JP2013119950A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】エバポレータ下方に設置した除霜ヒータによる除霜運転を行う際、均一に加熱することが困難であり、エバポレータの位置により、除霜に要する時間にばらつきがでるため、不要な加熱を行ったり、除霜時間が長期化するという課題があった。
【解決手段】エバポレータ5と、除霜ヒータ6と、ヒータ制御手段14と、よりなり、ヒータ制御手段14により、除霜中の一定期間、除霜ヒータ6を断続運転することで、加熱とエバポレータ5の熱伝導による熱の拡散で、エバポレータ5を均一加熱したので、輻射熱を有効に除霜に使用でき、除霜効率を向上することができる。
【選択図】図1
【解決手段】エバポレータ5と、除霜ヒータ6と、ヒータ制御手段14と、よりなり、ヒータ制御手段14により、除霜中の一定期間、除霜ヒータ6を断続運転することで、加熱とエバポレータ5の熱伝導による熱の拡散で、エバポレータ5を均一加熱したので、輻射熱を有効に除霜に使用でき、除霜効率を向上することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、間接冷却方式の冷蔵庫等のエバポレータの除霜に関するものである。
従来、この種の冷蔵庫などの除霜装置は、エバポレータ下方に設置したガラス管に封入した電熱線をあらかじめ設定した時間毎に通電し、その熱により冷却運転中にエバポレータに付着した霜や氷を融解させ除霜するものであった(例えば、特許文献1参照)。
図4は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の概略構成を示す側断面を示すものである。
図4に示すように、エバポレータ15と、除霜用ヒータ16と、アルミ材からなる保護カバー17から構成されている。
なお、エバポレータ15は、間隔を置いて配置されたフィンとフィンに貫通され内部に冷媒が流通する冷媒管とからなる。
しかしながら、前記従来の構成では、除霜用ヒータ16が蒸発器15の下方に位置しているため、除霜用ヒータ16の熱によってエバポレータ15の下部の冷媒管が先行して温度上昇し、上部に行くに従い温度上昇が鈍化することで、エバポレータ15全体の除霜時間は長期化してしまう。
さらに、保護カバー17がアルミ製であり、除霜用ヒータ16から輻射される熱の大部分が保護カバー17で反射してしまい、除霜に必要な熱を十分に受熱することができず、伝熱量もきわめて少なく、効率的に霜を溶かすことが難しいという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を決定するもので、除霜ヒータへの通電を間欠的に行うことで、通電時に加熱し、非通電時は熱交換器内で熱伝導による熱の拡散を行うことにより、エバポレータ全体を均温化しつつ、除霜を行うことで、エバポレータの温度上昇のばらつきを抑制するとともに、除霜用ヒータへの電気入力をも抑制することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、フィンアンドチューブ型のエバポレータと、除霜用ヒータと、前記除霜用ヒータの断続制御を行うヒータ制御手段と、よりなるものである。
これによって、蒸発器温度を霜の融解温度に上昇させるときにヒータを断続運転等して、最小のエネルギーで除霜を可能とし、除霜効率を向上させることができる。
本発明の冷蔵庫は、ヒータの断続運転が可能となり、ヒータ熱量が少なくてすむ場合に
は、ヒータの使用電力を抑制するとともに、ヒータに非通電時には、エバポレータの熱伝導により、温度が均一化することができ、ヒータの熱を効率的に使用することができ、除霜効率を向上することができる。
は、ヒータの使用電力を抑制するとともに、ヒータに非通電時には、エバポレータの熱伝導により、温度が均一化することができ、ヒータの熱を効率的に使用することができ、除霜効率を向上することができる。
第1の発明は、フィンアンドチューブ型のエバポレータと、除霜用ヒータと、前記除霜用ヒータの断続制御を行うヒータ制御手段と、より構成したので、除霜運転中にも、除霜用ヒータの運転を断続することにより、必要最小限の熱量を除霜に使用できるとともに、除霜ヒータの停電中に、エバポレータ自身の熱伝導により、温度の均一化が図れ、均一除霜が可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記除霜用ヒータを除霜運転中所定の周期で断続するので、任意の熱量をエバポレータに与えることが容易になる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、前記除霜用ヒータの断続運転に先立って、所定時間連続通電を行うので、除霜ヒータ温度を除霜するために十分な温度まで上昇させることができ、除霜ヒータ自身の熱容量と相まって、断続運転中にも高い温度を保つことができる。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明において、前記除霜用ヒータの断続運転を所定時間行った後に、連続通電するので、最も熱量を必要とする霜の融解状態で十分な熱量を与えることができ、除霜運転を早く終了させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面の断面図である。図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の除霜運転制御回路のブロック図である。図3は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の除霜運転時のタイムチャートである。
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面の断面図である。図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の除霜運転制御回路のブロック図である。図3は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の除霜運転時のタイムチャートである。
図1において、冷蔵庫1、冷凍室2、冷蔵室3である。冷凍室2の奥部の冷却室4には、エバポレータ5と、除霜ヒータ6と、庫内ファン7と、を設置している。冷蔵室3には、冷却室4と連通する吐出風路(図示せず)と吸入風路(図示せず)とが設置され、吐出風路の冷蔵室3内の開口部には、ダンパーなどの冷蔵室温度調整手段8が設置されている。除霜ヒータ6は、エバポレータ5の下方に設置されている。
なお、エバポレータ5は、エバポレータは、複数の略矩形のフィンと冷媒管より構成される。より具体的には、アルミ材からなる間隔を置いて配置されたフィンと、フィンに貫通したアルミ材からなる内部を冷媒が流通する冷媒管と、からなるフィンアンドチューブ型の熱交換器である。
なお、冷媒管に流通する冷媒は、可燃性冷媒が封入され、具体的にはイソブタンである。
なお、本実施の形態では、除霜ヒータ6は、エバポレータ5に付着した霜を加温により融解し除去する除霜ヒータであり、抵抗線をコイル状に形成したヒータ線と、ヒータ線を覆う第1のガラス管と、第1のガラス管を覆う第2のガラス管と、からなり、栓により第1のガラス管を覆う第2のガラス管との両端を開口している。
図2において、冷蔵庫制御手段9は、冷凍室2内に設置した冷凍室センサ10、冷蔵室2内に設置した冷蔵室センサ11、除霜センサ12が、制御入力として接続されている。
また、出力側として、冷蔵室温度調整手段8と、圧縮機13と、庫内ファン7と、ヒータ制御手段14と、が接続されている。また、ヒータ制御手段14には、除霜ヒータ6が接続される。
次に、上記構成の動作について説明する。
電源投入とともに冷蔵庫制御手段9は、冷凍室センサ10、冷蔵室センサ11の検知した値を用い、圧縮機13、庫内ファン7、冷蔵庫温度調整手段8に指示し、運転を開始する。
時間と共に、エバポレータ5には、徐々に霜が付着する。着霜の進行に従い、エバポレータ5が目詰まり状態に近づくと、除霜センサ12が目詰まりを検知し、この検知値により、冷蔵庫制御手段9が除霜運転開始を決定する。
除霜センサ12は、例えば、温度により目詰まりを検知する。
図3に除霜運転時のタイミングチャートを示すが、図3に従い除霜運転時の動作を説明する。
除霜センサ12が、所定の温度(例えば−30℃)を検知すると、冷蔵庫制御手段9は、圧縮機13、庫内ファン7を停止、冷蔵室温調整手段8を全閉にするとともに、ヒータ制御手段14に指示し、除霜ヒータ6の運転を開始する(T0)。
ヒータ制御手段14は、あらかじめ決定された、除霜ヒータ6の温度が十分に上昇する時間が経過するまで、除霜ヒータ6を連続運転する。
所定時間経過後、ヒータ制御手段14は、除霜ヒータ6の断続運転を開始する(T1)。
このとき、除霜ヒータ6の断続運転中の通電比は30%から70%、また、通電周期は、10秒から60秒が望ましい。
除霜ヒータ6の通電中は、輻射及び、周囲の空気による対流熱伝達により、除霜ヒータ6の上方に設置したエバポレータ5は加熱され、特に、エバポレータ5の下部などの除霜ヒータ6に近接した場所は、局部的に加熱される。
ヒータ非通電時は、局部的に加熱された場所より、エバポレータ5自体の熱伝導により、局部的に高温になった場所より、低温の部分への熱の移動が生じ、全体としての温度分布は均一化する。
さらに、これを繰り返すことにより、エバポレータ5の温度は、付着した霜と一緒に全
体の温度分布の均一化を保ったまま、温度が0℃近くまで上昇していく。
体の温度分布の均一化を保ったまま、温度が0℃近くまで上昇していく。
あらかじめ設定した除霜周期や、除霜開始温度により、除霜運転開始時の着霜量はほぼ一定であり、0℃付近まで上昇するのに要する時間もほぼ一定である。
このため、この時間を参考にあらかじめ設定した断続運転時間が経過すると、ヒータ制御手段14は、再び除霜ヒータ6の連続運転を開始する(T2)。
このとき、霜の温度も、ほぼ0℃であるので、これ以降霜が解けきるまでは、霜は潜熱変化するため温度はほぼ0℃を保つ。霜が完全に融解し終えると、温度が再び上昇を始める(T3)。
そして、所定の温度まで上昇したことを除霜センサ12が検知すると、冷蔵庫制御手段9は、除霜運転を終了するため、除霜ヒータ6の通電停止をヒータ制御手段14に指示し、ヒータ制御手段14は除霜ヒータ6の運転を停止する(T4)。
除霜ヒータ6の表面温度がある程度低下するための起動待ち時間が経過後、冷蔵庫制御手段9は、圧縮機13の運転を開始する(T5)。
圧縮機13の運転により、エバポレータ5の温度が低下した後、冷蔵庫制御手段9は、庫内ファン7を運転するとともに、冷蔵室センサ11の検知値に従い冷蔵室温度調整手段8を開路し、冷却運転を開始する(T6)。
以上のように、本実施の形態においては、除霜ヒータが断続運転されるため、除霜ヒータ通電時に大きくなった除霜ヒータに近いエバポレータの下部と距離の離れた上部の温度差を、非通電時に熱伝導による熱の移動のみが発生し、エバポレータ全体を均温化するので、除霜ヒータによる加熱の効率化が図れるとともに、エバポレータの位置による除霜の進行の均一化が図れる。
また、効率向上により、断続運転での加熱量の減少による除霜時間の長期化も効率向上により、小さく抑えることができ、このため、除霜に要するエネルギーが減少し、省エネルギー化が図れる。また、同時に除霜ヒータによる除霜時の使用熱量が低くなることから、除霜中の冷凍室、冷蔵室の温度上昇を低く抑えられることで、食品の保鮮上も多大な効果を有する。
また、除霜用ヒータを除霜運転中所定の周期で断続するので、任意の熱量をエバポレータに与えることが容易になる。
また、除霜用ヒータの断続運転に先立って、所定時間連続通電を行うので、除霜ヒータ温度を除霜するために十分な温度まで上昇させることができ、除霜ヒータ自身の熱容量と相まって、断続運転中にも高い温度を保つことができる。
除霜用ヒータの断続運転を所定時間行った後に、連続通電するので、最も熱量を必要とする霜の融解状態で十分な熱量を与えることができ、除霜運転を早く終了させることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、輻射式ヒータの熱を断続的に加えることにより、加熱の中断中に熱伝導に要する時間を与え、加熱の均一化をより少ないエネルギーで行うことができるので、除霜効率の向上によりエネルギーの有効利用が図れることより、
冷蔵庫や局部加熱が必要な加熱装置などにも適用できる。
冷蔵庫や局部加熱が必要な加熱装置などにも適用できる。
1 冷蔵庫
5 エバポレータ
6 除霜ヒータ
5 エバポレータ
6 除霜ヒータ
Claims (4)
- フィンアンドチューブ型のエバポレータと、除霜用ヒータと、前記除霜用ヒータの断続制御を行うヒータ制御手段と、を備えた冷蔵庫。
- 前記除霜用ヒータを除霜運転中所定の周期で断続する請求項1記載の冷蔵庫。
- 前記除霜用ヒータの断続運転に先立って、所定時間連続通電を行う請求項1または2に記載の冷蔵庫。
- 前記除霜用ヒータの断続運転を所定時間行った後に、連続通電する請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
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JP2011266573A JP2013119950A (ja) | 2011-12-06 | 2011-12-06 | 冷蔵庫 |
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CN107120899A (zh) * | 2017-04-27 | 2017-09-01 | 海信(山东)冰箱有限公司 | 一种风冷冰箱及其化霜控制方法 |
KR20220060329A (ko) * | 2020-11-04 | 2022-05-11 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 및 냉장고의 제상 운전 제어 방법 |
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2011
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