JP2013104210A - 充填装置、アンカーの施工方法 - Google Patents
充填装置、アンカーの施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013104210A JP2013104210A JP2011248116A JP2011248116A JP2013104210A JP 2013104210 A JP2013104210 A JP 2013104210A JP 2011248116 A JP2011248116 A JP 2011248116A JP 2011248116 A JP2011248116 A JP 2011248116A JP 2013104210 A JP2013104210 A JP 2013104210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler
- cylindrical body
- cylinder
- anchor
- filling device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
【解決手段】充填装置1は、内部に充填材を充填可能な筒体10と、筒体10内部の基端側に配され、筒体10の内部に充填される充填材Aを先端側に向けて押出し可能なピストン20と、ピストン20を、筒体10の基端側から先端側へ向けて進退させることが可能な操作部30と、筒体10の先端に取付可能で、筒体10に取付けた状態でピストン20によって押出された充填材Aを吐出させるノズルと、筒体10の先端に取付可能で、筒体10に取付けた状態で筒体内部に充填された充填材Aを攪拌可能な攪拌手段50とを備える。
【選択図】図1
Description
このようなカートリッジは、内部に充填材が充填された円筒状の筒体の一端にノズルが設けられているとともに、他端には、筒体内部で摺動可能な栓が設けられ、内部の充填材は空気に触れないように密閉されている。そして、充填装置によって、装填されたカートリッジの栓を押し込むことによって、筒体内部の充填材がノズルから押し出されて、所望の施工位置に充填することができる(例えば、特許文献1、2参照)。
本発明の充填装置は、無機系粉体材料と液体とを混練してなる液状の充填材を内部に充填可能な筒体と、該筒体内部の基端側に配され、該筒体の内部に充填される充填材を先端側に向けて押出し可能なピストンと、該ピストンを、前記筒体の基端側から先端側へ向けて進退させることが可能な操作部と、前記筒体の先端に取付可能で、該筒体に取付けた状態で前記ピストンによって押出された充填材を吐出させるノズルと、前記筒体の先端に取付可能で、該筒体に取付けた状態で前記筒体内部に充填された充填材を攪拌可能な攪拌手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のアンカーの施工方法によれば、上記充填装置を用いて材料投入工程、混合工程、部材交換工程及び充填工程を実施することで、カートリッジを用いずに、また、複数の材料を混合して製造される充填材でも上記攪拌手段によって均一に複数の材料を混合して、施工位置に充填材を充填して、アンカーを設置することができる。
充填材Aは、例えばセメント粉等の無機系の粉体材料と水とを練り混ぜ(混練)たものなどの、無機系の硬化性液状物である。
また、後退機構33は、操作軸31の後端(基端)に取付けられて把持可能な部材であり、これを把持して操作軸31を基端側へ引き込むことで操作軸31を基端側へ移動させることが可能となっている。
また、係合部344は、第二板部材342を操作軸31に垂直となる位置で係合可能である。このため、例えば、第二板部材342の操作軸31基端側に最も近い側の端部を作業者が手指などで操作軸31先端方向に押圧して係合部344に第二板部材342を係合することで、操作軸31を進退させることが可能となる。
この四角枠状の攪拌翼53は、充填材Aの攪拌を短時間で効率良く行える。この攪拌翼53は、セメント粉と水との練り混ぜのように、無機系の粉体材料と液体との練り混ぜ(混練)によって無機系の硬化性液状物である充填材を得ることを効率良く行える点で好適である。
また、この攪拌翼53は、その4隅が湾曲形状に形成されている。これにより、充填材Aを攪拌しても、充填材Aの性状に与える影響を極めて小さく抑えることができる。
図3に示すように、まず、孔設置工程として、コンクリート構造物CのアンカーTの施工位置に所定深さの孔C1を設置する。設置する方法としては、既設のコンクリート構造物Cに対して、削孔機によって削孔していく方法や、コア抜き機によってコアを抜き取る方法などがある。また、新設のコンクリート構造物Cの場合は、シースを埋め込んでおく方法でも良く、これも本工程に含まれる。孔C1の形成が完了したら、図4に示すように、所定深さに形成されたか確認するため、必要な定着長となる位置にマーキングMをしたアンカーTを仮に挿入する。マーキングMの位置がコンクリート構造物Cの表面に位置するかどうかによって、所定深さの孔C1が形成されたかどうかの確認を行う。
ここで基材A1、硬化材A2の好適な組み合わせ例としては、例えば基材A1としてセメント粉、その硬化材A2として水を用いることを挙げることができる。
そして、図9に示すように、充填工程として、部材交換工程でノズル40を取付けた充填装置1を用いて、内部の充填材Aを孔設置工程で設置した孔C1に所定量充填する。
10 筒体
20 ピストン
30 操作部
40 ノズル
50 攪拌手段(攪拌用ユニット)
51 栓体
52 軸部
53 攪拌翼
A 充填材
A1 基材(材料)
A2 硬化材(材料)
C コンクリート構造物
C1 孔
D 工具
Claims (4)
- 無機系粉体材料と液体とを混練してなる液状の充填材を内部に充填可能な筒体と、
該筒体内部の基端側に配され、該筒体の内部に充填される充填材を先端側に向けて押出し可能なピストンと、
該ピストンを、前記筒体の基端側から先端側へ向けて進退させることが可能な操作部と、
前記筒体の先端に取付可能で、該筒体に取付けた状態で前記ピストンによって押出された充填材を吐出させるノズルと、
前記筒体の先端に取付可能で、該筒体に取付けた状態で前記筒体内部に充填された充填材を攪拌可能な攪拌手段とを備えることを特徴とする充填装置。 - 請求項1に記載の充填装置において、
前記攪拌手段は、筒体の先端に取付けられる栓体と、
該栓体を貫通して設けられ、一端が前記筒体の内部に配され、他端が前記筒体の外部に配される軸部と、
該軸部の一端に設けられて充填材を攪拌する攪拌翼とを備えることを特徴とする充填装置。 - 請求項2に記載の充填装置において、
前記攪拌手段の前記軸部の他端には、該軸部を回転させる工具を取付可能であることを特徴とする充填装置。 - コンクリート構造物にアンカーを埋め込むアンカーの施工方法であって、
コンクリート構造物のアンカーの施工位置に、所定深さの孔を設置する孔設置工程と、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の充填装置の前記筒体の内部に基材と硬化材を投入する材料投入工程と、
前記充填装置の前記筒体の先端に前記攪拌手段を取付けて無機系粉体材料である基材とその硬化材である液体とを混合させて充填材を製造する混合工程と、
該混合工程で使用した前記充填装置の前記筒体の先端から、前記攪拌手段を取り外して前記ノズルを取付ける部材交換工程と、
該部材交換工程で前記ノズルを取付けた前記充填装置を用いて、内部の充填材を前記孔設置工程で設置した前記孔に所定量充填する充填工程と、
該充填工程の後に前記孔にアンカーを挿入するアンカー設置工程とを備えることを特徴とするアンカーの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011248116A JP2013104210A (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | 充填装置、アンカーの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011248116A JP2013104210A (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | 充填装置、アンカーの施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013104210A true JP2013104210A (ja) | 2013-05-30 |
Family
ID=48623977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011248116A Pending JP2013104210A (ja) | 2011-11-11 | 2011-11-11 | 充填装置、アンカーの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013104210A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018051523A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | サンコーテクノ株式会社 | 撹拌器、撹拌ユニットおよび撹拌方法 |
FR3062664A1 (fr) * | 2017-02-07 | 2018-08-10 | Nathalie Vayron | Jointeuse |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5766251A (en) * | 1980-10-07 | 1982-04-22 | Kajima Corp | Synthetic resin anchor method |
JPH0776378A (ja) * | 1993-06-18 | 1995-03-20 | Tagashira Shoji:Kk | 混合注入型液剤装置 |
JP2000262879A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Fujio Tomota | 容器内撹拌具 |
JP2004100392A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Yamamoto Seisakusho:Kk | コーキングガン |
JP2010208682A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 水硬性組成物用カートリッジ及びその使用方法 |
JP2011073694A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 無機系アンカーの上向き施工方法 |
-
2011
- 2011-11-11 JP JP2011248116A patent/JP2013104210A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5766251A (en) * | 1980-10-07 | 1982-04-22 | Kajima Corp | Synthetic resin anchor method |
JPH0776378A (ja) * | 1993-06-18 | 1995-03-20 | Tagashira Shoji:Kk | 混合注入型液剤装置 |
JP2000262879A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Fujio Tomota | 容器内撹拌具 |
JP2004100392A (ja) * | 2002-09-12 | 2004-04-02 | Yamamoto Seisakusho:Kk | コーキングガン |
JP2010208682A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 水硬性組成物用カートリッジ及びその使用方法 |
JP2011073694A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 無機系アンカーの上向き施工方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018051523A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | サンコーテクノ株式会社 | 撹拌器、撹拌ユニットおよび撹拌方法 |
FR3062664A1 (fr) * | 2017-02-07 | 2018-08-10 | Nathalie Vayron | Jointeuse |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3128105A1 (en) | Method for injecting injection filler into concrete structure and syringe therefor | |
JP2013104210A (ja) | 充填装置、アンカーの施工方法 | |
JP2007162337A (ja) | 地盤改良装置および液状化防止工法 | |
US20120243947A1 (en) | Rock Anchor Bolt | |
JP2017172168A (ja) | きのこ型あと施工アンカー及び施工方法 | |
JP4965208B2 (ja) | 二液混合装置 | |
JP5494127B2 (ja) | コンクリート構造物のコア穴充填材料の充填施工方法 | |
JP2011074614A (ja) | 無機系アンカーの水中施工方法 | |
CN114837607B (zh) | 注浆加固施工工艺 | |
KR20180001937A (ko) | 소량의 에폭시 수지와 경화제의 혼합 장치 | |
JP2012000526A (ja) | 撹拌装置のミキシングシャフトの着脱カップリング | |
JP5458609B2 (ja) | 水硬性組成物用カートリッジ及びその使用方法 | |
JP2023038131A (ja) | 定着材注入器具及び定着材注入方法 | |
JP2005238848A (ja) | プレストレストコンクリートグラウト用ユニット | |
JP5257315B2 (ja) | 無機系アンカーの上向き施工方法 | |
JP2017165448A (ja) | 水硬性組成物用カートリッジ及びその使用方法 | |
JP2013029002A (ja) | アンカー孔への無機系接着材の充填具 | |
KR101340104B1 (ko) | 컴파운드 교반유닛 | |
CN106132566A (zh) | 用于将嵌件固定至基体的通用方法、装置和材料 | |
CN216609502U (zh) | 一种混凝土试块浇注装置 | |
JP2017057705A (ja) | ソイルセメント連続地中壁の施工法 | |
JP2004244930A (ja) | アンカーボルト埋め込み用保持具 | |
JP7217900B1 (ja) | 掘削攪拌装置及び地盤改良方法 | |
JP2013147883A (ja) | カートリッジ入りセメント系組成物を用いたコンクリート構造物のせん断補強工法 | |
JP6682100B2 (ja) | 充填材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140701 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141111 |