JP2013108135A - 電解槽用の堰 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電解槽Eの電解液排出部に設けられる堰1であって、電解槽E内の電解液が流出する開口部11が形成された堰板10と、電解槽E内の電解液が流出する開口部23が形成され堰板10が挿入される箱形の堰板受け20とを備え、堰板受け20にはその内部に流入した固形物を排出する排出口24が形成されている。堰板受け20に流入した固形物が排出口24から排出され、堰板受け20の底に堆積しにくい。固形物が堰板受け20の底に堆積したとしても、その堆積物を排出口24から排出できるので、堆積物の除去が容易である。
【選択図】図1
Description
そのため、従来から、電解液の液面高さを定期的に上下動させ、過剰な電着や結晶の固着を防止し、得られる電気銅の外観品質を向上させることが行われていた(例えば、特許文献1)。
図7および図8に示すように、電解槽Eの電解液排出部には、その側壁の上縁に凹部が形成されており、その凹部に排液ボックスBが嵌め込まれている。排液ボックスBは電解槽Eの内側(図7における右側)は壁面がなく開放されており、電解槽Eの外側(図7における左側)に突出して設けられている。排液ボックスBには、電解槽Eの内側寄りに堰101が設けられており、電解槽Eの内部と排液ボックスBはこの堰101により仕切られている。また、排液ボックスBの底面には、電解槽Eの外側に排液配管Pが接続されている。
また、堰板受け120の底の堆積物を除去することにより液面高さの調整精度が回復するが、堰板受け120の内部は幅が狭いため、堆積物の除去が困難であるという問題がある。
第2発明の電解槽用の堰は、第1発明において、前記排出口は、前記堰板受けの側壁に形成されていることを特徴とする。
第3発明の電解槽用の堰は、第1発明において、前記排出口は、前記堰板受けの底に形成されていることを特徴とする。
第4発明の電解槽用の堰は、第1発明において、前記排出口は、前記堰板受けの角に形成されていることを特徴とする。
第5発明の電解槽用の堰は、第2または第3発明において、前記排出口は、横長のスリット状に形成されていることを特徴とする。
第6発明の電解槽用の堰は、第2または第3発明において、前記排出口は、円形に形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、排出口は堰板受けの側壁に形成されているので、堰板を堰板受けから抜き差しするだけで、排出口から堆積物を排出でき、堆積物の除去が容易である。
第3発明によれば、排出口は堰板受けの底に形成されているので、堰板受けに流入した固形物が堰板受けの底に堆積しにくい。
第4発明によれば、排出口は固形物が滞留しやすい堰板受けの角に形成されているので、堰板受けに流入した固形物が堰板受けの底に堆積しにくい。
第5発明によれば、排出口は横長のスリット状に形成されているので、板状に固化した堆積物を排出口から排出でき、堆積物の除去が容易である。
第6発明によれば、排出口は円形に形成されているので、ホールソーやドリルなどで容易に形成できる。
図1(a)に示すように、本発明に係る堰は、銅、金、ニッケル、コバルト、鉛、亜鉛などの電解精製または電解採取に用いられる電解槽Eの電解液排出部に設けられるものである。ここで、電解液排出部とは、電解精製や電解採取に使用された後の電解液を電解槽Eから排出する部分を意味する。なお、電解液は電解液循環系内を循環しており、電解液排出部から排出された電解液は浄液工程で不純物が除去され、再度電解槽に供給される。
図1(b)および図2に示すように、電解槽Eの電解液排出部には、その側壁の上縁に凹部が形成されており、その凹部に排液ボックスBが嵌め込まれている。排液ボックスBは電解槽Eの内側(図1(b)における右側)は壁面がなく開放されており、電解槽Eの外側(図1(b)における左側)に突出して設けられている。排液ボックスBの内部には、電解槽Eの内側寄りに本発明の第1実施形態に係る堰1が設けられており、電解槽Eの内側と排液ボックスBはこの堰1により仕切られている。また、排液ボックスBの底面には、電解槽Eの外側に排液配管Pが接続されている。
図4に示すように、本発明の第2実施形態に係る堰2は、第1実施形態に係る堰1におけるスリット状の排出口24を、円形の排出口24に代えたものである。排出口24は、電解槽E側の側壁21の下側の角に、2ヶ所形成されている。このような円形の排出口24はホールソーやドリルなどで容易に形成できる。その余の構成は第1実施形態に係る堰1と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。なお、排出口24は、排液ボックスB側の側壁22に形成してもよい。
図5に示すように、本発明の第3実施形態に係る堰3は、第2実施形態に係る堰2における円形の排出口24を、電解槽E側の側壁21の左右中央に1ヶ所形成したものである。その余の構成は第2実施形態に係る堰2と同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。なお、排出口24は、排液ボックスB側の側壁22に形成してもよい。
図6に示すように、矩形の排出口24を、側壁21の下側の角に2ヶ所形成してもよい。一般に、堰板受け20の内部に流入した固形物は、堰板受け20の内部の角に滞留しやすい。そのため、その角に排出口24を形成することにより、固形物が排出されやすくなり、堰板受け20の底に堆積しにくくなる。なお、排出口24は、排液ボックスB側の側壁22に形成してもよい。
堰板受け20の底に排出口24を形成すれば、堰板受けに流入した固形物がより堆積しにくくなる。
まず、図1に示す第1実施形態に係る堰1(実施例1)を設けた電解槽と、図7に示す従来の堰101(比較例)を設けた電解槽とに、電解液を流量12L/分で供給しながら240時間電解精製を行った。
その後、堰板受けの内部に堆積した固形物の量を測定すると、実施例1は比較例に対して約25%少なかった。これより、本発明に係る堰は、従来の堰に比べて堰板受けに固形物が堆積しにくい構造であることが確認された。
その後、堰板受けに残留する固形物の量を測定し、堆積させた固形物の量に対する堰板受けから排出された固形物の量の割合を求めると、表1に示す結果となった。
その結果、表2に示す結果が得られた。
10 堰板
11 開口部
20 堰板受け
21、22 側壁
23 開口部
24 排出口
25 ピン
Claims (6)
- 電解槽の電解液排出部に設けられる堰であって、
前記電解槽内の電解液が流出する開口部が形成された堰板と、
前記電解槽内の電解液が流出する開口部が形成され、前記堰板が挿入される箱形の堰板受けと、を備え、
前記堰板受けには、その内部に流入した固形物を排出する排出口が形成されている
ことを特徴とする電解槽用の堰。 - 前記排出口は、前記堰板受けの側壁に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の電解槽用の堰。 - 前記排出口は、前記堰板受けの底に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の電解槽用の堰。 - 前記排出口は、前記堰板受けの角に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の電解槽用の堰。 - 前記排出口は、横長のスリット状に形成されている
ことを特徴とする請求項2または3記載の電解槽用の堰。 - 前記排出口は、円形に形成されている
ことを特徴とする請求項2または3記載の電解槽用の堰。
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