JP2013123144A - A/d変換装置 - Google Patents

A/d変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013123144A
JP2013123144A JP2011270829A JP2011270829A JP2013123144A JP 2013123144 A JP2013123144 A JP 2013123144A JP 2011270829 A JP2011270829 A JP 2011270829A JP 2011270829 A JP2011270829 A JP 2011270829A JP 2013123144 A JP2013123144 A JP 2013123144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
input
pull
conversion
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011270829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5637978B2 (ja
Inventor
Hiromi Murata
廣美 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Mobility Corp
Original Assignee
Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Automotive Electronics Co Ltd filed Critical Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority to JP2011270829A priority Critical patent/JP5637978B2/ja
Publication of JP2013123144A publication Critical patent/JP2013123144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5637978B2 publication Critical patent/JP5637978B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

【課題】入力側に異常が発生したか否かを正確に検出することができるA/D変換装置を提供する。
【解決手段】A/D変換装置100は、複数の入力端子T1〜Tnと、各入力端子に入力されるアナログ信号SG1〜SGnの1つを選択して出力するマルチプレクサ2と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器4と、入力端子T1〜Tnがプルダウン抵抗RD1〜RDnを介して接地された状態と接地されない状態とを切り替えるスイッチ回路5と、マルチプレクサ2、A/D変換器4、およびスイッチ回路5を内蔵したCPU1とを備える。CPU1は、選択されたアナログ信号SGiについて、入力端子TiとグランドGNDとの間にプルダウン抵抗RDiが接続された状態でのA/D変換値と、プルダウン抵抗RDiが接続されない状態でのA/D変換値との差を演算し、当該差が閾値以上であれば、入力側に異常が発生したと判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換装置に関し、特に、入力側の回路の異常を検出する技術に関する。
図7は、従来のA/D変換装置50の一例を示している。複数の入力端子T1〜Tnには、それぞれ、図示しないセンサ等から出力されるアナログ信号が入力される。入力抵抗R1〜RnおよびコンデンサC1〜Cnは、入力端子T1〜Tnに入力されたアナログ信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路を構成している。フィルタ回路の出力は、CPU11のポートP1〜Pnに入力される。
マルチプレクサ12は、ポートP1〜Pnを順次切り替えることにより、入力端子T1〜Tnに入力されるアナログ信号の1つを選択して、サンプルホールド回路13へ出力する。サンプルホールド回路13は、選択されたアナログ信号をサンプリングして電圧を保持し、当該電圧をA/D変換器14へ出力する。A/D変換器14は、サンプルホールド回路13から入力される電圧を基準電圧と比較し、その結果に基づいて、アナログ信号の電圧レベルに応じたデジタル信号を生成する。
Coはサンプルホールド回路13の寄生容量(浮遊容量)を表している。このような寄生容量Coは、サンプルホールド回路13の出力に影響し、A/D変換器14で算出されるA/D変換値に誤差が生じる原因となる。そこで、寄生容量Coの影響を極力小さくするため、コンデンサC1〜Cnの容量は、寄生容量Coに比べて十分大きく選定されている。
ところで、図7のA/D変換装置50において、半田付け不良などが原因で、入力抵抗R1〜Rnが断線状態となるオープン故障が発生することがある。例えば、入力抵抗R2がオープン故障している場合は、ポートP2が選択されても、当該ポートP2へアナログ信号が入力されない。したがって、CPU11は、A/D変換器14の演算結果により、入力電圧が0〔V〕であると認識するはずである。
しかしながら、実際には上述した寄生容量Coが存在し、この寄生容量Coには、1つ前のアナログ信号(ポートP1に入力されたアナログ信号)の処理時に蓄電された電荷が残留している。すなわち、A/D変換器14の出力は、前回のアナログ信号の電圧に応じた電圧値となる。このため、CPU11は、入力電圧を0〔V〕とは認識しないので、入力抵抗R2がオープン故障したことをCPU11で検出することが困難となる。
後掲の特許文献1〜3には、前回のアナログ信号により蓄電された電荷を、スイッチ等で構成された放電回路を通して放電してから、今回のアナログ信号に対するA/D変換を行うことで、蓄電電荷の影響を回避することが記載されている。特許文献1では、オープン故障の検出については言及されていないが、特許文献2、3には、オープン故障の検出方法が記載されている。
特許文献2では、放電を行った後のA/D変換値が、予め設定した閾値以下であれば、入力側にオープン故障が発生したと判定するようにしている。また、特許文献3では、放電を行った後のA/D変換値が、グランドの電位レベルである場合に、入力側にオープン故障が発生したと判定するようにしている。
特許文献2、3の方法で入力側のオープン故障を検出すると、正常時においても0〔V〕またはその付近のレベルのアナログ信号が入力される場合には、当該信号のA/D変換値が閾値以下やグランド電位となり、オープン故障が発生したと誤判定されるおそれがある。
特開2001−7689号公報 実開平7−33033号公報 特開平11−278237号公報
本発明の課題は、入力側に異常が発生したか否かを正確に検出することができるA/D変換装置を提供することにある。
本発明に係るA/D変換装置は、アナログ信号が入力される複数の入力端子と、 各入力端子に入力されるアナログ信号の1つを選択して出力する信号選択回路と、 この信号選択回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、各入力端子がプルダウン抵抗を介して接地された状態と接地されない状態とを切り替える切替回路と、入力端子と信号選択回路との間に異常が発生したか否かを判定する判定手段とを備える。判定手段は、信号選択回路が選択したアナログ信号について、切替回路が当該アナログ信号の入力端子をプルダウン抵抗を介して接地しない状態で、A/D変換器により算出された第1の変換値と、切替回路が当該アナログ信号の入力端子をプルダウン抵抗を介して接地した状態で、A/D変換器により算出された第2の変換値とを比較し、第1の変換値と第2の変換値との乖離の程度に基づいて、異常が発生したか否かを判定する。
このような構成によると、入力端子と信号選択回路との間に異常が発生していなければ、入力端子がプルダウン抵抗を介して接地されている場合にも、接地されていない場合にも、入力されたアナログ信号に基づいて、A/D変換器からは同程度のA/D変換値が出力される。すなわち、第1の変換値と第2の変換値との乖離の程度は小さい。一方、入力端子と信号選択回路との間に異常が発生していれば、入力端子がプルダウン抵抗を介して接地されている場合と接地されていない場合とで、寄生容量の残留電荷に起因して、A/D変換器から出力されるA/D変換値に差が生じる。すなわち、第1の変換値と第2の変換値との乖離の程度が大きくなる。したがって、両変換値の乖離の程度の大小により、異常の有無を検出することができる。また、第1の変換値と第2の変換値との相対関係に基づいて異常を検出するので、正常時のレベルが0〔V〕またはその付近となるアナログ信号が入力される場合でも、異常と誤判定されるのを回避することができ、信頼性が向上する。
本発明において、判定手段は、第1の変換値と第2の変換値との差を演算し、当該差があらかじめ決められた閾値より小さいときは、異常が発生していないと判定するとともに、第1の変換値をA/D変換器の出力として採用し、当該差があらかじめ決められた閾値以上のときは、異常が発生したと判定するとともに、所定の異常処理を行うようにしてもよい。
本発明において、判定手段はCPUにより構成され、信号選択回路、A/D変換器、および切替回路はCPUに内蔵されており、プルダウン抵抗はCPUに外付けされている構成を採用してもよい。この場合、CPUは切替回路が接続されたポートを有し、プルダウン抵抗は入力端子と上記ポートとの間に接続される構成を採用してもよい。
本発明において、判定手段はCPUにより構成され、信号選択回路、A/D変換器、切替回路、およびプルダウン抵抗はCPUに内蔵されている構成を採用してもよい。
本発明において、信号選択回路およびA/D変換器はCPUに内蔵されており、 プルダウン抵抗および切替回路はCPUに外付けされており、切替回路はCPUからの信号に基づいて切替動作を行う構成を採用してもよい。
本発明によれば、入力側に異常が発生したか否かを正確に検出することが可能なA/D変換装置が得られる。
本発明の実施形態に係るA/D変換装置の回路図である。 図1のA/D変換装置の動作を示したフローチャートである。 本発明におけるA/D変換値と閾値との関係を示した図である。 比較例におけるA/D変換値と閾値との関係を示した図である。 本発明の他の実施形態に係るA/D変換装置の回路図である。 本発明の更に他の実施形態に係るA/D変換装置の回路図である。 従来のA/D変換装置の回路図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一部分または対応部分には、同一符号を付してある。
最初に、図1を参照しながら、A/D変換装置の構成について説明する。A/D変換装置100は、複数の入力端子T1〜Tn、入力抵抗R1〜Rn、コンデンサC1〜Cn、プルダウン抵抗RD1〜RDn、およびCPU1を備えている。
入力端子T1〜Tnには、それぞれ、図示しないセンサ等から出力されるアナログ信号SG1〜SGnが入力される。入力抵抗R1〜RnおよびコンデンサC1〜Cnは、入力端子T1〜Tnに入力されたアナログ信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路を構成している。フィルタ回路の出力は、CPU1のポートP1〜Pnに入力される。
プルダウン抵抗RD1〜RDnは、CPU1に外付けされている。プルダウン抵抗RD1〜RDnの一端は、入力抵抗R1〜Rnを介して入力端子T1〜Tnにそれぞれ接続されており、他端はCPU1のポートQ1〜Qnにそれぞれ接続されている。ポートP1〜PnはA/D変換用のポートであり、ポートQ1〜Qnは汎用ポートである。なお、プルダウン抵抗RD1〜RDnの抵抗値は、入力抵抗R1〜Rnの抵抗値に比べて、十分大きな値となっている。
CPU1には、マルチプレクサ2、サンプルホールド回路3、A/D変換器4、およびスイッチ回路5が内蔵されている。CPU1には、これら以外の回路も備わっているが、本発明では直接関係がないので、図示を省略してある。Coは、サンプルホールド回路3の寄生容量(浮遊容量)である。
マルチプレクサ2は、ポートP1〜Pnを順次切り替えることにより、入力端子T1〜Tnに入力されるアナログ信号SG1〜SGnの1つを選択して、サンプルホールド回路3へ出力する。サンプルホールド回路3は、選択されたアナログ信号をサンプリングして電圧を保持し、当該電圧をA/D変換器4へ出力する。A/D変換器4は、サンプルホールド回路3から入力される電圧を基準電圧と比較し、その結果に基づいて、アナログ信号の電圧レベルに応じたデジタル信号を生成する。
スイッチ回路5は、複数のスイッチSW1〜SWnからなり、入力端子T1〜Tnがプルダウン抵抗RD1〜RDnを介して接地された状態と、接地されない状態とを切り替える。このため、スイッチSW1〜SWnの一端は、ポートQ1〜Qnにそれぞれ接続されており、他端は、グランドGNDに接地されている。スイッチSW1〜SWnは、トランジスタやFETなどから構成される。初期状態においては、スイッチSW1〜SWnはOFFとなっている。
以上の構成において、CPU1は、本発明における「判定手段」の一例である。マルチプレクサ2は、本発明における「信号選択回路」の一例である。スイッチ回路5は、本発明における「切替回路」の一例である。
次に、A/D変換装置100の動作について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。フローチャートの各ステップは、CPU1により実行される。
ステップS1では、マルチプレクサ2により、CPU1のポートP1〜Pnを切り替えて、入力端子T1〜Tnに入力されるアナログ信号SG1〜SGnの1つを選択する。選択されたアナログ信号を、以下では「選択信号」という。そして、入力端子Ti(i=1,2,…n)に入力されたアナログ信号が選択された場合、その選択信号をSGi(i=1,2,…n)で表す。
ステップS2では、選択信号SGiに対して、A/D変換器4により1回目のA/D変換を行う。このときのA/D変換値をXi(i=1,2,…n)とする。このXiは、図示しないバッファメモリに一時的に記憶される。
1回目のA/D変換の際には、入力端子Tiに対応するスイッチSWi(i=1,2,…n)はOFFであるため、入力端子TiとグランドGNDとの間に、プルダウン抵抗RDi(i=1,2,…n)は接続されない。すなわち、入力端子Tiは、プルダウン抵抗RDiを介して接地されていない。
ステップS3では、入力端子Tiに対応するスイッチSWiをONにし、入力端子TiとグランドGNDとの間にプルダウン抵抗RDiを接続する。すなわち、入力端子Tiがプルダウン抵抗Riを介して接地された状態とする。
ステップS4では、選択信号SGiに対して、A/D変換器4により2回目のA/D変換を行う。このときのA/D変換値をYi(i=1,2,…n)とする。このYiは、図示しないバッファメモリに一時的に記憶される。
ステップS5では、ステップS2で算出したA/D変換値Xiと、ステップS4で算出したA/D変換値Yiとの差(絶対値)|Xi−Yi|を演算し、その値があらかじめ決められた閾値αより小さいか否かを判定する。
ここで、入力端子T1〜TnからポートP1〜Pn(マルチプレクサ2)までの間で、回路に異常が発生していない場合は、入力端子Tiに入力されたアナログ信号SGiが正常にCPU1へ取り込まれる。そして、1回目のA/D変換時には、入力端子Tiがプルダウン抵抗RDiを介してグランドGNDに接地されていないため、A/D変換値Xiは、アナログ信号SGiに対応した値となる。また、2回目のA/D変換時には、入力端子Tiがプルダウン抵抗RDiを介して接地された状態となるが、前述のようにプルダウン抵抗RDiの抵抗値は十分大きいので、A/D変換値Yiは、若干の誤差はあるものの、A/D変換値Xiとほぼ同等の値となる。したがって、A/D変換値XiとA/D変換値Yiとの差(絶対値)は、閾値αより小さくなる。
一方、入力端子T1〜TnからポートP1〜Pn(マルチプレクサ2)までの間で、例えば入力抵抗Ri(i=1,2,…n)がオープン故障(断線)した場合は、入力端子Tiに入力されたアナログ信号SGiがCPU1へ取り込まれない。そして、1回目のA/D変換時には、入力端子Tiがプルダウン抵抗RDiを介して接地されていないため、A/D変換値Xiは、前回のアナログ信号により寄生容量Coに残留している電荷に応じた値となる。また、2回目のA/D変換時には、入力端子Tiがプルダウン抵抗RDiを介して接地されることで、寄生容量Coの残留電荷が放電されるため、A/D変換値Yiは、0〔V〕に近い値となる。したがって、A/D変換値XiとA/D変換値Yiとの差(絶対値)は、閾値α以上となる。
このように、回路が正常な場合は、入力端子TiとグランドGND間のプルダウン抵抗RDiの接続有無にかかわらず、1回目のA/D変換値Xiと2回目のA/D変換値Yiとは、ほぼ同等の値となる。一方、入力抵抗Riがオープン故障した場合は、入力端子TiとグランドGND間にプルダウン抵抗RDiが接続された場合と接続されない場合とで、1回目のA/D変換値Xiと2回目のA/D変換値Yiとの間に乖離が生じる。したがって、両変換値Xi、Yiの差と閾値αとの比較結果に基づいて、オープン故障の有無を判定することができる。
図3は、アナログ信号SGiのA/D変換値と閾値αとの関係を示している。回路が正常な場合は、プルダウン抵抗RDiの接続時と非接続時におけるA/D変換値の変化は、閾値αの範囲内に収まる。これに対して、入力抵抗Riがオープン故障した場合は、プルダウン抵抗RDiの接続時と非接続時におけるA/D変換値の変化は、閾値αの範囲内に収まらなくなる。
図2のステップS5において、A/D変換値Xi、Yiの差(絶対値)が閾値αより小さければ(ステップS5;YES)、オープン故障は発生していないと判定し、ステップS6に進む。ステップS6では、A/D変換器4の出力(A/D変換値)として、1回目のA/D変換値Xiを採用する。2回目のA/D変換値Yiは、上述したように誤差を含むため採用しない。
その後、ステップS7に進んで、スイッチSWiをOFFにする。これにより、入力端子TiとグランドGNDとの間にプルダウン抵抗RDiが接続されない状態(入力端子Tiが接地されない状態)となる。
ステップS7の処理が終了すると、ステップS1へ戻り、マルチプレクサ2によりCPU1のポートP1〜Pnを次のポートに切り替えて、次のアナログ信号に対し、ステップS2〜S7の処理を実行する。
一方、ステップS5において、A/D変換値Xi、Yiの差(絶対値)が閾値α以上であれば(ステップS5;NO)、オープン故障が発生したと判定し、ステップS8に進んで、異常処理を行う。この異常処理においては、CPU1は、例えば警報信号や、制御対象の動作停止信号などを出力する。
ところで、オープン故障の検出にあたっては、プルダウン抵抗RDiが接続された状態でのA/D変換値が0〔V〕付近か否かにより、故障有無を判定する方法も考えられる。しかしながら、この方法では、正常時においても0〔V〕またはその付近のレベルのアナログ信号が入力される場合に、図4に示すように、A/D変換値が閾値βより小さい領域で、オープン故障が発生したと誤判定される。
これに対して、上述した実施形態によれば、1回目のA/D変換値Xi(第1の変換値)と、2回目のA/D変換値Yi(第2の変換値)との相対関係に基づいて異常を検出するようにしている。このため、正常時のレベルが0〔V〕またはその付近となるアナログ信号SGiが入力される場合でも、異常と誤判定されるのを回避することができ、信頼性が向上する。
図5は、他の実施形態によるA/D変換装置200を示している。図5において、図1と異なる点は、プルダウン抵抗RD1〜RDnがCPU1に内蔵されている点である。その他の構成については、図1と同じであるため、説明を省略する。また、A/D変換装置200の動作は図2と同じであるため、これについても説明を省略する。本実施形態によっても、図1のA/D変換装置100と同様の効果を得ることができる。
図6は、他の実施形態によるA/D変換装置300を示している。図6において、図1と異なる点は、プルダウン抵抗RD1〜RDnとスイッチSW1〜SWnとが、CPU1に外付けされているとともに、スイッチSW1〜SWnが、CPU1のポートU1〜Unから出力される信号に基づいて、ON・OFF動作を行うように構成されている点である。その他の構成については、図1と同じであるため、説明を省略する。また、A/D変換装置300の動作は図2と同じであるため、これについても説明を省略する。本実施形態によっても、図1のA/D変換装置100と同様の効果を得ることができる。
本発明では、上述した実施形態以外にも、種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、1回目のA/D変換値Xiと2回目のA/D変換値Yiとの乖離の程度として、両変換値Xi、Yiの差を用いたが、乖離の程度として、両変換値Xi、Yiの比を用いてもよい。
また、上記実施形態では、入力端子T1〜TnからポートP1〜Pnまでの間で、入力抵抗R1〜Rnにオープン故障が発生した場合を例に挙げたが、その他の異常の場合にも、本発明を適用することができる。例えば、入力抵抗R1〜Rn以外の箇所で断線が生じたり、入力端子T1〜Tnで短絡が発生したりして、アナログ信号SG1〜SGnがCPU1に正常に入力できない事態が発生した場合にも、本発明は有効である。
1 CPU
2 マルチプレクサ
3 サンプルホールド回路
4 A/D変換器
5 スイッチ回路
100、200、300 A/D変換装置
T1〜Tn 入力端子
R1〜Rn 入力抵抗
C1〜Cn コンデンサ
RD1〜RDn プルダウン抵抗
SG1〜SGn アナログ信号
P1〜Pn、Q1〜Qn、U1〜Un ポート
SW1〜SWn スイッチ

Claims (6)

  1. アナログ信号が入力される複数の入力端子と、
    前記各入力端子に入力されるアナログ信号の1つを選択して出力する信号選択回路と、
    前記信号選択回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記各入力端子がプルダウン抵抗を介して接地された状態と接地されない状態とを切り替える切替回路と、
    前記入力端子と前記信号選択回路との間に異常が発生したか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段は、
    前記信号選択回路が選択したアナログ信号について、前記切替回路が当該アナログ信号の入力端子をプルダウン抵抗を介して接地しない状態で、前記A/D変換器により算出された第1の変換値と、前記切替回路が当該アナログ信号の入力端子をプルダウン抵抗を介して接地した状態で、前記A/D変換器により算出された第2の変換値とを比較し、
    前記第1の変換値と前記第2の変換値との乖離の程度に基づいて、前記異常が発生したか否かを判定することを特徴とするA/D変換装置。
  2. 請求項1に記載のA/D変換装置において、
    前記判定手段は、
    前記第1の変換値と前記第2の変換値との差を演算し、
    前記差があらかじめ決められた閾値より小さいときは、前記異常が発生していないと判定するとともに、前記第1の変換値を前記A/D変換器の出力として採用し、
    前記差があらかじめ決められた閾値以上のときは、前記異常が発生したと判定するとともに、所定の異常処理を行うことを特徴とするA/D変換装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のA/D変換装置において、
    前記判定手段は、CPUにより構成され、
    前記信号選択回路、前記A/D変換器、および前記切替回路は、前記CPUに内蔵されており、
    前記プルダウン抵抗は、前記CPUに外付けされていることを特徴とするA/D変換装置。
  4. 請求項3に記載のA/D変換装置において、
    前記CPUは、前記切替回路が接続されたポートを有し、
    前記プルダウン抵抗は、前記入力端子と前記ポートとの間に接続されていることを特徴とするA/D変換装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載のA/D変換装置において、
    前記判定手段は、CPUにより構成され、
    前記信号選択回路、前記A/D変換器、前記切替回路、および前記プルダウン抵抗は、前記CPUに内蔵されていることを特徴とするA/D変換装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載のA/D変換装置において、
    前記判定手段は、CPUにより構成され、
    前記信号選択回路、および前記A/D変換器は、前記CPUに内蔵されており、
    前記プルダウン抵抗、および前記切替回路は、前記CPUに外付けされており、
    前記切替回路は前記CPUからの信号に基づいて切替動作を行うことを特徴とするA/D変換装置。
JP2011270829A 2011-12-12 2011-12-12 A/d変換装置 Expired - Fee Related JP5637978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270829A JP5637978B2 (ja) 2011-12-12 2011-12-12 A/d変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270829A JP5637978B2 (ja) 2011-12-12 2011-12-12 A/d変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013123144A true JP2013123144A (ja) 2013-06-20
JP5637978B2 JP5637978B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=48774880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270829A Expired - Fee Related JP5637978B2 (ja) 2011-12-12 2011-12-12 A/d変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5637978B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108352839A (zh) * 2015-11-11 2018-07-31 三菱电机株式会社 A/d转换装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10197583A (ja) * 1997-01-08 1998-07-31 Toshiba Corp アナログ入力診断装置
JP2001244813A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Hitachi Ltd 入力回路、断線検出回路及び断線検出方法
JP2005123989A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Renesas Technology Corp 半導体集積回路
JP2011077847A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Renesas Electronics Corp A/dコンバータ及びそのオープン検出方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10197583A (ja) * 1997-01-08 1998-07-31 Toshiba Corp アナログ入力診断装置
JP2001244813A (ja) * 2000-02-28 2001-09-07 Hitachi Ltd 入力回路、断線検出回路及び断線検出方法
JP2005123989A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Renesas Technology Corp 半導体集積回路
JP2011077847A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Renesas Electronics Corp A/dコンバータ及びそのオープン検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108352839A (zh) * 2015-11-11 2018-07-31 三菱电机株式会社 A/d转换装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5637978B2 (ja) 2014-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9739822B2 (en) Input circuit
JP6158029B2 (ja) 電子制御装置
JP2017523636A (ja) 電界効果トランジスタ及びその故障検出装置
JP6275352B1 (ja) 電力変換装置
JP2008232978A (ja) 配線異常検出装置
CN111465866A (zh) 使用成对样本相关性的传感器故障检测
US20210208201A1 (en) Battery monitoring device
US10998913B2 (en) Switching circuit for checking an analog input circuit of an A/D converter
JP2011130077A (ja) デジタル信号出力回路
JP5637978B2 (ja) A/d変換装置
JP2007233573A (ja) 電子制御装置
KR101224523B1 (ko) 멀티 드롭 통신 회로의 데이터 라인 이상 감지회로
JP7135966B2 (ja) 漏電検知回路
JP2015175676A (ja) 電子制御装置
JP2001035335A (ja) リレー故障検出装置
JP6838212B2 (ja) 電子制御装置
JP5920244B2 (ja) 異常検知装置
JP2010015921A (ja) マルチプレクサスイッチの試験方法とその装置および多点測定装置
JP4935782B2 (ja) 自己診断回路
US7683591B2 (en) Semiconductor device with voltage variation detector
JP5457152B2 (ja) インバータ装置
JP2017146643A (ja) キー入力インタフェース装置
JP2007019735A (ja) 電子制御装置及び通信システム並びにサージ吸収素子の検査方法
JP6735611B2 (ja) 電子回路、電子機器および集積回路
JP4032418B2 (ja) 入力データホールド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5637978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees