JP2013117139A - トンネル切羽の整形システムおよび整形方法 - Google Patents

トンネル切羽の整形システムおよび整形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トンネル工事等において、当たりの有無を正確かつ迅速に検知し、当該当たりを除去することを、製品コストを抑えつつ実現する。
【解決手段】走行体と、旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に設けられたアームと、このアームの先端に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベル1を用トンネル切羽の整形システムにおいて、前記油圧ショベルは、前記旋回体の位置および傾斜角度を検知する位置傾斜角度検知手段と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段と、前記位置傾斜角度検知手段および伏仰角度検知手段による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去する。
【選択図】図5

Description

本発明は、トンネル切羽の整形システムおよび整形方法にかかり、より詳細には、油圧ショベルの油圧ブレーカーの先端部の位置を検知して、切羽の当たりを検出し、前記当たりの除去を行う切羽の整形システムおよび整形方法に関するものである。
現在行われている最も一般的な掘削作業では、当たり取りのために作業員が切羽近傍に立ち、ばか棒を用いて目視で出来形の確認を行っている。
この作業を行っている間に肌落ちの発生する可能性があり、作業員は危険と隣り合わせで作業を行わなければならないという問題がある。
また、作業員が目視で掘削状況を確認するため、作業員の熟練度によって精度が左右されてしまうという問題がある。また、熟練した作業員であっても目視による確認は、誤差の生じる範囲が大きいという問題がある。
さらに、現在行われている当たり取り作業においては、当たり取り作業の途中で作業を中断して出来形を確認し、確認した結果を基にして当たり取り作業を再開しているため、作業時間が長くなるという問題がある。
また、掘削作業を終了して支保工を建て込んでいる段階で、当たりが残っていたことが判明し、掘削をやり直さなければならないことがあるという問題がある。
このような問題を解決するために、下記の非特許文献1および2では、3Dスキャナで掘削面を計測し、当たりの有無も含めて出来形を確認する方法が開示されている。
また、下記の非特許文献3では、自由断面掘削機自動化掘削システムが開示されている。これは大型自由断面掘削機に搭載するシステムで、トンネル後方上部に設置したトータルステーションで掘削機の公共座標位置を認識した後、ローカル座標に変換し、掘削機側へ送信、掘削機側ではその情報を、自機に搭載されたセンサーからの機体姿勢情報とあわせ、カッターヘッドの掘削位置を制御し、所定の掘削外周線形を確保するものである。
また、掘削の出来形の確認を目的とするものではないが、下記特許文献1には、油圧ショベルのバケットの先端の位置を求めるシステムとして、走行式建設機械の位置計測システムが開示されている。これは、油圧ショベルに、ブーム角度、アーム角度、バケット角度を検出する角度センサと、上部旋回体の前後方向の傾斜角を検出する傾斜センサと、二個のGPSアンテナおよびGPS受信機と、基準局からの補正データを無線アンテナを介して受信する無線機と、位置データを送信する無線アンテナと、パネルコンピュータとを設け、GPS受信機からの位置データと上記各種センサからの角度データに基づき、油圧ショベルのバケットの先端の位置を演算するというものである。
佐藤康弘ら、3Dレーザースキャナを用いた出来型確認システムの開発 ―その1 システム概要と適用方法―、日本建築学会大会学術講演梗概集、2005年9月 長瀧慶明ら、3Dレーザースキャナを用いた出来型確認システムの開発 ―その2 適用事例―、日本建築学会大会学術講演梗概集、2005年9月 猪口敏一ら、自由断面掘削機自動化掘削システム、ブームヘッダーRH−10J、RH―250―MB−SLの自動掘削、2010年8月
特開2002−310652号公報
しかし、3Dスキャナで掘削面を計測する方法は、計測に時間がかかるという問題がある。
また、自由断面掘削機自動化掘削システムを用いる方法は、製品のコストが高いという問題がある。
また、前記特許文献1の計測システムは、GPSを用いるため、トンネル内部で用いることができないという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする主たる課題は、出来形確認の際の安全性を向上させるとともに、当たりの有無を正確かつ迅速に検知し、当該当たりを除去することを、製品コストを抑えつつ実現することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルは、前記旋回体の位置および傾斜角度を検知するワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計および伏仰角度検知手段による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
(作用効果)
このシステムによれば、出来形確認の際に作業員が切羽近傍に立たなくてよいため、作業員が肌落ちに遭遇する可能性を減らすことができる。
また、機械によって出来形確認を行うことができるため、熟練した作業員でなくても、高い精度で掘削状況を把握することができる。
さらに、当たり取りと出来形確認を一連の作業で行うことができるため、作業時間を短縮することができる。
また、高い精度で出来形確認をすることができるため、掘削作業を終了して支保工を建て込んでいる段階で、当たりが残っていたことが判明し、掘削をやり直さなければならなくなる状況が発生するのを防ぐことができる。
また、光学式測定器を用いるよりも、安価にシステムを構築することができる。
〔請求項2記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルは、前記旋回体の位置を検知するワイヤ式変位計と、前記旋回体の傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段および伏仰角度検知手段による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
(作用効果)
請求項1と同様の効果がある。
また、請求項1の場合と比べて、ワイヤ式変位計の数を減らすことができる。
〔請求項3記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルは、前記旋回体の位置を検知するワイヤ式変位計と、前記旋回体の傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測する角度計と、前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段および角度計による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
(作用効果)
請求項1と同様の効果がある。
また、請求項1および2の場合と比べて、ワイヤ式変位計の数を減らすことができる。
〔請求項4記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルの油圧ブレーカーには、前記油圧ブレーカーの位置を検知するワイヤ式変位計のワイヤが結合され、
前記ワイヤ式変位計の近傍には、ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測する角度計が設けられ、
前記油圧ショベルは、前記油圧ブレーカーの傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計、角度計および傾斜角度検知手段による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
(作用効果)
請求項1と同様の効果がある。
また、請求項1および2の場合と比べて、ワイヤ式変位計の数を減らすことができる
さらに、ブーム等の伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段が不要となる。
〔請求項5記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルは、ワイヤ式変位計、伏仰角度検知手段および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
前記ワイヤ式変位計によって、前記旋回体の位置および傾斜角度を検知し、
前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知するステップと、
前記ワイヤ式変位計および伏仰角度検知手段による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
(作用効果)
請求項1と同様の効果がある。
〔請求項6記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルは、ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
前記ワイヤ式変位計によって、前記旋回体の位置を検知し、
前記傾斜角度検知手段によって、前記旋回体の傾斜角度を検知し、
前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知するステップと、
前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段および伏仰角度検知手段による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
(作用効果)
請求項2と同様の効果がある。
〔請求項7記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルは、ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段、角度計および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
前記ワイヤ式変位計によって、前記旋回体の位置を検知し、
前記傾斜角度検知手段によって、前記旋回体の傾斜角度を検知し、
前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知し、
前記角度計によって、前記ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測するステップと、
前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段および角度計による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
(作用効果)
請求項3と同様の効果がある。
〔請求項8記載の発明〕
走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
前記油圧ショベルの油圧ブレーカーには、ワイヤ式変位計のワイヤが結合され、
前記ワイヤ式変位計の近傍には、角度計が設けられ、
前記油圧ショベルは、傾斜角度検知手段および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
前記ワイヤ式変位計によって、前記油圧ブレーカーの位置を検知し、
前記角度計によって、前記ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測し、
前記傾斜角度検知手段によって、前記油圧ブレーカーの傾斜角度を検知し、
前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知するステップと、
前記ワイヤ式変位計、角度計および傾斜角度検知手段による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
(作用効果)
請求項4と同様の効果がある。
本発明によれば、出来形確認の際の安全性を向上させるとともに、当たりの有無を正確かつ迅速に検知し、当該当たりを除去することを、製品コストを抑えつつ実現することが可能になる。
油圧ショベルの斜視図である。 ワイヤ式変位計の斜視図である。 ワイヤ式変位計を回転体に取り付けた平面図である。 ワイヤ式変位計を回転体に取り付けた側面図である。 第一実施例にかかる位置計測システムの平面図である。 支保工にフックを取り付けた状態を示した側面図である。 支保工にフックを取り付けた状態を示した正面図である。 第二実施例にかかる位置計測システムの平面図である。 第三実施例にかかる位置計測システムの平面図である。 第三実施例にかかる位置計測システムの背面図である。 第四実施例にかかる位置計測システムの平面図である。 第四実施例にかかる位置計測システムの正面図である。 表示画面を示した図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<第一実施例>
図1は、本発明に使用する油圧ショベル1の斜視図である。
この油圧ショベル1は、走行体14およびその上部にある旋回体15からなる。旋回体15の前方にはブーム8、アーム9、油圧ブレーカー10が設けられており、それぞれがブームシリンダ11、アームシリンダ12、油圧ブレーカーシリンダ13の伸縮によって駆動される。
ブームシリンダ11、アームシリンダ12、油圧ブレーカーシリンダ13の伸縮は、各シリンダに取り付けたワイヤ式変位計18で計測する。そして、その計測値に基づき、ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を算出する。
このワイヤ式変位計18は、各シリンダの可動ロッドを挟むようにシリンダ毎に取り付ける。
なお、このワイヤ式変位計18を第二ワイヤ式変位計ともいう。
図1においては、ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検出する伏仰角度検出手段として、ワイヤ式変位計18を用いた例を示した。しかし、伏仰角度検出手段はこれに限られるものではない。他の例としては、例えばアーム、ブーム、油圧ブレーカーの傾斜角を直接計測する傾斜角センサーを挙げることができる。その他に、アーム、ブーム、油圧ブレーカーの各ヒンジ部の回転角を回転角度計で計測して、その計測値から伏仰角度を検出する手段なども挙げることができる。
また、第一実施例では、油圧ショベル1の旋回体15の後方には、油圧ショベル1の姿勢を検出するための傾斜センサー3を設けている。この傾斜センサー3によって、油圧ショベル1のピッチング角、ローリング角を検出する。
なお、本実施例では傾斜センサー3を旋回体15の後方に設けているが、傾斜センサーを取り付ける位置はこれに限られるものではなく、旋回体15上の任意の位置に設けることができる。
また、第一実施例では、ワイヤ式変位計2を油圧ショベル1の旋回体15の後方両側端部に取り付ける。
図2〜図4は、ワイヤ式変位計2の取り付け方法を説明した図である。図2はワイヤ式変位計2の斜視図であり、図3はワイヤ式変位計2を回転体5に取り付けた平面図であり、図4はワイヤ式変位計2を回転体5に取り付けた側面図である。
ワイヤ式変位計2を回転体5の上に取り付け、この回転体5を、マグネット4を介して油圧ショベル1の旋回体15に取り付けるようにするのが好ましい。正確な計測を行うためにはワイヤ式変位計2のワイヤを引き出し口に対して真っ直ぐに引き出すことが好ましいところ、回転体5の上にワイヤ式変位計2を取り付けることで、ワイヤ式変位計2の引き出し口を常に引っ張られる方向に向けることができる。
なお、ワイヤ式変位計2は取り外し可能であるが、油圧ショベル1に取り付ける際は、旋回体15の予め決められた所定位置に取り付けるようにするのが好ましい。所定位置に取り付けることで、旋回体15に取り付けられる複数のワイヤ式変位計2の間の距離が分かるため、新たにその距離を測らなくても、後述する演算ができるという利点がある。
ワイヤ式変位計2は、先端にあるワイヤ先端リングUを引っ張ることによって、ワイヤドラム(図示しない)に巻きついていたワイヤRが外へ伸び出る機構となっている。ワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUが、後述する支保工7に取り付けられたフック6に掛けられることで、ワイヤRが支保工7に固定される。
図5は、第一実施例にかかる位置計測システムの平面図である。トンネル掘削時に、切羽付近に油圧ブレーカー10を有する油圧ショベル1を設置した図である。図5の上方に切羽面、後方に抗口があり、左側に左壁、右側に右壁がある。
この油圧ショベル1の前方は前記切羽面と対向している。また、前記油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部のほぼ同じ箇所にワイヤ式変位計2を計三個取り付けるとともに、左壁面の異なる箇所にフック6を計三個取り付けている。そして、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に取り付けた各ワイヤ式変位計2から左壁面に取り付けた各フック6へ向かってそれぞれワイヤRを伸ばし、ワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUをフック6に掛けて固定している。
なお、計三個のワイヤ式変位計2を取り付ける旋回体15上の箇所は、X軸及びY軸を同じ座標とし、Z軸もほぼ同じとなるように、それぞれのワイヤ式変位計2を近づけて縦に並べて取り付ける。この取り付け方は、二個以上の複数のワイヤ式変位計2を旋回体15上のほぼ同じ箇所に取り付ける他の場合にも、同様に用いることができる。
前記ワイヤ式変位計2は、油圧ショベル1の旋回体15の後方右側端部の同じ箇所にも計三個取り付けるとともに、前記フック6は右壁面の異なる箇所にも計三個取り付けている。そして、前記と同様に、油圧ショベル1の旋回体15の後方右側端部に取り付けた各ワイヤ式変位計2から右壁面に取り付けた各フック6へ向かってそれぞれワイヤRを伸ばし、ワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUをフック6に掛けて固定している。
本実施例においては、油圧ショベル1の旋回体15の後方両側端部にワイヤ式変位計2を設けているが、前方両側端部など別の箇所に設けるようにしてもよい。
ここで、ワイヤ式変位計2の先端にあるワイヤ先端リングUを壁面に固定する方法について説明する。
図6は、支保工7にマグネット4を介してフック6を取り付けた側面図であり、図7は、支保工7にマグネット4を介してフック6を取り付けた正面図である。
壁面に設けるフック6は、より詳細には、壁面近傍に設けた支保工7にマグネット4を介して取り付けられる。支保工7は予め計画された位置に組み立てられるため、そこに取り付けるフック6も予め計画された位置に取り付けることができる。
このフック6の設置位置は、簡易的には支保工7の設置位置を基準にして決定する。この場合、フック6の設置位置の精度は、支保工7の設置位置の精度に左右されることになる。
フック6を設置するに際しては、支保工7にマグネット4を取り付ける位置を事前にマーキングしておく必要がある。
<計測方法>
以下に、第一実施例にかかる位置計測システムを用いた油圧ショベル1の油圧ブレーカー10の先端部Sの三次元位置計測方法を説明する。
まず、油圧ショベル1の旋回体15に取り付けたワイヤ式変位計2のワイヤRを壁面上のフック6に掛け、ワイヤRの長さを計測する。このワイヤRの長さの計測は、ワイヤ式変位計2によって行う。
なお、前記のとおり、第一実施例においては計六本のワイヤRをフック6に掛けており、このワイヤRそれぞれの長さを計測する。
計測した六本のワイヤRの長さのうち、三本のワイヤRの長さ(R1、R2、R3)と、フック6の位置(P1、P2、P3)から、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に設けたワイヤ式変位計2がある三次元位置(A)を求める。
具体的には、前記P1、P2、P3の三次元座標をそれぞれ(X1、Y1、Z1)、(X2、Y2、Z2)、(X3、Y3、Z3)とし、それらを中心とした球の交点Aの三次元座標を(x、y、z)とすると、これらの間には下記の方程式が認められる。
これらの方程式を連立して解くことで、交点Aのローカル座標における三次元座標(x、y、z)を求めることができる。
このようにして、交点Aの三次元位置を求めるとともに、油圧ショベル1の旋回体15の後方右側端部に設けたワイヤ式変位計2の三次元位置(B)も同様の方法で求める。
そして、交点A、交点Bの三次元位置から、油圧ショベル1がある位置を決定する(1)。
一方で、油圧ショベル1の旋回体15に設けた傾斜センサー3により、油圧ショベル1のピッチング角、ローリング角を計測して、油圧ショベル1の姿勢を検出する(2)。
また、アームシリンダ11、ブームシリンダ12、油圧ブレーカーシリンダ13の各シリンダの伸縮をワイヤ式変位計18によって計測する(3)。
そして、油圧ショベル1の位置データ(1)および姿勢データ(2)と、各シリンダの伸縮データ(3)から油圧ブレーカー10の先端部Sの三次元位置を算出する。この算出は、油圧ブレーカー先端位置算出手段(図示しない)によって行う。
この算出データを基に、油圧ブレーカー10の先端部Sの軌跡を判断する。そのため、掘削の出来形をリアルタイムで把握することができ、出来形の情報と設計図面を比較することで、当たりのある部位を把握することができる。
<第二実施例>
図8は、第二実施例にかかる位置計測システムの平面図である。
なお、第一実施例と共通する部分については、説明を省略する。
第二実施例は、油圧ショベル1に傾斜センサー3を取り付けずに、油圧ショベル1の三次元位置を特定することを特徴とする。
油圧ショベル1の旋回体15の前方左側端部のほぼ同じ箇所に計三個、後方左側端部に1個、ワイヤ式変位計2を取り付けるとともに、左壁面の異なる箇所にフック6を計三個取り付けている。
そして、油圧ショベル1の旋回体15の前方左側端部に設けた各ワイヤ式変位計2から左壁面に設けた各フック6へ向かってそれぞれワイヤRを伸ばし、ワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUをフック6に掛けて固定している。また、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に取り付けたワイヤ式変位計2から左壁面に取り付けたフック6のうちの一個へ向かってワイヤRを伸ばし、ワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUをフック6に掛けて固定している。
前記ワイヤ式変位計2は、油圧ショベル1の旋回体15の右側にも同様に取り付けるとともに、前記フック6も、右壁面に同様に取り付ける。そして、左壁面と同様に、油圧ショベル1の旋回体15の右側に取り付けたワイヤ式変位計2の複数のワイヤRを右壁面に取り付けた各フック6に掛けて固定する。
第二実施例においても、第一実施例と同様に、油圧ショベル1の旋回体15の別の箇所にワイヤ式変位計2を取り付けてもよい。例えば、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に計三個、前方左側端部に1個、ワイヤ式変位計2を取り付けるようにしてもよい。
なお、伏仰角度検出手段を設け、ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検出する点は実施例1と同様である。
<計測方法>
以下に、第二実施例にかかる位置計測システムを用いた油圧ショベル1の油圧ブレーカー10の先端部Sの三次元位置計測方法を説明する。
まず、油圧ショベル1の旋回体15に取り付けたワイヤ式変位計2のワイヤRを壁面上のフック6に掛けた状態で、ワイヤRの長さを計測する。このワイヤRの長さは、ワイヤ式変位計2によって計測する。
なお、前記のとおり、第二実施例においては計八本のワイヤRを壁面のフック6に掛けているため、このワイヤRそれぞれの長さを計測する。
計測した八本のワイヤRの長さのうち、左側の三本のワイヤRの長さ(R7、R8、R9)と、フックの位置(P1、P2、P3)から、油圧ショベル1の旋回体15の前方左側端部に設けたワイヤ式変位計2のローカル座標における位置(D)を求める。
この求め方は第一実施例と同じであるため、説明を省略する。
同様に、右側の三本のワイヤRの長さ(R11、R12、R13)と、フック6の位置(P4、P5、P6)から、油圧ショベル1の旋回体15の前方右側端部に設けたワイヤ式変位計2のローカル座標における位置(C)を求める。
次に、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に設けたワイヤ式変位計2の位置(A)を求める。
前記の演算により、ワイヤ式変位計2の位置(C、D)が判明している。また、フック6の位置(P3)は予め判明している。
また、油圧ショベル1の旋回体15に取り付けた各ワイヤ式変位計2の間の長さ(R15、R16、R17、R18)は、本システムが起動する前に予め計測され、判明している。
さらに、ワイヤ式変位計2により、ワイヤ式変位計2の位置(A)とフック6の位置(P3)の間の長さ(R10)を計測する。
そして、C、D、P3の三次元位置データおよびR10、R15、R16の長さデータを用いて、ワイヤ式変位計2のローカル座標における三次元位置(A)を算出する。
なお、三点の三次元位置データおよび三つの長さデータから、交点Aの三次元位置を算出する計算方法は、第一実施例と同様である。
また、ワイヤ式変位計2の三次元位置(B)を算出したのと同様の方法で、油圧ショベル1の旋回体15の後方右側端部に設けたワイヤ式変位計2のローカル座標における三次元位置(B)を算出する。
このようにして、ワイヤ式変位計2のA、B、C、Dの三次元位置データを得ることができるため、油圧ショベル1の位置を特定することができる。このように、傾斜センサーを設けなくても、ワイヤ式変位計2のA、B、C、Dの三次元位置データから油圧ショベル1の姿勢を判定することができる。
アームシリンダ11、ブームシリンダ12、油圧ブレーカーシリンダ13の各シリンダの伸縮量を計測し、これらの伸縮データと、油圧ショベル1の位置データおよび姿勢データから油圧ブレーカー10の先端部Sの三次元位置を算出する点は、第一実施例と同様である。なお、この算出も、油圧ブレーカー先端位置算出手段(図示しない)によって行う。
<第三実施例>
図9は、第三実施例にかかる位置計測システムの平面図である。また、図10は、第三実施例にかかる位置計測システムの背面図である。
第三実施例は、油圧ショベル1の旋回体15に角度計16を取り付けて、油圧ショベル1の三次元位置を特定することを特徴とする。
第三実施例においては、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部にワイヤ式変位計2を一つ取り付けるとともに、そのワイヤ式変位計2の近傍に角度計16を取り付ける。
より詳細には、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に取り付けたワイヤ式変位計2の近傍に二つの角度計16を取付ける。このうちの一方の角度計16は、ワイヤR19の水平方向の角度を計測し、他方の角度計16はワイヤR19の垂直方向の角度を計測する。
なお、角度計16は、ワイヤ式変位計2のワイヤRの角度を計測するために取り付けているため、ワイヤ式変位計2の近傍に取り付けるのが好ましい。
また、第一実施例と同様に、油圧ショベル1の旋回体15の後方に傾斜センサー3を取り付ける。なお、本実施例においても傾斜センサー3を旋回体15の後方に設けているが、傾斜センサーを取り付ける位置はこれに限られるものではなく、旋回体15上の任意の位置に設けることができる。
一方、左壁面にフック6を1個取り付け、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に取り付けたワイヤ式変位計2から左壁面に取り付けたフック6へ向かってワイヤRを伸ばし、ワイヤRの先端のワイヤ先端リングUをフック6に掛けて固定する。
前記ワイヤ式変位計2および角度計16は、油圧ショベル1の旋回体15の後方右側端部にも同様に取り付けられるとともに、前記フック6も、右壁面に同様に取り付けられる。
また、本実施例においても、油圧ショベル1の旋回体15の別の箇所にワイヤ式変位計2を取り付けるようにしてもよい。例えば、油圧ショベル1の旋回体15の前方左側端部または前方右側端部にワイヤ式変位計2を取り付けるようにしてもよい。
なお、伏仰角度検出手段を設け、ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検出する点は実施例1と同様である。
<計測方法>
以下に、第三実施例にかかる位置計測システムを用いた油圧ショベル1の油圧ブレーカー先端部Sの三次元位置計測方法を説明する。
まず、油圧ショベル1の旋回体15に取り付けたワイヤ式変位計2のワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUを壁面上のフック6に掛けて固定した状態で、ワイヤRの長さを計測する。このワイヤRの長さは、ワイヤ式変位計2によって計測する。
なお、前記のとおり、第三実施例においては計二本のワイヤRを壁面のフック6に掛けているため、このワイヤRそれぞれの長さを計測する。
また、ワイヤ式変位計2の近傍に設けた角度計16により、それぞれの角度H、N、K、G、Mを計測する。
そして、下記の式4〜式17を基にして三角関数の加法定理などを用いて、油圧ショベル1の旋回体15の後方左側端部に設けたワイヤ式変位計2の三次元位置(A)と、後方右側端部に設けたワイヤ式変位計2のローカル座標における三次元位置(B)を求める。
そして、前記AおよびBの三次元位置から、油圧ショベル1の位置を特定する。
また、油圧ショベル1の旋回体15の後方に設けた傾斜センサー3により、油圧ショベル1のピッチング角、ローリング角を計測して、油圧ショベル1の姿勢を検出する点は、第一実施例と同様である。
さらに、アームシリンダ11、ブームシリンダ12、油圧ブレーカーシリンダ13の各シリンダの伸縮を計測し、これらの伸縮データと、油圧ショベル1の位置データおよび姿勢データから油圧ブレーカー10の先端部Sの三次元位置を算出する点も、第一実施例と同様である。なお、この算出も、油圧ブレーカー先端位置算出手段(図示しない)によって行う。
<第四実施例>
図11は、第四実施例にかかる位置計測システムの平面図である。また、図12は、第三実施例にかかる位置計測システムの正面図である。
第四実施例は、壁面に設けたワイヤ式変位計2のワイヤを油圧ブレーカー10に連結するとともに、前記油圧ブレーカー10に傾斜センサー3を取り付けて、油圧ブレーカー10の三次元位置を特定することを特徴とする。
具体的には、左壁面にワイヤ式変位計2を一つ取り付け、同様に、右壁面にもワイヤ式変位計2を一つ取り付ける。また、油圧ブレーカーの左面および右面にフックを一つずつ取り付ける。
そして、左壁面に設けたワイヤ式変位計2から油圧ブレーカーの左面に設けたフック6へ向かってワイヤRを伸ばし、ワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUをフック6に掛けて固定する。同様に、右壁面に設けたワイヤ式変位計2から油圧ブレーカーの右面に設けたフック6へ向かってワイヤRを伸ばし、ワイヤRの先端にあるワイヤ先端リングUをフック6に掛けて固定する。
また、ワイヤ式変位計2の近傍に角度計16を設け、ワイヤRと壁面のなす角を計測できるようにする。
より詳細には、左壁面に取り付けられたワイヤ式変位計2の近傍に二つの角度計16を取付ける。このうちの一方の角度計16は、ワイヤR21の水平方向の角度を計測し、他方の角度計16はワイヤR21の垂直方向の角度を計測する。
同様に、右壁面に取り付けられたワイヤ式変位計2の近傍にも二つの角度計16を取付ける。このうちの一方の角度計16は、ワイヤR22の水平方向の角度を計測し、他方の角度計16はワイヤR22の垂直方向の角度を計測する。
<計測方法>
以下に、第四実施例にかかる位置計測システムを用いた油圧ショベル1の油圧ブレーカー先端部Sの三次元位置計測方法を説明する。
まず、壁面に取り付けたワイヤ式変位計2のワイヤ先端リングUを、油圧ブレーカー10に設けたフック6に掛けて固定した状態で、ワイヤRの長さを計測する。このワイヤRの長さは、ワイヤ式変位計2によって計測する。
なお、前記のとおり、第四実施例においては計二本のワイヤRを油圧ブレーカー10のフックに掛けて固定しているため、このワイヤRのそれぞれの長さを計測する。
また、ワイヤ式変位計2の近傍に設けた角度計16により、ワイヤと壁面のなす角度αおよびγと、ワイヤと水平面のなす角度βおよびδを計測する。
なお、実施例1等で壁面にフックを取付ける場合と同様に、ワイヤ式変位計2は、壁面に組み立てられた支保工の所定の位置に取り付けるため、取り付ける位置P1(X1、Y1、Z1)、P4(X4、Y4、Z4)は既知である。
前記のようにして計測したワイヤRの長さ、ワイヤと壁面のなす角度、ワイヤと水平面のなす角度、ワイヤ式変位計2を取り付けた位置の各値と、下記の式18〜23を用いて、点E、Fの座標を計算する。
上記の計算の結果、油圧ブレーカー10の左面に設けたフック6のローカル座標における三次元位置(E)と、油圧ブレーカー10の右面に設けたフック6のローカル座標における三次元位置(F)が求まる。そして、このEおよびFの三次元位置から、油圧ブレーカー10の位置を特定する。
また、油圧ショベル1の油圧ブレーカー10に設けた傾斜センサー3により、前記油圧ブレーカー10のピッチング角、ローリング角を計測して、ブーム8の姿勢を検出する。
そして、油圧ブレーカー10の二点の位置データおよび油圧ブレーカー10の姿勢データから油圧ブレーカー10の先端部Sの三次元位置を算出する。なお、この算出も、油圧ブレーカー先端位置算出手段(図示しない)によって行う。
この算出データを基に、油圧ブレーカー10の先端部Sの軌跡を判断する。そのため、掘削の出来形をリアルタイムで把握することができ、出来形の情報と設計図面を比較することで、当たりのある部位を把握することができる。
前記第一実施例〜第四実施例においては、当たり取りを例に解説した。より詳細には、油圧ブレーカー10の先端部Sの軌跡から掘削の出来形を把握し、出来形を記録・管理することができる。そして、当たりや浮き石が残っている箇所を前記情報から把握し、当たり取りやこそくを行うことができる。
また、前記実施例においてはワイヤ式変位計を使用したが、光学的方法を用いて掘削の出来形を把握し、当たりが残っている箇所の当たり取りやこそくを行うこともできる。より詳細には、油圧ショベル1に測量用のプリズム(ターゲット)を取り付け、そのターゲットをトンネル内部に設置した自動追尾式トータルステーションで視準することによって、油圧ショベル上のターゲットの座標を把握することができる。
<表示>
最後に、油圧ブレーカー先端部Sの座標の表示について説明する。
まず、ローカル三次元直交座標系のトンネル設計断面形状などのデータをパソコンに入力する。
そして、そのパソコンのモニタ上にトンネル設計断面(切羽面)と掘削予定の掘削幅で側面の展開図を表示する。
そして、前記のいずれかの計算によって求めた油圧ブレーカー先端部Sの座標を一定の大きさの点で表示する。この際、前記先端部Sの位置によって左側壁面、右側壁面の最も近い位置に対して垂直に投影して表示する。それとともに、例えば設計断面と比較して掘削残り5cm以上は赤色、残り0〜5cmは黄色、設計断面を満足している時は青色などというように、目標とする掘削面との距離によって表示色を変えるとよい。図13は、このようにして表示した展開図を示す。
また、算出された位置の近傍に既往の表示点がある場合には、より深く掘削していることを示すデータの場合のみ表示を更新する。さらに、前記先端部Sと設計掘削面との距離が規定値より大きい場合は、点を表示しない。
このとき、必要に応じて座標や掘削予定面との距離などの数値を表示するようにしても良い。例えば、前記先端部Sと設計掘削面との距離を常に表示することや、図上でマウスを動かし任意の表示点をクリックすると設計断面との差が表示されるようにしてもよい。
1…油圧ショベル、2…(第一)ワイヤ式変位計、3…傾斜センサー、4…マグネット、5…回転床、6…フック、7…支保工、8…ブーム、9…アーム、10…油圧ブレーカー、11…ブームシリンダ、12…アームシリンダ、13…油圧ブレーカーシリンダ、14…走行体、15…旋回体、16…角度計、17…取付金具、18…(第二)ワイヤ式変位計、R…ワイヤ、S…油圧ブレーカー先端部、U…ワイヤ先端リング、T1、T2…データケーブル、A〜F…ワイヤ式変位計を取り付ける三次元位置、P1〜P6…フックを取り付ける三次元位置、R1〜R20…各ワイヤの長さ。

Claims (8)

  1. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルは、前記旋回体の位置および傾斜角度を検知するワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計および伏仰角度検知手段による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
    油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
  2. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルは、前記旋回体の位置を検知するワイヤ式変位計と、前記旋回体の傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段および伏仰角度検知手段による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
    油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
  3. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルは、前記旋回体の位置を検知するワイヤ式変位計と、前記旋回体の傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知する伏仰角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測する角度計と、前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段および角度計による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
    油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
  4. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルの油圧ブレーカーには、前記油圧ブレーカーの位置を検知するワイヤ式変位計のワイヤが結合され、
    前記ワイヤ式変位計の近傍には、ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測する角度計が設けられ、
    前記油圧ショベルは、前記油圧ブレーカーの傾斜角度を検知する傾斜角度検知手段と、前記ワイヤ式変位計、角度計および傾斜角度検知手段による検知結果に基づき、油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出する油圧ブレーカー先端位置算出手段と、を備え、
    油圧ブレーカーによる整形過程において、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端で当たりを検出しながら前記当たり部を除去することを特徴とするトンネル切羽の整形システム。
  5. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルは、ワイヤ式変位計、伏仰角度検知手段および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
    前記ワイヤ式変位計によって、前記旋回体の位置および傾斜角度を検知し、
    前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知するステップと、
    前記ワイヤ式変位計および伏仰角度検知手段による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
    前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
  6. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルは、ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
    前記ワイヤ式変位計によって、前記旋回体の位置を検知し、
    前記傾斜角度検知手段によって、前記旋回体の傾斜角度を検知し、
    前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知するステップと、
    前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段および伏仰角度検知手段による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
    前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
  7. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルは、ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段、角度計および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
    前記ワイヤ式変位計によって、前記旋回体の位置を検知し、
    前記傾斜角度検知手段によって、前記旋回体の傾斜角度を検知し、
    前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知し、
    前記角度計によって、前記ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測するステップと、
    前記ワイヤ式変位計、傾斜角度検知手段、伏仰角度検知手段および角度計による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
    前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
  8. 走行体と、この走行体上に搭載された縦軸周りに旋回する旋回体と、この旋回体に伏仰自在に設けられたブームと、このブームの先端に伏仰自在に設けられたアームと、このアームの先端に伏仰自在に設けられた油圧ブレーカーと、を備えた油圧ショベルを用いてトンネル切羽の整形を行なうトンネル切羽の整形システムにおいて、
    前記油圧ショベルの油圧ブレーカーには、ワイヤ式変位計のワイヤが結合され、
    前記ワイヤ式変位計の近傍には、角度計が設けられ、
    前記油圧ショベルは、傾斜角度検知手段および油圧ブレーカー先端位置算出手段を備え、
    前記ワイヤ式変位計によって、前記油圧ブレーカーの位置を検知し、
    前記角度計によって、前記ワイヤ式変位計から伸び出るワイヤの角度を計測し、
    前記傾斜角度検知手段によって、前記油圧ブレーカーの傾斜角度を検知し、
    前記伏仰角度検知手段によって、ワイヤ式変位計と、前記ブーム、アーム、油圧ブレーカーの各伏仰角度を検知するステップと、
    前記ワイヤ式変位計、角度計および傾斜角度検知手段による検知結果に基づいて、前記油圧ブレーカー先端位置算出手段によって油圧ブレーカーの先端部の現在位置を算出するステップと、
    前記油圧ブレーカー先端位置算出手段による算出結果に基づいて油圧ブレーカーの先端部で当たりを検出しながら前記当たり部を除去するステップからなることを特徴とするトンネル切羽の整形方法。
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