JP2011077862A - 撮影装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが変更した種々のズーム倍率よる画像を確認しながら撮影を遂行する際に消費される電力を低減することを可能とする。
【解決手段】(A)の矢示P1に示すように、ユーザがズーム操作を規定の時間以上一時停止させたときのレンズ位置に対応する光学ズーム倍率が「×3(3倍)」であったとすると、同図(B)に示すように、第1サブ表示エリア401に倍率3倍の電子ズーム画像DZ3を表示する。同様に、矢示P2に示すように、ズームレンズが5倍に対応するレンズ位置に移動したときにズーム操作を規定の時間以上一時停止させた場合は、第2サブ表示エリア402に倍率5倍の電子ズーム画像DZ5を表示する。矢示P3に示すように、ズームレンズが7倍に対応するレンズ位置に移動したときに、ズームボタンの操作をやめてズーム操作を一時停止させた場合には、第3サブ表示エリア403に倍率7倍の電子ズーム画像DZ7を表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ズーム機能を備えた撮影装置、及びこの撮像装置に用いられるプログラムに関するものである。
従来、ズーム機能を備えたカメラにおいては、ズーム倍率を増大させる方向に変化させる際に操作されるTボタンと、ズーム倍率を減少させる方向に変化させる際に操作されるWボタンとが設けられている。したがって、例えばTボタンを操作すると、現在のズーム倍率よりも大きなズーム倍率が設定され、ズームモーターによりズームレンズが設定されたズーム倍率に対応するレンズ位置まで駆動され始める。このとき、モーターにより駆動されるズームレンズは、設定されたズーム倍率に対応するレンズ位置に到達するまでに、つまり光学ズーム処理を完了するまでに時間を要する。
このため、特許文献1に記載の技術においては、ユーザのズームボタンの操作によるズーム倍率設定に応答して、ズームレンズを駆動する光学ズーム処理を開始するのみならず、ライブビュー画像を前記設定されたズーム倍率に拡大する電子ズーム処理を実行する。そして、この電子ズーム処理により得られた設定ズーム倍率に対応する画像をモニタに表示する。
この間において、ズームモーターにより駆動さているズームレンズが設定されたズーム倍率に対応するレンズ位置に到達すると、電子ズーム処理により拡大した画像に代えて、光学ズーム処理により拡大したより明瞭な画像をモニタに表示する。
したがって、この技術によれば、ズームボタンの操作により指定されるズーム倍率に対応するレンズ位置へのズームレンズの移動が完了するまでの間は、電子ズーム処理により拡大された画像がモニタに表示される。これにより、ユーザは、光学ズーム処理の完了を待たずとも、所望のズーム倍率(画角)の画像の構図をモニタにて確認することができる。
特開2007−166447号公報
ところで、撮影に際しては意図する画角で被写体を撮影すべく、ユーザはTボタン又はWボタンを操作してズーム倍率を適宜設定変更する。そして、これに伴って画角が変化するモニタの画像を逐次確認しながら、最終的なズーム倍率(画角)を決定した後、シャッタボタンを操作して撮影を行う。
つまり、最終的に当該画角で撮影するまでには、設定ズーム倍率を変更する「画角変更作業」と、変更したズーム倍率よる画像を確認する「画像確認作業」とを遂行しつつ、いずれの画角で撮影すべきかを試行錯誤するのである。
しかるに、特許文献1に記載の技術においては、ズームボタンの操作により設定された当該ズーム倍率(画角)の画像のみモニタに表示するにすぎない。したがって、変更したズーム倍率よる画像を確認する「画像確認作業」を遂行するためには、これに先行して設定ズーム倍率を変更する「画角変更作業」を行わなければならない。
したがって、ユーザにおいて撮影しようとする画像の画角に迷いがあったり、より画像の芸術性等を高めるべく画像の画角に固執すると、撮影が実行されるまでに「画角変更作業」と「画像確認作業」とが繰り返し行われる場合が生ずる。このとき、「画角変更作業」に伴って、ズームモーターによるズームレンズの駆動が行われることから、「画角変更作業」が繰り返されてズームモーターが動作することにより、多くの電力が消費されてしまう。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが変更した種々のズーム倍率よる画像を確認しながら撮影を遂行する際に消費される電力を低減することのできる撮影装置及びこれに用いられるプログラムを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するため本発明に係る撮影装置は、画像を撮影して、撮影した画像を表す画像データを得る撮影手段と、ズームレンズを移動させることにより、前記撮影手段が撮影する画像のズーム倍率を変化させる光学ズーム手段と、前記ズームレンズが停止した際における当該ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する第1の倍率取得手段と、前記第1の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に従い、前記撮影手段の撮影により得られた画像データに電子ズーム処理を施すことにより、電子ズーム画像データを生成する第1の電子ズーム手段と、前記第1の電子ズーム手段により生成された前記電子ズーム画像データが表す電子ズーム画像の少なくとも1つを画面に表示する第1の表示制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、画像を撮影して、撮影した画像を表す画像データを得る撮影手段と、ズームレンズを移動させることにより、前記撮影手段が撮影する画像のズーム倍率を変化させる光学ズーム手段とを備える撮像装置が有するコンピュータを、前記ズームレンズが停止した際における当該ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する第1の倍率取得手段と、前記第1の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に従い、前記撮影手段の撮影により得られた画像データに電子ズーム処理を施すことにより、電子ズーム画像データを生成する第1の電子ズーム手段と、前記第1の電子ズーム手段により生成された前記電子ズーム画像データが表す電子ズーム画像の少なくとも1つを画面に表示する第1の表示制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが変更した種々のズーム倍率よる画像を確認しながら撮影を遂行する際に消費される電力を低減することができる。
本発明の一実施の形態を適用したデジタルカメラの背面図である。 同デジタルカメラの電気的構成を示す回路ブロック図である。 同デジタルカメラの機能の要部を示す機能ブロック図である。 同デジタルカメラにおけるCPUの処理手順を示すフローチャートである。 (A)はユーザが目標ズーム倍率を決定すべくズーム操作を行っている状態1におけるレンズ位置の例を示す説明図、(B)は対応するモニタの表示例を示す説明図である。 (A)は状態1に続きユーザが目標ズーム倍率を決定すべくズーム操作を行っている状態2におけるレンズ位置の例を示す説明図、(B)は対応するモニタの表示例を示す説明図である。 (A)は状態2の後に目標ズーム倍率(7倍)が決定され、目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズが移動する状態3におけるレンズ位置の例を示す説明図、(B)は対応するモニタの表示例を示す説明図である。 (A)は状態3に引き続き、目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズが移動する状態4におけるレンズ位置の例を示す説明図、(B)は対応するモニタの表示例を示す説明図である。 (A)は状態4の後、当初の目標ズーム倍率(7倍)に対応するレンズ位置へとズームレンズが移動する前に、ズーム倍率が10倍に変更された状態におけるレンズ位置の例を示す説明図、(B)は対応するモニタの表示例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態を適用したデジタルカメラ1の外部構成を示す背面図である。デジタルカメラ1のボディ上面部には、シャッタボタン2が配設されている。デジタルカメラ1の背面部には、ズームボタン3とモニタ4とが配設されている。
ズームボタン3はシーソー式であって、ズーム倍率を増大させる際に押下されるTボタン部301と、ズーム倍率を減少させる際に押下されるWボタン部302とを備えている。また、ズームボタン3は、常時は中立位置に弾持されてオフを維持し、各ボタン部301、302が押下されている状態においてオンとなるスイッチ機構を備えている。
なお、ズームボタン3は、シーソー式に限らず、常時は中立位置に弾持されてオフを維持するスライド式や、TボタンとWボタンと個別に設けられた個別式等であってもよい。
モニタ4は、LCD(Liquid Crystal Display)であって単一の表示画面を有するものであるが、後述する処理により、メイン表示エリア404と第1サブ表示エリア401、第2サブ表示エリア402、第3サブ表示エリア403とに画面分割される。メイン表示エリア404は、モニタ4の全表示エリアに対して2/3程度を占め、サブ表示エリア401〜403は、残る1/3程度のエリアを更に1/3ずつ上下方向に画面分割した領域からなる。
なお、デジタルカメラ1のボディには、通常デジタルカメラに設けられるべき図示しない各種ボタン、キー等が設けられている。
図2は、デジタルカメラ1の電気的構成を示す回路ブロック図である。このデジタルカメラ1は、AE(Auto Exposure)、AWB(Auto White Balance)、AF(Auto Focus)等の一般的な機能を有するものである。すなわち、レンズブロック11には、ズームレンズ111や図示しないフォーカスレンズ等の光学系、及び光学系を駆動するための駆動機構が含まれている。前記ズームレンズ111は、駆動機構に設けられているズームモーター12によって光軸方向に駆動される。
デジタルカメラ1全体を制御するCPU(Central Processing Unit)13には、バス14及びタイミング発生器(TG:Timing Generator)15を介してモータードライバ16が接続されている。モータードライバ16は、ユーザの操作に応じたCPU13の命令に従いタイミング発生器15が発生するタイミング信号に基づき、ズームモーター12を駆動する。これにより、ズームレンズ111が駆動されて、そのレンズ位置が変化する。
このとき、CPU13は、自己が発生する命令を記憶して管理している。したがって、CPU13は、自己が発生する命令を記憶して管理することにより、自己が発生する命令によりタイミング発生器15が発生するタイミング信号に応じて変化するズームレンズ111のレンズ位置を取得することができる。
また、図示は省略するが、実際には、フォーカスレンズを駆動するためのフォーカスモーター及びモータードライバや、メカシャッタやメカ絞り及びそれらを駆動するためのモーターを有する駆動機構等が設けられている。
また、デジタルカメラ1は、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device)18を有している。CCD18は、レンズブロック11の光軸上に配置されている。被写体は、レンズブロック11によってCCD18の受光面に結像される。CCD18は、CPU13の命令に従いタイミング発生器15が生成するタイミング信号に基づき垂直及び水平ドライバ19によって駆動され、被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号をユニット回路20に出力する。ユニット回路20は、CCD18の出力信号に含まれるノイズを相関二重サンプリングによって除去するCDS(Correllated Double Sampling)回路や、ノイズが除去された撮像信号をデジタル信号に変換するA/D(Analog/Digital)変換器等から構成され、デジタル信号をDSP(Digital Signal Processor)21へ出力する。
DSP21は、ユニット回路20から出力されたデジタル信号に対しペデスタルクランプやオートホワイトバランス等の各種画像処理を施すことにより、輝度(Y)信号及び色差(UV)信号からなる画像データを生成する。DSP21で変換された画像データは順次SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)22に格納されるとともに、REC(Record)ライブビュー・モードでは1フレーム分のデータ(画像データ)が蓄積される毎にビデオ信号に変換され、液晶の前記モニタ4へ送られてライブビュー画像として画面表示される。
そして、静止画撮影モードにおいては、シャッタボタン操作をトリガとして、CPU13は、CCD18、垂直及び水平ドライバ19、ユニット回路20、及びDSP21に対してライブビュー画撮影モードから静止画撮影モードへの切り替えを指示し、この静止画撮影モードによる撮影処理により得られ、SDRAM22に一時記憶された画像データは、CPU13により圧縮され、最終的には所定のフォーマットの静止画ファイルとして外部メモリ25に記録される。また、ムービー録画モードにおいては、1回目のシャッタボタンと2回目のシャッタボタン操作との間に、SDRAM22に順次記憶される複数の画像データがCPU13により順次圧縮され、動画ファイルとして外部メモリ25に記録される。この外部メモリ25に記録された静止画ファイル及び動画ファイルは、PLAY・モードにおいてユーザの選択操作に応じてCPU13に読み出されるとともに伸張され、画像データとしてSDRAM22に展開された後、画像データに基づく画像がモニタ4に表示される。
フラッシュメモリ26には、CPU13に前記各部を制御させるための各種のプログラム、例えばAE、AF、AWB制御用のプログラムや、データ通信用プログラム、後述するフローチャートに示す処理を実行するためのプログラム等の各種のプログラムが格納されている。また、フラッシュメモリ26には、ズームレンズ111のレンズ位置と光学的ズーム倍率との関係も記憶されている。したがって、CPU13は、前述のようにしてズームレンズ111のレンズ位置を取得し、フラッシュメモリ26に記憶されているレンズ位置と光学的ズーム倍率との関係を参照することにより、ズームレンズ111のレンズ位置に対応するズーム倍率を取得することも可能である。
また、デジタルカメラ1は、前記シャッタボタン2、ズームボタン3等の複数の操作キー及びスイッチを含むキー入力部27を有している。キー入力部27は、ユーザによっていずれかの操作キーが操作されると、その操作内容に応じた操作信号をCPU13へ供給する。
なお、モニタ4には、タッチパネル32が積層されている。タッチパネル32は、モニタ4上におけるユーザのタッチ位置を検出し、検出したタッチ位置を示す信号をCPU13に供給する。
図3は、本実施の形態に係るデジタルカメラ1の機能の要部を示す機能ブロック図である。図3において、撮影部52は、画像を撮影して、撮影した画像を表す画像データを得るものである。撮影部52は、図2の回路図において、CCD18、ユニット回路20、及びDSP21により実現される。
光学ズーム部51は、ズームレンズを備え、ズームレンズを移動させることにより、撮影部52が撮影する画像のズーム倍率を変化させる。より詳しくは、光学ズーム部51は、撮影部52が撮影する画像のズーム倍率を最小にする下限位置と、撮影部52が撮影する画像のズーム倍率を最大にする上限位置との間でズームレンズの位置であるレンズ位置を変化させ、これにより撮影部52が撮影する画像のズーム倍率を変化することになる。光学ズーム部51は、図2の回路図において、ズームレンズ111、ズームモーター12、モータードライバ16及びタイミング発生器15により実現される。
第1倍率取得部55は、光学ズーム部51が停止した際におけるズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する。第1倍率取得部55は、図2の回路図において、モータードライバ16にタイミング信号を発生するタイミング発生器15を制御しているCPU13により実現される。
第1電子ズーム部56は、第1倍率取得部55により取得されたズーム倍率に従い、撮影部52の撮影により得られた画像データに電子ズーム処理を施すことにより、電子ズーム画像を表す電子ズーム画像データを生成する。したがって、第1電子ズーム部56は、撮影部52の撮影により得られた画像データを構成する画素を間引きする電子ズーム縮小処理、又は撮影部52の撮影により得られた画像データを構成する画素を補間する電子ズーム拡大処理とを行う。これら電子ズーム縮小処理と電子ズーム拡大処理とを総称して、電子ズーム処理という。
これにより、第1電子ズーム部56は、撮影部52の撮影により得られた画像データから、第1倍率取得部55により取得されたズーム倍率に対応する電子ズーム画像を生成することとなる。つまり、撮影部52の撮影により得られた画像データを構成する画素を、電子ズーム処理により、間引き又は補間処理して得られたデータが電子ズーム画像データである。この電子ズーム画像データにより表される画像が、電子ズーム画像である。第1電子ズーム部56は、図2の回路図において、CPU13により実現される。
第1表示制御部57は、第1電子ズーム部56により生成された前記電子ズーム画像の少なくとも1つを表示部54に表示する。第1表示制御部57は、図2の回路図において、CPU13により実現される。表示部54は、図2の回路図におけるモニタ4により実現される。
また、第1表示制御部57は、前記電子ズーム画像とともに、撮影部52により得られた画像データにより表されるライブビュー画像を表示部54に表示する。
操作部71は、光学ズーム部51を動作させる際、ユーザにより操作されるものである。操作部71は、図2の回路図におけるキー入力部27に設けられた図1に示すズームボタン3よりより実現される。検知部58は、操作部71に対するユーザの操作を検知する。検知部58は、図2の回路図におけるタッチパネル32及びCPU13により実現される。
光学ズーム部51は、検知部58による操作部71の操作検知に応答して、ズームレンズのレンズ位置を変化させる。このとき、第1倍率取得部55は、検知部58より操作部71の操作が検知されない状態となったときにおける、ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する。
なお、第1倍率取得部55は、検知部58より前記所定操作が検知されない状態となってから規定の時間が経過したときにおける、レンズ位置に対応するズーム倍率を取得するものであってもよい。
表示部54は、複数種のズーム倍率に対応する電子ズーム画像を表示する所定数の表示領域を備える。
倍率指定部70は、ユーザによるタッチに応答してズーム倍率を指定する。倍率指定部70は、図2の回路図におけるタッチパネル32とCPU13とにより実現される。光学ズーム部51は、倍率指定部70により指定されたズーム倍率に対応する目標レンズ位置にズームレンズを移動させる。
つまり、倍率指定部70により指定されたズーム倍率に対応するレンズ位置が光学ズーム部51の目標レンズ位置である。
第2倍率取得部61は、光学ズーム部51のズームレンズが目標レンズ位置へ移動している状態において、レンズ位置に対応するズーム倍率を取得する。第2倍率取得部61は、図2の回路図において、モータードライバ16にタイミング信号を発生するタイミング発生器15を制御しているCPU13により実現される。倍率算出部62は、第2倍率取得部61により取得されたズーム倍率と、目標レンズ位置に対応するズーム倍率との間を分割したズーム倍率を算出する。倍率算出部62は、図2の回路図におけるCPU13により実現される。
第2電子ズーム部63は、倍率算出部62により算出されたズーム倍率に従い、撮影部52の撮影により得られた画像データに電子ズーム処理を施すことにより、電子ズーム画像を表す電子ズーム画像データを生成する。第2表示制御部64は、この第2電子ズーム部63により生成された電子ズーム画像を表示部54に表示する。第2電子ズーム部63と第2表示制御部64とは、共に図2の回路図におけるCPU13により実現される。
さらに、倍率算出部62は、前記下限位置又は上限位置とに対応するズーム倍率と、前記目標レンズ位置に対応するズーム倍率との間を分割したズーム倍率をも算出する。したがって、第2電子ズーム部63は、この倍率算出部62により算出されたズーム倍率に対応する電子ズーム画像も生成し、第2表示制御部64は、この生成された電子ズーム画像をも表示部54に表示する。
なお、図3の機能ブロック図において、制御部65は、符号55〜64で示した各部、すなわち、第1倍率取得部55、第1電子ズーム部56、第1表示制御部57、検知部58、第2倍率取得部61、倍率算出部62、第2電子ズーム部63、第2表示制御部64で構成される。
次に、本実施の形態の動作について、図4のフローチャートに従って説明する。RECライブビュー・モードを設定すると制御部65は、プログラムに従って、このフローチャートに示す処理を開始する。具体的には、CPU13は、フラッシュメモリ26に記憶されているプログラムに従って、このフローチャートに示す処理を開始する。先ず、制御部65の第1表示制御部部57は、モニタ4を画面分割する(ステップS1)。これにより、図1に示すように、モニタ4の表示画面は、メイン表示エリア404と第1サブ表示エリア401、第2サブ表示エリア402、第3サブ表示エリア403とに画面分割される。
次に、第1表示制御部57は、分割したメイン表示エリア404にてのライブビュー画像の表示を開始する(ステップS2)。無論、このメイン表示エリア404に表示されるライブビュー画像は、現在のズーム倍率による光学ズーム画像である。
つまり、光学ズーム画像とは、ズームレンズ111により受光面に結像された画像に応じてCCD18が出力した信号を、DSP21が変換することにより得られた画像データにより、モニタ4に表示される画像である。したがって、ユーザは、メイン表示エリア404に表示された光学ズームが画像であるライブビュー画像を見ることより、現在設定されているズーム倍率での画角を明瞭に確認することができる。
引き続き、制御部65の検知部58は、ズームボタン3の押下よるズーム操作が検知されたか否かを判断する(ステップS3)。制御部58は、ズーム操作が検知されたならば、Tボタン部301又はWボタン部302の操作に応じたズーム倍率を設定する。そして、光学ズーム部51のズームレンズを設定したズーム倍率に対応するレンズ位置に移動させる(ステップS4)。具体的には、CPU13は、モータードライバ16を制御してズームモーター12を駆動し、ズームレンズ111を設定したズーム倍率に対応するレンズ位置に移動させる。
また、制御部65の検知部58は、ズーム操作を検知しなくなってから規定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS5)。つまり、ユーザは、メイン表示エリア404にて、ズームレンズ111の移動に伴って画角が変化するライブビュー画像を観察する過程で、ズームボタン3の操作を一旦やめて、当該画角で撮影を行うべきか否かを試行錯誤する。したがって、制御部65は、ステップS5でズーム操作を検知しなくなってから規定の時間が経過したか否かを判断することにより、ユーザが当該画角で撮影を行うべきか否かを試行錯誤していることを検出することができる。
なお、規定の時間としては例えば「1秒」を挙げることができるが、これに限定されるものではない。
また、本実施の形態においては、ズーム操作を検知しなくなってから規定の時間が経過したか否かにより、ユーザが当該画角で撮影を行うべきか否かを試行錯誤していることを検出するようにした。しかし、所定の操作の有無、例えば「試行錯誤用ボタン」を設けておき、当該ボタンが操作されたか否かにより、ユーザが当該画角で撮影を行うべきか否かを試行錯誤していることを検出するようにしてもよい。
このような構成であっても、ユーザが試行錯誤する際に前記ボタンを操作することにより、ボタン操作の有無に基づき、ユーザが当該画角で撮影を行うべきか否かを試行錯誤していることを検出することができる。
このように、ユーザが、当該画角で撮影を行うべきか否かを試行錯誤すべくズーム操作を規定の時間以上やめたならば、制御部65は、サブ表示エリア401〜403に空きがあるか否かを判断する(ステップS6)。このとき、撮影開始直後であれば、全てのサブ表示エリア401〜403は空き状態にある。したがって、ステップS6の判断はYESとなり、制御部65の第1倍率取得部55は、このときのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する。すると、第1表示制御部57は、この第1倍率取得部55が取得したズーム倍率の電子ズーム画像をモニタのサブ表示エリアに倍率順に表示する(ステップS8)。
図5(A)は、ユーザが目標ズーム倍率を決定すべくズーム操作を行っている状態1におけるレンズ位置の例を示す説明図である。図5(A)において、矢示P1、P2、P3は、ズーム操作を規定の時間以上やめた時点におけるズームレンズ111のレンズ位置の例を示し、「×3」、「×5」、「×7」の各数値は、各レンズ位置P1、P2、P3に対応するズーム倍率を示す。
なお、「×1」の数値は、撮影部52が、撮影する画像のズーム倍率を最小にする下限位置に対応するズーム倍率であって、ズームレンズ111の初期位置に対応するズーム倍率を示す。また、「×20」の数値は、撮影部52が、撮影する画像のズーム倍率を最大にする上限位置に対応するズーム倍率であって、ズームレンズ111の最終位置に対応するズーム倍率を示す。
したがって、例えば図5(A)に矢示P1に示すように、このときのレンズ位置に対応する光学ズーム倍率が「×3(3倍)」であったとすると、同図(B)に例示すように、第1サブ表示エリア401に、倍率3倍の電子ズーム画像DZ3が表示されることとなる。ここで、電子ズーム画像の倍率は、倍率が1倍である前記光学ズーム画像を基準として、この倍率が1倍である光学ズーム画像に対する拡大倍率を示す値である。また、レンズ位置とは、撮影部52が撮影する画像のズーム倍率を最小にする下限位置から、撮影部52が撮影する画像のズーム倍率を最大にする上限位置間である可動域におけるズームレンズ111の存在位置である。
次に、制御部65の検知部58は、ズーム倍率を指定する操作を検知したか否かを判断する(ステップS9)。ここで、ズーム倍率を指定する操作とは、ユーザがサブ表示エリア401〜403をタッチする操作である。
したがって、具体的にはCPU13が、タッチパネル32からのタッチ位置を示す信号に基づき、ユーザがサブ表示エリア401〜403のいずれかにタッチしたか否かを判断し、タッチしたと判断した場合には、ユーザによるズーム倍率を指定する操作を検知したものと断定する。よって、ユーザがいずれのサブ表示エリア401〜403にもタッチしない間は、ステップS9の判断がNOとなって、制御部65はステップS3からの処理を繰り返す。
このステップS3〜S9の各処理が繰り返されている状態において、ユーザはズームボタン3の押下と押下解除とを行って、ズームレンズ111の一時停止を行いつつ、画角に関して試行錯誤する。
図5(B)は、同図(A)に対応するモニタ4の表示例を示す説明図である。例えば、図5(A)の矢示P2に示すように、ズームレンズ111が5倍に対応するレンズ位置に移動したときに、ユーザがズームボタン3の押下をやめてズーム操作を規定の時間以上一時停止させたとする。すると、前記ステップS8の処理が実行されることより、同図(B)に例示するように、第2サブ表示エリア402に倍率5倍の電子ズーム画像DZ5、つまり倍率5倍の光学ズーム画像に相当する電子ズーム画像が表示されることとなる。
また、例えば図5(A)の矢示P3に示すように、ズームレンズ111が7倍に対応するレンズ位置に移動したときに、ズームボタン3の押下をやめてズーム操作を規定の時間以上一時停止させたとする。すると、前記ステップS8の処理が実行されることより、同図(B)に例示するように、第3サブ表示エリア403に倍率7倍の電子ズーム画像DZ7、つまり倍率7倍の光学ズーム画像に相当する電子ズーム画像が表示されることとなる。
したがって、サブ表示エリア401〜403の各々に倍率3倍の電子ズーム画像DZ3、倍率5倍の電子ズーム画像DZ5、倍率7倍の電子ズーム画像DZ7が表示されて、サブ表示エリア401〜403に空きがない状態となる。
図6(A)は、前記図5(A)の状態1に続き、ユーザが、目標ズーム倍率を決定すべく、ズーム操作を行っている状態2におけるレンズ位置の例を示す説明図である。図6(A)において新たに加えられた矢示P4、P5は、ユーザが、ズーム操作を規定の時間以上やめた時点におけるズームレンズ111のレンズ位置を示し、「×10」、「×12」の数値は、各レンズ位置P4、P5に対応するズーム倍率を示す。
そして、例えばユーザが、さらに図6(A)の矢示P4に示すように、ズームレンズ111が10倍に対応するレンズ位置に移動したときに、ズームボタン3の押下をやめてズーム操作を、規定の時間以上一時停止させたとする。すると、制御部65が、ステップS5からステップS6に処理を進めた際、ステップS6でNOと判断する。したがって、制御部65は、ステップS6からステップS7に進んで、最も古い電子ズーム画像を消去する。
ここで、最も古い電子ズーム画像とは、サブ表示エリア401〜403に表示された電子ズーム画像の中で、最先に表示された電子ズーム画像である。
図6(B)の例において最も古い電子ズーム画像は、第1サブ表示エリア401に表示されている倍率3倍の電子ズーム画像DZ3である。したがって、ステップS7での処理により倍率3倍の電子ズーム画像DZ3が消去される。しかる後に、前述したステップS8の処理が実行され、サブ表示エリア401〜403に倍率順に電子ズーム画像が表示される。
よって、限られた表示面積からなるモニタ4に、試行錯誤に際して有効な、より新たな倍率の電子ズーム画像を表示させることができる。
ユーザが例えばさらに図6(A)の矢示P5に示すように、ズームレンズ111が12倍に対応するレンズ位置に移動したときに、ズームボタン3の押下をやめてズーム操作を規定の時間以上一時停止させたとする。すると、制御部65はステップS5からステップS6に進んだ際、ステップS6でNOと判断する。したがって、制御部65はステップS6からステップS7に進んで、最も古い電子ズーム画像を消去する。
この時点において、図6(B)の例における最も古い電子ズーム画像は、第1サブ表示エリア401に表示されている倍率5倍の電子ズーム画像DZ5である。したがって、ステップS7での処理により倍率5倍の電子ズーム画像DZ5が消去される。しかる後に、前述したステップS8の処理が実行される。
このとき、ステップS7に続くステップS8では、電子ズーム画像をモニタ4のサブ表示エリア401〜403に倍率順に表示させる。
図6(B)は、図6(A)に対応するモニタ4の表示例を示す説明図である。ステップS8の処理が実行されると、図6(B)に示すように、サブ表示エリア401〜403の各々に倍率7倍の電子ズーム画像DZ7、倍率10倍の電子ズーム画像DZ10、倍率12倍の電子ズーム画像DZ12が表示された状態となる。
また、ユーザが再度ズームボタン3の押下を行って、ズームレンズ111が図6(A)の矢示P6に示す「15倍」のレンズ位置にあるとする。すると、同図(B)に例示するように、メイン表示エリア404にはライブビュー画像として現在のズーム倍率15倍である光学ズーム画像OZ15が表示されている。しかし、サブ表示エリア401〜403の各々には、倍率7倍の電子ズーム画像DZ7、倍率10倍の電子ズーム画像DZ10、倍率12倍の電子ズーム画像DZ12が表示されている。
したがって、現在のズーム倍率「15倍」から、過去のズーム倍率「7倍」、「10倍」、「12倍」に対応するレンズ位置にズームレンズ111を再び移動させることなく、ユーザは、過去のズーム倍率「7倍」、「10倍」、「12倍」の画像、画角を確認することができる。
よって、ユーザにおいて、撮影しようとする画像の画角に迷いがあったり、より画像の芸術性等を高めるべく画像の画角に固執した場合であっても、「画角変更作業」と「画像確認作業」とが繰り返し行う必要がない。このため、「画角変更作業」に伴って、ズームモーター12によるズームレンズ111の駆動が行われたり、これにより多くの電力が消費されてしまうこともない。その結果、ユーザが、変更した種々のズーム倍率よる画像を確認しながら撮影を遂行する際に、消費される電力を低減することができる。
そして、例えば図6(B)に示す状態で、ユーザが、第1サブ表示エリア401にタッチしたとすると、ステップS9の判断がYESとなる。したがって、制御部65は、ステップS9からステップS10に処理を進めて、指定されたズーム倍率を目標ズーム倍率として決定する。これにより、図6(A)に示す例では目標ズーム倍率「倍率7倍」が決定される。
つまり、ステップS10で決定される目標ズーム倍率とは、ユーザが試行錯誤の結果、サブ表示エリア401〜403に表示されている画像から選択した画像の画角に対応する所望のズーム倍率である。
よって、ユーザは、所望の画角からなる画像にタッチする簡単な操作により、試行錯誤の結果に基づくズーム倍率を決定することができる。
引き続き制御部65は、光学ズーム部51を制御して、新たに決定(変更)された目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズ移動させる(ステップS11)。具体的には、CPU13は、モータードライバ16を制御してズームモーター12を駆動し、新たに決定(変更)された目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズ111移動させる。
図7(A)は、前記図6(A)の状態2の後に目標ズーム倍率(7倍)が決定され、目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズが移動する状態3におけるレンズ位置の例を示す説明図である。図6(A)において矢示P6はズームレンズ111の現在のレンズ位置を示し、P7は目標ズーム倍率に対応するレンズ位置を示す。また、「×15」、「×7」の数値は、各レンズ位置P6、P7に対応するズーム倍率を示す。
ステップS11の処理が行われることにより、ズームレンズ111は、図7(A)に矢示P6で示す現在のレンズ位置(×15)から、矢示P7で示す目標ズーム倍率(7倍(×7))に対応するレンズ位置移動していく。
なお、「×11」の数値は、現在の光学ズーム倍率と目標ズーム倍率との差分を均等に分割するズーム倍率を示す。また、「×4」の数値は、光学ズーム倍率の下限(1倍)と目標ズーム倍率との差分を均等に分割するズーム倍率を示す。
次に、制御部65の第2倍率取得部60は現在の光学ズーム倍率、つまりズームレンズ111の現在のレンズ位置に対応するズーム倍率を取得し、倍率算出部62はこの取得した光学ズーム倍率と目標ズーム倍率との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する(ステップS12)。つまり、図7(A)の例のように、現在の光学ズーム倍率が15倍であるとすると、目標ズーム倍率が7倍であることから、両者の差分は15−7=8となる。また、この差分「8」を均等に分割すると「4」である。したがって、均等に分割したズーム倍率は図7(A)に示すように、7+4=11であり、ステップS12では「倍率11倍」が算出される。
さらに、倍率算出部62は、目標ズーム倍率と光学ズームの上限又は下限との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する(ステップS13)。
このステップS13の処理に際しては、目標ズーム倍率が現在の光学ズーム倍率よりも小さい場合には、倍率算出部62は、目標ズーム倍率と光学ズームの下限との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する。また、これとは逆に、目標ズーム倍率が現在の光学ズーム倍率よりも大きい場合には、倍率算出部62は、目標ズーム倍率と光学ズームの上限との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する。
したがって、図7(A)の例の場合、目標ズーム倍率が「7倍」で現在の光学ズーム倍率が「15倍」であることから、倍率算出部62は、目標ズーム倍率と現在の光学ズーム倍率との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する。また、目標ズーム倍率は「7倍」であり光学ズームの下限は「1倍」であることから、差分は7−1=6となる。また、この差分「6」を均等に分割すると「3」である。したがって、均等に分割したズーム倍率は図7(A)に示すように、1+3=4であり、ステップS12では「倍率4倍」が算出される。
なお、光学ズーム倍率とは、ズームレンズ111のレンズ位置に対応するズーム倍率である。
次に、制御部65の電子ズーム部55は、前記ステップS11及びS12で算出したズーム倍率の電子ズーム画像と目標ズーム倍率の電子ズーム画像とを生成して、サブ表示エリア401〜403に倍率順で表示する(ステップS14)。したがって、このステップS14での処理により、図7(B)に例示するように、サブ表示エリア401〜403の各々に倍率4倍の電子ズーム画像DZ4、倍率7倍の電子ズーム画像DZ7、倍率11倍の電子ズーム画像DZ11が表示された状態となる。
引き続き、制御部65は、ズームレンズの移動処理が完了したか否か、つまりズームレンズ111が目標ズーム倍率に対応するレンズ位置に到達したか否かを判断する(ステップS15)。ズームレンズ111の移動処理が完了していなければ、制御部65は、ズーム倍率を再度指定(変更)する操作を検知したか否かを判断する(ステップS9)。ここで、ズーム倍率を再度指定(変更)する操作も、前述したステップS9と同様に、ユーザがサブ表示エリア401〜403をタッチする操作である。
そして、ズームレンズの移動処理が未だ完了せず(ステップS15;NO)、ズーム移動処理中であり、かつ、ズーム倍率を指定(変更)する操作も行われない(ステップS16;NO)状態において、制御部65はステップS11〜S16を各処理を繰り返す。
したがって、ユーザは、目標ズーム倍率に決定した後であっても、サブ表示エリア401〜403に表示された目標ズーム倍率の電子ズーム画像や、前記差分に応じた電子ズーム画像を視認しつつ、最終的な画角を再度試行錯誤することができる。
また、この間、ズームレンズ111は、ズームモーター12により駆動されて、目標ズーム倍率方向(図7(A)の例においては、7倍方向)に移動していく。
図8(A)は、図7(A)の状態3に引き続き、目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズが移動する状態4における、レンズ位置の例を示す説明図である。図8(A)において、矢示P8はズームレンズ111の現在のレンズ位置を示し、P7は目標ズーム倍率に対応するレンズ位置を示す。図8(B)は、図8(A)の状態4に対応するモニタの表示例を示す説明図である。
前記目標ズーム倍率(7倍)方向に移動していくズームレンズ111が、移動に伴って図8(A)の矢示P8に示す「13倍」のレンズ位置に到達すると、同図(B)に示すように、メイン表示エリア404には現在のズーム倍率13倍の光学ズーム画像OZ13がライブビュー画像として表示されることとなる。
そして、ステップS12では現在のズーム倍率と目標ズーム倍率との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する。つまり、現在の光学ズーム倍率が13倍であるとすると、目標ズーム倍率が7倍であることから、両者の差分は13−7=6となる。また、この差分「6」を均等に分割すると「3」である。したがって、均等に分割したズーム倍率は図8(A)に示すように、7+3=10であり、ステップS12では「倍率10倍」が算出される。また、ステップS13では前述と同様に「倍率4倍」が算出される。
したがって、例えばこのステップS14での処理により、図8(B)に示すように、例えばサブ表示エリア401〜403の各々に、倍率4倍の電子ズーム画像DZ4、倍率7倍の電子ズーム画像DZ7、倍率10倍の電子ズーム画像DZ10が表示された状態となる。つまり、サブ表示エリア401、403の倍率4倍の電子ズーム画像DZ4と倍率7倍の電子ズーム画像DZ7とはそのまま表示され続けられ るが、第2サブ表示エリア403の画像が、ズームレンズ111の現在のレンズ位置の変化に伴って、倍率11倍の電子ズーム画像DZ11から倍率10倍の電子ズーム画像DZ10へと変化する。
したがって、ユーザは、目標ズーム倍率に決定した後において、ズームレンズ111の移動に伴って変化するサブ表示エリア403の電子ズーム画像を視認しつつ、最終的な画角を試行錯誤することもできる。
そして、例えば図8(B)に示す状態で、ユーザが、第3サブ表示エリア403にタッチしたとすると、ステップS16の判断がYESとなる。したがって、制御部65は、ステップS16からステップS10に戻って、指定されたズーム倍率を目標ズーム倍率に決定する。これにより、目標ズーム倍率「倍率10倍」が決定されることとなる。
引き続き制御部65は、光学ズーム部51を制御して、新たに決定(変更)された目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズ移動させる(ステップS11)。具体的には、CPU13は、モータードライバ16を制御してズームモーター12を駆動し、新たに決定(変更)された目標ズーム倍率に対応するレンズ位置へとズームレンズ111移動させる。
図9(A)は、図8(A)の状態4の後、当初の目標ズーム倍率(7倍)に対応するレンズ位置へとズームレンズが移動する前に、ズーム倍率が10倍に変更された状態における、レンズ位置の例を示す説明図である。図9(A)において、矢示P8はズームレンズ111の現在のレンズ位置を示し、P9は変更後の目標ズーム倍率に対応するレンズ位置を示す。
前記ステップS11での処理により、ズームレンズ111は、例えば図9(A)に矢示P8で示す現在のレンズ位置(×13)から、矢示P9で示す目標ズーム倍率(10倍(×10))に移動していく。
次に、制御部65の倍率算出部62は、現在のズーム倍率と目標ズーム倍率との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する(ステップS12)。つまり、例えば現在の光学ズーム倍率が13倍であるとすると、目標ズーム倍率が10倍であることから、両者の差分は13−10=3となる。また、この差分「3」を均等に分割すると「1.5」である。したがって、均等に分割したズーム倍率は図7(A)に示すように、10+1.5=11.5であり、ステップS12では「倍率11.5倍」が算出される。
さらに、制御部65の倍率算出部62は、目標ズーム倍率と光学ズームの上限又は下限との差分を、均等に分割するズーム倍率を算出する(ステップS13)。図9(A)の例の場合、目標ズーム倍率(10倍)が現在の光学ズーム倍率(13倍)よりも小さいので、目標ズーム倍率と光学ズームの下限との差分を均等に分割するズーム倍率を算出する。つまり、目標ズーム倍率は「10倍」であり光学ズームの下限は「1倍」であることから、差分は10−1=9となる。また、この差分「9」を均等に分割すると「4.5」である。したがって、均等に分割したズーム倍率は図9(A)に示すように、1+5.5=5.5であり、ステップS12では「倍率5.5倍」が算出される。
次に、制御部65の電子ズーム部55は、前記ステップS11及びS12で算出したズーム倍率の電子ズーム画像と目標ズーム倍率の電子ズーム画像とを生成して、サブ表示エリアに倍率順で表示する(ステップS14)。
図9(B)は、図9(A)の状態5に対応するモニタの表示例を示す説明図である。前記ステップS14での処理により、図9(B)に示すように、サブ表示エリア401〜403の各々に倍率5.5倍の電子ズーム画像DZ5.5、倍率10倍の電子ズーム画像DZ10、倍率11.5倍の電子ズーム画像DZ11.5が表示された状態となる。
引き続き、制御部65は、ズームレンズの移動処理が完了したか否か、つまりズームレンズが目標ズーム倍率に対応するレンズ位置に到達したか否かを判断する(ステップS15)。ズームレンズ111の移動処理が完了して、ズームレンズ111が目標ズーム倍率に対応するレンズ位置に到達したならば、制御部65はステップS3に戻る。
そして、ズーム操作が検出されない場合には、シャッタボタン2の押下によるシャッタ操作が検出が検出されたか否かを判断する(ステップS17)。シャッタボタン2の押下が検出されたならば、撮影処理を実行する(ステップS18)。具体的には、CPU13は、シャッタボタン2の押下時点でSDRAM22に記憶されている画像データを圧縮し、圧縮した画像データを静止画ファイルとして記録部62である外部メモリ25に記録して、処理を終了する。
これにより、試行錯誤した結果最終的にユーザが決定した目標ズーム倍率の画角からなる画像を外部メモリ25に記録することができる。
しかも、本実施の形態においては、モニタ4に現在のズーム倍率からなる光学ズーム画像をライブビュー画像として表示しつつ、ユーザがズーム操作を規定の時間以上一時停止した際のズーム倍率に対応する電子ズーム画像を表示するようにした。よって、逐次変化するライブビュー画像の画角も参照しつつ、試行錯誤することもできる。
なお、このように実施の形態においては、現在のズーム倍率からなる光学ズーム画像をライブビュー画像として表示しつつ、ユーザがズーム操作を規定の時間以上一時停止した際のズーム倍率に対応する電子ズーム画像を表示するようにした。しかし、ライブビュー画像を表示させることなく、ユーザがズーム操作を規定の時間以上一時停止した際のズーム倍率に対応する電子ズーム画像のみを表示させてもよく、この場合、複数のズーム倍率に対応する電子ズーム画像を表示させればよい。
また、実施の形態においては、3種類のズーム倍率に対応する電子ズーム画像を表示させるようにしたが、表示させる電子ズーム画像はこれに限ることなく、より多くてもよい。また、現在のズーム倍率からなる光学ズーム画像をライブビュー画像として表示させるのであれば、ユーザがズーム操作を規定の時間以上一時停止した際のズーム倍率に対応するいずれか唯一の電子ズーム画像を表示させるようにしてもよい。
また、実施の形態においては、ステップS12で光学ズーム倍率と目標ズーム倍率との差分を均等に分割するズーム倍率を算出するようにした。しかし、光学ズーム倍率と目標ズーム倍率との差分を均等に分割することなく、光学ズーム倍率と目標ズーム倍率との間のズーム倍率を単に得るようにしてもよい。また、ステップS13では、目標ズーム倍率と光学ズームの上限又は下限との差分を均等に分割するズーム倍率を算出するようした。しかし、この場合も、光学ズーム倍率と光学ズームの上限又は下限間のズーム倍率を単に得るようにしてもよい。
1 デジタルカメラ
2 シャッタボタン
3 ズームボタン
4 モニタ
11 レンズブロック
12 ズームモーター
13 CPU
15 タイミング発生器
16 モータードライバ
18 CCD
19 水平ドライバ
20 ユニット回路
21 画像処理部
22 SDRAM
25 外部メモリ
26 フラッシュメモリ
32 タッチパネル
111 ズームレンズ
301 Tボタン部
302 Wボタン部
401〜403 サブ表示エリア
404 メイン表示エリア

Claims (8)

  1. 画像を撮影して、撮影した画像を表す画像データを得る撮影手段と、
    ズームレンズを移動させることにより、前記撮影手段が撮影する画像のズーム倍率を変化させる光学ズーム手段と、
    前記ズームレンズが停止した際における当該ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する第1の倍率取得手段と、
    前記第1の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に従い、前記撮影手段の撮影により得られた画像データに電子ズーム処理を施すことにより、電子ズーム画像データを生成する第1の電子ズーム手段と、
    前記第1の電子ズーム手段により生成された前記電子ズーム画像データが表す電子ズーム画像を画面に表示する第1の表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第1の表示制御手段は、前記電子ズーム画像とともに、前記撮影手段により得られた画像データが表すライブビュー画像を前記画面に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. ユーザによる所定操作を検知する検知手段をさらに備え、
    前記光学ズーム手段は、前記検知手段による前記所定操作の検知に応答して、前記ズームレンズを移動させ、
    前記第1の倍率取得手段は、前記検知手段より前記所定操作が検知されない状態となったときにおける、前記ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮影装置。
  4. 前記第1の倍率取得手段は、前記検知手段より前記所定操作が検知されない状態となってから規定の時間が経過したときにおける、前記ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する
    ことを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  5. 操作に応答してズーム倍率を指定する倍率指定手段を更に備え、
    前記光学ズーム手段は、前記倍率指定手段により指定されたズーム倍率に対応する目標レンズ位置に前記ズームレンズを移動させる
    ことを特徴とする請求項1から4にいずれか記載の撮影装置。
  6. 前記光学ズーム手段が前記目標レンズ位置へ移動している状態において、現在の前記ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する第2の倍率取得手段と、
    前記第2の倍率取得手段により取得されたズーム倍率と、前記目標レンズ位置に対応するズーム倍率との間を分割したズーム倍率を算出する倍率算出手段と、
    前記倍率算出手段により算出されたズーム倍率に従い、前記撮影手段の撮影により得られた画像データに電子ズーム処理を施すことにより、電子ズーム画像を表す電子ズーム画像データを生成する第2の電子ズーム手段と、
    前記第2の電子ズーム手段により生成された前記電子ズーム画像データが表す電子ズーム画像を前記画面に表示する第2の表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1から5にいずれか記載の撮影装置。
  7. 前記撮影手段が撮影する画像のズーム倍率を最小にするレンズ位置を下限位置と呼ぶととともに、前記撮影手段が撮影する画像のズーム倍率を最大にするレンズ位置を上限位置と呼んだ場合、
    前記倍率算出手段は、前記下限位置又は上限位置とに対応するズーム倍率と、前記目標レンズ位置に対応するズーム倍率との間を分割したズーム倍率を、さらに算出する
    ことを特徴とする請求項6記載の撮影装置。
  8. 画像を撮影して、撮影した画像を表す画像データを得る撮影手段と、ズームレンズを移動させることにより、前記撮影手段が撮影する画像のズーム倍率を変化させる光学ズーム手段とを備える撮像装置が有するコンピュータを、
    前記ズームレンズが停止した際における当該ズームレンズのレンズ位置に対応するズーム倍率を取得する第1の倍率取得手段と、
    前記第1の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に従い、前記撮影手段の撮影により得られた画像データに電子ズーム処理を施すことにより、電子ズーム画像データを生成する第1の電子ズーム手段と、
    前記第1の電子ズーム手段により生成された前記電子ズーム画像データが表す電子ズーム画像の少なくとも1つを画面に表示する第1の表示制御手段として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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