JP2013120336A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異なる被走査面上で主走査方向に先行するビームが同一のチャンネルになるように光束分割後の光路を構成する光走査装置及び画像形成装置を得る。
【解決手段】 カップリングレンズと、光ビームを主走査方向に長い線像として結像させる結像光学系との光路内に、光ビームの光路を透過方向と反射方向の2方向に分離する光路分離手段と、2方向に分離された光ビームをポリゴンミラーの偏向反射面に導く反射ミラーと、が配備され、分離された光ビームは、ポリゴンミラーの各々異なる偏向反射面において互いに反対向きに偏向反射されて、被走査面の1つを走査する光ビームは複数であって、光路分離手段を透過した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数と、光路分離手段を反射した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数と、の差が奇数である光走査装置による。
【選択図】図1

Description

本発明は、光走査装置及び、同装置を備えた画像形成装置に関するものである。
レーザプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置において、画像の書込みを光ビーム走査方式によって行うものがある。この方式は、画像データに応じて出射された光ビームを、回転ポリゴンミラー(多面体反射面を持つ光偏向器)等により主走査方向に周期走査させ、この走査された光ビームによって、副走査方向(主走査に直交する方向)に移動する感光体を照射して、感光体上に1ライン分ずつ画像を書込んでいくものである。
この光ビーム走査方式では感光体上の画像書込み位置を、各走査ラインで一定にする必要がある。そのため、画像書込み開始側における感光体(画像領域)の外に光ビームを検出するセンサ(以下「同期検知センサ」という。)を備えおり、ポリゴンミラーによって主走査方向に走査される光ビームの通過を検知する。この検知されたタイミングをもって、主走査ライン毎に光ビームの出射タイミングを指示することで、一定位置で画像書込みを開始させるように制御している。
カラー画像の場合は、色成分ごとに設けられた感光体への光ビーム走査が行われ、各色成分の合成処理によってカラー画像を得ることができる。この画像形成に係るカラー合成処理は、各色成分を潜像させた感光体による各色の転写過程によって行われる。この方式をタンデム方式という。タンデム方式では、各色成分の感光体にそれぞれ光ビーム走査露光を行うので、色成分毎に同期検知信号に基づく画像書込みの制御を行う。
上記のような従来の画像形成装置においては、色成分ごとに対応する同期検出センサを要するが、単一の同期検知センサにより各光ビームの同期検知信号を発生させる手段を備え、従来よりも装置構成の簡素化した画像形成装置が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特許文献1のように各色に対応する光源から出射された複数のレーザビームを走査するものであって、例えば、光源がch1からch4までの4チャンネルのLDアレイで構成されるものがある。この構成の場合は、1つの被走査面上で、ch1のレーザビームが主走査方向に先行し、ch2、ch3、ch4の順に走査される。別の(対応側の)被走査面上では、ch4のレーザビームが主走査方向に先行し、ch3、ch2、ch1の順に走査される。
この場合、同期検出素子で書き出し開始位置を検出する際に、先行するチャンネルで同期検出をすると、ch1とch4の点灯切り替えが必要になるため、光源の点灯制御が複雑になる。また、同期検出の点灯チャンネルを例えばch1に固定すると、対向側の被走査面上ではch1が後行ビームとなるから、先行する他のチャンネル(ch4、ch3、ch2)の同期検出と有効走査領域の終端との間隔が、チャンネルごとに異なる。その結果、同期検出と有効走査領域の終端との間隔が短いチャンネルが生じる。
走査光学系においては、素子の温度上昇や周囲温度の変化に対して、光源の光量が一定となるように、有効走査領域の終端側の走査領域外で光量制御(APC)を行う。ここで、同期検出と有効走査領域の終端との間隔が短いチャンネルでは、APCの時間を確保することができなくなったり、書込の有効走査範囲の間隔が狭くなったりするという問題が生じる。
図9および図10を用いて従来の光走査装置の課題について説明をする。図9は、従来の光走査装置の例を示す構成図である。図10は、従来の光走査装置に係るタイミングチャートである。図9において、符号11は4chのマルチビーム半導体レーザを備えた光源装置である。図示が煩雑になることを避けるため、光源装置11から出射された4本の光ビームのうちch1に相当するレーザビームを実線で表し、ch4に相当するレーザビームを破線で表している。ch2とch3に相当するレーザビームは図示を省略している。また、カップリングレンズ2の光軸を通過する仮想の光ビームの光路(以下「基準軸」という。)を一点鎖線で表している。
図9の中央付近には、回転多面鏡であるポリゴンミラー60が配置されている。ポリゴンミラー60を中心として、図9に正対した右側に表されている走査光学系では、ch1のレーザビームが主走査方向に先行し、ch2、ch3、ch4の順に続いて走査される。一方、図9に正対した左側に表されている走査光学系では、ch4のレーザビームが主走査方向に先行し、ch3、ch2、ch1の順に続いて走査される。
上記のように走査されるとき、同期検出素子23で書き出し開始位置を検出する際に、先行するチャンネルで同期検出をしようとすれば、ch1とch4の点灯を切り替える必要があるため、光源1における点灯制御が複雑になる。または同期検出の点灯チャネルをch1に固定した場合は、図10に示すタイムチャートのように、対向側の被走査面上ではch1が後行ビームとなり、先行する他のチャンネル(ch4,3,2)の同期検出と有効走査領域の終端との間隔がチャンネル毎に異なる。特に両端に位置するch1とch4では短くなる。
光源装置11が備える半導体レーザは、温度上昇や周囲の温度環境の変化によって、レーザビームの光量が変化するので、これを調整するために、走査領域外で光量制御(APC)を行う必要がある。しかし、上記のように、同期検出と有効走査領域の終端との間隔が短くなると、APCの時間を確保できなくなる。または、APCの時間を確保すると、書込みの有効走査範囲が狭くなる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、異なる被走査面上で主走査方向に先行するビームが同一のチャンネルになるように、光束分割後の光路を構成する光走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、光走査装置に係るものであって、光源と、光源から出射した光ビームを平行光束又は弱い発散光束又は弱い収束光束にカップリングするカップリングレンズと、カップリングレンズによりカップリングされた光ビームを主走査方向に長い線像として結像させる結像光学系と、結像点近傍に偏向反射面を有してなるポリゴンミラーと、ポリゴンミラーにて偏向反射された光ビームを被走査面に導く走査光学系と、を有してなる光走査装置であって、カップリングレンズと結像光学系との光路内に、カップリングされた光ビームの光路を透過方向と反射方向の2方向に分離する光路分離手段と、2方向に分離された光ビームをポリゴンミラーの偏向反射面に導く反射ミラーと、が配備され、分離された光ビームは、ポリゴンミラーの各々異なる偏向反射面において互いに反対向きに偏向反射されて走査光学系により異なる被走査面に導かれ、被走査面の1つを走査する光ビームは複数であって、光路分離手段を透過した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数と、光路分離手段を反射した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数と、の差が奇数であることを最も主な特徴とする。
本発明によれば、光源の点灯制御が単純化され、光量制御(APC)の時間も確保し、書込みの有効走査範囲を広くすることができる。
本発明に係る光走査装置の実施の形態を示す光学配置図である。 上記光走査装置の副走査方向の光学配置構成図である。 上記光走査装置が備えるポリゴンミラーのタイミングチャートである。 本発明に係る光走査装置の別の実施の形態を示す光学配置図である。 本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態を示す光学配置図である。 本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態を示す光学配置図である。 本発明に係る光走査装置のさらに別の実施の形態を示す光学配置図である。 本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示す構成図である。 従来の光走査装置の例を示す光学配置図である。 従来の光走査装置が備えるポリゴンミラーのタイミングチャートである。
以下、本発明に係る光走査装置の実施形態について図面を用いながら説明する。本実施例に係る光走査装置は、光ビームを主走査断面内で2分割し、2つの光源装置から出射された2つの光ビームを、2段構成の多面鏡式光偏向器(ポリゴンミラー)に入射し、ポリゴンミラーにおいて偏向された各光ビームが走査光学系を介して4つの光導電性感光体上を走査する光走査装置である。図1は、本実施例に係る光走査装置20の主走査の断面構成図である。図2は本実施例に係る光走査装置20の副走査方向の断面構成図である。
ここで、光学装置から出射された光ビームがポリゴンミラーで偏向走査される方向を主走査方向とし、主走査方向と直交する方向を副走査方向とする。
図1において、符号1は、4chのマルチビーム半導体レーザを実装した光源装置である。光源装置1は半導体レーザ素子からなるLDアレイであって、ch1〜ch4の4つの発光点が、30〜50μmピッチで直線状に配列されており、走査面上で副走査方向に所定のピッチになるようにch1〜ch4の直線状の配列がわずかに傾けてある。光源装置1の半導体レーザから出射された光ビームは、カップリングレンズ2により光ビームの進行方向に配置されている光学系に適した光束形態(平行光束あるいは弱い発散性もしくは弱い収束性の光束)に変換される。カップリングレンズ2から射出されて、所望の光束形態となった各光ビームは、光ビーム幅を規制するアパーチュア3の開口部を通過して「ビーム整形」されたのち、光路分離手段であるハーフミラー4HMに入射する。
ハーフミラー4HMに入射した光ビームは、ハーフミラーの作用により、主走査断面内で2つの光路に分割される。図1においては、ハーフミラー4HMで反射される光ビームの光路を符号1aで表し、ハーフミラー4HMを透過する光ビームの光路を符号1bで表す。
図1に示すように、光路1bに配備された反射ミラーの枚数は0枚であるが、光路1aには反射ミラー4Mが配備されている。反射ミラー4Mは1枚の鏡である。すなわち、光路分離手段であるハーフミラー4HMを透過した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数と、光路分離手段であるハーフミラー4HMを反射した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数の差は「1」である。言い換えると、光路分離手段であるハーフミラー4HMを透過した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数と、光路分離手段であるハーフミラー4HMを反射した光ビームの光路内に配備された反射ミラーの枚数の差は奇数である。
2本の光路1a、1bに分けられた光ビームは、それぞれシリンドリカルレンズ5a、5bに入射する。シリンドリカルレンズ5a、5bの作用によって副走査方向へ集光され、ポリゴンミラー6の偏向反射面近傍に「主走査方向に長い線像」として結像する。
なお、図1においては、図が煩雑になることを避けるため、光源1が備える4chのマルチビーム半導体レーザから出射された4本の光ビームのうち、ch1とch4からの光ビームを代表的に示している。ch1を実線で表し、ch4を点線で表して、ch2とch3の図示は省略している。また、カップリングレンズ2の光軸を通過する仮想光ビームの光路である基準軸を一点鎖線で表している。
ポリゴンミラー6に入射し、偏向された光ビームは走査結像光学系へと射出される。ポリゴンミラー6は、6面の偏向反射面を持つ同一形状の多面鏡を副走査方向上下2段に合わせてなり、上下2段の多面鏡が一体で回転するように構成されている。
図2において、符号7a、7b、7c、7dは走査レンズ、符号8a(8a1、8a2、8a3)、8b(8b1、8b2、8b3)、8c(8c2)、8d(8d2)は光路折り曲げミラーを示している。符号9Y、9M、9C、9Kは光導電性感光体を示している。図2に示すように、走査レンズ7aと光路折り曲げミラー8aは、ポリゴンミラー6の上回転多面鏡6aにより偏向される光源装置1からの4本の光ビームを、対応する光導電性感光体9K上に導光し、副走査方向に分離した4つの光スポットを形成する第1の走査結像光学系を構成する。走査レンズ7bと光路折り曲げミラー8bは、ポリゴンミラー6の上回転多面鏡6aにより偏向される光源装置1からの4本の光ビームを、対応する光導電性感光体9Y上に導光して、副走査方向に分離した4つの光スポットを形成する第2の走査結像光学系を構成する。
光源装置1から出射された4本の光ビームは、ハーフミラー4HMによって光路1aと光路1bとに分離されて、ポリゴンミラー6の上回転多面鏡6aにより、それぞれ異なる方向に偏向される。これら2組の光路1a、1bに分離した光ビームは、それぞれ4本の光ビームであって光導電性感光体9K、9Yをマルチビーム走査する。
上記構成を有する光走査装置20において、ポリゴンミラー6を中心として紙面右側に構成された第1走査結像光学系側に偏向された光ビームが、光導電性感光体9Kの光走査を行うとき、紙面左側に構成された第2走査結像光学系側に偏向された光ビームは、光導電性感光体9Yには導光されない。また、第2走査結像光学系側に偏向された光ビームが光導電性感光体9Yの光走査を行うとき、第1走査結像光学系側に偏向された光ビームは、光導電性感光体9Kには導光されない。すなわち、光導電性感光体9K、9Yの光走査は「時間的にずれて交互」に行われることになる。光導電性感光体9Kの光走査が行われるときは光源装置1の光強度を「黒画像の画像信号」で変調し、光導電性感光体9Yの光走査が行われるときは光源1の光強度を「イエロー画像の画像信号」で変調すれば、光導電性感光体9Kには黒画像の静電潜像を、光導電性感光体9Yにはイエロー画像の静電潜像を、書込むことができる。
光走査装置20の図示しない「下段用の光源装置」から射出される2本の光ビームはポリゴンミラー6の下回転多面鏡6bにより偏向されて、光導電性感光体9M、9C上をマルチビーム走査される。
このように本実施例に係る光走査装置20は、光源装置1から出射された光ビームはハーフミラー4HMで、主走査断面内で2つに分離して、それぞれの光路1aと1bに分かれる。光路1aおよび1bのそれぞれの光ビームは、ポリゴンミラー6の異なる反射面に入射され、回転軸と交差する方向でポリゴンミラー6を挟んだ両側に配置されている第1走査光学系と第2走査光学系のそれぞれに偏向走査される。それぞれの走査光学系は、被走査面上における光束の書き出しタイミングを決定するための同期検出用光学系を有している。各同期光学系は、ポリゴンミラー6により反射された光ビームの光路を変更する光路変更素子10a、10bと結像素子11a、11bをそれぞれ備え、単一の同期検出素子12に入射するように構成されている(図1を参照)。
2つの走査光学系のうち、ポリゴンミラー6の回転順方向(図1に示す符号R)に対し、光源1からの角度が小さい側に配置された走査光学系を第1走査光学系、他方を第2走査光学系とし、それぞれの同期検出光学系を第1同期検出光学系、第2同期検出光学系とする。
次に、本実施例に係る光走査装置が備えるポリゴンミラー6のタイミングチャートについて説明をする。図3はポリゴンミラー6を30000回転/分で回転させたときのタイミングチャートの例であって、ポリゴンミラー6の回転順方向に対し、光源からの角度が小さい右側に配置された第1走査光学系の同期検出光学系で光ビームが検出されてから、ポリゴンミラー6の6面中の1面分の回転(角度60°の回転)をして、再び第1走査光学系の同期検出光学系で光ビームが検出されるまでのタイミングを図示している。なお、同期検出ではch1のみが点灯し、ch2〜cH4はそのチャンネルを点灯させた場合の同期検出相当のタイミングを点線で示している。
光源装置1を構成するLDアレイは、ch1〜ch4の4つの発光点は、主走査方向に略30〜50μmピッチで配列されるが、像面や同期検出面上では、主走査方向のch1〜ch4の間隔が拡大される。
図3は、ch1〜ch4の同期検出タイミングがずれる様子を誇張して示している。6面あるポリゴンミラー6の反射面の1面分(60°)の回転は333μsに相当する。第1同期検出光学系に検出されてから第2同期検出光学系に検出されるまでの時間T1は約169μsであって、このときのポリゴンミラー6の回転角度は30.5°である。第2同期検出光学系に検出されてから第1同期検出光学系に検出されるまでの時間T2は約164μsであって、このときのポリゴンミラー6の回転角度は29.5°である。第1同期検出光学系に検出されてから第1走査光学系の書き出し開始位置までの時間Td1は19μsであって、このときのポリゴンミラー6の回転角度は3.5°である。第2同期検出光学系に検出されてから第2走査光学系の書き出し開始位置までの時間をTd2は22μsであって、このときのポリゴンミラー6の回転角度は4°である。
T1>T2、かつ、Td1<Td2となるように光路変更素子10aおよび10bは配置されている。各走査光学系の画像形成される1走査時間は133μs、ポリゴンミラー6の回転角度は24°である。光ビームが走査されて画像形成される角度は回転角度24°の2倍の48°である。
本実施例に係る走査光学系の主走査断面において(図1を参照)、ポリゴンミラー6の反射点と、それぞれの走査光学系の被走査面に垂直となる軸を基準軸にしたとき、第1走査光学系の被走査領域の走査開始点に対応する走査開始角度θs1は約25°に設定され、また、走査終了点に対応する走査終了角度θe1は約23°に設定される。第2走査光学系の被走査領域の走査開始点に対応する走査開始角度θs2は約23°に設定され、走査終了点に対応する走査終了角度θe2は約25°に設定される。すなわち、θs1、θe1、θs2、θe2の関係は、「θs1=θe2」、「θe1=θs2」、「θs1>θe1」となっている。
本実施例に係る光走査装置においては、有効走査領域として光学特性の劣化が大きい鈍角側(第1走査光学系の走査後半θe1、第2走査光学系の走査前半θs2)の領域を小さく設定している。このように鈍角側を小さく設定する理由について説明する。
被走査面上のすべての主走査位置で、ポリゴンミラー6の反射面と被走査面を、副走査方向の共役関係に保つことが光学特性上理想的である。しかし、ポリゴンミラー6への入射角が鈍角であるほど、ある角度を走査するとき、ポリゴンミラー6の反射面の光ビーム進行方向における位置変化が大きくなる。これによって主走査位置ごとの共役関係の差が大きくなってしまう。そうすると、被走査面上での、副走査方向のビームスポット径や、回転多面鏡の複数の反射面間での副走査位置のばらつきが大きくなってしまい不都合である。また、反射面への入射角が鈍角であるほど、広い有効範囲を必要とするため、高い面精度が要求される。
そこで、本実施例に係る光走査装置20のように、6面のポリゴンミラー6を用いたものは、ポリゴンミラー6の反射面に向かう光ビームとポリゴンミラー6の反射面との成す角のうち、ポリゴンミラー6の反射面から走査光学系に向かう光ビームを含む側の角度は常に鈍角となっている。
光路変更素子10aおよび光路変更素子10bは、ポリゴンミラー6に最も近い結像素子である走査レンズ7aおよび走査レンズ7bよりも後ろとなる同期検出光学系の光路上に配置されている。走査レンズ7aおよび走査レンズ7bの端部には光束の収束、発散作用の無い単なる透過部であるノンパワー部7npを設け、同期用の光束を透過させている。
光路変更素子10aと光路変更素子10bは、光ビームの進行方向において走査レンズ7aおよび走査レンズ7bより前に配置することもできるが、走査レンズ7aおよび7bより後ろ側に配置することで、同期光と走査光の分離が容易となる。そこで、本実施例に係る光走査装置においては、ポリゴンミラー6で反射されて走査される光束幅約4mmに対し、走査レンズ7aおよび7bの有効走査範囲と、端部のノンパワー部7npの境界部分は、同期光と走査光の分離はそれぞれの光束が部品ばらつきにより重なることが無いように、走査レンズの入射面上で2〜3mm程度離れるように設定されている。
上記のように、光路変更素子10aと光路変更素子10bを、走査レンズ7aおよび走査レンズ7bの後ろ側に配置することで、ポリゴンミラー6により偏向された走査光が同期検知光学系の部材と干渉する範囲を最小化させることができる。その結果、画像書込みのできる角度範囲を最大化することができ、光路長の増加を抑えることができる。
特に、実施例1のような光束分割方式では、6面の反射鏡を有するポリゴンミラー6を用いた場合、1面で走査できる角度範囲が、左右2つの走査光学系で時間分割される。このため、左右均等にした場合、画像書込みのできる角度範囲は最大で±30°の範囲となる。書込み開始前の位置に同期検出光学系を配置すると、どちらかの走査光学系の走査範囲と重なり、走査範囲(画角)は30°より小さくなるため、同期検出光学系配置部品との干渉により走査領域外となる範囲をできるだけ小さくする必要がある。
図1では、ポリゴンミラー6の反射点とそれぞれの走査光学系の被走査面に垂直となる軸を基準軸にして、第1同期検出光学系の同期検出角度θPD1は32°、第2同期検出光学系の同期検出角度θPD2は31°に設定し、同期検知領域が対向側の有効走査領域と時間軸で重ならない配置としている。θPD1を30°〜35°、θPD2を30°〜37°の範囲に配置すれば、対向側の有効走査領域と時間軸で重ならない配置とすることができる。さらに、θPD1よりθPD2を小さく設定することで、光学特性の劣化が大きい鈍角側(第1走査光学系の走査後半、第2走査光学系の走査前半)の領域を小さく設定することができる。
鈍角側の有効走査領域が狭い構成としていることから、タイミングチャート(図3を参照)上では、第1走査光学系の先端側と終端側2ヶ所の非走査領域の時間が不均等に構成され、非走査領域となる時間は終端側の方が先端側より長い。非走査領域では、素子の温度上昇や周囲温度の変化に対して、光源装置1の光量が一定となるように、光量制御(APC)が行われる。本実施例においては、非走査領域として時間が長く取れる第1走査光学系の有効走査領域の終端から同期検出までの間でAPCを行うのが好適である。
よって、図1に示すように、光源装置1から出射された4チャンネル光ビームを光路分離手段によって2の方向に分離したとき、一方の光路に係る光ビームがポリゴンミラー6の偏向反射面に入射されるように、1枚の「反射ミラー」を配置することで、第1走査光学系と第2走査光学系の主走査方向に先行するレーザビームがともにch1のレーザビームとなり、これに続いて、ch2、ch3、ch4の順に走査されるようになる。これによって、有効走査領域の終端と次の同期検出の時間は、チャンネルごとの差がなく、全てのチャンネルでAPCの時間が確保され、書込の有効走査範囲を広くすることができる。
なお、反射ミラー4Mの反射率により、第1走査光学系の光利用効率が対向側の第2走査光学系より低下することがあるが、その場合には、光量調整手段としての折り返しミラー8の枚数を調整することで、第1走査光学系と第2走査光学系の光量を同等レベルに揃えればよい。また、反射ミラー4Mで光量が低下する第1走査光学系側の折り返しミラー8aの数を第2走査光学系側の折り返しミラー8bの数を少なくすることで、光量の調整を行っても良い。
折り返しミラー8の枚数による光量調整が難しい場合は、折り返しミラー8の反射率によって調整しても良い。この場合、第2走査光学系の折り返しミラー8bの反射率より第1走査光学系側の折り返しミラー8aの反射率が高いものを用いると良い。
また、第1走査光学系と第2走査光学系の光利用効率が同等となるように、ハーフミラー4HMの透過率と反射率を調整しても良い。反射ミラー4Mの反射率により光利用効率が低下する分を相殺するように、ハーフミラー4HMの透過率を低くし、反射率を高く設定すればよい。
なお、上記の説明において、光源装置1のマルチビームは4chとしているが、本実施例はこれに限ることはなく、2chや8chのマルチビーム半導体レーザや、さらにビーム数の多い面発光タイプのVCSELを用いても良い。
以上説明をした本実施例に係る光走査装置によれば、異なる被走査面上で主走査方向に先行するビームが同一のチャンネルになるように光束分割後の光路を構成することで、光源の点灯制御が単純化され、光量制御(APC)の時間も確保し、書込の有効走査範囲を広くすることができる。また、反射ミラーによる光利用効率の低下を走査光学系の光利用効率、または、光路分離手段の光利用効率で相殺し、異なる走査光学系間の光量偏差を小さくすることができる。さらに、折り返しミラーの枚数を調整することで光利用効率を調整することができる。
(実施例2)
次に、本発明に係る光走査装置の別の実施形態について、先に説明した実施形態と異なる部分を中心に説明する。図4は、本実施例に係る光走査装置の光学配置図である。図4に示す光走査装置20aにおいて、すでに説明をした実施例1と同様の構成を備えているので、これらには同じ符号を付している。光走査装置20aでは、光路分離手段であるハーフミラー4HMを透過する光束1b側に、1枚の反射ミラー4Mを配置している。ハーフミラー4HMで反射する光束1a側には反射ミラーを配置していない。
すなわち、本実施に係る光走査装置20aは、ハーフミラー4HMを透過したレーザビームの光路1bに配備された反射ミラーの枚数は1、ハーフミラー4HMで反射したレーザビームの光路1aに配備された反射ミラーの枚数は0であるから、その差は1で奇数となっている。
これによって、光源装置1から出射された4チャンネル光ビームをハーフミラー4HMによって2の方向に分離したとき、一方の光路に係る光ビームがポリゴンミラー6の偏向反射面に入射する。そのため、1枚の「反射ミラー」を配置することで、第1走査光学系と第2走査光学系の主走査方向に先行するレーザビームがともにch1のレーザビームとなり、これに続いて、ch2、ch3、ch4の順に走査されるようになる。その結果、有効走査領域の終端と次の同期検出の時間は、チャンネルごとの差がなく、全てのチャンネルでAPCの時間が確保され、書込の有効走査範囲を広くすることができる。
以上説明をした本実施例に係る光走査装置によれば、異なる被走査面上で主走査方向に先行するビームが同一のチャンネルになるように光束分割後の光路を構成することで、光源の点灯制御が単純化され、光量制御(APC)の時間も確保し、書込の有効走査範囲を広くすることができる。
(実施例3)
次に、本発明に係る光走査装置の別の実施形態について、先に説明した実施形態と異なる部分を中心に説明する。図5は本実施例に係る光走査装置の光学配置図である。図5に示す光走査装置20bにおいて、すでに説明をした実施例1および2と同様の構成を備えているので、これらには同じ符号を付している。光走査装置20bでは、光路分離手段としてハーフミラーではなく、ハーフミラープリズム4HMPを用いている。図5において、光源装置1から出射されて、カップリングレンズ2、アパーチャー3、結像光学系であるシリンドリカルレンズ5を通過した光ビームは、ハーフミラープリズム4HMPの作用によって、光路1aと光路1bの2つの光路に分離される。ハーフミラープリズム4HMPの後ろ側には、総数が3枚の反射ミラー4M(4M1、4M2、4M3)が配置されており、この3枚の反射ミラーによって、それぞれの光路に係る光ビームは、ポリゴンミラー6に入射する。
ハーフミラープリズム4HMPを透過したレーザビームの光路1bには、2枚の反射ミラー4M3と4M2が配置されている。ハーフミラープリズム4HMPで反射するレーザビームの光路1aには、1枚の反射ミラー4M1が配置されている。すなわち、光路分離手段を透過した光ビームの光路に配置される反射ミラーの数が2枚、光路分離手段で反射する光ビームの光路に配置される反射ミラーの数は1枚であるから、光路分離手段を透過した光路と反射した光路のそれぞれに配置される反射ミラーの枚数の差は1であり、奇数である。
以上説明をした本実施例に係る光走査装置によれば、異なる被走査面上で主走査方向に先行するビームが同一のチャンネルになるように光束分割後の光路を構成することで、光源の点灯制御が単純化され、光量制御(APC)の時間も確保し、書込の有効走査範囲を広くすることができる。また、ポリゴンミラーの偏向反射面が6面の場合は、反射ミラーを3枚構成とすることで、入射前の光路長が長い場合でも、光路を折りたたむことができ、光学ハウジングの主走査方向の幅を小さくすることができ、長い入射光学系に対応することができる。
(実施例4)
次に、本発明に係る光走査装置の別の実施形態について、先に説明した実施形態と異なる部分を中心に説明する。図6は本実施例に係る光走査装置の光学配置図である。図6に示す光走査装置20cは、すでに説明をした実施例1乃至3と同様の構成を備えているので、これらには同じ符号を付している。図6において、光走査装置20cは、光偏向器として反射面を4面備えたポリゴンミラー6aを用いている。光源装置1から出射されて、カップリングレンズ2、アパーチュア3を通過した光ビームは、光路分離手段であるハーフミラー4HMによって、光路1aと光路1bの2つの光路に分離される。ハーフミラー4HMの後ろ側には、総数が3枚の反射ミラー4M(4M1、4M2、4M3)が配置されており、この3枚の反射ミラーによって、それぞれの光路に係る光ビームは、ポリゴンミラー6aに入射する。
ハーフミラー4HMで反射されたレーザビームの光路1bには、反射ミラー4M1が配置されている。ハーフミラー4HMを透過するレーザビームの光路1aには、反射ミラー4M2、4M3が配置されている。すなわち、光路分離手段を透過した光ビームの光路に配置される反射ミラーの数が2枚、光路分離手段で反射する光ビームの光路に配置される反射ミラーの数は1枚であるから、光路分離手段を透過した光路と反射した光路のそれぞれに配置される反射ミラーの枚数の差は1であり、奇数である。このように、4面の回転多面鏡を用いたときは、少なくとも3枚の反射ミラー4Mを用いる必要がある。
以上説明をした本実施例に係る光走査装置によれば、最終反射ミラーでの反射角が鋭角になり、反射面がポリゴンミラーへの入射光束及び同期検知光束に対して直交する状態に近づくため、最終反射ミラーの角部と同期検出用光束との干渉を小さくすることができる。その結果、同期検出光学系をより大きな画角に配置することができ、有効走査範囲を最大化することができる。
(実施例5)
次に、本発明に係る光走査装置の別の実施形態について、先に説明した実施形態と異なる部分を中心に説明する。図7は本実施例に係る光走査装置の光学配置図である。図7は、本実施例に係る光走査装置20dの光学配置図であって、すでに説明をした実施例1乃至4と同様の構成を備えているので、これらには同じ符号付している。光走査装置20dでは、ハーフミラープリズムと反射ミラーが一体に構成された部材4aを、光路分離手段と、光路分離手段の後ろ側に配置される反射ミラーとして用いる。
図7において、光源装置1から出射されて、カップリングレンズ2、アパーチュア3を通過した光ビームは、部材4aのハーフミラープリズム部分によって、光路1aと光路1bに分離される。分離された後の光路1bの光ビームは、そのままポリゴンミラー6に入射し、光路1aの光ビームは、反射ミラー部分で反射されてからポリゴンミラー6に入射する。
従って、光走査装置20dにおいて、レーザビームの光路1bに配置された反射ミラーの枚数は0枚で、レーザビームの光路1aに配置された反射ミラーの枚数は1枚である。すなわち、光路分離手段を透過した光ビームの光路に配置される反射ミラーの数は0、光路分離手段で反射された光ビームの光路に配置される反射ミラーの数は1であって、その差は奇数となる。
光走査装置20dに示すように、ハーフミラープリズムに反射ミラーを一体に構成した部材を用いることで、光路分割素子と反射ミラーの位置関係を精度よく配置することができる。その結果、ポリゴンミラー6への入射光束の位置精度が高精度となり、組立調整を簡素化することができる。
(実施例6)
次に、本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明をする。図8は、上記実施例1乃至5に係る構成を有する光走査装置を露光装置として用いた、電子写真プロセスを適用した画像形成装置の中央断面図であり、4ドラムのタンデム方式画像形成装置の例である。図8は、光走査装置として、上記実施例1の光走査装置を適用したものである。
図8には、画像形成装置としての複合機2000の概略構成が示されている。この複合機2000は、複写機、プリンタ、及びファクシミリの機能を有し、本体装置1001、読取装置1002、及び自動原稿給紙装置1003などを備えている。本体装置1001は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、4つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着ローラ2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
複合機2000が備える光走査装置2010に、上記実施例1から5に係る光走査装置20、20a、20b、20c、20d、のいずれかを用いることで、光源数を半減させた上で、同期検知機構を集約することで、低コスト化を図り、かつ、光源の点灯制御が単純化され、光量制御(APC)の時間も確保し、書込みの有効走査範囲を広くすることができる画像形成装置を得ることができる。
1 光源装置
2 カップリングレンズ
3 アパーチュア
4M 反射ミラー
4HM ハーフミラー
5 シリンドリカルレンズ
6 ポリゴンミラー
7 走査レンズ
8 光路折り曲げミラー
10 光路変更素子
11 結像素子
12 同期検出素子
20 光走査装置
特許2007−147826号公報

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源から出射した光ビームを平行光束又は弱い発散光束又は弱い収束光束にカップリングするカップリングレンズと、
    前記カップリングレンズによりカップリングされた光ビームを主走査方向に長い線像として結像させる結像光学系と、
    前記結像点近傍に偏向反射面を有してなるポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーにて偏向反射された光ビームを被走査面に導く走査光学系と、
    を有してなる光走査装置であって、
    前記カップリングレンズと前記結像光学系との光路内に、前記カップリングされた光ビームの光路を透過方向と反射方向の2方向に分離する光路分離手段と、前記2方向に分離された光ビームを前記ポリゴンミラーの偏向反射面に導く反射ミラーと、が配備され、
    前記分離された光ビームは、前記ポリゴンミラーの各々異なる偏向反射面において互いに反対向きに偏向反射されて前記走査光学系により異なる前記被走査面に導かれ、
    前記被走査面の1つを走査する前記光ビームは複数であって、
    前記光路分離手段を透過した光ビームの光路内に配備された前記反射ミラーの枚数と、前記光路分離手段を反射した光ビームの光路内に配備された前記反射ミラーの枚数と、の差が奇数であることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記走査光学系には、第1走査光学系と第2走査光学系とがあり、
    前記ポリゴンミラーの偏向反射面は4面であって、前記各走査光学系は前記被走査面上における光ビームの書き出しタイミングを決定するための同期検出用光学系を備え、
    前記ポリゴンミラーの回転順方向に、前記光源からの角度が小さい順に前記第1走査光学系と前記第2走査光学系が配置され、
    前記第1走査光学系に向かう光ビームの光路内に配備された前記反射ミラーの数が、前記第2走査光学系に向かう光ビームの光路内に配備された前記反射ミラーの数より多いことを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記反射ミラーの総数は1であることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  4. 前記反射ミラーの総数は3であることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  5. 前記反射ミラーの少なくとも1つが前記光路分離手段と一体に構成されていることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  6. 前記反射ミラーの数が多く配置されている前記光路に係るレーザビームが導かれる走査光学系を第1走査光学系、前記反射ミラーの数が少なく配置されている前記光路に係るレーザビームが導かれる走査光学系を第2走査光学系とし、
    前記第1走査光学系の光利用効率より前記第2走査光学系の光利用効率を低く調整する光利用効率調整手段を有することを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  7. 前記光利用効率調整手段は折り返しミラーであって、前記第1走査光学系に配置される前記折り返しミラーの枚数より前記第2走査光学系に配置される前記折り返しミラーの枚数が多いことを特徴とする請求項6記載の光走査装置。
  8. 前記反射ミラーが多く配備された前記光路側の前記光路分離手段の光利用効率が高く設定されていることを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  9. 光源と、
    前記光源から出射した光ビームを平行光束又は弱い発散光束又は弱い収束光束にカップリングするカップリングレンズと、
    前記カップリングレンズによりカップリングされた光ビームを主走査方向に長い線像として結像させる結像光学系と、
    前記結像点近傍に偏向反射面を有してなるポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーにて偏向反射された光ビームを被走査面に導く走査光学系と、
    を有してなる光走査装置であって、
    前記カップリングレンズと前記結像光学系との光路内に、前記カップリングされた光ビームの光路を透過方向と反射方向の2方向に分離する光路分離手段と、前記2方向に分離された光ビームを前記ポリゴンミラーの偏向反射面に導く反射ミラーと、が配備され、
    前記分離された光ビームは、前記ポリゴンミラーの各々異なる偏向反射面において互いに反対向きに偏向反射されて前記走査光学系により、異なる前記被走査面に導かれ、
    前記被走査面の1つを走査する前記光ビームは複数であって、
    前記反射ミラーの総数は奇数であることを特徴とする光走査装置。
  10. 感光媒体の感光面に光走査装置による光走査を行って潜像を形成し、前記潜像を可視化して画像を得る画像形成装置であって、感光媒体の感光面の光走査を行う光走査装置として請求項1乃至9のいずれかに記載の光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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