JP2013117679A - 画像形成装置および当該画像形成装置を含むシステム - Google Patents

画像形成装置および当該画像形成装置を含むシステム Download PDF

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Abstract

【課題】電力ピーク値を抑えつつ、画像形成装置の動作をユーザー操作に応じて即座に行なえる構成を提供する。
【解決手段】空調環境下に配置された画像形成装置が提供される。画像形成装置は、空調装置と通信するためのインターフェイス手段と、画像形成装置の履歴情報を取得する履歴取得手段と、画像形成装置が発生する熱量およびその発生時刻を履歴情報に基づいて決定する決定手段と、決定された熱量およびその発生時刻に基づいて、画像形成装置が配置された室内の熱量を予め吸収するように空調装置へ指令を与える制御手段とを含む。
【選択図】図6

Description

本発明は、空調環境内に設置された画像形成装置に関するものである。
近年、各種のエネルギーの消費量を低減するような取り組みが行なわれている。このような取り組みは、オフィスなどにも及んでいる。
例えば、プリンタ、コピー機、ファクシミリ、複合機(multi-functional peripheral)などのプリントエンジンを搭載した装置(以下「画像形成装置」と総称する。)は、その動作によって熱を発生する。そのため、画像形成装置が空調環境下に配置されている場合には、その発生する熱を吸収するために、空調装置(冷房装置)の能力の一部が使われることになる。すなわち、画像形成装置の動作に伴って、空調装置の冷却量を増大させる必要がある。その結果、画像形成装置および空調装置が同じような時間帯で使用される確率が高くなり、結果的に使用電力のピーク値が重なってしまい、使用が許容されている最大電力を超過する可能性がある。
このような課題の解決手段として、使用中の機器があることで電力に余裕がない場合は、当該機器の動作が終わってから別の機器を起動させるといった制御を行なうことで、許容されている最大電力(制限値)をオーバーしないようにする方法が考えられる。
また、例えば、特開2008−245401号公報(特許文献1)は、互いに接続されている複数の機器にユーザーが各種の処理を実行させる状況下でユーザーごとに電力管理を容易に行なうことが可能な電力管理システムを開示する。
特開2008−245401号公報
しかしながら、上述のような方法では、空調装置の動作により電力に余裕がない場合には、ユーザーが画像形成装置を用いて新たにプリントなどの処理を行ないたくても、すぐには画像形成装置を動作させることができないという問題が生じる。
そこで、本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電力ピーク値を抑えつつ、画像形成装置の動作をユーザー操作に応じて即座に行なえる構成を提供することである。
本発明のある局面に従えば、空調環境下に配置された画像形成装置を提供する。画像形成装置は、空調装置と通信するためのインターフェイス手段と、画像形成装置の履歴情報を取得する履歴取得手段と、画像形成装置が発生する熱量およびその発生時刻を履歴情報に基づいて決定する決定手段と、決定された熱量およびその発生時刻に基づいて、画像形成装置が配置された室内の熱量を予め吸収するように空調装置へ指令を与える制御手段とを含む。
好ましくは、制御手段は、空調装置における消費電力と吸収熱量との関係を取得する関係取得手段と、画像形成装置における消費電力および空調装置における消費電力を推定するとともに、両消費電力の合計が予め定められた最大値を超えないように、空調装置へ指令を与えるタイミングを決定する決定手段とを含む。
さらに好ましくは、決定手段は、画像形成装置からの発熱量と空調装置による吸収熱量との差が予め定められた所定値以下となるように、空調装置へ指令を与えるタイミングを決定する。
好ましくは、画像形成装置は、ネットワークを介してユーザーからプリントジョブを受信するように構成されており、履歴取得手段は、ネットワークにおけるユーザーの存在/不在の情報に基づいて、履歴情報を取得する。
好ましくは、履歴情報は、画像形成装置の予約情報を含む。
好ましくは、画像形成装置は、プリンタサーバーと通信可能に構成されており、履歴情報は、プリンタサーバーにおけるファイル情報を含む。
本発明の別の局面に従うシステムは、空調装置と、空調装置によって提供される空調環境下に配置された画像形成装置とを含む。画像形成装置は、空調装置と通信するためのインターフェイス手段と、画像形成装置の履歴情報を取得する履歴取得手段と、画像形成装置が発生する熱量およびその発生時刻を履歴情報に基づいて決定する決定手段と、決定された熱量およびその発生時刻に基づいて、画像形成装置が配置された室内の熱量を予め吸収するように空調装置へ指令を与える制御手段とを含む。
本発明によれば、電力ピーク値を抑えつつ、画像形成装置の動作をユーザー操作に応じて即座に行なうことができる。
本発明の実施の形態に従う画像形成装置を含むシステムの構成例を示す模式図である。 図1に示す画像形成装置の概略断面図である。 図1に示す画像形成装置の内部構成を示す模式図である。 図1に示すパーソナルコンピューターの内部構成を示す模式図である。 図1に示す空調装置の典型的な装置構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置において実行される全体処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置が記憶する履歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置が記憶する履歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置が記憶する履歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置が記憶する履歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置が記憶する履歴情報の一例を示す図である。 本発明の実施に従う画像形成装置によって算出される「時間−消費電力」特性および「時間−発生熱量」特性の一例を示す図である。 図6に示すステップS1の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図6に示すステップS2の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置が取得する空調装置における「吸収熱量−消費電力」特性の一例を示す図である。 図6に示すステップS3の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施に従う画像形成装置によって算出される「時間−消費電力」特性の一例を示す図である。 図6に示すステップS4の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施に従う画像形成装置によって算出される「時間−合計電力」特性の一例を示す図である。 図6に示すステップS5の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施に従う画像形成装置における「時間−合計電力」特性に対するピーク値オーバー検出処理の一例を示す図である。 図6に示すステップS6の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施に従う画像形成装置におけるシフト時間算出処理の一例を示す図である。 図6に示すステップS7の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図6に示すステップS8の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に従うシステムにおける画像形成装置と空調装置との間の処理手順を示すシーケンス図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<A.概要>
本実施の形態に従うシステムにおいては、空調環境下に配置された画像形成装置と、当該空調環境を提供する空調装置との連係によって、電力ピーク値を抑制するとともに、ユーザーによる画像形成装置の使用が制限されないようにする。より具体的には、画像形成装置の使用履歴を取得しておき、画像形成装置が発生する熱量およびその発生時刻を当該使用履歴から抽出し、当該抽出された熱量およびその発生時刻に基づいて、画像形成装置が配置された室内の熱量を予め吸収するように空調装置を動作させる。すなわち、空調装置に対して画像形成装置が発生する熱を予測し、先取りして熱を吸収・相殺するように動作させることで、空調装置と画像形成装置との動作タイミングが重なることを防止する。言い換えれば、空調装置の動作タイミングを時間的にシフトさせる。これにより、消費電力のピーク値を制限値に収める。
<B.画像形成装置を含むシステムの構成>
まず、本実施の形態に従う画像形成装置を含むシステムの構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置を含むシステムの構成例を示す模式図である。図1を参照して、本実施の形態に従うシステムは、画像形成装置MFPと、1つ以上のパーソナルコンピューターPC1〜PC3と、サーバー装置SRVと、空気調和装置(以下「空調装置」と略称する。)CONとを含む。図1には、3台のパーソナルコンピューターを図示するが、パーソナルコンピューターの台数についての制限はない。
少なくとも画像形成装置MFPは、空調装置CONによって提供される空調環境下に配置される。画像形成装置MFPと空調装置CONとの間は、通信可能に構成される。
画像形成装置MFP、パーソナルコンピューターPC1〜PC3(以下「パーソナルコンピューターPC」とも総称する。)、およびサーバー装置SRVは、互いにネットワークNWを介して接続されている。ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)などの専用回線を用いたネットワーク、一般回線を用いたネットワーク、無線通信によるネットワークのいずれであってもよい。
画像形成装置MFPは、プリンタ、コピー機、ファクシミリ、複合機(multi-functional peripheral)などのプリントエンジンを搭載した装置である。本実施の形態においては、画像形成装置MFPが複合機である例を示す。画像形成装置MFPは、スキャナーの走査によって原稿から取得した画像(コピージョブ:以下「Copy」とも記す。)、および、いずれかのパーソナルコンピューターPCから受信したプリントデータから生成した画像(プリントジョブ:以下「Print」とも記す。)、についての複写画像を用紙上に形成する。プリントデータは、典型的には、パーソナルコンピューターPCのオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムが発行する描画命令を、プリンタードライバーによって画像形成装置MFPが処理可能なページ記述言語に変換したページ記述言語による描画命令を含む。プリントデータは、PDF(Portable Document Format)、TIFF(Tagged Image File Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、XPS(XML Paper Specification)等のファイルフォーマットで記述された文書データを含み得る。また、画像形成装置MFPは、ユーザー操作に応じて、紙媒体などからその内容を光学的に読み取って画像データを生成するスキャン機能(以下「Scan」とも記す。)や、受信したファクシミリの画像を用紙上に形成する機能(以下「Fax」とも記す。)を有している。
パーソナルコンピューターPCは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、固定記憶装置(ハードディスクなど)、モニター等を有する汎用的な情報処理装置である。パーソナルコンピューターPCは、ユーザー操作に応答して、作成されたプリントデータ(プリントジョブ)を画像形成装置MFPへネットワーク送信できる。すなわち、画像形成装置MFPは、ネットワークNWを介してユーザーからプリントジョブを受信するように構成されている。
サーバー装置SRVは、CPU、RAM、固定記憶装置(ハードディスクなど)、モニター等を有する汎用的な情報処理装置である。サーバー装置SRVは、典型的には、プリンタサーバーとして機能し、画像形成装置MFPへプリントデータ(プリントジョブ)を送信したり、画像形成装置MFPの状態を管理したりする。すなわち、画像形成装置MFPは、プリンタサーバーであるサーバー装置SRVと通信可能に構成されている。
<C.装置構成>
(c1:画像形成装置)
次に、図1に示す画像形成装置MFPの構成について説明する。
図2は、図1に示す画像形成装置MFPの概略断面図である。図3は、図1に示す画像形成装置MFPの内部構成を示す模式図である。
図2を参照して、画像形成装置MFPは、自動原稿搬送部2と、イメージスキャナー3と、プリントエンジン4と、給紙部5と、システムコントローラー6とを含む。
自動原稿搬送部2は、原稿の連続的なスキャンを行なうためのものであり、原稿給紙台21と、送出ローラー22と、レジストローラー23と、搬送ドラム24と、排紙台25とを含む。スキャン対象の原稿は、原稿給紙台21上に載置され、送出ローラー22の作動により一枚ずつ送り出される。そして、この送り出された原稿は、レジストローラー23により一旦停止されて先端が整えられた後に、搬送ドラム24へ搬送される。さらに、この原稿は、搬送ドラム24のドラム面と一体に回転し、その過程において後述するイメージスキャナー3により画像面がスキャンされる。その後、原稿は、搬送ドラム24のドラム面を略半周した位置においてドラム面から分離されて排紙台25へ排出される。
イメージスキャナー3は、撮像デバイス33と、原稿台35とを含む。撮像デバイス33は、被写体である原稿に対する相対位置を時間的に変化させて、原稿の画像を読み取る。撮像デバイス33は、主要な構成要素として、原稿に対して光を照射する光源と、光源から照射された光が原稿で反射して生じる画像を取得するイメージセンサーと、イメージセンサーから画像信号を出力するためのAD(Analog to Digital:アナログデジタル)変換器と、イメージセンサーの前段に配置された結像光学系とを含む。なお、スキャン対象の原稿は、原稿台35に載置されることもできる。
プリントエンジン4は、一例として、電子写真方式の画像形成プロセスが実行される。具体的には、フルカラーのプリント出力が可能である。具体的には、プリントエンジン4は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を生成するイメージング(作像)ユニット44Y,44M,44C,44Kを含む。イメージングユニット44Y,44M,44C,44Kは、プリントエンジン4内に張架されて駆動される転写ベルト27に沿って、その順序に配置される。
イメージングユニット44Y,44M,44C,44Kは、それぞれ画像書込部43Y,43M,43C,43Kと、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kとを含む。画像書込部43Y,43M,43C,43Kの各々は、対象のプリントデータに含まれる各色イメージに応じたレーザ光を発するレーザダイオードと、このレーザ光を偏向して対応の感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面を主走査方向に露光させるポリゴンミラーとを含んでいる。
感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面には、上述のような画像書込部43Y,43M,43C,43Kによる露光によって静電潜像が形成され、この静電潜像がそれぞれ対応するトナーユニット441Y,441M,441C,441Kから供給されるトナー粒子によってトナー像として現像される。
感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面に現像された各色のトナー像は、転写ベルト27に順次転送される。さらに、この転写ベルト27上に重ねられたトナー像は、給紙部5からタイミングを合わせて供給される記録紙にさらに転写される。
この記録紙上に転写されたトナー像は、下流部に配置された定着部において定着された後、トレイ57に排出される。
上述の感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kにおける動作と並行して、記録紙を収容する給紙部5の給紙カセットにそれぞれ対応する送出ローラー52,53,54および手差給紙部26のうち、画像形成に用いられるべき記録紙に対応する部位が作動して記録紙を供給する。この供給された記録紙は、搬送ローラー55および56ならびにタイミングローラー51によって搬送され、感光体ドラム41上に形成されたトナー像に同期するように、感光体ドラム41に給紙される。
転写器45は、感光体ドラム41に反対極性の電圧を印加することで、感光体ドラム41上に形成されたトナー像を記録紙に転写する。そして、除電器46は、トナー像が転写された記録紙を除電することで、記録紙を感光体ドラム41から分離させる。その後、トナー像が転写された記録紙は定着装置47へ搬送される。なお、転写器45としては、図1に示すような転写ベルトを用いた転写方式に代えて、転写チャージャーまたは転写ローラーを用いた転写方式を採用してもよい。あるいは、感光体ドラム41から記録紙へトナー像を直接転写する直接転写方式に代えて、感光体ドラム41と記録紙との間に、転写ローラー、転写ベルトといった中間転写体を配置して、2段階以上のプロセスによって転写を行なうようにしてもよい。
定着装置47は、加熱ローラー471と加圧ローラー472とを含む。加熱ローラー471は、記録紙を加熱することで、その上に転写されたトナーを溶融するとともに、加熱ローラー471と加圧ローラー472との間の圧縮力により、溶融したトナーが記録紙上に定着される。そして、記録紙はトレイ57に排出される。なお、定着装置47としては、図1に示すような定着ベルトを用いた定着方式に代えて、定着ローラーなど用いた定着方式、もしくは非接触の定着方式を採用してもよい。
一方、記録紙が分離された感光体ドラム41では、その残留電位が除去された後、クリーニング部48によって残留トナーが除去および清掃される。そして、次の画像形成処理が実行される。クリーニング部48は、一例として、クリーニングブレード、クリーニングブラシ、クリーニングローラー、またはこれらの組み合わせにより、残留トナーを除去および清掃する。あるいは、クリーニング部48に代えて、感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kを用いて残留トナーを回収するクリーナーレス方式を採用してもよい。
IDCセンサー49は、感光体ドラム41上に形成されるトナー像の濃度を検出する。このIDCセンサー49は、代表的に反射型フォトセンサからなる光強度センサーであり、感光体ドラム41の表面からの反射光強度を検出する。
システムコントローラー6は、画像形成装置MFPにおける全体の制御を司る。
図3を参照して、システムコントローラー6は、主たる構成要素として、制御手段としてのCPU60と、RAM61と、ROM62と、入力インターフェイス(I/F)63と、出力インターフェイス(I/F)64と、通信インターフェイス(I/F)65と、ネットワークインターフェイス(I/F)66とを含む。なお、これらの各部は、バス67を介して互いに通信可能に接続されている。
CPU60は、ROM62に予め格納されているプログラムを読み出して実行することで、後述するような各種動作を実行する。RAM61は、揮発性のメモリーであって、CPU60におけるプログラム実行時のワークエリアとして用いられる。
入力インターフェイス63は、図示しない操作パネル装置など配置されている操作キー群からのユーザー入力を受付ける。また、入力インターフェイス63は、画像形成装置MFPに供給される電力に係る電流値を電流センサーから受け取る。この電流センサーによって検出された電流値に基づいて、画像形成装置MFPにおける消費電力が算出される。
出力インターフェイス64は、典型的には、CPU60からの内部コマンドに従って、各種の内部コマンドを発生する。通信インターフェイス65は、空調装置CONとの間で各種情報や動作指令などを遣り取りする。すなわち、通信インターフェイス65は、空調装置CONと通信するためのインターフェイス手段として機能する。ネットワークインターフェイス66は、パーソナルコンピューターPCやサーバー装置SRVとの間でプリントデータなどを遣り取りする。
(c2:パーソナルコンピューター)
次に、図1に示すパーソナルコンピューターPCの構成について説明する。
図4は、図1に示すパーソナルコンピューターPCの内部構成を示す模式図である。パーソナルコンピューターPCは、オペレーティングシステムを含む各種プログラムを実行するCPU200と、CPU200でのプログラムの実行に必要なデータを一時的に記憶するメモリー212と、CPU200で実行されるプログラムを不揮発的に記憶するハードディスク210とを有する。このようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)ドライブ214またはフレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)ドライブ216によって、それぞれCD−ROM214aまたはフレキシブルディスク216aなどから読み取られる。
CPU200は、キーボードやマウスなどからなる入力部208を介してユーザーによる操作要求を受け取るとともに、プログラムの実行によって生成される画面出力をディスプレイ204へ出力する。また、CPU200は、LANカードなどからなるネットワークインターフェイス(I/F)206を介して、画像形成装置MFPや他のパーソナルコンピューターPCとの間でプリントデータなどを遣り取りする。これらの部位は、内部バス202を介して互いに接続される。
(c3:サーバー装置)
図1に示すサーバー装置SRVの構成については、図4に示すパーソナルコンピューターPCの構成と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
(c4:空調装置)
次に、図1に示す空調装置CONの構成について説明する。空調装置CONは、空調環境を提供する装置であり、環境から熱を除去して温度を下げる冷房機能、環境へ熱を供給して温度を上げる暖房機能などを含む。さらに、加湿機能および/または除湿機能を備えていてもよい。
図5は、図1に示す空調装置CONの典型的な装置構成を示す模式図である。空調装置CONは、コントローラ300と、ネットワークインターフェイス302と、ドライバー304と、モーター306,310と、熱サイクル機構308と、送風ファン312と、電流センサー314とを含む。
コントローラ300は、空調装置CON全体の制御を司る。コントローラ300は、典型的には、CPUやメモリーなどエレメントで構成される。ネットワークインターフェイス302は、コントローラ300と連係して、画像形成装置MFPといった他の装置との間でデータを遣り取りする。ドライバー304は、外部電源(典型的には、商用電源)から電力を用いてモーター306および310を駆動する。ドライバー304は、コントローラ300によって制御される。
モーター306は、熱サイクル機構308を駆動する。熱サイクル機構308は、モーター306により熱媒体を循環させることで、カルノーサイクルなどの蓄熱/放熱サイクルを実現する。送風ファン312は、モーター310により回転駆動され、熱サイクル機構308で発生した冷熱/温熱を放出する。
電流センサー314は、ドライバー304へ供給される電流を検出し、コントローラ300へ出力する。コントローラ300は、電流センサー314により検出された電流値を用いて、空調装置CONで消費される電力を逐次計算する。
<D.全体処理>
次に、本実施の形態に従うシステムにおいて実行される全体処理の手順について説明する。
図6は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置において実行される全体処理を示すフローチャートである。図6に示す各ステップは、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6(図3)によって実行される。
図6を参照して、画像形成装置MFPは、自装置の履歴情報を取得する(ステップS1)。より具体的には、画像形成装置MFPは、自装置の動作を常に監視しており、ユーザー毎の使用履歴や、プリンタサーバー上のファイルの更新履歴および使用履歴などを記憶する。この履歴情報の詳細については、後述する。
次に、画像形成装置MFPは、自装置が発生する熱量およびその発生時刻を履歴情報に基づいて決定する(ステップS2)。より具体的には、画像形成装置MFPは、自装置の履歴情報から自装置の時間帯別の動作パターンを推測することで、「時間−消費電力」特性を算出する。さらに、画像形成装置MFPは、消費した電力の一部が熱に変わることから、この算出した「時間−消費電力」特性から「時間−発生熱量」特性を算出する。これらの特性は、画像形成装置MFPの使用履歴に基づいて、未来の画像形成装置MFPの動作を予測するものである。なお、これらの特性は、一日に数回程度の頻度で作成されることが好ましい。
次に、画像形成装置MFPは、空調装置CONにおける消費電力と吸収熱量との関係を取得する(ステップS3)。より具体的には、画像形成装置MFPは、通信インターフェイス65などを介して、空調装置CONから、空調装置CONにおける「吸収熱量−消費電力」特性を取得する。この「吸収熱量−消費電力」特性は、空調装置CONの空調能力(冷房実力)を示すものであり、経年変化等により変化する可能性もあるので、一ヶ月に一回程度の頻度で取得されることが好ましい。
次に、画像形成装置MFPは、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を算出する(ステップS4)。この「時間−消費電力」特性は、画像形成装置MFPの動作によって生じる熱を吸収するために、空調装置CONが動作する動作パターンを予測するものである。上述のステップS2において画像形成装置MFPの「時間−発生熱量」特性の算出後に、空調装置CONの「時間−消費電力」特性が算出される。
次に、画像形成装置MFPは、画像形成装置MFPと空調装置CONとの「時間−合計電力」特性を算出する(ステップS5)。より具体的には、画像形成装置MFPは、ステップS2において算出した画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性と、ステップS4において算出した空調装置CONの「時間−消費電力」特性とを共通の時間について合計することで、画像形成装置MFPおよび空調装置CONの消費電力の合算値となる。
次に、画像形成装置MFPは、ピーク値オーバー検出処理を行なう(ステップS6)。このピーク値オーバー検出処理は、ステップS5において算出した「時間−合計電力」特性に基づいて、予め定められた制限値(最大値)を超えるときがあるか否かを判断する処理である。すなわち、画像形成装置MFPは、「時間−合計電力」特性に基づいて、合計消費電力のピーク値が所定値を超えている時間帯があるか否かを判断する。
次に、画像形成装置MFPは、シフト時間算出処理を実行する(ステップS7)。このシフト時間算出処理は、「時間−合計電力」特性によって算出されるピーク値が所定値を超えないように、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を時間的にシフトさせる量(時間)を算出する。
より具体的には、画像形成装置MFPは、「時間−合計電力」特性によって示される合計消費電力のピーク値が所定値を超えている場合には、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を時間軸に対して前方(早い時間側)に所定量だけシフトして、空調装置CONの「時間−合計電力」特性を更新する。そして、この更新後の空調装置CONの「時間−合計電力」特性によって示される合計消費電力のピーク値が所定値を超えている時間帯があるか否かを判断する。合計消費電力のピーク値が所定値を超えてなくなるまで、「時間−消費電力」特性のシフトを繰り返し実行することで、合計消費電力のピーク値(電力ピーク値)が所定値を超えないようなシフト時間(Tsft)を算出する。
次に、画像形成装置MFPは、ステップS7において算出したシフト時間(Tsft)に基づいて、画像形成装置MFPから吸収すべき熱量に応じて、空調装置CONを運転する(ステップS8)。すなわち、画像形成装置MFPは、決定された熱量およびその発生時刻に基づいて、画像形成装置MFPが配置された室内の熱量を予め吸収するように、空調装置CONへ指令を与える。
より具体的には、画像形成装置MFPは、ステップS7において算出した、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を、空調装置CONの本来の「時間−吸収熱量」特性へ戻し、その本来の特性の時間軸に沿って、空調装置CONへ熱量吸収(運転動作)の要求を出力する。
以下、図6に示す各ステップの処理の詳細について説明する。
<E.履歴情報の取得(ステップS1)、ならびに、「時間−消費電力」特性および「時間−発生熱量」特性の算出(ステップS2)>
まず、図6のステップS1における画像形成装置MFPの履歴情報を取得する処理、ならびに、ステップS2における「時間−消費電力」特性および「時間−発生熱量」特性を算出する処理について説明する。
本実施の形態において、画像形成装置MFPの履歴情報は、画像形成装置MFPにおける電力消費の発生(「時間−消費電力」特性および「時間−発生熱量」特性)を推定するために用いられる。このような特性は、各種の履歴情報を用いて取得することができるが、本実施の形態においては、典型的に、履歴情報として以下のような情報を取得して、画像形成装置MFPにおける電力消費の発生を推定する。
・画像形成装置MFPにおけるジョブの実行実績に基づく履歴情報の取得
・ネットワークNWにおけるユーザーの存在/不在の情報に基づく履歴情報の取得
・画像形成装置MFPの予約情報に基づく履歴情報の取得
・プリンタサーバー(サーバー装置SRV)におけるファイル情報に基づく履歴情報の取得
・ネットワークNWにおけるユーザーの存在/不在の予定情報に基づく履歴情報の取得
(e1:ジョブの実行実績を用いる方法)
電力消費の発生を推定する典型的な方法として、画像形成装置MFPにおけるジョブの実行実績を記憶しておき、その記憶した実行実績に基づいて予測を行なう方法について説明する。
図7は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置MFPが記憶する履歴情報601の一例を示す図である。図7に示す履歴情報601には、画像形成装置MFPにおけるジョブ別に消費した電力が発生した時間と関連付けて記憶される。
すなわち、履歴情報601は、コピージョブ(Copy)、パーソナルコンピューターPCからのプリントジョブ(Print)、スキャナジョブ(Scan)、ファックスジョブ(Fax)の別に消費された電力を、そのジョブが実行された日時(時分、日、曜日、月、年など)の別に格納する。これらの履歴情報は、図7に示すようなメモリー領域を確保して記憶される。
図7に示す履歴情報601に基づいて、「時間−消費電力」特性が決定される。
(e2:ネットワーク上のユーザーの存在/不在の情報を用いる方法)
電力消費の発生を推定する別の方法として、ネットワークNW上のユーザーの存在/不在情報を記憶しておき、その記憶した存在/不在情報に基づいて予測を行なう方法について説明する。
図8は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置MFPが記憶する履歴情報602の一例を示す図である。図8に示す履歴情報602には、ネットワークNW上に存在するユーザー数(または、ユーザー名)および各ユーザーのジョブの実行実績が、時間に関連付けて記憶される。
すなわち、履歴情報602は、コピージョブ(Copy)、パーソナルコンピューターPCからのプリントジョブ(Print)、スキャナジョブ(Scan)、ファックスジョブ(Fax)の別に画像形成装置MFPへ投入された量を、そのジョブが投入された日時(時分、日、曜日、月、年など)の別に格納する。これらの履歴情報は、図8に示すようなメモリー領域を確保して記憶される。なお、各ユーザーを識別する情報であってもよいし、各ユーザーが使用するパーソナルコンピューターPCを識別する情報であってもよい。
図8に示す履歴情報602に基づいて、ネットワークNW上に存在するユーザーに応じて、「時間−消費電力」特性が決定される。すなわち、ある時点において、ユーザーAおよびユーザーBのみがネットワーク上に存在している場合には、図8に示すユーザーAおよびユーザーBに対応する部分(ハッチングされた部分)を、ネットワーク上で確認されているユーザーとして認識し、その実績だけを有効な実績とみなして、「時間−消費電力」特性が決定される。
(e3:画像形成装置MFPの予約表を用いる方法)
電力消費の発生を推定するさらに別の方法として、予約ユーザーの実行投入実績を記憶しておき、その記憶した予約ユーザーの実行投入実績に基づいて予測を行なう方法について説明する。
図9は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置MFPが記憶する履歴情報603の一例を示す図である。図9に示す履歴情報603には、ネットワークNW上に存在するユーザー数(または、ユーザー名)および各ユーザーのジョブの実行実績が、時間に関連付けて記憶される。
すなわち、履歴情報603は、コピージョブ(Copy)、パーソナルコンピューターPCからのプリントジョブ(Print)、スキャナジョブ(Scan)、ファックスジョブ(Fax)の別に画像形成装置MFPへ実行投入予約された量を、そのジョブが予約された日時(時分、日、曜日、月、年など)の別に格納する。これらの履歴情報は、図9に示すようなメモリー領域を確保して記憶される。なお、各ユーザーを識別する情報であってもよいし、各ユーザーが使用するパーソナルコンピューターPCを識別する情報であってもよい。
図9に示す履歴情報603に基づいて、ユーザー毎のジョブ実行実績に応じて、「時間−消費電力」特性が決定される。すなわち、ある時点において設定されている画像形成装置MFPの予約として認識し、当該認識されている箇所(ハッチングされた部分)の実績だけを有効な実績として予測を行なう。
(e4:プリンタサーバー上のファイル情報を用いる方法)
電力消費の発生を推定するさらに別の方法として、プリンタサーバー(サーバー装置SRV)上のファイル情報を記憶しておき、その記憶したプリンタサーバー上のファイル情報に基づいて予測を行なう方法について説明する。
図10は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置MFPが記憶する履歴情報604の一例を示す図である。図10に示す履歴情報604には、プリンタサーバー上のファイル情報が、時間に関連付けて記憶される。
より具体的には、履歴情報604は、ファイル数、更新されたファイル数、更新された日時からの経過時間を、そのジョブが予約された日時(時分、日、曜日、月、年など)の別に格納する。これらの履歴情報は、図10に示すようなメモリー領域を確保して記憶される。この図10に示す履歴情報604には、プリンタサーバー(サーバー装置SRV)上のファイル印刷の実績が記憶される。
例えば、水曜日にファイル1が更新された場合には、その実績(ハッチングされた部分)だけを有効な実績とみなして、「時間−消費電力」特性が決定される。
(e5:ネットワーク上のユーザーの存在/不在の予定情報を用いる方法)
電力消費の発生を推定するさらに別の方法として、ネットワークNW上のユーザーの存在/不在情報を記憶しておき、その記憶した存在/不在情報に基づいて予測を行なう方法について説明する。
図11は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置MFPが記憶する履歴情報605の一例を示す図である。図11に示す履歴情報605には、ネットワークNW上に存在するユーザー数(または、ユーザー名)および各ユーザーのジョブの実行実績が、時間に関連付けて記憶される。
すなわち、履歴情報605は、コピージョブ(Copy)、パーソナルコンピューターPCからのプリントジョブ(Print)、スキャナジョブ(Scan)、ファックスジョブ(Fax)の別に画像形成装置MFPへ投入された量を、そのジョブが投入された日時(時分、日、曜日、月、年など)の別に格納する。これらの履歴情報は、図11に示すようなメモリー領域を確保して記憶される。なお、各ユーザーを識別する情報であってもよいし、各ユーザーが使用するパーソナルコンピューターPCを識別する情報であってもよい。
図11に示す履歴情報605に基づいて、ネットワークNW上に存在するユーザーに応じて、「時間−消費電力」特性が決定される。すなわち、各時点においてネットワーク上に存在するユーザーを認識し、その確認されているユーザーに対応する部分の実績だけを有効な実績とみなして、「時間−消費電力」特性が決定される。
(e6:その他の方法)
上述の図7〜図11に示す各方法を適宜組み合わせてもよい。
(e7:「時間−消費電力」特性の一例)
上述のような方法によって、「時間−消費電力」特性および「時間−発生熱量」特性が算出される。
図12は、本発明の実施に従う画像形成装置MFPによって算出される「時間−消費電力」特性および「時間−発生熱量」特性の一例を示す図である。画像形成装置MFPにおける電力使用の予測を行なうことにより、図12に示すような、画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性を算出できる。また、消費される電力の一部が熱に変わることから、「時間−消費電力」特性に一定の係数を掛け合わせることで、「時間−発生熱量」特性を算出できる。
(e8:履歴情報の取得(ステップS1)の詳細)
次に、図6のステップS1の詳細について説明する。
図13は、図6に示すステップS1の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図13を参照して、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、履歴情報として関連付ける時刻を取得する(ステップS100)。
まず、システムコントローラー6は、画像形成装置MFPにおいて、コピージョブ(Copy)が実行中であるか否かを判断する(ステップS102)。コピージョブが実行中である場合(ステップS102においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、コピージョブによる消費電力を計測し(ステップS104)、計測したコピージョブによる消費電力を対応する記憶エリアへ格納する(ステップS106)。すなわち、図7,8,9,11に示されるような履歴情報に計測された消費電力のデータが格納される。このとき、計測された消費電力は、対応するユーザーの情報と関連付けて記憶される。
コピージョブが実行中でない場合(ステップS102においてNOの場合)には、ステップS104およびS106の処理はスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、画像形成装置MFPにおいて、パーソナルコンピューターPCからのプリントジョブ(Print)が実行中であるか否かを判断する(ステップS108)。プリントジョブが実行中である場合(ステップS108においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、プリントジョブによる消費電力を計測し(ステップS110)、計測したプリントジョブによる消費電力を対応する記憶エリアへ格納する(ステップS112)。すなわち、図7,8,9,11に示されるような履歴情報に計測された消費電力のデータが格納される。このとき、計測された消費電力は、対応するユーザーの情報と関連付けて記憶される。
プリントジョブが実行中でない場合(ステップS108においてNOの場合)には、ステップS110およびS112の処理はスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、画像形成装置MFPにおいて、外部からのファクシミリ受信などのファックスジョブ(Fax)が実行中であるか否かを判断する(ステップS114)。ファックスジョブが実行中である場合(ステップS114においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、ファックスジョブによる消費電力を計測し(ステップS116)、計測したファックスジョブによる消費電力を対応する記憶エリアへ格納する(ステップS118)。すなわち、図7,8,9,11に示されるような履歴情報に計測された消費電力のデータが格納される。このとき、計測された消費電力は、対応するユーザーの情報と関連付けて記憶される。
ファックスジョブが実行中でない場合(ステップS114においてNOの場合)には、ステップS116およびS118の処理はスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、画像形成装置MFPにおいて、スキャナジョブ(Scan)が実行中であるか否かを判断する(ステップS120)。スキャナジョブが実行中である場合(ステップS120においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、スキャナジョブによる消費電力を計測し(ステップS122)、計測したスキャナジョブによる消費電力を対応する記憶エリアへ格納する(ステップS124)。すなわち、図7,8,9,11に示されるような履歴情報に計測された消費電力のデータが格納される。このとき、計測された消費電力は、対応するユーザーの情報と関連付けて記憶される。
スキャナジョブが実行中でない場合(ステップS120においてNOの場合)には、ステップS122およびS124の処理はスキップされる。
次に、以下の処理に従って、プリンタサーバー(サーバー装置SRV)上のファイル更新が検出される。この処理は、プリンタサーバー上に登録されるファイル数(1〜n)だけ繰り返し実行される。
システムコントローラー6は、プリンタサーバー上のファイル番号iに「1」をセットする(ステップS126)。そして、システムコントローラー6は、プリンタサーバー上のファイルiが更新されたか否かを判断する(ステップS128)。ファイルiが更新されたと判断された場合(ステップS128においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、その更新された時刻を取得し、取得した時刻を対応する記憶エリアへ格納する(ステップS130)。
ファイルiが更新されていないと判断された場合(ステップS128においてNOの場合)には、ステップS130の処理はスキップされる。
次に、システムコントローラー6は、ファイルiに対するプリントが実行中であるか否かを判断する(ステップS132)。ファイルiに対するプリントが実行中である場合(ステップS132においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、そのファイルiのプリントによる消費電力を計測し(ステップS134)、計測したファイルiのプリントによる消費電力を対応する記憶エリアへ格納する(ステップS136)。すなわち、図10に示されるような履歴情報に計測された消費電力のデータが格納される。このとき、計測された消費電力は、ファイルiの更新時間との差分時間に関連付けて格納される。
ファイルiに対するプリントが実行中ではない場合(ステップS132においてNOの場合)には、ステップS134およびS136の処理はスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、現在のファイル番号iがプリンタサーバー上に登録されるファイル数(n)に到達しているか否かを判断する(ステップS138)。現在のファイル番号iがプリンタサーバー上に登録されるファイル数(n)に到達していない場合(ステップS138においてNOの場合)には、ファイル番号iが「1」だけインクリメントされて(ステップS140)、ステップS128以下の処理が繰り返し実行される。
現在のファイル番号iがプリンタサーバー上に登録されるファイル数(n)に到達している場合(ステップS138においてYESの場合)には、処理は終了する。
(e9:「時間−消費電力」特性および「時間−発生熱量」特性の算出(ステップS2)の詳細)
次に、図6のステップS2の詳細について説明する。
図14は、図6に示すステップS2の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図14を参照して、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達したか否かを判断する(ステップS200)。上述したように、「時間−消費電力」特性は、一定間隔(TimeI)で作成(更新)されるものとする。そのため、画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性の作成時刻(TimeC)は、一定間隔(TimeI)毎に生じる。
画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達していない場合(ステップS200においてNOの場合)には、ステップS200の処理が繰り返される。
画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達した場合(ステップS200においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、ユーザー別に消費電力の履歴情報を順次読み出す。
すなわち、システムコントローラー6は、登録されているユーザー群のうち最初のユーザーを履歴情報の読み出し対象のユーザーとして設定する(ステップS202)。例えば、最初の読み出し対象は、ユーザーAとなる。
続いて、システムコントローラー6は、読み出し対象のユーザーについての消費電力の履歴情報を読み出すべきか否かを判断する(ステップS204)。より具体的には、システムコントローラー6は、読み出し対象のユーザーについての、ネットワークNW上のユーザー存在/不在の情報、ネットワークNW上のユーザー存在/不在の予定情報、画像形成装置MFPの予約情報などに基づいて決定する。
読み出し対象のユーザーについての消費電力の履歴情報を読み出すべきである場合(ステップS204においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、格納している履歴情報から、読み出し対象のユーザーに対応する消費電力の履歴情報を読み出す(ステップS206)。そして、システムコントローラー6は、一時記憶エリアに既に格納されている消費電力の履歴情報と当該読み出した消費電力の履歴情報とを合計して、一時記憶エリアに再度格納する(ステップS208)。すなわち、一時記憶エリアにおいて、消費電力の履歴情報を累積する処理が実行される。このとき、読み出される消費電力の履歴情報としては、ステップS200の判断において使用した時刻と同じ曜日および/または同じ時間から遡って、一定時間後までとすることが好ましい。すなわち、一定間隔(TimeI)と同じ間隔で履歴が読み出される。
読み出し対象のユーザーについての消費電力の履歴情報を読み出すべきではない場合(ステップS204においてNOの場合)には、ステップS206およびS208の処理がスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、履歴情報の読み出し対象として、登録されているユーザー群のすべてのユーザーを設定済であるか否かを判断する(ステップS210)。履歴情報の読み出し対象として、登録されているユーザー群のすべてのユーザーが設定済ではない場合(ステップS210においてNOの場合)、システムコントローラー6は、登録されているユーザー群のうち残りのユーザーのいずれかを履歴情報の読み出し対象のユーザーとして新たに設定する(ステップS212)。例えば、現在の読み出し対象がユーザーAであれば、次に、ユーザーBが選択される。そして、ステップS206以下の処理が繰り返し実行される。
これに対して、履歴情報の読み出し対象として、登録されているユーザー群のすべてのユーザーが設定済である場合(ステップS210においてYESの場合)、システムコントローラー6は、図10の履歴情報604に格納されているファイル情報に基づく、消費電力の履歴情報を累積する処理が実行される。
まず、システムコントローラー6は、プリンタサーバー上のファイル番号iに「1」をセットする(ステップS214)。このファイル番号iを有するファイルが履歴情報の読み出し対象として設定される。
続いて、システムコントローラー6は、読み出し対象のファイルiについての消費電力の履歴情報を読み出すべきか否かを判断する(ステップS216)。より具体的には、システムコントローラー6は、読み出し対象のファイルiについての、更新された日時からの経過時間などに基づいて決定する。
読み出し対象のファイルiについての消費電力の履歴情報を読み出すべきである場合(ステップS216においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、格納している履歴情報から、読み出し対象のファイルiに対応する消費電力の履歴情報を読み出す(ステップS218)。そして、システムコントローラー6は、一時記憶エリアに既に格納されている消費電力の履歴情報と当該読み出した消費電力の履歴情報とを合計して、一時記憶エリアに再度格納する(ステップS220)。すなわち、一時記憶エリアにおいて、消費電力の履歴情報を累積する処理が実行される。このとき、読み出される消費電力の履歴情報としては、ステップS200の判断において使用した時刻と同じ曜日および/または同じ時間から遡って、一定時間後までとすることが好ましい。すなわち、一定間隔(TimeI)と同じ間隔で履歴が読み出される。
読み出し対象のファイルiについての消費電力の履歴情報を読み出すべきではない場合(ステップS216においてNOの場合)には、ステップS218およびS220の処理がスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、履歴情報の読み出し対象として、プリンタサーバー上に登録されるすべてのファイル(1〜n)を設定済であるか否かを判断する(ステップS222)。履歴情報の読み出し対象として、プリンタサーバー上に登録されるすべてのファイルが設定済ではない場合(ステップS222においてNOの場合)、システムコントローラー6は、プリンタサーバー上に登録されるファイルのうち残りのファイルのいずれかを履歴情報の読み出し対象のファイルとして新たに設定する(ステップS224)。そして、ステップS218以下の処理が繰り返し実行される。
以上のような処理によって、ユーザーについての消費電力の履歴情報とプリンタサーバー上のファイルについての消費電力の履歴情報とが合算される。この合算された結果は、一時記憶エリアに格納される。このように、TimeCからTimeIまで遡った消費電力の履歴情報が、TimeCからTimeIまでについての、画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性(予測値)として算出および記憶される。
そして、履歴情報の読み出し対象として、プリンタサーバー上に登録されるすべてのファイルが設定済である場合(ステップS222においてYESの場合)、システムコントローラー6は、画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性に一定の係数を掛け合わせることで、「時間−発生熱量」特性を算出する(ステップS226)。そして、処理はリターンする。
<F.空調装置CONにおける「吸収熱量−消費電力」特性の取得(ステップS3)>
次に、図6のステップS3における、空調装置CONの「吸収熱量−消費電力」特性を取得する処理について説明する。図6のステップS3において、画像形成装置MFPは、空調装置CONが熱を吸収するために必要な消費電力を表す特性(空調装置CONにおける「吸収熱量−消費電力」特性)を、通信手段を介して取得する。このように、画像形成装置MFPは、空調装置CONにおける消費電力と吸収熱量との関係を取得する。
図15は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置MFPが取得する空調装置CONにおける「吸収熱量−消費電力」特性の一例を示す図である。画像形成装置MFPは、空調装置CONから図15に示すような「吸収熱量−消費電力」特性を取得する。
次に、図6のステップS3の詳細について説明する。
図16は、図6に示すステップS3の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図16を参照して、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、空調装置CONの「吸収熱量−消費電力」特性の要求時刻に到達したか否かを判断する(ステップS300)。上述したように、「吸収熱量−消費電力」特性は、一定間隔(TimeR)で取得(要求)されるものとする。そのため、空調装置CONの「吸収熱量−消費電力」特性に対する要求時刻は、一定間隔(TimeR)毎に生じる。
空調装置CONの「吸収熱量−消費電力」特性の要求時刻に到達した場合(ステップS300においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、「取得済みフラグ」を「OFF」にセットするとともに、「要求済みフラグ」を「OFF」にセットする(ステップS302)。
空調装置CONの「吸収熱量−消費電力」特性の要求時刻に到達していない場合(ステップS300においてNOの場合)には、ステップS302の処理はスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、「取得済みフラグ」が「OFF」であるか否かを判断する(ステップS304)。「取得済みフラグ」が「OFF」である場合(ステップS304においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、「要求済みフラグ」が「OFF」であるか否かを判断する(ステップS306)。「要求済みフラグ」が「OFF」である場合(ステップS306においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、空調装置CONに対して、「吸収熱量−消費電力」特性のデータ要求を、通信手段を介して送出する(ステップS308)(基本的には、データ要求は一度だけ発せられる)。すなわち、「吸収熱量−消費電力」特性を取得しておらず、かつ、要求していない場合に、ステップS308は実行される。続いて、システムコントローラー6は、「要求済みフラグ」を「ON」にセットする(ステップS310)。
なお、「取得済みフラグ」が「ON」である場合(ステップS304においてNOの場合)、または、「要求済みフラグ」が「ON」である場合(ステップS306においてNOの場合)には、ステップS308およびS310の処理はスキップされる。
さらに、システムコントローラー6は、空調装置CONから「吸収熱量−消費電力」特性を受信したか否かを判断する(ステップS312)。空調装置CONから「吸収熱量−消費電力」特性を受信した場合(ステップS312においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、受信した「吸収熱量−消費電力」特性のデータを格納する(ステップS314)とともに、「取得済みフラグ」を「ON」にセットする(ステップS316)。そしては、処理はリターンする。
一方、空調装置CONから「吸収熱量−消費電力」特性を受信していない場合(ステップS312においてNOの場合)には、ステップS314およびS316の処理をスキップして、次の実行まで待つ。
<G.空調装置CONの「時間−消費電力」特性の算出(ステップS4)>
次に、図6のステップS4における、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を算出する処理について説明する。
画像形成装置MFPから発生した熱量は、空調装置CONによって吸収される。そのため、図12に破線で示す特性グラフ(画像形成装置MFPからの発生熱量)と、図15に実線で示す特性グラフ(空調装置CONの「時間−消費電力」特性)とを用いて、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を算出できる。
図17は、本発明の実施に従う画像形成装置MFPによって算出される「時間−消費電力」特性の一例を示す図である。この算出される空調装置CONの「時間−消費電力」特性は、一般的には、画像形成装置MFPの「時間−発生熱量」特性を追随するような形状を示す。
次に、図6のステップS4の詳細について説明する。
図18は、図6に示すステップS4の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図18を参照して、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、空調装置CONの「時間−消費電力」特性の要求時刻(TimeC)に到達したか否かを判断する(ステップS400)。上述したように、「時間−消費電力」特性は、一定間隔(TimeI)で取得(算出)されるものとする。そのため、空調装置CONの「時間−消費電力」特性に対する要求時刻は、一定間隔(TimeI)毎に生じる。
空調装置CONの「時間−消費電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達していない場合(ステップS400においてNOの場合)には、ステップS400の処理が繰り返される。
空調装置CONの「時間−消費電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達した場合(ステップS400においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、時間計算用の一時記憶エリア(TmpTime)にTimeCを格納する(ステップS402)。続いて、システムコントローラー6は、一時記憶エリア(TmpTime)に格納された値に対応する時点における、画像形成装置MFPの「時間−発生熱量」特性の値を読み出し(ステップS404)、その読み出した値を空調装置CONにおける「吸収熱量−消費電力」特性(図15)を参照して、空調装置CONの消費電力に変換する(ステップS406)。そして、変換して得られた空調装置CONの消費電力を一時記憶エリア(TmpTime)に対応する記憶エリアへ格納する(ステップS408)。
続いて、システムコントローラー6は、一時記憶エリア(TmpTime)に格納された値を1単位時間だけインクリメントする(ステップS410)。そして、システムコントローラー6は、インクリメント後の値がTimeIに到達したか否かを判断する(ステップS412)。インクリメント後の値がTimeIに到達していない場合(ステップS412においてNOの場合)には、ステップS404以下の処理が繰り返し実行される。
インクリメント後の値がTimeIに到達している場合(ステップS412においてYESの場合)には、処理はリターンする。
すなわち、空調装置CONの消費電力を算出する処理が、TimeCから一定間隔(TimeI)分だけ繰り返し実行されて、TimeCからTimeIまでの空調装置の「時間−消費電力」特性が作成される。
<H.画像形成装置MFPと空調装置CONとの「時間−合計電力」特性の算出(ステップS5)>
次に、図6のステップS5における、画像形成装置MFPと空調装置CONとの「時間−合計電力」特性を算出する処理について説明する。
画像形成装置MFPおよび空調装置CONのそれぞれで消費される電力を合計することで、「時間−合計電力」特性を算出できる。より具体的には、画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性(図12の実線)と、空調装置CONの「時間−消費電力」特性(図17の破線)とを同一時間軸に沿って合計することで、「時間−合計電力」特性が算出される。
図19は、本発明の実施に従う画像形成装置MFPによって算出される「時間−合計電力」特性の一例を示す図である。図19に示すように、「時間−合計電力」特性としては、太実線のような波形を示す。
次に、図6のステップS5の詳細について説明する。
図20は、図6に示すステップS5の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図20を参照して、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、「時間−合計電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達したか判断する(ステップS500)。上述したように、「時間−合計電力」特性は、一定間隔(TimeI)で取得(算出)されるものとする。そのため、「時間−合計電力」特性に対する要求時刻は、一定間隔(TimeI)毎に生じる。
「時間−合計電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達していない場合(ステップS500においてNOの場合)には、ステップS500の処理が繰り返される。
「時間−合計電力」特性の作成時刻(TimeC)に到達した場合(ステップS500においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、時間計算用の一時記憶エリア(TmpTime)にTimeCを格納する(ステップS502)。続いて、システムコントローラー6は、一時記憶エリア(TmpTime)に格納された値に対応する時点における、画像形成装置MFPの「時間−消費電力」特性の値、および、空調装置CONの「時間−消費電力」特性の値を読み出す(ステップS504)。システムコントローラー6は、それぞれ読み出した値を合計する(ステップS506)。そして、合計して得られた消費電力(合計電力)を一時記憶エリア(TmpTime)に対応する記憶エリアへ格納する(ステップS508)。
続いて、システムコントローラー6は、一時記憶エリア(TmpTime)に格納された値を1単位時間だけインクリメントする(ステップS510)。そして、システムコントローラー6は、インクリメント後の値がTimeIに到達したか否かを判断する(ステップS512)。インクリメント後の値がTimeIに到達していない場合(ステップS512においてNOの場合)には、ステップS504以下の処理が繰り返し実行される。
インクリメント後の値がTimeIに到達している場合(ステップS512においてYESの場合)には、処理はリターンする。
すなわち、画像形成装置MFPと空調装置CONとの消費電力を算出する処理が、TimeCから一定間隔(TimeI)分だけ繰り返し実行されて、TimeCからTimeIまでの空調装置の「時間−合計電力」特性が作成される。
<I.ピーク値オーバー検出処理(ステップS6)>
次に、図6のステップS6における、ピーク値オーバー検出処理について説明する。
上述の処理によって算出された「時間−合計電力」特性に基づいて、予め定められた制限値(最大値)を超えるときがあるか否かが判断される。
図21は、本発明の実施に従う画像形成装置MFPにおける「時間−合計電力」特性に対するピーク値オーバー検出処理の一例を示す図である。図21に示すように、算出された「時間−合計電力」特性と電力上限(Wmax)とが比較され、電力上限を超える部分(期間)が上限値オーバーの部分として特定される。
次に、図6のステップS6の詳細について説明する。
図22は、図6に示すステップS6の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図22を参照して、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、ピーク値オーバー検出処理の実行時刻(TimeC)に到達したか判断する(ステップS600)。上述したように、ピーク値オーバー検出処理は、一定間隔(TimeI)で実行される。そのため、ピーク値オーバー検出処理の実行時刻は、一定間隔(TimeI)毎に生じる。
ピーク値オーバー検出処理の実行時刻(TimeC)に到達していない場合(ステップS600においてNOの場合)には、ステップS600の処理が繰り返される。
ピーク値オーバー検出処理の実行時刻(TimeC)に到達した場合(ステップS600においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、時間計算用の一時記憶エリア(TmpTime)にTimeCを格納する(ステップS602)。続いて、システムコントローラー6は、一時記憶エリア(TmpTime)に格納された値に対応する時点における「時間−合計電力」特性の値を読み出す(ステップS604)。そして、システムコントローラー6は、読み出した合計電力の値が電力上限(Wmax)を超えているか否かを判断する(ステップS606)。
読み出した合計電力の値が電力上限(Wmax)を超えている場合(ステップS606においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、一時記憶エリア(TmpTime)に格納された値に対応する時刻に関連付けて、上限値オーバーを示す情報を格納する(ステップS608)。
読み出した合計電力の値が電力上限(Wmax)を超えていない場合(ステップS606においてNOの場合)には、ステップS608の処理はスキップされる。
続いて、システムコントローラー6は、一時記憶エリア(TmpTime)に格納された値を1単位時間だけインクリメントする(ステップS610)。そして、システムコントローラー6は、インクリメント後の値がTimeIに到達したか否かを判断する(ステップS612)。インクリメント後の値がTimeIに到達していない場合(ステップS612においてNOの場合)には、ステップS604以下の処理が繰り返し実行される。
インクリメント後の値がTimeIに到達している場合(ステップS612においてYESの場合)には、処理はリターンする。
すなわち、合計電力の値が電力上限を超えているか否かを判断する処理が、TimeCから一定間隔(TimeI)分だけ繰り返し実行されて、TimeCからTimeIまでの間における、電力上限を超えている期間が特定される。
<J.シフト時間算出処理(ステップS7)>
次に、図6のステップS7における、シフト時間算出処理について説明する。図23は、本発明の実施に従う画像形成装置MFPにおけるシフト時間算出処理の一例を示す図である。
上述のピーク値オーバー検出処理(ステップS6)において、電力ピーク値が所定値を超えている場合(合計電力の値が電力上限を超えている場合)、図23に示すように、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を時間軸に対して前方(早い時間側)にシフトさせてゆく。これにより、画像形成装置MFPと空調装置CONとの合計電力のピーク値が時間的にずれることになり、結果的に合計電力のピーク値を小さくすることができる。
このような、空調装置CONの「時間−消費電力」特性を時間軸にシフトさせるべき時間(動作シフト時間:Tsft)は、以下のような方法により決定される。
画像形成装置MFPがジョブの実行で消費する電力をF1(T)と表わすと、画像形成装置MFPが消費する消費電力Wmfpは、以下のようになる(図12の実線)。
Wmfp=F1(T)
画像形成装置MFPが動作することで発生する熱量を計算する場合、画像形成装置MFPの消費電力の一部が熱に変わることから、単位時間あたりの画像形成装置MFPから発生する熱量(dQmfp/dT)は、画像形成装置MFPの消費電力の特性と相関関係をもつ。これは、画像形成装置MFPの消費電力の特性に、一定の係数(F2(Wmfp))を乗じることでも算出できる。
これにより、画像形成装置MFPからの発生熱量dQmfp/dTは、以下のようになる(図12の破線)。
dQmfp/dT=F2(Wmfp)=F2(F1(T))
画像形成装置MFPが排出した単位時間あたりの熱量を、空調装置CONが奪う必要があるため、空調装置CONが奪う単位時間当たりの熱量(dQcool/dT)は、以下の条件を満たさなければならない。
dQmfp/dT−dQcool/dT=0
空調装置CONの動作に必要な消費電力(Wcool)は、図15に示されるため、空調装置CONの動作パターンは、以下のような式で表わすことができる。
Wcool=G1(dQcool/dT)
よって、
WcooT=G1(F2(FI(T)))=H(T)
とおくことができ、これは、図17に一点鎖線で示す特性となる。
画像形成装置MFPと空調装置CONとの消費電力の合計電力(Wmfp+Wcool)は、図19の太実線のようにとなる。
さらに、図21に示すように、対応する環境下で許容される電力上限と比較できる。
図17に示す空調装置CONの動作パターンを時間的に前へシフトさせる場合、シフト時間をTsftとすると、空調装置CONの動作パターンは、以下のようになる。
Wcool=H(T+Tsft)
このシフトした動作パターンは、図23において一点鎖線で示す、空調装置CONの消費電力(シフト後)となる。
上述したように、画像形成装置MFPと空調装置CONの消費電力の合計は、対応する環境下で許容される電力上限(Wmax)に対して、以下の条件を満たす必要がある。
Wmfp+Wcool>Wmax
つまり、以下のような式となる。
Fi(T)+H(T+Tsft)>Wmax
空調装置CONの動作をシフトさせた場合の合計電力(Wmfp+Wcool)は、図23において太実線で示すグラフのように表わすことができる。
次に、時刻Tおよびシフト時間Tsftに関して、初期値として、T=0(現在)、かつTsft=0(シフト量0)に設定した上で、時刻Tを一定量まで順次加算していき、
F1(T)+H(T+Tsft)>Wmax
が成立することを確認する。
上記の条件が成立しない場合、Tsftを所定量だけ変化させた上で、再び時刻T=0から一定量まで順次加算していき、上記の条件が成立することを確認する。
以上のような探索処理を行なって、上記の条件を成立させることのできるシフト時間Tsftを、空調装置CONの動作パターンについてのシフト時間として採用することができる。典型的には、最初に条件を成立させたシフト時間Tsftが採用される。
なお、シフト時間Tsftは、空調装置CONを事前に動作させる、冷房の先取り時間であるので、可能な限り小さい方が好ましいが、一定の範囲内に収まるものであれば、実用上の問題ない。この一定の範囲については、以下の条件を満たす限りにおいて、任意に決定できる。
・最小値については、上述のような探索処理によって決定されるシフト時間Tsft以上となること
・最大値については、画像形成装置MFPの発熱量と空調装置CONの吸収熱量との差(図23の実線と一点鎖線との間の各時間における差分)が一定値以上にならないこと
なお、最大値に関する条件は、先行して環境温度を下げすぎると不快感を伴うことを考慮したものである。すなわち、画像形成装置MFPからの発熱量と空調装置CONによる吸収熱量との差が予め定められた所定値以下となるように、空調装置CONへ指令を与えるタイミング(シフト時間Tsft)が決定される。
すなわち、空調装置CONの動作パターンをシフトした後における
dQcool/dT−dQmfp/dT<Qmax
となるQmaxが決定される。
このように、画像形成装置MFPは、画像形成装置MFPにおける消費電力および空調装置CONにおける消費電力を推定するとともに、両消費電力の合計が予め定められた最大値を超えないように、空調装置CONへ指令を与えるタイミングを決定する。これにより、過度な先行動作要求を防止することで、ユーザー環境を快適に保ちながら、最大電力に対する電力余裕を維持することができる。
図24は、図6に示すステップS7の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図24を参照して、まず、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、シフト時間算出処理に係る記憶エリアTに計算開始時刻TimeCを書き込むとともに、空調装置CONの動作シフト時間計算のための記憶エリアTsftに0を書き込む(ステップS700)。
続いて、システムコントローラー6は、記憶エリアTに書き込まれている値、および、記憶エリアTsftに書き込まれている値の設定における、画像形成装置MFPと空調装置CONとの消費電力の合計(合計電力)(W)を算出する(ステップS702)。
続いて、システムコントローラー6は、ステップS702において算出した合計電力が電力上限(Wmax)を超えているか否かを判断する(ステップS704)。
ステップS702において算出した合計電力が電力上限(Wmax)を超えていない場合(ステップS704においてNOの場合)には、システムコントローラー6は、記憶エリアTに格納されている値を1単位時間だけインクリメントする(ステップS706)。そして、システムコントローラー6は、インクリメント後の値が(TimeC+TimeI)に到達したか否かを判断する(ステップS708)。インクリメント後の値が(TimeC+TimeI)に到達していない場合(ステップS708においてNOの場合)には、ステップS702以下の処理が繰り返し実行される。すなわち、計算開始時刻TimeCから一定間隔TimeIにわたって、合計電力が電力上限を超えていないことを繰り返し確認する。
インクリメント後の値が(TimeC+TimeI)に到達している場合(ステップS708においてYESの場合)には、処理はリターンする。この場合には、シフトによって、電力上限(Wmax)を超えない動作パターンが得られることを示している。
これに対して、ステップS702において算出した合計電力が電力上限(Wmax)を超えている場合(ステップS704においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、システムコントローラー6は、記憶エリアTに計算開始時刻TimeCを書き込むとともに、記憶エリアTsftに格納されている値を1単位時間だけインクリメントする(ステップS710)。そして、システムコントローラー6は、インクリメント後の値が最大シフト時間Tsft_maxに到達したか否かを判断する(ステップS712)。インクリメント後の値が最大シフト時間Tsft_maxに到達していない場合(ステップS712においてNOの場合)には、ステップS702以下の処理が繰り返し実行される。
これに対して、インクリメント後の値が最大シフト時間Tsft_maxに到達している場合(ステップS712においてYESの場合)には、処理はリターンする。この場合には、シフトでは電力上限(Wmax)を超えない動作パターンが得られないことを示している。
以上のように、計算開始時刻を時刻TimeC〜(TimeC+TimeI)の範囲とし、シフト時間Tsftを0〜最大シフト時間Tsft_maxまでの範囲内で、消費電力の合計が電力上限(Wmax)を超えないように、空調装置CONの動作シフト時間が決定される。
<K.空調装置の運転処理(ステップS8)>
次に、図6のステップS8における空調装置の運転処理について説明する。
上述したようなステップS7までの処理によって、一定時間(動作シフト時間)だけ動作パターンを時間軸に沿ってシフトさせた空調装置CONの「時間−消費電力」特性(図23の一点鎖線で示すパターン)が算出されると、画像形成装置MFPは、それに従って、空調装置CONへ動作要求を出力する。
この空調装置CONに対する動作要求は、吸収熱量をパラメータとして要求してもよいし、消費電力をパラメータとして要求してもよい。
吸収熱量をパラメータとして要求する場合は、画像形成装置MFPは、図23に示す、空調装置CONのシフト後の「時間−消費電力」特性(図23の一点鎖線で示すパターン)を、図15に示す「吸収熱量−消費電力」特性を参照して、空調装置CONが吸収しなければならない熱量に変換し、その変換して得られた値を空調装置CONへ送信すればよい。
なお、この動作要求は、図23の示す動作パターンの時間軸に沿って、画像形成装置MFPから数分〜数秒の間隔で空調装置CONへ送信される。
以上のように、空調装置CONは、吸収しなければならない熱量を常に取得することができ、画像形成装置MFPが計算した空調装置CONの「時間−消費電力」特性に沿って動作することになる。
次に、図6のステップS5の詳細について説明する。
図25は、図6に示すステップS8の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図25を参照して、画像形成装置MFPのシステムコントローラー6は、直近の計算開始時刻TimeCからの経過時間を読み出す(ステップS800)。この処理には、計算開始時刻のおいて都度リセットされるタイマーを用いることができる。続いて、システムコントローラー6は、読み出した経過時間に基づいて、空調装置CONに対して動作要求を出力するための送信時刻になっているか否かを判断する(ステップS802)。例えば、直近の計算開始時刻TimeCからの経過時間が単位時間の整数倍になっているときに、空調装置CONに対して動作要求を出力すべきであると判断される。空調装置CONに対して動作要求を出力するための送信時刻になっていない場合(ステップS802においてNOの場合)には、ステップS800以下の処理が繰り返される。
空調装置CONに対して動作要求を出力するための送信時刻になっている場合(ステップS802においてYESの場合)には、システムコントローラー6は、先のステップS7において算出された空調装置CONの動作シフト時間だけ空調装置の動作パターンをシフトさせた状態における、空調装置CONの消費電力を読み出す(ステップS804)。そして、システムコントローラー6は、読み出した空調装置CONの消費電力を空調装置CONが吸収すべき熱量に変換し(ステップS806)、空調装置CONへ送信する(ステップS808)。
空調装置CONは、画像形成装置MFPからの動作要求に従って運転を行なう。このような処理によって、画像形成装置MFPは、空調装置CONが吸収すべき熱量を、所定の単位時間ごとに空調装置CONへ送信し、空調装置CONは、その指令に応じた動作を行なうこととなる。
<L.全体手順>
上述した各ステップは、同一タイミングで行なう必要はなく、その特性や性質などに応じたタイミングで適宜行なえばよい。
図26は、本発明の実施の形態に従うシステムにおける画像形成装置MFPと空調装置CONとの間の処理手順を示すシーケンス図である。図26に示すように、両装置の間では、適宜のタイミングで、情報の遣り取りが行なわれる。
<M.付記>
本発明は、別の局面として、さらに以下のように表現することができる。
すなわち、本発明の別の局面に従えば、冷房装置と通信可能な画像形成装置が提供される。画像形成装置は、画像形成装置の使用履歴を取得する手段と、使用履歴から画像形成装置が発する熱量と熱量発生時刻を抽出する手段と、抽出した熱量と時刻にもとづき、室内の熱量を事前に吸収するために冷房装置を動作させるように通信を介して冷房装置に対して動作要求を出す手段とを含む。
すなわち、この画像形成装置では、冷房装置に対して画像形成装置が発生する熱を予測し、先取りして熱を吸収・相殺するように動作要求を出すことで、冷房装置と画像形成装置との動作タイミングが重ならないようにし、電力のピーク値が所定の値を超えないようにしている。このような構成を採用することで、画像形成装置は、自装置が発生する熱量を予測し、事前に周辺温度を低くするように冷房装置に対して動作要求を出すことで、自装置が発生する熱量を相殺できる。
好ましくは、上記の画像形成装置において、使用履歴取得手段として以下の何れかの手段を有する。
(1)ネットワーク上のユーザー存在/不在情報から決定する手段
(2)画像形成装置の予約情報から決定する手段
(3)プリンタサーバー上のファイル情報から決定する手段
すなわち、この画像形成装置では、ネットワーク上のユーザー存在/不在情報、画像形成装置の予約情報、プリンタサーバー上のファイル情報を用いることで、画像形成装置が発生する熱量を高い精度で予測可能としている。
好ましくは、上記の画像形成装置において、冷房装置に動作要求を出すために以下の手段を有する。
・冷房装置から「消費電力と吸収熱量」の関係情報を取得する手段
・画像形成装置と冷房装置の電力消費量の合計を計算し、消費電力合計値が最大値を超えないように冷房装置を早く動作させる冷房装置動作シフト時間を計算する手段
・冷房装置動作シフト時間応じて冷房装置に動作要求を送信する手段
すなわち、この画像形成装置では、冷房装置の消費電力と吸収熱量の関係を画像形成装置が取得することで、少なくとも冷房装置をどの程度早い時期にどの程度動作させる必要があるかを計算することを可能としている。
好ましくは、上記の画像形成装置において、冷房装置動作シフト時間は、画像形成装置発熱量と冷房装置の吸収熱量の差が一定値以下となる範囲内で決定する手段を有する。
すなわち、この画像形成装置では、冷房装置への過度な先行動作要求を防止することでユーザー環境を快適に保つことを可能としている。
<N.まとめ>
本実施の形態によれば、電力使用量のピーク値が一定の値を超えず、なおかつユーザーが即座に使用できる画像形成装置を提供することができる。
また、空調装置の先取り運転開始を過度に早めることが無いため、ユーザー環境をも快適に保つことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 自動原稿搬送部、3 イメージスキャナー、4 プリントエンジン、5 給紙部、6 システムコントローラー、21 原稿給紙台、22,52,53,54 送出ローラー、23 レジストローラー、24 搬送ドラム、25 排紙台、26 手差給紙部、27 転写ベルト、33 撮像デバイス、35 原稿台、41,41Y,41M,41C,41K 感光体ドラム、43Y,43M,43C,43K 画像書込部、44Y,44M,44C,44K イメージングユニット、45 転写器、46 除電器、47 定着装置、48 クリーニング部、49 センサー、51 タイミングローラー、55 搬送ローラー、57 トレイ、60,200 CPU、61 RAM、62 ROM、63 入力インターフェイス、64 出力インターフェイス、65 通信インターフェイス、66,302 ネットワークインターフェイス、67 バス、202 内部バス、204 ディスプレイ、208 入力部、210 ハードディスク、212 メモリー、214,216 ドライブ、214a CD−ROM、216a フレキシブルディスク、300 コントローラ、304 ドライバー、306,310 モーター、308 熱サイクル機構、312 送風ファン、314 電流センサー、441Y,441M,441C,441K トナーユニット、471 加熱ローラー、472 加圧ローラー、601,602,603,604,605 履歴情報、CON 空調装置、MFP 画像形成装置、NW ネットワーク、PC,PC1〜PC3 パーソナルコンピューター、SRV サーバー装置。

Claims (7)

  1. 空調環境下に配置された画像形成装置であって、
    空調装置と通信するためのインターフェイス手段と、
    前記画像形成装置の履歴情報を取得する履歴取得手段と、
    前記画像形成装置が発生する熱量およびその発生時刻を前記履歴情報に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定された熱量およびその発生時刻に基づいて、前記画像形成装置が配置された室内の熱量を予め吸収するように前記空調装置へ指令を与える制御手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記空調装置における消費電力と吸収熱量との関係を取得する関係取得手段と、
    前記画像形成装置における消費電力および前記空調装置における消費電力を推定するとともに、両消費電力の合計が予め定められた最大値を超えないように、前記空調装置へ指令を与えるタイミングを決定する決定手段とを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、前記画像形成装置からの発熱量と前記空調装置による吸収熱量との差が予め定められた所定値以下となるように、前記空調装置へ指令を与えるタイミングを決定する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、ネットワークを介してユーザーからプリントジョブを受信するように構成されており、
    前記履歴取得手段は、前記ネットワークにおけるユーザーの存在/不在の情報に基づいて、前記履歴情報を取得する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記履歴情報は、前記画像形成装置の予約情報を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、プリンタサーバーと通信可能に構成されており、
    前記履歴情報は、前記プリンタサーバーにおけるファイル情報を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 空調装置と、
    前記空調装置によって提供される空調環境下に配置された画像形成装置とを備え、
    前記画像形成装置は、
    空調装置と通信するためのインターフェイス手段と、
    前記画像形成装置の履歴情報を取得する履歴取得手段と、
    前記画像形成装置が発生する熱量およびその発生時刻を前記履歴情報に基づいて決定する決定手段と、
    前記決定された熱量およびその発生時刻に基づいて、前記画像形成装置が配置された室内の熱量を予め吸収するように前記空調装置へ指令を与える制御手段とを含む、システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015147371A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 三菱重工印刷紙工機械株式会社 印刷設備の電力管理システム
JP2017530671A (ja) * 2014-08-20 2017-10-12 株式会社村田製作所 遠隔電気負荷管理のための方法及び装置
JP2018116098A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 コニカミノルタ株式会社 印刷システム、同システムにおける印刷装置の管理方法、管理装置及び管理プログラム

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