JP2005238848A - プレストレストコンクリートグラウト用ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 プレストレストコンクリートグラウト用ユニットを構成するセメントホッパにおいて、簡易な操作で一定量のセメントを分離・投入して品質の安定したPCグラウトの生成を可能にする。
【解決手段】 セメントを投入するセメントホッパ11と、グラウトの練り混ぜを行うグラウトミキサ12と、グラウトミキサ12へ供給する水を貯めておく貯水タンク13と、グラウトミキサ12で生成されたグラウトを圧送するグラウトポンプ16と、グラウトポンプ16から圧送されたグラウトに生じる脈動を低減する脈動低減装置17と、セメントホッパ11を吊り上げ、グラウトミキサ12の上部へ導く揚重装置(ウィンチ)18とを含み、セメントホッパ11がセメント投入手段2を備え、セメント投入手段2が内部に複数の仕切板6を設けたドラム4を備え、前記複数の仕切板6の表裏にジベル7を設ける。
【選択図】 図6
【解決手段】 セメントを投入するセメントホッパ11と、グラウトの練り混ぜを行うグラウトミキサ12と、グラウトミキサ12へ供給する水を貯めておく貯水タンク13と、グラウトミキサ12で生成されたグラウトを圧送するグラウトポンプ16と、グラウトポンプ16から圧送されたグラウトに生じる脈動を低減する脈動低減装置17と、セメントホッパ11を吊り上げ、グラウトミキサ12の上部へ導く揚重装置(ウィンチ)18とを含み、セメントホッパ11がセメント投入手段2を備え、セメント投入手段2が内部に複数の仕切板6を設けたドラム4を備え、前記複数の仕切板6の表裏にジベル7を設ける。
【選択図】 図6
Description
本発明は、PC(プレストレストコンクリート)グラウトを生成するために用いるセメントホッパを含むプレストレストコンクリートグラウト用ユニットに関する。
セメントホッパは、PCグラウトを生成する工程で、グラウトミキサへセメントを投入するものである。セメント投入手段に設けられたハンドルを回転させることにより、一定の間隔でセメントをグラウトミキサへ投入することができる。
しかしながら、従来、この種のセメントホッパでは、一定の間隔でセメントをグラウトミキサへ投入することは可能であっても、一定の間隔で投入されるセメントの量はまちまちであった。一定量のセメントをグラウトミキサへ投入することができないと、生成されるPCグラウトの質にばらつきが生じ、品質の安定したPCグラウトを得ることが困難になる。
また、セメントホッパに対し人力でセメントの供給が行われるため、供給されるセメントがホッパ内部のプロペラに煽られて粉塵が生じるという問題もあった。
また、セメントホッパに対し人力でセメントの供給が行われるため、供給されるセメントがホッパ内部のプロペラに煽られて粉塵が生じるという問題もあった。
そこで、本発明は、上記のような従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易な操作で一定量のセメントを分離・投入して品質の安定したPCグラウトの生成が可能なセメントホッパを提供することにある。また、粉塵が発生しないセメントホッパを含むプレストレストコンクリートグラウト用ユニットを提供することも本発明の目的である。
本発明の請求項1に記載のセメントホッパを含むプレストレストコンクリートグラウト用ユニットは、セメントを投入するセメントホッパと、グラウトの練り混ぜを行うグラウトミキサと、このグラウトミキサへ供給する水を貯めておく貯水タンクと、前記グラウトミキサで生成されたグラウトを圧送するグラウトポンプと、このグラウトポンプから圧送されたグラウトに生じる脈動を低減する脈動低減装置と、前記セメントホッパを吊り上げ前記グラウトミキサの上部へ導く揚重装置とを含むプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記セメントホッパはセメントホッパ本体とセメント投入手段とを備え、前記セメント投入手段の内部に、前記セメントホッパ本体からセメントが供給される方向に対し垂直な方向を回転軸とし、この回転軸から等角度で延びる複数の仕切板を設けたドラムを備え、前記複数の仕切板の表裏に、それぞれジベルを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のセメントホッパは、請求項1に記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記複数の仕切板の表裏に、それぞれ前記仕切板に対し垂直に延びる前記ジベルを設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1、もしくは請求項2に記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記脈動低減装置が、ボンベを有し、このボンベの内壁にはグラウトの注入圧力を低減させるためのプレートが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記グラウトミキサで生成されたグラウトを攪拌するアジテータを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記貯水タンクから前記セメントホッパへ定量の水を給水する計量水タンクを備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記ユニットを構成する各機器は取り外し可能であることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のセメントホッパは、請求項1に記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記複数の仕切板の表裏に、それぞれ前記仕切板に対し垂直に延びる前記ジベルを設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1、もしくは請求項2に記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記脈動低減装置が、ボンベを有し、このボンベの内壁にはグラウトの注入圧力を低減させるためのプレートが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記グラウトミキサで生成されたグラウトを攪拌するアジテータを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記貯水タンクから前記セメントホッパへ定量の水を給水する計量水タンクを備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニットにおいて、前記ユニットを構成する各機器は取り外し可能であることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な操作で一定量のセメントを分離・投入して品質の安定したPCグラウトの生成が可能なセメントホッパを提供することができる。また、粉塵が発生しないセメントホッパを提供することができる。
以下、図示した一実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明のプレストレストコンクリートグラウト用ユニット(PCグラウト用ユニット)を構成するセメントホッパ11の外観を示す斜視図である。セメントホッパ11は、セメントホッパ本体1と、セメント投入手段2とにより構成される。また、セメント投入手段2にはハンドル3が備えられている。このハンドル3を回転させることにより、セメント投入手段2の下部に設けられたセメント投入口(図示せず)から、セメントホッパ本体1から供給されるセメントを一定量に分離して一定の間隔で図示しないグラウトミキサ12へ投入することができる。また、セメントホッパ本体1とセメント投入手段2とは取り外し可能になっている。
図2は、セメント投入手段2の内部に搭載されるドラム4の構造を示す斜視図である。図3は、図2に示すA−A線に沿う断面図である。このドラム4には、回転軸5から等角度で伸びる複数の仕切板6が設けられている。さらに、それぞれの仕切板6の表裏には、仕切板6に対し垂直に延びる円柱形状のジベル7が2つ設けられている。仕切板6の大きさはすべて等しく、また、ジベル7の大きさもすべて等しくなっている。このドラム4は、前記セメントホッパ本体1からセメントが供給される方向に対し垂直な方向に回転軸5がくるようにセメント投入手段2の内部に設置される。そして、図1に示したハンドル3をまわすことにより、回転軸5を中心に回転する。
セメントホッパ11は上記のように構成されているため、セメントホッパ本体1から供給されるセメントを分離して、ドラム4のそれぞれ2つの仕切板6で区切られた部分に等量のセメントを保持することができる。したがって、ハンドル3を回転させることで、セメントホッパ本体1から供給されるセメントを一定量に分離して一定の間隔で前記グラウトミキサ12へ投入することができる。このように、上記のセメントホッパ11によれば、グラウトミキサ12に投入するセメントの量を制御することができる。その結果、生成するPCグラウトの品質を一定に保ち、品質の安定したPCグラウトを供給することが可能になる。
加えて、上記のセメントホッパ11では、仕切板6の表裏に2つのジベル7を設けたことにより、2つの仕切板6で区切られた部分に保持するセメントが大きな固まりになることを防止し、セメントをスムーズにグラウトミキサ12へ投入することができる。
加えて、上記のセメントホッパ11では、仕切板6の表裏に2つのジベル7を設けたことにより、2つの仕切板6で区切られた部分に保持するセメントが大きな固まりになることを防止し、セメントをスムーズにグラウトミキサ12へ投入することができる。
また、ドラム4は次のように構成してもよい。図4は、図2に示したドラム4の変形例を示す斜視図である。図5は、図4に示すB−B線に沿う断面図である。ここに示すドラム4’の特徴は、円柱形状ではなく板状のジベル7’が設けられている点にある。すなわち、このドラム4’には、それぞれ2つの仕切板6で区切られた部分に、仕切板6に対し垂直に延びる板状のジベル7’が2つ設けられている。ジベル7’の大きさはすべて等しくなっている。ドラム4’のその他の構成は、図2に示したドラム4と同様である。
このドラム4’を用いた場合の効果は図2に示したドラム4を用いた場合と同様であるが、特にドラム4’の場合、2つの仕切板6で区切られた部分に保持するセメントを小さく3つに分割することで、そのセメントが大きな固まりになることを防止する点に特徴がある。
このドラム4’を用いた場合の効果は図2に示したドラム4を用いた場合と同様であるが、特にドラム4’の場合、2つの仕切板6で区切られた部分に保持するセメントを小さく3つに分割することで、そのセメントが大きな固まりになることを防止する点に特徴がある。
また、上記のセメントホッパ11では、セメント投入手段2内部に仕切板6が設けられているドラム4(またはドラム4’)を備えることにより、セメントホッパ本体1内に従来のようなプロペラを設けずに済む。したがって、セメントホッパ本体1にセメントを供給する際に粉塵が舞い上がることはない。
さらに、上記のセメントホッパ11では、セメントホッパ本体1とセメント投入手段2とが取り外し可能な構成になっているため、運搬が容易である。
さらに、上記のセメントホッパ11では、セメントホッパ本体1とセメント投入手段2とが取り外し可能な構成になっているため、運搬が容易である。
以上、本発明におけるセメントホッパ11の一実施形態を図面に沿って説明した。しかしながら本発明におけるセメントホッパ11はこの実施の形態に示した事項に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変更、改良等が可能であることは云うまでもない。例えば、ドラム4に設ける仕切板6の数や、ドラム4の回転軸5に対する仕切板6同士の間の角度を任意に設定し、グラウトミキサ12へ投入するセメントの量を調整することができる。
上記したセメントホッパ11を含む本発明のPCグラウト用ユニットは、セメントホッパ11、グラウトミキサ12、貯水タンク13、計量水タンク14、アジテータ15、グラウトポンプ16、脈動低減装置17、およびウィンチ18を含み構成される。
セメントホッパ11は、ハンドルを回転することにより一定の間隔で内部のセメントをグラウトミキサ12へ投入する。このセメントホッパ11は、セメントを一定量に分離して一定の間隔でグラウトミキサ12へ投入できるように工夫されたものである。したがって、グラウトミキサ12に投入するセメントの量を制御でき、そのセメントが大きなかたまりになるのを防止できる。この結果、生成するPCグラウトの品質を一定に保ち、品質の安定したPCグラウトの連続供給が可能になる。特に、ノンブリーディングタイプのPCグラウトの生成には最適である。
グラウトミキサ12は、セメントホッパ11から投入されたセメントに水を加えて練り混ぜ、PCグラウトを生成する。
貯水タンク13は、グラウトミキサ12へ供給する水を貯めておくものである。計量水タンク14は、貯水タンク13の水を汲み上げ、定量の水をグラウトミキサ12へ供給するものである。
アジテータ15は、グラウトミキサ12で生成されたPCグラウトを攪拌するためのものである。
グラウトポンプ16は、アジテータ15内のPCグラウトを圧送するためのものである。 脈動低減装置17は、グラウトポンプ16から圧送されたグラウトに生じる脈動を低減するためのものである。また、脈動低減装置17には、内部気圧等を示す計器類が設けられている。
ウィンチ18は、セメントホッパ11を吊り上げグラウトミキサ12の上部に配置する揚重装置である。
このように、本発明のPCグラウト用ユニットは、良質のPCグラウト施工のために必要な機器がコンパクトに一体化されている。
グラウトミキサ12は、セメントホッパ11から投入されたセメントに水を加えて練り混ぜ、PCグラウトを生成する。
貯水タンク13は、グラウトミキサ12へ供給する水を貯めておくものである。計量水タンク14は、貯水タンク13の水を汲み上げ、定量の水をグラウトミキサ12へ供給するものである。
アジテータ15は、グラウトミキサ12で生成されたPCグラウトを攪拌するためのものである。
グラウトポンプ16は、アジテータ15内のPCグラウトを圧送するためのものである。 脈動低減装置17は、グラウトポンプ16から圧送されたグラウトに生じる脈動を低減するためのものである。また、脈動低減装置17には、内部気圧等を示す計器類が設けられている。
ウィンチ18は、セメントホッパ11を吊り上げグラウトミキサ12の上部に配置する揚重装置である。
このように、本発明のPCグラウト用ユニットは、良質のPCグラウト施工のために必要な機器がコンパクトに一体化されている。
図7は、本発明のユニットにおいてセメントホッパ11を搭載していない状態を示す図である。本発明のユニットでは、図7に示す状態から、ウィンチ18でセメントホッパ11を吊り上げ、図6に示すように、セメントホッパ11をグラウトミキサ12の上部へ配置することができる。また、逆に、ウィンチ18を使用することによって、グラウトミキサ12の上部に配置されているセメントホッパ11をユニットから取り外し、そのセメントホッパ11をユニット近傍の地面上に下ろすこともできるようになっている。このため、本発明のユニットでは、はじめユニット近傍の地面上に置かれたセメントホッパ11に必要な量のセメントを投入した後、ウィンチ18を使ってそのセメントホッパ11をグラウトミキサ12の上部へ配置することができる。したがって、あらかじめグラウトミキサ12の上部に配置された高い位置にあるセメントホッパ11に人力でセメントを投入していた従来の方法に比べ、本発明のユニットを用いることでセメントホッパ11へのセメント投入作業を比較的容易に行なえるようになる。
図8は、本発明のユニットの稼動時の様子を示す図である。図では、グラウトポンプ16がアジテータ15内のPCグラウトを脈動低減装置17を介して定着具19へ圧送している様子が示されている。グラウトポンプ16は、内部に備えられたロータを回転させることによりPCグラウトを圧送する。このため、グラウトポンプ16によって送り出されるPCグラウトの圧力は一定にはならず、どうしても圧送されるPCグラウトに脈動が生じてしまう。また、本発明のユニットと定着具19との間の距離が大きい場合、どうしても送り出すPCグラウトの圧力を大きくせざるをえず、これもPCグラウトに脈動を生じさせる原因となる。
一般に、PCグラウトを定着具19へ導くために用いるチューブのうち、定着具19に直接接続される部分(チューブ20)には作業効率やコスト等の問題から使い捨てタイプのものが用いられる。使い捨てタイプのチューブの場合、コストを低減させる目的で耐圧力があまり強いものを採用することはできない。このため、チューブ20に送られるPCグラウトに強い脈動が生じている場合、この脈動のためにチューブ20が破裂し、思わぬ事故が発生するおそれがある。
そこで、このような危険を未然に防止するため、本発明のユニットでは、グラウトポンプ16から圧送されるPCグラウトに生じる脈動を低減させるための脈動低減装置17を設けている。
一般に、PCグラウトを定着具19へ導くために用いるチューブのうち、定着具19に直接接続される部分(チューブ20)には作業効率やコスト等の問題から使い捨てタイプのものが用いられる。使い捨てタイプのチューブの場合、コストを低減させる目的で耐圧力があまり強いものを採用することはできない。このため、チューブ20に送られるPCグラウトに強い脈動が生じている場合、この脈動のためにチューブ20が破裂し、思わぬ事故が発生するおそれがある。
そこで、このような危険を未然に防止するため、本発明のユニットでは、グラウトポンプ16から圧送されるPCグラウトに生じる脈動を低減させるための脈動低減装置17を設けている。
図9は、脈動低減装置17の内部構造を示す断面図である。脈動低減装置17の内部にはボンベ71が備えられている。ボンベ71の内壁にはプレート72が設けられている。グラウトポンプ16によって圧送されたPCグラウトは、ボンベ71の取入管73からボンベ71の内部に導かれる。そして、ボンベ71の内部に導かれたPCグラウトはプレート72に衝突し、ボンベ71の下部に設けられた排出管74から定着具19へ送られる。この間、プレート72に衝突することでPCグラウトの脈動が低減される。このプレート72は、ボンベ71内に進入してくるPCグラウトをほぼ正面で受け止めることができるように設けられている(プレート72はPCグラウトの進入方向に対しほぼ直角の方向にのびている)。これだけでも、PCグラウトに生じる脈動の強度を2分の1以下に低減させることが可能である。
なお、本発明のユニットで生成されるPCグラウトの特性(粘性等)によっては、ボンベ71の内壁に設けるプレート72の角度を変えることもできる。また、プレート72の枚数を増やしてもよい。すなわち、PCグラウトに生じる脈動の強度を所定の値以下に低減できれば、プレート72の角度や枚数は任意に選択できる。
なお、本発明のユニットで生成されるPCグラウトの特性(粘性等)によっては、ボンベ71の内壁に設けるプレート72の角度を変えることもできる。また、プレート72の枚数を増やしてもよい。すなわち、PCグラウトに生じる脈動の強度を所定の値以下に低減できれば、プレート72の角度や枚数は任意に選択できる。
以上説明したように、本発明のPCグラウト用ユニットは、図6に示すように、PCグラウト施工のために必要な機器がコンパクトに一体化されているので、現場への運搬が容易である。特に、セメントホッパ11においてグラウトミキサ12に投入するセメントの量を制御できるため、生成するPCグラウトの品質を一定に保ち、品質の安定したPCグラウトの連続供給が可能になる。加えて、PCグラウトの圧送時に生じる脈動を低減する脈動低減装置17を設けたことで、材料の投入、練り混ぜ、PCグラウトの注入といった一連の作業が安全に効率よく行える。
また、本発明のPCグラウト用ユニットは、各機器が取り外し可能である。したがって、 各PCグラウト機器を単体で使用することができるし、生成するPCグラウトの特性に合わせて用いるPCグラウト機器の組み合わせを変更することも可能である。したがって、PCグラウト施工の規模ごとに最適なユニットを構成すれば、各PCグラウト機器の組み合わせ作業を省略でき、PCグラウト施工に取り掛かるまでの時間短縮にもなる。
1 セメントホッパ本体
2 セメント投入手段
3 ハンドル
4、4’ ドラム
5 回転軸
6 仕切板
7、7’ ジベル
11 セメントホッパ
12 グラウトミキサ
13 貯水タンク
14 計量水タンク
15 アジテータ
16 グラウトポンプ
17 脈動低減装置
18 ウィンチ
19 定着具
20 チューブ
71 ボンベ
72 プレート
73 取入管
74 排出管
2 セメント投入手段
3 ハンドル
4、4’ ドラム
5 回転軸
6 仕切板
7、7’ ジベル
11 セメントホッパ
12 グラウトミキサ
13 貯水タンク
14 計量水タンク
15 アジテータ
16 グラウトポンプ
17 脈動低減装置
18 ウィンチ
19 定着具
20 チューブ
71 ボンベ
72 プレート
73 取入管
74 排出管
Claims (6)
- セメントを投入するセメントホッパと、グラウトの練り混ぜを行うグラウトミキサと、このグラウトミキサへ供給する水を貯めておく貯水タンクと、前記グラウトミキサで生成されたグラウトを圧送するグラウトポンプと、このグラウトポンプから圧送されたグラウトに生じる脈動を低減する脈動低減装置と、前記セメントホッパを吊り上げ前記グラウトミキサの上部へ導く揚重装置とを含み、前記セメントホッパはセメントホッパ本体とセメント投入手段とを備え、前記セメント投入手段の内部に、前記セメントホッパ本体からセメントが供給される方向に対し垂直な方向を回転軸とし、この回転軸から等角度で延びる複数の仕切板を設けたドラムを備え、前記複数の仕切板の表裏に、それぞれジベルを設けたことを特徴とするプレストレストコンクリートグラウト用ユニット。
- 前記ジベルは前記仕切板に対し垂直に延びて設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニット。
- 前記脈動低減装置は、ボンベを有し、このボンベの内壁にはグラウトの注入圧力を低減させるためのプレートが設けられていることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニット。
- 前記グラウトミキサで生成されたグラウトを攪拌するアジテータを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニット。
- 前記貯水タンクから前記セメントホッパへ定量の水を給水する計量水タンクを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニット。
- 前記ユニットを構成する各機器は取り外し可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプレストレストコンクリートグラウト用ユニット。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005073524A JP2005238848A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | プレストレストコンクリートグラウト用ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2005073524A JP2005238848A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | プレストレストコンクリートグラウト用ユニット |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002209359A Division JP3720311B2 (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | セメントホッパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005238848A true JP2005238848A (ja) | 2005-09-08 |
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JP2005073524A Pending JP2005238848A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | プレストレストコンクリートグラウト用ユニット |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005238848A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010508455A (ja) * | 2006-11-02 | 2010-03-18 | サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア | 削岩機用セメントサイロ構造 |
KR101088738B1 (ko) * | 2008-11-19 | 2011-12-01 | 김영산 | 시멘트몰탈 공급시스템 |
CN107053479A (zh) * | 2017-05-26 | 2017-08-18 | 东台市建东机械制造有限公司 | 一种路桥施工用搅拌装置 |
CN114775614A (zh) * | 2022-05-21 | 2022-07-22 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种建筑施工用支撑桩灌浆装置 |
-
2005
- 2005-03-15 JP JP2005073524A patent/JP2005238848A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010508455A (ja) * | 2006-11-02 | 2010-03-18 | サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア | 削岩機用セメントサイロ構造 |
JP4796188B2 (ja) * | 2006-11-02 | 2011-10-19 | サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア | 削岩機用セメントサイロ構造 |
KR101088738B1 (ko) * | 2008-11-19 | 2011-12-01 | 김영산 | 시멘트몰탈 공급시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080819 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20081216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |