JP2013120421A - 情報処理装置および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】1回の押圧操作で、多階層の選択肢の中から所望の項目を選択する場合に、項目の選択を完了するまでに要する時間を短くすることができる情報処理装置および撮像装置を提供する。
【解決手段】操作者が押下している位置と圧力とを検出した押下位置情報と押圧力情報とを出力する入力部と、押圧力情報と押下位置情報の両方または押下位置情報のみに基づいて、操作者が入力部を押下している状態から押下位置を移動させた方向を押下操作の移動方向情報として算出する制御部と、操作者が制御部に対し、当該情報処理装置の設定や動作の変更を、入力部を押下する圧力の調整と押下位置を移動する操作により指示する際に、操作者の操作を補助するガイド情報を表示する表示部と、押圧力情報とガイド情報とを対応付け、さらに押圧力情報および移動方向情報と当該情報処理装置の設定や動作とを対応付けた指示解釈用情報を、少なくとも記録する記録部と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】操作者が押下している位置と圧力とを検出した押下位置情報と押圧力情報とを出力する入力部と、押圧力情報と押下位置情報の両方または押下位置情報のみに基づいて、操作者が入力部を押下している状態から押下位置を移動させた方向を押下操作の移動方向情報として算出する制御部と、操作者が制御部に対し、当該情報処理装置の設定や動作の変更を、入力部を押下する圧力の調整と押下位置を移動する操作により指示する際に、操作者の操作を補助するガイド情報を表示する表示部と、押圧力情報とガイド情報とを対応付け、さらに押圧力情報および移動方向情報と当該情報処理装置の設定や動作とを対応付けた指示解釈用情報を、少なくとも記録する記録部と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、情報処理装置および撮像装置に関する。
従来から、ユーザーが入力部をタッチ(押下、スライド等)することによって、様々な操作を行うことができる情報処理装置や撮像装置が実用化されている。このような情報処理装置や撮像装置は、例えば、タッチパネルやタッチパッドなどの入力装置を備えている。そして、ユーザーがタッチ操作をすることによって、情報処理装置や撮像装置の動作や設定を変更することができる。
例えば、特許文献1には、ユーザーによるタッチパネルの1回の押圧操作で、多階層の選択肢の中から所望の項目を選択することができるタッチパネル式入力装置が開示されている。そして、特許文献1では、カーナビゲーション装置に適用した場合を例として、特定の地域に存在する特定の施設を目的地として選択するときに、以下のような操作を行うことが示されている。
まず、ユーザーは、タッチパネルに表示されているアイコンの押下を開始する。このとき、カーナビゲーション装置の表示は、ユーザーが押下した圧力に応じて、東京→神奈川→千葉→・・・のように、地域に関する選択肢が変化する。ユーザーは、所望の地域が表示されたときの圧力を一定時間維持することによって、カーナビゲーション装置に設定する目的地が存在する地域の選択を確定する。さらに、ユーザーが、現在の圧力を維持し続けると、カーナビゲーション装置には、確定した地域に存在する施設に関する選択肢が表示される。ここで表示される選択肢は、一定時間の間隔毎に、○○県庁→○○遊園地→○○動物園→・・・のように、順次スクロールする。ユーザーは、所望の施設名が表示されたときに、押圧操作を解除することによって、カーナビゲーション装置に設定する施設の選択を確定する。
このように、特許文献1で開示された技術では、ユーザーが押圧操作を行ったときの押圧力と、押圧操作を行っている時間とを、選択した項目を確定するためのパラメータとして使用することによって、1回の押圧操作で、多階層の選択肢の中から所望の項目の選択することができる。
ところで、ユーザーインターフェースにおいてユーザーの操作性を考慮した場合、項目の選択に要する時間は短いこと、すなわち、すばやく項目を選択できることが望ましい。しかしながら、特許文献1で開示された技術では、1回の押圧操作で、多階層の選択肢の中から所望の項目を選択することができるが、項目の選択や選択した項目を確定するためのパラメータとして、ユーザーが押圧している時間の長さを使用している。このため、特許文献1で開示された技術を適用したユーザーインターフェースでは、項目の選択を完了するまでに、必ず一定の時間を要してしまう、という問題がある。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、1回の押圧操作で、多階層の選択肢の中から所望の項目を選択する場合に、項目の選択を完了するまでに要する時間を短くすることができる情報処理装置および撮像装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、ファイルを操作する情報処理装置であって、操作者が押下している位置と押下している圧力とを検出し、押下している位置を表す押下位置情報と、押下している圧力を表す押圧力情報とを出力する入力部と、前記押圧力情報と前記押下位置情報の両方または前記押下位置情報のみに基づいて、前記操作者が前記入力部を押下している状態から押下位置を移動させた方向を、押下操作の移動方向情報として算出する制御部と、前記操作者が、前記制御部に対し、当該情報処理装置の設定や動作の変更を、前記入力部を押下する圧力の調整と押下位置を移動する操作により指示する際に、前記操作者の操作を補助するガイド情報を表示する表示部と、前記押圧力情報と前記表示部に表示する前記ガイド情報とを対応付け、さらに、前記押圧力情報および前記移動方向情報と当該情報処理装置の設定や動作とを対応付けた指示解釈用情報を、少なくとも記録する記録部と、を備え、前記制御部は、前記指示解釈用情報を参照し、前記押圧力情報に応じた前記ガイド情報を、前記表示部に表示する前記ガイド情報として指定するガイド表示パラメータの値を導出し、対応する当該情報処理装置の構成要素内のパラメータの値を、該導出したガイド表示パラメータの値に変更することによって、前記表示部に、前記操作者が前記入力部を押下している圧力に応じた前記ガイド情報を表示させ、当該情報処理装置の設定や動作を、前記押圧力情報および前記移動方向情報に応じた内容に定める各構成要素のパラメータの値を導出し、対応する各構成要素のパラメータの値を、該導出したパラメータの値に変更することによって、当該情報処理装置の設定や動作に、前記操作者の操作による変更指示の内容を反映させる、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記入力部は、タッチパネルを備える、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記入力部は、タッチパッドを備える、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記制御部は、前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の軌跡と、対応する前記押圧力情報の軌跡とに基づいて、該一連の操作の開始位置、終了位置、および前記移動方向情報を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記制御部は、前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の変化量に基づいて、該一連の操作の開始位置および終了位置を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記制御部は、前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作において、該1方向に弾く操作の開始時に前記入力部が押下されている位置を表す押下位置情報と、前記入力部の押下が解除される直前の位置を表す押下位置情報とに基づいて、前記押下操作の移動方向を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記ファイルは、画像ファイルである、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記表示部は、前記ガイド情報を前記画像ファイルに重畳して表示する、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記制御部は、前記操作者の操作による前記変更指示の内容に応じて、前記表示部に表示する前記画像ファイルを変更するための再生画像パラメータを導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、前記画像ファイルが、静止画の画像データである場合、前記再生画像パラメータは、前記表示部に表示する前記画像データを指定するパラメータであり、前記画像ファイルが、動画の画像データである場合、前記再生画像パラメータは、前記表示部に表示する前記画像データ内の特定のフレームを指定するパラメータである、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置の前記制御部は、前記再生画像パラメータの値を、前記画像データに含まれる管理情報に基づいて導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置における前記管理情報は、前記画像データを撮影した順番を表すファイル番号である、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置における前記管理情報は、前記画像データを撮影した日付と時刻とを表す情報である、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置における前記管理情報は、前記画像データを撮影した記録時間を表す情報である、ことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置における前記管理情報は、前記画像データに含まれる被写体の認識情報を表す情報である、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、画像ファイルの撮影と表示とを操作する撮像装置であって、予め設定された撮像処理パラメータに基づいて被写体を撮影し、撮影した被写体に応じた被写体信号を出力する撮像部と、予め設定された画像処理パラメータに基づいて、前記被写体信号に対して画像処理を行った画像ファイルを出力する画像処理部と、操作者が押下している位置と押下している圧力とを検出し、押下している位置を表す押下位置情報と、押下している圧力を表す押圧力情報とを出力する入力部と、前記押圧力情報と前記押下位置情報の両方または前記押下位置情報のみに基づいて、前記操作者が前記入力部を押下している状態から押下位置を移動させた方向を、押下操作の移動方向情報として算出する制御部と、前記操作者が、前記制御部に対し、当該撮像装置の設定や動作の変更を、前記入力部を押下する圧力の調整と押下位置を移動する操作により指示する際に、前記操作者の操作を補助するガイド情報を表示する表示部と、前記押圧力情報と前記表示部に表示する前記ガイド情報とを対応付け、さらに、前記押圧力情報および前記移動方向情報と当該撮像装置の設定や動作とを対応付けた指示解釈用情報を、少なくとも記録する記録部と、を備え、前記制御部は、前記指示解釈用情報を参照し、前記押圧力情報に応じた前記ガイド情報を、前記表示部に表示する前記ガイド情報として指定するガイド表示パラメータの値を導出し、対応する当該撮像装置の構成要素内のパラメータの値を、該導出したガイド表示パラメータの値に変更することによって、前記表示部に、前記操作者が前記入力部を押下している圧力に応じた前記ガイド情報を表示させ、当該撮像装置の設定や動作を、前記押圧力情報および前記移動方向情報に応じた内容に定める各構成要素のパラメータの値を導出し、対応する各構成要素のパラメータの値を、該導出したパラメータの値に変更することによって、当該撮像装置の設定や動作に、前記操作者の操作による変更指示の内容を反映させる、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記入力部は、タッチパネルを備える、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記入力部は、タッチパッドを備える、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の軌跡と、対応する前記押圧力情報の軌跡とに基づいて、該一連の操作の開始位置、終了位置、および前記移動方向情報を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の変化量に基づいて、該一連の操作の開始位置および終了位置を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作において、該1方向に弾く操作の開始時に前記入力部が押下されている位置を表す押下位置情報と、前記入力部の押下が解除される直前の位置を表す押下位置情報とに基づいて、前記押下操作の移動方向を算出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記表示部は、前記ガイド情報を前記画像ファイルに重畳して表示する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記操作者の操作による前記変更指示の内容に応じて、前記表示部に表示する前記画像ファイルを変更するための再生画像パラメータを導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記画像ファイルが、静止画の画像データである場合、前記再生画像パラメータは、前記表示部に表示する前記画像データを指定するパラメータであり、前記画像ファイルが、動画の画像データである場合、前記再生画像パラメータは、前記表示部に表示する前記画像データ内の特定のフレームを指定するパラメータである、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記再生画像パラメータの値を、前記画像データに含まれる管理情報に基づいて導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置における前記管理情報は、前記画像データを撮影した順番を表すファイル番号である、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置における前記管理情報は、前記画像データを撮影した日付と時刻とを表す情報である、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置における前記管理情報は、前記画像データを撮影した記録時間を表す情報である、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記操作者の操作による前記変更指示の内容に応じて、前記撮像部による撮影動作を設定する前記撮像処理パラメータ、および前記画像処理部による画像処理動作を設定する前記画像処理パラメータを導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記撮像処理パラメータの値として、前記撮像部が撮影する際のISO感度を設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記撮像処理パラメータの値として、前記撮像部が撮影する際のF値を設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記撮像処理パラメータの値として、前記撮像部が撮影する際の露光補正を設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のホワイトバランスを設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のシャープネスを設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際の画像の加工方法を設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のノイズ低減度を設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際の画像精鋭度を設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のコントラスト強度を設定する前記パラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記画像ファイルに含まれる被写体を検出し、該検出した被写体の認識情報を、該画像ファイルに含まれる管理情報に付加する被写体認識部、をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記パラメータの値を、前記画像ファイルの前記管理情報に含まれる被写体の認識情報に基づいて導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置の前記制御部は、前記パラメータの値として、前記被写体認識部が検出する被写体を設定するパラメータの値を導出する、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記被写体認識部が被写体を検出する被写体は、前記画像ファイルに含まれる人物である、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記被写体認識部が被写体を検出する被写体は、前記画像ファイルに含まれる人物の顔である、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記被写体認識部が被写体を検出する被写体は、前記画像ファイルに含まれる動物である、ことを特徴とする。
本発明によれば、1回の押圧操作で、多階層の選択肢の中から所望の項目を選択する場合に、項目の選択を完了するまでに要する時間を短くすることができるという効果が得られる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本第1の実施形態における撮像装置の概略構成を示したブロック図である。図1に示した撮像装置10は、制御部1と、入力部2と、表示部3と、記録部4と、パラメータ保持部5と、画像処理部6と、撮像部7と、被写体認識部8と、を備えている。図1に示した撮像装置10は、被写体を撮像し、撮像した画像を記録する装置である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本第1の実施形態における撮像装置の概略構成を示したブロック図である。図1に示した撮像装置10は、制御部1と、入力部2と、表示部3と、記録部4と、パラメータ保持部5と、画像処理部6と、撮像部7と、被写体認識部8と、を備えている。図1に示した撮像装置10は、被写体を撮像し、撮像した画像を記録する装置である。
撮像部7は、レンズなどを介して入射された被写体光を画像信号に変換する、例えば、固体撮像素子を備え、制御部1からの制御に基づいて、パラメータ保持部5によって設定されたパラメータに応じた撮像を行い、撮像した被写体の画像信号のデータを、記録部4に保存する。
画像処理部6は、制御部1からの制御に基づいて、記録部4に保存されている画像信号のデータに対して、パラメータ保持部5によって設定されたパラメータに応じた画像処理を行って、例えば、記録や表示用の画像データを生成する。そして、画像処理部6は、生成した画像データを、再び記録部4に保存する。
被写体認識部8は、制御部1からの制御に基づいて、記録部4に保存されている画像データに含まれる被写体の情報を検出し、検出した被写体の情報を認識情報として、画像データ内の管理情報に付加する。被写体認識部8が検出する被写体は、例えば、人物、人物の顔、動物(ペット)などである。
入力部2は、例えば、タッチパネルやタッチパッドなどの入力装置を備え、撮像装置10の使用者(ユーザー)による操作を検出する。入力部2は、ユーザーが入力部2に対して行った押下(タッチ)操作の内、押下している位置(押下位置)と、押下した圧力(押圧力)とを検出し、検出した押下位置の情報と、押圧力の情報とを、記録部4に保存する。本第1の実施形態の撮像装置10では、入力部2は、10段階の分解能で押圧力を検出することができるものとする。なお、入力部2が検出した押下位置および押圧力に基づいた撮像装置10の動作に関しては、後述する。
パラメータ保持部5は、撮像装置10の設定や動作を定める各構成要素のパラメータの値を書き換える機能を有している。パラメータ保持部5は、各構成要素のパラメータの値(パラメータ値)を保持しており、制御部1からの制御によって、保持しているパラメータ値が変更されると、対応する構成要素に現在設定されているパラメータ値を、変更されたパラメータ値に更新(再設定)する。本第1の実施形態の撮像装置10では、パラメータ保持部5は、撮像装置10の設定や動作に関するパラメータ値を保持している。より具体的には、パラメータ保持部5は、撮像部7による撮像処理に関する撮像処理パラメータ値と、画像処理部6による画像処理に関する画像処理パラメータ値と、表示部3に表示(再生)させる画像データを指定する再生画像パラメータ値とを保持している。また、パラメータ保持部5は、表示部3に表示する、撮像装置10の設定や動作の内容を事前にユーザーに通知するためのガイド情報を指定するガイド表示パラメータ値も保持している。
制御部1は、撮像装置10内の各構成要素の制御を行う。また、制御部1は、入力部2が検出した押下位置および押圧力に基づいて、ユーザーが入力部2に対して行った操作の内容、すなわち、ユーザーからの撮像装置10の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。より具体的には、制御部1は、まず、入力部2が検出した押圧力と押下位置の両方または押下位置のみの変化量に基づいて、ユーザーの押下操作の移動方向を算出する。そして、制御部1は、算出した押下の移動方向と押圧力とに基づいて、ユーザーからの撮像装置10の設定や動作についての変更指示の内容を解釈し、解釈した内容に基づいて、撮像装置10を変更指示の内容に応じた設定や動作に定める各構成要素のパラメータ値を導出する。また、制御部1は、押圧力に基づいて、表示部3に表示するガイド情報を把握し、そのガイド情報を表示部3に表示するガイド情報として指定するためのガイド表示パラメータの値を導出する。そして、制御部1は、導出した各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値を、パラメータ保持部5に保持する、すなわち、パラメータ保持部5に保持しているパラメータ値を変更する。なお、制御部1による各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値の導出においては、後述する指示解釈用情報が参照される。
なお、本第1の実施形態の撮像装置10では、パラメータ保持部5と制御部1とが異なる構成要素である場合の例を示しているが、例えば、パラメータ保持部5を制御部1内の構成要素であるレジスタとし、制御部1が撮像装置10内の各構成要素のパラメータ値を更新する構成とすることもできる。また、例えば、パラメータ保持部5を撮像装置10内の構成要素のそれぞれに備え、制御部1が各構成要素のパラメータ値を更新し、各構成要素は、それぞれに備えたパラメータ保持部5に保持されたパラメータ値に基づいて動作する構成とすることもできる。
記録部4は、制御部1からの制御に基づいて、撮像装置10内の各構成要素による処理で使用されるデータを保存する。より具体的には、記録部4は、撮像部7が撮像した被写体の画像信号のデータ、画像処理部6が画像処理を行った画像データ、被写体認識部8が被写体の情報を付加した画像データを保存する。また、記録部4は、入力部2が検出した押下位置および押圧力の情報、パラメータ保持部5によって指定されるガイド情報の表示用データ(以下、「ガイド表示データ」という)、制御部1によって参照される指示解釈用情報を保存する。
なお、記録部4を、例えば、図示しないメモリカードなどの画像記録媒体を含んだ構成とし、最終的に記録する画像データ(例えば、被写体認識部8が被写体の情報を付加した画像データ)はメモリカードに記録し、その他のデータはメモリカード以外の記録領域に記録する構成とすることもできる。また、記録部4を、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)など、データを一時的に記憶するメモリを含んだ構成とし、撮像装置10の処理において一時的に生成され、最終的に記録しない画像データ(例えば、撮像部7が撮像した被写体の画像信号のデータや、画像処理部6が画像処理を行う際の一時的な画像データ)を、一時記憶する構成とすることもできる。
表示部3は、画像データを表示する、例えば、液晶などの表示装置を備え、制御部1からの制御に基づいて、再生画像パラメータで指定された画像データを表示する。また、表示部3は、制御部1からの制御に基づいて、表示している画像データに、例えば、OSD(On−Screen Display)表示によって、ガイド表示パラメータで指定されたガイド表示データを重畳する。
本第1の実施形態の撮像装置10では、入力部2(タッチパネル)と表示部3(液晶)とが一体に構成されているものとする。従って、ユーザーは、表示部3を押下することによって変わる表示の内容に基づいて、撮像装置10の設定や動作を変更することができる。
次に、本第1の実施形態の撮像装置10の動作について説明する。ここでは、撮像装置10の動作として、撮像装置10が画像を撮像する撮影モードであるときに、ユーザーが、入力部2に対して押圧とフリックとを合わせた操作を行い、撮像装置10の設定や動作を変更する場合について説明する。なお、ここで、「フリック」とは、ユーザーが、入力部2に対して押下を行った状態から、所望の一方向にスライドさせる(弾く)操作を行い、スライドさせる(弾く)操作が完了すると、押下している状態も終了する(押下状態が解除される)一連の操作を意味することとする。
まず、撮像装置10に電源が投入されると、制御部1は、パラメータ保持部5のパラメータ値を、撮像装置10が撮影モードになる値にする。これにより、パラメータ保持部5は、各構成要素のパラメータ値を撮影モードにおける初期値に更新(設定)する。この動作によって、撮像装置10は撮影モードになり、以降のユーザーによって行われる押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータが決定される。撮影モードでは、撮像処理パラメータおよび画像処理パラメータが操作に応じて変更されるパラメータになりうるが、以下の説明においては、撮像処理パラメータが操作に応じて変更されるパラメータに決定された場合について説明する。
また、決定された操作に応じて変更されるパラメータ(撮像処理パラメータ)に応じて、制御部1がパラメータの値を導出する場合に参照する指示解釈用情報が決定される。指示解釈用情報は、ユーザーからの撮像装置10の設定や動作についての変更指示の内容を解釈するための情報であり、より具体的には、押圧力と表示部3に表示するガイド情報、および押圧力とフリック操作の方向と撮像装置10の設定や動作とを関連付けた情報である。
ここで、本第1の実施形態の撮像装置10における指示解釈用情報について説明する。図2は、本第1の実施形態の撮像装置10における指示解釈用情報の一例を示した表である。図2に示した指示解釈用情報の一例では、押圧力と表示部3に表示するガイド情報が関連付けられ、押圧力とフリック操作の方向と撮像装置10の設定や動作とが関連付けられている。
より具体的には、上記に述べたように、本第1の実施形態の撮像装置10では、入力部2が10段階の分解能で押圧力を検出する。そして、指示解釈用情報には、図2に示したように、押圧力の段階に応じたガイド情報が関連付けられている。例えば、「1〜2」段階の押圧力には、「ガイド情報Aを表示」が、「3〜4」段階の押圧力には、「ガイド情報Bを表示」が、指示解釈用情報によってそれぞれ関連付けられている。
また、指示解釈用情報には、図2に示したように、押圧力と同じ段階の押圧力でフリック操作された方向に応じて、撮像装置10の設定や動作の内容が、関連付けられている。なお、フリック操作の方向は、1つの方向(角度)のみではなく、ユーザーがフリック操作を行う際のブレを考慮して、予め定めた範囲の角度(図2に示した指示解釈用情報の一例では、±30°または±22.5°)を1つの方向として認識するように設定されている。例えば、「1〜2」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「330°〜30°(0°方向)」である場合には、撮像装置10の設定や動作の内容として「ISO感度を100に設定」が関連付けられている。また、例えば、「5〜6」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「157.5°〜202.5°(180°方向)」である場合には、撮像装置10の設定や動作の内容として「F値を4に設定」が関連付けられている。また、例えば、「9〜10」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜75°(+45°方向)」である場合には、撮像装置10の設定や動作の内容として「露光補正+0.5EV」が関連付けられている。
その後、制御部1は、入力部2からユーザーによる操作が開始されたことを表す通知を受けると、記録部4に保存されている押圧力の情報を取得する。そして、制御部1は、決定された指示解釈用情報を参照して、取得した押圧力に応じて表示部3に表示するガイド情報を把握し、そのガイド情報を表示部3に表示するガイド情報として指定するガイド表示パラメータの値(ガイド表示パラメータ値)を導出する。そして、制御部1は、パラメータ保持部5に保持しているガイド表示パラメータ値を、導出したガイド表示パラメータ値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、表示部3に現在設定されているガイド表示パラメータ値を、変更されたガイド表示パラメータ値に更新(再設定)する。そして、表示部3は、更新されたガイド表示パラメータ値で指定されたガイド情報を、現在表示している画像データに重畳して表示する。
ガイド情報は、上記に述べたように、本第1の実施形態の撮像装置10の設定や動作の内容を事前にユーザーに通知するための情報である。ガイド情報は、現在の押圧力でフリック操作を行うと、フリック操作の方向によって撮像装置10の設定や動作がどのように変更されるかを、ユーザーに提示する。
ここで、本第1の実施形態の撮像装置10におけるガイド情報の表示について説明する。図3〜図5は、本第1の実施形態の撮像装置10におけるガイド情報の表示の一例を示した図である。図3〜図5に示したガイド情報の表示の一例では、図2に示した指示解釈用情報の一例におけるガイド表示パラメータ値に対応した、すなわち、押圧力の各段階に対応して記録部4に保存されているガイド表示データによるガイド情報の表示例を示している。なお、図3〜図5に示したガイド情報の表示の一例には、ユーザーが押下している位置に、ユーザーによる押下の強さ、すなわち、「押下力」を、円の大きさで模式的に示している。
図3は、押圧力が「1〜2」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図3に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、撮像装置10のISO感度を変更できることを、事前に把握することができる。そして、ユーザーは、いずれの方向にフリック操作を行うと、所望のISO感度の値に設定することができるかを、把握することができる。
より具体的には、図3に示したガイド情報の表示の一例における左上の「ISO」表示によって、ISO感度を変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される放射状の「矢印」と「数字」の表示によって、フリック操作の方向によって設定することができるISO感度の値を把握することができる。
図4は、押圧力が「3〜8」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図4に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、撮像装置10のF値を変更できることを、事前に把握することができる。そして、ユーザーは、いずれの方向にフリック操作を行うと、所望のF値の値に設定することができるかを、把握することができる。なお、撮像装置10では、多くのF値の値を設定することができる。このため、図2に示した指示解釈用情報の一例からわかるように、撮像装置10では、設定することができるF値の値の範囲を、複数の段階の押圧力(本第1の実施形態の撮像装置10では、「3〜4」、「5〜6」、および「7〜8」の段階の押圧力)に分けて関連付けている。
より具体的には、図4に示したガイド情報の表示の一例における左上の「F値」表示によって、F値を変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される放射状の「矢印」と「数字」との表示によって、フリック操作の方向によって設定することができるF値の値を把握することができる。図4(a)には、押圧力が「3〜4」段階である場合に設定することができる「16〜7.1」のF値の値を示したガイド情報の表示、図4(b)には、押圧力が「5〜6」段階である場合に設定することができる「6.3〜2.8」のF値の値を示したガイド情報の表示、図4(c)には、押圧力が「7〜8」段階である場合に設定することができる「2.5〜1.7」のF値の値を示したガイド情報の表示を、それぞれ示している。
図5は、押圧力が「9〜10」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図5に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、撮像装置10の露光補正値を変更できることを、事前に把握することができる。そして、ユーザーは、いずれの方向にフリック操作を行うと、所望の露光補正の値に設定することができるかを、把握することができる。
より具体的には、図5に示したガイド情報の表示の一例における左上の「露光補正値」表示によって、露光補正値を変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される放射状の「矢印」と「数字」の表示によって、フリック操作の方向によって設定することができる露光補正の値を把握することができる。
その後、制御部1は、記録部4に保存されている押圧力の情報および押下位置の情報を、さらに取得する。そして、制御部1は、取得した押圧力の情報および押下位置の情報に基づいて、ユーザーによってフリック操作が行われたか否かを判断する。より具体的には、制御部1は、短い時間で押下位置が一定量変化し、加えて、押下位置が変化してから間をおかずに押圧力がなくなった場合に、フリック操作が行われたと判断する。また、制御部1は、押下位置の変化が開始された位置を基準としたときの、押圧力がなくなる直前の押下位置の方向を、フリック操作の方向と判断する。
上述したフリック操作が行われたか否かの判断において、フリック操作が行われたと判断された場合、制御部1は、押圧力とフリック操作の方向とから、指示解釈用情報を参照して、撮像装置10の設定や動作の変更指示の内容を把握する。そして、制御部1は、把握した内容に基づいて、撮像装置10を変更指示の内容に応じた設定や動作にするパラメータ値を導出する。そして、制御部1は、パラメータ保持部5に保持している対応するパラメータ値を、導出したパラメータ値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、撮像装置10内の各構成要素に現在設定されているパラメータ値を、変更されたパラメータ値に更新(再設定)する。上記に述べたような動作によって、撮像装置10の設定や動作の変更を完了する。
また、上述したフリック操作が行われたか否かの判断において、フリック操作が行われていないと判断された場合には、制御部1は、押圧力の情報および押下位置の情報の取得と、指示解釈用情報からのガイド表示パラメータ値の導出およびパラメータ保持部5に保持しているパラメータ値の変更とを繰り返す。
ここで、本第1の実施形態の撮像装置10においてフリック操作が行われた場合の動作の具体例について説明する。撮像装置10において、押圧力が1〜2で、60°の方向にフリック操作が行われた場合、制御部1は、ユーザーによって「ISO感度を200に設定」する変更指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、この変更指示の内容に応じて、ISO感度を200に設定するための撮像処理パラメータの値を導出し、パラメータ保持部5に保持しているISO感度のパラメータ値を、導出した撮像処理パラメータの値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、撮像部7に現在設定されている撮像装置10のISO感度を定めるパラメータ値を、変更された撮像処理パラメータの値に更新(再設定)する。このような動作によって、撮像装置10のISO感度が、200に設定される。
また、撮像装置10において、押圧力が5〜6で、45°の方向にフリック操作が行われた場合、制御部1は、ユーザーによって「F値を5.6に設定」する変更指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、この変更指示の内容に応じて、F値を5.6に設定するための撮像処理パラメータの値を導出し、パラメータ保持部5に保持しているF値のパラメータ値を、導出した撮像処理パラメータの値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、撮像部7に現在設定されている撮像装置10のF値を定めるパラメータ値を、変更された撮像処理パラメータの値に更新(再設定)する。このような動作によって、撮像装置10のF値が、5.6に設定される。
また、撮像装置10において、押圧力が9〜10で、135°の方向にフリック操作が行われた場合、制御部1は、ユーザーによって露光を現在の状態から「露光補正+1.0EV」の状態にする変更指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、この変更指示の内容に応じて、露光を+1.0EVの状態に設定するための撮像処理パラメータの値を導出し、パラメータ保持部5に保持している露光補正のパラメータ値を、導出した撮像処理パラメータの値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、撮像部7に現在設定されている撮像装置10の露光状態を定めるパラメータ値を、変更された撮像処理パラメータの値に更新(再設定)する。このような動作によって、撮像装置10の露光が、+1.0EVの状態に設定される。
上記に述べたとおり、本第1の実施形態の撮像装置10では、指示解釈用情報を参照し、ユーザーが入力部2に対して押圧とフリック操作とを行った際の押圧力とフリック操作の方向とに基づいて、ユーザーからの撮像装置10の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。これにより、ユーザーは、撮像装置10の多種多様なパラメータの設定を、直感的な操作で、すばやく行うことができる。
なお、本第1の実施形態の撮像装置10では、撮像部7による撮像処理に関する撮像処理パラメータであるISO感度、F値、および露光補正のパラメータが、押圧とフリックとを合わせたユーザーの操作に応じて変更されるパラメータである場合について説明した。しかし、ユーザーの操作に応じて変更されるパラメータの種類や数は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、画像処理部6による画像処理に関する画像処理パラメータであるホワイトバランス、シャープネス、画像の加工などに関するパラメータを、ユーザーの操作に応じて変更されるパラメータとした場合でも、同様に考えて適用することができる。
また、本第1の実施形態の撮像装置10では、撮像装置10の動作モード(本実施形態では、撮影モード)が設定されることによって、ユーザーによって行われる押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータ(本実施形態では、撮像処理パラメータ)が決定される場合について説明した。しかし、ユーザーによる操作に応じて変更されるパラメータの決定は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。すなわち、ユーザーによる操作に応じて変更されるパラメータは、撮像装置10の動作モードによって決定されるもののみではない。例えば、入力部2を操作することによって操作に応じて変更されるパラメータを切り替えるためのスイッチを備え、このスイッチを押下する毎に、撮像部7に設定する撮像処理パラメータ(例えば、ISO感度、露光時間、F値など)や、画像処理部6に設定する画像処理パラメータ(例えば、ノイズ低減度、画像精鋭度、コントラスト強度など)や、撮像装置10の各構成要素に設定するパラメータなど、操作に応じて変更されるパラメータの選択を、順次切り替える構成にすることもできる。なお、操作に応じて変更されるパラメータを切り替えるための構成や方法も、上述したスイッチを用いた方法に限定されるものではなく、例えば、ユーザーが入力部2を指で叩くタップ操作によって、操作に応じて変更されるパラメータの選択を、順次切り替える方法を適用することもできる。
また、本第1の実施形態の撮像装置10では、入力部2が検出したユーザーによる操作の情報を記録部4に保存し、制御部1が、記録部4に保存されている情報に基づいて、ユーザーからの撮像装置10の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する場合について説明した。しかし、ユーザーからの撮像装置10の設定や動作の変更指示の内容を解釈する方法は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、入力部2が検出したユーザーによる操作の情報を、逐次制御部1に通知し、制御部1が、通知された情報に基づいて、ユーザーからの撮像装置10の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する構成とすることもできる。
また、本第1の実施形態の撮像装置10では、入力部2が押下位置と押圧力とを検出し、制御部1が、検出された押下位置と押圧力とに基づいて、ユーザーによるフリック操作やその方向を判断する場合について説明した。しかし、フリック操作やフリック操作が行われた方向の判断は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、入力部2が、フリック操作が行われたか否かの判断と、フリック操作が行われた場合におけるフリック操作の方向の判断とを行う構成とすることもできる。この場合には、制御部1は、入力部2が検出したフリック操作やフリック操作が行われた方向に基づいて、以降の処理を行うこととなる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本第2の実施形態における情報処理装置の概略構成を示したブロック図である。図6に示した情報処理装置20は、制御部1と、入力部2と、表示部3と、記録部4と、パラメータ保持部5と、を備えている。図6に示した情報処理装置20は、画像を再生する機能を有する装置である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本第2の実施形態における情報処理装置の概略構成を示したブロック図である。図6に示した情報処理装置20は、制御部1と、入力部2と、表示部3と、記録部4と、パラメータ保持部5と、を備えている。図6に示した情報処理装置20は、画像を再生する機能を有する装置である。
なお、本第2の実施形態の情報処理装置20の各構成要素は、第1の実施形態の撮像装置10に備えた構成要素と同様の構成要素を含んでいる。従って、以下に説明する情報処理装置20の各構成要素の機能や動作を、第1の実施形態の撮像装置10に備えた対応する構成要素で実現することによって、本第2の実施形態の情報処理装置20と同様の機能や動作を、第1の実施形態の撮像装置10でも実現することができる。以下の説明においては、第1の実施形態の撮像装置10に備えた構成要素に対応する情報処理装置20の構成要素には、撮像装置10の構成要素と同一の符号を付与して説明する。
入力部2は、例えば、タッチパネルやタッチパッドなどの入力装置を備え、情報処理装置20の使用者(ユーザー)による操作を検出する。入力部2は、ユーザーが入力部2に対して行った押下(タッチ)操作の内、押下している位置(押下位置)と、押下した圧力(押圧力)とを検出し、検出した押下位置の情報と、押圧力の情報とを、記録部4に保存する。本第2の実施形態の情報処理装置20では、入力部2は、10段階の分解能で押圧力を検出することができるものとする。なお、入力部2が検出した押下位置および押圧力に基づいた情報処理装置20の設定や動作に関しては、後述する。
パラメータ保持部5は、情報処理装置20の設定や動作を定める各構成要素のパラメータの値を書き換える機能を有している。パラメータ保持部5は、各構成要素のパラメータの値(パラメータ値)を保持しており、制御部1からの制御によって、保持しているパラメータ値が変更されると、対応する構成要素に現在設定されているパラメータ値を、変更されたパラメータ値に更新(再設定)する。本第2の実施形態の情報処理装置20では、パラメータ保持部5は、情報処理装置20の設定や動作に関するパラメータ値を保持している。より具体的には、パラメータ保持部5は、表示部3に表示(再生)させる画像データを指定する再生画像パラメータ値と、表示部3に表示する、情報処理装置20の設定や動作の内容を事前にユーザーに通知するためのガイド情報を指定するガイド表示パラメータ値とを保持している。また、パラメータ保持部5は、ユーザーが行った入力部2の操作に応じて、制御部1が、ユーザーによる情報処理装置20の設定や動作の内容の解釈を行う際に参照される、後述する指示解釈用情報を切り替えるための解釈切り替えパラメータも保持している。
制御部1は、情報処理装置20内の各構成要素の制御を行う。また、制御部1は、入力部2が検出した押下位置および押圧力に基づいて、ユーザーが入力部2に対して行った操作の内容、すなわち、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。より具体的には、制御部1は、まず、入力部2が検出した押圧力と押下位置の両方または押下位置のみの変化量に基づいて、ユーザーの押下操作の移動方向を算出する。そして、制御部1は、算出した押下の移動方向と押圧力とに基づいて、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈し、解釈した内容に基づいて、情報処理装置20を変更指示の内容に応じた設定や動作に定める各構成要素のパラメータ値を導出する。また、制御部1は、押圧力に基づいて、表示部3に表示するガイド情報を把握し、そのガイド情報を表示部3に表示するガイド情報として指定するためのガイド表示パラメータの値を導出する。そして、制御部1は、導出した各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値を、パラメータ保持部5に保持する、すなわち、パラメータ保持部5に保持しているパラメータ値を変更する。なお、制御部1による各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値の導出においては、後述する指示解釈用情報が参照される。
また、制御部1は、記録部4に保存されている画像データに対して、撮影された順番を表すファイル番号の割り当てを行う。制御部1によるファイル番号の割り当ては、画像データ内の管理情報に含まれる撮影日時に基づいて行う。より具体的には、制御部1は、記録部4に保存されている全ての画像データの撮影日時を参照し、撮影日時が最も早い画像データから順番に、例えば、1、2、3、・・・というように、それぞれの画像データへのファイル番号の割り当てを行う。そして、制御部1は、割り当てたファイル番号を、それぞれの画像データ内の管理情報に付加する。
なお、本第2の実施形態の情報処理装置20を、第1の実施形態の撮像装置10で実現した場合、制御部1によるファイル番号の割り当ては、例えば、撮像装置10による撮影動作において順番に割り当てられるファイル番号で代用することもできる。
なお、本第2の実施形態の情報処理装置20では、パラメータ保持部5と制御部1とが異なる構成要素である場合の例を示しているが、例えば、パラメータ保持部5を制御部1内の構成要素であるレジスタとし、制御部1が情報処理装置20内の各構成要素のパラメータ値を更新する構成とすることもできる。また、例えば、パラメータ保持部5を情報処理装置20内の構成要素のそれぞれに備え、制御部1が各構成要素のパラメータ値を更新し、各構成要素は、それぞれに備えたパラメータ保持部5に保持されたパラメータ値に基づいて動作する構成とすることもできる。
記録部4は、制御部1からの制御に基づいて、情報処理装置20内の各構成要素による処理で使用されるデータを保存する。より具体的には、記録部4は、表示部3に表示(再生)する画像データを保存する。この画像データの管理情報には、撮影日時、制御部1が割り当てたファイル番号の他に、例えば、第1の実施形態の撮像装置10に備えた被写体認識部8または同等の機能を有する構成要素が検出した、被写体の情報を表す認識情報が含まれている。また、記録部4は、入力部2が検出した押下位置および押圧力の情報、パラメータ保持部5によって指定されるガイド情報の表示用データ(ガイド表示データ)、制御部1によって参照される指示解釈用情報を保存する。
なお、記録部4を、例えば、図示しないメモリカードなどの画像記録媒体を含んだ構成とし、例えば、第1の実施形態の撮像装置10によって記録された画像データ(被写体認識部8によって被写体の情報が付加されている)も、記録部4に保存している画像データとして扱う構成とすることもできる。
また、記録部4に保存している画像データは、ユーザーによって追加や削除を行うことができる。記録部4に保存している画像データが追加や削除された場合、制御部1は、追加や削除がされた後に記録部4に保存されている画像データに対して、再度ファイル番号の割り当てを行う。
表示部3は、画像データを表示する、例えば、液晶などの表示装置を備え、制御部1からの制御に基づいて、再生画像パラメータで指定された画像データを表示する。また、表示部3は、制御部1からの制御に基づいて、表示している画像データに、例えば、OSD(On−Screen Display)表示によって、ガイド表示パラメータで指定されたガイド表示データを重畳する。
本第2の実施形態の情報処理装置20では、入力部2(タッチパネル)と表示部3(液晶)とが一体に構成されているものとする。従って、ユーザーは、表示部3を押下することによって変わる表示の内容に基づいて、情報処理装置20の設定や動作を変更することができる。
<第1の再生動作>
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における第1の再生動作について説明する。ここでは、情報処理装置20の動作として、情報処理装置20が画像を再生する再生モードであるときに、ユーザーが、入力部2に対して押圧とフリックとを合わせた操作を行い、情報処理装置20が再生する画像を変更する場合について説明する。なお、以下の説明においては、記録部4には、すでに複数の画像データが保存されているものとする。また、記録部4に保存された画像データ内の管理情報には、画像データを生成(撮影)した年月日および時刻である撮影日時と、第1の実施形態の撮像装置10に備えた被写体認識部8によって検出された画像内の被写体に関する認識情報と、制御部1によって割り当てられたファイル番号とが、すでに含まれているものとする。
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における第1の再生動作について説明する。ここでは、情報処理装置20の動作として、情報処理装置20が画像を再生する再生モードであるときに、ユーザーが、入力部2に対して押圧とフリックとを合わせた操作を行い、情報処理装置20が再生する画像を変更する場合について説明する。なお、以下の説明においては、記録部4には、すでに複数の画像データが保存されているものとする。また、記録部4に保存された画像データ内の管理情報には、画像データを生成(撮影)した年月日および時刻である撮影日時と、第1の実施形態の撮像装置10に備えた被写体認識部8によって検出された画像内の被写体に関する認識情報と、制御部1によって割り当てられたファイル番号とが、すでに含まれているものとする。
まず、情報処理装置20に電源が投入されると、制御部1は、パラメータ保持部5のパラメータ値を、情報処理装置20が再生モードになる値にする。これにより、パラメータ保持部5は、各構成要素のパラメータ値を再生モードにおける初期値に更新(設定)する。この動作によって、情報処理装置20は再生モードになり、以降のユーザーによって行われる押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータが決定される。再生モードでは、再生画像パラメータが操作に応じて変更されるパラメータである。以下の説明においては、再生画像パラメータが操作に応じて変更されるパラメータである場合について説明する。再生画像パラメータは、表示部3に表示(再生)する画像データの保存場所(記録部4の記録領域)を表すパラメータである。
また、決定された操作に応じて変更される再生画像パラメータに応じて、制御部1がパラメータの値を導出する場合に参照する指示解釈用情報が決定される。指示解釈用情報は、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈するための情報であり、より具体的には、押圧力と表示部3に表示するガイド情報、および押圧力とフリック操作の方向と情報処理装置20の設定や動作とを関連付けた情報である。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20における第1の再生動作の指示解釈用情報について説明する。図7は、本第2の実施形態の情報処理装置20における第1の指示解釈用情報の一例を示した表である。図7に示した第1の指示解釈用情報の一例では、押圧力と表示部3に表示するガイド情報が関連付けられ、押圧力とフリック操作の方向と情報処理装置20の設定や動作とが関連付けられている。
より具体的には、上記に述べたように、本第2の実施形態の情報処理装置20では、入力部2が10段階の分解能で押圧力を検出する。そして、第1の指示解釈用情報には、図7に示したように、押圧力の段階に応じたガイド情報が関連付けられている。例えば、「1〜3」段階の押圧力には、「ガイド情報Fを表示」が、「4〜6」段階の押圧力には、「ガイド情報Gを表示」が、第1の指示解釈用情報によってそれぞれ関連付けられている。
また、第1の指示解釈用情報には、図7に示したように、押圧力と同じ段階の押圧力でフリック操作された方向に応じて、情報処理装置20の設定や動作の内容が、関連付けられている。なお、フリック操作の方向は、1つの方向(角度)のみではなく、ユーザーがフリック操作を行う際のブレを考慮して、予め定めた範囲の角度(図7に示した第1の指示解釈用情報の一例では、±75°)を1つの方向として認識するように設定されている。例えば、「1〜3」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「ファイル番号が1大きい画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「4〜6」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「195°〜345°(−90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「ファイル番号が10小さい画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「7〜10」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「ファイル番号が50大きい画像を表示」が関連付けられている。
その後、制御部1は、入力部2からユーザーによる操作が開始されたことを表す通知を受けると、記録部4に保存されている押圧力の情報を取得する。そして、制御部1は、決定された指示解釈用情報(第1の指示解釈用情報)を参照して、取得した押圧力に応じて表示部3に表示するガイド情報を把握し、そのガイド情報を表示部3に表示するガイド情報として指定するガイド表示パラメータの値(ガイド表示パラメータ値)を導出する。そして、制御部1は、パラメータ保持部5に保持しているガイド表示パラメータ値を、導出したガイド表示パラメータ値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、表示部3に現在設定されているガイド表示パラメータ値を、変更されたガイド表示パラメータ値に更新(再設定)する。そして、表示部3は、更新されたガイド表示パラメータ値で指定されたガイド情報を、現在表示している画像データに重畳して表示する。
ガイド情報は、上記に述べたように、本第2の実施形態の情報処理装置20の設定や動作の内容を事前にユーザーに通知するための情報である。ガイド情報は、現在の押圧力でフリック操作を行うと、フリック操作の方向によって情報処理装置20の設定や動作がどのように変更されるかを、ユーザーに提示する。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20における第1の再生動作のガイド情報の表示について説明する。図8は、本第2の実施形態の情報処理装置20における第1のガイド情報の表示の一例を示した図である。図8に示したガイド情報の表示の一例では、図7に示した第1の指示解釈用情報の一例におけるガイド表示パラメータ値に対応した、すなわち、押圧力の各段階に対応して記録部4に保存されているガイド表示データによるガイド情報の表示例を示している。なお、図8に示したガイド情報の表示の一例には、ユーザーが押下している位置に、ユーザーによる押下の強さ、すなわち、「押下力」を、円の大きさで模式的に示している。
図8(a)は、押圧力が「1〜3」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図8(a)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する画像を、表示部3に現在表示されている画像の1枚前後の画像に変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図8(a)に示したガイド情報の表示の一例において、ユーザーが押下している位置の左上の「1枚」表示によって、表示する画像を1枚毎に切り替えられることを把握し、ユーザーのフリック操作の方向によって、ファイル番号が1大きい画像またはファイル番号が1小さい画像が、表示部3に表示されることを把握することができる。
図8(b)は、押圧力が「4〜6」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図8(b)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、次に情報処理装置20に表示する画像を、表示部3に現在表示されている画像の10枚前後の画像に変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図8(b)に示したガイド情報の表示の一例において、ユーザーが押下している位置の左上の「10枚」表示によって、表示する画像を10枚毎に切り替えられることを把握し、ユーザーのフリック操作の方向によって、ファイル番号が10大きい画像またはファイル番号が10小さい画像が、表示部3に表示されることを把握することができる。
図8(c)は、押圧力が「7〜10」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図8(c)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、次に情報処理装置20に表示する画像を、表示部3に現在表示されている画像の50枚前後の画像に変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図8(c)に示したガイド情報の表示の一例において、ユーザーが押下している位置の左上の「50枚」表示によって、表示する画像を50枚毎に切り替えられることを把握し、ユーザーのフリック操作の方向によって、ファイル番号が50大きい画像またはファイル番号が50小さい画像が、表示部3に表示されることを把握することができる。
その後、制御部1は、記録部4に保存されている押圧力の情報および押下位置の情報を、さらに取得する。そして、制御部1は、取得した押圧力の情報および押下位置の情報に基づいて、ユーザーによってフリック操作が行われたか否かを判断する。なお、フリック操作が行われたか否かの判断方法、およびフリック操作の方向の判断方法は、第1の実施形態の撮像装置10に備えた制御部1における判断方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。
上述したフリック操作が行われたか否かの判断において、フリック操作が行われたと判断された場合、制御部1は、押圧力とフリック操作の方向とから、第1の指示解釈用情報を参照して、情報処理装置20の設定や動作の変更指示の内容を把握する。そして、制御部1は、把握した内容に基づいて、情報処理装置20を変更指示の内容に応じた設定や動作にするパラメータ値を導出する。そして、制御部1は、パラメータ保持部5に保持している対応するパラメータ値を、導出したパラメータ値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、情報処理装置20内の各構成要素に現在設定されているパラメータ値を、変更されたパラメータ値に更新(再設定)する。上記に述べたような動作によって、情報処理装置20内の設定や動作の変更を完了する。
また、上述したフリック操作が行われたか否かの判断において、フリック操作が行われていないと判断された場合には、制御部1は、押圧力の情報および押下位置の情報の取得と、第1の指示解釈用情報からのガイド表示パラメータ値の導出およびパラメータ保持部5に保持しているパラメータ値の変更とを繰り返す。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20においてフリック操作が行われた場合の第1の再生動作の具体例について説明する。情報処理装置20において、押圧力が1〜3で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合、制御部1は、ユーザーによって「ファイル番号が1大きい画像を表示」する変更指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、この変更指示の内容に応じて、表示部3に現在表示している画像データのファイル番号に、1を加えたファイル番号を、次に表示部3に表示する画像データのファイル番号とした再生画像パラメータの値を導出し、パラメータ保持部5に保持している再生画像パラメータのパラメータ値を、導出した再生画像パラメータの値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、表示部3に現在設定されている情報処理装置20が表示(再生)する画像データを指定するパラメータ値を、変更された再生画像パラメータの値に更新(再設定)する。このような動作によって、情報処理装置20に現在表示されている画像の1枚後の画像が、表示部3に表示される。
同様に、情報処理装置20において、押圧力が4〜6で、−90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されている画像の10枚前の画像が表示部3に表示され、押圧力が7〜10で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されている画像の50枚後の画像が表示部3に表示される。
上記に述べたとおり、本第1の再生動作では、第1の指示解釈用情報を参照し、ユーザーが入力部2に対して行った押圧とフリック操作とに基づいて、ユーザーからの表示部3に表示する画像についての変更指示の内容を解釈して、次の画像データを表示部3に表示することができる。また、本第1の再生動作では、次の画像データの指示を、ファイル番号の観点から行うことができ、複数の指示方法から選択することができるため、ユーザーの操作性を向上することができる。
なお、本第1の再生動作では、図8に示したように、次に表示する画像が、現在表示されている画像の何枚前後の画像であるかのみを提示し、フリック操作の方向によって、現在表示されている画像の前の画像または後の画像のいずれの画像を表示するかを提示していないガイド情報の一例について説明した。しかし、ガイド情報が事前にユーザーに通知する情報処理装置20の設定や動作の内容は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、図8に示した、現在表示されている画像の何枚前後の画像であるかの情報に加えて、ユーザーが押下している位置に左右方向の「矢印」と「コメント」を表示することによって、フリック操作の方向によって前の画像または後の画像のいずれの画像を表示するかを表す情報を、ガイド情報としてユーザーに事前に通知する構成とすることもできる。
<第2の再生動作>
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における第2の再生動作について説明する。ここでは、制御部1が各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値を導出する際に参照される指示解釈用情報として、第2の指示解釈用情報が選択された場合について説明する。なお、第2の再生動作と第1の再生動作との違いは、指示解釈用情報が異なることによる動作の違いのみである。すなわち、情報処理装置20の再生モードへの設定や、情報処理装置20の設定や動作を定める押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータが決定される動作は、第1の再生動作と同様である。従って、第1の再生動作と同様の動作に関する詳細な説明は、省略する。
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における第2の再生動作について説明する。ここでは、制御部1が各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値を導出する際に参照される指示解釈用情報として、第2の指示解釈用情報が選択された場合について説明する。なお、第2の再生動作と第1の再生動作との違いは、指示解釈用情報が異なることによる動作の違いのみである。すなわち、情報処理装置20の再生モードへの設定や、情報処理装置20の設定や動作を定める押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータが決定される動作は、第1の再生動作と同様である。従って、第1の再生動作と同様の動作に関する詳細な説明は、省略する。
図9は、本第2の実施形態の情報処理装置20における第2の指示解釈用情報の一例を示した表である。図9に示した第2の指示解釈用情報の一例では、押圧力と表示部3に表示するガイド情報が関連付けられ、押圧力とフリック操作の方向と情報処理装置20の設定や動作が関連付けられている。
より具体的には、第2の指示解釈用情報には、図9に示したように、押圧力の段階に応じたガイド情報が関連付けられている。例えば、「1〜3」段階の押圧力には、「ガイド情報Iを表示」が、「4〜6」段階の押圧力には、「ガイド情報Jを表示」が、第2の指示解釈用情報によってそれぞれ関連付けられている。
また、第2の指示解釈用情報には、図9に示したように、押圧力と同じ段階の押圧力でフリック操作された方向に応じて、情報処理装置20の設定や動作の内容が、関連付けられている。なお、フリック操作の方向は、1つの方向(角度)のみではなく、ユーザーがフリック操作を行う際のブレを考慮して、予め定めた範囲の角度(図9に示した第2の指示解釈用情報の一例では、±75°)を1つの方向として認識するように設定されている。例えば、「1〜3」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「すでに表示されている画像より、撮影日が1日以上後で、最も早く撮影された画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「4〜6」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「195°〜345°(−90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「すでに表示されている画像より、撮影日が1ヶ月以上前で、最も早く撮影された画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「7〜10」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「すでに表示されている画像より、撮影日が1年以上後で、最も早く撮影された画像を表示」が関連付けられている。
制御部1は、入力部2が検出した押圧力の情報に基づいて、第2の指示解釈用情報を参照し、第1の再生動作と同様に、パラメータ保持部5に保持しているガイド表示パラメータ値を変更する。これにより、パラメータ保持部5は、第1の再生動作と同様に、表示部3に現在設定されているガイド表示パラメータ値を更新(再設定)し、表示部3は、更新されたガイド表示パラメータ値で指定されたガイド情報を、現在表示している画像データに重畳して表示する。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20における第2の再生動作のガイド情報の表示について説明する。図10は、本第2の実施形態の情報処理装置20における第2のガイド情報の表示の一例を示した図である。図10に示したガイド情報の表示の一例では、図9に示した第2の指示解釈用情報の一例におけるガイド表示パラメータ値に対応した、すなわち、押圧力の各段階に対応して記録部4に保存されているガイド表示データによるガイド情報の表示例を示している。なお、図10に示したガイド情報の表示の一例には、ユーザーが押下している位置に、ユーザーによる押下の強さ、すなわち、「押下力」を、円の大きさで模式的に示している。
図10(a)は、押圧力が「1〜3」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図10(a)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する画像を、表示部3に現在表示されている画像の1日後の画像または1日前の画像に変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図10(a)に示したガイド情報の表示の一例における右上の年月日の表示の内、「日」に対応する部分を強調した表示にすることによって、表示する画像を撮影日の単位で変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される左右方向の「矢印」と「コメント」の表示によって、フリック操作の方向によって、異なる撮影日の画像に変更できることを把握することができる。
図10(b)は、押圧力が「4〜6」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図10(b)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する画像を、表示部3に現在表示されている画像の1ヶ月後の画像または1ヶ月前の画像に変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図10(b)に示したガイド情報の表示の一例における右上の年月日の表示の内、「月」に対応する部分を強調した表示にすることによって、表示する画像を撮影月の単位で変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される左右方向の「矢印」と「コメント」の表示によって、フリック操作の方向によって、異なる撮影月の画像に変更できることを把握することができる。
図10(c)は、押圧力が「7〜10」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図10(c)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する画像を、表示部3に現在表示されている画像の1年後の画像または1年前の画像に変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図10(c)に示したガイド情報の表示の一例における右上の年月日の表示の内、「年」に対応する部分を強調した表示にすることによって、表示する画像を撮影年の単位で変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される左右方向の「矢印」と「コメント」の表示によって、フリック操作の方向によって、異なる撮影年の画像に変更できることを把握することができる。
制御部1は、記録部4に保存されている押圧力の情報および押下位置の情報を、さらに取得し、取得した押圧力の情報および押下位置の情報に基づいて、ユーザーによってフリック操作が行われたか否かを判断する。なお、フリック操作が行われたか否かの判断方法、およびフリック操作の方向の判断方法は、第1の実施形態の撮像装置10に備えた制御部1における判断方法、および第1の再生動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、フリック操作が行われていないと判断された場合の動作も、第1の実施形態の撮像装置10に備えた制御部1における判断方法、および第1の再生動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
フリック操作が行われたと判断された場合、制御部1は、押圧力とフリック操作の方向とから、第2の指示解釈用情報を参照して、第1の再生動作と同様に、情報処理装置20を変更指示の内容に応じた設定や動作にするパラメータ値を導出し、パラメータ保持部5に保持している対応するパラメータ値を変更する。これにより、パラメータ保持部5は、第1の再生動作と同様に、情報処理装置20内の各構成要素に現在設定されているパラメータ値を更新(再設定)し、情報処理装置20内の各構成要素の設定や動作の変更を完了する。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20においてフリック操作が行われた場合の第2の再生動作の具体例について説明する。情報処理装置20において、押圧力が1〜3で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合、制御部1は、ユーザーによって「すでに表示されている画像より、撮影日が1日以上後で、最も早く撮影された画像を表示」する変更指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、この変更指示の内容に応じて、記録部4に保存された画像データ内の管理情報に含まれる撮影日時を参照し、表示部3に現在表示している画像データの撮影日より、1日以上後の撮影日である画像データの内、最も早く撮影された画像データを、次に表示部3に表示する画像データとした再生画像パラメータの値を導出し、パラメータ保持部5に保持している再生画像パラメータのパラメータ値を、導出した再生画像パラメータの値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、表示部3に現在設定されている情報処理装置20が表示(再生)する画像データを指定するパラメータ値を、変更された再生画像パラメータの値に更新(再設定)する。このような動作によって、情報処理装置20に現在表示されている画像より、撮影日が1日以上後で、最も早く撮影された画像が、表示部3に表示される。
同様に、情報処理装置20において、押圧力が4〜6で、−90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されている画像より撮影日が1ヶ月以上前で、最も早く撮影された画像が表示部3に表示され、押圧力が7〜10で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されている画像より撮影日が1年以上後で、最も早く撮影された画像が表示部3に表示される。
上記に述べたとおり、本第2の再生動作では、第2の指示解釈用情報を参照し、ユーザーが入力部2に対して行った押圧とフリック操作とに基づいて、ユーザーからの表示部3に表示する画像についての変更指示の内容を解釈して、次の画像データを表示部3に表示することができる。また、本第2の再生動作では、次の画像データの指示を、撮影日の観点から行うことができ、複数の指示方法から選択することができるため、ユーザーの操作性を向上することができる。
なお、本第2の再生動作において撮影日を変更する場合、図9の第2の指示解釈用情報の一例では、例えば、現在表示されている画像より撮影日が1日以上前または後で、最も早く撮影されている画像、すなわち、1日以上前または後の撮影日である画像データの内時刻が最も早い画像を、次に表示する画像としている。しかし、次に表示する画像は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、現在表示されている画像より撮影日が1日以上前または後で、時刻が現在表示されている画像に最も近い画像、すなわち、1日以上前または後の撮影日で、同様の時刻に撮影された画像を、次に表示する画像とすることもできる。
<第3の再生動作>
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における第3の再生動作について説明する。ここでは、制御部1が各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値を導出する際に参照される指示解釈用情報として、第3の指示解釈用情報が選択された場合について説明する。なお、第3の再生動作と、第1の再生動作および第2の再生動作との違いは、指示解釈用情報が異なることによる動作の違いのみである。すなわち、情報処理装置20の再生モードへの設定や、情報処理装置20の設定や動作を定める押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータが決定される動作は、第1の再生動作および第2の再生動作と同様である。従って、第1の再生動作および第2の再生動作と同様の動作に関する詳細な説明は、省略する。
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における第3の再生動作について説明する。ここでは、制御部1が各構成要素のパラメータ値およびガイド表示パラメータ値を導出する際に参照される指示解釈用情報として、第3の指示解釈用情報が選択された場合について説明する。なお、第3の再生動作と、第1の再生動作および第2の再生動作との違いは、指示解釈用情報が異なることによる動作の違いのみである。すなわち、情報処理装置20の再生モードへの設定や、情報処理装置20の設定や動作を定める押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータが決定される動作は、第1の再生動作および第2の再生動作と同様である。従って、第1の再生動作および第2の再生動作と同様の動作に関する詳細な説明は、省略する。
なお、以下の説明においては、記録部4に保存されている全ての画像データ内の管理情報に含まれる被写体の認識情報に基づいて、被写体の優先順位がすでに設定されているものとする。被写体の優先順位は、例えば、ユーザーに被写体の認識情報を提示することによって、事前にユーザーが優先順位を決定することができる。また、例えば、記録部4に保存されている全ての画像データに含まれる全ての被写体の認識情報の中で、同一の認識情報が多い順に優先順位を決定することもできる。
図11は、本第2の実施形態の情報処理装置20における第3の指示解釈用情報の一例を示した表である。図11に示した第3の指示解釈用情報の一例では、押圧力と表示部3に表示するガイド情報が関連付けられ、押圧力とフリック操作の方向と情報処理装置20の設定や動作が関連付けられている。なお、第3の指示解釈用情報の一例では、被写体の認識情報として、人物の顔の認識情報(以下、「顔認識情報」という)が、情報処理装置20の再生画像パラメータのパラメータ値として関連付けられているものとする。そして、顔認識情報の優先順位は、Aさん>Bさん>Cさんであるものとする。
より具体的には、第3の指示解釈用情報には、図11に示したように、押圧力の段階に応じたガイド情報が関連付けられている。例えば、「1〜3」段階の押圧力には、「ガイド情報Lを表示」が、「4〜6」段階の押圧力には、「ガイド情報Mを表示」が、第3の指示解釈用情報によってそれぞれ関連付けられている。
また、第3の指示解釈用情報には、図11に示したように、押圧力と同じ段階の押圧力でフリック操作された方向に応じて、情報処理装置20の設定や動作の内容が、関連付けられている。なお、フリック操作の方向は、1つの方向(角度)のみではなく、ユーザーがフリック操作を行う際のブレを考慮して、予め定めた範囲の角度(図11に示した第3の指示解釈用情報の一例では、±75°)を1つの方向として認識するように設定されている。例えば、「1〜3」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、ユーザーの指示内容として「撮影日がすでに表示されている画像より後で、Aさんが写っている最も撮影日が近い画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「4〜6」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「195°〜345°(−90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「撮影日がすでに表示されている画像より前で、Bさんが写っている最も撮影日が近い画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「7〜10」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「撮影日がすでに表示されている画像より後で、Cさんが写っている最も撮影日が近い画像を表示」が関連付けられている。
制御部1は、入力部2が検出した押圧力の情報に基づいて、第3の指示解釈用情報を参照し、第1の再生動作および第2の再生動作と同様に、パラメータ保持部5に保持しているガイド表示パラメータ値を変更する。これにより、パラメータ保持部5は、第1の再生動作および第2の再生動作と同様に、表示部3に現在設定されているガイド表示パラメータ値を更新(再設定)し、表示部3は、更新されたガイド表示パラメータ値で指定されたガイド情報を、現在表示している画像データに重畳して表示する。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20における第3の再生動作のガイド情報の表示について説明する。図12は、本第2の実施形態の情報処理装置20における第3のガイド情報の表示の一例を示した図である。図12に示したガイド情報の表示の一例では、図11に示した第3の指示解釈用情報の一例におけるガイド表示パラメータ値に対応した、すなわち、押圧力の各段階に対応して記録部4に保存されているガイド表示データによるガイド情報の表示例を示している。なお、図12に示したガイド情報の表示の一例には、ユーザーが押下している位置に、ユーザーによる押下の強さ、すなわち、「押下力」を、円の大きさで模式的に示している。
図12(a)は押圧力が「1〜3」段階である場合、図12(b)は押圧力が「4〜6」段階である場合、図12(c)は押圧力が「7〜10」段階である場合にそれぞれ表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図12(a)〜(c)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する画像を、現在表示されている画像の前後に撮影された同じ顔認識情報を含んでいる画像に変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図12(a)〜(c)に示したガイド情報の表示の一例における左上の「顔画像」表示によって、表示する画像を、同じ顔認識情報を含んでいる画像に変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される左右方向の「矢印」の表示によって、フリック操作の方向によって、表示部3に現在表示されている画像よりも前または後に撮影された画像で、同じ顔認識情報を含んでいる画像に変更できることを把握することができる。
制御部1は、記録部4に保存されている押圧力の情報および押下位置の情報を、さらに取得し、取得した押圧力の情報および押下位置の情報に基づいて、ユーザーによってフリック操作が行われたか否かを判断する。なお、フリック操作が行われたか否かの判断方法、およびフリック操作の方向の判断方法は、第1の実施形態の撮像装置10に備えた制御部1における判断方法、第1の再生動作、および第2の再生動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、フリック操作が行われていないと判断された場合の動作も、第1の実施形態の撮像装置10に備えた制御部1における判断方法、第1の再生動作、および第2の再生動作と同様であるため、詳細な説明は省略する。
フリック操作が行われたと判断された場合、制御部1は、押圧力とフリック操作の方向とから、第3の指示解釈用情報を参照して、第1の再生動作および第2の再生動作と同様に、情報処理装置20を変更指示の内容に応じた設定や動作にするパラメータ値を導出し、パラメータ保持部5に保持している対応するパラメータ値を変更する。これにより、パラメータ保持部5は、第1の再生動作および第2の再生動作と同様に、情報処理装置20内の各構成要素に現在設定されているパラメータ値を更新(再設定)し、情報処理装置20内の設定や動作の変更を完了する。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20においてフリック操作が行われた場合の第3の再生動作の具体例について説明する。情報処理装置20において、押圧力が1〜3で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合、制御部1は、ユーザーによって「撮影日がすでに表示されている画像より後で、Aさんが写っている最も撮影日が近い画像を表示」する変更指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、この変更指示の内容に応じて、記録部4に保存された画像データ内の管理情報に含まれる被写体の認識情報(本第3の再生動作では、顔認識情報)と撮影日時とを参照し、表示部3に現在表示している画像データより後の撮影日時の画像データで、同じ顔認識情報(本第3の再生動作では、Aさん)を含んでいる画像データの内、最も撮影日時が近い画像データを、次に表示部3に表示する画像データとした再生画像パラメータの値を導出し、パラメータ保持部5に保持している再生画像パラメータのパラメータ値を、導出した再生画像パラメータの値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、表示部3に現在設定されている情報処理装置20が表示(再生)する画像データを指定するパラメータ値を、変更された再生画像パラメータの値に更新(再設定)する。このような動作によって、情報処理装置20に現在表示されている画像より後に撮影された画像で、「Aさん」が写っている最も撮影日時が近い画像が、表示部3に表示される。
同様に、情報処理装置20において、押圧力が4〜6で、−90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されている画像より前に撮影された画像で、「Bさん」が写っている最も撮影日時が近い画像が表示部3に表示され、押圧力が7〜10で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されている画像より後に撮影された画像で、「Cさん」が写っている最も撮影日時が近い画像が表示部3に表示される。
上記に述べたとおり、本第3の再生動作では、第3の指示解釈用情報を参照し、ユーザーが入力部2に対して行った押圧とフリック操作とに基づいて、ユーザーからの表示部3に表示する画像についての変更指示の内容を解釈して、次の画像データを表示部3に表示することができる。また、本第3の再生動作では、次の画像データの指示を、被写体の認識情報の観点から行うことができ、複数の指示方法から選択することができるため、ユーザーの操作性を向上することができる。
なお、本第3の再生動作において撮影日を変更する場合、図11の第3の指示解釈用情報の一例では、例えば、撮影日がすでに表示されている画像より前または後で、Aさんが写っている最も撮影日が近い画像、すなわち、Aさんが写っている前または後の画像を、次に表示する画像としている。しかし、次に表示する画像は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、撮影日がすでに表示されている画像より1日以上前または後の撮影日で、Aさんが写っている画像を、次に表示する画像とすることもできる。
<指示解釈用情報の切り替え方法>
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における指示解釈用情報の切り替え方法について説明する。上記に述べたように、本第2の実施形態の情報処理装置20では、第1〜第3の指示解釈用情報のいずれか1つの指示解釈用情報を参照することによって、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。そのため、情報処理装置20は、第1〜第3の指示解釈用情報の内、いずれの指示解釈用情報を選択するための構成、すなわち、指示解釈用情報を、第1〜第3の指示解釈用情報いずれか1つの指示解釈用情報に切り替える構成を備えている。
次に、本第2の実施形態の情報処理装置20における指示解釈用情報の切り替え方法について説明する。上記に述べたように、本第2の実施形態の情報処理装置20では、第1〜第3の指示解釈用情報のいずれか1つの指示解釈用情報を参照することによって、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。そのため、情報処理装置20は、第1〜第3の指示解釈用情報の内、いずれの指示解釈用情報を選択するための構成、すなわち、指示解釈用情報を、第1〜第3の指示解釈用情報いずれか1つの指示解釈用情報に切り替える構成を備えている。
本第2の実施形態の情報処理装置20において、指示解釈用情報を切り替える構成は、 例えば、入力部2に、指示解釈用情報を切り替えるための専用のスイッチを備え、このスイッチを押下する毎に、指示解釈用情報が切り替かわる構成が考えられる。この構成の場合、制御部1は、入力部2からユーザーによってスイッチが押下されたことを表す通知を受ける毎に、ユーザーによって「指示解釈用情報を切り替える」指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、指示解釈用情報を切り替える指示がされたと解釈する毎に、参照する指示解釈用情報を、例えば、第1の指示解釈用情報→第2の指示解釈用情報→第3の指示解釈用情報→第1の指示解釈用情報というように、順次切り替える。
なお、情報処理装置20における指示解釈用情報を切り替えるための構成や方法は、上述したスイッチを用いた方法に限定されるものではなく、例えば、ユーザーが入力部2を指で叩くタップ操作によって、情報処理装置20の設定や動作を変更する際に参照される指示解釈用情報の選択を、順次切り替える方法を適用することもできる。
また、情報処理装置20における指示解釈用情報を、例えば、スイッチやタップ操作によって、指示解釈用情報の単位で切り替える方法に限定されるものではなく、例えば、押圧力によって指示解釈用情報を切り替える構成とすることもできる。すなわち、情報処理装置20では、次に表示する画像の選択を、枚数、年月日、顔認識情報のいずれか1つの条件で指示する場合の指示解釈用情報の切り替え方法として、押圧力を使用することができる。
ここで、本第2の実施形態の情報処理装置20において、押圧力によって指示解釈用情報を切り替える場合の一例について説明する。図13は、本第2の実施形態の情報処理装置20における別の指示解釈用情報の一例を示した表である。図13に示した指示解釈用情報の一例では、第1〜第3の指示解釈用情報を押圧力によって切り替える場合と同様の指示解釈用情報を示している。すなわち、図13に示した指示解釈用情報の一例では、押圧力と表示部3に表示するガイド情報が関連付けられ、押圧力とフリック操作の方向と情報処理装置20の設定や動作が関連付けられている。
より具体的には、図13に示した指示解釈用情報には、「1〜3」段階の押圧力に、「ガイド情報Oを表示」が関連付けられている。また、「4〜6」段階の押圧力に、「ガイド情報Pを表示」が関連付けられている。また、「7〜10」段階の押圧力に、「ガイド情報Qを表示」が関連付けられている。
また、図13に示した指示解釈用情報には、押圧力と同じ段階の押圧力でフリック操作された方向に応じて、情報処理装置20の設定や動作の内容が、それぞれ関連付けられている。なお、フリック操作の方向は、1つの方向(角度)のみではなく、ユーザーがフリック操作を行う際のブレを考慮して、予め定めた範囲の角度(図13に示した指示解釈用情報の一例では、±22.5°)を1つの方向として認識するように設定されている。例えば、「1〜3」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「22.5°〜67.5°(45°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「ファイル番号が1大きい画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「4〜6」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「67.5°〜112.5°(90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「すでに表示されている画像より、撮影日が1ヶ月以上後で、最も早く撮影された画像を表示」が関連付けられている。また、例えば、「7〜10」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「112.5°〜157.5°(135°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「撮影日がすでに表示されている画像より後で、Cさんが写っている最も撮影日が近い画像を表示」が関連付けられている。
図14は、本第2の実施形態の情報処理装置20におけるガイド情報の表示の別の一例を示した図である。図14に示したガイド情報の表示の一例では、図13に示した指示解釈用情報の一例におけるガイド表示パラメータ値に対応した、すなわち、次に表示する画像を、枚数、年月日、顔認識情報のいずれか1つの条件で指示するためのガイド表示データによるガイド情報の表示例を示している。つまり、図14に示したガイド情報の表示の一例では、第1〜第3の指示解釈用情報を押圧力によって切り替える場合と同様のガイド情報の表示例を示している。なお、図14に示したガイド情報の表示の一例には、ユーザーが押下している位置に、ユーザーによる押下の強さ、すなわち、「押下力」を、円の大きさで模式的に示している。
図14(a)は、押圧力が「1〜3」段階である場合に表示される、次に表示する画像を枚数で選択するためのガイド情報の一例を示している。図14(a)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する画像を、枚数の単位で変更できることを、事前に把握することができる。そして、ユーザーは、いずれの方向にフリック操作を行うと、現在表示されている画像の何枚分前後した画像に変更できるかを、事前に把握することができる。
より具体的には、図14(a)に示したガイド情報の表示の一例において、ユーザーが押下している位置に表示される放射状の「矢印」と「数字」との表示によって、表示部3に表示する画像を、画像の枚数の単位で変更できることを把握することができる。
図14(b)は、押圧力が「4〜6」段階である場合に表示される、次に表示する画像を年月日で選択するためのガイド情報の一例を示している。図14(b)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、次に情報処理装置20に表示する画像を、撮影日、撮影月、または撮影年の単位で変更できることを、事前に把握することができる。そして、ユーザーは、いずれの方向にフリック操作を行うと、現在表示されている画像の撮影日からどれくらいの期間前後した画像に変更できるかを、事前に把握することができる。
より具体的には、図14(b)に示したガイド情報の表示の一例において、ユーザーが押下している位置に表示される放射状の「矢印」と「コメント」との表示によって、表示部3に表示する画像を、撮影日、撮影月、または撮影年の単位で変更できることを把握することができる。
図14(c)は、押圧力が「7〜10」段階である場合に表示される、次に表示する画像を顔認識情報で選択するためのガイド情報の一例を示している。図14(c)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、次に情報処理装置20に表示する画像を、顔認識情報で変更できることを、事前に把握することができる。そして、ユーザーは、いずれの方向にフリック操作を行うと、現在表示されている画像の前後に撮影された、いずれの顔認識情報を含んでいる画像に変更できるかを、事前に把握することができる。
より具体的には、図14(c)に示したガイド情報の表示の一例において、ユーザーが押下している位置に表示される放射状の「矢印」と「顔画像」との表示によって、表示部3に表示する画像を、選択した顔認識情報と同じ顔認識情報を含んでいる画像に変更できることを把握することができる。
上記に述べたとおり、本第2の実施形態の情報処理装置20では、第1〜第3の指示解釈用情報を参照し、ユーザーが入力部2に対して押圧とフリック操作とを行った際の押圧力とフリック操作の方向とに基づいて、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。これにより、ユーザーは、情報処理装置20の多種多様なパラメータの設定を、直感的な操作で、すばやく行うことができる。
なお、本第2の実施形態の情報処理装置20では、次に表示する画像の選択を、枚数、年月日、顔認識情報のいずれか1つの条件で指示する場合について説明した。しかし、ユーザーが変更を指示するパラメータの種類や数は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。
また、本第2の実施形態の情報処理装置20では、入力部2が検出したユーザーによる操作の情報を記録部4に保存し、制御部1が、記録部4に保存されている情報に基づいて、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する場合について説明した。しかし、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作の変更指示の内容を解釈する方法は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、入力部2が検出したユーザーによる操作の情報を、逐次制御部1に通知し、制御部1が、通知された情報に基づいて、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作の変更指示の内容を解釈する構成とすることもできる。
また、本第2の実施形態の情報処理装置20では、入力部2が押下位置と押圧力とを検出し、制御部1が、検出された押下位置と押圧力とに基づいて、ユーザーによるフリック操作やその方向を判断する場合について説明した。しかし、フリック操作やフリック操作が行われた方向の判断は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、入力部2が、フリック操作が行われたか否かの判断と、フリック操作が行われた場合におけるフリック操作の方向の判断とを行う構成とすることもできる。この場合には、制御部1は、入力部2が検出したフリック操作やフリック操作が行われた方向に基づいて、以降の処理を行うこととなる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本第3の実施形態の情報処理装置は、動画像を再生する装置である。本第3の実施形態の情報処理装置と、第2の実施形態の情報処理装置20との違いは、表示(再生)する画像データが、静止画の画像データから動画の画像データに変わっていることのみである。従って、本第3の実施形態の情報処理装置の構成は、図6に示した第2の実施形態の情報処理装置20を同様の構成である。本第3の実施形態の情報処理装置の説明においては、図6に示した第2の実施形態の情報処理装置20が動画の画像データを表示(再生)するものとして説明を行い、第2の実施形態の情報処理装置20の構成要素と同一の符号を用いて説明する。なお、第2の実施形態の情報処理装置20の構成要素と同様の動作を行う、本第3の実施形態の情報処理装置の構成要素の動作に関しては、詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本第3の実施形態の情報処理装置は、動画像を再生する装置である。本第3の実施形態の情報処理装置と、第2の実施形態の情報処理装置20との違いは、表示(再生)する画像データが、静止画の画像データから動画の画像データに変わっていることのみである。従って、本第3の実施形態の情報処理装置の構成は、図6に示した第2の実施形態の情報処理装置20を同様の構成である。本第3の実施形態の情報処理装置の説明においては、図6に示した第2の実施形態の情報処理装置20が動画の画像データを表示(再生)するものとして説明を行い、第2の実施形態の情報処理装置20の構成要素と同一の符号を用いて説明する。なお、第2の実施形態の情報処理装置20の構成要素と同様の動作を行う、本第3の実施形態の情報処理装置の構成要素の動作に関しては、詳細な説明を省略する。
上記に述べたように、本第3の実施形態の情報処理装置の構成要素は、第2の実施形態の情報処理装置20の構成要素と同様である。つまり、本第3の実施形態の情報処理装置の各構成要素も、第1の実施形態の撮像装置10に備えた構成要素と同様の構成要素を含んでいる。従って、以下に説明する本第3の実施形態の情報処理装置20の各構成要素の機能や動作を、第1の実施形態の撮像装置10に備えた対応する構成要素で実現することによって、本第3の実施形態の情報処理装置20と同様の機能や動作を、第1の実施形態の撮像装置10でも実現することができる。
本第3の実施形態の情報処理装置20では、パラメータ保持部5は、情報処理装置20の動画再生動作に関するパラメータ値を保持している。より具体的には、パラメータ保持部5は、表示部3に表示(再生)させる動画の画像データ(以下、「動画像データ」という)のフレームを指定する再生フレームパラメータ値と、表示部3に表示する、情報処理装置20の設定や動作の内容を事前にユーザーに通知するためのガイド情報を指定するガイド表示パラメータ値とを保持している。
本第3の実施形態の情報処理装置20でも同様に、制御部1は、情報処理装置20内の各構成要素の制御を行う。また、制御部1は、入力部2が検出した押下位置および押圧力に基づいて、後述する指示解釈用情報が参照して、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈し、情報処理装置20を変更指示の内容に応じた設定や動作に定める各構成要素のパラメータ値を導出する。また、ガイド表示パラメータの値を導出する。
また、制御部1は、動画像データ内の特定のフレームの位置を、記録部4に保存されている動画像データの全体から特定する。このフレームの位置を特定する機能(フレーム特定機能)は、一般的な既存の動画再生用アプリケーションが有している機能と同様である。
本第3の実施形態の情報処理装置20でも同様に、記録部4は、制御部1からの制御に基づいて、情報処理装置20内の各構成要素による処理で使用されるデータを保存する。ただし、本第3の実施形態の情報処理装置20では、記録部4は、第2の実施形態において保持していた画像データの代わりに、表示部3に表示(再生)する動画像データを保存する。
本第3の実施形態の情報処理装置20では、表示部3は、制御部1からの制御に基づいて、再生フレームパラメータで指定された動画像データを表示する。また、本第3の実施形態の情報処理装置20でも同様に、表示部3は、制御部1からの制御に基づいて、表示している動画像データに、例えば、OSD(On−Screen Display)表示によって、ガイド表示パラメータで指定されたガイド表示データを重畳する。
本第3の実施形態の情報処理装置20でも、入力部2(タッチパネル)と表示部3(液晶)とが一体に構成されているものとする。従って、ユーザーは、表示部3を押下することによって変わる表示の内容に基づいて、情報処理装置20の設定や動作を変更することができる。
次に、本第3の実施形態の情報処理装置20における動画の再生動作について説明する。ここでは、情報処理装置20の動画の再生動作として、情報処理装置20が動画像を再生する動画再生モードであるときに、ユーザーが、入力部2に対して押圧とフリックとを合わせた操作を行い、情報処理装置20が再生する動画像のフレームを変更する場合について説明する。なお、以下の説明においては、記録部4には、すでに動画像データが保存されているものとする。
まず、本第3の実施形態の情報処理装置20に電源が投入されると、制御部1は、パラメータ保持部5のパラメータ値を、情報処理装置20が動画再生モードになる値にする。これにより、パラメータ保持部5は、各構成要素のパラメータ値を動画再生モードにおける初期値に更新(設定)する。この動作によって、情報処理装置20は動画再生モードになり、以降のユーザーによって行われる押圧とフリックとを合わせた操作に応じて変更されるパラメータが決定される。動画再生モードでは、再生フレームパラメータが操作に応じて変更されるパラメータである。以下の説明においては、再生フレームパラメータが操作に応じて変更されるパラメータである場合について説明する。再生フレームパラメータは、表示部3に表示(再生)する動画像データの保存場所(記録部4の記録領域)を表すパラメータである。
また、決定された操作に応じて変更される再生フレームパラメータに応じて、制御部1がパラメータの値を導出する場合に参照する指示解釈用情報が決定される。指示解釈用情報は、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈するための情報であり、より具体的には、押圧力と表示部3に表示するガイド情報、および押圧力とフリック操作の方向と情報処理装置20の設定や動作とを関連付けた情報である。
ここで、本第3の実施形態の情報処理装置20における動画の再生動作の指示解釈用情報について説明する。図15は、本第3の実施形態の情報処理装置20における指示解釈用情報の一例を示した表である。図15に示した指示解釈用情報の一例では、押圧力と表示部3に表示するガイド情報が関連付けられ、押圧力とフリック操作の方向と情報処理装置20の設定や動作とが関連付けられている。
より具体的には、本第3の実施形態の情報処理装置20でも、入力部2が10段階の分解能で押圧力を検出する。そして、指示解釈用情報には、図15に示したように、押圧力の段階に応じたガイド情報が関連付けられている。例えば、「1〜3」段階の押圧力には、「ガイド情報Rを表示」が、「4〜6」段階の押圧力には、「ガイド情報Sを表示」が、指示解釈用情報によってそれぞれ関連付けられている。
また、指示解釈用情報には、図15に示したように、押圧力と同じ段階の押圧力でフリック操作された方向に応じて、情報処理装置20の設定や動作の内容が、関連付けられている。なお、フリック操作の方向は、1つの方向(角度)のみではなく、ユーザーがフリック操作を行う際のブレを考慮して、予め定めた範囲の角度(図15に示した指示解釈用情報の一例では、±75°)を1つの方向として認識するように設定されている。例えば、「1〜3」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「1秒後のフレームを表示」が関連付けられている。また、例えば、「4〜6」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「195°〜345°(−90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「1分前のフレームを表示」が関連付けられている。また、例えば、「7〜10」段階の押圧力で、フリック操作の方向が「15°〜165°(+90°方向)」である場合には、情報処理装置20の設定や動作の内容として「1時間後のフレームを表示」が関連付けられている。
その後、制御部1は、入力部2からユーザーによる操作が開始されたことを表す通知を受けると、記録部4に保存されている押圧力の情報を取得する。そして、制御部1は、決定された指示解釈用情報を参照して、取得した押圧力に応じて表示部3に表示するガイド情報を把握し、そのガイド情報を表示部3に表示するガイド情報として指定するガイド表示パラメータの値(ガイド表示パラメータ値)を導出する。そして、制御部1は、パラメータ保持部5に保持しているガイド表示パラメータ値を、導出したガイド表示パラメータ値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、表示部3に現在設定されているガイド表示パラメータ値を、変更されたガイド表示パラメータ値に更新(再設定)する。そして、表示部3は、更新されたガイド表示パラメータ値で指定されたガイド情報を、現在表示している動画像データに重畳して表示する。
ガイド情報は、上記に述べたように、本第3の実施形態の情報処理装置20の設定や動作の内容を事前にユーザーに通知するための情報である。ガイド情報は、現在の押圧力でフリック操作を行うと、フリック操作の方向によって情報処理装置20の設定や動作がどのように変更されるかを、ユーザーに提示する。
ここで、本第3の実施形態の情報処理装置20における動画の再生動作のガイド情報の表示について説明する。図16は、本第3の実施形態の情報処理装置20におけるガイド情報の表示の一例を示した図である。図16に示したガイド情報の表示の一例では、図15に示した指示解釈用情報の一例におけるガイド表示パラメータ値に対応した、すなわち、押圧力の各段階に対応して記録部4に保存されているガイド表示データによるガイド情報の表示例を示している。なお、図16に示したガイド情報の表示の一例には、ユーザーが押下している位置に、ユーザーによる押下の強さ、すなわち、「押下力」を、円の大きさで模式的に示している。
図16(a)は、押圧力が「1〜3」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図16(a)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する動画像のフレームを、表示部3に現在表示されているフレームの1秒後のフレームまたは1秒前のフレームに変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図16(a)に示したガイド情報の表示の一例における右上の時間の表示の内、「秒」に対応する部分を強調した表示にすることによって、表示(再生)する動画像のフレームを撮影時刻(秒)の単位で変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される左右方向の「矢印」と「コメント」の表示によって、フリック操作の方向によって、異なる撮影時刻(秒)の動画像に変更できることを把握することができる。
図16(b)は、押圧力が「4〜6」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図16(b)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する動画像のフレームを、表示部3に現在表示されているフレームの1分後のフレームまたは1分前のフレームに変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図16(b)に示したガイド情報の表示の一例における右上の時間の表示の内、「分」に対応する部分を強調した表示にすることによって、表示(再生)する動画像のフレームを撮影時刻(分)の単位で変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される左右方向の「矢印」と「コメント」の表示によって、フリック操作の方向によって、異なる撮影時刻(分)の動画像に変更できることを把握することができる。
図16(c)は、押圧力が「7〜10」段階である場合に表示される、すなわち、ユーザーに通知するガイド情報の一例を示している。図16(c)に示したガイド情報の表示によって、ユーザーは、情報処理装置20に表示する動画像のフレームを、表示部3に現在表示されているフレームの1時間後のフレームまたは1時間前のフレームに変更できることを、事前に把握することができる。
より具体的には、図16(c)に示したガイド情報の表示の一例における右上の時間の表示の内、「時」に対応する部分を強調した表示にすることによって、表示(再生)する動画像のフレームを撮影時刻(時)の単位で変更できることを把握し、ユーザーが押下している位置に表示される左右方向の「矢印」と「コメント」の表示によって、フリック操作の方向によって、異なる撮影時刻(時)の動画像に変更できることを把握することができる。
その後、制御部1は、記録部4に保存されている押圧力の情報および押下位置の情報を、さらに取得する。そして、制御部1は、取得した押圧力の情報および押下位置の情報に基づいて、ユーザーによってフリック操作が行われたか否かを判断する。なお、フリック操作が行われたか否かの判断方法、およびフリック操作の方向の判断方法は、第1の実施形態の撮像装置10に備えた制御部1および第2の実施形態の情報処理装置20に備えた制御部1における判断方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。
上述したフリック操作が行われたか否かの判断において、フリック操作が行われたと判断された場合、制御部1は、押圧力とフリック操作の方向とから、指示解釈用情報を参照して、情報処理装置20の設定や動作の変更指示の内容を把握する。そして、制御部1は、把握した内容に基づいて、情報処理装置20を変更指示の内容に応じた設定や動作にするパラメータ値を導出する。そして、制御部1は、パラメータ保持部5に保持している対応するパラメータ値を、導出したパラメータ値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、情報処理装置20内の各構成要素に現在設定されているパラメータ値を、変更されたパラメータ値に更新(再設定)する。上記に述べたような動作によって、本第3の実施形態の情報処理装置20の設定や動作の変更を完了する。
また、上述したフリック操作が行われたか否かの判断において、フリック操作が行われていないと判断された場合には、制御部1は、押圧力の情報および押下位置の情報の取得と、指示解釈用情報からのガイド表示パラメータ値の導出およびパラメータ保持部5に保持しているパラメータ値の変更とを繰り返す。
ここで、本第3の実施形態の情報処理装置20においてフリック操作が行われた場合の動画の再生動作の具体例について説明する。情報処理装置20において、押圧力が1〜3で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合、制御部1は、ユーザーによって「1秒後のフレームを表示」する変更指示がされたと解釈する。そして、制御部1は、この変更指示の内容に応じて、表示部3に現在表示している動画像データのフレームよりも1秒後のフレームを、次に表示部3に表示する動画像データのフレームとした再生フレームパラメータの値を導出し、パラメータ保持部5に保持している再生フレームパラメータのパラメータ値を、導出した再生フレームパラメータの値に変更する。これにより、パラメータ保持部5は、表示部3に現在設定されている情報処理装置20が表示(再生)する動画像データのフレームを指定するパラメータ値を、変更された再生フレームパラメータの値に更新(再設定)する。このような動作によって、情報処理装置20に現在表示されているフレームの1秒後のフレームが、表示部3に表示される。
同様に、情報処理装置20において、押圧力が4〜6で、−90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されているフレームの1分前のフレームが表示部3に表示され、押圧力が7〜10で、+90°の方向にフリック操作が行われた場合には、現在表示されているフレームの1時間後のフレームが、表示部3に表示される。
なお、本第3の実施形態の情報処理装置20の制御部1による再生フレームパラメータの値の導出においては、記録部4に保存されている動画像データの記録時間(動画の長さ)と、フレーム特定機能とを用いて、再生フレームパラメータの値の導出を行う。より具体的には、まず、制御部1は、ユーザーが入力部2に対して押下操作を行ったときに表示部3に表示している動画像データのフレームの位置を特定する。そして、制御部1は、ユーザーのフリック操作によって変更指示された時間において、特定したフレームの位置と同じ位置のフレームを、再生フレームパラメータの値として導出する。例えば、特定したフレームの位置が25フレーム目の位置であり、フリック操作によって「1分後のフレームを表示」する指示がされた場合には、1分後の25フレーム目の位置のフレームを、再生フレームパラメータの値として導出する。
上記に述べたとおり、本第3の実施形態の情報処理装置20では、指示解釈用情報を参照し、ユーザーが入力部2に対して押圧とフリック操作とを行った際の押圧力とフリック操作の方向とに基づいて、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。これにより、ユーザーは、情報処理装置20の多種多様なパラメータの設定を、直感的な操作で、すばやく行うことができる。また、本第3の実施形態の情報処理装置20では、次に表示する動画像のフレームの変更指示を、記録時間の観点から行うことができ、複数の指示方法から選択することができるため、ユーザーの操作性を向上することができる。
なお、本第3の実施形態の情報処理装置20では、次に表示する動画像データの選択を、時間で指示する場合について説明した。しかし、ユーザーが変更を指示するパラメータの種類や数は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、動画像データ内に含まれる被写体認識情報に基づいて、次に表示する動画像データの選択を行う構成とすることもできる。
また、本第3の実施形態の情報処理装置20では、入力部2が検出したユーザーによる操作の情報を記録部4に保存し、制御部1が、記録部4に保存されている情報に基づいて、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する場合について説明した。しかし、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作の変更指示の内容を解釈する方法は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、入力部2が検出したユーザーによる操作の情報を、逐次制御部1に通知し、制御部1が、通知された情報に基づいて、ユーザーからの情報処理装置20の設定や動作についての変更指示の内容を解釈する構成とすることもできる。
また、本第3の実施形態の情報処理装置20では、入力部2が押下位置と押圧力とを検出し、制御部1が、検出された押下位置と押圧力とに基づいて、ユーザーによるフリック操作やその方向を判断する場合について説明した。しかし、フリック操作やフリック操作が行われた方向の判断は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、入力部2が、フリック操作が行われたか否かの判断と、フリック操作が行われた場合におけるフリック操作の方向の判断とを行う構成とすることもできる。この場合には、制御部1は、入力部2が検出したフリック操作やフリック操作が行われた方向に基づいて、以降の処理を行うこととなる。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態によれば、パラメータ値を導出する場合や、ガイド表示データの保存場所を特定する場合に参照する指示解釈用情報を事前に登録しておく。そして、ユーザーが入力部に対して押圧を行った際の押圧力に基づいて、ガイド情報を表示する。これにより、ユーザーはこれから入力部に対して行うフリック操作によって、どのような設定や動作が行われるかを、事前に把握することができる。そして、ユーザーは、どのような設定や動作が行われるかを事前に把握した上で、設定や動作を指示する、すなわち、フリック操作を行うことができる。
また、本発明を実施するための形態によれば、ユーザーが入力部に対して押圧とフリック操作とを行った際の押圧力とフリック操作の方向とに基づいて、ユーザーからの設定や動作についての変更指示の内容を解釈する。そして、指示解釈用情報を参照して、ユーザーからの設定や動作の変更指示の内容に応じたパラメータ値を導出し、対応するパラメータ値を、導出したパラメータ値に更新(再設定)することによって、ユーザーからの設定や動作についての変更指示を実現する。これにより、本発明を実施するための形態では、1回の押圧操作で多階層の選択肢の中から所望の項目を選択する場合において、項目の選択を完了するまでに要する時間を短くする、すなわち、直感的な操作で、すばやくパラメータの設定を行うことができる。
また、本実施形態においては、指示解釈用情報によって、ユーザーが指示する設定や動作を指示解釈用情報に登録された範囲のパラメータにしている。これにより、ユーザーによる項目の選択操作に要する時間を短くすることができ、ユーザーの操作性を向上することができる。
なお、本実施形態においては、指示解釈用情報に含まれる、ユーザーからの設定や動作についての変更指示の内容に応じた様々なパラメータの一例(例えば、ISO感度、F値、露光補正や、ファイル番号など)を示して説明したが、指示解釈用情報に含まれるパラメータは、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。すなわち、本発明を適用した装置において、ユーザーがパラメータ値を更新(再設定)することができるパラメータであれば、どのようなパラメータでも指示解釈用情報に登録することができ、ユーザーからの設定や動作についての変更指示の内容に応じたパラメータ値に更新(再設定)を行うことができる。
なお、1つの指示解釈用情報に登録するパラメータの種類や数、すなわち、1回の押圧操作でユーザーが変更する対象のパラメータの種類や数は、本発明を適用した装置毎に、予め決めておく構成とすることもできるが、ユーザーによって変更可能な構成とすることもできる。
なお、本実施形態においては、入力部2(タッチパネル)と表示部3(液晶)とが一体に構成されている場合について説明した。この構成によって、第1の実施形態の撮像装置10や、第2および第3の実施形態の情報処理装置20を小型化することができる。しかし、入力部2と表示部3との構成は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、入力部2(タッチパッド)と表示部3(液晶)とが分離して構成することもできる。この構成によって、表示部3に表示している画像データが、ユーザーの手や指で影にならない位置に入力部2を配置することによって、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、本実施形態においては、例えば、情報処理装置20が画像データを表示する場合について説明したが、本発明を適用することができる装置は、本発明を実施するための形態に限定されるものではない。例えば、画像データを表示する機能は持っていないが、テキストを編集する機能を有している装置のフォントに関するパラメータの変更に、本発明を適用することもできる。この場合には、例えば、押圧によって、「ひらがな」、「カタガナ」、「英数」などの文字の種類を選択し、フリック操作の方向によって、「半角(右方向のフリック操作)」、「全角(左方向のフリック操作)」を切り替えることができる。
また、例えば、情報処理装置20が音声ファイルを操作する機能を有している装置の音量に関するパラメータの変更に、本発明を適用することもできる。この場合には、例えば、押圧によって、「音量」や、「高音域」、「低音域」、「バランス」などを選択し、フリック操作の方向によって、再生する音量や音質などに関する操作を切り替えることができる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
10・・・撮像装置
20・・・情報処理装置
1・・・制御部
2・・・入力部
3・・・表示部
4・・・記録部
5・・・パラメータ保持部(制御部)
6・・・画像処理部
7・・・撮像部
8・・・被写体認識部
20・・・情報処理装置
1・・・制御部
2・・・入力部
3・・・表示部
4・・・記録部
5・・・パラメータ保持部(制御部)
6・・・画像処理部
7・・・撮像部
8・・・被写体認識部
Claims (44)
- ファイルを操作する情報処理装置であって、
操作者が押下している位置と押下している圧力とを検出し、押下している位置を表す押下位置情報と、押下している圧力を表す押圧力情報とを出力する入力部と、
前記押圧力情報と前記押下位置情報の両方または前記押下位置情報のみに基づいて、前記操作者が前記入力部を押下している状態から押下位置を移動させた方向を、押下操作の移動方向情報として算出する制御部と、
前記操作者が、前記制御部に対し、当該情報処理装置の設定や動作の変更を、前記入力部を押下する圧力の調整と押下位置を移動する操作により指示する際に、前記操作者の操作を補助するガイド情報を表示する表示部と、
前記押圧力情報と前記表示部に表示する前記ガイド情報とを対応付け、さらに、前記押圧力情報および前記移動方向情報と当該情報処理装置の設定や動作とを対応付けた指示解釈用情報を、少なくとも記録する記録部と、
を備え、
前記制御部は、
前記指示解釈用情報を参照し、
前記押圧力情報に応じた前記ガイド情報を、前記表示部に表示する前記ガイド情報として指定するガイド表示パラメータの値を導出し、対応する当該情報処理装置の構成要素内のパラメータの値を、該導出したガイド表示パラメータの値に変更することによって、前記表示部に、前記操作者が前記入力部を押下している圧力に応じた前記ガイド情報を表示させ、
当該情報処理装置の設定や動作を、前記押圧力情報および前記移動方向情報に応じた内容に定める各構成要素のパラメータの値を導出し、対応する各構成要素のパラメータの値を、該導出したパラメータの値に変更することによって、当該情報処理装置の設定や動作に、前記操作者の操作による変更指示の内容を反映させる、
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記入力部は、
タッチパネルを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記入力部は、
タッチパッドを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の軌跡と、対応する前記押圧力情報の軌跡とに基づいて、該一連の操作の開始位置、終了位置、および前記移動方向情報を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の変化量に基づいて、該一連の操作の開始位置および終了位置を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作において、該1方向に弾く操作の開始時に前記入力部が押下されている位置を表す押下位置情報と、前記入力部の押下が解除される直前の位置を表す押下位置情報とに基づいて、前記押下操作の移動方向を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記ファイルは、
画像ファイルである、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記表示部は、
前記ガイド情報を前記画像ファイルに重畳して表示する、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記操作者の操作による前記変更指示の内容に応じて、
前記表示部に表示する前記画像ファイルを変更するための再生画像パラメータを導出する、
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記画像ファイルが、静止画の画像データである場合、
前記再生画像パラメータは、
前記表示部に表示する前記画像データを指定するパラメータであり、
前記画像ファイルが、動画の画像データである場合、
前記再生画像パラメータは、
前記表示部に表示する前記画像データ内の特定のフレームを指定するパラメータである、
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、
前記再生画像パラメータの値を、
前記画像データに含まれる管理情報に基づいて導出する、
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。 - 前記管理情報は、
前記画像データを撮影した順番を表すファイル番号である、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記管理情報は、
前記画像データを撮影した日付と時刻とを表す情報である、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記管理情報は、
前記画像データを撮影した記録時間を表す情報である、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。 - 前記管理情報は、
前記画像データに含まれる被写体の認識情報を表す情報である、
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。 - 画像ファイルの撮影と表示とを操作する撮像装置であって、
予め設定された撮像処理パラメータに基づいて被写体を撮影し、撮影した被写体に応じた被写体信号を出力する撮像部と、
予め設定された画像処理パラメータに基づいて、前記被写体信号に対して画像処理を行った画像ファイルを出力する画像処理部と、
操作者が押下している位置と押下している圧力とを検出し、押下している位置を表す押下位置情報と、押下している圧力を表す押圧力情報とを出力する入力部と、
前記押圧力情報と前記押下位置情報の両方または前記押下位置情報のみに基づいて、前記操作者が前記入力部を押下している状態から押下位置を移動させた方向を、押下操作の移動方向情報として算出する制御部と、
前記操作者が、前記制御部に対し、当該撮像装置の設定や動作の変更を、前記入力部を押下する圧力の調整と押下位置を移動する操作により指示する際に、前記操作者の操作を補助するガイド情報を表示する表示部と、
前記押圧力情報と前記表示部に表示する前記ガイド情報とを対応付け、さらに、前記押圧力情報および前記移動方向情報と当該撮像装置の設定や動作とを対応付けた指示解釈用情報を、少なくとも記録する記録部と、
を備え、
前記制御部は、
前記指示解釈用情報を参照し、
前記押圧力情報に応じた前記ガイド情報を、前記表示部に表示する前記ガイド情報として指定するガイド表示パラメータの値を導出し、対応する当該撮像装置の構成要素内のパラメータの値を、該導出したガイド表示パラメータの値に変更することによって、前記表示部に、前記操作者が前記入力部を押下している圧力に応じた前記ガイド情報を表示させ、
当該撮像装置の設定や動作を、前記押圧力情報および前記移動方向情報に応じた内容に定める各構成要素のパラメータの値を導出し、対応する各構成要素のパラメータの値を、該導出したパラメータの値に変更することによって、当該撮像装置の設定や動作に、前記操作者の操作による変更指示の内容を反映させる、
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記入力部は、
タッチパネルを備える、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記入力部は、
タッチパッドを備える、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の軌跡と、対応する前記押圧力情報の軌跡とに基づいて、該一連の操作の開始位置、終了位置、および前記移動方向情報を算出する、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作における、前記押下位置情報の変化量に基づいて、該一連の操作の開始位置および終了位置を算出する、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記操作者が前記入力部を押下している状態から1方向に弾く操作を行い、該弾く操作が完了したときに押下している状態が解除される一連の操作において、該1方向に弾く操作の開始時に前記入力部が押下されている位置を表す押下位置情報と、前記入力部の押下が解除される直前の位置を表す押下位置情報とに基づいて、前記押下操作の移動方向を算出する、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記表示部は、
前記ガイド情報を前記画像ファイルに重畳して表示する、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記操作者の操作による前記変更指示の内容に応じて、
前記表示部に表示する前記画像ファイルを変更するための再生画像パラメータを導出する、
ことを特徴とする請求項22に記載の撮像装置。 - 前記画像ファイルが、静止画の画像データである場合、
前記再生画像パラメータは、
前記表示部に表示する前記画像データを指定するパラメータであり、
前記画像ファイルが、動画の画像データである場合、
前記再生画像パラメータは、
前記表示部に表示する前記画像データ内の特定のフレームを指定するパラメータである、
ことを特徴とする請求項23に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記再生画像パラメータの値を、
前記画像データに含まれる管理情報に基づいて導出する、
ことを特徴とする請求項24に記載の撮像装置。 - 前記管理情報は、
前記画像データを撮影した順番を表すファイル番号である、
ことを特徴とする請求項25に記載の撮像装置。 - 前記管理情報は、
前記画像データを撮影した日付と時刻とを表す情報である、
ことを特徴とする請求項25に記載の撮像装置。 - 前記管理情報は、
前記画像データを撮影した記録時間を表す情報である、
ことを特徴とする請求項25に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記操作者の操作による前記変更指示の内容に応じて、
前記撮像部による撮影動作を設定する前記撮像処理パラメータ、および前記画像処理部による画像処理動作を設定する前記画像処理パラメータを導出する、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記撮像処理パラメータの値として、前記撮像部が撮影する際のISO感度を設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記撮像処理パラメータの値として、前記撮像部が撮影する際のF値を設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記撮像処理パラメータの値として、前記撮像部が撮影する際の露光補正を設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のホワイトバランスを設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のシャープネスを設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際の画像の加工方法を設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のノイズ低減度を設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際の画像精鋭度を設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記画像処理パラメータの値として、前記画像処理部が画像処理する際のコントラスト強度を設定する前記パラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項29に記載の撮像装置。 - 前記画像ファイルに含まれる被写体を検出し、該検出した被写体の認識情報を、該画像ファイルに含まれる管理情報に付加する被写体認識部、
をさらに備える、
ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記パラメータの値を、前記画像ファイルの前記管理情報に含まれる被写体の認識情報に基づいて導出する、
ことを特徴とする請求項39に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、
前記パラメータの値として、前記被写体認識部が検出する被写体を設定するパラメータの値を導出する、
ことを特徴とする請求項39に記載の撮像装置。 - 前記被写体認識部が被写体を検出する被写体は、
前記画像ファイルに含まれる人物である、
ことを特徴とする請求項41に記載の撮像装置。 - 前記被写体認識部が被写体を検出する被写体は、
前記画像ファイルに含まれる人物の顔である、
ことを特徴とする請求項41に記載の撮像装置。 - 前記被写体認識部が被写体を検出する被写体は、
前記画像ファイルに含まれる動物である、
ことを特徴とする請求項41に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011266797A JP2013120421A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 情報処理装置および撮像装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011266797A JP2013120421A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 情報処理装置および撮像装置 |
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Family Applications (1)
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JP2011266797A Pending JP2013120421A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 情報処理装置および撮像装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013120421A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016021049A1 (ja) * | 2014-08-08 | 2016-02-11 | 楽天株式会社 | データ入力システム、データ入力方法、データ入力プログラム及びデータ入力装置 |
JP2017182152A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 表示操作装置及び操作指示受付プログラム |
JP2018139126A (ja) * | 2018-04-16 | 2018-09-06 | ブラザー工業株式会社 | 表示プログラムおよび表示装置 |
JP2018525651A (ja) * | 2015-05-13 | 2018-09-06 | 浙江吉利控股集団有限公司Zhejiang Geely Holding Group Co.,Ltd. | スマートグラス |
-
2011
- 2011-12-06 JP JP2011266797A patent/JP2013120421A/ja active Pending
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