JP2013121040A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複合機などの画像形成装置が有する操作パネルが、ハードキー数や、表示装置の情報表示能力が制限されている簡易型である場合に、各種画像形成処理条件入力設定操作の煩雑さを低減して操作性を向上させる。
【解決手段】 画像形成処理機能選択用ハードキーの押下と第1ハードキー(プログラム選択キー)の押下がされたときは、キー押下で選択された画像形成処理機能情報と、押下された第1ハードキーの識別情報に基づき、対応する画像形成処理の実行プログラムが呼び出されて画像形成装置に設定され、画像形成処理機能選択用ハードキーの押下と第2ハードキー(カーソルキー)の押下による実行プログラム識別情報(番号)の選択/確定がされたときは、キー押下で選択された画像形成処理機能情報と、前記実行プログラム識別情報とに基づき、対応する実行プログラムが呼び出され画像形成装置に設定される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像形成装置、特に画像形成処理を実行するために処理条件入力操作等を行う、簡易型の操作パネルを備えた画像形成装置に関するものである。
オフィス等の業務の場では、画像形成装置は単に画像等の印刷機能(プリンタ機能)だけではなく、原稿画像の複写、画像データの読込み (スキャナ機能)あるいはファクシミリ送受信等の機能を併せ持つデジタル複合機(Multi Function Peripheral:MFP)と呼ばれる装置が広く採用されている。最近の複合機は、ユーザーからの様々な要求を実現させるための利便性が考慮され、複写等各機能について多種、多様な処理メニューを備えたものになってきている。しかしながら実行可能な処理の種類が増加するに従って、画像形成装置の操作パネルを使用した操作も複雑化することは避けられない。
特許文献1には、画像形成装置のコピーモード状態とFAXモード状態間の機能移行操作を行うことなく、どちらのモード状態にあってもコピーの登録プログラム、FAXの登録プログラムのいずれかを呼び出せるようにして、操作性の悪さを改善する一例が開示されている。
特許文献1によれば、画像形成装置の操作部は、比較的大型のLCD表示装置、プログラムの登録や呼び出しに使用するプログラム登録/呼び出しキー、テンキー、ファクシミリモードのプログラム割り当てに使用される28個のFAX短縮キーなどを備えている。
そして操作部上のプログラムキーが押下された場合、上記表示装置画面の推移なくプログラム呼び出し入力待ち状態に遷移する。この状態でさらに例えば一定時間内にテンキーが押下された場合はコピーのプログラム登録内容の呼び出しを行い、また一定時間内にFAX短縮キーが押下された場合はファクシミリモードのプログラム登録内容の呼び出しを行うように構成されている。
以上のような動作により、コピーモード画面からFAXの登録プログラムを呼び出し、またFAXモード画面からコピーの登録モードを呼び出すことを可能とし、コピー、FAX間での即時的な機能利用性を高めている。
特開平11−69040号公報
以上のように特許文献1は、コピーの登録プログラムやFAXの登録プログラムを呼び出す場合を例として、画像形成装置の操作部を用いた操作を簡略化できる技術を示しているが、これは多数のFAX短縮キーや大型のLCD表示装置を配置できるだけの十分広い面積を有する操作パネルを備えた画像形成装置を前提としたものである。
これに対して画像形成装置には、コピー、FAX、スキャナなどの機能が統合された複合機でありながら、小規模な表示装置しか設置されず、また全体として小面積であり、そのため各種ハードキーの数も制限された小型の操作パネルを備えたものがある。このような複合機は種々の画像形成処理機能を備えているにも関らず低コストであるという点でユーザーの期待に応えることが可能な画像形成装置である。
しかしながら、このような種類の複合機には操作簡略化のために特許文献1のようなFAX短縮キーなどの操作ボタンを多用する方法を適用することはできない。操作パネルが小型であり、操作できるハードキー数や表示装置で表示可能な情報量が制限されているためである。従ってコピーなど所定ジョブ実行を目的として画像形成処理条件の入力、設定等を完了させるためには、標準規模の操作パネルを用いるより多くのキー押下などの操作ステップが必要であり、また操作時間も長くなるという問題があった。このように小規模の操作パネルを用いる場合、ジョブ実行の度にユーザーは多くの時間を費やさねばならず、操作性は高くなかった。
本発明は上記従来の課題を解決するものであって、特に操作パネル上のハードキー数や表示装置の規模が制限されている場合であっても、その操作性が高い操作パネルを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置が有する、複数の互いに異なる画像形成処理機能のうちの一つがそれぞれ対応付けられた複数の画像形成処理機能選択用ハードキーと、複数の第1ハードキーと、第2ハードキーとを備えている。
そしてさらに、前記複数の互いに異なる画像形成処理機能のそれぞれを識別するための画像形成処理機能情報と、前記複数の第1ハードキーのそれぞれを識別するための第1ハードキー識別情報と、前記画像形成処理機能情報の一つおよび前記第1ハードキー識別情報の一つに対応付けられた、画像形成処理を実行するための第1実行プログラムとを含む複数の組合せと、前記複数の互いに異なる画像形成処理機能のそれぞれを識別するための前記画像形成処理機能情報と、画像形成処理を実行する実行プログラムを識別するための複数のプログラム識別情報と、前記画像形成処理機能情報の一つおよび前記プログラム識別情報の一つに対応付けられた、画像形成処理を実行するための第2実行プログラムとを含む複数の組合せを保存する記憶手段と、前記複数の画像形成処理機能選択用ハードキーの一つが押下され、且つ前記複数の第1ハードキーの一つが押下されたときに、前記押下された画像形成処理機能選択用ハードキーに対応する画像形成処理機能情報と、前記押下された第1ハードキーの第1ハードキー識別情報とに基づいて、前記記憶手段から対応する第1実行プログラムを呼び出して、前記画像形成装置に設定する手段と、前記複数の画像形成処理機能選択用ハードキーの一つが押下げされ、且つ前記第2ハードキーの押下により前記複数のプログラム識別情報の一つが選択された後に、前記押下された画像形成処理機能選択用ハードキーに対応する画像形成処理機能情報と、前記選択されたプログラム識別情報とに基づいて、前記記憶手段から対応する第2実行プログラムを呼び出して、前記画像形成装置に設定する手段とを備える。
上記画像形成装置は表示手段を有することが可能であり、その場合、前記第2ハードキーの押下により前記複数のプログラム識別情報の一つが選択されるとき、前記選択されたプログラム識別情報を前記表示手段に文字列として表示させる手段を備える。上記表示手段は、文字列のみを表示するように構成されていればその目的を達成する。
また、前記第2ハードキーはカーソルキーまたはテンキーとすることが望ましい。さらに前記画像形成処理機能として、具体的には、原稿画像を複写する複写機能、原稿画像を読み取る画像読取機能、原稿画像を送受信するファクシミリ機能、または画像形成装置で画像形成処理された印刷物を仕分けして排出する場合の仕分け排出機能のうちの少なくとも一つを挙げることができる。
以上のように本発明に係る画像形成装置は、複数の画像形成処理機能選択用ハードキー、複数の第1ハードキーおよび第2ハードキーを備えている。そして、画像形成処理機能選択用ハードキーの押下と、第1ハードキーの押下からなる種々の組合せ操作や、画像形成処理機能選択用ハードキーの押下と、第2ハードキーの押下によるプログラム識別情報選択からなる種々の組合せ操作を行い、記憶手段からそれらの操作に対応する実行プログラムを呼び出して、画像形成装置に設定できるように構成されている。
そのため、画像形成装置にユーザーにより登録され、保存された多くの画像形成処理実行プログラムの中から目標の実行プログラムを呼び出し、画像形成装置に設定することができる。従って画像形成装置が、ハードキー数や表示装置の規模が制限されている低コストの簡易型操作パネルを備えているために、従来の入力方法では入力操作が複雑になったり時間を要する場合であっても、実行プログラム呼び出しを利用した簡単操作で豊富な種類の画像形成処理を行うことができる。そのため本発明は画像形成装置に備えられた操作パネルの操作性向上を可能とする。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部全体構成例を示す概念図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が備える入力/表示部における操作パネル上のレイアウト例を示す図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック構成を示す図。 操作パネルのLCD表示装置に表示させるための表示テーブル例を示す図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置が行う登録実行プログラム呼び出しおよびその設定動作を説明するフローチャート。 プログラム呼び出しおよび設定操作におけるLCD表示装置の表示内容推移例を示す図。 コピー機能に関する通常の処理条件設定操作を行った場合の、LCD表示装置の表示内容推移例を示す図。
以下、図面を参照して本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。ここに説明する実施形態は本発明を具体化した一例であって、これによって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の代表例を示し、特に画像形成装置の内部の全体構成を示す概念図である。図1においては本発明に直接には関係しない部位の詳細は省略している。画像形成装置には種々の機能を有するものがあるが、図1に示す装置はプリンタ、複写、スキャナ、ファックス等の機能を備えたデジタル複合機10であることを想定すると共に、後に説明する小型(簡易型)の操作パネルを含む入力/表示部が取り付けられている。
図1のようなデジタル複合機は、典型的には複写機として動作するので、文書、図形、写真などが含まれる原稿画像の画像読み取り部を有している。まず、ユーザーが複合機10を利用して例えば原稿Pの印刷を行う場合、原稿Pを図1に示す光透過性の原稿台13、或いは載置台15に配置し、原稿台13近傍に設置された入力/表示部21の操作パネルからコピー条件を入力し、印刷の指示を行う。この入力/表示部21は、複合機10を操作するときユーザー側から見て原稿台13の手前に、例えば水平、またはユーザーに見やすいようにユーザー側に傾斜させて設置されている。
入力/表示部21はユーザーが画像読取や、画像形成すなわち印刷についての設定条件、処理に関する指示等を入力したり、入力された設定条件や指示あるいはそれらに応答して表示されるメッセージを確認したりするために用いられる。この入力/表示部21は、上記のような設定条件や指示などの入力内容あるいは入力後のメッセージなどを表示し、ユーザーが容易に確認できる表示装置と、その近傍に設置された操作キー(例えば、テンキー、スタートキー、クリアキー、ストップキー、リセットキーなど)を具備したものである。
前記入力/表示部21から印刷の指示があると、各部(機械的駆動部)が動作することで印刷が行われる。図1に示すように複合機10は、画像形成部本体11と、本体11の上方に取り付けられたプラテンカバー12を備える。本体11の上部には上記の原稿台13が設けられており、原稿台13は、プラテンカバー12によって開閉されるようになっている。プラテンカバー12には自動原稿給紙装置14と載置台15と排紙台16が設けられている。
原稿の複写を行うために、原稿Pが原稿台13上ではなく載置台15に載置されたとき、自動原稿給紙装置14は、1枚ずつ原稿を搬送路内に引き出して原稿読取位置Xを通過させ、排紙台16に排紙する。読取位置Xを通過する時に原稿は、原稿台13の下方に設けられた画像読取部17にて読み取られる。
画像読取部17は、原稿台13を下方から照射するいわゆる主走査方向に長尺の形状を有する光源18、原稿台13から入射する原稿画像に対応する光を導く各種ミラー19、各種ミラー19で導かれた光を受光した後に電気信号に変換し、必要に応じて画像処理などを行う画像データ生成部20で主に構成されている。
複合機本体11の画像読取部17の下方には、画像データを印刷する画像形成部22を備えている。画像形成部22が印刷できる画像データは、上記のように画像データ生成部20にて生成されたものに限らない。最近の複合機10はLAN等を通じてネットワーク構成されており、そのネットワークに含まれるパーソナルコンピューター(PC)等のユーザー端末装置から、複合機10が受信した画像データが通常含まれている。
画像形成部22が行う印刷の方式には電子写真方式が用いられている。すなわち感光ドラム24を帯電器25で一様に帯電させ、その後レーザ23で感光ドラム24を照射して感光ドラム24に潜像を形成し、現像器(ロータリー現像器)26で潜像にトナーを付着させて可視像を形成し、転写ローラにて可視像を転写媒体に転写する方式である。
フルカラー画像に対応した複合機では、現像器26が回転し、対応する色のトナーが格納された現像ユニットが感光ドラム24の対向位置に配置される。この状態で感光ドラム24上の潜像が、現像器26が格納するトナーにより現像され、中間転写ベルト27上に転写される。この画像形成装置では、現像器26はイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各トナーをそれぞれ格納する4つの現像ユニット(Y)、(C)、(M)、(K)を有している。中間転写ベルト27への転写を各色毎に繰り返すことにより、中間転写ベルト27上にフルカラー画像が形成される。
以上のようにして形成されるフルカラー画像が印刷されるシート状転写媒体、例えば印刷用の用紙は、給紙カセット29a、29bに準備されている。給紙カセット29a、29b内の用紙のサイズは通常互いに異なるが、場合によっては同一サイズの用紙が貯蔵されることもある。画像形成部22が印刷を行う際には、何れか1つの給紙カセットから転写媒体1枚をピックアップローラ30を用いて引き出し、搬送ローラ31等で中間転写ベルト27へ送る。画像形成部22は、転写媒体に中間転写ベルト27上の可視像を転写すると、可視像を定着させるために搬送ベルトで定着部28(定着装置)に転写媒体を送る。そして定着部28が転写媒体に加熱と加圧を施すことにより、可視像が転写媒体に定着する。このような転写媒体はほとんどの場合紙媒体であり、以降用紙とする。
定着が終了し完成した印刷済みの用紙(印刷物)は本体11の画像形成部22より外部へ排出されるが、画像形成装置の本体11および給紙カセット部の左側に隣接して、用紙排出部として複数の排出トレイが設けられている。この複合機10の場合、排出トレイは、ユーザーが特に用紙の排出先を指定しない場合の排出先となるメイントレイ33、用紙の排出先が指定された場合の排出先である、5つのマルチジョブトレイ34が設けられている。ただしメイントレイ33を排出先として指定することも可能である。
また仕分け装置32が、メイントレイ33、マルチジョブトレイ34からなる部分と、本体11および給紙カセット部からなる部分との間に設置され、両者を接続している。仕分け装置32は、詳細な動作機構の説明は省略するが、画像形成部22から排出された印刷物を、作成したユーザー毎や部署毎に仕分けし、メイントレイ33あるいは予めユーザーなどにより指定された5つのマルチジョブトレイ34のそれぞれに送り込む役目を果たす。マルチジョブトレイ34への印刷物の仕分け排出は、異なるユーザーあるいは異なる部署やグループの印刷物が同一トレイに排出され混同されることを防止するために有効に用いられる。
複合機10の本体11には制御回路部35が含まれている。制御回路部35は、CPU(中央演算装置)、各種の記憶装置すなわちRAMのようなデータ一時記憶装置、ROMのような不揮発性半導体記憶装置、HDDのような大容量記憶装置、本複合機10とネットワークで接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等のようなユーザー端末装置(以後端末装置という)との間の通信を行うためのインターフェース等からなる。そして制御回路部35は、複合機10を複写、スキャナ、FAXなどの各機能で動作させるための各種制御プログラム、情報、データを記憶し、また入力/表示部21、画像読取部17、画像形成部22、仕分け装置32等の全体を駆動制御する。図1に示すように画像データ生成部20も制御回路部35に接続され複合機10の駆動に供する。
図2は、本実施形態に係る複合機10が有する入力/表示部21の操作パネル上におけるハードキーなどの配列を示すレイアウト図であり、以下この操作パネル上に配列されたキーなどの役割について説明する。図2の操作パネルは上に述べたように標準的な操作パネルに比較してパネル面積が小さく、キーの数も制限されて構成が簡略化されている。図2において、スタートキー49は、従来同様ユーザーが複合機に対して複写など様々な画像形成処理機能を実行させるキーであり、押下されると所定の画像形成処理が開始される。
操作パネルの左端部には複写機能選択キー41a、スキャナ機能(画像読取機能)選択キー41b、FAX機能選択キー41c、プリント機能選択キー41dが設けられている。コピー機能選択キー41aはその押下により、複合機10が複写モードとなり且つ複写に関する実行プログラム呼び出し可能な状態となる。この状態でスタートキー49が押下された場合は複写が実行される。スキャナ機能選択キー41b、FAX機能選択キー41cも複写機能選択キー41a同様に作動し、それぞれの機能を実行可能な状態にすると共に、それぞれのプログラム呼び出し可能な状態にするために用いられる。
一方プリント機能選択キー41dはその押下により、ネットワークに接続されている端末装置から複合機10に送信されたデータファイルや、複合機10内に記憶されているデータファイルの印刷出力を実行可能とし、またそのための特定の処理条件を組み込んだプログラムの呼び出しを可能とするために用いられる。
なお、各機能選択キー41a〜41dにはLED(発光ダイオード)42が設けられ、キーの押下により点灯し、他のキーが押下されると消灯するようになっている。また各機能選択キー41a〜41dをまとめて処理機能選択キー41と称する。
次に処理機能選択キー41の右側に配置された5つのプログラム選択キー43(キー上に「0」〜「4」が刻印)は、その押下により複写、FAXなどの画像形成処理のそれぞれに対し、複合機10内に登録されている登録実行プログラムを即時に呼び出して複合機10に設定するために用いられる。ここで実行プログラムとは、実質的に、複合機10で選択された特定の画像形成処理機能を具体的に実行するために設定された1組の処理条件設定値を含むプログラムを意味する。処理条件設定値は例えば「複写」機能の場合であれば「用紙サイズ」、「印刷濃度」、「複写部数」・・・などの設定値であり、「FAX」機能であれば「解像度」、「宛先」・・・などの設定値である。
各プログラム選択キー43にはそれぞれ「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」の各機能毎に1つの実行プログラムが割り当て可能となっている。すなわち各プログラム選択キー43には複数、すなわち4種類のプログラムが割り当て可能となっている。例えば複写機能に関する所定の実行プログラムを呼び出す場合、まず複写機能選択キー41aを押下し、続いて所定の実行プログラムが割り当てられているプログラム選択キー43を押下すればよい。
なお、各プログラム選択キー43にもLED45が設けられ、キーの押下により点灯し、他のキーが押下されると消灯するようになっている。
操作パネル中央部にはLCD表示装置(液晶表示装置)46が配置されている。LCD表示装置46は、本実施形態では2行に渡って日本語、英数字または記号からなる列のみが表示可能な簡素且つ小規模なものとする。以降上記列を総称して「文字列」という。
LCD表示装置46の右側には円形のいわゆるカーソルキー47が設けられ、公知のものと同様上下左右端部などを複数回連続押下操作可能に構成されている。カーソルキー47は基本的には複写、FAXなどの画像形成処理設定条件を入力するために用いられるものであるが、複合機10内に記憶されている画像形成処理に係る実行プログラムの呼び出し設定も行うことができるようになっている。具体的には、上ボタン47a、下ボタン47b、右ボタン47c、左ボタン47dの操作によって上記4種の画像形成処理機能それぞれに関連したメニュー項目、具体的処理条件選択項目または条件入力項目、複合機に登録されている実行プログラムの検索、呼び出しを行うことができる。また中央部の確定ボタン(OKボタン)47eは呼び出した条件選択項目や条件入力項目、実行プログラムなどを確定するために使用される。
またカーソルキー47の各ボタンの押下にLCD表示装置46の表示動作が連動し、各ボタンの押下毎に対応するメニュー項目などがLCD表示装置46に簡潔に表示され、それらの具体的内容を把握できるようになっている。
カーソルキー47で登録実行プログラムの呼び出しを行う場合は、処理機能選択キー41a〜41dの押下により4種の機能のいずれかが選択された状態において、プログラム選択キー43と同一領域に用意された拡張プログラムキー(Othersキー)44を押下する。これにより登録実行プログラムの呼び出し可能なキーがプログラム選択キー43からカーソルキー47に切り換えられた状態になり、以後カーソルキー47の押下操作で、上記処理機能選択キーで選択された機能に対応する所望の登録プログラムを呼び出すことになる。
実行プログラムを呼び出すとそれに対応してLCD表示装置46にプログラム番号が表示される。このプログラム番号には本来プログラム選択キー43の場合と同様、「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」の各機能毎に1つの実行プログラムが割り当て可能、すなわち1つのプログラム番号に対して複数(具体的に4種類)の実行プログラムが割り当て可能となっている。
カーソルキー47の右側にはテンキー48が設けられ、複写における印刷部数等のような複合機10に対する具体的設定条件を入力するために用いられる。操作パネルの右端部にはストップ/リセットキー50が設けられ、例えばテンキー48で入力したデータのクリアや印刷等のジョブを途中で中止させるために用いられる。
図3は本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能から見た構成を示す機能ブロック構成図であり、この構成は図1に示した複合機10に対応するものである。各機能ブロックについてその概略を説明する。
処理機能選択キー41は、図2に示した各機能選択キー41a〜41dに対応し、プログラムキー60は図2のプログラム選択キー43および拡張プログラムキー44に対応する。カーソルキー47、テンキー48、スタートキー49は入力/表示部21の操作パネル(図2)に関して説明したとおりの役割を有する。キー押下検知部61は少なくとも処理機能選択キー41、プログラムキー60、カーソルキー47、テンキー48、スタートキー49のうちどのキーが押下されたかを検知し、その検知情報を必要な他の機能ブロックに送信する。
LCD表示部62は図2のLCD表示装置46にほぼ対応し、既に述べたように、各画像形成処理複写機能に関するメニュー選択項目、処理条件選択項目、プログラム番号等の検索、呼び出し、具体的な処理条件設定値入力などの結果を表示し、ユーザーによって確認される。表示制御部63は、キー押下検知部61を介して送信された各キー41の押下/入力情報に基づいて、それら情報に対応する文字列を生成し、LCD表示装置に上記文字列を表示するように命令する。
記憶部64は主として、大容量のフラッシュメモリ、EPROMやROMなどで構成される不揮発性半導体記憶装置の部分とHDDで構成される部分とからなる。記憶部64は、特に表示テーブル格納部64a、処理条件設定値格納部64b、登録プログラム格納部64cを含み、これら全ては例えば不揮発性半導体記憶装置に設けられている。
表示テーブル格納部64aは、LCD表示部62が表示すべき文字列データから構成され、「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」の各機能毎に作成された4種のテーブルを格納し、表示制御部63が、キー押下検知情報などの内容に応じてLCD表示部62に表示させることが必要な場合に参照する。処理条件設定値格納部64bは、複写やFAXなどの画像形成処理を複合機10に行わせる都度、ユーザーによって変更設定された一連の処理条件設定値の組、および複合機10の電源投入直後など初期状態ある場合に設定される、一連の処理条件標準設定値の組(デフォルト値)を格納する。これら処理条件設定値の組はそれぞれ、各画像処理機能に対応して4種類有り、「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」という画像形成処理情報と共に格納されている。
登録プログラム格納部64cは、ユーザーによって複合機10に登録された画像形成処理実行プログラムを格納する。まずプログラム選択キー43の押下によって呼び出される実行プログラムの格納形態を説明する。「0」、「1」、「2」、「3」、「4」というキーを識別する番号(図2参照)が刻印されたそれぞれに対応してプログラム識別情報としてプログラム番号「00」、「01」、「02」、「03」、「04」が付与されている。そして一つのプログラム選択キー43押下に対して「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」の処理機能それぞれに属する実行プログラムを呼び出せるようになっている。従って各実行プログラムはそのプログラムに対応した画像処理機能情報(「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」)と、プログラム番号「00」〜「04」のようなプログラム識別情報、換言するとプログラム選択キー識別情報との組合せの形態で保存される。
次にカーソルキー47で呼び出される実行プログラム格納形態について説明する。カーソルキー47ではプログラム識別情報として本実施形態の場合4個のプログラム番号「05」、「06」、「07」、「08」が選択できるようになっており、さらに一つのプログラム番号に対して「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」の4種の画像形成機能に属する実行プログラムを呼び出せるようになっている。従って各実行プログラムはそのプログラムに対応した画像処理機能情報(「複写」、「スキャナ」、「FAX」、「プリント」)と、プログラム番号(プログラム識別情報)との組合せの形態で保存される。
このようにして本実施形態に係る複合機10では、最大4(4種の機能:4種の画像形成処理機能情報)×9(5個のプログラム選択キー識別情報+4個のプログラム識別情報)=36種類の組合せに係る登録実行プログラムを収納することが可能である。記憶部64はこの他、不揮発性半導体記憶装置部に複合機10を駆動制御するためのプログラムが保存され、HDDには画像読取部17により取り込まれた大容量画像データなども保存される。
データ設定部65は、キー押下げ検知部61を介して受信した、特にプログラムキー60、カーソルキー47、テンキー48からの入力データ情報および実行命令を含む押下検知情報に基づいて、処理条件設定値格納部64bに既に設定されている処理条件設定値を書き換え、新たな処理条件設定値に更新する。
コピー制御部66、スキャナ制御部67、プリント制御部68、FAX制御部69は画像形成に関する実行命令を受け、それぞれの駆動制御プログラムに従い、図1に示す画像読取部17、画像形成部22、仕分け装置32を駆動制御し、それぞれユーザーが指定した通りの原稿複写印刷、原稿画像読取、印刷物のメイントレイ33、マルチジョブトレイ34への仕分け排出、ファクシミリの送受信を実現する。
また本実施形態に係る複合機10は、通常通信回線71を介して端末装置(PC)72に接続される。端末装置72にはこの複合機10を駆動して各種ジョブなどを行わせるためのアプリケーションソフトウェア(複合機ドライバ)がインストールされており、端末装置72からネットワークインターフェース70を経由して複合機10を操作することができる。例えば登録プログラム格納部64cに予め格納される各種実行プログラムは、端末装置のアプリケーションで作成され登録される。また実行プログラムの具体的処理条件設定値などの内容も当該アプリケーションを通じて確認することができる。
以上、本実施形態に係る複合機10の構成を図1、図2、図3を参照して説明したが、次にこのように構成された複合機10の入力/表示部21を構成する操作パネル(図2)を操作して、画像形成処理を実行する方法および複合機10の動作を説明する。画像形成処理として「複写」、「画像読取(スキャナ処理)」、「FAX」、「プリント」があるが、ここでは複写処理を選択した場合を例示する。
本実施形態に係る画像形成処理は、上に説明した複合機10内に登録されている実行プログラムを呼び出し設定して行うことを通常の方法とするものである。実行プログラムを使用することに代え、図2に示した操作パネル上の各種キーを操作して画像形成処理の具体的処理条件を入力し、複合機10に設定する従来の方法を採ることもできる。しかし上に述べたように操作パネルが簡易型であるため、操作ステップが多く時間を要する。
図7は図2の操作パネルを利用して上記従来の方法で、複写処理を行う場合の処理条件設定値の一つ、印刷倍率を設定する際、ハードキーの押下に伴うLCD表示装置46の表示内容推移を示す図であり、これを参照してハードキー操作による印刷倍率設定手順を簡単に説明しておく。まず図2の操作パネルの複写機能選択キー41aを押下するとLCD表示装置46に「コピー」が表示される。次にカーソルキー47の上ボタン47aを押下すると「用紙サイズ」メニューが表示される。さらに上ボタン47aを押下すると「拡大/縮小」メニューが表示される。次に図7で途中の表示推移は省略するが右ボタン47cを例えば3回押下すると目標とする「B4→A4、B5→45 81%」が表示される。最後に確定ボタン47eを押下すると処理条件が確定し、文字の濃度反転表示がされると共に複合機10に当該処理条件が設定される。以上のように従来の方法では1条件の設定でも操作ステップが多くなることが分かる。
以下、本発明の実施形態を説明する。図5は、複写処理を実行しようとする時、本実施形態に係る複合機10が行う登録実行プログラム設定動作を説明するフローチャートである。また、図4は複合機10の表示テーブル格納部64aに格納されている、複写機能に関する表示テーブルの一部を示す図である。表示テーブルは第1階層および第2階層に分けて構成され、第1階層には「コピー」のような基本機能や、「用紙サイズ」のようなメニュー項目が属し、第2階層には用紙サイズ例えば「A4」などの複写条件選択項目、「自由設定 %」のような複写条件入力項目が属している。また図6は登録実行プログラム呼び出しおよび設定操作を行った場合の、LCD表示装置が表示する表示内容推移例を示す図である。
図5に示すように最初、キー押下検知部61は操作パネル上のいずれかのハードキーが押下されるのを検知するために待機状態にある。複写を目的としてまずユーザーが操作パネル上の複写機能選択キー41a(図2)を押下すると、キー押下検知部61は複写機能選択キー41aの押下を検知し(ステップS1)、その検知信号を表示制御部63およびデータ設定部65に送信する。
前記検知信号を受けた表示制御部63は、記憶部64の表示テーブル格納部64aより図4に示す複写機能に関する表示テーブルのデータを自身に取り込むと共にそれを参照して第1階層の「コピー」を図6(a)に示すようにLCD表示部62に表示させる(ステップS2)。また当該検知信号を受けたデータ設定部65は、複写機能選択キー41a押下検知情報を一時的に保持する。もし操作パネルのいずれのキーの押下もなければキー押下検知部61は、押下が行われるまで待機する。
次にユーザーは複写に関する複合機10に登録されている実行プログラムの設定を行う。キー押下検知部61はプログラム選択キー43の押下、拡張プログラムキー44の押下を順次監視し(ステップS3、S5)、何等の押下がなければ押下があるまで待機状態となる。まずユーザーがプログラム選択キー43を使用する場合を説明する。例えばプログラム番号01に対応する実行プログラムを呼び出す場合、プログラム選択キー(刻印「1」)43が押下される。キー押下検知部61は当該プログラムキー43の押下を検知し(ステップS3)、その検知情報を表示制御部63およびデータ設定部65に送信する。表示制御部63は表示テーブルを参照してLCD表示部62に図6(a)に示すように「プログラム01」を表示する。
それと同時にデータ設定部65は既に保持している複写機能選択キー41a押下検知情報(画像処理機能情報に対応する)とプログラム選択キー(刻印「1」)43押下検知情報(ハードキー識別情報)とに基づいて、登録プログラム格納部64cから複写機能に対応付けられたプログラム番号01(プログラム識別情報)の実行プログラムを読み出し、既に処理条件設定値格納部64bに設定記憶されている複写機能に関する処理条件設定値を、読み出した実行プログラムに関する1組の具体的処理条件設定値に書き換え、複合機10の設定を変更する(ステップS4)。こうして複合機10への複写実行プログラムの設定が終了する。
複合機10は上記実行プログラムで複写が行える状態になっているので、スタートキー49が押下されると、キー押下検知部61を介して押下検知信号がコピー制御部66に伝達される。この押下検知信号受信に基づき、処理条件設定格納部64bから設定された実行プログラムの処理条件設定値を取得し、複合機10の画像読取部17、画像形成部22等を制御して複写を行う。
以上のようなプログラム選択キー43を用いる場合は既に述べたようにプログラム番号「00」〜「04」に対応する実行プログラムを選択して設定できるが、次にカーソルキー47を用いてプログラム番号「05」〜「08」に対応する実行プログラムを選択し設定する場合について説明する。この場合、上述のプログラム選択キー43使用のときと同様、図5を参照してまず複写機能選択キー41aの押下が検知され(ステップS1)、それにより図6(b)に示すようにLCD表示部62に「コピー」が表示される(ステップS2)。
次にユーザーによって拡張プログラムキー44が押下され、キー押下検知部61はこの押下検知信号を表示制御部63およびデータ設定部65に送信する(ステップS5)。表示制御部63は受信した押下検知信号に基づいて図4に示す表示テーブルを参照し、図6(b)に示すようにLCD表示部62に「プログラム05」を表示するよう指示する(ステップS6)。同時にデータ設定部65は拡張プログラムキー44の押下検知情報を一時的に保持する。
次にユーザーは呼び出し・設定したいプログラム番号が「プログラム05」と異なる場合、カーソルキー47を用いて所定のプログラム番号を検索することになるが、そのプログラム番号が「06」であるとする。キー押下げ検知部61は、操作パネル上のハードキー押下の検知を常時監視しており、押下検知が全くなければ待機状態にあるが、ユーザーによりプログラム番号検索のためにカーソルキー47のボタン(具体的に右ボタン47c)が押下されるとそれを検知し(ステップS7)、その押下検知信号を表示制御部63およびデータ設定部65に送信する。
表示制御部63は受信したカーソルキー47に係る押下検知信号から、どのボタンが押下されたかを解析し(ステップS9)、それが右ボタン47cであれば拡張プログラムキー44押下検知情報と右ボタン47c押下検知情報とに基づくと共に、表示テーブル(図4)を参照して第2階層の「プログラム05」(不図示)の1行下「プログラム06」をLCD表示部62に表示させ(ステップS8、図6(b))る。このようにステップS8においてはカーソルキー47の検索操作によって所望の実行プログラムが選択表示される。
また、表示制御部63は「プログラム06」が選択表示された旨の信号をデータ設定部65に送信し、データ設定部65はそれをプログラム番号06というプログラム識別情報として保持する。そしてキー押下検知部61は次の押下検知を待つためにステップS7の直前の状態に戻り待機する。
なお、カーソルキー47の右ボタン47cは、押下される毎に表示テーブルの第2階層所属項目を1行ずつ下方へ向かって順次表示させ、左ボタン47dは上方へ向かって順次表示させる機能を有する。ただし、表示制御部63が拡張プログラムキー44押下検知情報を保持している状態では、「プログラム05」が表示された状態で左ボタン47dが押下されても表示テーブルにおける「プログラム05」より上の欄の「プログラム04」などは表示されず表示は変化しないようになっている。
また、カーソルキー47の上ボタン47a、下ボタン47bが押下されても、やはり表示制御部63が拡張プログラムキー44押下検知情報を保持している状態では、上記表示テーブルの第1階層「プログラム呼び出し」メニュー内の第2階層所属項目の表示のみに制限され、LCD表示部62の表示は変化しない。すなわち図5に示すように、キー押下検知部61が上ボタン47aまたは下ボタン47bの押下を検知し(ステップS7)、その押下検知信号により表示制御部63が上下どちらかのボタンの押下を解析した場合(ステップS9)、表示は変化させられず、またキー押下検知部61は次の押下検知を待つためにステップS7の直前の状態に戻り待機することになる。
プログラム番号06が選択された後、ユーザーによりカーソルキー47の確定ボタン47eが押下されると、キー押下検知部61は押下検知信号を表示制御部63およびデータ設定部65に送信する。表示制御部63はその押下検知信号に基づき、LCD表示部62に、プログラム番号06に対応する実行プログラムの選択・設定が確定したことを示すために、図6(b)に示すように表示文字および背景の濃度を反転表示するよう指示する(ステップS10)。
それと同時にデータ設定部65は、保持している画像処理機能情報(「複写」)およびプログラム識別情報(プログラム番号06)と、受信した確定ボタン47e押下検知情報とに基づき、登録プログラム格納部64cから所定の実行プログラムを読み出し、既に処理条件設定値格納部64bに設定記憶されている複写機能に関する処理条件設定値を、読み出した実行プログラムが有する1組の具体的処理条件設定値に書き換え、複合機10の設定を変更する(ステップS10)。こうして複合機10への複写実行プログラムの設定が終了する。
その後、既に説明したプログラム選択キー43を用いた場合と同様にして、操作パネル上のスタートキー49が押下されると、その押下検知信号がコピー制御部66に伝達され、コピー制御部66は、処理条件設定値格納部64bから設定された実行プログラムの処理条件設定値を取得し、複合機10の画像読取部17、画像形成部22等を制御して複写を行う。
以上の実施形態では、拡張プログラムキー44を押下した場合、カーソルキー47の操作によってユーザー所望の実行プログラムを選択し設定を行うものであった。しかしながら、この方式に代えて、登録実行プログラムに対応するプログラム番号を、テンキー48から押下入力して選択する方式にしてもよい。
テンキー入力の場合は、上記実施形態におけるカーソルキー47の左右ボタン押下により実行プログラム番号の検索、選択操作を行う部分が、テンキー48の押下によるプログラム番号入力に変更されるだけであって、図3に示す複合機の各機能ブロックは基本的に上記実施形態と同様に動作する。この場合の操作パネル(図2)を用いた複合機10の入力/表示部21を中心とした動作の概略を説明すると、例えば次のようになる。
上記実施形態と同様に最初に複写機能選択キー41aが押下されると、表示制御部63は図4とは異なるテンキー入力に対応した表示テーブル(不図示)を参照して、LCD表示部62に図6(c)に示すように「コピー」を表示するよう指示する。次に拡張プログラムキー44が押下されると表示制御部63は、前記表示テーブルを参照してLCD表示部62に「プログラム?」(図6(c))を表示するように指示し、ユーザーに希望するプログラム番号を入力するよう促す。
ユーザーによりプログラム番号がテンキー48押下入力されると、表示制御部63はLCD表示部62に入力されたプログラム番号を表示させる。例えば「07」が入力され場合は「プログラム? 07」(図6(c))と表示される。
その後カーソルキー47の確定ボタン47eが押下されると、表示制御部63はLCD表示部62に、表示されている文字列とその背景の濃度を反転表示させる(図6(c))。それと同時にデータ設定部65は、登録プログラム格納部64cから画像処理機能情報(「複写」)、プログラム識別情報(プログラム番号07)に対応付けられた実行プログラムを読み出し、既に処理条件設定値格納部64bに設定記憶されている複写機能に関する処理条件設定値を、読み出した実行プログラムが有する1組の処理条件設定値に書き換え、複合機10の設定を変更する。
以上本発明の実施形態に係る画像形成装置(複合機10)を用いた画像形成処理として複写処理を行う場合の、簡易型操作パネルを用いた操作について述べたが、画像読取(スキャナ)処理、FAX処理、プリント処理についても複写処理と同様の操作により実施することができる。なお、FAX処理の場合は当然のことながら実行プログラム中に、送信相手先FAX番号のようなコードを処理条件設定項目に含むが、画像読取の場合も、画像形成装置で取得した画像データを直接送信する場合があり、送信相手先のアドレスコードを含ませることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、押下操作により複写など画像形成に関する処理機能のうちから1つを選択できる複数の処理機能選択用ハードキー41a〜41d、押下操作により、画像形成装置内に格納された複数の画像形成処理実行プログラムの呼び出しおよび設定ができる複数のプログラム選択用ハードキー43、カーソルキー47のような、それ自体の操作によって画像形成装置内に格納されたプログラム番号(実施形態では4つ)を検索して特定のプログラム番号を抽出し、対応する実行プログラムを呼び出して当該画像形成装置に設定することのできるハードキーを備えている。
そしてプログラム選択用ハードキーのそれぞれには、画像形成処理機能毎に1つの実行プログラムの呼び出し動作が対応付けられ、また拡張プログラムキーの押下後におけるカーソルキー47(ハードキー)の押下操作で検索抽出されるプログラム番号のそれぞれにも同様に画像形成処理機能毎に1つの実行プログラムが対応付けされている。カーソルキー47のようなハードキーは本来画像形成に係る処理条件入力などを行うためのものであるが、本発明の実施形態に係る画像形成装置では、実行プログラム呼び出し機能を付加した構成としているので、多くの実行プログラム(実施形態では合計36種類)の中から所望の特定の実行プログラムを呼び出し設定して十分画像形成処理することができる。
従って複写、FAX送信等の画像形成処理をしようとする度に操作パネルから複数種の具体的な処理条件を入力する場合と比較して、入力操作ステップ数が削減され、簡単且つ短時間で画像形成処理を開始することができる。これは画像形成装置が有する操作パネルが廉価な小型であって、比較的少数のハードキーや文字情報等限られた情報のみを表示する表示装置しか搭載されず、通常の処理条件入力設定操作では特に時間を要する場合に効果が大きい。
また本画像形成装置には多くの実行プログラムが登録できるようになっているので、操作パネルから具体的処理条件を入力する従来のやり方に代えて、プログラム呼び出しとその設定による画像形成処理を通常作業とすることが可能である。特に少人数で構成される部署では画像形成処理作業に関して必要とする処理条件の種類がそれほど多くない場合が普通であると考えられるので、本画像形成装置に登録された実行プログラム数で不足なく画像処理が十分実行できると考えられる。
また、上記実施形態で説明したようにカーソルキー47のようなハードキーの複数回の押下操作により目標の実行プログラムを画像形成装置に設定するが、プログラム選択用ハードキー43では1回の押下操作により実行プログラムを設定できるので、より使用頻度の高い実行プログラムがプログラム選択用ハードキー43に対応付けられていることが望ましい。
本発明は、以上のように特に画像形成装置などの操作パネル等入力装置に設けられるハードキー数が制限され、また情報を表示する表示装置が小型である場合に適用することによって、ユーザーにとって入力装置の操作性が向上し有用である。
10 複合機
21 入力/表示部
41 処理機能選択キー
41a 複写機能選択キー
41b スキャナ機能選択キー
41c FAX機能選択キー
41d プリント機能選択キー
42、45 LED
43 プログラム選択キー
44 拡張プログラムキー
46 LCD表示装置
47 カーソルキー
47a 上ボタン
47b 下ボタン
47c 右ボタン
47d 左ボタン
47e 確定ボタン
48 テンキー
49 スタートキー
50 ストップ/リセットキー
60 プログラムキー
61 キー押下検知部
62 LCD表示部
63 表示制御部
64 記憶部
64a 表示テーブル格納部
64b 処理条件設定値格納部
64c 登録プログラム格納部
65 データ設定部
66 コピー制御部
67 スキャナ制御部
68 プリント制御部
69 FAX制御部
70 ネットワークインターフェース
71 通信回線
72 端末装置

Claims (6)

  1. 画像形成装置が有する、複数の互いに異なる画像形成処理機能のうちの一つがそれぞれ対応付けられた複数の画像形成処理機能選択用ハードキーと、
    複数の第1ハードキーと、
    第2ハードキーと、
    前記複数の互いに異なる画像形成処理機能のそれぞれを識別するための画像形成処理機能情報と、前記複数の第1ハードキーのそれぞれを識別するための第1ハードキー識別情報と、前記画像形成処理機能情報の一つおよび前記第1ハードキー識別情報の一つに対応付けられた、画像形成処理を実行するための第1実行プログラムとを含む複数の組合せと、前記複数の互いに異なる画像形成処理機能のそれぞれを識別するための前記画像形成処理機能情報と、画像形成処理を実行する実行プログラムを識別するための複数のプログラム識別情報と、前記画像形成処理機能情報の一つおよび前記プログラム識別情報の一つに対応付けられた、画像形成処理を実行するための第2実行プログラムとを含む複数の組合せを保存する記憶手段と、
    前記複数の画像形成処理機能選択用ハードキーの一つが押下され、且つ前記複数の第1ハードキーの一つが押下されたときに、前記押下された画像形成処理機能選択用ハードキーに対応する画像形成処理機能情報と、前記押下された第1ハードキーの第1ハードキー識別情報とに基づいて、前記記憶手段から対応する第1実行プログラムを呼び出して、前記画像形成装置に設定する手段と、
    前記複数の画像形成処理機能選択用ハードキーの一つが押下げされ、且つ前記第2ハードキーの押下により前記複数のプログラム識別情報の一つが選択された後に、前記押下された画像形成処理機能選択用ハードキーに対応する画像形成処理機能情報と、前記選択されたプログラム識別情報とに基づいて、前記記憶手段から対応する第2実行プログラムを呼び出して、前記画像形成装置に設定する手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 表示手段と、前記第2ハードキーの押下により前記複数のプログラム識別情報の一つが選択されるとき、前記選択されたプログラム識別情報を前記表示手段に文字列として表示させる手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示手段は、文字列のみを表示するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2ハードキーはカーソルキーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第2ハードキーはテンキーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成処理機能は、原稿画像を複写する複写機能、原稿画像を読み取る画像読取機能、原稿画像を送受信するファクシミリ機能、または前記画像形成装置で画像形成処理された印刷物を仕分けして排出する場合の仕分け排出機能のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113366392A (zh) * 2019-02-05 2021-09-07 佳能株式会社 输入设备和图像形成装置

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