JP2013120706A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板の高い位置精度を有し、機器との装着に係る高い寸法精度を備える構成の電池パックを提供する。
【解決手段】電池パックは、封口板10bが正極である素電池10と、封口板10bに対向配置された基板本体141を有する回路基板14とを備える。回路基板14では、基板本体141の一方の端辺から基板リード板142が延出されている。基板リード板142は、第1接合部分142aで基板本体141の裏面141bに接合され、第2接合部分142cでクラッド板11を介して封口板10bに接合されている。基板リード板142における第1接合部分142aと第2接合部分142cとの間は、中間部分142bで連続しており、中間部分は、Y軸方向の一方からの側面視において、Z字状に曲折加工されている。これにより、基板リード板142は、Z軸方向におけるバネ性が付与されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池パックに関し、特に、素電池に対する回路基板の取り付け構造に関する。
電池パックは、携帯電話機などを始めとするモバイル機器の電源として広く用いられている。電池パックは、例えば、扁平角形の素電池と、素電池の保護および入出力電流の制御などのための回路基板とが組み合わされた構成を有する。素電池と回路基板とは、素電池の封口板から突出された負極端子と、正極端子である封口板とに対して、回路基板の2つの基板リード板がそれぞれ接続されて、互いの接続がなされる。このうち、回路基板の一方の基板リード板と封口板との接続形態について、図7を用い説明する。
図7に示すように、素電池90の封口板90bには、そのX軸方向の左側部分にクラッド板91が接合されている。
一方、回路基板94の基板本体941には、そのZ軸方向下側の主面941bに短冊状の基板リード板942が接合されている。基板リード板942は、クランク状に曲折加工されており、基板本体941に接合される部分942aと、クラッド板91に接合される部分942cと、その間を繋ぐ部分942bとで構成される。なお、回路基板94の基板本体941には、この他に、そのZ軸方向上側の主面941aに外部接続端子94aが設けられ、Z軸方向下側の主面941bに電子部品944が実装されている。
基板リード板942は、リフローハンダ方式により予め基板本体941に接合されている。
素電池90への回路基板94の取り付けは、予め基板本体941に接合された基板リード板942の先端部分(部分942c)をクラッド板91の上に載置し、抵抗溶接あるいはレーザ溶接で接合することによりなされる。
このあと、素電池90の封口板90b、および回路基板94などを覆うように、キャップを冠装し、素電池90の外装缶における露出部分などを外装ラベルで被覆することで電池パックが構成される。
特開2007−48720号公報
しかしながら、素電池の高さ方向の寸法公差は、電池パックにおける他の部品の寸法公差に比べて大きいが、装着機器との関係において、素電池の寸法公差を電池パックにおける他の部位で吸収する必要がある。即ち、例え素電池の高さ方向の寸法にバラツキを生じた場合であっても、電池パック全体としての高さ方向の寸法は、装着機器などとの関係から許容範囲に収める必要がある。
このような要求に対し、上記従来技術に係る構成の電池パックにおいては、基板リード板942の加工バラツキや基板本体941への基板リード板942の接合に係る寸法バラツキなどに起因して、基板リード板942のZ軸方向高さH91がバラツキ、結果として素電池90から回路基板94の外部接続端子94aまでの高さH92もバラツキを有することになる。具体的に、基板本体941への基板リード板942の接合にリフローハンダ方式を用いることでの接合に係る寸法精度や、図7の矢印Fで示す部分942bの形成精度などに大きく依存する。よって、高さH92が目標とする設計値よりも低くなった場合、および高さH92が目標とする設計値よりも高くなった場合の何れの場合についても、電池パックの外形寸法が規格から外れる場合も生じ得る。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、回路基板の高い位置精度を有し、機器との装着に係る高い寸法精度を備える構成の電池パックを提供することを目的とする。
そこで、本発明に係る電池パックは、外装面の一部に、正極および負極の少なくとも一方の端子が設けられてなる素電池と、素電池における前記外装面の一部に対して対向配置された板状の基板本体、および基板本体における素電池の前記外装面の一部側とは反対側の主面に形成されてなる外部接続端子、および基板本体から延出された基板リード板を有し、基板リード板の先端部分が素電池における前記一方の端子に接合されてなる回路基板と、を備え、基板リード板は、その一部が基板本体における素電池の前記外装面の一部側の主面と素電池における外装面との間に、その両面に対して傾斜する状態で立設されるように曲折加工されてなり、当該曲折加工により、前記外装面の一部に対して直交する方向でのバネ性が付与されている、ことを特徴とする。
本発明に係る電池パックでは、回路基板における基板リード板の一部が曲折加工され、素電池における外装面の一部に対して直交する方向でのバネ性が付与されている。このため、仮に基板リード板の形成、および基板本体への基板リード板の接合などの寸法面でのバラツキが生じたとしても、前記外装面の一部に対して直交する方向でのバネ性が付与された曲折部分により、当該バラツキを吸収することができる。よって、本発明に係る電池パックでは、回路基板の高い位置精度を有し、機器との装着に係る高い寸法精度を備える。
以上より、素電池の高さ方向の寸法公差が大きい場合にあっても、基板リード板へのバネ性の付与により、寸法公差を吸収することができ、電池パックの外形寸法を規格内に収めることができる。
なお、本発明に係る電池パックでは、基板リード板の一部を曲折加工することにより、バネ性を付与しているので、高い寸法精度を得るための製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明に係る電池パックでは、例えば、次のようなバリエーション構成を採用することができる。
本発明に係る電池パックでは、上記構成において、基板本体が、平面視において短冊形状を有し、基板リード板を基板本体の幅方向における一方の外側から見るとき、Z字状またはS字状に曲折加工されている、ことを特徴とする。このように、基板リード板を、基板本体の幅方向における一方の外側から見た場合に、Z字状またはS字状に曲折加工することで、確実にバネ性の付与が可能となる。
なお、本明細書では、「Z字状」と「S字状」とは、曲折に係るコーナー部分が鋭利に折り曲げられているか、緩やかなラウンド(角丸)を以って折り曲げられているか、の差異を有する。
本発明に係る電池パックでは、上記構成において、基板リード板が、基板本体における前記外装面の一部に対向する主面に接合される第1接合部分と、前記一方の端子に接合される第2接合部分と、第1接合部分と第2接合部分との間を繋ぐ中間部分とが一体形成されてなり、中間部分の少なくとも一部が、前記傾斜する状態で立設された部分である、ことを特徴とする。
このように、基板リード板における中間部分の少なくとも一部が、前記傾斜する状態で立設された部分である、という構成を採用すれば、高いバネ性の付与がなされるとともに、回路基板と素電池の一方の端子との間の電力流通経路が余り長くなることを回避できる。このため、上記構成を採用すれば、高い寸法精度を得ることができるとともに、パッケージ内での電気抵抗を低く抑えることができる。
なお、前記傾斜の角度については、例えば、45[°]〜80[°]の範囲とすることができる。
本発明に係る電池パックでは、上記構成において、基板リード板の根元部分が基板本体における前記外装面の一部に対向する側の主面に接合されている、ことを特徴とする。このように、基板本体に対して基板リード板の根元部分を接合する方式としては、例えば、リフローハンダ方式または溶接方式が考えられるが、このような方式を用いた接合の場合には、接合に係る加工精度(寸法精度)という観点からバラツキを生じ易い。
これに対して、本発明では、基板リード板にバネ性を持たせているので、この部分で寸法バラツキを吸収させることができる。
従って、本発明は、例えば、リフローハンダ方式または溶接方式を用いて基板リード板の根元部分を基板本体に接合する場合にも、高い寸法精度を保証することが可能となる。
本発明に係る電池パックでは、上記構成において、素電池が、有底筒状の外装缶、および当該外装缶の開口を塞ぐ封口板、および封口板の表面から外向きに突設された負極端子を有し、封口板が正極端子であって、上記外装面の一部が封口板の表面であり、基板リード板の先端部分が封口板の表面の一部に対して溶接により接合されている、ことを特徴とする。このような構成の素電池を備える場合においても、本発明では上記効果を得ることができる。
本発明に係る電池パックでは、上記構成において、回路基板における基板本体から第2の基板リード板も延出されており、第2の基板リード板が、感熱素子を介して、負極端子に接続されている、ことを特徴とする。このような構成を採用する場合においても、素電池の正極である封口板の表面に対して基板リード板を接合するに際して、曲折加工によりバネ性が付与された部分を用い、寸法バラツキを吸収することができ、完成後における電池パックでの外部接続端子の高い位置精度を確保することができる。
本発明に係る電池パックでは、上記構成において、前記外装面の一部、および回路基板を覆う状態でキャップが冠装されている、ことを特徴とする。このようにキャップを冠装する場合においても、上記のような本発明に係る構成を採用することにより、回路基板における外部接続端子の高い位置制度を確保することができる。
本発明の実施の形態に係る電池パック1の外観構成を示す模式斜視図である。 電池パック1の内部構成を示す模式展開斜視図である。 (a)は、回路基板14の構成を示す模式斜視図であり、(b)は、その側面図である。 コアパック5における素電池10と回路基板14との相互の位置関係を示す模式断面図である。 電池パック1の構成の内、コアパック5を抜き出して示す模式斜視図である。 (a)は、変形例1に係る回路基板24の一部構成を示す模式側面図であり、(b)は、変形例2に係る回路基板34の一部構成を示す模式側面図である。 従来技術に係る電池パックにおいて、素電池90に対して回路基板94を取り付けた状態での、相互の位置関係を示す模式断面図である。
以下では、本発明を実施するための形態について、図面を用い説明する。なお、以下で示す具体例は、本発明の構成およびその構成から奏される作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、本発明は、発明の本質とする構成部分以外について、以下の具体例に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態]
1.電池パック1の構成
本発明の実施の形態に係る電池パック1の構成について、図1および図2を用い説明する。図1は、電池パック1の外観構成を示す模式斜視図であり、図2は、内部構成を示す模式展開斜視図である。
図1に示すように、電池パック1は、扁平角形の外観形状を有し、Y軸方向上部には冠装されたキャップ15の一部が露出し、素電池を含む、その他の大部分が外装ラベル19により被覆されている。キャップ15のY軸方向上側の面には、4つの窓部15aがあけられており、それぞれから外部接続端子14aが露出している。
また、キャップ15には、4つの窓部15aよりもX軸方向の右手前側の部分に、水没判定ラベル18が貼着されている。水没判定ラベル18は、テスティングポイント用窓部(図1では、図示を省略)を塞ぐためのものである。
次に、図2に示すように、電池パック1は、コアパック5を備える。そして、コアパック5では、扁平角形の外観形状を有する素電池10を備える。素電池10は、例えば、リチウムイオン二次電池であって、有底角筒状外装缶10aと、そのZ軸方向上側の開口を塞ぐ封口板10bとで外装が構成されている。また、素電池10においては、封口板10bのX軸方向中央部分から外向き(Z軸方向上向き)に負極端子10cが突設されている。負極端子10cは、封口板10bおよび外装缶10aに対して電気的絶縁が図られている。そして、素電池10においては、封口板10bおよび外装缶10aが正極である。
また、素電池10の封口板10bに対しては、そのX軸方向の左端側の部分にクラッド板11が接合されている。これは、アルミニウムあるいはその合金からなる封口板10bに対して、クラッド板との接続に供される基板リード板(クラッド板接続基板リード板)142との接合性を確保するためのものである。
また、素電池10の封口板10bに対しては、その一部を覆うように基板ホルダ12が載置されている。基板ホルダ12には、窓部があけられており、当該窓部からは素電池10の負極端子10cが露出するようになっている。
基板ホルダ12の窓部から露出した素電池10の負極端子10cには、PTC(Positive Temperature Coefficient)素子13の素子リード板132の先端が接合されている。PTC素子13は、素子本体131と、素子本体131をZ軸方向の上下から挟みこむ2つの素子リード板132,133とから構成され、Z軸方向上側の素子リード板133は、回路基板14におけるPTC素子13との接続に供される基板リード板(PTC素子接続基板リード板)143と接合されている。
回路基板14は、短冊状の基板本体141と、基板本体141のX軸方向の両端からそれぞれ延出されたクラッド板接続基板リード板142およびPTC素子接続基板リード板143とから構成されている。基板本体141には、Z軸方向上側の主面に4つの外部接続端子14aと、2つのテスティングポイント14bとが形成され、Z軸方向下側の主面には回路を構成する電子部品が実装されている。回路基板14におけるクラッド板接続基板リード板142は、その先端部分でクラッド板11を介して素電池10の封口板10bの一部に接合されている。
回路基板14およびPTC素子13などが装着された素電池10の封口板10bは、キャップ15の冠装により覆われる。そして、キャップ15にあけられた窓部15aからは、回路基板14の外部接続端子14aが露出する。また、テスティングポイント14bも露出するが、検査後にラベル18の被着を以って覆われる。
素電池10の外装缶10aにおけるZ軸方向下側の底部分には、両面粘着テープ16を介してボトムカバー17が装着される。そして、素電池10の外装缶10aの側周面と、キャップ15およびボトムカバー17の各一部とを覆うように外装ラベル19が被着されて電池パック1が構成されている。
2.回路基板14
電池パック1における回路基板14の構成について、図3を用い説明する。図3(a)は、回路基板14の構成を示す模式斜視図であり、(b)は、その側面図である。
図3(a)に示すように、回路基板14においては、基板本体141のX軸方向の両端のそれぞれからクラッド板接続基板リード板142およびPTC素子接続基板リード板143が延出されている。これらクラッド板接続基板リード板142およびPTC素子接続基板リード板143は、基板本体141におけるZ軸方向の下側の主面141bに、電子部品144の実装とともに、導電ランド(図示を省略)に接合されている。基板本体141に対するクラッド板接続基板リード板142およびPTC素子接続基板リード板143の接合は、リフローハンダ方式または溶接方式によりなされる。
X軸方向右側の端から延出する基板リード板143は、Z軸方向に小さな段差を有するように曲折加工された形態を有する。
一方、X軸方向左側の端から延出するクラッド板接続基板リード板142は、Z字状の曲折加工がなされている(図3(a)の矢印A部分)。
図3(b)に示すように、X軸方向左側の端から延出するクラッド板接続基板リード板142は、基板本体141のZ軸方向下側の主面141bの導電ランド(図示を省略)に接合される部分142aと、クラッド板11を介して素電池10の封口板10bの一部に接合される部分142cと、部分142aと部分142cとの間を繋ぐ中間部分142b(図3(b)の矢印B部分)とが一体に形成されてなる。クラッド板接続基板リード板142は、短冊状の一枚の金属製板材を曲折加工することにより構成されており、部分142aと部分142cとは、基板本体141の主面141bと略平行となっている。
一方、クラッド板接続基板リード板142の中間部分142bは、部分142a,142cに対して、例えば、次のような関係を以って延伸している。
[数1]45[°]≦θ1≦80[°]
[数2]45[°]≦θ2≦80[°]
なお、角度θ1および角度θ2の角度範囲については、上記[数1]および上記[数2]に必ずしも限定されるものではない。また、角度θ1と角度θ2との関係については、回路基板14を素電池10に接合する前の状態では、必ずしも同一である必要はない。回路基板14を素電池10に接合した際に同一となればよく、その状態においては、回路基板14の基板本体141の主面141a,141bが素電池10における封口板10bと平行となる。
本実施の形態に係る回路基板14では、クラッド板接続基板リード板142が図3(a)、(b)に示すように曲折加工されてなるものを採用することにより、Z軸方向におけるバネ性が付与されることになる。
3.回路基板14の取り付け
コアパック5における素電池10への回路基板14の取り付け形態について、図4を用い説明する。
図4に示すように、コアパック5の組立においては、素電池10の封口板10bに対し、基板ホルダ12およびPTC素子13(図4では図示を省略)を介して、回路基板14を取り付ける。回路基板14の取り付けは、PTC素子接続基板リード板143(図4では図示を省略)の先端部分をPTC素子13の素子リード板133に接合し、その状態で、基板本体141の電子部品144などが実装された側の主面141bを封口板10bに対向するように配置する。
次に、クラッド板接続基板リード板142をクラッド板11を介して封口板10bに溶接接合する前に、基板本体141における外部接続端子14aが形成された側の主面141aと封口板10aの縁との間の間隔H2を調整すべく、クラッド板接続基板リード板142のZ軸方向の高さH1を調整する。ここで、間隔H2については、素電池10のZ軸方向における底面から基板本体141の主面141aまでの高さを代用するものであって、間隔H2の代わりに、素電池10のZ軸方向における底面から基板本体141の主面141aまでの高さが設計値通りになるように、クラッド板接続基板リード板142のZ軸方向の高さH1を調整することとしてもよい。
なお、クラッド板接続基板リード板142のZ軸方向の高さH1の調整は、クラッド板接続基板リード板142をZ字状に曲折加工することにより(図4の矢印C部分)、Z軸方向でのバネ性が付与されたことにより可能となっている。高さH1の調整においては、クラッド板接続基板リード板142のZ軸方向での弾性域の戻り(スプリングバック)なども考慮しておくことが必要となる。
また、上述のように、基板リード板142における角度θ1,θ2を上記範囲に規定しているのは、クラッド板接続基板リード板142における良好なバネ性とクラッド板接続基板リード板142の材質や寸法などに起因する弾性域での戻り量(スプリングバック量)などを考慮してのものである。
本実施の形態の場合においては、電池パック1を規定の寸法に調整するために治具を配置することで、素電池10の高さ方向のバラツキを吸収した上で、クラッド板接続基板リード板142における接続に供する部分142cとクラッド板11とを接続している。このとき、クラッド板接続基板リード板142のZ軸方向における伸縮量によって、クラッド板11への接続に供される部分142cの接続位置が、クラッド板11内において図4のX軸方向に移動することになるが、クラッド板11への接続に供される部分142cはクラッド板11の面上に収まるようになっている。
4.効果
本発明の実施の形態に係る電池パック1では、回路基板14におけるクラッド板接続基板リード板142がZ字状に曲折加工され、図4などでのZ軸方向でのバネ性が付与されている。このため、仮に素電池10の高さ方向(Z軸方向の高さ)での寸法公差が大きくなった場合、およびクラッド板接続基板リード板142の形成、および基板本体141への基板リード板142の接合などの寸法面でのバラツキが生じたとしても、Z軸方向でのバネ性が付与されたクラッド板接続基板リード板142の曲折部分により、当該バラツキを吸収することができる。よって、本実施の形態では、素電池10の高さ方向(Z軸方向の高さ)での寸法にバラツキが生じた場合でも、コアパック5の高さ(Z軸方向における素電池10の缶底から回路基板14の外部接続端子14aの上面までの高さ)H3を規格内に収めることができる。このため、電池パック1では、回路基板14の高い位置精度を有し、機器との装着に係る外部接続端子14aのZ軸方向における高い寸法精度を備える。
以上より、本実施の形態に係る電池パック1では、素電池10の高さ方向(図2のZ軸方向)の寸法公差が大きい場合などでも、クラッド板接続基板リード板142へのバネ性の付与により、寸法公差を吸収することができ、電池パック1の外形寸法(特に、図1のZ軸方向での高さ寸法)を規格内に収めることができる。
また、本実施の形態では、クラッド板接続基板リード板142を曲折加工するだけでバネ性を付与しているので、高い寸法精度を得ることができるとともに、そのための製造コストの上昇を抑えることができる。
また、電池パック1では、クラッド板接続基板リード板142の曲折について、角度θ1,θ2を上記[数1]、[数2]の範囲に規定しているので、クラッド板接続基板リード板142に確実にバネ性が付与されるとともに、回路基板14と素電池10の正極端子(封口板10b)との間の電力流通経路が余り長くなることを回避できる。このため、電池パック1では、Z軸方向における高い寸法精度を得ることができるとともに、パッケージ内での電気抵抗を低く抑えることができる。
また、電池パック1では、基板本体141に対して、リフローハンダ方式または溶接方式などにより、クラッド板接続基板リード板142が接合されており、当該接合に際して寸法精度という観点からバラツキを生じ易い。
しかし、電池パック1では、クラッド板接続基板リード板142にZ軸方向でのバネ性を付与しているので、この部分で寸法バラツキを吸収させることができる。
なお、基板本体141に対するクラッド板接続基板リード板142の接合にリフローハンダ方式を用いない場合においても、各部品のZ軸方向での寸法バラツキについて、基板リード板142のバネ性を用い吸収させることができるので、有効である。
[変形例1]
変形例1に係る回路基板24について、図6(a)を用い説明する。
図6(a)に示すように、本変形例1に係る回路基板24でも、基板本体241の封口板に対向する側の主面241bに、短冊状をしたクラッド板接続基板リード板242が接合されている。本変形例1でも、基板本体241へのクラッド板接続基板リード板242の接合は、リフローハンダ方式または溶接方式などによりなされている。
図6(a)の矢印D部分に示すように、クラッド板接続基板リード板242では、その中間部分242bがコーナー部分に曲率を有し、S字状に曲折加工されている。
図6(a)に示すような形態を以って中間部分242bが曲折加工されてなるクラッド板接続基板リード板242を備える本変形例1に係る回路基板24についても、素電池の封口板への回路基板24の取り付けに際して、中間部分242b曲折加工によるZ軸方向でのバネ性の付与により、素電池の底面から回路基板24の基板本体241までの高さを設計値通りに調整することで、素電池の高さ方向での寸法公差などの寸法バラツキを吸収することができる。
従って、本変形例1に係る回路基板24を備える電池パックにおいても、上記実施の形態に係る電池パック1と同様の効果を得ることができる。
[変形例2]
変形例2に係る回路基板34について、図6(b)を用い説明する。
図6(b)に示すように、本変形例2に係る回路基板34でも、基板本体341の封口板に対向する側の主面341bに、短冊状をしたクラッド板接続基板リード板342が接合されている。本変形例2でも、基板本体341へのクラッド板接続基板リード板342の接合は、リフローハンダ方式または溶接方式などによりなされている。
図6(b)の矢印E部分に示すように、クラッド板接続基板リード板342でも、その中間部分342bが、素電池の封口板の表面に対向することになる基板本体341の主面341bに対して、斜め方向に延伸するように曲折加工されている。具体的に本変形例2に係る回路基板34では、中間部分342bの基板本体341側の曲折部分342b1が小さな曲率を以って曲折され、素電池の封口板との接合部分側の曲折部分342b2は、曲折部分342b1に比べて大きな曲率を以って曲折されている。
図6(b)に示すような形態を以って中間部分342bが曲折加工されてなる基板リード板342を備える本変形例2に係る回路基板34についても、素電池の封口板への回路基板34の取り付けに際して、中間部分342b曲折加工によるZ軸方向でのバネ性の付与により、素電池の底面から回路基板34の基板本体341までの高さを設計値通りに調整することで、素電池の高さ方向での寸法公差などの寸法バラツキを吸収することができる。
従って、本変形例2に係る回路基板34を備える電池パックにおいても、上記実施の形態に係る電池パック1と同様の効果を得ることができる。
[その他の事項]
上記実施の形態では、素電池10の一例として扁平角形のリチウムイオン二次電池を採用したが、本発明は、これに限定されない。例えば、外観形状については、円筒形やガム形、さらには金属ラミネート外装体を備える素電池を採用することもできる。また、電池種類についても、リチウムイオン電池以外にも、例えば、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池など種々の電池を素電池として採用することもできる。
また、上記実施の形態では、一つの素電池10を備える形態を一例としたが、備える素電池の数については、これに限定されない。例えば、2つ以上の素電池を備える形態に対しても、本発明の構成を採用することで、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態ではクラッド板接続基板リード板142の曲折形態をZ字状とし、上記変形例1ではS字状とし、上記変形例2ではZ字状とS字状を混合した形態としているが、本発明は、クラッド板接続基板リード板の曲折形態について、これに限定を受けるものではない。即ち、クラッド板接続基板リード板の延伸方向の中間部分について、取り付け時に素電池の封口板に対して斜め方向となるように曲折加工され、クラッド板接続基板リード板が封口板の表面に対して直交する方向にバネ性を付与できる形態であればよい。例えば、ジグザグ状に曲折加工してもよいし、渦巻きバネのような加工を施してもよい。ただし、基板リード板の延伸長さについては、電気抵抗の低減という観点から短くしておくことが望ましい。
また、上記実施の形態では、回路基板13の上にキャップ15を冠装する構成としたが、ホットメルト加工により形成されたモールディング樹脂部で覆われる構成とすることもできる。この場合においても、素電池の底面から回路基板までの高さを高い精度とすることが可能となる。
また、上記[数1]および上記[数2]で示した角度範囲は、一例であって、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、θ1、θ2が45[°]未満の鋭角であってもよいし、90[°]を超える鈍角であってもよい。
また、基板本体141と基板リード板142,143,242,342との接合については、必ずしもリフローハンダ方式または溶接方式とする必要はなく、導電性を確保できる方式であれば、その他の方式を採用することも勿論可能である。
本発明は、複雑な構造を採用することなく、パッケージにおける外部接続端子の高い位置精度を有する電池パックを実現するのに有用である。
1.電池パック
5.コアパック
10.素電池
11.クラッド板
12.基板ホルダ
13.PTC素子
14,24,34.回路基板
15.キャップ
16.両面粘着テープ
17.ボトムカバー
18.水没判定ラベル
19.外装ラベル
141.基板本体
142,242,342.クラッド板接続基板リード板
143.PTC素子接続基板リード板

Claims (7)

  1. 外装面の一部に、正極および負極の少なくとも一方の端子が設けられてなる素電池と、
    前記外装面の一部に対して対向配置された板状の基板本体、および前記基板本体の前記外装面の一部側とは反対側の主面に形成されてなる外部接続端子、および前記基板本体から延出された基板リード板を有し、前記基板リード板の先端部分が前記一方の端子に接合されてなる回路基板と、
    を備え、
    前記基板リード板は、その一部が前記基板本体と前記外装面との間に、その両面に対して傾斜する状態で立設されるように曲折加工されてなり、当該曲折加工により前記外装面の一部に対して直交する方向でのバネ性が付与されている
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 前記基板本体は、平面視において、短冊形状を有し、
    前記基板リード板は、これを前記基板本体の幅方向における一方の外側から見るとき、Z字状またはS字状に曲折加工されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記基板リード板は、前記基板本体における前記外装面の一部に対向する主面に接合される第1接合部分と、前記素電池における前記一方の端子に接合される第2接合部分と、前記第1接合部分と前記第2接合部分との間を繋ぐ中間部分とが一体形成されてなり、
    前記中間部分の少なくとも一部が、前記傾斜する状態で立設された部分である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記基板リード板は、その根元部分が前記基板本体の前記外装面の一部に対向する側の主面に接合されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の電池パック。
  5. 前記素電池は、有底筒状の外装缶、および当該外装缶の開口を塞ぐ封口板、および前記封口板の表面から外向きに突設された負極端子を有し、前記封口板が正極端子であって、
    前記外装面の一部は、前記封口板の表面であり、
    前記基板リード板の先端部分は、前記封口板の表面の一部に対して溶接により接合されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の電池パック。
  6. 前記回路基板では、前記基板本体から第2の基板リード板も延出されており、
    前記第2の基板リード板は、感熱素子を介して、前記負極端子に接続されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の電池パック。
  7. 前記外装面の一部、および前記回路基板を覆う状態でキャップが冠装されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の電池パック。
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