JP2013108447A - 内接歯車式オイルポンプ用ロータ - Google Patents

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【課題】この発明は、アウターロータ歯底にポケット部を設けても、ポンプ性能の低下が起こらないようにすることを課題とする。
【解決手段】外歯を有するインナーロータと、前記外歯と噛み合う内歯を有するアウターロータとを含む内接歯車式オイルポンプロータであって、前記内歯はポケット部を歯底に有し、前記ポケット部の開始点における、前記アウターロータの歯形曲線の接線と前記アウターロータ中心と歯底中央とを通る直線とによって作られる角度αが40度以上、70度以下である内接歯車式オイルポンプロータとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インナーロータとアウターロータによってオイルを吸入し、その後オイルを吐出する内接歯車式オイルポンプ用ロータに関する。
内接歯車式オイルポンプは、駆動軸に連結されたインナーロータと前記インナーロータによって駆動され、前記インナーロータよりも1枚歯数が多いアウターロータとの間に形成されたポンプ室の体積が増減することによりオイルを搬送するポンプである。構造が簡単であり、低騒音かつ高効率であるため内接歯車式オイルポンプは、自動車の部品として活用されている。例えば、自動変速機のための油圧を発生させるオイルポンプやエンジンの潤滑に用いるオイルポンプとして活用されている。
この種の内接歯車式オイルポンプの歯形には、トロコイド曲線、サイクロイド曲線、サイクロイド曲線とインボリュート曲線を組み合わせた曲線、または特許文献1が開示している方法で創成される曲線が用いられる。
従来この種の内接歯車式オイルポンプでは、高速回転時にキャビテーションが発生するため、高回転域での容積効率の低下とロータ及びポンプケース等の劣化が課題であった。この課題を解決するため、前記アウターロータの歯底部を深くしてポケット部を作り、ポンプ室の出入り口面積を広げる技術が知られている(特許文献2)。
WO2010/016473A1号公報 特開昭63−167087号公報
上記特許文献1に開示された技術では、アウターロータの歯底にインナーロータの歯先が入り込み、前記ポンプ室のとじ込み隙間が広がってしまい、容積効率が低下するという問題があった。
そこで、この発明は、アウターロータ歯底にポケット部を設けても、ポンプ性能の低下が起こらないようにすることを課題としている。
上記課題を解決するため、この発明においては、外歯を有するインナーロータと、前記外歯と噛み合う内歯を有するアウターロータとを含む内接歯車式オイルポンプロータであって、前記アウターロータはポケット部を歯底に有し、前記ポケット部の開始点における、前記アウターロータの歯形曲線の接線と前記アウターロータの中心と歯底中央とを通る直線とによって作られる角度αが40度以上、70度以下である内接歯車式オイルポンプロータとした。
この発明のオイルポンプロータはアウターロータに設けられたポケット部の開始点において、前記アウターロータの歯形曲線の接線と前記アウターロータ中心と歯底中央とを通る直線とによって作られる角度αが40度以上、70度以下とされている。インナーロータがアウターロータの歯底に入り込んだ時に、前記アウターロータの歯形により前記インナーロータが支えられるため、前記インナーロータが前記アウターロータに過度に入り込むことを防ぐことが出来る。そのため、ポンプ室のとじ込み隙間が広がってしまうことによる容積効率が低下することを防ぐことが出来る。
前記ポケット部は、側壁部と歯底部と有し、前記アウターロータの端面視において前記側壁部の外形線は前記接線前記接線であると好ましい。
前記アウターロータの端面視において、前記ポケット部の側壁部の外形線を前記接線で形成すると、前記ポケット部開始点おいて、前記インナーロータ1と前記アウターロータ2の接触面積を稼ぐことができるので、過度に前記アウターロータ2が前記インナーロータ1に入り込むことを防ぐことができる。
前記ポケット部の径方向の深さPを、
P={(D2−D1)/2}−e
ここにおいて、D1は前記インナーロータ1の長径(mm)、D2は前記ポケット部8の歯底直径(mm)、eは前記インナーロータ1と前記アウターロータ2の偏心量(mm)としたときに、前記深さPが以下の式(a)を満たすように設定されていると好ましい。
0.1mm≦P≦0.3mm (a)
前記ポケット部の径方向の大きさが大きくなると、前記アウターロータ外形との厚みが薄くなる。そうすると、前記ポケット部から前記アウターロータの外周へもれるオイルが多くなり、容積効率の低下が起こってしまう。この発明のオイルポンプロータは、前記ポケット部の径方向の大きさを規定することで、容積効率の低下を防ぐことができる。
前記ポケット部は、歯底部が前記アウターロータの外周と同心の円弧により形成されると好ましい。
前記ポケット部の歯底部が前記アウターロータの外周と同心の円弧で形成されるので、前記アウターロータの外周との厚みが一定となり、前記ポケット部から前記アウターロータの外周へのオイルの漏れを防ぐことができる。
この発明のオイルポンプロータは、アウターロータ歯底にポケット部を設けても、ポンプ性能の低下が起こらないようにすることができる。
本発明のロータを収容したポンプハウジングの一例を示す正面図である。 本発明のアウターロータ歯底と組み合わされたインナーロータ歯先の一例を示す拡大図である。 特許文献1に記載された歯形曲線の創成方法を説明する図面である。 実施例におけるポケット部の角度とチップクリアランスの拡大量およびポケット部の面積の関係を示す図である。 他の実施例におけるポケット部の角度とチップクリアランスの拡大量およびポケット部の面積の関係を示す図である。
以下、図1〜図3に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1に示すようにオイルポンプは、インナーロータ1、アウターロータ2、ポンプハウジング3、駆動軸4および図示されないポンプカバーにより構成されている。前記インナーロータ1と前記アウターロータ2はそれぞれの中心が偏心量の距離だけ離れた位置に組み合わされて前記ポンプハウジング3に形成されたギヤ室5に収められている。前記インナーロータ1の内径には駆動軸4が勘合している。ここでは、オイルポンプを構成している各部品について詳しく説明する。
〔インナーロータ〕
前記インナーロータ1は、焼結合金により製造される。図1に示すように前記インナーロータ1の外周にはN枚の外歯6が形成されている。前記外歯6の歯形には、トロコイド曲線、サイクロイド曲線、サイクロイド曲線とインボリュート曲線を組み合わせた曲線、回転する円の中心が曲線上を移動し前記回転する円上の一点の軌跡を利用した曲線等が用いられる。
〔アウターロータ〕
前記アウターロータ2は、焼結合金により製造される。図1に示すように前記アウターロータ2の内周には前記インナーロータ1よりも歯数が1枚多いN+1枚の内歯7が形成されている。
図2は、前記インナーロータ1の歯先を前記アウターロータ2の歯底に押し付けた図である。図2に示すように前記外歯6の歯底には前記インナーロータ1の歯先に接しないポケット部8が形成されている。前記ポケット部8の開始点9における、前記アウターロータ2の歯形曲線の接線10と前記アウターロータ2の中心と前記アウターロータ2の歯底中央とを通る直線11とによって作られる角度αが40度以上、70度以下に設定されている。このため、前記インナーロータ1が前記アウターロータ2の歯底に押し付けた時に、前記アウターロータの前記内歯7により前記インナーロータ1が支えられるため、前記インナーロータ1が前記アウターロータ2に過度に入り込むことを防ぐことが出来る。そのため、ポンプ室のとじ込み隙間CLが広がってしまうことにより容積効率が低下することを防ぐことが出来る。
前記角度αが40度未満であると、前記内歯7による前記インナーロータ1の前記外歯6への支持力が十分でなく、前記インナーロータ1が前記アウターロータ2に過度に入り込む恐れがある。前記角度αが70度超であると、前記ポケット部8の容積が十分に確保できず、キャビテーションが発生し、容積効率が低下する恐れがある。
前記ポケット部は、側壁部12と歯底部13を有する。前記アウターロータ2の端面視において、前記側壁部12の外形線が前記接線10により形成されている。前記ポケット部8の前記側壁部12の少なくとも前記開始点9から延びる部分が前記接線10であると、前記ポケット部開始点おいて、前記インナーロータ1と前記アウターロータ2の接触面積を稼ぐことができるので、過度に前記アウターロータ2が前記インナーロータ1に入り込むことを防ぐことができる。
前記ポケット部8の径方向の深さPを、
P={(D2−D1)/2}−e
ここにおいて、D1は前記インナーロータ1の長径、D2は前記ポケット部8の歯底直径をD2、eは前記インナーロータ1と前記アウターロータ2の偏心量としたときに、前記深さPが以下の式(a)を満たすように設定されている。
0.1mm≦P≦0.3mm (a)
前記式(a)を満たすと、前記ポケット部8の容積を十分に確保でき、キャビテーションの発生を防ぐことができる。また、前記アウターロータ2の外周からのオイルの漏れを防ぐことができる。
前記ポケット部8は、前記側壁部12である前記接線10および前記ポケット部8の歯底部13によって形成され、前記歯底部13は前記アウターロータ2の中心と同心の円弧である。
前記アウターロータ2の中心と同心の円弧であるので前記アウターロータ外周との厚みが一定となるので、前記アウターロータ2において側面のシール幅が小さくなる部分ができず、前記アウターロータ2の外周からのオイルの漏れを防ぐことができる。
〔歯形曲線〕
前記インナーロータ1に用いられる歯形曲線としては、トロコイド曲線、サイクロイド曲線、サイクロイド曲線とインボリュート曲線とを組み合わせた曲線、または、特許文献1に記載された方法で創成した曲線(以下特許文献1の曲線)がある。
図3に示す特許文献1に記載された方法は下記の通りである。
下記の創成円BまたはCの移動条件(1)〜(3)を満たして創成円BまたはCを移動させ、その間にインナーロータ中心Oと同心である基準円A上の基準点Jと重なる前記創成円上の点jであって、その創成円BまたはC上の1点jが描く軌跡曲線を求める。そして、基準円中心Oから歯先頂点Tまたは歯底頂点Tに至る直線LまたはLに対して対称形状に描いて歯形の歯先曲線、歯底曲線の少なくとも一方とする。
(1)前記創成円上の前記点jが前記基準円A上の前記基準点Jに重なるように前記創成円BまたはCを配置したときに、その創成円中心paまたはpbの位置を移動始点SpaまたはSpbとする。つぎに、前記創成円上の前記点jが前記歯先頂点Tまたは前記歯底頂点Tに位置するように前記創成円BまたはCを配置したときに前記創成円中心paまたはpbの位置を移動終点LpaまたはLpbとする。前記移動始点SpaまたはSpbから前記移動終点LpaまたはLpbまでの創成円中心移動曲線ACまたはAC上を前記創成円中心paまたはpbが移動し、かつ、前記創成円BまたはCがその円の移動方向と同方向に一定角速度で自転する。
(2)前記創成円中心移動曲線ACまたはACは、前記インナーロータ中心Oから前記創成円中心paまたはpbまでの基準円径方向の距離を、前記移動始点SpaまたはSpbから前記移動終点LpaまたはLpbに至る間、前記歯先曲線にあってはその距離を増加変化させ、又は前記歯底曲線にあってはその距離を減少変化させる。
(3)前記歯先頂点Tの半径は、前記基準円Aの半径に移動始点時の創成円直径を足した長さより長くまたは前記歯底頂点Tの半径は前記基準円Aの半径から移動始点時の創成円直径を引いた長さよりも短い。
ここにおいて、前記創成円中心移動曲線ACまたはAC上を前記移動始点SpaまたはSpbから前記創成円中心paまたはpbが移動する際に、基準円Aの径方向において移動した移動量ΔRが、下記式を満たす。
ΔR=R×sin((π/2)×(m/S))
前記Rは(前記インナーロータ中心Oから前記移動終点Lpaまでの距離R)−(前記インナーロータ中心Oから前記移動始点Spaまでの距離R)、または(前記インナーロータ中心Oから前記移動始点Spbまでの距離r)−(前記インナーロータ中心Oから前記移動終点Lpbまでの距離r)であり、Sはステップ数、m=0→Sであり、そのステップ数Sは、前記移動始点SpaまたはSpbと前記インナーロータ中心Oおよび前記移動終点LpaまたはLpbで作られる角度θ:∠Spa、O、Lpaまたはθ:∠Spb、O、Lpbを等間隔に分割した数を言う。
前記アウターロータ2の歯形曲線は、前記インナーロータ1の曲線を創成した後に、前記インナーロータ1の中心を前記アウターロータ2の中心周りに直径(2e+t)の円と描いて公転させ、インナーロータ中心がその円を1周公転する間に前記インナーロータ1を1/N回自転させ、こうして作られる前記インナーロータ1の歯形曲線群の包絡線で創成した。ここにおいてtは前記インナーロータ1と前記アウターロータとの間のクリアランスであり、Nは前記インナーロータ1の歯数である。
〔ポンプハウジング〕
ポンプハウジング3は、鋳鉄もしくはアルミ合金により製造される。図1に示すように前記ポンプハウジング3の一端面に円筒状のギヤ室5が形成されている。ギヤ室の底面には、駆動軸を挿入する軸穴とオイルの導入口である吸入ポートとオイルの吐出口である吐出ポートが形成されている。
吸入ポート及び吐出ポートの形状はギヤの歯形に合わせて設計される。ギヤ室5には、ロータの歯形によりクレセントと呼ばれる三日月形状の突起が形成される場合がある。本実施の形態はクレセントが形成されているオイルポンプに対しても有効である。
以下の歯形を用い前記角度αとチップクリアランスの拡大量との関係を求めた。
インナーロータ歯数:8枚
アウターロータ歯数:9枚
使用した歯形曲線:サイクロイド曲線とインボリュート曲線を組み合わせた曲線
インナーロータ歯形内転円径:3.6mm
インナーロータ歯形外転円径:3.1mm
偏心量:3.6
ポンプ室最大面積:150mm
ポケット部8の寸法を、以下表1に示す。各試料における前記角度αと前記とじ込み隙間CLの拡大量およびポケット部の面積の関係を図4に示す。
Figure 2013108447
図4から分かるように、前記角度αが40度未満である試料1の場合、前記とじ込み隙間CLの拡大量が0.05を超えており、容積効率の低下が予想できる。前記角度αが70度超である試料5の場合、ポケット部の面積がポンプ室最大面積の0.3%(0.45mm)以下と小さく高速回転時のキャビテーション防止効果が得られない。
次に以下の歯形を用い前記角度αとチップクリアランスの拡大量との関係を求めた。
インナーロータ歯数:5枚
アウターロータ歯数:6枚
使用した歯形曲線:サイクロイド曲線とインボリュート曲線を組み合わせた曲線
インナーロータ歯形内転円径:3.6mm
インナーロータ歯形外転円径:9.8mm
偏心量:3.35
ポンプ室最大面積:125mm
ポケット部8の寸法を、以下表2に示す。各試料における前記角度αとチップクリアランスの拡大量およびポケット部の面積の関係を図5に示す。
Figure 2013108447
図5から分かるように、前記角度αが40度未満である試料6の場合、前記とじ込み隙間CLの拡大量が0.05を超えており、容積効率の低下が予想できる。前記角度αが70度超である試料10の場合、ポケット部の面積がポンプ室最大面積の0.3%(0.36mm)以下と小さく高速回転時のキャビテーション防止効果が得られない。
次に、実施例1のインナーロータと、表3に記載の寸法のポケット部を有するアウターロータとを用い、前記ポケット部8の深さPとキャビテーション防止効果との関係を調べた。
ポンプテストの条件は、
圧力:1.0MPa
温度:120℃
回転数:1500rpm、5000rpm
油種:ATF
である。各回転数での容積効率を表3に示す。
Figure 2013108447
表3から前記深さPが0.1mm未満であると高回転時の容積効率が低下しており、キャビテーションが発生していることが予想される。そのため、ポケット部によるキャビテーションの防止効果が得られていないことが分かる。前記深さPが0.3mmよりも大きい場合は、低回転時の容積効率が低いので、アウターロータ外周へオイルが漏れていることが予想される。
この発明の内接歯車式ポンプは、車のエンジンの潤滑用や自動変速機(AT)用のオイルポンプなどとして好適に利用することができる。
1 インナーロータ
2 アウターロータ
3 ポンプハウジング
4 駆動軸
5 ギヤ室
6 インナーロータの外歯
7 アウターロータの内歯
8 ポケット部
9 ポケット部の開始点
10 ポケット部の開始点におけるアウターロータ歯形曲線の接線
11 アウターロータの中心とアウターロータの歯底中央とを通る直線
12 ポケット部の側壁部
13 ポケット部の歯底部

Claims (4)

  1. 外歯を有するインナーロータと、前記外歯と噛み合う内歯を有するアウターロータとを含む内接歯車式オイルポンプロータであって、
    前記アウターロータはポケット部を歯底に有し、
    前記ポケット部の開始点における、前記アウターロータの歯形曲線の接線と前記アウターロータの中心と歯底中央とを通る直線とによって作られる角度αが40度以上、70度以下である内接歯車式オイルポンプロータ。
  2. 前記ポケット部は、側壁部と歯底部と有し、前記アウターロータの端面視において前記側壁部の外形線は前記接線であることを特徴とする請求項1に記載の内接歯車式オイルポンプロータ。
  3. 前記ポケット部の径方向の深さPを、
    P={(D2−D1)/2}−e
    ここにおいて、D1は前記インナーロータの長径(mm)、D2は前記ポケット部の歯底直径(mm)、eは前記インナーロータと前記アウターロータの偏心量(mm)としたときに、前記深さPが以下の式(a)を満たす請求項1または請求項2に記載の内接歯車式オイルポンプロータ。
    0.1mm≦P≦0.3mm (a)
  4. 前記ポケット部は、歯底部が前記アウターロータの外周と同心の円弧により形成される請求項2または請求項3に記載の内接歯車式オイルポンプロータ。
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