JP4608403B2 - 光走査装置およびそれを用いた画像形成システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、4つのレーザビームを、2つの回転多面鏡で偏向して、感光ドラム上で露光走査することにより4色の画像を形成し、それらを重ね合わせてフルカラー画像を形成するカラー画像形成装置が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、回転多面鏡およびそれを駆動するモータを共用することができるものの、光源およびfθレンズなどの走査光学系を別個に備えるので、部品点数が多くなるとともに、装置が大型化するという問題がある。
光ビームを発生するビーム光源と、該ビーム光源から出射された光ビームにより感光体に対して露光走査を行うために一定走査面内で前記光ビームを主走査方向に偏向走査する光偏向器とを有する光走査装置であって、
前記光偏向器で偏向された光ビームを、その偏向角(以下、走査画角という)の複数の範囲に応じて異なる方向に導いて、前記光偏向器で偏向された光ビームにより形成される走査面を複数の相異なる走査面に分割する走査面分割手段を備える構成とする。さらに、
該走査面分割手段で分割された複数の走査面をそれぞれ折り返して、対応する複数の相異なる感光体に導いて各々像面を形成させる複数の折り返しミラーを備え、
前記複数の折り返しミラーにより、複数の走査面を走査されるそれぞれの光ビームが前記複数の相異なる感光体のうちの対応する感光体の表面上に互いに平行な走査線をなして主走査され、前記複数の互いに平行な走査線を含む平面は、前記主走査方向と直交する副走査方向に平行であり、かつそれぞれの前記走査線の主走査方向の走査幅が前記副走査方向から見て略重なり合う位置関係に形成される。
この発明によれば、本発明の光走査装置を用いるので、本発明の光走査装置と同様の作用効果を備える。
本発明の第1の実施形態に係る光走査装置について説明する。
図1、2、3は、本発明の第1の実施形態に係る光走査装置の概略構成について説明するためのそれぞれ上面視、正面視、裏面視の模式的な構成説明図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係る光走査装置の光学レイアウト図である。ここで、各図において、光線は一部を除いて軸上主光線のみを記載している。また、図3では、光偏向器に入射するまでの光路を紙面内に展開して図示している。
ポリゴンスキャナ6は、シリンドリカルレンズ5を透過した主走査方向に略平行で、副走査方向に結像されたレーザビーム30を主走査方向に偏向するものであり、本実施形態では、不図示のモータ軸上に6角形のポリゴンミラーが設けられ、制御部100からポリゴンスキャナ駆動信号103の供給を受けて、図1の矢印方向に一定角速度で回転するものである。
シリンドリカルレンズ5の位置は、レーザビーム30を偏向するポリゴンミラー面6a上に略焦点位置が一致するように調整されている。
また、fθレンズ7は、副走査方向には、ポリゴンミラー面6aの面倒れの影響を低減する、いわゆる面倒れ補正を行うために、主走査方向と異なるパワーを備え、レーザビーム30を偏向するポリゴンミラー面6aと、像面10A、10Bとが共役の位置関係になっている。
fθレンズ7は、fθ特性を備える結像光学系であれば、適宜の光学面を備えたレンズまたは適宜の光学面を組み合わせたレンズ群を好適に採用することができる。
本実施形態では、アナモフィックレンズ面を有する単玉レンズから構成されている。
ここで、像高の符号は、光軸40に関してレーザ光源2の位置する側を正方向とする。
走査面分割ミラー8Aは、走査画角θが次式を満足する範囲で、レーザビーム30を図2においてfθレンズ7の上側に向けて斜めに偏向する反射ミラーである。
θa≦θ≦θmax ・・・(1)
ここで、θaは、0°近傍の一定走査画角である。
走査面分割ミラー8Bは、走査画角θが次式を満足する範囲で、レーザビーム30を図2においてfθレンズ7の下側に向けて斜めに偏向する反射ミラーである。
−θmax≦θ≦θb ・・・(2)
ここで、走査画角θa、θbは、略等しい値であり、かつθb<θaである。
このため、各走査線により露光走査された走査線の画像を重ね合わせる画像形成システムに好適な光走査装置となる。
このように配置することにより、像面10A、10Bを離して配置することが容易となり、感光体11A、11Bおよびそのまわりの作像手段などを配置するスペースを確保しやすくなるという利点がある。
さらに、本実施形態のように、折り返しミラー9A、9Bをfθレンズ7と重なり合う位置関係に配置することにより、fθレンズ7の上下のスペースを有効利用することができ、コンパクトな装置を構成することができるという利点がある。すなわち、走査光学系を挟んで互いに反対側の位置に折り返しミラーを配置して、走査光学系と重なり合う位置関係とすることにより、走査光学系の上下方向のスペースを有効利用することができ、コンパクトな装置とすることができるという利点がある。
折り曲げミラー12は、fθレンズ7を透過したレーザビーム30のうち、走査画角が−θD(ただし、θD>θmax)の光を偏向し、同期検知手段に導くためのものである。
同期検知レンズ13は、折り曲げミラー12により光路を折り曲げられたレーザビーム30が、同期検知手段により精度よく検知されるために、結像位置やスポット径の大きさを調整するための集光光学素子である。
同期検知センサ14は、同期検知レンズ13により集光されたレーザビーム30が走査画角−θDに対応する所定像高に到来したことを検知して同期検知信号104を発生するための同期検知手段である。例えば、細長い矩形状の受光面を有するPINフォトダイオードとそれに接続された同期検知信号発生回路などからなる。
同期検知センサ14は、制御部100と電気的に接続され、制御部100に同期検知信号104を送出できるようになっている。
そのため、同期検知手段を複数の露光走査に兼用することができるので、部品点数を削減することができるという利点がある。
また、同期検知手段を1つしか用いないので、同期検知を行うための走査画角範囲が少なくて済むので、有効画像幅を広く取ることができるという利点もある。
情報信号101が制御部100に送出されると、制御部100からレーザ駆動信号102がレーザ光源2に送出され、情報信号101に基づいて変調されたレーザビーム30が出射される。出射されたレーザビーム30は、コリメートレンズ3により略平行光とされ、ビーム整形スリット4に入射し、ビーム整形スリット4の形状により断面形状が整形された略平行光として、シリンドリカルレンズ5に入射される。
そのため、レーザビーム30が入射すると、レーザビーム30を少なくとも走査画角−θD〜+θmaxの範囲で、一定角速度で繰り返し偏向走査する。
同期検知センサ14の位置は光路レイアウトの上では、図4の点Aの像高に相当する。すなわち、f・θD=H+H0である。
そして、レーザビーム30が同期検知センサ14により受光されると、同期検知信号104が生成され、制御部100に送出される。
また、走査画角θが式(1)を満足する範囲では、fθレンズ7を透過したレーザビーム30は、光学レイアウト上で点Eから点Gまで等速走査する(図4参照)。
実際に形成される光路では、走査画角θが式(2)の範囲では、レーザビーム30は走査面分割ミラー8Bにより偏向され、さらに折り返しミラー9Bにより折り返されて、正面視(図2参照)で逆Z字状にコンパクトに折り畳まれた光路を形成して、像面10Bに到達し図2の紙面垂直方向に等速走査される。
また、走査画角θが式(1)の範囲では、レーザビーム30は走査面分割ミラー8Aにより偏向され、さらに折り返しミラー9Aにより折り返されて、正面視(図2参照)でZ字状にコンパクトに折り畳まれた光路を形成して、像面10Aに到達し図2の紙面垂直方向に等速走査される。
また、副走査方向には、ポリゴンミラー面6aの偏向点と像面とがそれぞれ共役のため、面倒れ補正がなされており、ポリゴンミラー面6aの面倒れ誤差があっても、副走査方向の走査位置がずれることなく、すべてのポリゴンミラー面6aに対して略同一の走査線上を走査する。
像面10A、10Bの位置は、折り返しミラー9A、9Bの配置に依存するが、本実施形態では、それぞれの走査線が互いに平行に配置され、しかも走査範囲が光軸40に対して略対称とされている。
例えば、像面10Aは、図4に示すように、平面視では、直線EGの中点Fが光軸40上の点fに位置された直線egの位置に配置される。また、特に図示しないが、同様に像面10Bは、直線BDの中点Cが点fと略同位置移動して、直線egと略重なる位置に配置される。
ここで、像面10A、10B上の走査線の主走査方向の位置は、同期制御により書き込み位置を補正することができるので、補正限度内でずれていてもよい。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る光走査装置の露光走査の制御について説明するためのタイミングチャートである。
ポリゴンスキャナ6が回転すると、各ポリゴンミラー面6aにより、走査画角−θDの方向に偏向されたレーザビーム30が、折り曲げミラー12、同期検知レンズ13を介して、同期検知センサ14に入射し、同期検知信号104を発生する。
例えば、図5に示すように、あるポリゴンミラー面6aの偏向により、時刻t0で同期検知信号104が発生し、隣接するポリゴンミラー面6aの偏向により時刻t5で次の同期検知信号104が発生するものとし、画角±θmaxで走査される時間は、時刻T1からT2までとする。
そのため、制御部100は、時刻t0の同期検知信号104が発生すると、レーザビーム30を消灯し、ΔtB=t1−t0だけ遅延して、情報信号Bに応じたレーザ駆動信号102を発生し、同様にΔtA=t3−t0だけ遅延して、情報信号Aに応じたレーザ駆動信号102を発生する。
ここで、遅延時間ΔtB、ΔtAを調整することにより、情報信号B、Aの書き出し位置を調整する同期制御を行うことができる。
L/V+ΔtAB=m/(n・N) ・・・(3)
ここで、Vは、感光体11A、11Bの共通線速、Nはポリゴンスキャナ6の回転数、nはポリゴンミラー面6aの面数、mは正の整数を表す。
そのため、光ビームの数に比べてビーム光源を低減することができるので、ビーム光源やその駆動手段などの部品点数を低減することができるので製作コストを低減でき、しかもコンパクトな構成とすることができる。
図6は、本発明の第1の実施形態の変形例の光走査装置の概略構成について説明するための正面視の模式的な構成説明図である。ここで、光線は一部を除いて軸上主光線のみを記載している。また、光偏向器に入射するまでの光路は紙面内に展開して図示している。
折り返しミラー9Cは、走査面分割ミラー8Cで偏向されたレーザビーム30を折り返して、像面10Aに形成される走査線と平行で、距離Lだけ離れた走査線を像面10C上に形成する。そのため、像面10C上には、感光体11Aと平行に配置された感光体11Cを設け、その表面を露光走査することができる。
本変形例によれば、走査面分割手段により分割後の光路の間に、fθレンズ7などの部材を挟むことがないので、光走査装置1に比べて離間距離Lをより小さく設定することができるという利点がある。
本発明の第2の実施形態に係る画像形成システムについて説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成システムの概略構成について説明するための正面視の模式的な構成説明図である。
画像形成システム200の概略構成は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分に色分解された情報信号に基づいて変調され、適宜のスポットに集光された4つのレーザビーム30Y、30M、30C、30Kを、互いに平行な走査線として出射する露光部201と、それぞれのレーザビーム30Y、30M、30C、30Kの露光情報に基づいて各色の画像を形成し、それらを転写紙23上に転写し、定着する作像部202とからなる。
すなわち、転写紙23を搬送するために一方向に回転される無端ベルトからなる転写搬送ベルトユニット21に沿って、搬送方向の上流側から、画像形成ユニット15Y、15M、15C、15Kが等間隔に配置されている。そして、転写搬送ベルトユニット21の搬送方向の下流側に、熱ローラ定着を行うための定着ユニット22と転写紙23を排紙するための排紙トレイ24が設けられている。
現像器18Y、18M、18C、18Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応するカラートナーを、帯電させるとともにそれぞれの感光体ドラム16上に形成された静電潜像に応じて感光体ドラム16上に付着させる手段であり、例えば、1成分現像、2成分現像などどのような周知技術を用いてもよい。
これらの転写搬送ベルトユニット21に対する配置位置は、色分解された情報信号に応じて、レーザビーム30Y、30M、30C、30Kをそれぞれ適宜時間だけ遅延させて照射したとき、それぞれの走査線により形成されるトナー像が、転写紙23上で同一線上に転写することができるような位置関係に配置されている。
そのため、第1の実施形態に係る光走査装置と同様の作用効果を備える。
また、同様に、副走査方向に走査範囲が重なり合うように配置しなくてもよい。
例えば、互いに関係のない光記録媒体にそれぞれ別個の露光走査を行うような場合、それぞれの走査線の位置は、レイアウト上の都合により適宜の位置関係に配置すればよい。
例えば、1つの感光体ドラムなどの上に副走査方向に画素ピッチまたは画素ピッチの整数倍で走査する多ビームの光走査装置を形成してもよい。この場合、多ビーム走査により高速化された単色の画像形成システムを構成することができる。
このような走査光学系の例として、球面のfθレンズと像面近傍に配置される長尺シリンドリカルレンズからなる走査光学系を挙げることができる。この場合、走査面分割手段はfθレンズと長尺シリンドリカルレンズとの間に配置することができる。
この場合、同期検知信号からの遅延時間をそれぞれ短く設定することができるので、遅延時間を高精度に設定することができるという利点がある。
レーザ光源2、ポリゴンスキャナ6は、それぞれビーム光源、光偏向器の一実施形態である。レーザビーム30は、光ビームに対応する。走査面分割ミラー8A、8B、8Cは、それぞれ走査面分割手段の一実施形態である。
同期検知センサ14は、同期検知手段の一実施形態である。
2 レーザ光源(ビーム光源)
3 コリメートレンズ
4 ビーム整形スリット
5 シリンドリカルレンズ
6 ポリゴンスキャナ(光偏向器)
6a ポリゴンミラー面
7 fθレンズ
8A、8B、8C 走査面分割ミラー(走査面分割手段)
9A、9B、9C 折り返しミラー
10A、10B、10C 像面
11A、11B、11C 感光体
14 同期検知センサ(同期検知手段)
30 レーザビーム
100 制御部
101 情報信号
102 レーザ駆動信号
104 同期検知信号
200 画像形成システム
201 露光部
202 作像部
Claims (4)
- 光ビームを発生するビーム光源と、該ビーム光源から出射された光ビームにより感光体に対して露光走査を行うために一定走査面内で前記光ビームを主走査方向に偏向走査する光偏向器とを有する光走査装置であって、
前記光偏向器で偏向された光ビームを、その偏向角(以下、走査画角という)の複数の範囲に応じて異なる方向に導いて、前記光偏向器で偏向された光ビームにより形成される走査面を複数の相異なる走査面に分割する走査面分割手段と、
該走査面分割手段で分割された複数の走査面をそれぞれ折り返して、対応する複数の相異なる感光体に導いて各々像面を形成させる複数の折り返しミラーを備え、
前記複数の折り返しミラーにより、複数の走査面を走査されるそれぞれの光ビームが前記複数の相異なる感光体のうちの対応する感光体の表面上に互いに平行な走査線をなして主走査され、前記複数の互いに平行な走査線を含む平面は、前記主走査方向と直交する副走査方向に平行であり、かつそれぞれの前記走査線の主走査方向の走査幅が前記副走査方向から見て略重なり合う位置関係に形成されることを特徴とする光走査装置。 - 前記走査面分割手段が、2つ設けられ、それぞれの分割後の光路が、分割前の走査面を挟む位置関係に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記露光走査の走査開始位置の同期制御を行うための単数の同期検知手段を備え、
該同期検知手段の同期検知信号を、前記複数の走査面の露光走査の同期制御に共通使用することを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の光走査装置を用いて、多ビームの露光走査を行い、画像を形成することを特徴とする画像形成システム。
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