JP2013116266A - 錠剤包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】錠剤包装体は、熱成形により形成され、複数個の錠剤が収容可能な凹部と、イージーピール方式で、かつ凹部の開口を閉塞する封止部材と、を含むものである。したがって、錠剤を取り出す作業を1度行うことで、必要な複数種の錠剤を一度に取り出すことができ、患者が薬剤の種類を間違えて服用することを防ぐことができる。
【選択図】図1
Description
また、シールを破って薬剤を取り出す方法であると、片手で薬を押し出し、もう片方の手で、薬剤を受ける必要があるが、手先の不自由な患者は、当該行為が困難である。
一局面に従う錠剤包装体は、複数個の錠剤が収容可能な凹部と、イージーピール方式で、かつ凹部の開口を閉塞する封止部材と、を含むものである。
すなわち、従来のシールを破って薬を出す方式では、開封段階と錠剤受け段階とを同時に行う必要があるが、本発明においては、錠剤受け段階が不要となるので、錠剤を容易かつ確実に服用することができる。
他の局面に従う錠剤包装体は、複数個の錠剤が収容された凹部と、イージーピール方式で、かつ凹部の開口を閉塞する封止部材と、を含むものである。
第3の発明に係る錠剤包装体は、一局面または他の局面に従う錠剤包装体において、封止部材のイージーピール方式は、ピール強度が500g/15mm以下である。
第4の発明に係る錠剤包装体は、一局面から第3の発明のいずれか1つに従う錠剤包装体において、封止部材は、凹部の縁の一部と剥離しないものである。
第5の発明に係る錠剤包装体は、一局面から第4の発明のいずれか1つに従う錠剤包装体において、凹部が複数設けられ、凹部毎に凹部の周囲に溝または切れ目が設けられ、凹部毎に分離可能に形成されている。
第6の発明に係る錠剤包装体は、一局面から第5の発明のいずれか1つに従う錠剤包装体において、封止部材は、凹部毎に設けられている。
第7の発明に係る錠剤包装体は、一局面から第6の発明のいずれか1つに従う錠剤包装体において、凹部の高さは、錠剤1個分の高さ以上で錠剤2個分の高さ以下である。
第8の発明に係る錠剤包装体は、一局面から第7の発明のいずれか1つに従う錠剤包装体において、封止部材は、巻回性を有し、凹部から封止部材を剥離する際に封止部材が反り形状または巻き形状となる。
非接着部104のつかみ幅は5mm以上、50mm以下が好ましい。より好ましくは10mm以上、40mm以下が好ましい。下限値を下回ると掴みづらく、下限値を上回るとサイズが大きくなり取り扱い性が悪くなる。
以上のように、本実施の形態に係る錠剤包装体101においては、複数個の錠剤201,202,203を凹部103aに収容することができる。したがって、錠剤201,202,203を取り出す作業を1度行うことで、必要な複数種の錠剤201,202,203を一度に取り出すことができ、患者が錠剤の種類および個数を間違えて服用することを防ぐことができる。また、蓋部102が、イージーピール方式からなるので、お年寄り又は手先の不自由な患者であっても、容易に複数個の錠剤201,202,203を取り出し、服用することができる。
錠剤包装体101において、蓋部102のイージーピール方式は、ピール強度が500g/15mm以下である。したがって、蓋部102のイージーピール方式は、ピール強度が500g/15mm以下であるので、お年寄り又は手先の不自由な患者が力不足で開封できないという問題を防止することができる。また、ピール強度は、より好ましくは300g/15mm以下である。
錠剤包装体101において、蓋部102と凹部103aの縁であるピール不可部105とは、剥離しないので、蓋部102と凹部103aとの分離を防止したり、蓋部102と凹部103aとの剥離を容易にしたりすることができる。その結果、開封性を高めつつ、凹部103a内の錠剤を服用する際に、蓋部102を誤飲することを防止できる。
また、錠剤包装体101の集合体100は、凹部103aが複数設けられ、凹部103a毎に凹部103aの周囲に切り溝110が設けられ、凹部103a毎に分離可能に形成されている。この場合、複数の凹部103aの凹部103a毎に周囲に切り溝110が設けられるので、凹部103a毎に分離することができる。また、錠剤包装体110を必要な個数または自由な個数を持ち歩くことができ、利用者の利便性を高めることができる。さらに、凹部103a毎の大きさは、人体の咽喉の通過が困難なサイズであるため、誤飲することを確実に防止することができる。
また、錠剤包装体101の集合体100において、錠剤包装体101の蓋部102は、凹部103a毎に設けられている。この場合、凹部103aごとに蓋部102が設けられているので、凹部103a毎に開封を行うことができる。
また、錠剤包装体101において、凹部103aの高さは、錠剤201,202,203の高さ以上で錠剤201,202,203のうちいずれか2個分の高さ以下である。したがって、凹部103aの高さHは、錠剤201,202,203の高さ以上で錠剤201,202,203のうちいずれか2個分の高さ以下であるので、錠剤201,202,203が凹部103aの中において、重なることがない。すなわち、凹部103a内の錠剤有無検査を画像処理化することが容易となる。
錠剤包装体101において、蓋部102は、凹部103aの周囲の一部にピール不可部105を有する。したがって、凹部103aの周囲の一部にピール不可部105があるので、蓋部102を開封した際に、凹部103aと蓋部102とが分離せず、凹部103a内の錠剤201,202,203を服用する際に、蓋部102を誤飲することを防止することができる。
錠剤包装体101において、蓋部102は、巻回性を有し、凹部103aから蓋部102を剥離する際に蓋部102が反り形状となる。したがって、開封後の蓋部102が開口近傍に位置しないため、複数の錠剤201,202,203を容易に取り出し内服することができる。
101 錠剤包装体
102 蓋部
103a 凹部
103 底部
104 非接着部
105 ピール不可部
110 切り溝(スリット)
201,202,203 錠剤
Claims (8)
- 複数個の錠剤が収容可能な凹部と、
イージーピール方式で、かつ前記凹部の開口を閉塞する封止部材と、を含むことを特徴とする錠剤包装体。 - 複数個の錠剤が収容された凹部と、
イージーピール方式で、かつ前記凹部の開口を閉塞する封止部材と、を含むことを特徴とする錠剤包装体。 - 前記封止部材のイージーピール方式は、ピール強度が500g/15mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の錠剤包装体。
- 前記封止部材は、前記凹部の縁の一部において剥離しないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の錠剤包装体。
- 前記凹部が複数設けられ、前記凹部毎に前記凹部の周囲に溝または切れ目が設けられ、前記凹部毎に分離可能に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の錠剤包装体。
- 前記封止部材は、前記凹部毎に設けられたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の錠剤包装体。
- 前記凹部の高さは、前記錠剤の高さ以上で前記錠剤2個分の高さ以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の錠剤包装体。
- 前記封止部材は、巻回性を有し、前記凹部から前記封止部材を剥離する際に前記封止部材が反り形状となることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の錠剤包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011265765A JP2013116266A (ja) | 2011-12-05 | 2011-12-05 | 錠剤包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011265765A JP2013116266A (ja) | 2011-12-05 | 2011-12-05 | 錠剤包装体 |
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JP2013116266A true JP2013116266A (ja) | 2013-06-13 |
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Family Applications (1)
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JP2011265765A Pending JP2013116266A (ja) | 2011-12-05 | 2011-12-05 | 錠剤包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013116266A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2011
- 2011-12-05 JP JP2011265765A patent/JP2013116266A/ja active Pending
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