JP2013121253A - ローター、及びローターの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローターコアのスリットに磁石を適切に充填でき、しかも製造コストの安価なローター、及びローターの製造方法を提供する。
【解決手段】ローター1は、電動機の回転軸9を中心に回転する複数のコアシート11,13を回転軸9の軸方向に積層し、複数のコアシート11,13を軸方向に貫く複数のスリット3が形成されたローターコア5と、複数のスリット3に充填された磁石とを備える。複数のコアシート11,13のうち1つ以上のコアシート11,13に、複数のスリット3を横切るように延びる連通スリット27が形成されている。ローターコア5は、連通スリット27の形成されたコアシート13がローターコア5の端部29に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸に回転力を発生させる電動機のローター、及びローターの製造方法に関する。
図10は、電動機101の回転軸103、ローター105、ステーター107、及びハウジング109を示している。ローター105は、複数のスリット111が形成されたローターコア113と、複数のスリット111に射出成形された磁石115とを備える。図11は、可塑性樹脂をバインダとして射出成形機から供給される磁石115の材料が、スプール117、ランナー119、及びゲート121を経て複数のスリット111に充填される工程を示している。ローターコア113の挿入されるインサート金型の図示は省略されている。
磁石115の材料は、スリット111の内側で硬化し、帯磁されることにより永久磁石となる。複数のスリット111に射出成形された磁石115に所望の磁界を発生させるには、これらの磁石115の総ての性状を均一にする必要がある。そこで、個々のスリット111にゲート121を1つずつ設けることにより、総てのスリット111に充填される磁石115の材料の圧力、又は密度を相互に等しくする試みがある。
しかしながら、図10に示すように複数のスリット111がそれぞれの大きさ(容積)を違えている場合、これらのスリット111に射出成形される磁石115の総ての性状を均一にするのは困難である。また、ローター105は、電動機101の出力、又は用途を勘案して、スリット111の大きさ、個数、及び配置を含めた仕様が定められている。このため、個々のスリット111に1つずつゲート121を設ける場合、ローター105の複数の仕様に対応した複数のインサート金型が必要となり、ローター105の製造単価を高騰させる一因となる。
特開2004−336831号公報 特開2006−180677号公報
本発明の目的とするところは、ローターコアのスリットに磁石を適切に充填でき、しかも製造コストの安価なローター、及びローターの製造方法を提供することにある。
本発明は、電動機の回転軸を中心に回転する複数のコアシートを前記回転軸の軸方向に積層し、前記複数のコアシートを前記軸方向に貫く複数のスリットが形成されたローターコアと、前記複数のスリットに充填された磁石とを備えるローターであって、前記複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに、前記複数のスリットを横切るように延びる連通スリットを形成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ローターコアが前記軸方向の端部を画定され、前記連通スリットの形成されたコアシートを前記ローターコアの端部に配置したことを特徴とする。
また、本発明は、前記複数のスリットが、相互に前記回転軸の径方向に間隔を空けて配置され、個々の前記スリットが前記回転軸の回転方向に互いに隔たる両端を有し、前記連通スリットが、前記スリットの両端の間を二分する位置で前記スリットに交差することを特徴とする。
また、本発明は、前記複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに形成された連通スリットが、その他のコアシートに形成された前記複数のスリットに重なる広さを有することを特徴とする。
また、本発明は、前記回転軸の周りに等角度で個々の前記コアシートに割り当てられる複数の範囲に、前記複数のスリットがそれぞれ形成され、個々の前記コアシートに割り当てられた複数の範囲のうち1以上の範囲に前記連通スリットが形成され、複数の前記コアシートのうち一のコアシートの連通スリットを形成された範囲が、前記複数のコアシートのうち他のコアシートの前記連通スリットの形成されていない範囲に合致するように、前記複数のコアシートを積層したことを特徴とする。
また、本発明は、電動機の回転軸を中心に回転し前記回転軸の周りに複数のスリットを形成した複数のコアシートを準備する工程と、前記複数のコアシートを前記軸方向に積層し、前記複数のコアシートのそれぞれのスリットを互いに合致させる工程と、前記複数のスリットに磁石を射出成形する工程とから成るローターの製造方法であって、前記複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに、前記複数のスリットに射出成形される磁石を前記複数のスリットを横切るように導く連通スリットを形成することを特徴とする。
また、本発明は、前記回転軸の周りに等角度で割り当てられる複数の範囲に、相互に前記回転軸の径方向に間隔を空けた複数のスリットがそれぞれ形成され、前記複数の範囲のうち1以上の範囲に前記連通スリットを形成された複数のコアシートを準備する工程と、前記複数のコアシートのうち一のコアシートの連通スリットを形成された範囲が、前記複数のコアシートのうち他のコアシートの前記連通スリットの形成されていない範囲に合致するように、前記複数のコアシートを積層する工程とからなることを特徴とする。
本発明のローターは、複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに、複数のスリットを横切るよう延びる連通スリットが形成されている。例えば、可塑性樹脂をバインダとする磁石の材料(以下で単に「磁石」と記す。)が複数のスリットに充填される過程で、連通スリットは、複数のスリットの間を磁石が通過するのを許容し、複数のスリットに充填される磁石の圧力、又は密度を相互に等しくすることができる。これにより、本発明のローターは、ローターコアの複数のスリットに射出成形される磁石が所望の磁界を発生できるように、その性状を均一にすることができる。
また、本発明のローターによれば、ローターコアの挿入されるインサート金型のゲートの個数、及び位置に関わらず、本発明のローターは上記の効果を達成できる。このため、ローターの1つの仕様毎にそれに対応するインサート金型を準備しなくて済むので、本発明のローターはその製造単価を低減するのに有利である。
或いは、複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに形成された連通スリットが、その他のコアシートに形成された複数のスリットに重なる広さを有するものであっても良い。この場合も連通スリットは複数のスリットの間を磁石が通過するのを許容するので、本発明のローターは上記の効果を達成することができる。
更に、本発明のローターは、連通スリットの形成されたコアシートをローターコアの端部に配置している。連通スリットは、複数のスリットを横切るように延びる形状であるため、スリットに射出成形された磁石がローターコアに対して回転軸の軸方向に離脱するのを規制する保持部材の役割を担うことができる。
更に、本発明のローターは、連通スリットが複数のスリットにそれぞれの両端を二分する位置で交差するので、連通スリットからスリットへ流入する磁石は、スリットの両端へ向かう2つの流れを形成する。これらの磁石の流れは、スリットの両端の付近で互いに境界を接することがないので、スリットの両端の付近におけるウェルドの発生が抑止され、ウェルドによる磁界の強度の低下を予防することができる。
更に、本発明のローターは、複数のコアシートのうち一のコアシートの連通スリットを形成された範囲が、複数のコアシートのうち他のコアシートの連通スリットの形成されていない範囲に合致するように、複数のコアシートを積層している。このため、複数のコアシートの何かのスリットに磁石が供給されると、この磁石は連通スリットを通過し複数のスリットに充填される。これによる効果は上記の通りである。また、以上に述べた効果は、本発明のローターの製造方法によっても達成することができる。
本発明の実施例1のローターに適用したローターコアの要部、及び回転軸の斜視図。 本発明の実施例1のローターを図1のA−A線で破断した断面図。 (a),(b)は、本発明の実施例1のローターを構成するコアシートの平面図。 本発明の実施例1のローターを製造する工程を示す断面図。 (a),(b)は、本発明の実施例1のローターを構成するコアシートの変形例を示す平面図。 本発明の実施例2のローターに適用したローターコアの要部、及び回転軸の斜視図。 (a),(b)は、本発明の実施例2のローターを構成するコアシートの平面図。 (a)〜(d)は、本発明の実施例3のローターを構成するコアシートの平面図。 本発明の実施例4のローターを製造する工程を示す分解斜視図。 従来例のローターを備える電動機の断面図。 従来例のローターを製造する工程を示す断面図。
本発明の実施形態に係るローターについて説明する。従来の技術として既述の要素には、その図示の有無に関わらず、引き続き同じ呼称を用いるものとする。また、以下に記す軸方向、径方向、及び回転方向は電動機の回転軸に基づいている。
図1,2に示すように、本実施例のローター1は、複数のスリット3を有するローターコア5と、複数のスリット3に充填された磁石7とを備える。ローターコア5は、回転軸9を中心に回転する複数のコアシート11,13を軸方向に積層したものである。図1は説明の便宜によりコアシート11,13の間を開くため、複数のコアシート11のうちの一部を省略している。
図3(a),(b)は、本実施例に適用したコアシート11,13を示している。コアシート11は、強磁性体から成る円板に、これを軸方向に貫く複数のスリット3、及び回転軸の挿通される軸孔15を形成したものである。スリット3は、その両端17を径方向の外方へ向けた円弧状の開口である。コアシート11は、回転軸を中心に90°の等角度で4つの範囲19,21,23,25が割り当てられ、それぞれの範囲に、相互に径方向に間隔を空けた複数のスリット3が形成されることで、4極のローターを構成している。この点はコアシート13についても同様である。
コアシート13は、更に複数の連通スリット27を形成されている。個々の連通スリット27は、複数のスリット3を横切る開口であれば良い。また、スリット3、コアシート11,13、及び連通スリット27の数は限定されるものではない。複数のコアシート11,13の中に少なくとも1つのコアシート13が含まれていれば良い。
本発明の実施形態に係るローターの製造方法について以下に説明する。先ずは複数のコアシート11,13を準備する。複数のコアシート11,13をそれぞれのスリット3が互いに合致するよう軸方向に積層することにより、ローターコア5を作成する。これらを積層する順番として、例えば図1に示すように、ローターコア5の軸方向の両側の端部29に7枚のコアシート13を配置し、その内方に複数のコアシート11を配置しても良い。符号31は、互いに積層された複数のコアシート11,13を結束するために、これらをかしめるポンチの打撃痕を指している。
続いて、図4に示すように、ローターコア5をインサート金型33のキャビティー35に挿入する。図に現れていない射出成形機のインジェクターから可塑性樹脂をバインダとする液状の磁石7の材料(以下で単に「磁石」と記す。)が、インサート金型33のスプール117に供給される。更にランナー119、及びゲート121を経てキャビティー35に達する磁石7は、連通スリット27を通過し複数のスリット3に充填される。
上記のように磁石7が複数のスリット3に充填される過程で、連通スリット27は、複数のスリット3の間で磁石7を自由に通過させるので、複数のスリット3に充填される磁石7の圧力、又は密度は相互に等しくなる。これにより、複数のスリット3に性状の均一な磁石7を充填し、磁石7の硬化するのを待ってインサート金型33から図2に示すローターコア5が取り出される。この磁石7を帯磁させることにより、所望の磁界を発生するローターコア5を製造することができる。
径方向に複数層に設けられたスリット3に充填された磁石7は、周方向に交互にN極、S極を呈する4極のローターを構成する。尚、予め帯磁された磁石をインサート金型33に内装しておけば、上記の磁石7の充填から硬化までの工程と同時に、磁石7の帯磁工程を行うことができる。また、上記の過程で、連通スリット27を満たす磁石7は、複数のスリット3を横切るように延びる形状で硬化するので、スリット3に射出成形された磁石7がローターコア5に対して軸方向に離脱するのを規制する保持部材の役割を担うことができる。
また、連通スリット27は、複数のスリット3にその両端17を二分、又は二等分する位置で交差することが好ましい。この場合、射出成形機から連通スリット27に供給される磁石7が個々のスリット3に流入する過程で、個々のスリット3の両端17へ向かう2つの流れを形成する。これらの磁石7の流れは、スリット3の両端17の付近で互いに境界を接することがないので、本実施例のローターの製造方法によれば、スリット3の両端17の付近におけるウェルドの発生を抑制し、ウェルドによる磁界の強度の低下を予防することができる。このようなウェルドの抑制は、磁界に最も影響するスリット3の両端17の付近で行われるのが効果的である。
以上の説明は、図2,4に表れたスリット3に注目したが、ローターコア5の総てのスリット3に充填される磁石7について、上記の効果が達成される。また、ローターコア5の挿入されるインサート金型33のゲート121の位置、及びゲート121の個数に関わらず、以上の効果が達成される。このため、コアシート11,13のスリット3の大きさ、個数、及び配置が変更されても、インサート金型33を交換する必要がないので、本実施例のローター1はその製造単価を低減するのに有利である。
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施することができる。図1は、ローターコア5の両側の端部29にコアシート13を配置する例を示しているが、ローターコア5の両側の端部29にコアシート11を配置し、その内方にコアシート13を配置しても良い。コアシート11,13を積層する順番は限定されるものではなく、コアシート11,13を1つずつ交互に積層しても良い。
図5(a),(b)に示すように、コアシート11,13に一対の分割スリット37を形成し、上記のスリット3の約1つ分に相当する量の磁石7が一対の分割スリット37に充填されるようにしても良い。この場合、コアシート13には、個々の分割スリット37の長手方向の途中を横切るように延びる複数の連通スリット27が形成される。また、分割スリット37の個数は限定されるものではなく、上記のスリット3の約1つ分に相当する量の磁石7を幾つの分割スリットに分けるかは適宜に選択される事項である。
ここに述べたスリット37によりローターコア5に突極性を設け、リラクタンストルクを発生させることができる。また、スリット37に充填された磁石により、磁石補助利用型リラクタンスモータを構成するのに十分なマグネットトルクを発生させることができる。スリット37の幅が小さくても、スリット37に磁石が隙間無く均一に高密度で充填されるため、この磁石の磁束を有効に利用して電動機を動作させることができる。
図6に示すように、本実施例のローター43は、複数のコアシート11,39を積層したものである。図7(a),(b)は、本実施例に適用したコアシート11,39を示している。コアシート39に形成された1つの連通スリット41は、コアシート11に形成された3つのスリット3に重なる広さを有する開口である。
また、連通スリット41は、実施例1の連通スリット27に比較して、磁石7の流れる方向を径方向に制限する傾向が小さいので、磁石7のバインダの粘性に関わらず、個々のスリット3の全体に偏りなく磁石7を導くことができる。この他の構成、及び効果については実施例1と同様である。
図8(a)〜(d)は、同一のコアシート45を回転方向に90°ずつ回転させた姿勢でそれぞれ表している。本実施例のローター49は、複数のコアシート45を軸方向に積層している。コアシート45は、回転方向に90°の等角度で4つの範囲19,21,23,25が割り当てられ、それぞれの範囲に、相互に径方向に間隔を空けた複数のスリット3が形成されている。コアシート45の範囲19には更に連通スリット27が形成されている。コアシート45に割り当てられる範囲は2つ以上であれば良い。
ローター49の製造は、複数のコアシート45のうち一のコアシート45の連通スリット27を形成された範囲19が、複数のコアシート45のうち他のコアシート45の連通スリット27の形成されていない範囲21,23,25の何れかに合致するように、複数のコアシート45を積層することにより行われる。
例えば、48枚のコアシート45を準備する。そのうちの図9に示す12枚のコアシート45aを互いに重ね合わせ、残りのコアシート45b,45c,45dをそれぞれ12枚ずつ重ね合わせる。コアシート45aに対してコアシート45bは図中で時計回りに90°回転した姿勢をとる。コアシート45bに対してコアシート45c、コアシート45cに対してコアシート45dが、それぞれ同様に回転した姿勢をとる。これらのコアシート45a〜45dを互いに積層し結束してなるローターコア47を上記のインサート金型33に挿入する。続いて、ローターコア47の少なくとも1つのスリット3に磁石7が射出成形機から供給されると、この磁石7は連通スリット27を通過し総てのスリット3に充填される。
本実施例のローター49は、上記のように1種類のコアシート45を準備すれば製造できるので、実施例1,2に比べて、その製造単価を低減するのに更に有利である。この他の構成、及び効果については実施例1と同様である。
本発明は、空調機器のコンプレッサ等を駆動する電動機に適用できるものである。
1,43,49,105...ローター、3,111...スリット、5,47,113...ローターコア、7,115...磁石、9,103...回転軸、11,13,39,45...コアシート、15...軸孔、17...両端、19,21,23,25...範囲、27,41...連通スリット、29...端部、31...打撃痕、33...インサート金型、35...キャビティー、37...分割スリット、101...電動機、107...ステーター、109...ハウジング、117...スプール、119...ランナー、121...ゲート。

Claims (7)

  1. 電動機の回転軸を中心に回転する複数のコアシートを前記回転軸の軸方向に積層し、前記複数のコアシートを前記軸方向に貫く複数のスリットが形成されたローターコアと、
    前記複数のスリットに充填された磁石とを備えるローターであって、
    前記複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに、前記複数のスリットを横切るように延びる連通スリットを形成したことを特徴とするローター。
  2. 前記ローターコアが前記軸方向の端部を画定され、前記連通スリットの形成されたコアシートを前記ローターコアの端部に配置したことを特徴とする請求項1に記載のローター。
  3. 前記複数のスリットが、相互に前記回転軸の径方向に間隔を空けて配置され、個々の前記スリットが前記回転軸の回転方向に互いに隔たる両端を有し、
    前記連通スリットが、前記スリットの両端の間を二分する位置で前記スリットに交差することを特徴とする請求項1又は2に記載のローター。
  4. 前記複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに形成された連通スリットが、その他のコアシートに形成された前記複数のスリットに重なる広さを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のローター。
  5. 前記回転軸の周りに等角度で個々の前記コアシートに割り当てられる複数の範囲に、前記複数のスリットがそれぞれ形成され、個々の前記コアシートに割り当てられた複数の範囲のうち1以上の範囲に前記連通スリットが形成され、
    複数の前記コアシートのうち一のコアシートの連通スリットを形成された範囲が、前記複数のコアシートのうち他のコアシートの前記連通スリットの形成されていない範囲に合致するように、前記複数のコアシートを積層したことを特徴とする請求項1に記載のローター。
  6. 電動機の回転軸を中心に回転し前記回転軸の周りに複数のスリットを形成した複数のコアシートを準備する工程と、
    前記複数のコアシートを前記軸方向に積層し、前記複数のコアシートのそれぞれのスリットを互いに合致させる工程と、
    前記複数のスリットに磁石を射出成形する工程とから成るローターの製造方法であって、
    前記複数のコアシートのうち1つ以上のコアシートに、前記複数のスリットに射出成形される磁石を前記複数のスリットを横切るように導く連通スリットを形成することを特徴とするローターの製造方法。
  7. 前記回転軸の周りに等角度で割り当てられる複数の範囲に、相互に前記回転軸の径方向に間隔を空けた複数のスリットがそれぞれ形成され、前記複数の範囲のうち1以上の範囲に前記連通スリットを形成された複数のコアシートを準備する工程と、
    前記複数のコアシートのうち一のコアシートの連通スリットを形成された範囲が、前記複数のコアシートのうち他のコアシートの前記連通スリットの形成されていない範囲に合致するように、前記複数のコアシートを積層する工程とからなる請求項6に記載のローターの製造方法。
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