブ23の下端部およびキャップ24の下面、つまり軸受機構4の下端部と、内側底板部51の上面とは、隙間76を介して軸方向に対向している。スピンドルモータ11の製造時には、スリーブ23およびキャップ24の軸方向の位置が、内側底板部51に制限されることなく、定められる。これにより、スリーブ23およびキャップ24が、軸方向に精度よく位置決めされる。
また、図7に示すように、本実施形態のベース部材21は、円筒部52の内周面に、周方向に延びる内周溝77を有する。内周溝77を構成する曲面と、スリーブ23の外周面との径方向の間隔は、円筒部52の内周面のうち内周溝77以外の部位とスリーブ23の外周面との径方向の間隔より、大きい。また、円筒部52とステータコア61との接触部60と、内周溝77とは、径方向に重なっている。このため、接触部60から円筒部52が受ける径方向内側への応力は、スリーブ23へ伝わりにくい。したがって、スリーブ23の歪みが抑制される。
図8は、ベース部材21のカップ部50に、軸受機構4を組み付けるときの様子を示した縦断面図である。図8の例では、まず、円筒部52の内周面に、接着剤730と導電性接着剤75とを塗布する。導電性接着剤75は、円筒部52の上端部付近の内周面に、塗布される。また、接着剤730は、導電性接着剤75より下側において、周方向に円弧状に塗布される。その後、図8中に白抜き矢印で示したように、カップ部50の上方から、カップ部50の内部へ軸受機構4を挿入する。その結果、円筒部52の内周面とスリーブ23の外周面との間、つまり円筒部52の内周面と軸受機構4の外周面との間に、接着剤730および導電性接着剤75が介在する。また、軸受機構4の挿入に伴い、接着剤730は下方へ広がる。そして、接着剤730は、スリーブ23と円筒部52との間で硬化して、接着剤層73となる。
カップ部50に対する軸受機構4の挿入時には、軸受機構4の下端部と内側底板部51の上面との間に介在する気体が、第1連通孔71を通って、カップ部50の外側へ排出される。これにより、軸受機構4の下端部と内側底板部51の上面との間の空間における気圧の上昇が、抑制される。したがって、カップ部50に軸受機構4を挿入する際の抵抗が、低減され、カップ部50内に軸受機構4を滑らかに挿入することができる。
特に、円筒部52の内周面に位置する第1連通孔71の開口部は、軸受機構4よりも下側に位置する。つまり、第1連通孔71の当該開口部は、カップ部50に対して軸受機構4を挿入した後、軸受機構4と内側底板部51との間の隙間76に面する軸方向位置に設けられている。このため、軸受機構4の挿入時に円筒部52の下端部付近まで接着剤層73が広がったとしても、当該接着剤層73によって第1連通孔71の開口部付近が完全に封止される状態とはなりにくい。したがって、軸受機構4と内側底板部51との間に介在する気体を、より確実に排出できる。
また、製造後のスピンドルモータ11においても、軸受機構4と内側底板部51との間の隙間76は、第1連通孔71を介して、カップ部50の外部と連通する。このため、環境温度が変化したとしても、当該隙間76の圧力は変化しにくい。したがって、スリーブ23やキャップ24に、圧力による歪みが生じにくい。
また、図8に示すように、導電性接着剤75は、円筒部52の内周面のうち、第1連通孔71と重ならない位置に、塗布される。このため、導電性接着剤75は、第1連通孔71内に入り込みにくい。特に、本実施形態では、導電性接着剤75が、平面視において、第1連通孔71と反対側の周方向位置に、配置される。これにより、導電性接着剤75の第1連通孔71内への進入が、より抑制されている。
また、本実施形態では、第1連通孔71の内周面やベース部材21の表面は、電着塗装膜に覆われている。一方、円筒部52の内周面は、アルミニウム合金の金属面が露出している。当該金属面は、電着塗装膜の表面に比べて、接着剤層73が密着しやすい。このため、円筒部52の内周面と、スリーブ23の外周面との間に、接着剤層73が保持されやすい。これにより、円筒部52とスリーブ23とが、より強固に接着される。
なお、ベース部材21の製造時には、例えばベース部材21の表面全体に電着塗装を施した後、円筒部52の内周面を切削加工することが好ましい。このようにすれば、第1連通孔71の内周面やベース部材21の表面に電着塗装膜を残し、且つ、円筒部52の内周面において、金属面を露出させることができる。
<2−4.第2実施形態の変形例>
図9は、第2実施形態の一変形例に係る第1連通孔71Bの開孔時の様子を示した上面図である。図9に示すように、円形の刃を有する切削器具78Bを回転させながら円筒部52Bに対して径方向(開孔方向82B)に近づけて、第1連通孔71Bを開孔してもよい。この場合、軸方向と直交する断面において、第1連通孔71Bの周方向の両端縁が、円弧状になる。また、第1連通孔71Bの開口面積が大きくなるため、第1連通孔71B内における気体の流路抵抗が小さくなる。したがって、カップ部に軸受機構4Bを挿入する際の抵抗を、より低減できる。
<3.第3実施形態>
図10は、第3実施形態に係るスピンドルモータ11Cの縦断面図を示している。以下では、第3実施形態に係るスピンドルモータ11Cについて、第2実施形態との相違点を中心に説明する。第2実施形態と同等の構成については、重複説明を省略する。本実施形態においては、第2実施形態に係るスピンドルモータにおいて、さらにベース部材21Cの内側底板部51Cに、軸方向に内側底板部51Cを貫通する2つの第2連通孔74Cが設けられている。
第2連通孔74Cは、第1連通孔71Cに加えて、または第1連通孔71Cに代わって、設けることが可能である。第1連通孔71Cと同様に、カップ部50Cの円筒部52Cの内側に、軸受機構4Cが挿入される際、軸受機構4Cと内側底板部51Cとの間の気体が、第2連通孔74Cを通って、カップ部50Cの外側へ排出される。このため、カップ部50Cに軸受機構4Cを挿入する際の抵抗を低減させることができ、カップ部50C内に軸受機構4Cを滑らかに挿入することができる。
図11は、スピンドルモータ11の製造工程の一部分を示したフローチャートである。図12は、スピンドルモータ11の製造時の様子を示した図である。図11および図12に示すとおり、このスピンドルモータ11の製造時には、シャフト31Cおよびハブ32Cが取り付けられた状態の軸受機構4Cが、図12中に白抜き矢印で示した方向でカップ部50Cに、挿入される。また、その前段階として、ベース部材21Cの下方から、第2連通孔74Cを介して治具80Cが予め挿入される。当該治具80Cの少なくとも一部分は、第2連通孔74Cを貫通し、円筒部52Cの内側に至る。そして、当該治具80Cの上端に、シャフト31Cおよびハブ32Cが取り付けられた状態の軸受機構4Cの下端が接触する。この状態において、シャフト31Cの下面とキャップ24Cとを押し付け合いながらハブ32Cの高さを調整する。これにより、軸受機構4Cを正確に位置決めすることができる。
なお、第2連通孔74Cは、軸受機構4Cによって回転可能に支持されているシャフト31Cよりも径方向外側に位置していることが望ましい。径方向外側に位置することで、治具80Cが安定して軸受機構4Cを支えることができる。したがって、ハブ32の高さを、より効率よく位置決めすることが可能となる。
図11を参照しつつ、カップ部50C内に軸受機構4Cを挿入する作業の流れを、改めて説明する。上述のとおり、まず、ベース部材21Cの下側から、第2連通孔74Cを介してジグ80Cを挿入する(ステップS1)。これにより、治具80Cの少なくとも一部分を、第2連通孔74Cを貫通させて、円筒部52Cの内側に配置する。次に、円筒部52Cの内周面に、第1接着剤730Cを配置する。続いて、シャフト31Cおよびハブ32Cが取り付けられた状態の軸受機構4Cを、カップ部50C内に挿入する(ステップS3)。そして、軸受機構4Cの下端を治具80Cの上端に接触させる。この状態において、シャフト31Cの下面とキャップ24Cとを押し付け合いながら、ハブ32Cの高さを調整する。また、軸受機構4Cを正確に位置決めする。第1接着剤730Cは、スリーブ23Cと円筒部52Cとの間で硬化して、第1接着剤層73Cとなる。ハブ32Cの高さの調整および軸受機構4Cの位置決めを行った後、もしくは第1接着剤層73Cにより軸受機構4Cが固定された後、治具80Cをベース部材21Cから取り外す(ステップS4)。その後、第2連通孔74Cに第2接着剤を充填する(ステップS5)。第2接着剤は、第2連通孔74Cの内部で硬化して、図10のように、第2接着剤層79Cとなる。これにより、第2連通孔74Cが封止される。
なお、図10中の拡大図に示したように、ベース部材21Cは、第2連通孔74Cの下端に、下方へ向かうにつれて拡径するテーパ面81Cを有していることが望ましい。これにより、第2接着剤層79Cを第2連通孔74Cの下端の開口部に保持しやすくなる。また、第2連通孔74Cに、治具80Cを挿入しやすくなる。
なお、本実施形態においても、第2連通孔74Cの内周面やベース部材21Cの表面は、電着塗装膜に覆われている。一方、円筒部52Cの内周面は、アルミニウム合金の金属面が露出している。当該金属面は、電着塗装膜の表面に比べて、第1接着剤層73Cが密着しやすい。このため、円筒部52Cの内周面と、スリーブ23Cの外周面との間に、第1接着剤層73Cが保持されやすい。これにより、円筒部52Cとスリーブ23Cとが、より強固に接着される。
<4.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。
接着剤層を構成する接着剤は、エポキシ樹脂系の接着剤に限らず、例えば、アクリル樹脂系の接着剤等であってもよい。ただし、接着剤層を構成する接着剤は、熱硬化性、嫌気硬化性、および紫外線硬化性のうち、少なくとも一つの性質を有する接着剤であることが好ましい。
また、軸受機構が有するスリーブは、一つの部材に限らず、複数の部材から構成されてもよい。例えば、スリーブは、スリーブハウジングと、スリーブハウジングの内側に配置されたスリーブ本体との、2つの部材から構成されてもよい。この場合、軸受機構の外周面は、スリーブハウジングの外周面を指す。さらに、スリーブは、3つ以上の部材から構成されてもよい。
その他、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、スピンドルモータおよびディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
2 静止部
3,3A 回転部
4,4A,4C 軸受機構
9,9A 中心軸
11,11A スピンドルモータ
12 磁気ディスク
13 アクセス部
14 カバー
21,21A,21C ベース部材
22 電機子
23,23C スリーブ
24,24C キャップ
31,31C シャフト
32,32C ハブ
33 バックヨーク
34 マグネット
41 潤滑流体
50,50A,50C カップ部
51,51C 内側底板部
51A 底板部
52,52A,52B,52C 円筒部
53 外側底板部
60 接触部
61 ステータコア
62 コイル
71,71A,71B,71C 第1連通孔
73,73A,73C 接着剤層
74C 第2連通孔
75 導電性接着剤
76 隙間
77 内周溝
78B 切削器具
79C 第2接着剤
80C,治具
81C テーパ面
82B 開孔方向
131 ヘッド
311 プレート部
321 天板部
322 環状壁部
323 フランジ部
611 コアバック
612 ティース

Claims (20)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材に固定された軸受機構と、
    前記軸受機構により回転可能に支持される回転部と、
    を有し、
    前記ベース部材は、
    上下に延びる中心軸と略同軸に配置された円筒部と、
    前記円筒部と一繋がりであり、前記円筒部の下部を塞ぐ底板部と、
    を有するカップ部を有し、
    前記軸受機構は、前記カップ部内に配置され、
    前記軸受機構の外周面と、前記円筒部の内周面との間に、接着剤層が介在し、
    前記カップ部は、前記円筒部と前記底板部との接続部付近に、少なくとも1つの連通孔を有し、前記連通孔は、軸方向と交差する方向に前記円筒部を貫通するスピンドルモータ。
  2. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記連通孔は、前記中心軸に対して斜めに延び、
    前記連通孔の軸方向位置は、前記円筒部の内側から外側へ向かうにつれて高くなるスピンドルモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記円筒部の内周面に位置する前記連通孔の開口部は、前記軸受機構よりも下側に位置するスピンドルモータ。
  4. 請求項1に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記連通孔は、前記円筒部の内側から外側まで一定の高さで延びるスピンドルモータ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記円筒部の内周面および外周面に位置する、前記連通孔の開口部の形状は円形であるスピンドルモータ。
  6. 請求項4に記載のスピンドルモータにおいて、
    軸方向と直交する断面において、前記連通孔の周方向の両端縁が、円弧状であるスピンドルモータ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記軸受機構の下端部と、前記底板部の上面とが、隙間を介して軸方向に対向しているスピンドルモータ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ベース部材は、金属製であり、
    前記ベース部材の表面の少なくとも一部分は、電着塗装膜に覆われ、
    前記円筒部の内周面は、金属が露出しているスピンドルモータ。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記軸受機構が有するスリーブは、一つの部材から構成されているスピンドルモータ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータの前記回転部に支持されたディスクに対し、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    カバーと、
    を有し、
    前記ベース部材と前記カバーとで構成される筐体の内部に、前記回転部および前記アクセス部が、収容されているディスク駆動装置。
  11. 請求項10に記載のディスク駆動装置であって、
    前記筐体の内部に、ヘリウム、水素、もしくはヘリウムと水素との混合気体、またはこれらのいずれかと空気との混合気体が充填されているディスク駆動装置。
  12. ベース部材と、
    前記ベース部材に固定された軸受機構と、
    前記軸受機構により回転可能に支持される回転部と、
    を有し、
    前記ベース部材は、
    上下に延びる中心軸と略同軸に配置された円筒部と、
    前記円筒部と一繋がりであり、前記円筒部の下部を塞ぐ底板部と、
    を有するカップ部を有し、
    前記軸受機構は、前記カップ部内に配置され、
    前記軸受機構の外周面と、前記円筒部の内周面との間に、第1接着剤層が介在し、
    前記ベース部材は、軸方向に前記底板部を貫通する連通孔を有し、
    前記連通孔内に充填された第2接着剤層をさらに有するスピンドルモータ。
  13. 請求項12に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記回転部は、前記軸受機構により回転可能に支持されるシャフトを有し、
    前記連通孔は、前記シャフトよりも径方向外側に位置しているスピンドルモータ。
  14. 請求項12または請求項13に記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ベース部材は、前記連通孔の下端に、下方へ向かうにつれて拡径するテーパ面を有するスピンドルモータ。
  15. 請求項12から請求項14までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記軸受機構の下端部と、前記底板部の上面とが、隙間を介して軸方向に対向しているスピンドルモータ
  16. 請求項12から請求項15までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記ベース部材は、金属製であり、
    前記ベース部材の表面の少なくとも一部分および前記連通孔の内周面は、電着塗装膜に覆われているスピンドルモータ。
  17. 請求項12から請求項16までのいずれかに記載のスピンドルモータにおいて、
    前記軸受機構が有するスリーブは、一つの部材から構成されているスピンドルモータ。
  18. 請求項12から請求項17までのいずれかに記載のスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータの前記回転部に支持されたディスクに対し、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    カバーと、
    を有し、
    前記ベース部材と前記カバーとで構成される筐体の内部に、前記回転部および前記アクセス部が、収容されているディスク駆動装置。
  19. 請求項18に記載のディスク駆動装置であって、
    前記筐体の内部に、ヘリウム、水素、もしくはヘリウムと水素との混合気体、またはこれらのいずれかと空気との混合気体が充填されているディスク駆動装置。
  20. ベース部材と、
    前記ベース部材に固定された軸受機構と、
    前記軸受機構により回転可能に支持される回転部と、
    を有し、
    前記ベース部材は、
    上下に延びる中心軸と略同軸に配置された円筒部と、
    前記円筒部と一繋がりであり、前記円筒部の下部を塞ぐ底板部と、
    を有するカップ部を有し、
    さらに、軸方向に前記底板部を貫通する連通孔を有する、
    スピンドルモータの製造工程において、前記カップ部内に前記軸受機構を挿入する挿入方法であって、
    前記ベース部材の下側から、前記連通孔を介して治具を挿入し、治具の少なくとも一部を前記連通孔に貫通させる工程と、
    前記円筒部の内周面に第1接着剤を配置する工程と、
    前記軸受機構を前記カップ部に挿入し、前記治具の少なくとも一部に、前記軸受機構の少なくとも一部を接触させる工程と、
    前記治具を、前記ベース部材から取り外す工程と、
    前記連通孔に、第2接着剤を充填する工程と、
    を含む挿入方法。
JP2016034377A 2016-02-25 2016-02-25 スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法 Expired - Fee Related JP6690295B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016034377A JP6690295B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法
CN201720133935.6U CN206471961U (zh) 2016-02-25 2017-02-14 主轴马达以及盘驱动装置
US15/438,953 US9911456B2 (en) 2016-02-25 2017-02-22 Spindle motor and disk drive apparatus
US15/828,474 US10102876B2 (en) 2016-02-25 2017-12-01 Spindle motor and disk drive apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016034377A JP6690295B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017150592A true JP2017150592A (ja) 2017-08-31
JP6690295B2 JP6690295B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=59679747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016034377A Expired - Fee Related JP6690295B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US9911456B2 (ja)
JP (1) JP6690295B2 (ja)
CN (1) CN206471961U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021020088A (ja) * 2019-03-28 2021-02-18 有限会社渥美不動産アンドコーポレーション 筒型回転体を備える作業装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020054117A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 日本電産株式会社 モータ及びディスク駆動装置
US10923996B2 (en) * 2018-10-17 2021-02-16 Chun-Jong Chang DC motor-dynamo
CN113364240A (zh) * 2021-04-28 2021-09-07 宁波赛嘉机电有限公司 外转子电机及其装配方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2727409B2 (ja) * 1994-04-06 1998-03-11 マブチモーター株式会社 小型モータ
US20020025090A1 (en) * 2000-03-29 2002-02-28 Ikunori Sakatani Fluid bearing device
JP4358700B2 (ja) 2004-07-28 2009-11-04 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ ディスク装置及びその製造方法
US20070019894A1 (en) * 2005-07-19 2007-01-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hydrodynamic bearing device
JP2007107641A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピンドルモータおよび回転装置
JP2010009644A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Alphana Technology Co Ltd ディスク駆動装置
JP2010165421A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Nippon Densan Corp スピンドルモータ、それを用いたディスク駆動装置、及びスピンドルモータの製造方法
JP2010187440A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Nippon Densan Corp モータおよび記録ディスク駆動装置
JP2012074114A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Nippon Densan Corp 記録ディスク駆動装置用のベースユニット、このベースユニットを備えたスピンドルモータ及びこのスピンドルモータを備えたハードディスク駆動装置
JP5903793B2 (ja) * 2011-08-03 2016-04-13 日本電産株式会社 スピンドルモータの製造方法、スピンドルモータ、およびディスク駆動装置
JP5958037B2 (ja) * 2012-04-13 2016-07-27 日本電産株式会社 スピンドルモータおよびディスク駆動装置
JP2014036447A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Nippon Densan Corp スピンドルモータおよびディスク駆動装置
US9742239B2 (en) * 2014-12-04 2017-08-22 Nidec Corporation Spindle motor and disk drive apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021020088A (ja) * 2019-03-28 2021-02-18 有限会社渥美不動産アンドコーポレーション 筒型回転体を備える作業装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN206471961U (zh) 2017-09-05
US10102876B2 (en) 2018-10-16
US20180090166A1 (en) 2018-03-29
US9911456B2 (en) 2018-03-06
US20170249968A1 (en) 2017-08-31
JP6690295B2 (ja) 2020-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9842620B2 (en) Spindle motor including sealing member and shaft portion, and disk drive apparatus provided with same
JP4899320B2 (ja) モータユニットおよび記録ディスク駆動装置
US8792204B2 (en) Base plate of motor including flange portion and plastic deforming portion and disk drive apparatus
JP6690295B2 (ja) スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および挿入方法
JP5545582B2 (ja) スピンドルモータ及びこれを含むハードディスクドライブ
JP5958037B2 (ja) スピンドルモータおよびディスク駆動装置
JP2007073164A (ja) スピンドルモータおよびその製造方法
JP2009180318A (ja) 流体動圧軸受装置、スピンドルモータ、ディスク駆動装置、および軸受装置の製造方法
US9837113B2 (en) Spindle motor and disk drive apparatus
JP2008005623A (ja) モータおよび記録ディスク駆動装置
US20180174610A1 (en) Motor and disk drive apparatus
US7511398B2 (en) Motor and recording disk driving device
JP2012050298A (ja) スピンドルモータおよびディスク駆動装置
JP2014040893A (ja) 回転機器
US20150062750A1 (en) Rotating device
JP2014018048A (ja) スピンドルモータ
US8780493B1 (en) Spindle motor and recording disk driving device including the same
JP2015019510A (ja) 回転機器
US11978481B2 (en) Motor including yoke flange portion and disk drive device including same
JP2014032713A (ja) 回転機器
JP2021096888A (ja) ベースユニット及びディスク駆動装置
US20150348583A1 (en) Disk drive device
JP2024027869A (ja) ベースプレート、モータ、ディスク駆動装置及びベースプレートの製造方法
KR101516047B1 (ko) 스핀들 모터
JP2016081540A (ja) ディスク駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200323

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6690295

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees