JP6735611B2 - 電子回路、電子機器および集積回路 - Google Patents

電子回路、電子機器および集積回路 Download PDF

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Description

この発明は、センサの自己診断(BIST:Built−In Self Test)技術に関する。
従来より、自己診断機能を有するセンサが種々開発されている。たとえば、特開2015−210115号公報(特許文献1)には、自己診断機能を有するセンサが開示されている。このセンサは、検出素子と、検出素子からの入力信号に応じた出力信号を生成する生成部を有する電子回路(半導体装置)とがパッケージングされて構成される。電子回路の内部には、生成部の他に、自己診断機能を有する信号処理部が備えられる。信号処理部は、検出素子からの入力信号が所定範囲内に収まっている場合には出力信号を入力信号に対応する値とし、入力信号が所定範囲内に収まっていない場合には出力信号を所定の異常検出値に固定する。これにより、センサの出力信号をモニタすることで検出素子の異常の有無を確認することが可能になる。
特開2015−210115号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電子回路は、検出素子からの入力信号に基づいて出力信号を切り替えているため、検出素子の異常の有無を確認できるが、入力信号を演算処理する演算部(特許文献1の例では生成部)の異常の有無を確認することはできない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、センサの出力信号をモニタすることによって演算部の異常の有無を確認することができる電子回路、電子機器および集積回路を提供することである。
この発明に係る電子回路は、センサに用いられる電子回路であって、検出素子からの入力信号に応じた検出信号を生成する演算部と、センサの出力信号を外部に出力するための出力端子と、出力信号が所定範囲内に収まっているか否かを判定する判定部と、演算部と出力端子との間に接続され、判定部による判定結果に応じて出力信号を切り替える切替部とを備える。切替部は、出力信号が所定範囲内に収まっている場合に出力信号を検出信号とし、出力信号が所定範囲内に収まっていない場合に出力信号を所定範囲外のレベルを有する異常信号に固定する。
上記構成によれば、切替部は、検出素子からの入力信号ではなく、センサの出力信号に基づいて、センサの出力信号を切り替える。具体的には、切替部は、出力信号が所定範囲内に収まっている場合には出力信号を検出信号(入力信号に応じた値)とし、出力信号が所定範囲内に収まっていない場合には出力信号を所定範囲外のレベルを有する異常信号に固定する。そのため、センサの出力信号をモニタすることによって検出素子および演算部の異常の有無を確認することができる。
好ましくは、判定部は、出力信号が所定範囲内に収まっていない場合に異常判定信号を切替部に出力する。切替部は、異常判定信号を受信していない場合、出力信号を検出信号とし、異常判定信号を受信している場合、出力信号を異常信号に固定する。電子回路は、判定部と切替部との間に接続され、判定部から切替部に入力される異常判定信号を所定周期で遮断する遮断部をさらに備える。
上記構成によれば、遮断部は、判定部から切替部に入力される異常判定信号を所定周期で遮断する。そのため、出力信号が異常信号に一旦固定された後であっても、出力信号を検出信号に復帰させることが可能となる。具体的には、検出信号が所定範囲から外れたことによって出力信号が異常信号に一旦固定されると、判定部は、たとえ検出信号が所定範囲内に復帰したとしても、出力信号が異常信号に固定されている限り異常判定信号を出力し続けることになる。しかしながら、上記構成によれば、遮断部が異常判定信号を所定周期で遮断することによって出力信号が周期的(一時的)に検出信号に切り替えられる期間が生じ、この期間内に検出信号が所定範囲内に復帰していた場合には、判定部は異常判定信号を出力しなくなる。その結果、出力信号を検出信号に復帰させることができる。
好ましくは、遮断部は、判定部に接続されたクロック回路と、判定部とクロック回路と切替部とに接続されたアンド回路とを含む。クロック回路は、判定部に接続され、判定部から異常判定信号を受信した場合に作動して、異常判定信号の発生および停止が所定周期で交互に切り替わる信号を生成する。アンド回路は、判定部およびクロック回路の双方から異常判定信号を受信した場合に切替部に異常判定信号を出力し、判定部およびクロック回路の少なくとも一方から異常判定信号を受信しない場合に切替部への異常判定信号の出力を遮断する。
上記構成によれば、クロック回路およびアンド回路という簡易な構成によって、遮断部を実現することができる。
この発明の別の局面に係る電子機器は、信号を伝達する信号伝達部と、信号伝達部からの信号を演算処理して演算信号を生成する演算部と、演算信号に応じた出力信号を外部に出力する出力端子と、出力信号が所定範囲内に収まっているか否かを判定する判定部と、演算部と出力端子との間に接続され、判定部による判定結果に応じて出力信号を切り替える切替部とを備える。切替部は、出力信号が所定範囲内に収まっている場合に出力信号を演算信号とし、出力信号が所定範囲内に収まっていない場合に出力信号を所定範囲外のレベルを有する異常信号に固定する。
上記構成によれば、切替部は、信号伝達部から演算部に伝達される信号ではなく、出力端子から出力される出力信号に基づいて、出力信号を切り替える。そのため、出力信号をモニタすることによって信号伝達部および演算部の異常の有無を確認することができる。
また、上記の電子回路を搭載した電子機器、あるいは上記の電子回路が集積された集積回路を形成することも可能である。
本発明によれば、センサの出力信号をモニタすることによって演算部の異常の有無を確認することができる電子回路、電子機器および集積回路を提供することができる。
電子回路を有するセンサを含む制御システムの全体構成の一例を示す図である。 電子回路の構成の一例を示す図(その1)である。 電子回路の構成の一例を示す図(その2)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、電子回路3を有するセンサ1を含む制御システムの全体構成の一例を示す図である。この制御システムは、センサ1と、他の複数のセンサ101と、ECU(Electronic Control Unit)200と、複数の制御対象301とを含む。
センサ1は、検出素子2と電子回路3とを含む。検出素子2は、検出対象となる物理量に応じた信号を電子回路3に出力する。電子回路3は、検出素子2からの入力信号に基づいて出力信号を生成し、生成した出力信号をECU200に出力する。
ECU200は、センサ1および他の複数のセンサ101の出力信号に基づいて所定の演算を行ない、その結果に基づいて複数の制御対象301をそれぞれ制御する。したがって、センサ1が異常状態になると、ECU100が制御対象301を適切に制御することができなくなってしまう。そのため、センサ1の異常の有無を診断する機能を設けることが望まれる。
ECU100にはセンサ1以外にも複数のセンサ101が接続されているため、これらのセンサの診断をECU100が行なうとECU100の負荷が過大となることが懸念される。したがって、各センサが自己診断を行なうことが望まれる。このような要請に鑑み、本実施の形態によるセンサ1には自らの異常の有無を判定する機能(自己診断機能)が設けられている。
図2は、電子回路3の構成の一例を示す図である。電子回路3は、入力端子T1と、補正処理部5と、生成部10A,10Bと、出力端子20A,20Bと、判定部30A,30Bと、切替部40A,40Bとを含む。電子回路3は、出力電圧Voutおよび出力周波数Foutを、センサ1の出力信号として外部のECU200にそれぞれ出力する。生成部10A、出力端子20A、判定部30A、および切替部40Aは、出力電圧Voutを生成して外部に出力するための回路である。生成部10B、出力端子20B、判定部30B、および切替部40Bは、出力周波数Foutを生成して外部に出力するための回路である。ECU200は、これらの2つの出力信号の少なくとも一方から、センサ1の検出結果を把握することができる。なお、本実施の形態においては、2つの出力信号を有するが、いずれか1つであってもよい。
補正処理部5は、入力端子T1に接続され、入力端子T1を通って検出素子2(図1参照)から入力される入力信号Sinを受信し、受信した入力信号Sinに対して温度特性補正および電圧特性補正などの演算処理を実施する演算回路を含む。補正処理部5は、補正処理後の入力信号Sinを生成部10A,10Bに出力する。
生成部10Aは、補正処理部5から補正処理後の入力信号Sinを受信し、入力信号Sinに応じた検出電圧Vdを生成するための演算処理を実施する。生成部10Aは、検出電圧Vdが入力信号Sinに応じて下限電圧V1から上限電圧V2までの範囲(たとえば1ボルトから3ボルトまでの範囲、以下「正常範囲」ともいう)内で変化するように、検出電圧Vdを生成する。
切替部40Aは、生成部10Aと出力端子20Aとの間に接続され、判定部30Aによる判定結果に応じて出力端子20Aに出力する電圧を切り替える。切替部40Aから出力端子20Aに出力される電圧が、センサ1の出力電圧Voutとして外部のECU200に出力される。
具体的には、切替部40Aは、電圧源41Aと切替回路42Aとを含む。電圧源41Aは、正常範囲の上限電圧V2(たとえば3ボルト)よりも高い異常電圧VH(たとえば4ボルト)を出力する。切替回路42Aは、生成部10A、電圧源41A、判定部30A、および出力端子20Aに接続される。切替回路42Aは、判定部30Aから異常判定信号Hを受信していない場合、生成部10Aからの検出電圧Vdを出力端子20Aに出力する。一方、切替回路42Aは、判定部30Aから異常判定信号Hを受信している場合、電圧源41Aからの異常電圧VHを出力端子20Aに出力する。
判定部30Aは、出力電圧Voutが正常範囲内に収まっているか否かを判定する。具体的には、判定部30Aは、電圧源31と比較回路32とを含む。電圧源31は、正常範囲の上限電圧V2(たとえば3ボルト)よりも高く、かつ異常電圧VH(たとえば4ボルト)よりも低い基準電圧VREF(たとえば3.5ボルト)を出力する。比較回路32には、出力電圧Voutと、電圧源31からの基準電圧VREFとが入力される。
比較回路32は、出力電圧Voutが基準電圧VREFを超えていない場合(正常範囲内に収まっている場合)、異常判定信号Hを切替回路42Aに出力しない。これにより、切替部40Aは出力端子20Aに検出電圧Vdを出力するため、出力電圧Voutは検出電圧Vd(たとえば1〜3ボルトの可変値)となる。
一方、出力電圧Voutが基準電圧VREFを超えている場合(正常範囲内に収まっていない場合)、比較回路32は、異常判定信号Hを切替回路42Aに出力する。これにより、切替部40Aは出力端子20Aに異常電圧VHを出力するため、出力電圧Voutは異常電圧VH(たとえば4ボルトの固定値)となる。
出力周波数Foutを出力するための回路である生成部10B、出力端子20B、判定部30B、および切替部40Bにおいても、それぞれ、出力電圧Voutを出力するための回路である生成部10A、出力端子20A、判定部30A、および切替部40Aと同様の機能を有する。
具体的には、生成部10Bは、補正処理部5から補正処理後の入力信号Sinを受信し、検出周波数Fdが入力信号Sinに応じて下限周波数F1から上限周波数F2までの正常範囲内で変化するように、検出周波数Fdを生成する。切替部40Bは、生成部10Bと出力端子20Bとの間に接続される。切替部40Bは、周波数発生源41Bと切替回路42Bとを含む。周波数発生源41Bは、正常範囲の上限周波数F2よりも高い異常周波数FHを出力する。切替回路42Bは、判定部30Bから異常判定信号Hを受信していない場合、生成部10Bからの検出周波数Fdを出力端子20Bに出力する。一方、切替回路42Bは、判定部30Bから異常判定信号Hを受信している場合、周波数発生源41Bからの異常周波数FHを出力端子20Bに出力する。
判定部30Bは、出力周波数Foutが正常範囲内に収まっているか否かを判定する。出力周波数Foutが正常範囲内に収まっている場合、判定部30Bは、異常判定信号Hを切替回路42Bに出力しない。これにより、切替部40Bは出力端子20Bに検出周波数Fdを出力するため、出力周波数Foutは検出周波数Fd(正常範囲内での可変値)となる。一方、出力周波数Foutが正常範囲内に収まっていない場合、判定部30Bは出力端子20Bに異常周波数FHを出力するため、出力周波数Foutは異常周波数FH(正常範囲を超える固定値)となる。
以上のように、本実施の形態による電子回路3は、検出素子2からの入力信号Sinではなく、センサ1の出力電圧Vout(入力信号Sinに応じて生成部10Aが生成した検出電圧Vdを含む)に基づいて、出力電圧Voutを切り替える切替部40Aを備える。具体的には、切替部40Aは、出力電圧Voutが正常範囲内に収まっている場合には出力電圧Voutを検出電圧Vd(入力信号Sinに応じた値)とし、出力電圧Voutが正常範囲を超えている場合には出力電圧Voutを異常電圧VH(正常範囲外の値)に固定する。そのため、センサ1の出力電圧Voutをモニタすることによって、検出素子2および生成部10Aの異常の有無を確認することができる。
同様に、本実施の形態による電子回路3は、検出素子2からの入力信号Sinではなく、センサ1の出力周波数Fout(入力信号Sinに応じて生成部10Bが生成した検出周波数Fdを含む)に基づいて、出力周波数Foutを切り替える切替部40Bを備える。具体的には、切替部40Bは、出力周波数Foutが正常範囲内に収まっている場合には出力周波数Foutを検出周波数Fd(入力信号Sinに応じた値)とし、出力周波数Foutが正常範囲を超えている場合には出力周波数Foutを異常周波数FH(正常範囲外の値)に固定する。そのため、センサ1の出力周波数Foutをモニタすることによって、検出素子2および生成部10Bの異常の有無を確認することができる。
なお、本実施の形態においては、補正処理部5および生成部10A,10Bの少なくともいずれかが本発明の「演算部」に対応し得る。したがって、検出素子2から補正処理部5までの信号伝達経路、あるいは、検出素子2から生成部10A,10Bまでの信号伝達経路が本発明の「信号伝達部」に対応し得る。
[実施の形態2]
上述の実施の形態1による電子回路3は、検出電圧Vdが正常範囲から外れたことによって出力電圧Voutが正常範囲を超えると、出力電圧Voutが異常電圧VH(正常範囲外の値)に固定される。したがって、出力電圧Voutが異常電圧VHに一旦固定された後に検出電圧Vdが正常範囲内に復帰したとしても、出力電圧Voutは異常電圧VHに固定されているため、判定部30Aは異常判定信号Hを切替部40Aに出力し続けることになる。その結果、たとえ検出電圧Vdが正常範囲内に復帰したとしても、出力電圧Voutを異常電圧VHから検出電圧Vdに復帰させることができない。出力周波数Foutについても同様の問題が生じる。
この点に鑑み、本実施の形態2による電子回路3Aは、検出信号が正常範囲から外れて出力信号が異常信号に一旦固定された後に検出信号が正常範囲内に復帰した場合に、出力信号を検出信号に復帰させるための回路(後述の遮断部50A,50B)を備える。
図3は、本実施の形態2による電子回路3Aの構成の一例を示す図である。電子回路3Aは、図2に示す電子回路3に対して、遮断部50A,50Bを追加したものである。その他の構成は、図2に示す電子回路3と同じであるため、詳細な説明はここでは繰り返さない。
遮断部50Aは、判定部30Aと切替部40Aとの間に接続され、判定部30Aから切替部40Aに入力される異常判定信号Hを所定周期で遮断する。具体的には、遮断部50Aは、クロック回路51Aとアンド回路52Aとを含む。
クロック回路51Aは、判定部30Aとアンド回路52Aとに接続される。クロック回路51Aは、判定部30Aから異常判定信号Hを受信した場合に作動する。クロック回路51Aが作動すると、クロック回路51Aは、異常判定信号Hの発生および停止が所定周期で交互に切り替わる信号を自ら生成し、生成した信号をアンド回路52Aに出力する。
アンド回路52Aは、判定部30Aとクロック回路51Aとに接続される入力端子と、切替部40Aの切替回路42Aに接続される出力端子とを備える。アンド回路52Aは、判定部30Aおよびクロック回路51Aの双方から異常判定信号Hを受信した場合に、異常判定信号Hを切替部40Aの切替回路42Aに出力する。一方、判定部30Aおよびクロック回路51Aの少なくとも一方から異常判定信号Hを受信しない場合、アンド回路52Aは、異常判定信号Hを切替部40Aの切替回路42Aに出力しない。
したがって、出力電圧Voutが異常電圧VHに一旦固定されると、その後に検出電圧Vdが正常範囲内に復帰したとしても判定部30Aは異常判定信号Hを出力し続けることになるが、その異常判定信号Hの切替回路42Aへの入力は、遮断部50Aの作用によって所定周期で遮断される。異常判定信号Hの切替回路42Aへの入力が遮断される期間においては、出力電圧Voutが検出電圧Vdに切り替えられるため、この期間内に検出電圧Vdが正常範囲内に復帰していた場合には、判定部30Aは異常判定信号Hを出力しなくなり、アンド回路52Aは、クロック回路51Aからの信号の有無に関わらず、異常判定信号Hを切替回路42Aに出力しなくなる。その結果、出力電圧Voutを検出電圧Vdに復帰させることができる。
遮断部50Bも、遮断部50Aと同様の機能を有する。具体的には、遮断部50Bは、判定部30Bと切替部40Bとの間に接続され、判定部30Bから切替部40Bに入力される異常判定信号Hを所定周期で遮断する。遮断部50Bは、クロック回路51Bとアンド回路52Bとを含む。クロック回路51Bは、判定部30Bから異常判定信号Hを受信した場合に作動して、異常判定信号Hの発生および停止が所定周期で交互に切り替わる信号を自ら生成し、生成した信号をアンド回路52Bに出力する。アンド回路52Bは、判定部30Bおよびクロック回路51Bの双方から異常判定信号Hを受信した場合に、異常判定信号Hを切替部40Bの切替回路42Bに出力する。一方、判定部30Bおよびクロック回路51Bの少なくとも一方から異常判定信号Hを受信しない場合、アンド回路52Bは、異常判定信号Hを切替部40Bの切替回路42Bに出力しない。
したがって、出力周波数Foutが異常周波数FHに一旦固定されると、たとえ検出周波数Fdが正常範囲内に復帰したとしても判定部30Bは異常判定信号Hを出力し続けることになるが、その異常判定信号Hの切替回路42Bへの入力は、遮断部50Bの作用によって所定周期で遮断される。異常判定信号Hの切替回路42Bへの入力が遮断される期間においては、切替回路42Bは出力周波数Foutを検出周波数Fdに切り替えるため、この期間内に検出周波数Fdが正常範囲内に復帰していた場合には、判定部30Bは異常判定信号Hを出力しなくなり、アンド回路52Bは、クロック回路51Bからの信号の有無に関わらず、異常判定信号Hを切替回路42Bに出力しなくなる。その結果、出力周波数Foutを検出周波数Fdに復帰させることができる。
以上のように、本実施の形態2による電子回路3Aは、判定部30Aから切替部40Aに入力される異常判定信号Hを所定周期で遮断する遮断部50Aを備える。そのため、異常判定信号Hの切替部40Aへの入力が遮断されている期間内に検出電圧Vdが正常範囲内に復帰していた場合には、判定部30Aが異常判定信号Hを出力しなくなる。その結果、出力電圧Voutを検出電圧Vdに復帰させることができる。
同様に、本実施の形態2による電子回路3Aは、判定部30Bから切替部40Bに入力される異常判定信号Hを所定周期で遮断する遮断部50Bを備える。そのため、異常判定信号Hの切替部40Bへの入力が遮断されている期間内に検出周波数Fdが正常範囲内に復帰していた場合には、判定部30Bが異常判定信号Hを出力しなくなる。その結果、出力周波数Foutを検出周波数Fdに復帰させることができる。
さらに、本実施の形態2によれば、クロック回路51Aおよびアンド回路52Aという簡易な構成によって、遮断部50Aを実現することができる。同様に、クロック回路51Bおよびアンド回路52Bという簡易な構成によって、遮断部50Bを実現することができる。
なお、上述の実施の形態2によるクロック回路51A,51Bは、それぞれ判定部30A,30Bから異常判定信号Hを受信した場合に作動する。これにより、クロック回路51A,51Bが不必要に作動することが抑制される。しかしながら、クロック回路51A,51Bの作動条件はこれに限定されない。たとえば、クロック回路51A,51Bを常時作動させるようにしてもよい。
上述の実施の形態1、2で示された電子回路3,3Aは、任意の他の回路と結合させて電子機器を構成することができる。また、上記の電子回路3,3Aは集積回路として形成することも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,101 センサ、2 検出素子、3,3A 電子回路、10A,10B 生成部、20A,20B 出力端子、30A,30B 判定部、31,41A 電圧源、32 比較回路、40A,40B 切替部、41B 周波数発生源、42A,42B 切替回路、50A,50B 遮断部、51A,51B クロック回路、52A,52B アンド回路、200 ECU、301 制御対象、T1 入力端子。

Claims (8)

  1. センサに用いられる電子回路であって、
    検出素子からの入力信号に応じた検出信号を生成する演算部と、
    前記センサの出力信号を外部に出力するための出力端子と、
    前記出力信号が所定範囲内に収まっているか否かを判定する判定部と、
    前記演算部と前記出力端子との間に接続され、前記判定部による判定結果に応じて前記出力信号を切り替える切替部とを備え、
    前記切替部は、前記出力信号が前記所定範囲内に収まっている場合に前記出力信号を前記検出信号とし、前記出力信号が前記所定範囲内に収まっていない場合に前記出力信号を前記所定範囲内に収まっていないレベルを有する異常信号に固定する、電子回路。
  2. 前記判定部は、前記出力信号が前記所定範囲内に収まっていない場合に異常判定信号を前記切替部に出力し、
    前記切替部は、前記異常判定信号を受信していない場合、前記出力信号を前記検出信号とし、前記異常判定信号を受信している場合、前記出力信号を前記異常信号に固定し、
    前記電子回路は、前記判定部と前記切替部との間に接続され、前記判定部から前記切替部に入力される前記異常判定信号を所定周期で遮断する遮断部をさらに備える、請求項1に記載の電子回路。
  3. 前記遮断部は、
    前記判定部に接続されたクロック回路と、
    前記判定部と前記クロック回路と前記切替部とに接続されたアンド回路とを含み、
    前記クロック回路は、前記判定部から前記異常判定信号を受信した場合に作動して、前記異常判定信号の発生および停止が前記所定周期で交互に切り替わる信号を生成し、
    前記アンド回路は、前記判定部および前記クロック回路の双方から前記異常判定信号を受信した場合に前記切替部に前記異常判定信号を出力し、前記判定部および前記クロック回路の少なくとも一方から前記異常判定信号を受信しない場合に前記切替部への前記異常判定信号の出力を遮断する、請求項2に記載の電子回路。
  4. 信号を伝達する信号伝達部と、
    前記信号伝達部からの前記信号を演算処理して演算信号を生成する演算部と、
    前記演算信号に応じた出力信号を外部に出力する出力端子と、
    前記出力信号が所定範囲内に収まっているか否かを判定する判定部と、
    前記演算部と前記出力端子との間に接続され、前記判定部による判定結果に応じて前記出力信号を切り替える切替部とを備え、
    前記切替部は、前記出力信号が前記所定範囲内に収まっている場合に前記出力信号を前記演算信号とし、前記出力信号が前記所定範囲内に収まっていない場合に前記出力信号を前記所定範囲内に収まっていないレベルを有する異常信号に固定する、電子機器。
  5. 前記判定部は、前記出力信号が前記所定範囲内に収まっていない場合に異常判定信号を前記切替部に出力し、
    前記切替部は、前記異常判定信号を受信していない場合、前記出力信号を前記演算信号とし、前記異常判定信号を受信している場合、前記出力信号を前記異常信号に固定し、
    前記電子機器は、前記判定部と前記切替部との間に接続され、前記判定部から前記切替部に入力される前記異常判定信号を所定周期で遮断する遮断部をさらに備える、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記遮断部は、
    前記判定部に接続されたクロック回路と、
    前記判定部と前記クロック回路と前記切替部とに接続されたアンド回路とを含み、
    前記クロック回路は、前記判定部から前記異常判定信号を受信した場合に作動して、前記異常判定信号の発生および停止が前記所定周期で交互に切り替わる信号を生成し、
    前記アンド回路は、前記判定部および前記クロック回路の双方から前記異常判定信号を受信した場合に前記切替部に前記異常判定信号を出力し、前記判定部および前記クロック回路の少なくとも一方から前記異常判定信号を受信しない場合に前記切替部への前記異常判定信号の出力を遮断する、請求項5に記載の電子機器。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子回路を搭載した、電子機器。
  8. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子回路が集積された、集積回路。
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